JP2004080136A - 画像処理装置、画像処理方法及び該画像処理方法の実行に用いるプログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】埋込情報として対象画像の管理情報(作成者、文書名、印刷者、印刷日時、複製の許可/不許可、等)を取得し、0と1のビット値列で表す。対象画像全体を矩形分割し(図4)、矩形単位で埋込処理を行う。ビット値列からはビット毎にビット値0と1に対し定義されたドットパターン(10画素×10画素の矩形中5画素分の黒の縦棒を0、横棒を1と定義)として矩形へ埋込むドットパターン画像(図4に示すように矩形内に8×8のドットパターンを配置)を生成する。生成したドットパターン画像を原画像に重畳することにより埋込み、印刷用のデータとして出力する。
【選択図】 図4
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、複写機やプリンタ等の印刷装置による印刷物のセキュリティ(例えば、印刷を不許可とした原稿の印刷の防止機能、違反して流出した印刷物のチェック機能等)に関し、特に、原画像(印刷出力の対象にする)へその関連情報を埋め込み、埋め込み情報を印刷物の機密管理や著作権保護、複写(読み取り)禁止機能を実現するための情報として用いることを可能にした画像処理装置、画像処理方法及び及び該画像処理方法の実行に用いるプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、複写や印刷出力が許可されていない原画像(印刷出力の対象にする画像)を無断に複写機やプリンタ等の印刷装置により出力することを防止したり、或いは許可なく印刷され、流出した違法な印刷物をチェックするために、対象となる原画像にチェック用の情報を埋め込むという方法を採用している。
埋め込み情報は、原画像の情報をできるだけ損なうことなく埋め込み、チェック時に埋め込まれた情報を取り出すことができるようにすることが求められ、こうした観点で、これまでに以下に例示するような提案がなされている。
特許第2614369号「画像処理装置」には、カラーの画像処理装置において、人間の目に識別しにくい色の色材を用いて特定パターンを付加させる(特定の意味を持つパターンを埋め込む)方法が示されている。しかしながら、この方法では、人間に識別されにくいことを目的としているために、カラーの画像処理装置が必要であり、モノクロ印刷装置には適用できない。また、特定パターンは、人間が読むことを前提とした形態で情報が示されており、機械が自動的にその情報を読み取り、利用することを意図するものではない。
特開平9−191394号「電子的すかし挿入方法」には、周波数変換(具体的にはフーリエ変換)によってデジタル画像に情報を混入する方法が示されているが、周波数変換処理は一般的に処理量が多く、実用には困難を伴うものと考えられる。また、デジタル画像データのみを対象としており、一旦印刷された場合(アナログ情報に変換された場合)に混入された(埋め込まれた)情報が消失されてしまうという問題点があり、印刷画像に適用して、印刷画像中への埋め込み情報としての利用を意図するものではない。
特開平11−313206号「ハーフトーン画像にマシンが読むことのできるデジタル情報を埋め込む方法」には、ハーフトーン画像に情報を埋め込むための方法が示されている。この方法によれば、印刷(ハーフトーン)画像に情報を埋め込むことができるが、ハーフトーン画像を生成するため文書画像のような2値画像には適用できない。また、ハーフトーン画像へ埋め込むための計算処理が複雑である、従来の網点とは大きく異なるため印刷画像の質が不明である等、従来の網点生成方法と大きく異なるため、従来の印刷装置をそのまま使えない、などの問題点があり実用化に困難を伴う。
