JP2004080222A - 通信システム、その保留制御方法、電話機、その制御方法及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】携帯電話機1において、電話機1が通信ネットワーク7を介して他の電話機と音声通話中に音声通話に関連するアプリケーションソフト以外の起動されているアプリケーションソフトに対するユーザ操作がなされると、電話機1はネットワーク7に音声通話の保留を要求する。これにより、音声通話が保留され、上記操作により発生する雑音が他の電話機に通知されることが抑制される。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は通信システム、その保留制御方法、電話機、その制御方法及びプログラムに関し、特に複数の処理を並列に実行可能な電話機及びそれを用いた通信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、複数のアプリケーションソフトウェアを並列に動作させることができる携帯電話機がある。例えば、音声通話中に、携帯電話機のメモリやCPU処理能力の許す範囲で音声通話以外のアプリケーションソフトを起動することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の携帯電話機において、音声通話中に、音声通話に関連するアプリケーションソフトと並列に動作している別のアプリケーションソフトに対する操作がユーザにより行われると、この操作により雑音が発生し、この雑音が携帯電話機のマイクを通じて通話相手に通知されるという問題がある。
【0004】
本発明の目的は、音声通話中のアプリケーションソフトに対する操作により発生する雑音が通話相手に通知されることを抑制することができる通信システム、その保留制御方法、電話機、その制御方法及びプログラムを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明による通信システムは、複数の処理を並列に実行可能な電話機と、この電話機が接続される通信ネットワークとを含む通信システムであって、前記電話機は、音声通話中に音声通話以外の起動されている処理に対するユーザ操作に応答して、前記音声通話の保留を前記ネットワーク側に要求する保留要求手段を有し、前記ネットワークは、前記電話機からの当該要求に応答して前記音声通話を保留すべく制御をなす保留制御手段を有することを特徴とする。
【0006】
本発明による別の通信システムは、複数の処理を並列に実行可能な電話機と、この電話機が接続される通信ネットワークとを含む通信システムであって、前記電話機は、音声通話中に音声通話以外の起動されている処理に対するユーザ操作に応答して、この音声通話を保留すべく制御をなす保留制御手段を有することを特徴とする。
【0007】
前記通信システムにおいて、前記電話機は通話用のマイクロフォンを更に有し、前記保留制御手段は、前記制御として、前記マイクロフォンをオフに制御すると共に保留音を前記ネットワークを介して前記音声通話の通話相手に送出する制御をなすことを特徴とする。
【0008】
本発明による保留制御方法は、複数の処理を並列に実行可能な電話機と、この電話機が接続される通信ネットワークとを含む通信システムの保留制御方法であって、前記電話機において、音声通話中に音声通話以外の起動されている処理に対するユーザ操作に応答して、前記音声通話の保留を前記ネットワーク側に要求する保留要求ステップと、前記ネットワークにおいて、前記電話機からの当該要求に応答して前記音声通話を保留すべく制御をなす保留制御ステップとを含むことを特徴とする。
【0009】
本発明による別の保留制御方法は、複数の処理を並列に実行可能な電話機と、この電話機が接続される通信ネットワークとを含む通信システムの保留制御方法であって、前記電話機において、音声通話中に音声通話以外の起動されている処理に対するユーザ操作に応答して、この音声通話を保留すべく制御をなす保留制御ステップを含むことを特徴とする。
【0010】
前記保留制御方法において、前記保留制御ステップは、前記制御として、前記電話機に備えられている通話用のマイクロフォンをオフに制御すると共に保留音を前記ネットワークを介して前記音声通話の通話相手に送出する制御をなすことを特徴とする。
【0011】
本発明による電話機は、複数の処理を並列に実行可能な電話機であって、音声通話中に音声通話以外の起動されている処理に対するユーザ操作に応答して、前記音声通話の保留をネットワーク側に要求する保留要求手段を含むことを特徴とする。
【0012】
本発明による別の電話機は、複数の処理を並列に実行可能な電話機であって、音声通話中に音声通話以外の起動されている処理に対するユーザ操作に応答して、この音声通話を保留すべく制御をなす保留制御手段を含むことを特徴とする。
