JP2004077470A - 発光装置および発光装置を備えた電子機器 - Google Patents

発光装置および発光装置を備えた電子機器 Download PDF

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山口 正伸
Masayoshi Okuyama
奥山 正良
Tatsuo Ohira
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Abstract

【目的】高い寸法精度でかつ容易に製造することができ、しかも読取りが容易であるとともに、外観にも優れた表示形態を有するEL素子等を用いた発光装置およびこの発光装置を備えた電子機器を得る。
【構成】ケース内に配設された文字板16と、この文字板16上に回転自在に配設された指針と、この指針を駆動するアナログ時計機構とを備え、文字板16として、表面透明電極19の裏面側に、当該発光装置の表示形態を印刷している。
【選択図】   図5

Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、EL素子を用いた発光装置およびこの発光装置が組込まれた電子機器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、発光装置の一種として、表面透明電極の裏面側に、発光層と絶縁層と背面電極とが順次積層され、上記電極間に電圧を印加させることにより上記発光層を発光させるEL(エロクトロルミネッセンス)素子が知られている。
【0003】
このEL素子は、例えば、図12に示すように、各種のデジタル式電子機器において液晶表示装置(LCD)1の裏面側に配設されて、その照明装置(バックライト)2として用いられたり、あるいは図13に示すように、アナログ式電子時計において、支持基板3の上面に載置されることにより、指針4の文字板5として用いられたりしている。このように、EL素子が組込まれた各種の電子機器においては、上記EL素子2、5により、暗い場所においても液晶表示装置1による各種表示や、アナログ式電子時計における時刻を読取ることができるという利点がある。
【0004】
このような発光装置を備えた電子機器のうち、特に図13に示したような、EL素子が時計の文字板として使用されるものにあっては、時刻の目盛となる時字6や分目を文字板上に設ける必要がある。このため、一般に上記従来のEL素子を備えたアナログ式の電子時計においては、文字板5とされる上記EL素子の上面に、印刷等により上記時字6や分目等を形成している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のEL素子を備えた電子機器にあっては、例えばその表示形態である時字等を、EL素子の上面に印刷によって形成する場合には、フィルム状のEL素子を各個形状の打抜いた後に、これを反転して治工具で固定し、その上面に印刷を行うことになるため、外径との位置ズレが発生しやすく、高い寸法精度で製造することが難しいとともに、外観上も特にその質感に劣るという問題点があった。
【0006】
本発明は、このような課題を解決するためになされたもので、高い寸法精度でかつ容易に製造することができ、しかも読取りが容易であるとともに、外観にも優れた表示形態を有するEL素子等を用いた発光装置およびこの発光装置を備えた電子機器を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の本発明に係る発光装置は、表面透明電極の裏面側に、発光層と絶縁層と背面電極とが順次積層され、前記表面透明電極と前記背面電極との間に電圧を印加させて前記発光層を発光させる発光装置において、前記表面透明電極の裏面側に、当該発光装置の表示形態を印刷したことを特徴とする。
【0008】
請求項2に記載の本発明に係る発光装置は、表面透明電極の裏面側に、発光層と絶縁層と背面電極とが順次積層され、前記表面透明電極と前記背面電極との間に電圧を印加させて前記発光層を発光させる発光装置において、前記発光層を、当該発光装置の表示形態に対応して相異なる色を発光する複数の発光層によって構成したことを特徴とする。
【0009】
請求項3に記載の本発明に係る発光装置を備えた電子機器は、ケース、このケース内に配設された文字板、この文字板上に回転自在に配設された指針、および、この指針を駆動するアナログ時計機構を備えた電子機器において、前記文字板として、請求項1または2に記載の発光装置を用いたことを特徴とする。
【0010】