このように、上記した従来例は、埋め込み処理の対象となる画像がカラー画像やハーフトーン画像に限られるという条件付きであり、例えば、モノクロの文書画像を対象に含め、広い範囲の画像を対象とするといった場合には、適用できない。また、印刷出力結果に機械読み取りが可能な形式で情報を埋め込むということを意図したものでもなく、違法複写等を防止することもできない。つまり、印刷出力画像にチェック用の情報を埋め込むと、これを原稿に用いて複写をする場合に、埋め込み情報によるチェックをかけることにより、複写を禁止することが可能になるが、このようなチェック機能を適用することができない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記従来例のように対象が限定されるという問題を生じることなく、機械読み取りが可能な形式で情報を印刷物に埋め込むことが可能な方式を採用した装置が、特開平6−22119号「画像処理装置」に提案されている。ここには、付加情報を印刷画像中にブロック化(人が認識できない程度の大きさのブロックとする)して2値データとして埋め込む方法が示されている。この方法により、対象を限定することなく広い対象への適用を可能にし、かつ機械読み取りが可能な形式で印刷出力結果に埋め込み情報を付加するという条件も満たされ、こうした意図に沿って一定の成果が得られると考えられる。
しかしながら、この方法では、原稿画像を改変することで埋め込み処理を行うため画像が少なからず劣化してしまい、また、埋め込んだ情報を抽出するために有効に働く実用段階の手段を提供することには、非常な困難を伴うものと考えられる。
本発明は、上記した従来技術における問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、対象を限定することなく広い対象への適用を考慮し、かつ機械読み取りが可能な形式で印刷出力結果(印刷物)に埋め込み情報を付加するということを意図して、原画像へ印刷物の機密管理や著作権保護、複写(読み取り)禁止機能を実現するための情報を埋め込むための画像処理において、原画像の劣化を抑制し、且つ簡単で確実に情報の抽出を可能にする埋め込み処理を行うようにした画像処理装置、画像処理方法及び及び該画像処理方法の実行に用いるプログラムを提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、印刷出力の対象とする原画像へ情報を埋め込み、印刷出力用のデータを生成する処理を行う画像処理装置であって、原画像への埋め込み情報として原画像の関連情報を取得する埋め込み情報取得手段と、取得した埋め込み情報をデジタルデータで表現し、該デジタルデータからドットパターン画像を生成するドットパターン画像生成手段と、生成されたドットパターン画像を前記原画像に重畳する画像重畳手段を有することを特徴とする画像処理装置である。
【0005】
請求項2の発明は、請求項1に記載された画像処理装置において、前記ドットパターン画像生成手段は、埋め込み情報を表現するデジタルデータに対応して予め登録したドットパターンをアクセスし、得られるパターンによりドットパターン画像を生成するようにしたことを特徴とするものである。
【0006】
請求項3の発明は、請求項1又は2に記載された画像処理装置において、前記画像重畳手段は、原画像を矩形分割した領域を単位として処理を行うようにするとともに、前記ドットパターン画像生成手段は、画像重畳手段において矩形分割された一領域に適用したドットパターン画像を他の領域に適用可能とする方式でデータを生成するようにしたことを特徴とするものである。
【0007】
請求項4の発明は、請求項1乃至3のいずれかに記載された画像処理装置において、前記埋め込み情報として用いる原画像の関連情報が該画像の著作権者を特定する情報を含むことを特徴とするものである。
【0008】
請求項5の発明は、請求項1乃至4のいずれかに記載された画像処理装置において、前記埋め込み情報として用いる原画像の関連情報がこの印刷出力の施行者を特定する情報を含むことを特徴とするものである。
【0009】
請求項6の発明は、請求項1乃至5のいずれかに記載された画像処理装置において、前記埋め込み情報として用いる原画像の関連情報がこの印刷出力の日時を特定する情報を含むことを特徴とするものである。
【0010】
請求項7の発明は、請求項1乃至6のいずれかに記載された画像処理装置において、前記埋め込み情報として用いる原画像の関連情報がこの印刷出力を行う印刷装置を特定する情報を含むことを特徴とするものである。
【0011】
請求項8の発明は、請求項1乃至7のいずれかに記載された画像処理装置において、前記埋め込み情報として用いる原画像の関連情報が該画像を特定するために付与された名称を含むことを特徴とするものである。