【0013】
前記電話機において、通話用のマイクロフォンを更に含み、前記保留制御手段は、前記制御として、前記マイクロフォンをオフに制御すると共に保留音をネットワークを介して前記音声通話の通話相手に送出する制御をなすことを特徴とする。
【0014】
本発明による制御方法は、複数の処理を並列に実行可能な電話機の制御方法であって、音声通話中に音声通話以外の起動されている処理に対するユーザ操作に応答して、前記音声通話の保留をネットワーク側に要求する保留要求ステップを含むことを特徴とする。
【0015】
本発明による別の制御方法は、複数の処理を並列に実行可能な電話機の制御方法であって、音声通話中に音声通話以外の起動されている処理に対するユーザ操作に応答して、この音声通話を保留すべく制御をなす保留制御ステップを含むことを特徴とする。
【0016】
前記制御方法において、前記保留制御ステップは、前記制御として、前記電話機に備えられている通話用のマイクロフォンをオフに制御すると共に保留音をネットワークを介して前記音声通話の通話相手に送出する制御をなすことを特徴とする。
【0017】
本発明によるプログラムは、複数の処理を並列に実行可能な電話機の制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、音声通話中に音声通話以外の起動されている処理に対するユーザ操作に応答して、前記音声通話の保留をネットワーク側に要求する保留要求ステップを含むことを特徴とする。
【0018】
本発明による別のプログラムは、複数の処理を並列に実行可能な電話機の制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、音声通話中に音声通話以外の起動されている処理に対するユーザ操作に応答して、この音声通話を保留すべく制御をなす保留制御ステップを含むことを特徴とする。
【0019】
前記プログラムにおいて、前記保留制御ステップは、前記制御として、前記電話機に備えられている通話用のマイクロフォンをオフに制御すると共に保留音をネットワークを介して前記音声通話の通話相手に送出する制御をなすことを特徴とする。
【0020】
本発明の作用は次の通りである。複数の処理を並列に実行可能な電話機において、音声通話処理とこれ以外の処理とが起動中に音声通話処理以外の処理に対するユーザ操作に応答して、音声通話の保留をネットワーク側に要求する。この要求に応答して、ネットワークは音声通話を保留する。
【0021】
また、複数の処理を並列に実行可能な電話機において、音声通話処理とこれ以外の処理とが起動中に音声通話処理以外の処理に対するユーザ操作に応答して、電話機に備えられている通話用のマイクロフォンをオフにすると共に保留音をネットワークに送出する。電話機から送出された保留音はネットワークを介して前記音声通話の通話相手に受信される。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施例について図面を用いて説明する。図1は本発明の実施例による移動通信システムの構成を示す図である。図1に示したように、本発明の実施例による移動通信システムは、携帯電話機1と、無線基地局2と、交換機3と、ゲートウェイ4と、Web(ウェブ)サーバ5と、メールサーバ6とを有している。通信ネットワーク7は、携帯電話網やインターネット等であり、無線基地局2、交換機3及びゲートウェイ4により構成されている。なお、画面200は、携帯電話機1の表示部の表示画面の例を示している。
【0023】
携帯電話機1は、無線基地局2、交換機3及びゲートウェイ4を介して、Webサーバ5またはメールサーバ6とデータ通信を行うことができる。また、携帯電話機1は、無線基地局2及び交換機3を介して、図示せぬ他の携帯電話機または図示せぬ固定電話機と音声通信(音声通話)を行うことができる。
【0024】
図2は図1に示した携帯電話機1の構成を示す図である。図2に示したように、携帯電話機1は、アンテナ10と、送受信部11と、制御部12と、音声メッセージ発生部13と、メロディ発生部14と、表示制御部15と、表示部16と、音声通話制御部17と、マイク18と、スピーカ19と、メモリ20と、操作部21とを有している。
【0025】
送受信部11は、制御部12の制御に従ってアンテナ10を介して信号の送受信処理をなすためのものである。制御部12は、メモリ20に予め格納されたプログラムに従って動作し、携帯電話機1の各部を制御する。
【0026】
音声メッセージ発生部13は、制御部12からの指示に応答して、音声通話の保留を通話相手に通知するための音声メッセージを生成する。メロディ発生部14は、制御部12からの指示に応答して、音声通話の保留を通話相手に通知するためのメロディを生成する。
【0027】