請求項4に記載の本発明に係る発光装置を備えた電子機器は、ケース、このケース内に配設された文字板、この文字板上に回転自在に配設された指針、および、この指針を駆動するアナログ時計機構を備えた電子機器において、前記文字板は、表面透明電極の裏面側に、発光層と絶縁層と背面電極とが順次積層され、前記表面透明電極と前記背面電極との間に電圧を印加させて前記発光層を発光させる発光装置と、この発光装置の上面に載置され、少なくとも時字を表示する位置に前記発光装置からの発光を通過させる貫通孔が穿設されたシート部材とを備えており、前記発光装置と前記シート部材とに貫通孔を穿設し、この貫通孔に前記指針の指針軸を挿通したことを特徴とする。
【0011】
請求項5に記載の本発明に係る発光装置を備えた電子機器は、ケース、このケース内に配設された文字板、この文字板と前記ケースとの間に介装された見切板、前記文字板上に回転自在に配設された指針、および、この指針を駆動するアナログ時計機構とを備えた電子機器において、前記文字板は、表面透明電極の裏面側に、発光層と絶縁層と背面電極とが順次積層され、前記表面透明電極と前記背面電極との間に電圧を印加させて前記発光層を発光させる発光装置からなり、前記見切板の内周部は、前記文字板の内方に突出して時字を形成する凸部を一体的に設けたことを特徴とする。
【0012】
請求項6に記載の本発明に係る発光装置を備えた電子機器は、前記電子機器は、アナログ式電子腕時計であることを特徴とする。
【0013】
【作用】
請求項1に記載の発光装置によれば、表面透明電極の裏面側に、その表示形態を印刷しているので、表面透明電極の裏面側に発光層と絶縁層と背面電極とを印刷により順次積層する一連の製造工程中において、上記表示形態を形成することができ、製造が容易であるとともに、上記表面透明電極を反転等する必要がないため、印刷する表示形態に位置ズレを生じるおそれがない。
【0014】
請求項2に記載の発光装置では、発光層を、当該発光装置の表示形態に対応して相異なる色を発光する複数の発光層によって構成しているので、別途上面に印刷等により表示形態を設ける必要がなく、かつ発光装置の一連の製造工程中に上記表示形態を構成することができるため、請求項3に記載の発明と同様に、製造が容易である。加えて、発光層自体により上記表示形態を構成しているので、表示形態が表示装置の全面にわたる場合においても、これを印刷で形成する場合のように発光面を隠蔽して発光量が減少してしまうといったおそれがなく、よってさらに一段と優れた外観が得られる。
【0015】
請求項3に記載の発光装置を備えた電子機器では、請求項1または2に記載の発光装置を文字板として用いているので、表面透明電極の裏面側に、その表示形態を印刷しているので、表面透明電極の裏面側に発光層と絶縁層と背面電極とを印刷により順次積層する一連の製造工程中において、上記表示形態を形成することができ、製造が容易であるとともに、上記表面透明電極を反転等する必要がないため、印刷する表示形態に位置ズレを生じるおそれがない。また、表示形態が表示装置の全面にわたる場合においても、これを印刷によって形成する場合のように、発光面を隠蔽して発光量が減少してしまうといったおそれがなく、優れた外観が得られる。
【0016】
さらに、請求項4に記載の発光装置を備えた電子機器にあっては、文字板として発光装置を用いているので視認性に優れ、しかもシート部材の貫通孔から透過される上記発光装置からの光により時字等を読取ることができるため、視認性にも優れる。また、シート部材の材質や形状を適宜選択することにより、上記文字板全体の質感および外観を向上させることが可能となる。
【0017】
また、請求項5に記載の発光装置を備えた電子機器は、見切板の内周部に時字となる凸部を一体的に設けているので、部品点数を増大させることなく、その製造が容易であるとともに、当該凸部を透明部材で形成すれば、一層視認性を向上させることができる。
【0018】
【実施例1】
図1〜図3は、本発明の発光装置および発光装置を備えた電子機器をEL素子を改良した発光装置およびこれを組込んだアナログ式電子腕時計に適用した一実施例を示すものである。
【0019】
図1において、図中符号10は、このアナログ式電子腕時計(以下、腕時計と略称する。)のケースを示すものである。このケース10は、上下面が開口した円環状のもので、その内部には、回路基板11を上部ハウジング12および下部ハウジング13で挟持して一体化されたモジュール14が組込まれている。なお、上記回路基板11の上面には、EL素子駆動回路やステッピングモータ駆動回路等を有するLSI15が取付けられている。このモジュール14の上面には、EL素子からなる文字板16(発光装置)が載置されている。
【0020】