【0012】
請求項9の発明は、請求項1乃至8のいずれかに記載された画像処理装置において、前記埋め込み情報として用いる原画像の関連情報がこの印刷出力結果に対する複製の許可/不許可を指定する情報を含むことを特徴とするものである。
【0013】
請求項10の発明は、印刷出力の対象とする原画像へ情報を埋め込み、印刷出力用の画像データを生成する処理を行う画像処理方法であって、原画像への埋め込み情報として原画像の関連情報を取得する埋め込み情報取得ステップと、取得した埋め込み情報をデジタルデータで表現し、該デジタルデータからドットパターン画像を生成するドットパターン画像生成ステップと、生成されたドットパターン画像を前記原画像に重畳する画像重畳ステップを有することを特徴とする画像処理方法である。
【0014】
請求項11の発明は、請求項10に記載された画像処理方法において、前記ドットパターン画像生成ステップは、埋め込み情報を表現するデジタルデータに対応して予め登録したドットパターンをアクセスし、得られるパターンによりドットパターン画像を生成するようにしたことを特徴とする方法である。
【0015】
請求項12の発明は、請求項10又は11に記載された画像処理方法において、前記画像重畳ステップは、原画像を矩形分割した領域を単位として処理を行うようにするとともに、前記ドットパターン画像生成ステップは、画像重畳ステップにおいて矩形分割された一領域に適用したドットパターン画像を他の領域に適用可能とする方法でデータを生成するようにしたことを特徴とする方法である。
【0016】
請求項13の発明は、請求項10乃至12のいずれかに記載された画像処理方法の各ステップをコンピュータに実行させるためのプログラムである。
【0017】
【発明の実施の形態】
本発明を添付する図面とともに示す以下の実施形態に基づき説明する。
以下に示す実施形態では、本発明の画像処理装置、画像処理方法を、種々の画像処理システムの一部に組み込むことが可能な一般的なシステム要素として実施した形態を例示する。従って、適用する画像処理システムによって、そのシステムに特有の画像処理手段及び画像入力・出力手段をさらに要することになるが、これらのシステム要素については、本発明と関係する部分を除いて説明を省略している。例えば、本発明を適用したシステムがプリンタシステムであり、ホストコンピュータに本発明に係わる情報の埋め込み処理機能が組み込まれるとする。この場合には、ホストコンピュータで作成・生成した文書(画像を含む)の印刷をプリンタに要求して送信するときに、情報の埋め込み処理機能を用いて印刷出力に用いる画像データを生成し、プリンタに送信することになる。つまり、プリンタドライバにこの埋め込み処理機能を組み込むことやプリンタへの通信手段等が必要になる。
なお、以下の実施形態では、モノクロ画像を対象にした場合を例に本発明に係わる原画像への情報の埋め込み処理を示す。この場合のモノクロ画像とは、印刷すべき画像に重畳する埋め込み画像の両方がモノクロで表現されている画像を指す。ただし、これらの画像のモノクロまたはカラーの組み合わせは任意であり、そのいずれにも本発明を適用できる。
【0018】
図1に本発明の実施形態に係わる画像処理装置の概略構成を示すブロック図である。
図1に示すように、画像処理装置は、本発明を特徴付ける情報の埋め込み処理機能を実現するための要素として、原画像への埋め込み情報として原画像の関連情報を取得する埋め込み情報取得部6、取得した埋め込み情報をもとにドットパターン画像を生成するドットパターン画像生成部8、ドットパターン画像と印刷出力の対象にする原画像を重畳する画像重畳部5、原画像全体を重畳処理の単位となる矩形に分割する矩形分割部7を備える。また、画像処理装置に基本的に必要な要素として、制御部1、メモリ2、リムーバブルな情報記憶媒体を駆動する外部情報記憶装置3及び処理対象の画像や関連する各種のデータを表示するデータ表示装置4を備える。ここでは、メモリ2に原画像データ、埋め込み情報、画像処理装置の動作に必要な制御プログラム、処理結果などを蓄えておき、制御部1は、制御プログラムに従って画像処理装置全体の動作を制御する。
【0019】
次に、上記画像処理装置(図1)が行う“情報埋め込み処理”に係わる実施形態について説明する。