表示制御部15は、制御部12の制御に従って各種情報を表示部16に表示させるための表示制御を行う。表示部16は、LCD(Liquid Crystal Display)等である。音声通話制御部17は、制御部12から入力される音声信号を増幅しスピーカ19から出力させ、また、マイク18から入力される音声信号を増幅し制御部12に出力する。
【0028】
メモリ20には、後述するアプリケーションソフト管理情報テーブルが予め格納されている。操作部21は、ユーザが携帯電話機1を操作するためのものである。ユーザは、操作部21を用いて、携帯電話機1の各種アプリケーションソフトを起動して起動されている各アプリケーションソフトに対して操作をなすことが可能である。
【0029】
図3はアプリケーションソフト起動時の図1に示した携帯電話機1の動作を示すフローチャートである。図1,2及び3において、携帯電話機1のアプリケーションソフトが起動されると、制御部12は、携帯電話機1が通信ネットワーク7を介して他の電話機(携帯電話機または固定電話機)と音声通話中であるか否かを確認する(図3のステップE1)。音声通話中であれば(図3のステップE1,Yes)、制御部12は、音声通話以外のアプリケーションソフトが現在起動されているか否かを確認する(図3のステップE2)。
【0030】
音声通話に関連するアプリケーションソフト以外にアプリケーションソフトが起動されている場合(図3のステップE2,Yes)、制御部12は、ユーザにより音声通話以外のアプリケーションソフトに対する操作がなされているか否かを確認する(図3のステップE3)。すなわち、ステップE3では、現在起動されているアプリケーションソフトの中でユーザに対して最も前面にでてきているアプリケーションソフトが、音声通話以外のアプリケーションソフトであるか否かを確認する。
【0031】
現在起動されているアプリケーションソフトの中の一つが電子メールに関連するアプリケーションソフト(メーラー)であり、ユーザが操作部21を用いて音声通話中にこのメーラーに対する操作をなすならば、表示部16には例えば図1に示した画面200のような画面が表示されており、このメーラーがユーザに対して最も前面にでてきているアプリケーションソフトである。
【0032】
一方、音声通話中にメーラーが起動されているもののこのメーラーに対する操作がなされず、ユーザに対して最も前面にでてきているアプリケーションソフトが音声通話に関連するアプリケーションソフトであるならば、表示部16には画面200ではなく音声通話中を示す画面が表示されている。
【0033】
ユーザにより音声通話以外のアプリケーションソフトに対する操作がなされている場合(図3のステップE3,Yes)、制御部12は、このアプリケーションソフトが保留制御が必要なアプリケーションソフトであるか否かを確認する(図3のステップE4)。ステップE4における確認は、メモリ20内のアプリケーションソフト管理情報テーブルを基に行われる。
【0034】
図6はアプリケーションソフト管理情報テーブルの内容を示す図である。図6に示したように、携帯電話機1の各アプリケーションソフト毎に、種別、ID及び保留制御情報が設定されている。種別はアプリケーションソフトのタイプを示し、例えば、タイプ「A」は「ユーザデータ処理」を示し、タイプ「B」は「設定」を示し、タイプ「C」は「データ通信処理」を示す。
【0035】
IDはアプリケーションソフトを区別するための識別情報であり、例えば、ID「100」は「電話帳アプリケーションソフト」を示し、ID「101」は「自局電話番号表示アプリケーションソフト」を示し、ID「102」は「ブラウザ(データ通信に関連するアプリケーションソフト)」を示し、ID「103」は「メーラー」を示す。
【0036】
保留制御情報は保留制御が必要なアプリケーションソフトであるか否かを示し、保留制御情報「0」は保留制御が不要であることを示し、保留制御情報「1」は保留制御が必要であることを示す。
【0037】
例えば、ステップE3においてユーザによりメーラーに対する操作がなされている場合、ステップE4において、制御部12は、図6に示したアプリケーションソフト管理情報テーブルの内容を基に、保留制御が必要であると判断することになる。
【0038】
ユーザにより操作されているアプリケーションソフトが保留制御が必要なアプリケーションソフトである場合(図3のステップE4,Yes)、音声通話を保留すべく保留制御が行われる(図3のステップE5)。
【0039】
この保留制御時の携帯電話機1の動作が図4に示されている。図1,2及び4において、通信ネットワーク7が音声通話を保留する保留制御機能を有しているか否かが確認される(図4のステップF1)。
【0040】
