JP2004078112A - 写真処理装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】写真プリントの作成をするためのプリント処理部3を備えた写真処理装置において、プリント処理の進行状況を記録する進行状況記録手段16と、プリント処理の中断指令信号に基づいてプリント処理を中断させるプリント処理制御部15と、プリント処理が中断した時点でのプリント処理の進行状況を情報ファイルとして出力するファイル生成手段17とを備え、プリント処理制御部15は、情報ファイルに基づいてプリント処理を再開するようにプリント処理部3の制御を行う。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、写真プリントの作成をするためのプリント処理部を備えた写真処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
かかる写真処理装置は、写真店に設置されており、顧客からの依頼に応じて写真プリントの作成処理を行っている。その手順の一例を簡単に説明する。まず、現像済みネガフィルムのコマ画像をスキャナーで読み取る。読み取った画像データを用いて写真感光材料に画像を焼付露光して写真プリントを作成するが、実際に焼付露光を行う前に、適切な色・濃度のプリントが得られるか否かを判定し、必要に応じて色・濃度の補正を行っている。そのため、スキャナーで読み取った画像をモニターに所定枚数づつ(例えば、6枚づつ)表示させ、各画像についてプリント条件の設定(色・濃度の補正データの設定、プリントサイズとプリント枚数の設定等)を行う。そして、モニター画面に表示されている所定枚数の画像について設定が完了すると、所定のキー(例えば、プリントキー)操作によりプリント処理が開始される。そして、次に作業すべき画像をモニター画面に表示させ、以下同様の作業を繰り返す。なお、プリント処理の開始は、上記所定枚数(例えば、6枚) ごとに行うこともできるし、1オーダー分のプリント条件の設定が全て終わった後に、プリント処理の開始を行うこともできるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記のようにプリント処理は一連の作業が連続的に行われていくものであるが、作業を途中で中断しなければならないようなことがある。例えば、緊急に別に行うべき作業が発生した場合にオペレータが機械の傍を離れなければならないようなケースである。この場合、オペレータは作業を一端中断させる処理を行い、あとで中断した時点から再開することになるが、プリント処理がどの段階まで進行していたのかをわざわざメモに取っており煩雑であった。また、作業を中断して他のオペレータに作業を引き継いでもらうというケースもあるが、引継ぎがうまくいかないと、同じ画像を重複してプリントしてしまったり、逆にプリントされない画像が発生してしまうということもあった。
【0004】
以上の説明はオペレータの意志による中断であるが、機械のトラブル等によりプリント処理を中断しなければならないこともある。例えば、写真感光材料がプリント処理の途中で使い切ってしまったようなケースである。この場合も、プリント処理がどの段階まで進行していたのかをメモにとるなどの煩わしい作業が必要であった。
【0005】
本発明は上記実情に鑑みてなされたものであり、その課題は、プリント処理を中断した後、再開する場合に煩わしい作業がなく、引継ぎをする場合も円滑に行うことができる写真処理装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため本発明に係る写真処理装置は、
写真プリントの作成をするためのプリント処理部を備えた写真処理装置において、
プリント処理の進行状況を記録する進行状況記録手段と、
プリント処理の中断指令信号に基づいてプリント処理を中断させるプリント処理制御部と、
プリント処理が中断した際のプリント処理の進行状況を情報ファイルとして出力するファイル生成手段とを備え、
前記プリント処理制御部は、前記情報ファイルに基づいてプリント処理を再開するようにプリント処理部の制御を行うことを特徴とするものである。
【0006】
この構成による写真処理装置の作用・効果は、 以下の通りである。まず、プリント処理の進行状況を記録する進行状況記録手段を備えている。進行状況とは、例えば、1オーダーで36コマ分の画像についてプリント処理する場合に、何コマ目までのプリントが終了しているのかという情報である。この情報は、プリント処理が進行していくごとに随時書き換えられていくことになる。そして、プリント処理の中断指令信号が出されると、その際の進行状況を情報ファイルとして出力する。よって、プリント処理を再開する場合は、この情報ファイルに基づいて正確に再開することができる。進行状況はファイルに出力されるので、オペレータはわざわざメモを取る必要がない。また、他のオペレータに作業を引き継ぐ場合も、情報ファイルにより機械がどこから再開して良いのかを判断できるので、引継ぎのミスも発生しない。その結果、プリント処理を中断した後、再開する場合に煩わしい作業がなく、引継ぎをする場合も円滑に行うことができる写真処理装置を提供することができる。
