JP2000165652A - データ出力制御装置、データ処理装置及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体 - Google Patents

データ出力制御装置、データ処理装置及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体

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JP2000165652A
JP2000165652A JP10337259A JP33725998A JP2000165652A JP 2000165652 A JP2000165652 A JP 2000165652A JP 10337259 A JP10337259 A JP 10337259A JP 33725998 A JP33725998 A JP 33725998A JP 2000165652 A JP2000165652 A JP 2000165652A
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Atsushi Yoshida
淳 吉田
Keiichi Iwamura
恵市 岩村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子透かしが埋め込まれているディジタルコ
ンテンツをプリンタで印字する場合に、印字データを適
切に制御してディジタルコンテンツの著作権を保護す
る。 【解決手段】 電子透かし抽出部106では、電子透か
しの埋め込み位置情報を用いてアプリケーションソフト
ウェア102により生成された画像データから埋め込み
情報を抽出する。次に、画像変形部108は、画像の濃
度値に埋め込み情報(例えば濃度補正データ)を加える
等の変形処理を行うことにより画像を変形する。画像変
形された画像データは、画像データを印字する用紙サイ
ズ等の印字制御情報と共に印字データ生成部109に入
力され、印字装置112で印字可能な印字データが生成
される。生成された印字データは画像転送部110によ
り印字装置112に転送されて印字される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、著作権の設定され
ているディジタルコンテンツがプリンタ等の出力装置か
ら出力される際に、上記著作権を保護するためにその出
力データを制御する場合に用いて好適なデータ出力制御
装置、データ処理装置及びそれらに用いられるコンピュ
ータ読み取り可能な記憶媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ディジタルコンテンツの代表的な出力装
置としてプリンタがあるが、その出力を制御するための
データ出力制御装置であるプリンタドライバについて説
明する。尚、以下の説明でいうディジタルコンテンツと
は、動画像、静止画像、音声、コンピュータプログラム
及びコンピュータデータ等を指すものとする。
【0003】一般に、プリンタを接続するコンピュータ
には、プリンタを制御するためのプリンタドライバが搭
載されている。印刷を行う際に、コンピュータでは、そ
れに搭載されたアプリケーションで作成した、文字、図
形、自然画等を含む画像データを、印刷情報としてプリ
ンタドライバに供給する。プリンタドライバでは、供給
された印刷情報に基づきプリンタが印刷処理可能な印字
データを生成し、その印字データをプリンタに転送す
る。
【0004】具体的には、プリンタドライバにおいて
は、アプリケーションから渡された印刷情報を解析して
印刷情報に含まれる画像データを所定手法で2値化し、
その2値化データをバンドメモリに展開(ラスタライ
ズ)することにより、印字データの作成を行う処理方
法、又はアプリケーションから渡された印刷情報を解析
して印刷情報に含まれる画像データを多値データとして
バンドメモリに展開(ラスタライズ)し、この展開され
たデータをラスタライン単位で所定手法を用いて2値化
しながら印字データの作成を行う処理方法を実行する。
【0005】上記2値化の手法としては、パターンディ
ザを用いる手法、誤差拡散手法などの手法の内のいずれ
か一つが用いられている。パターンディザを用いる手法
は、高速でかつ均一に2値化することが可能な手法であ
り、この手法は、文字・図形などの2値化に適してい
る。これに対して誤差拡散手法は、微妙な階調を表現す
ることができる手法であり、自然画などの2値化に適し
ている。
【0006】次に、電子透かしについて説明する。ディ
ジタル情報には、従来のアナログ情報と比較し、コンピ
ュータなどによって簡単に劣化することなくコピー、改
竄でき、通信回線を通じて転送することが容易であると
いった特徴がある。このような特徴により、ディジタル
情報は安易に不正コピーされ、再配付される傾向があっ
た。これを防ぐための方法の一つとして電子透かしを埋
め込む手法がある。電子透かしとは、ディジタルコンテ
ンツに埋め込まれる人間には知覚できない情報のことを
言い、電子透かしが埋め込まれたディジタルコンテンツ
を通常の方法で再生しても、電子透かしを知覚すること
はできない。
【0007】電子透かしを埋め込む方法の代表的なもの
として、ディジタル画像の場合でいえば、画素の色相、
明度等にあたるディジタルコンテンツのデータ値に演算
を施して電子透かしを埋め込む手法がある。この手法の
代表的なものとして、ディジタルコンテンツをブロック
に分割し、ブロック毎に+1と−1との組み合わせであ
る予め決められた透かしパターンを足し込むというDi
gimarc社、米国特許5,636,292号の手法
がある。
【0008】他の電子透かしを埋め込む方法として、デ
ィジタルコンテンツに対して高速フーリエ変換、離散コ
サイン変換、ウェーブレット変換等の周波数変換を行
い、周波数領域に透かし情報を加えた後、逆周波数変換
を行うことにより埋め込む手法がある。
【0009】上記高速フーリエ変換による手法では、入
力コンテンツは、PN系列を加えられて拡散された後、
ブロックに分割される。ブロック毎にフーリエ変換が施