本発明においては、印刷出力の対象とする原画像へ情報を埋め込み、印刷出力用の画像データを生成する“情報埋め込み処理”を行う際に、基本的に次の(1)〜(3)を不可欠な要件とする。
(1) 埋め込み情報として原画像の関連情報を付与する。
(2) 埋め込んだ原画像の関連情報を印刷出力画像から機械が読み取ることができる形式、即ちドットパターン画像の形式で表現する。
(3) 原画像にドットパターン画像の形式で表現された埋め込み情報を重畳して印刷出力に用いる画像データを生成する。
ここに、上記(1)でいう原画像の関連情報は、原画像に対する機密管理や著作権保護、複写(読み取り)禁止機能を実現するために文書(画像を含む)ファイルに関連付けて利用される管理情報である。
著作権保護面から言えば、文書作成者や編集者が権利の所有者であるから、生産・作成時の文書ファイルに書誌事項として付与された作成者等の入力情報をこの関連情報として用いるといった方法をとることができる。
また、機密管理面から言えば、会社等の組織内で生産・作成された文書に必要な場合に付す「秘」等と同様の扱いで生産・作成時の文書ファイルに書誌事項として付与するといった方法により文書に添付されている情報をこの関連情報として用いることができる。この他、文書ファイルを印刷出力する時に、印刷出力に関する情報を管理できるようにしておき、印刷関連情報として管理される、印刷装置に印刷出力を指示した施行者、印刷日時、印刷出力を行わせる印刷装置、印刷出力の対象となる文書(ファイル)名をこの関連情報(上記(1)の)に含めることにより機密管理を行える。なお、本実施形態の画像処理装置は、印刷出力に用いる画像データを生成する処理の過程でこの情報の埋め込み処理を行うので、印刷出力に関する情報をこの装置内で生成する場合が想定される。この場合には、印刷出力を指示した施行者、印刷出力をする印刷装置等の情報を取得する手段を内部に設ける必要がある。
また、印刷出力された後、印刷物が複写されることを禁止することが印刷物の管理面から必要になる場合が想定され、このために、複写を許可するか、否かを指示する情報をこの関連情報に含めることにより、その管理を行える。上記(1)の関連情報として複写を許可するか、否か指示する情報を埋め込むことにより、埋め込み情報に応答して印刷禁止機能の動作を制御することが可能な印刷装置に対してその指示を与えるができる。
上記(2)、(3)の要件については、以下に例示する「実施形態1」及び「実施形態2」により、さらにその詳細を説明する。
【0020】
「実施形態1」
本実施形態は、対象とする文書を指定し、印刷出力が指示されたときに本画像処理装置(図1)が実行する情報埋め込み処理の一例を示すものである。
本例の情報埋め込み処理のフローチャートを示す図2に従って、本例の処理手順の詳細を説明する。
まず、埋め込み情報取得部6の動作により、埋め込み情報を取得する(S101)。埋め込み情報は、上記したように、機密管理や著作権保護、複写(読み取り)禁止機能の実現、といった目的から印刷出力の対象とする文書(画像を含む)ファイルに関連付けて利用される各種の管理情報を用いる。埋め込み情報取得部6は、これらを、文書ファイルに関連付けて管理しているメモリ2から取得する。なお、この画像処理装置を通信手段(図1に示さず)を介して印刷装置(例えばプリンタ)に接続したシステム構成によって実施する場合には、印刷装置側で印刷出力に関する埋め込み情報(例えば、印刷出力を行わせる印刷装置のID等)が生成されることが想定されるが、この場合には、事前に印刷装置側と交信してその情報を得、メモリ2に格納しておくようにする。
次いで、メモリ2から取得した埋め込み情報を“0”と“1”のビット値列からなるデジタルデータで表現する(S102)。このビット値列は、印刷出力後にデータを復元し、復元データから埋め込み情報が解釈できるように、形式を定めておく必要がある。
【0021】
ここで、埋め込み処理の手順として、矩形分割部7の動作により、対象とする画像全体に対して矩形分割を行い(S103)、分割した矩形を埋め込み処理の単位とする。
図4は、対象とする一枚の画像を矩形分割した例を示す。同図に示すように、本例では、一定の形状の矩形で分割し、後述する埋め込み処理をこの矩形を単位として繰り返すという方法で、処理の簡略化を図るようにする。