通信ネットワーク7が保留制御機能を有している場合(図4のステップF1,Yes)、制御部12の制御により保留要求信号を無線基地局2を介して交換機3に送信することにより、携帯電話機1は通信ネットワーク7に対して音声通話の保留を要求する(図4のステップF7)。したがって、携帯電話機1からの保留要求信号の受信に応答して、交換機3の図示せぬ保留制御手段により音声通話が保留されることになる。そして、制御部12は、通信ネットワーク7により音声通話の保留が行われたことを示す保留状態情報をメモリ20に記憶する(図4のステップF8)。
【0041】
通信ネットワーク7が保留制御機能を有していない場合(図4のステップF1,No)、制御部12は、音声通話制御部17を制御して音声通話に使用されるマイク18をオフ状態にする(図4のステップF2)。そして、制御部12は、音声通話の保留を通知するための保留音がメロディに設定されているか、それとも音声メッセージに設定されているかを確認する(図4のステップF3)。この保留音の設定はユーザが操作部21を用いて行うことができる。
【0042】
保留音としてメロディが設定されている場合(図4のステップF3,Yes)、制御部12はメロディ発生部14にメロディを生成させ(図4のステップF4)、このメロディが保留音として無線基地局2及び交換機3を介して通話相手の電話機に送出される(図4のステップF6)。
【0043】
一方、保留音として音声メッセージが設定されている場合(図4のステップF3,No)、制御部12は音声メッセージ発生部13に音声メッセージを生成させ(図4のステップF5)、この音声メッセージが保留音として無線基地局2及び交換機3を介して通話相手の電話機に送出される(図4のステップF6)。
【0044】
携帯電話機1からの保留音が通話相手に送出されて音声通話の保留が完了すると、制御部12は、携帯電話機1自身により音声通話の保留が行われたことを示す保留状態情報をメモリ20に記憶する(図4のステップF8)。このようにして、保留制御動作が終了する。
【0045】
図3に戻り、ステップE2〜ステップE4の条件のうち1つでも保留制御が不要な条件が成立した場合は、保留制御の解除が行われる(図3のステップE6)。この保留制御解除時の携帯電話機1の動作が図5に示されている。
【0046】
図1,2及び5において、制御部12は、メモリ20に記憶されている保留状態情報を基に、音声通話の保留制御が携帯電話機1により行われたか、それとも通信ネットワーク7により行われたかを確認する(図5のステップG1)。
【0047】
通信ネットワーク7により行われている場合(図5のステップG1,No)、制御部12の制御により保留解除要求信号を無線基地局2を介して交換機3に送信することにより、携帯電話機1は通信ネットワーク7に対して音声通話の保留の解除を要求する(図5のステップG4)。したがって、携帯電話機1からの保留解除要求信号の受信に応答して、交換機3の保留制御手段により音声通話の保留が解除されることになる。そして、制御部12は、メモリ20内の保留状態情報を初期化する(図5のステップG5)。
【0048】
一方、携帯電話機1により行われている場合(図5のステップG1,Yes)、制御部12は、音声通話制御部17を制御してマイク18をオン状態に設定する(図5のステップG2)。そして、通話相手の電話機への保留音の送出が停止され(図5のステップG3)、メモリ20内の保留状態情報が初期化される(図5のステップG5)。このようにして、保留制御解除動作が終了する。
【0049】
図3に戻り、ステップE6において音声通話が保留されていない場合があるが、この場合、保留制御解除動作をなすことなくステップE1に戻ることは勿論である。
【0050】
ステップE1において携帯電話機1が音声通話中でなければ(図3のステップE1,No)、ステップE5における保留制御が施された後、ステップE6における保留制御の解除がなされることなく音声通話が終了したか否かを確認するために、制御部12は保留制御の状態を確認する(図3のステップE7)。保留制御が施されたままである場合(図3のステップE7,Yes)、ステップE6と同様にして保留制御を解除する(図3のステップE8)。
【0051】
このように、本発明の実施例では、例えば音声通話中に電子メールを通話相手に送信するために、音声通話中に起動されているメーラーに対する操作を行ったとき、音声通話を保留するようにしているので、この操作により発生する雑音が通話相手に通知されることを抑制することができる。
【0052】
また、音声通話中に音声通話以外の起動されているアプリケーションソフトに対する操作を行ったとき、音声通話を保留するようにしているので、この操作を行っている間のトラフィックを軽減することができる。
【0053】
また、ネットワークが保留制御機能を有していない場合でも、携帯電話機のマイクがオフされると共に携帯電話機から保留音(メロディまたは音声メッセージ)をネットワークに送出することにより、音声通話を保留して雑音の通知を抑制することができる。
【0054】