され、1ブロックに1ビットの透かし情報が埋め込まれ
る。透かし情報が埋め込まれたブロックは逆フーリエ変
換が施され、再び最初と同じPN系列が加えられて電子
透かしが埋め込まれたコンテンツが得られる。これは、
大西、岡、松井「PN系列による画像への署名法」に詳
しい。
【0010】上記離散コサイン変換による手法は、ブロ
ックに分割し、ブロック毎に離散コサイン変換をする。
1ブロックに1ビットの情報を埋め込んだ後、逆変換を
して電子透かし埋め込み済みコンテンツを生成する。こ
れは、中村、小川、高嶋、「ディジタル画像の著作権保
護のための周波数領域における電子透かし方式」199
7年、暗号と情報セキュリティシンポジウム講演論文
集、SCIS’97−27Aに詳しい。
【0011】上記ウェーブレット変換による手法は、入
力コンテンツをブロック分割する必要のない手法であ
る。これは、石塚、酒井、櫻井「ウェーブレット変換を
用いた電子透かし技術の安全性と信頼性に関する実験的
考察」1997年、暗号と情報セキュリティシンポジウ
ム講演論文集、SCIS’97−26Dに詳しい。
【0012】上記のような各手法により、ディジタルコ
ンテンツに電子透かしとして埋め込まれる情報の代表的
なものとして、著作権情報とユーザ情報が挙げられる。
著作権情報を埋め込むことにより、ユーザはディジタル
コンテンツに著作権が設定されていること、また、著作
権は誰であるか等を知ることができる。しかし、実際に
著作権が保護されるか否かはユーザのモラルにかかって
いた。
【0013】また、ユーザ情報を埋め込むことにより、
不正に再配付されたディジタルコンテンツより、再配付
した行ったユーザを検知することができる。しかし、上
記のような手法で電子透かしを用いた場合、ユーザに警
告を与える程度しか効果がなく、実使用上不十分なもの
であった。
【0014】また、従来のプリンタドライバ等のデータ
出力制御装置においても、著作権保護のための手法が考
慮されていなかった。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例で説明した
通り、従来のプリンタドライバ等のデータ出力制御装置
においては、著作権保護のための手法が考慮されていな
い。また、ディジタルコンテンツに従来の方法で電子透
かしを埋め込んだ場合においても、不正に取得したディ
ジタルコンテンツを任意の出力装置で出力可能であり、
ユーザは発見されない限り、元のディジタルコンテンツ
と同等の出力を得ることができていた。
【0016】本発明は、上記の問題を解決するために成
されたもので、電子透かしが埋め込まれたディジタルコ
ンテンツの出力装置のデータ出力を制御することによ
り、賦課金制度等による著作権の保護を容易にすること
を目的としている。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明によるデータ出力制御装置においては、デ
ィジタルコンテンツを含む情報から出力装置が出力可能
な出力データを生成して上記出力装置に転送するデータ
生成手段と、上記ディジタルコンテンツに電子透かしと
して埋め込まれている埋め込み情報を抽出する抽出手段
と、上記抽出された埋め込み情報に基づいて上記ディジ
タルコンテンツ及び/又は上記生成した出力データを変
形する変形手段とを設けている。
【0018】また、本発明によるデータ処理装置におい
ては、ディジタルコンテンツに電子透かしとして埋め込
まれている埋め込み情報を抽出する抽出手段と、上記抽
出された埋め込み情報に基づいて上記ディジタルコンテ
ンツを変形する変形手段とを設けている。
【0019】また、本発明による記憶媒体においては、
ディジタルコンテンツを含む情報から出力装置が出力可
能な出力データを生成して上記出力装置に転送する処理
と、上記ディジタルコンテンツに電子透かしとして埋め
込まれている埋め込み情報を抽出する処理と、上記抽出
された埋め込み情報に基づいて上記ディジタルコンテン
ツ及び/又は上記生成した出力データを変形する処理と
を実行するためのプログラムを記憶している。
【0020】さらに、本発明による他の記憶媒体におい
ては、ディジタルコンテンツに電子透かしとして埋め込
まれている埋め込み情報を抽出する処理と、上記抽出さ
れた埋め込み情報に基づいて上記ディジタルコンテンツ
を変形する処理とを実行するためのプログラムを記憶し
ている。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
と共に説明する。図1は、本発明の第1の実施の形態に
よるデータ出力制御装置としての印字制御装置(プリン
タドライバ)を用いて構成した印刷システム全体の概略
構成を示している。尚、ここではデータ出力制御装置の
搭載例として印字制御装置(プリンタドライバ)への搭
載を挙げたが、他のデータ出力制御装置への搭載も容易
に構成できる。
【0022】この印刷システムは、コンピュータ端末1
01と、このコンピュータ端末101に接続された印字
装置112とから構成される。コンピュータ端末101
は、外部から取り込まれた画像を処理する機能等を有す
るアプリケーションソフトウェア102、各プログラム
を読み出し実行するCPU103、印字装置112に印
字データを転送するインターフェイス(I/F)10
4、アプリケーションソフトウェア102で生成された
画像データを印字装置112の印字命令に変換するプリ
ンタドライバ105を有する。
【0023】プリンタドライバ105は、アプリケーシ
ョンソフトウェア102によって生成された画像データ
に埋め込まれている電子透かしを抽出する電子透かし抽
出部106、電子透かし抽出部106で画像データから
抽出した埋め込み情報を解析し、画像変形部108の制
御、及び/又は画像データの入力先の制御を行う判定部
107、画像データに対して色補正等の補正処理、可視
型電子透かしの埋め込み及び/又は解除、暗号化及び/
又は復号処理、スクランブル及び/又はスクランブルの
解除等の画像変形処理を行う画像変形部108を有して
いる。
【0024】さらに、アプリケーションソフトウェア1
02で生成された画像データ又は画像変形部108によ