この後、分割した矩形毎に埋め込み処理を行うが、まずドットパターン画像生成部8の動作により、前段(S102)で“0”と“1”のビット値列で表現された埋め込み情報から単位矩形に埋め込むドットパターン画像を生成する(S104)。
ドットパターン画像の生成手順は、“0”と“1”のビット値列のビット毎に、ビット値“0”と“1”に対して定義されたドットパターンを用いて、単位矩形の所定の埋め込み領域への埋め込み画像を決めていくという方法によって行う。
図3は、本実施形態に用いるビット値“0”と“1”に対して定義されたドットパターンを示す。同図に示すように、ドットパターンは、10画素×10画素の矩形を基本とし、ここでは、矩形内で適当な位置に設定するパターンとして、5画素分の長さでつながる黒を用いており、縦につなかる場合を“0”、又横につながる場合を“1”と定義している。なお、埋め込みに用いるドットパターンは、後述するように、原画像と重畳し、印刷されるので、ドットパターン(黒画素)に多くの画素を使いすぎると、原画像の劣化につながるので、埋め込み情報の認識精度とのかね合いで必要最少限とすることが望ましく、図3は好適なパターンの一例を示すものである。
【0022】
上記のように定義された“0”と“1”のドットパターンを埋め込み情報のビット値列の各ビット値に適用し、ビット値に応じて選択されたパターンをステップS103で分割した単位矩形の空間に所定の順序に従い配置して、ドットパターン画像を生成していく。本例では、図4に示すように、矩形内に8×8のドットパターンが配置できるような矩形分割が行われている。
なお、本実施形態では、分割した各矩形に同じ情報を埋め込むようにする。このように複数の矩形に同じ情報を埋め込むようにすると、埋め込み情報を抽出するときに抽出ミスを防止することができる。これは、印刷出力後に、この印刷物を複写するときに、印刷物を原稿として読み取りが行われ、その時に画像から埋め込み情報が抽出される際に、画像の一部が隠され抽出漏れが生じても、他の箇所での情報の抽出が可能になるからである。さらに、多数箇所に同じ情報を埋め込むようにすれば、埋め込み情報の抽出時に一部に抽出エラーがあっても、複数ある抽出結果の全体から正しい抽出情報を判断することが可能であり、こうした手段を用意することにより誤認識を防ぎ、認識精度を向上させることが可能になる。
【0023】
ステップS104で埋め込むビット値列に対応したドットパターン画像を生成した後、画像重畳部5の動作により、生成した各矩形に用いるドットパターン画像を対象とする原画像の該当矩形領域に重畳する処理を行う(S105)。本実施形態では、各矩形に同じ情報を埋め込むことができるようにするので、矩形毎にこの重畳処理を行っていくときに、その度毎に同じドットパターン画像を何度も生成する方法をとらずに、一度生成したドットパターン画像をメモリに記憶しておき、繰り返し読み出して使用する方法を採ることにより、何度も生成する必要が無くなるので、処理の効率化が図れる場合がある。
矩形単位で処理が進行するので、一つの矩形に対する重畳処理を行った後、全ての矩形の処理が終わったか、否かをチェックし(S106)、未処理の矩形があれば、処理ステップS104に移行し、次の矩形に対し上記と同様にステップS104以降の処理を繰り返す。他方、全ての矩形の処理が終わったことを確認した場合には(S106−YES)、全ての処理を終了する。
【0024】
「実施形態2」
本実施形態は、対象とする文書を指定し、印刷出力が指示されたときに本画像処理装置(図1)が実行する情報埋め込み処理のさらに他の例を示すものである。この実施形態は、上記「実施形態1」の情報埋め込み処理を基本としているが、第1に「実施形態1」で全ての矩形に同じ情報を埋め込むようにしたのに対して、ここでは、異なる情報を埋め込むようにした点、第2に「実施形態1」で用いた“0”と“1”のドットパターンとは異なるパターンを用いた点が相違する。
本例の情報埋め込み処理のフローチャートを示す図5に従って、本例の処理手順の詳細を説明する。
まず、埋め込み情報取得部6の動作により、埋め込み情報を取得する(S201)。埋め込み情報は、上記「実施形態1」と同様に、機密管理や著作権保護、複写(読み取り)禁止機能の実現、といった目的から印刷出力の対象とする文書(画像を含む)ファイルに関連付けて利用される各種の管理情報を用い、埋め込み情報取得部6は、これらを、文書ファイルに関連付けて管理しているメモリ2から取得する。