この文字板16は、図2および図3に示すように、透明樹脂16a、透明電極16b、発光層16c、絶縁層16d、背面電極16eおよび背面絶縁層16fが順次印刷により積層されたEL素子からなるもので、その時字を表示すべき位置には、上記透明樹脂16aから上記背面絶縁層16fに至る複数の貫通孔17…が穿設されるとともに、これら貫通孔17…には、蛍光塗料や蛍光ラミネート材等の蛍光材からなる蓄光材18…が充填されている。
【0021】
なお、上記透明樹脂16aおよび透明電極16bにより、表面透明電極19が構成されている。そして、この文字板16の透明電極16bおよび背面電極16eは、それぞれ上部ハウジング12を貫通して配設された接続用ばね20、20により、上記回路基板11と電気的に接続されており、上記透明電極16bと背面電極16eとの間に電圧を印加させることにより、発光層16cを発光させるようになっている。
【0022】
また、上記モジュール14の上部ハウジング12中央には、アナログ時計機構21が組込まれており、これによって回転駆動される指針軸22が、上記文字板16の中央部に穿設された貫通孔23内に挿通されている。そして、上記指針軸22には、指針24、25が、それぞれ上記文字板16の上方において回転自在に取付けられている。さらに、ケース10の上部開口には、これを塞ぐ透明なガラス体26が嵌め込まれ、このガラス体26と文字板16との外周部間には、当該ガラス体26と文字板16との間に指針24、25の回転空間を確保するための見切板27が介装されている。他方、ケース10の裏面開口には、内部の電池28を挿脱するためのバックプレート29が開閉自在に設けられている。なお、図中符号30は、この腕時計の操作用ボタンを示すものである。
【0023】
以上の構成からなる文字板(発光装置)16にあっては、時字を表示すべき位置に、表面透明電極19から背面絶縁層16fに至る貫通孔17…を穿設し、この貫通孔17…に蓄光材18…を充填しているので、蓄光材18…による残照作用により、発光層16cの消灯後においても上記時字を読取ることができ、よってその視認性に優れるとともに、さらに発光層16cの駆動時間を短縮化して電池28の寿命を長くすることができる。また、上記貫通孔17…は、加工精度に優れるプレス打抜き加工により穿設することができるため、製造が容易であるうえ、製品精度にも優れる。
【0024】
したがって、上記文字板16を組込んだ腕時計にあっては、暗い場所においても文字板16を発光させることにより、容易に時刻を読取ることができ、かつ蓄光材18…を上記文字板16の時字を表示する位置に設けているので、内部の蓄光材18…による残照作用により、消灯後においても時字を読取ることができて一層その視認性が向上することができる。
【0025】
【実施例2】
図4および図5は、本発明の第二実施例を示すもので、図1に示したものと同一構成部分には同一符号を付して、その説明を省略する。この実施例の腕時計においては、ケース10内に、上記文字板16に代えて、図4および図5に示すようなEL素子を用いた文字板(発光装置)31が組込まれている。この文字板31は、表面透明電極32の裏面側に、裏面側に絶縁層を有する発光層33と背面電極34と背面絶縁層35とが順次積層されたEL素子の上記表面透明電極32の裏面側に、この文字板31の時字36…が印刷されてなるものであり、上記表面透明電極32と背面電極34との間に電圧を印加させることにより、発光層33を発光させるようになっている。
【0026】
したがって、上記文字板31を組込んだ腕時計によれば、文字板31の表面透明電極32の裏面側に、時字36…を印刷しているので、当該文字板31を製造するに際して、表面透明電極32の裏面側に発光層33と背面電極34と背面絶縁層35とを印刷により順次積層する一連の製造工程中において、上記時字36…を印刷することができるために、製造が容易であり、しかも従来のもののように上記表面透明電極32に時字を印刷するためにこれを反転させるといった必要がないため、印刷する時字36…に位置ズレを生じるおそれがない。
【0027】
【実施例3】
図6および図7は、本発明の第三実施例を示すもので、この実施例の腕時計においては、ケース10内に、上記文字板31に代えて、図6および図7に示すようなEL素子を用いた文字板(発光装置)40が組込まれている。この文字板40は、表面透明電極41の裏面側に、裏面側に絶縁層を有する発光層42と背面電極43と背面絶縁層44とが順次積層されたもので、さらに上記発光層42は、この文字板面の色を発光する第1の発光層45と、時字の色を発光する第2の発光層46とによって構成されている。そして、この文字板40は、上記表面透明電極41と背面電極43との間に電圧を印加させることにより、文字板面の第1の発光層45と時字の第2の発光層46とを、それぞれ同時に発光させるようになっている。
【0028】