り変形された画像データを解析し、印字装置112で印
字可能な印字データとし、記憶部111に一時的に保存
する印字データ生成部109、記憶部111に保存され
ている印字データをI/F104を用いて印字装置11
2へ転送する画像転送部110、印字データ生成部によ
り生成された印字データ、各処理における計算処理の途
中結果等を必要に応じて一時的に記憶する記憶部111
を有している。
【0025】印字装置112は、コンピュータ端末10
1により送信された印字データが入力されるI/F11
3、及びI/F113で取得した印字データの印刷を行
う印字部114を有している。
【0026】電子透かし抽出部106は、電子透かしが
埋め込まれている位置を示す埋め込み位置情報を用いる
ことにより、コンピュータ端末101に接続された入力
装置、記憶装置等の周辺機器から入力された電子透かし
埋め込み済みの画像データ、或いはアプリケーションソ
フトウェア102で生成/編集された電子透かし埋め込
み済みの画像データから、電子透かしとして埋め込まれ
ている埋め込み情報を取得する。ここで、電子透かし抽
出部106では埋め込み位置情報の入力を受けずに埋め
込み情報を抽出する場合もある。
【0027】また、印字データ生成部109では、アプ
リケーションソフトウエア102で生成される画像デー
タを、同様にアプリケーションソフトウェア102によ
り設定される、或いはディスプレイ上等で、マウス或い
はキーボード等の入力装置を用いることにより、ユーザ
により設定される画像データを出力する用紙のサイズ、
自動/カラー/モノクロ等の印刷色の設定、印刷データ
を処理する解像度、印刷データの色変換処理、印刷デー
タの2値化方法等の印刷制御情報に従って、2値化(2
値化以外の場合もある)及びラスタライズする。
【0028】図2は、プリンタドライバ105(印字制
御装置)の第1の実施の形態による処理を示すブロック
図である。本処理は、電子透かし抽出部106によって
実行される電子透かし抽出処理201、画像変形部10
8によって実行される画像変形処理202、印字データ
生成部109によって実行される印字データ生成処理2
03、画像転送部110によって実行される画像転送処
理204から構成される。
【0029】透かし抽出処理201では、埋め込み位置
情報を用いアプリケーションソフトウェア102により
生成された画像データから埋め込み情報が抽出される。
ここで埋め込み情報は画像の濃度補正データとする。次
に、画像変形処理202に画像データと埋め込み情報
(濃度補正データ)を加える等の演算を行うことにより
画像を変形する。
【0030】ここでは、一例として濃度補正を挙げた
が、輝度補正、ガンマ補正等の他の補正手段によっても
容易に構成される。画像変形処理202により変形され
た画像データは、画像データを印字する用紙サイズ等の
印字制御情報と共に印字データ生成処理203に入力さ
れ、印字装置で印字可能な印字データが生成される。生
成された印字データは画像転送処理204により印字装
置112に転送され、印字される。
【0031】図3は、プリンタドライバ105の第2の
実施の形態による処理を示す。本処理は、電子透かし抽
出部106で実行される電子透かし抽出処理301、印
字データ生成部109で実行される印字データ生成処理
302、画像変形部108で実行される画像変形処理3
03、画像転送部110で実行される画像転送処理30
4から構成される。上記各処理301〜304は、図2
の各処理201〜204と同じ処理を行う。
【0032】アプリケーションソフトウェア102で生
成された画像データは、画像データを印字する用紙サイ
ズ等の印字情報と共に印字データ処理302に入力さ
れ、印字データが生成される。生成された印字データ
と、透かし抽出処理201により抽出された埋め込情報
は、画像変形処理202に入力される。画像変形処理2
02では、埋め込み情報に従って印字データを変形す
る。例えば埋め込み情報として印字装置112の高速/
高品位/標準等の印字モードの情報を持っている場合、
印字データの印字モードの設定コマンドを変更する。
【0033】ここでは、一例として印字モードの変更を
挙げたが、他の印字制御命令の変更、濃度補正、輝度補
正、ガンマ補正等の他の手段によっても容易に達成され
る。変形された印字データは、画像転送処理204によ
り印字装置112に転送され印字される。
【0034】図4はプリンタドライバ105の第3の実
施の形態による処理を示す。本処理は、電子透かし抽出
部106によって実行される電子透かし抽出処理40
1、判定部107によって実行される埋め込み情報によ
り画像データを画像変形処理403に入力するか否かを
決定するスイッチ処理402、画像変形部108によっ
て実行される画像変形処理403、印字データ生成部1
09によって実行される印字データ生成処理404、画
像転送部110によって実行される画像転送処理405
から構成される。上記各処理401、403〜405
は、図2の各処理201〜204と同じ処理を行う。
【0035】一例として電子透かし抽出処理401によ
って抽出された埋め込み情報が、プリンタドライバのシ
リアル番号を示す場合には、スイッチ処理402は、こ
のシリアル番号が、処理を行ったプリンタドライバ10
5が保有するシリアル番号と一致した時に、画像データ
を印字データ生成処理404に入力し、一致しなかった
時に、画像変形処理403に入力する。
【0036】ここでは、一例としてプリンタドライバの
シリアル番号を挙げたが、他に埋め込み情報として抽出
されるユーザIDと、コンピュータ端末101に接続さ
れているカードリーダ等の記憶装置から読み込まれる、
或いはコンピュータ端末101に接続されているキーボ
ード等の入力装置から読み込まれるユーザIDとを比較
する方法等も本方式に含まれる。
【0037】また、一例として、画像変形処理403
は、周波数変換を行い、求まった値を低域通過フィルタ
にかけて、さらに逆周波数変換を行うことにより画像を
低解像度化する。画像処理方法に関しては、酒井幸市
「ディジタル画像処理入門」コロナ社に詳しい。印字デ