本実施形態では、より多くの情報を埋め込むことを可能にするために、処理単位として設定する矩形に同じ情報を埋め込むとした「実施形態1」と変えて、矩形によって異なる情報を分けて埋め込むようにする。そのために埋め込み情報を分けた数だけ情報の取得を行う。手順としては、全ての埋め込み情報を取得したか、否かを判定し(S202)、全ての埋め込み情報を取得したことを確認して、取得処理を抜け、次の処理ステップへ進む。
次いで、メモリ2から取得した埋め込み情報を“0”と“1”のビット値列からなるデジタルデータで表現する(S203)。なお、ビット値列への変換処理は、前のステップで埋め込み情報を分けたので、それぞれについて行う。
【0025】
ここで、埋め込み処理の手順として、矩形分割部7の動作により、対象とする画像全体に対して矩形分割を行い(S204)、分割した矩形を埋め込み処理の単位とする。このときに、分割した矩形への後段で行う埋め込み処理に、前のステップで埋め込み情報を分けて取得した中のどの情報を用いるかを指定しておく。
図7は、対象とする一枚の画像を矩形分割した例を示す。本例でも上記「実施形態1」と同様に、一定の形状の矩形で分割し、後述する埋め込み処理をこの矩形を単位として繰り返すという方法で、処理の簡略化を図るようにする。
この後、分割した矩形毎に埋め込み処理を行うが、その前に、矩形毎に前のステップで分けられた埋め込み情報の指定を参照して、指定された情報(ビット値列)を選択する(S205)。
次いで、ドットパターン画像生成部8の動作により、ステップS205で指定された、“0”と“1”のビット値列で表現された埋め込み情報から単位矩形に埋め込むドットパターン画像を生成する(S206)。
ドットパターン画像の生成手順は、上記「実施形態1」と同様に、ビット毎に、ビット値“0”と“1”に対して定義されたドットパターンを用いて、単位矩形の所定の埋め込み領域への埋め込み画像を決めていくという方法によって行う。ただし、本例ではドットパターンを「実施形態1」と異なるパターンとする。
図6は、本実施形態に用いるビット値“0”と“1”に対して定義されたドットパターンを示す。同図に示すように、ドットパターンは、10画素×10画素の矩形を基本とし、ここでは、該矩形をさらに5画素×5画素の矩形で4等分し、4等分した矩形の一つに、黒画素による「+」又は「□」をフルサイズで設けたパターンとして、前者を“0”、又後者を“1”と定義している。なお、図6に定義したドットパターンは、画像が回転しても識別可能なように互いが排他的なパターンとして働くようにパターンが定められており、画像が任意の角度回転しても、埋め込み情報の読み取りができるパターンの一例を示すものである。
【0026】
上記のように定義された“0”と“1”のドットパターンを埋め込み情報のビット値列の各ビット値に適用し、ビット値に応じて選択されたパターンをステップS204で分割し、指定した矩形の空間に配置して、ドットパターン画像を生成していく。本例では、図4に示すように、矩形内に8×8のドットパターンが配置できるような矩形分割が行われている。なお、本実施形態では、分割した矩形に異なる情報(ドットパターン画像)を埋め込むことを可能にするが、全ての矩形に異なる情報を埋め込むのではなく、同じ情報を埋め込む部分を設けるような方法を採用しても良い。このような方法をとれば、上記「実施形態1」と同様に情報の抽出精度を向上させることが可能である。
ステップS206で埋め込むビット値列に対応したドットパターン画像を生成した後、画像重畳部5により、生成した各矩形に用いるドットパターン画像を対象とする原画像の該当矩形領域に重畳する処理を行う(S207)。
埋め込み処理は、矩形単位で処理が進行するので、一つの矩形に対する重畳処理を行った後、全ての矩形の処理が終わったか、否かをチェックし(S208)、未処理の矩形があれば、処理ステップS204に移行し、次の矩形に対し上記と同様にステップS204以降の処理を繰り返す。他方、全ての矩形の処理が終わったことを確認した場合には(S208−YES)、全ての処理を終了する。
【0027】
「実施形態3」
次に、本発明に係わる画像処理装置の他の実施形態を示す。