【0007】
本発明の好適な実施形態として、前記中断指令信号はオペレータの中断操作に基づいて出されるものであり、中断操作後、所定単位のプリント処理が終了した後に前記情報ファイルが生成されるものがあげられる。
【0008】
オペレータの中断操作によりプリント処理を中断する場合は、中途半端な箇所で中断するよりも、所定単位のプリント処理が終了した後に情報ファイルを生成することが好ましい。例えば、前述したようにモニター画面に6コマの画像を表示させて作業を行う場合は、その6コマ分のプリント処理が終了してから中断するのが好ましい。
【0009】
本発明の別の好適な実施形態として、 前記中断指令信号は、装置の作動トラブルに基づいて出されるものであり、前記中断指令信号が出された時点で前記情報ファイルが生成されるものがあげられる。
【0010】
装置の作動トラブルにより中断指令信号が出される場合は、その中断指令信号が出された時点で情報ファイルを生成するのが好ましい。装置のトラブルの場合は、それが発生した時点でプリント処理を続行できなくなるのが通常であるので、中断指令信号が出された時点で情報ファイルを生成すれば、中断・再開を正確に行うことができる。
【0011】
本発明の更に別の好適な実施形態として、前記情報ファイルは、1つの画像ファイルにつき1つ生成されるものがあげられる。あるいは、1オーダーにつき1つ生成されるようにしてもよい。
【0012】
情報ファイルはプリント処理の管理上、切りの良い単位で生成するのが好ましい。そこで、画像ファイル単位、あるいは、オーダー単位で生成すれば、管理を行いやすくなる。
【0013】
本発明の更に別の好適な実施形態として、前記情報ファイルには、個々の画像ごとに、設定された総プリント枚数と処理すべき残プリント枚数とが記録されるものがあげられる。
【0014】
プリント処理の設定において、同じ画像につき複数枚のプリント枚数を設定することがある。例えば、同じ画像を3枚プリントするような設定である。その場合、3枚プリントすべきところを1枚だけプリントして中断してしまうケースもありうる。そこで、総プリント枚数と残プリント枚数の両方を情報ファイルに記録しておけば、無駄な写真プリントを作成しなくても済む。
【0015】
本発明の更に別の好適な実施形態として、 前記プリント処理の再開時において画像をモニターに表示する場合に、プリント処理済みの画像については、その旨を認識可能な識別表示をモニター画面にさせる表示制御手段を備えたものがあげられる。
【0016】
プリント処理を再開するに際して、モニター画面に画像を表示させ、すでにプリント処理を行った画像については、その旨(プリント処理済みであること)を認識可能な識別表示を行うことで、オペレータは未処理の画像と処理済みの画像とを直ちに確認することができる。
【0017】
本発明の更に別の好適な実施形態として、前記識別表示を解除する表示解除手段を備えたものがあげられる。プリント処理済みであったとしても、例えば、色・濃度の補正をやり直したい場合がある。かかる場合に、識別表示を解除できるようにすれば、その画像については再度プリントすることが可能になり、写真店での作業効率がよくなる。
【0018】
本発明の更に別の好適な実施形態として、 プリント処理を他の写真処理装置により行うために、画像を前記他の写真処理装置に転送した場合に、転送した画像についても前記識別表示を行うように構成したものがあげられる。
【0019】
例えば、取り扱うプリントサイズの関係で、他の写真処理装置(自店・他店に関係なく)に画像を転送することがある。かかる画像についても、プリント処理済みと同様に扱うことができるので、識別表示を行うことで、プリント処理不要の画像であることを直ちに確認することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
本発明に係る写真処理装置の好適な実施形態を図面を用いて説明する。図1は、写真処理装置の構成及び機能を示す模式図である。
【0021】
<写真処理装置の構成>
写真処理装置は、大きく分けてプリンター部P1とプロセッサ部P2とを備えている。プリンター部P1には、2機のペーパーマガジン1a,1bが着脱可能な状態で装着されている。ペーパーマガジン1a,1bには、写真感光材料であるペーパーがロール状に収容されている。いずれかのペーパーマガジン1a,1bからペーパーが引き出され、アドバンスローラ2によりプリント処理部3へと搬送される。また、プリント処理部3にペーパーが送り込まれる前に、長尺状のペーパーはカッター(不図示)によりプリントサイズに切断される。
【0022】
プリント処理部3には、露光エンジン4が設けられており、画像データに基づいてペーパーの乳剤面に画像を焼付露光する。露光エンジン4としては、レーザーエンジン、PLZTエンジン、CRTエンジン等の適宜の方式のエンジンを用いることができる。また、露光搬送ローラ5が設けられており、ペーパーを一定速度で挟持搬送する。すなわち、 露光エンジン4により露光光を主走査方向に沿って走査しつつ、ペーパーを副走査方向(搬送経路の方向)に沿って搬送させることで、ペーパーに2次元画像を形成させる。