なお、本発明の実施例では、携帯電話機1を用いていたが、携帯電話機に限られるものではなく、ISDN(Integrated Services Digital Network)端末に代表されるような、データ通信に使用する回線と音声通話に使用する回線とを同時に制御可能な固定電話機を用いてもよい。このような固定電話機においても、例えば音声通話中に電子メールを送受信するために操作をなす際、音声通話を保留することによりこの操作による雑音の通知を抑制することができる。
【0055】
上記図3、図4及び図5に示した各フローチャートに従った処理動作は、予めROM等の記憶媒体に格納されたプログラムを、CPU(制御部)となるコンピュータに読み取らせて実行せしめることにより、実現できることは勿論である。
【0056】
【発明の効果】
本発明による効果は、音声通話中のアプリケーションソフトに対する操作により発生する雑音が通話相手に通知されることを抑制することができることである。その理由は、複数の処理を並列に実行可能な電話機において、音声通話処理とこれ以外の処理とが起動中に音声通話処理以外の処理に対するユーザ操作に応答して、電話機が音声通話の保留をネットワーク側に要求し、ネットワークが電話機からの要求に応答して音声通話を保留するためである。
【0057】
また、ネットワークが音声通話を保留する機能を有していない場合でも、電話機に備えられている通話用のマイクロフォンをオフにすると共に保留音をネットワークを介して前記音声通話の通話相手に送出することにより、音声通話を保留することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例による移動通信システムの構成を示す図である。
【図2】図1の携帯電話機の構成を示す図である。
【図3】アプリケーションソフト起動時の図1の携帯電話機の動作を示すフローチャートである。
【図4】保留制御時の図1の携帯電話機の動作を示すフローチャートである。
【図5】保留制御解除時の図1の携帯電話機の動作を示すフローチャートである。
【図6】アプリケーションソフト管理情報テーブルの内容を示す図である。
【符号の説明】
1 携帯電話機
2 無線基地局
3 交換機
4 ゲートウェイ
5 Webサーバ
6 メールサーバ
7 通信ネットワーク
10 アンテナ
11 送受信部
12 制御部
13 音声メッセージ発生部
14 メロディ発生部
15 表示制御部
16 表示部
17 音声通話制御部
18 マイクロフォン
19 スピーカ
20 メモリ
21 操作部
Claims (27)
- 複数の処理を並列に実行可能な電話機と、この電話機が接続される通信ネットワークとを含む通信システムであって、
前記電話機は、音声通話中に音声通話以外の起動されている処理に対するユーザ操作に応答して、前記音声通話の保留を前記ネットワーク側に要求する保留要求手段を有し、前記ネットワークは、前記電話機からの当該要求に応答して前記音声通話を保留すべく制御をなす保留制御手段を有することを特徴とする通信システム。 - 前記保留要求手段は、前記起動されている処理が保留の必要な処理として予め定められている場合に、前記音声通話の保留をネットワーク側に要求することを特徴とする請求項1記載の通信システム。
- 複数の処理を並列に実行可能な電話機と、この電話機が接続される通信ネットワークとを含む通信システムであって、
前記電話機は、音声通話中に音声通話以外の起動されている処理に対するユーザ操作に応答して、この音声通話を保留すべく制御をなす保留制御手段を有することを特徴とする通信システム。 - 前記電話機は通話用のマイクロフォンを更に有し、前記保留制御手段は、前記制御として、前記マイクロフォンをオフに制御すると共に保留音を前記ネットワークを介して前記音声通話の通話相手に送出する制御をなすことを特徴とする請求項3記載の通信システム。
- 前記保留制御手段は、前記起動されている処理が保留の必要な処理として予め定められている場合に前記制御をなすようにしたことを特徴とする請求項3又は4記載の通信システム。
- 前記電話機は携帯電話機であることを特徴とする請求項1〜5いずれか記載の通信システム。
- 複数の処理を並列に実行可能な電話機と、この電話機が接続される通信ネットワークとを含む通信システムの保留制御方法であって、
前記電話機において、音声通話中に音声通話以外の起動されている処理に対するユーザ操作に応答して、前記音声通話の保留を前記ネットワーク側に要求する保留要求ステップと、前記ネットワークにおいて、前記電話機からの当該要求に応答して前記音声通話を保留すべく制御をなす保留制御ステップとを含むことを特徴とする保留制御方法。 - 前記保留要求ステップは、前記起動されている処理が保留の必要な処理として予め定められている場合に、前記音声通話の保留をネットワーク側に要求することを特徴とする請求項7記載の保留制御方法。
- 複数の処理を並列に実行可能な電話機と、この電話機が接続される通信ネットワークとを含む通信システムの保留制御方法であって、