上記構成からなる文字板40およびこれを組込んだ腕時計にあっては、文字板41の発光層42を、文字板面の色を発光する第1の発光層45と、時字の色を発光する第2の発光層46とによって構成しているので、文字板40の上面に印刷等により表示形態を設ける必要がなく、かつ文字板40の一連の製造工程中に上記2種類の色を発光する発光層42を形成することができるため、製造が容易である。しかも、発光層42自体により上記文字板面の色と時字の色とを発光することができるため、これを印刷で形成する場合のように文字板40の発光面を隠蔽して発光量が減少してしまうといったおそれがなく、よってさらに一段と優れた外観が得られる。
【0029】
なお、上記実施例においては、発光層42を文字板面の色を発光する第1の発光層45と時字の色を発光する第2の発光層46とによって構成したが、これに限るものではなく、さらに文字板面にことなる色の模様を施す場合には、当該模様の色を発光する第3の発光層あるいはそれ以上の発光層を加えて発光層を構成してもよく、この場合には上記作用効果が一層顕著になる。
【0030】
【実施例4】
図8および図9は、本発明の第四実施例を示すもので、この実施例の腕時計においては、ケース10内に、上記文字板40に代えて、図8および図9に示すようなEL素子を用いた文字板(発光装置)50および金属板(シート部材)51とが組込まれている。すなわち、上記文字板50は、表面透明電極52の裏面側に、裏面側に絶縁層を有する発光層53と背面電極54と背面絶縁層55とが順次積層され、上記表面透明電極52と背面電極54との間に電圧を印加させることにより発光層53を発光させるようになっている。そして、この文字板50の上面に、金属板51が載置されている。この金属板51は、その中央部に大径の開口部が形成されるとともに、時字を表示する数字部分の位置に、上記発光層53からの発光を通過させる貫通孔56…がエッチング等の加工手段により形成されている。
【0031】
この例の文字板50を組込んだ腕時計によれば、文字板50としてEL素子を用いているので視認性に優れる。加えて、金属板51の貫通孔56…から透過される発光層53からの光により時字を読取ることができるため、視認性にも優れる。また、金属板51の材質を適宜選択することにより、全体の質感および外観を向上させることが可能となる。
【0032】
なお、上記実施例においては、中央部に大径の開口部が形成された金属板51を用いた例について説明したが、これに限らず、腕時計のデザインに応じて金属板の中央部をメッシュ状等にしても良い。また、金属板51の下面に位置決め用の足ピンを設ければ、金属板の組立精度をより向上させることができるとともに、同時に文字板50の固定も行うことができることから好適である。
【0033】
【実施例5】
図10および図11は、本発明の第五実施例を示すもので、この実施例の腕時計においては、ケース10内に、上記文字板50および金属板51に代えて、図10および図11に示すようなEL素子を用いた文字板(発光装置)60および見切板61とが組込まれている。すなわち、上記文字板60は、表面透明電極62の裏面側に、裏面側に絶縁層を有する発光層63と背面電極64と背面絶縁層65とが順次積層されたものであり、上記表面透明電極62と背面電極64との間に電圧を印加させることにより、上記発光層63を発光させるようになっている。そして、この文字板60とケース10との間に、上記見切板61が介装されている。この見切板61は、透明な樹脂からなる円環状のもので、その内周部には、これから上記文字板60の内方に突出して時字を形成する凸部66…が一体に形成されている。
【0034】
したがって、この例の腕時計によれば、見切板61の内周部に時字となる凸部66…を一体に形成しているので、部品点数を増大させることなく、その製造が容易である。しかも、上記凸部66…が透明な部材で形成されているので、発光層63からの発光が透過し、凸部66…の部分が浮き上がるようにして目視されるため、一層その視認性を向上させることができる。
【0035】
なお、この例の見切板61は、リューズ等の回転スイッチにより回転させる、いわゆるベゼルリングと同様に使用することも可能であり、この場合には、凸部66…の一部における透明色を他のものと変えておけばよい。このような構成とすることにより、夜間においても時間経過を即座に認識できるようになる。
【0036】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る発光装置および発光装置を備えた電子機器によれば、表面透明電極の裏面側に表示形態を印刷しているので、当該発光装置の一連の製造工程中において、上記表示形態を形成することができるため、一層製造が容易であるとともに、印刷する表示形態に位置ズレを生じるおそれがない。また、上記発光層を相異なる色を発光する複数の発光層によって構成すれば、別途上面等に表示形態を設ける必要がないため、発光面を隠蔽して発光量が減少してしまうといったおそれがなく、かつ同様に、発光装置の一連の製造工程中に上記表示形態を構成することができる。