ータのみを低解像度化する手法として、印字制御情報の
解像度設定コマンドを変更する手法等もある。また、画
像変換処理403において、ノイズを加える、フィルタ
をかける、色変換を行う等低解像度化以外の画像処理を
施す装置も容易に構成できる。
【0038】さらに、画像変換処理403において、可
視型の電子透かしを埋め込む、スクランブルを行う、暗
号化する等の処理も容易に構成される。ここで挙げた可
視型の透かしの埋め込み、スクランブル、暗号化は一例
を示したもので、他の画像の改変も本方式に含む。可視
型の電子透かしを埋め込む場合には、画像変形処理40
3は、プリンタドライバ105、或いは不可視型電子透
かしの埋め込み情報の一部等より、座標値等で構成され
る可視型の電子透かしを埋め込む位置を示す位置情報を
取得し、位置情報により特定される位置の輝度値を変化
させる等の方法で可視型の電子透かしを埋め込む。
【0039】スクランブルを行う場合には、画像変形処
理403は、プリンタドライバが保持している或いは埋
め込み情報として抽出された等の画素の入れ替え位置な
どを示す鍵情報を取得し、鍵情報に従って、画像データ
の画素値の位置を入れ替える等の方法によりスクランブ
ルをかける。また、暗号化を行う場合には、スクランブ
ルと同様の鍵情報により画像データの画素値を暗号化す
る。ここで使用可能である暗号化方式としては、DES
等の共通鍵暗号化方式、RSA等の公開鍵暗号化方式が
挙げられる(各暗号の詳細は岡本栄司著「暗号理論入
門」共立出版株式会社参照)。
【0040】図5はプリンタドライバ105の第4の実
施の形態による処理を示す。本処理は、電子透かし抽出
部106で実行される電子透かし抽出処理501、印字
データ生成部109により実行され、画像データ及び印
字制御情報により印字データを生成する印字データ生成
処理502、判定部107で実行され、埋め込み情報に
より印字データを画像変形処理504に入力するか否か
を決定するスイッチ処理503、画像変形部108で実
行される画像変形処理504、画像転送部110で実行
される画像転送処理505から構成される。電子透かし
抽出処理501、印字データ生成処理502、画像転送
処理505は、図2の電子透かし抽出処理201、印字
データ生成処理203、画像転送処理204と同じ処理
を行う。
【0041】アプリケーションソフトウェア102で生
成された画像データは、画像データを印字する用紙サイ
ズ等の印字制御情報と共に印字データ生成処理502に
入力され、印字データが生成される。ここで生成された
印字データは、スイッチ処理503による制御により、
画像変形処理504、或いは画像転送処理505に転送
される。例えば、電子透かし抽出処理501によって抽
出された埋め込み情報が、プリンタドライバのシリアル
番号を示す場合、スイッチ処理503は、このシリアル
番号が、比較情報(プリンタドライバ105のシリアル
番号)と一致した時に、印字データを画像転送処理50
5に入力し、一致しなかった時に、画像変形処理504
に入力する。
【0042】ここでは、一例としてプリンタドライバの
シリアル番号を挙げたが、他に埋め込み情報として抽出
されるユーザIDと、コンピュータ端末101に接続さ
れているカードリーダ等の記憶装置から読み込まれるユ
ーザID、或いはコンピュータ端末101に接続されて
いるキーボード等の入力装置から読み込まれるユーザI
Dとを比較する方法等も本方式に含まれる。
【0043】画像変形処理504では、印字データを変
形する。例えば、画像変形処理504は、印字データの
印字モードの設定コマンドをドラフト印字に変更する。
ここでは一例として印字モードの変更を挙げたが、他の
印字制御命令の変更、濃度補正、輝度補正、ガンマ補正
等地の補正手段によっても容易に構成される。変形され
た印字データは画像転送処理505により印字装置11
2に転送され印字される。
【0044】図6はプリンタドライバ105の第5の実
施の形態による処理を示す。本処理は、電子透かし抽出
部106で実行される電子透かし抽出処理601、判定
部107で実行される判定処理602及びスイッチ処理
603、画像変形部108で実行される画像変形処理6
04、印字データ生成部109で実行される印字データ
生成処理605、画像転送部110により実行される画
像転送処理606から構成される。電子透かし抽出処理
601、印字データ生成処理605、画像転送処理60
6は、図2の電子透かし抽出処理201、印字データ生
成処理203、画像転送処理204と同じ処理を行う。
【0045】電子透かし抽出処理601は、スクランブ
ルされ画素の置換情報などのスクランブル解除鍵が電子
透かしとして埋め込まれた画像データから、スクランブ
ル解除鍵を抽出する。抽出されたスクランブル解除鍵
は、判定処理602に入力され、正しく抽出できている
か否か判定される。
【0046】判定処理602における処理の一例を説明
する。一般的に電子透かしの埋め込みの際に情報を繰り
返し埋め込み、抽出の際に多数決により正しい情報を決
定するという手法がよく用いられる。この手法が用いら
れている場合に、異なる情報の数にしきい値を設け、異
なる情報がしきい値以上であったら鍵が正しく抽出でき
なかったと判定する。この手法は一例であり、鍵と同時
にシリアル番号等を埋め込みそれにより判定する方法等
他の方法でもよい。
【0047】画像データはスイッチ処理603にも入力
される。スイッチ処理603では、判定処理602で正
しくスクランブル解除鍵を抽出できた場合には、画像デ
ータを画像変形処理604に入力し、判定処理602で
正しくスクランブル解除鍵を抽出できなかった場合に
は、画像データを印字データ生成処理605に入力す
る。画像変形処理604では、電子透かし抽出処理60
1で抽出されたスクランブル解除鍵を用い、画像データ
に施されたスクランブルを解除し、印字データ生成処理
605に入力する。印字データ生成処理605では、印
字データを生成し画像転送処理606で印字装置112
に転送する。
【0048】図7はプリンタドライバ105の第6の実
施の形態による処理を示す。本処理は、電子透かし抽出
部106により実行される電子透かし抽出処理701、