上記した「実施形態1」、「実施形態2」に示した情報埋め込み処理の手順(図2及び図5、参照)を含む画像処理方法に示した処理ステップを実行する手段として、汎用の処理装置(コンピュータ)を利用して構成される装置を以下に例示する。
本実施形態の画像処理装置は、汎用の処理装置(コンピュータ)により実施する例を示すものであり、構成要素としてCPU、メモリ、ハードディスクドライブ、スキャナ、キーボード、マウス等の入力装置、CD−ROMドライブ、ディスプレイ、フレキシブルディスクドライブ、通信装置などを有し、これらをバス接続して構成する。
また、記憶手段としてのメモリ、ハードディスクドライブ、CD−ROMドライブ、フレキシブルディスクドライブが用いる記憶媒体の一部には、本発明に係わる情報埋め込み処理機能を実現し、上記「実施形態1」、「実施形態2」に示した情報埋め込み処理の手順に示した各処理ステップを実行するためのプログラム(ソフトウェア)が記録されている。
処理対象の文書(画像を含む)は、コンピュータの文書作成ソフトウェアを用いて作成されるか、或いはスキャナー等の入力装置により入力され、例えばハードディスクなどに格納されているものである。CPUは、記憶手段が有する記録媒体から上記した処理機能・処理方法を実現するプログラムを読み出し、プログラムに従う処理を対象とする文書に実行し、その処理結果を印刷要求コマンドとして通信手段を介してプリンタ等の印刷装置へ出力する。
【0028】
【発明の効果】
(1) 請求項1,2,10,11の発明に対応する効果
取得した原画像への埋め込み情報(原画像に関連する情報)をデジタルデータ(ビット値列)で表現し、該デジタルデータからドットパターン画像を生成し、生成したドットパターン画像を原画像に重畳するようにしたので、広い適用対象(2値の文字画像及びハーフトーンイメージを含むあらゆる印刷物)へ任意の情報を埋め込むことが可能になり、原画像の劣化を抑制する(埋め込みを重畳によって行うので、原画像のデータの消失がない)ことが可能になる。また、ドットパターン画像をデジタルデータに対応して予め登録したドットパターンをもとに生成するようにしたので、埋め込み処理を簡略化し、埋め込み情報の抽出の際にも簡単かつ確実な情報の抽出が可能になる。
(2) 請求項3,12の発明に対応する効果
上記(1)の効果に加えて、原画像を矩形分割した領域を単位として処理を行うようにするとともに、矩形分割された複数の領域に同じドットパターン画像を適用して情報を埋め込む(同じ情報を埋め込む)ようにしたので、埋め込み情報の抽出の際に画像の一部が隠され抽出できなくても、他の箇所での情報の抽出が可能になり、抽出漏れを防止でき、また埋め込み情報の抽出時に一部に抽出エラーがあっても、複数ある抽出結果の全体から正しい抽出情報を判断することが可能であり、誤認識を防ぎ、認識精度の向上を図ることが可能になる。
【0029】
(3) 請求項4〜9の発明に対応する効果
上記(1)、(2)の効果に加えて、埋め込み情報として用いる原画像の関連情報として、画像の著作権者、印刷の施行者、印刷の日時、印刷を行う装置、画像の名称、複製の許可/不許可の指定、の少なくとも一つを示す情報を含むようにしたので、印刷物の機密管理や著作権保護、複写(読み取り)禁止機能を実現するための情報として用いることが可能になる。
(4) 請求項13の発明に対応する効果
請求項10乃至12に記載された画像処理方法の各処理ステップを実行するためのプログラムを汎用のコンピュータに搭載することにより、上記(1)〜(3)の効果を容易に具現化できる画像処理装置を提供することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係わる画像処理装置の概略構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の「実施形態1」に係わる情報埋め込み処理のフローチャートを示す。
【図3】「実施形態1」に用いるビット値“0”と“1”に対して定義されたドットパターンを示す。
【図4】「実施形態1」における画像の矩形分割及び該矩形へのドットパターン画像の埋め込み処理を説明するための図を示す。
【図5】本発明の「実施形態2」に係わる情報埋め込み処理のフローチャートを示す。