【0037】
さらに、文字板上に表示形態部分に貫通孔を有するシート部材を載置すれば、上記発光装置からの光により時字等を読取ることができるため、視認性に優れるとともに、上記文字板全体の質感および外観を向上させることが可能となる。また、見切板の内周部に時字となる凸部を一体的に設ければ、部品点数を増大させることなく、その製造が容易であるとともに、当該凸部を透明部材で形成すれば、一層視認性を向上させることができるといった効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の発光装置を備えた電子機器の一実施例を示す側断面図である。
【図2】図1の電子機器に組込まれた本発明の発光装置の一実施例を示す平面図である。
【図3】図2の縦断面図である。
【図4】本発明の第二実施例における発光装置を示す平面図である。
【図5】図4の縦断面図である。
【図6】本発明の第三実施例における発光装置を示す平面図である。
【図7】図6の縦断面図である。
【図8】本発明の第四実施例における発光装置を示す平面図である。
【図9】図8の縦断面図である。
【図10】本発明の第五実施例における発光装置を示す平面図である。
【図11】図10の縦断面図である。
【図12】従来の発光装置を備えた電子機器を示す要部の側面図である。
【図13】従来の他の発光装置を備えた電子機器を示す要部の側面図である。
【符号の説明】
10 ケース
14 モジュール
16、31、40、50、60 文字板(発光装置)
16c、33、42、53、63 発光層
16d 絶縁層
16e、34、43、54、64 背面電極
16f、35、44、55、65 背面絶縁層
17 貫通孔
18 蓄光材
19、32、41、52、62 表面透明電極
20 接続用ばね
21 アナログ時計機構
22 指針軸
23 貫通孔
24、25 指針
26 ガラス体
27、61 見切板
36 時字
45 第1の発光層
46 第2の発光層
51 金属板(シート部材)
56 貫通孔
66 凸部(時字)

Claims (6)

  1. 表面透明電極の裏面側に、発光層と絶縁層と背面電極とが順次積層され、前記表面透明電極と前記背面電極との間に電圧を印加させて前記発光層を発光させる発光装置において、前記表面透明電極の裏面側に、当該発光装置の表示形態を印刷したことを特徴とする発光装置。
  2. 表面透明電極の裏面側に、発光層と絶縁層と背面電極とが順次積層され、前記表面透明電極と前記背面電極との間に電圧を印加させて前記発光層を発光させる発光装置において、前記発光層を、当該発光装置の表示形態に対応して相異なる色を発光する複数の発光層によって構成したことを特徴とする発光装置。
  3. ケース、このケース内に配設された文字板、この文字板上に回転自在に配設された指針、および、この指針を駆動するアナログ時計機構を備えた電子機器において、前記文字板として、請求項1または2に記載の発光装置を用いたことを特徴とする発光装置を備えた電子機器。
  4. ケース、このケース内に配設された文字板、この文字板上に回転自在に配設された指針、および、この指針を駆動するアナログ時計機構を備えた電子機器において、
    前記文字板は、表面透明電極の裏面側に、発光層と絶縁層と背面電極とが順次積層され、前記表面透明電極と前記背面電極との間に電圧を印加させて前記発光層を発光させる発光装置と、
    この発光装置の上面に載置され、少なくとも時字を表示する位置に前記発光装置からの発光を通過させる貫通孔が穿設されたシート部材とを備えており、
    前記発光装置と前記シート部材とに貫通孔を穿設し、この貫通孔に前記指針の指針軸を挿通したことを特徴とする発光装置を備えた電子機器。
  5. ケース、このケース内に配設された文字板、この文字板と前記ケースとの間に介装された見切板、前記文字板上に回転自在に配設された指針、および、この指針を駆動するアナログ時計機構とを備えた電子機器において、前記文字板は、表面透明電極の裏面側に、発光層と絶縁層と背面電極とが順次積層され、前記表面透明電極と前記背面電極との間に電圧を印加させて前記発光層を発光させる発光装置からなり、
    前記見切板の内周部は、前記文字板の内方に突出して時字を形成する凸部を一体的に設けたことを特徴とする発光装置を備えた電子機器。
  6. 前記電子機器は、アナログ式電子腕時計であることを特徴とする請求項4〜5のいずれかに記載の発光装置を備えた電子機器。
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