判定部107により実行される判定処理702及びスイ
ッチ処理704、印字データ生成部109により実行さ
れる印字データ生成処理703、画像変形部108によ
り実行される画像変形処理705、画像転送部110に
より実行される画像転送処理706から構成される。電
子透かし抽出処理701、印字データ生成処理703、
画像転送処理706は、図2の電子透かし抽出処理20
1、印字データ生成処理203、画像転送処理204と
同じ処理を行う。
【0049】電子透かし抽出処理701は、スクランブ
ルされ、画素の置換情報などのスクランブル解除鍵が電
子透かしとして埋め込まれた画像データから、スクラン
ブル解除鍵を抽出する。抽出されたスクランブル解除鍵
は、判定処理702に入力され、スクランブル解除鍵が
正しく抽出できているか否かを判定する。
【0050】判定処理における処理の一例を説明する。
一般的に電子透かしの埋め込みの際に埋め込み情報を繰
り返し埋め込み、抽出の際に多数決により正しい情報を
決定するという手法がよく用いられる。この手法が用い
られている場合に、異なる情報の数にしきい値を設け、
異なる情報の数がしきい値以上であったら情報が正しく
抽出できなかったと判定する。この手法は一例であり、
埋め込み情報であるスクランブル解除鍵と同時に、著作
権情報等を判定用の情報列として埋め込み、それにより
判定する方法の他の方法でもよい。
【0051】画像データは印刷制御情報と共に印字デー
タ生成処理703に入力され、スクランブルの影響が残
った印字データが生成される。スイッチ処理704で
は、判定処理702で正しくスクランブル解除鍵を抽出
できたと判定された場合には、上記印字データを画像変
形処理705に入力し、判定処理702で正しくスクラ
ンブル解除鍵を抽出できなかった場合には、上記印字デ
ータを画像転送処理706に入力する。画像変形処理7
05では、電子透かし抽出処理701で抽出されたスク
ランブル解除鍵を用い、印字データに残っているスクラ
ンブルを解除し、画像転送処理706に入力する。画像
転送処理706では印字装置112に転送する。
【0052】ここでは一例としてスクランブルを挙げた
が、画像変形処理として暗号化等他の処理を行うように
してもよい。また、データ出力制御装置の搭載例として
挙げた印字制御装置(プリンタドライバ)への搭載の他
にも、ディスプレイヘの表示を制御する装置等他の出力
装置を制御するデータ出力制御装置(ディスプレイドラ
イバ)、ハードディスク等の外部記憶装置、入出カボー
ト等を制御する出力制御装置(コントローラ)等への搭
載も、容易に可能である。また、データ出力制御装置の
機能の一部分を出力装置に組み込む場合もある。
【0053】図8は、本発明の第2の実施の形態による
データ処理装置を用いて構成したデータ処理装置及び一
般的なデータ出力制御装置であるプリンタドライバを用
いて構成した印刷システム全体の概略構成の一例を示し
ている。この印刷システムは、コンピュータ端末801
と、このコンピュータ端末801に接続された印字装置
811とにより構成される。
【0054】コンピュータ端末801は、外部から取り
込まれた画像を処理する機能等を有するアプリケーショ
ンソフトウェア802、各プログラムを読み出し実行す
るCPU803、印字装置811に印字データを転送す
るインターフェイス(I/F)804、本発明によるデ
ータ処理装置805、アプリケーションソフトウェア8
02で生成された画像データ、及びデータ処理装置80
5により変形された画像データを、印字装置811の印
字命令に変換するプリンタドライバ806を有する。
【0055】データ処理装置805は、アプリケーショ
ンソフトウェア802によって生成された画像データに
埋め込まれている電子透かしを抽出する電子透かし抽出
部807、電子透かし抽出部807で画像データから抽
出した埋め込み情報を解析し、画像変形部809の制
御、及び/又は画像データの入力先の決定を行う判定部
808、画像データに対し、色補正等の補正処理、可視
型電子透かしの埋め込み及び/又は解除、暗号化及び/
又は復号処理、スクランブル及び/又はスクランブルの
解除等の画像変形処理を行う画像変形部809、各処理
における計算処理の途中結果等を必要に応じ一時的に記
憶する記憶部810を有する。
【0056】印字装置811は、コンピュータ端末80
1により送信された印字データが入力されるI/F81
2、及びI/F812で取得した印字データの印刷を行
う印字部813を有する。
【0057】電子透かし抽出部807は、電子透かしが
埋め込まれている位置を示す埋め込み位置情報を用いる
ことにより、コンピュータ端末801に接続された入力
装置、記憶装置等の周辺機器から入力された電子透かし
埋め込み済みの画像データ、或いはアプリケーションソ
フトウエア802で生成/編集された電子透かし埋め込
み済みの画像データから、電子透かしとして埋め込まれ
ている埋め込み情報を取得する。ここで、電子透かし抽
出部807では埋め込み位置情報の入力を受けずに埋め
込み情報を抽出する場合もある。
【0058】図9は、本発明によるデータ処理装置80
5の第1の実施の形態による処理を示すブロック図であ
る。本処理は、電子透かし抽出部807で実行される電
子透かし抽出処理901、画像変形部809で実行され
る画像変形処理902から構成される。電子透かし抽出
処理901及び画像変形処理902は、図2の電子透か
し抽出処理201及び画像変形処理202と同じ処理を
行う。
【0059】画像データに埋め込まれている埋め込み情
報は、透かし抽出処理901により抽出され、画像変形
処理902に入力される。ここで埋め込み情報は画像の
濃度補正データとする。画像変形処理902には、埋め
込み情報と共に画像データが入力される。画像変形処理
902では、例えば、画像の濃度値に対し、埋め込み情
報(濃度補正データ)を加える等の演算を行うことによ
り画像を変形する。
【0060】ここで一例として濃度補正を挙げたが、輝
度補正、ガンマ補正等地の補正手段によっても容易に構
成される。画像変形処理902によって変形された画像
データは、プリンタドライバ806に転送され、プリン