【0023】
画像を焼付露光されたペーパーは、搬送機構6により搬送されて現像処理部7に送り込まれる。現像処理部7において、 公知の現像処理が施された後、乾燥処理部8に送り込まれペーパーは乾燥処理される。最後は、プリント排出部9から仕上がり写真プリントとして装置外部に排出され、不図示の集積部にオーダー単位で集積される。
【0024】
次に、写真処理装置の制御機能等について説明する。コントローラ10は、写真処理装置における各部の動作の制御を統括する。入力装置11は、キーボードやマウス等により構成され、写真処理に必要な各種のデータを入力したり、写真処理装置を作動させるための指令を与えることができる。モニター12は、写真処理の作業を行うために必要な画像や情報をモニター画面に表示させる。例えば、スキャナー13により読み取った写真フィルムの画像を表示させることができる。スキャナー13は、現像済みの写真フィルムに形成されているコマ画像を読み取ることができる。そのためにCCDラインセンサー等を備えている。画像データ記憶部14は、スキャナー13により読み取った画像データを保存する。例えば、ハードディスクのような大容量記憶装置により構成することができる。
【0025】
プリント処理制御部15は、プリント処理部3の作動の制御を行う。例えば、画像データを画像データ記憶部14から転送されてきた画像データを用いて画像をペーパーに露光形成できるように、露光エンジン4及び露光搬送ローラ5の駆動を制御する。
【0026】
進行状況記録手段16は、プリント処理の進行状況を記録する。例えば、半導体メモリにより構成される。プリント処理の進行状況とは、例えば、1オーダーで作成すべき総プリント枚数に対して、何枚までプリント作成が進行したか等のデータのことである。進行状況記録手段16の記録内容は、プリント処理の進行に連動して随時データが更新されていく。
【0027】
情報ファイル生成手段17は、プリント処理の中断指令信号が発生された場合に、進行状況記録手段16に記録されているデータを情報ファイルの形で出力するものである。情報ファイルの詳細については後述する。
【0028】
中断指令信号発生手段18は、中断指令信号を発生する。例えば、入力装置11によるオペレータの操作(中断ボタンの操作等)に応答して中断指令信号を発生する。また、装置内の各部の動作を監視する監視部19が設けられており、プリント処理を続行できない状態が検出されると、中断指令信号を発生する。この中断指令信号の発生に基づいて、情報ファイル生成手段17により情報ファイルが生成される。また、中断指令信号の発生に基づいて、プリント処理制御部15はプリント処理を中断させる。なお、プリント処理制御部15は、プリント処理の再開ボタンやプリント開始ボタンの操作に基づいて、プリント処理を再開・開始するように、プリント処理部を制御する。
【0029】
<プリント処理中断の手順>
次に、プリント処理の手順とそれを中断する場合の手順について図2のフローチャートにより説明する。
【0030】
まず、現像済みのネガフィルムをスキャナー13にセットする(#1)。次に、ネガフィルムに形成されているコマ画像を読み取る(#2)。次に、読み取った画像データを画像データ記憶部14に記憶させる(#3)。次に、プリント条件の設定を行うために、画像判定モードに移行する(#4)。このモードでは、読み取られた画像データを用いて写真プリントを作成した場合に、適切な色・濃度を再現できるか否かの判定を行うものであり、必要に応じて色・濃度の補正データを入力することができる。このモードでは、モニター12の画面に複数枚の画像を表示させることができる(#5)。図6に画面構成例が示されるが、6枚の画像が表示されている。なお、モニター画面に何枚の画像を表示させるかについては、予め設定可能である。
【0031】
画像を表示させた状態で、色・濃度の補正データの入力の他、プリント枚数の設定、プリントサイズの設定等のプリント条件の設定を行う(#6)。次に、図6の画面にも示されているように、プリントを行う場合はプリントボタンをマウスでクリックし、中断する場合は中断ボタンをクリックする(#7)。中断ボタンのクリックは、プリント条件の設定を行う前であってもよい。
【0032】
プリントボタンがクリックされた場合、プリント処理が実行される(#8)。具体的には、画像データ記憶部14に記憶された画像データが、プリント処理部3の露光エンジン4へと転送され、画像1枚ずつ焼付露光がされていく。また、画像の焼付露光が行われるごとに、進行状況記録手段16に書き込まれている進行状況データを随時更新していく(#9)。データの更新タイミングは、画像1枚分のプリント処理が終了した時点で行われるものである。そのプリント処理の終了した時点とは、画像データがプリント処理部3に転送された時点、露光エンジン4による焼付露光が開始又は終了した時点等、適宜設定することができる。また、露光エンジン4により画像が焼付露光されたペーパーは、現像処理部7と乾燥処理部8で所定の処理が施された後、プリント排出部9から写真プリントとして排出される。プリントボタンをクリックした後、1オーダー分の処理が終了していなければ、ステップ#5に戻り、次の6枚分の画像について同様の処理を繰り返す(#13)。なお、1オーダー分の定義であるが、ネガフィルムの場合は、ネガフィルム1本を1オーダーとすることができる。記録媒体に格納された画像データからの写真プリントの作成依頼を受けた場合は、記録媒体1つを1オーダーとすることができる。