【図6】「実施形態2」に用いるビット値“0”と“1”に対して定義されたドットパターンを示す。
【図7】「実施形態2」における画像の矩形分割及び該矩形へのドットパターン画像の埋め込み処理を説明するための図を示す。
【符号の説明】
1…制御部、 2…メモリ
3…外部情報記憶装置、 4…データ表示部、
5…画像重畳部、 6…埋め込み情報取得部、
7…矩形分割部、 8…ドットパターン画像生成部。
Claims (13)
- 印刷出力の対象とする原画像へ情報を埋め込み、印刷出力用のデータを生成する処理を行う画像処理装置であって、原画像への埋め込み情報として原画像の関連情報を取得する埋め込み情報取得手段と、取得した埋め込み情報をデジタルデータで表現し、該デジタルデータからドットパターン画像を生成するドットパターン画像生成手段と、生成されたドットパターン画像を前記原画像に重畳する画像重畳手段を有することを特徴とする画像処理装置。
- 請求項1に記載された画像処理装置において、前記ドットパターン画像生成手段は、埋め込み情報を表現するデジタルデータに対応して予め登録したドットパターンをアクセスし、得られるパターンによりドットパターン画像を生成するようにしたことを特徴とする画像処理装置。
- 請求項1又は2に記載された画像処理装置において、前記画像重畳手段は、原画像を矩形分割した領域を単位として処理を行うようにするとともに、前記ドットパターン画像生成手段は、画像重畳手段において矩形分割された一領域に適用したドットパターン画像を他の領域に適用可能とする方式でデータを生成するようにしたことを特徴とする画像処理装置。
- 請求項1乃至3のいずれかに記載された画像処理装置において、前記埋め込み情報として用いる原画像の関連情報が該画像の著作権者を特定する情報を含むことを特徴とする画像処理装置。
- 請求項1乃至4のいずれかに記載された画像処理装置において、前記埋め込み情報として用いる原画像の関連情報がこの印刷出力の施行者を特定する情報を含むことを特徴とする画像処理装置。
- 請求項1乃至5のいずれかに記載された画像処理装置において、前記埋め込み情報として用いる原画像の関連情報がこの印刷出力の日時を特定する情報を含むことを特徴とする画像処理装置。
- 請求項1乃至6のいずれかに記載された画像処理装置において、前記埋め込み情報として用いる原画像の関連情報がこの印刷出力を行う印刷装置を特定する情報を含むことを特徴とする画像処理装置。
- 請求項1乃至7のいずれかに記載された画像処理装置において、前記埋め込み情報として用いる原画像の関連情報が該画像を特定するために付与された名称を含むことを特徴とする画像処理装置。
- 請求項1乃至8のいずれかに記載された画像処理装置において、前記埋め込み情報として用いる原画像の関連情報がこの印刷出力結果に対する複製の許可/不許可を指定する情報を含むことを特徴とする画像処理装置。
- 印刷出力の対象とする原画像へ情報を埋め込み、印刷出力用の画像データを生成する処理を行う画像処理方法であって、原画像への埋め込み情報として原画像の関連情報を取得する埋め込み情報取得ステップと、取得した埋め込み情報をデジタルデータで表現し、該デジタルデータからドットパターン画像を生成するドットパターン画像生成ステップと、生成されたドットパターン画像を前記原画像に重畳する画像重畳ステップを有することを特徴とする画像処理方法。
- 請求項10に記載された画像処理方法において、前記ドットパターン画像生成ステップは、埋め込み情報を表現するデジタルデータに対応して予め登録したドットパターンをアクセスし、得られるパターンによりドットパターン画像を生成するようにしたことを特徴とする画像処理方法。
- 請求項10又は11に記載された画像処理方法において、前記画像重畳ステップは、原画像を矩形分割した領域を単位として処理を行うようにするとともに、前記ドットパターン画像生成ステップは、画像重畳ステップにおいて矩形分割された一領域に適用したドットパターン画像を他の領域に適用可能とする方法でデータを生成するようにしたことを特徴とする画像処理方法。
- 請求項10乃至12のいずれかに記載された画像処理方法の各ステップをコンピュータに実行させるためのプログラム。
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