タドライバ806で印字データが生成され、印字装置8
11で印字される。
【0061】図10はデータ処理装置805の第2の実
施の形態による処理を示すブロック図である。本処理
は、電子透かし抽出部807で実行される電子透かし抽
出処理1001、判定部808で実行される埋め込み情
報により画像データを画像変形処理1003に入力する
か否かを決定するスイッチ地理1002、画像変形部8
09によって実行される画像変形処理1003から構成
される。電子透かし抽出処理1001は図4の電子透か
し抽出処理401と、スイッチ処理1002はスイッチ
処理402と、画像変形処理1003画像変形処理40
3と同様の処理を行う。
【0062】電子透かし抽出処理1001により抽出さ
れた埋め込み情報によって、スイッチ処理1002は、
画像データをそのまま処理を行わずにプリンタドライバ
806に出力するか、画像変形処理1003に入力する
かを決定する。一例として埋め込み情報が、プリンタド
ライバのシリアル番号を示す場合には、スイッチ処理1
002は、このシリアル番号が、データ処理装置805
等が保有するシリアル番号と一致した時に、画像データ
をプリンタドライバ806に、一致しなかった時に、画
像変形処理1003にそれぞれ入力する。
【0063】ここでは、一例としてプリンタドライバの
シリアル番号を挙げたが、他に埋め込み情報として抽出
されるユーザIDと、コンピュータ端末801に接続さ
れているカードリーダ等の記憶装置から読み込まれる、
或いはコンピュータ端末801に接続されているキーボ
ード等の入力装置から読み込まれるユーザIDとを比較
する方法等も本方式に含まれる。また、画像データが画
像変形処理1003に入力された場合、画像データは変
形された後にプリンタドライバ806に出力される。
【0064】図11はデータ処理装置805の第3の実
施の形態よる処理を示すブロック図である。本処理は、
電子透かし抽出部807で実行される電子透かし抽出処
理1101、判定部808で実行される判定処理110
2及びスイツチ処理1103、画像変形部809で実行
される画像変形処理1104から構成される。電子透か
し抽出処理1101は図6の電子透かし抽出処理601
と、判定処理1102は判定処理602と、スイッチ処
理1103はスイッチ処理603と、画像変形処理11
04は画像変形処理604と各々同様の処理を行う。
【0065】電子透かし抽出処理1101は、スクラン
ブルされ画素の置換情報などのスクランブル解除鍵が電
子透かしとして埋め込まれた画像データから、スクラン
ブル解除鍵を抽出する。抽出されたスクランブル解除鍵
は、判定処理1102に入力され、スクランブル解除鍵
が正しく抽出できているか否か判定される。画像データ
はスイッチ処理1103にも入力される。
【0066】スイッチ処理1103では、判定処理11
02で正しくスクランブル解除鍵を抽出できたと判定さ
れた場合には、画像データを画像変形処理1104に、
判定処理1102で正しくスクランブル解除鍵を抽出で
きなかったと判定された場合には、そのまま何も処理を
加えずにプリンタドライバ806に出力する。画像変形
処理1104では、電子透かし抽出処理1101で抽出
されたスクランブル解除鍵を用い、画像データに施され
たスクランブルを解除し出力する。
【0067】ここでは一例としてスクランブルを挙げた
が、画像変形処理として暗号化等の他の処理を行うよう
にしてもよい。また、本実施の形態では、一例としてデ
ータ処理装置とプリンタドライバを用いた印刷制御シス
テムを挙げたが、プリンタドライバに限らず他のデータ
出力制御装置を用いて容易に構成でき、さらに他の出力
制御システムも適用できる。
【0068】図12は、本発明の第3の実施の形態によ
るデータ処理装置を外部記憶装置に搭載した場合のシス
テムを示すブロック図である。このシステムは、外部記
憶装置1206とこの外部記憶装置に接続されているコ
ンピュータ端末1201が示されている。
【0069】コンピュータ端末1201は、外部から取
り込まれた画像を処理する機能等を有するアプリケーシ
ョンソフトウェア1202、コンピュータ端末1201
に搭載されている各プログラムを読み出し実行するCP
U1203、外部記憶装置1206へのデータの転送又
は外部記憶装置からのデータの読み込みを制御するコン
トローラ1204、外部記憶装置1206とのデータの
交換を行うインターフェイス(I/F)1205を有す
る。
【0070】外部記憶装置1206は、データ処理装置
1207とコンピュータ端末1201により送信された
データが入力されるI/F1212、I/F1212で
取得したデータ及びデータ処理装置1207により変形
されたデータの外部記憶媒体への記録を行う記憶部12
13を有する。
【0071】データ処理装置1207は、外部記憶装置
1206に入力された画像データに埋め込まれている電
子透かしを抽出する電子透かし抽出部1208、電子透
かし抽出部1208で画像データから抽出した埋め込み
情報を解析し、画像変形部1210の制御、及び/又は
画像データの入力先の決定を行う判定部1209、画像
データに対し、色補正等の補正処理、可視型電子透かし
の埋め込み及び/又は解除、暗号化及び/又は復号処
理、スクランブル及び/又はスクランブルの解除等の画
像変形処理を行う画像変形部1210、各処理における
計算処理の途中結果等を必要に応じて時的に記憶する記
憶部1211を有する。
【0072】電子透かし抽出部1208は、電子透かし
が埋め込まれている位置を示す埋め込み位置情報を用い
ることにより、外部記憶装置1206に入力された画像
データから、電子透かしとして埋め込まれている埋め込
み情報を取得する。ここで、電子透かし抽出部1208
では、埋め込み位置情報の入力を受けずに埋め込み情報
を抽出する場合もある。
【0073】データ処理装置1207は、図9、図1
0、図11に示したデータ処理装置のうち、いずれか一
つのデータ処理装置と同じ方式により動作する。ここで
は一例として記憶装置への搭載例を挙げたが、同様にし
て通信機器、印字装置、表示装置、さらにアプリケーシ