【0033】
次に、ステップ#7において中断ボタンをクリックした場合を説明する。これにより、中断指令信号が発生される。この場合は、情報ファイル生成手段17の機能に基づいて情報ファイルが生成される。これは、進行状況記録手段16に記録されているデータをファイルとして出力するものである。情報ファイルの生成タイミングであるが、画像の処理は、図6の例では6枚ごとに処理されるので、この6枚分(所定単位に相当)の処理(画像データの転送時、露光エンジンによる焼付露光の開始又は終了時等)が終了して時点で、情報ファイルを生成することが好ましい。
【0034】
情報ファイルの構成例を図3及び図4に示す。図3は、オーダー単位で情報ファイルを生成した場合の構成例である。ファイル名として(PrintStatus.info)が示されている。File=”Image101.jpg” とあるのは、画像のファイル名及びファイル形式(JPEG)を示している。Size=”L”とあるのは、上記の画像についてのプリントサイズを示すデータである。Print=1 とあるのは、上記の画像についてプリントすべき枚数(総プリント枚数)を示すデータである。Unfinished=1とあるのは、総プリント枚数の中で未処理のプリント枚数(残プリント枚数)を示すデータである。他の画像データについても同様である。図4は、個々の画像データごとに情報ファイルを生成する場合のファイル構成例を示す図である。
【0035】
図5は、生成される情報ファイルを保存する場合のフォルダ構成例を示す図である。フォルダはオーダー単位で構成し、同じオーダーの画像ファイルと情報ファイルとは同一のフォルダ内に保存することが好ましい。図5の例では、Order1024 というオーダー単位のフォルダに、Image101.jpg等の画像ファイルとPrintStatus.infoという情報ファイルが保存されている。同じフォルダ内に保存することで、管理を行いやすくすることができる。
【0036】
情報ファイルを生成した後は、プリント再開指令が出されるのを待つ(#11)。プリント再開指令は、所定の再開ボタン(不図示)をクリックすればよい。再開指令が出されると、プリント処理制御部15は情報ファイルを検索し、これが見つかるとプリント処理の再開を行う(#12)。
【0037】
プリント再開した場合は、画像データを再び読み込みモニター画面に表示させる。ここで画像データを読み込む場合に、すでにプリント処理が終了している画像(図3でUnfinished=0の画像)については、読み込まないようにしてもよいし、読み込んだ上で、画面上に<PASS>表示(識別表示に相当)をしても良い(図6参照)。なお、表示の形態は<PASS>でなくてもよく、要は、既にプリント処理済みであることが認識できれば良い。そして、この<PASS>表示、あるいはプリント処理済み表示は、各画像ごとに予め設けられた<PASS>表示解除手段によって解除することができる。<PASS>表示解除手段が動作された後、所定の再開ボタンを押すことで、<PASS>表示が解除された画像コマと、中断ボタンが押された段階で情報ファイルとして、未出力プリントであった画像コマのプリント動作が始められる。まずは、<PASS>表示が解除された画像コマをプリントし直した後、未出力プリントのプリント動作が進められる。これにより、出力プリントの検品作業に好適に利用できる。中断はしたものの、中断前のプリント中に補正をやり直し、再度プリントし直す場合、写真店での作業効率アップに寄与する。
【0038】
図6において、画像の下に表示されているカッコなし数値は今回処理すべきプリント枚数であり、カッコ付数値は総プリント枚数である。画像を表示させた以後は、ステップ#6以後の手順を実行する。先ほど説明した<PASS>表示の解除を行う場合は、このステップ#6において行う。プリント処理を再開した後に、モニター画面のプリントボタンをクリックすると、情報ファイルは更新される。
【0039】
以上のように構成すれば、プリント処理の中断時において情報ファイルが生成されるので、プリント処理を再開するときは、この情報ファイルを参照することで、正確な位置から再開することができる。よって、プリント処理の中断・再開のためにオペレータは、煩雑な作業を必要としない。
【0040】
<別実施形態>