前記電話機において、音声通話中に音声通話以外の起動されている処理に対するユーザ操作に応答して、この音声通話を保留すべく制御をなす保留制御ステップを含むことを特徴とする保留制御方法。 - 前記保留制御ステップは、前記制御として、前記電話機に備えられている通話用のマイクロフォンをオフに制御すると共に保留音を前記ネットワークを介して前記音声通話の通話相手に送出する制御をなすことを特徴とする請求項9記載の保留制御方法。
- 前記保留制御ステップは、前記起動されている処理が保留の必要な処理として予め定められている場合に前記制御をなすようにしたことを特徴とする請求項9又は10記載の保留制御方法。
- 複数の処理を並列に実行可能な電話機であって、
音声通話中に音声通話以外の起動されている処理に対するユーザ操作に応答して、前記音声通話の保留をネットワーク側に要求する保留要求手段を含むことを特徴とする電話機。 - 前記保留要求手段は、前記起動されている処理が保留の必要な処理として予め定められている場合に、前記音声通話の保留をネットワーク側に要求することを特徴とする請求項12記載の電話機。
- 複数の処理を並列に実行可能な電話機であって、
音声通話中に音声通話以外の起動されている処理に対するユーザ操作に応答して、この音声通話を保留すべく制御をなす保留制御手段を含むことを特徴とする電話機。 - 通話用のマイクロフォンを更に含み、前記保留制御手段は、前記制御として、前記マイクロフォンをオフに制御すると共に保留音をネットワークを介して前記音声通話の通話相手に送出する制御をなすことを特徴とする請求項14記載の電話機。
- 前記保留制御手段は、前記起動されている処理が保留の必要な処理として予め定められている場合に前記制御をなすようにしたことを特徴とする請求項14又は15記載の電話機。
- 当該電話機は携帯電話機であることを特徴とする請求項12〜16いずれか記載の電話機。
- 複数の処理を並列に実行可能な電話機の制御方法であって、
音声通話中に音声通話以外の起動されている処理に対するユーザ操作に応答して、前記音声通話の保留をネットワーク側に要求する保留要求ステップを含むことを特徴とする制御方法。 - 前記保留要求ステップは、前記起動されている処理が保留の必要な処理として予め定められている場合に、前記音声通話の保留をネットワーク側に要求することを特徴とする請求項18記載の制御方法。
- 複数の処理を並列に実行可能な電話機の制御方法であって、
音声通話中に音声通話以外の起動されている処理に対するユーザ操作に応答して、この音声通話を保留すべく制御をなす保留制御ステップを含むことを特徴とする制御方法。 - 前記保留制御ステップは、前記制御として、前記電話機に備えられている通話用のマイクロフォンをオフに制御すると共に保留音をネットワークを介して前記音声通話の通話相手に送出する制御をなすことを特徴とする請求項20記載の制御方法。
- 前記保留制御ステップは、前記起動されている処理が保留の必要な処理として予め定められている場合に前記制御をなすようにしたことを特徴とする請求項20又は21記載の制御方法。
- 複数の処理を並列に実行可能な電話機の制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
音声通話中に音声通話以外の起動されている処理に対するユーザ操作に応答して、前記音声通話の保留をネットワーク側に要求する保留要求ステップを含むことを特徴とするプログラム。 - 前記保留要求ステップは、前記起動されている処理が保留の必要な処理として予め定められている場合に、前記音声通話の保留をネットワーク側に要求することを特徴とする請求項23記載のプログラム。
- 複数の処理を並列に実行可能な電話機の制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
音声通話中に音声通話以外の起動されている処理に対するユーザ操作に応答して、この音声通話を保留すべく制御をなす保留制御ステップを含むことを特徴とするプログラム。 - 前記保留制御ステップは、前記制御として、前記電話機に備えられている通話用のマイクロフォンをオフに制御すると共に保留音をネットワークを介して前記音声通話の通話相手に送出する制御をなすことを特徴とする請求項25記載のプログラム。
- 前記保留制御ステップは、前記起動されている処理が保留の必要な処理として予め定められている場合に前記制御をなすようにしたことを特徴とする請求項25又は26記載のプログラム。
Priority Applications (4)
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---|---|---|---|
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