ョンソフトウェア等も容易に構成できる。
【0074】次に本発明の他の実施の形態としての記憶
媒体について説明する。図1、図8、図12に示す各実
施の形態によるシステムは、ハード的に構成してもよ
く、また、CPU103やメモリ等からなるコンピュー
タシステムに構成してもよい。コンピュータシステムに
構成する場合、上記メモリは本発明による記憶媒体を構
成する。この記憶媒体には、前述した各図に示す処理を
実行するためのプログラムが記憶される。
【0075】また、この記憶媒体としては、ROM、R
AM等の半導体メモリ、光ディスク、光磁気ディスク、
磁気記憶媒体等を用いてよく、これらをCD−ROM、
FD、磁気カード、磁気テープ、不揮発性メモリカード
等に構成して用いてよい。
【0076】従って、この記憶媒体を上記各実施の形態
によるシステム以外の他のシステムあるいは装置で用
い、そのシステムあるいはコンピュータがこの記憶媒体
に格納されたプログラムコードを読み出し、実行するこ
とによっても、前述した各実施の形態と同等の機能を実
現できると共に、同等の効果を得ることができ、本発明
の目的を達成することができる。
【0077】また、コンピュータ上で稼働しているOS
等が処理の一部又は全部を行う場合、あるいは記憶媒体
から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに
挿入された拡張機能ボードやコンピュータに接続された
拡張機能ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そ
のプログラムコードの指示に基づいて、上記拡張機能ボ
ードや拡張機能ユニットに備わるCPU等が処理の一部
又は全部を行う場合にも、各実施の形態と同等の機能を
実現できると共に、同等の効果を得ることができ、本発
明の目的を達成することができる。
【0078】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ディジタルコンテンツに埋め込まれた電子透かしに基づ
いてそのディジタルコンテンツや出力装置の出力データ
を制御するように構成したことにより、ディジタルコン
テンツを正常な状態で出力可能とする出力装置が限定さ
れるので、賦課金制度の導入等による著作権の保護を容
易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるデータ出力制御装置を用いて構成
した印刷システムの第1の実施の形態を示すブロック図
である。
【図2】本発明によるデータ出力制御装置の第1の実施
の形態による処理を示すブロック図である。
【図3】本発明によるデータ出力制御装置の第2の実施
の形態による処理を示すブロック図である。
【図4】本発明によるデータ出力制御装置の第3の実施
の形態による処理を示すブロック図である。
【図5】本発明によるデータ出力制御装置の第4の実施
の形態による処理を示すブロック図である。
【図6】本発明によるデータ出力制御装置の第5の実施
の形態による処理を示すブロック図である。
【図7】本発明によるデータ出力制御装置の第6の実施
の形態による処理を示すブロック図である。
【図8】本発明によるデータ出力処理装置を用いて構成
した印刷システムの第2の実施の形態を示すブロック図
である。
【図9】本発明によるデータ処理装置の第1の実施の形
態による処理を示すブロック図である。
【図10】本発明によるデータ処理装置の第2の実施の
形態による処理を示すブロック図である。
【図11】本発明によるデータ処理装置の第3の実施の
形態による処理を示すブロック図である。
【図12】本発明によるデータ処理装置を用いて構成し
た記憶システムの実施の形態を示すブロック図である。
【符号の説明】
102、802、1202 アプリケーションソフトウ
ェア 103、803、1203 CPU 104、804、1205 I/F 105、806、 プリンタドライバ 106、807、1208 電子透かし抽出部 107、808、1209 判定部 108、809、1210 画像変形部 109 印字データ生成部 110 画像転送部 111、810、1211 記憶部 112、811 印字装置 805、1207 データ処理装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B021 AA01 BB05 DD11 LD15 QQ06 5C076 AA23 AA26 AA40 BA02 BA03 BA04 BA05 BA06 BB06 5J104 AA14 PA14

Claims (33)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディジタルコンテンツを含む情報から出
    力装置が出力可能な出力データを生成して上記出力装置
    に転送するデータ生成手段と、 上記ディジタルコンテンツに電子透かしとして埋め込ま
    れている埋め込み情報を抽出する抽出手段と、 上記抽出された埋め込み情報に基づいて上記ディジタル
    コンテンツ及び/又は上記生成した出力データを変形す
    る変形手段とを設けたことを特徴とするデータ出力制御
    装置。
  2. 【請求項2】 上記変形手段は、上記ディジタルコンテ
    ンツを補正して出力することを特徴とする請求項1記載
    のデータ出力制御装置。
  3. 【請求項3】 上記ディジタルコンテンツは画像であ
    り、上記変形手段は、上記画像の色補正を行うことを特
    徴とする請求項1記載のデータ出力制御装置。
  4. 【請求項4】 上記抽出された埋め込み情報に応じて上
    記ディジタルコンテンツ及び/又は出力データを上記変
    形手段に入力するか否かを決定する決定手段を設けたこ
    とを特徴とする請求項1記載のデータ出力制御装置。
  5. 【請求項5】 上記変形手段は、上記ディジタルコンテ
    ンツ及び/又は上記出力データの品質を低下させること
    を特徴とする請求項1記載のデータ出力制御装置。
  6. 【請求項6】 上記ディジタルコンテンツは画像であ
    り、上記変形手段は、上記画像を低解像度化することを