図2に示したのは、オペレータの意志により中断した場合の手順である。その他に、装置のトラブル等によりプリント処理を中断しなければならないことがある。例えば、ペーパーマガジン1a,1bに収容されているペーパーがなくなった場合である。ペーパーがなくなると、画像の焼付露光ができなくなるからである。ペーパー残量は、監視部19により監視されており、監視部19により異常が検出されると、中断指令信号を発生させる。そして、中断指令信号の発生と同時に情報ファイルを生成する。その他、ペーパーが搬送されている途中で詰まりを生じた場合の詰まり検出に基づいて、中断指令信号を発生する場合も例としてあげられる。
【0041】
その他の中断に関して説明する。例えば、ある写真店では、大判の写真プリントを取り扱っておらず、大判のプリントについては他店に依頼する場合がある。その場合、その画像データを他店に転送することになるので、プリント処理を中断することになる。そして、情報ファイルには、他店に転送した画像データであることを記録する。これにより、プリント処理の管理を確実に行うことができる。なお、転送は他店だけでなく、自店に設置してある他の写真処理装置に転送してもよい。画像データの転送は、ネットワーク経由で行われる。かかる画像データの転送を行った画像についても、前述のように、モニター画面に画像を表示させる場合は、<PASS>表示等の識別表示を行うことが好ましい。これにより、プリント処理を行わなくて良い画像であることが、直ちに認識できるからである。
【0042】
図2のフローチャートでは、6枚ごとにプリント処理を行っているが、これに限定されるものではない。例えば、プリント条件の設定を、1オーダー分(例えば、24枚分、36枚分) の全ての画像について行い、そのあとにプリント処理を行っても良い。その場合の処理手順も、基本的に図2のフローチャートと同じである。
【0043】
写真処理装置の構成は図1のタイプのものに限定されるものではない。デジタル式の写真処理装置ではなく、アナログ式のものであってもよい。プリント処理部の構成についても、適宜変更することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】写真処理装置の構成及び機能を示す模式図
【図2】プリント処理の手順を示すフローチャート
【図3】情報ファイルの構成例を示す図
【図4】情報ファイルの構成例を示す図
【図5】情報ファイルが保存されるフォルダ構成例を示す図
【図6】モニター画面の表示構成例を示す図
【符号の説明】
3 プリント処理部
4 露光エンジン
13 スキャナー
14 画像データ記憶部
15 プリント処理制御部
16 進行状況記録手段
17 情報ファイル生成手段
18 中断指令信号発生手段
19 監視部
Claims (7)
- 写真プリントの作成をするためのプリント処理部を備えた写真処理装置において、
プリント処理の進行状況を記録する進行状況記録手段と、
プリント処理の中断指令信号に基づいてプリント処理を中断させるプリント処理制御部と、
プリント処理が中断した際のプリント処理の進行状況を情報ファイルとして出力するファイル生成手段とを備え、
前記プリント処理制御部は、前記情報ファイルに基づいてプリント処理を再開するようにプリント処理部の制御を行うことを特徴とする写真処理装置。 - 前記中断指令信号はオペレータの中断操作に基づいて出されるものであり、中断操作後、所定単位のプリント処理が終了した後に前記情報ファイルが生成されることを特徴とする請求項1に記載の写真処理装置。
- 前記中断指令信号は、装置の作動トラブルに基づいて出されるものであり、前記中断指令信号が出された時点で前記情報ファイルが生成されることを特徴とする請求項1又は2に記載の写真処理装置。
- 前記情報ファイルには、個々の画像ごとに、設定された総プリント枚数と処理すべき残プリント枚数とが記録されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の写真処理装置。
- 前記プリント処理の再開時において画像をモニターに表示する場合に、プリント処理済みの画像については、その旨を認識可能な識別表示をモニター画面にさせる表示制御手段を備えたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の写真処理装置。
- 前記識別表示を解除する表示解除手段を備えたことを特徴とする請求項5に記載の写真処理装置。
- プリント処理を他の写真処理装置により行うために、画像を前記他の写真処理装置に転送した場合に、転送した画像についても前記識別表示を行うように構成したことを特徴とする請求項5又は6に記載の写真処理装置。
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JP2002241995A JP3705493B2 (ja) | 2002-08-22 | 2002-08-22 | 写真処理装置 |
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JP2006018194A (ja) * | 2004-07-05 | 2006-01-19 | Noritsu Koki Co Ltd | 写真処理システム |
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