    特徴とする請求項1記載のデータ出力制御装置。
  7. 【請求項7】 上記ディジタルコンテンツは画像であ
    り、上記変形手段は、上記画像の色を変化させることを
    特徴とする請求項1記載のデータ出力制御装置。
  8. 【請求項8】 上記変形手段は、上記ディジタルコンテ
    ンツ及び/又は上記出力データをスクランブルすること
    を特徴とする請求項1記載のデータ出力制御装置。
  9. 【請求項9】 上記変形手段は、上記ディジタルコンテ
    ンツ及び/又は上記出力データを暗号化することを特徴
    とする請求項1記載のデータ出力制御装置。
  10. 【請求項10】 上記ディジタルコンテンツは画像であ
    り、上記変形手段は、上記画像に可視型の電子透かしを
    埋め込むことを特徴とする請求項1記載のデータ出力制
    御装置。
  11. 【請求項11】 上記情報に含まれるディジタルコンテ
    ンツが変形され、かつ上記変形を解除するための情報が
    電子透かしとして埋め込まれており、上記変形手段は、
    上記抽出手段により抽出された情報を用いて上記変形を
    解除することを特徴とする請求項1記載のデータ出力制
    御装置。
  12. 【請求項12】 上記変形がスクランブルであることを
    特徴とする請求項11記載のデータ出力制御装置。
  13. 【請求項13】 上記変形が可視型電子透かしの埋め込
    みであることを特徴とする請求項11記載のデータ出力
    制御装置。
  14. 【請求項14】 上記変形が暗号化であることを特徴と
    する請求項11記載のデータ出力制御装置。
  15. 【請求項15】 上記出力装置はプリンタであり、上記
    出力データは上記プリンタの印字データであることを特
    徴とする請求項1記載のデータ出力制御装置。
  16. 【請求項16】 ディジタルコンテンツに電子透かしと
    して埋め込まれている埋め込み情報を抽出する抽出手段
    と、 上記抽出された埋め込み情報に基づいて上記ディジタル
    コンテンツを変形する変形手段とを設けたことを特徴と
    するデータ処理装置。
  17. 【請求項17】 上記変形手段は、上記ディジタルコン
    テンツを補正して出力することを特徴とする請求項16
    記載のデータ処理装置。
  18. 【請求項18】 上記ディジタルコンテンツは画像であ
    り、上記変形手段は、上記画像の色補正を行うことを特
    徴とする請求項16記載のデータ処理装置。
  19. 【請求項19】 上記抽出された情報に応じて上記ディ
    ジタルコンテンツを上記変形手段に入力するか否かを決
    定する決定手段を設けたことを特徴とする請求項16記
    載のデータ処理装置。
  20. 【請求項20】 上記変形手段は、上記ディジタルコン
    テンツの品質を低下させることを特徴とする請求項16
    記載のデータ処理装置。
  21. 【請求項21】 上記ディジタルコンテンツは画像であ
    り、上記変形手段は、上記画像を低解像度化することを
    特徴とする請求項16記載のデータ処理装置。
  22. 【請求項22】 上記ディジタルコンテンツは画像であ
    り、上記変形手段は、上画像の色を変化させることを特
    徴とする請求項16記載のデータ処理装置。
  23. 【請求項23】 上記変形手段は、上記ディジタルコン
    テンツをスクランブルすることを特徴とする請求項16
    記載のデータ処理装置。
  24. 【請求項24】 上記変形手段は、上記ディジタルコン
    テンツを暗号化することを特徴とする請求項16記載の
    データ処理装置。
  25. 【請求項25】 上記ディジタルコンテンツは画像であ
    り、上記変形手段は、上記画像に可視型の電子透かしを
    埋め込むことを特徴とする請求項16記載のデータ処理
    装置。
  26. 【請求項26】 上記情報に含まれるディジタルコンテ
    ンツが変形され、かつ上記変形を解除するための情報が
    電子透かしとして埋め込まれており、上記変形手段は、
    上記抽出手段により抽出された埋め込み情報を用いて上
    記変形を解除することを特徴とする請求項16記載のデ
    ータ処理装置。
  27. 【請求項27】 上記変形がスクランブルであることを
    特徴とする請求項26記載のデータ処理装置。
  28. 【請求項28】 上記変形が可視型電子透かしの埋め込
    みであることを特徴とする請求項26記載のデータ処理
    装置。
  29. 【請求項29】 上記変形が暗号化であることを特徴と
    する請求項26記載のデータ処理装置。
  30. 【請求項30】 上記変形手段の出力を印字する印字手
    段を設けたことを特徴とする請求項16記載のデータ処
    理装置。
  31. 【請求項31】 上記変形手段の出力を表示する表示手
    段を設けたことを特徴とする請求項16記載のデータ処
    理装置。
  32. 【請求項32】 ディジタルコンテンツを含む情報から
    出力装置が出力可能な出力データを生成して上記出力装
    置に転送する処理と、 上記ディジタルコンテンツに電子透かしとして埋め込ま
    れている埋め込み情報を抽出する処理と、 上記抽出された埋め込み情報に基づいて上記ディジタル
    コンテンツ及び/又は上記生成した出力データを変形す
    る処理とを実行するためのプログラムを記憶したコンピ
    ュータ読み取り可能な記憶媒体。
  33. 【請求項33】 ディジタルコンテンツに電子透かしと
    して埋め込まれている埋め込み情報を抽出する処理と、 上記抽出された埋め込み情報に基づいて上記ディジタル
    コンテンツを変形する処理とを実行するためのプログラ
    ムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
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