JP2004076776A - 位置ずれしないパイプ固定バンド - Google Patents
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Abstract
【課題】パイプを固定する場合にパイプが回転したり、位置ずれしたりしない安価で強力な保持力を持つパイプ固定バンドの開発。
【解決手段】固定バンド1を成形する課程で、ボルト取り付け部を2重構造にし、内面部2を湾曲させてパイプAに突き当たるまでの長さに成形する。湾曲部の先端は波板状に成形し、食い込み刃とする。ボルト穴は外面部においては使用するボルト径よりわずかに大きな丸穴とし、内面部は湾曲部の伸び代を考慮して長穴に加工する。ボルト締め付け時に湾曲部が平らになることによる伸び代を利用してパイプに湾曲板の先端部を強力な力で圧着し、固定する。
【選択図】 図1
【解決手段】固定バンド1を成形する課程で、ボルト取り付け部を2重構造にし、内面部2を湾曲させてパイプAに突き当たるまでの長さに成形する。湾曲部の先端は波板状に成形し、食い込み刃とする。ボルト穴は外面部においては使用するボルト径よりわずかに大きな丸穴とし、内面部は湾曲部の伸び代を考慮して長穴に加工する。ボルト締め付け時に湾曲部が平らになることによる伸び代を利用してパイプに湾曲板の先端部を強力な力で圧着し、固定する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はパイプ温室や配管支持において位置ずれしない固定を行うための固定バンドに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のパイプの固定方法にはバンドをボルトで締め付ける方法やクサビを打ち込んで固定する方法、ボルトを貫通したり、ビスを打ち込んで固定する方法などがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来の技術の中で、バンド方式ではボルトの締め付け力だけで固定するため金属面同士の摩擦抵抗が小さく、強い力が加わると取り付け部が回転したり、取り付け位置が移動したりする。強度を増すためにはバンドの材質を強化し、より大きな径のボルトを使用して強い力で締め付ける必要があり、高価なものとなる。また、クサビを打ち込む方法はパイプが変形したり、振動でクサビが抜け落ちたりするという問題点がある。また、ボルトを貫通したり、ビスを打ち込む方法はパイプを傷つけてしまうという問題点がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本課題を解決する手段として固定バンドを成形する過程でボルト取り付け部を二重構造とし、内面部の板を湾曲させてパイプに突き当たるまでの長さに成形する。湾曲部の先端は波板状に成形し食い込み刃とする。ボルト穴は外面部においては使用するボルト径よりわずかに大きな丸穴とし、内面部は湾曲部の伸び代を考慮して長穴に加工する。
【0005】
【発明の実施の形態】
図1に示される実施例では固定バンド1を成形する過程でボルト8取り付け部の内面部2を湾曲させてパイプAに突き当たるまでの長さに成形する。
【0006】
図2に示される実施例ではバンドの折り曲げ加工する前の展開した状態でボルト8取り付け部の外面部3に位置するボルト穴4は丸穴とし、内面部に位置するボルト穴5は長穴に加工する。先端部は曲げ強度を増加するため波板状に成形し、食込み刃6とする。食込み刃6の位置決めガイドとして当たり爪7を折り曲げ加工する。
【0007】
図3に示される実施例では固定しようとするパイプAと金具Bを取り付けた状態である。
【0008】
図4で示される実施例ではボルト8を締め付ける前の仮止め時の断面図であるが、固定バンド1のボルト8取り付け部の内面部2は湾曲状態にあり、食込み刃4はパイプAに接しただけの状態である。当り爪7は食込み刃6の位置決めガイドとして接している。
【0009】
図5で示される実施例ではボルト8を締め付けた状態で湾曲部2は平らに押し広げられ、伸び代はパイプと反対方向は固定されているためパイプ方向にのみ伸びようとし、結果として食込み刃6がパイプAに強力な力で圧着される。
【0010】
【発明の効果】
本発明は以上説明したように構成されているため、以下に記載されているような効果を有する。
【0011】
この発明による固定バンドではパイプAに対して強力な力で食込み刃6が圧着されているため摩擦抵抗が非常に大きくパイプの長手方向に対して位置ずれを起こさない。
【0012】
また、食込み刃6はパイプAの中心方向から外れた2箇所を同時に圧着しているため、パイプがどちらかの方向に回転しようとしてもそれぞれの刃がより深く食込もうとするため、回転を抑止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】パイプ固定バンド1とパイプA、金具Bの立体図である。
【図2】固定バンド1の展開立体図である。
【図3】パイプAと金具Bを取り付けた状態の平面図である。
【図4】図3のC−C線断面図(ボルト仮止め時)である。
【図5】図3のC−C線断面図(ボルト締め付け時)である。
【符号の説明】
A パイプ
B 金具
C 断面位置
1 パイプ固定バンド
2 ボルト8取り付け部の内面部
3 ボルト8取り付け部の外面部
4 ボルト8取り付け部の外面部のボルト穴
5 ボルト8取り付け部の内面部のボルト穴
6 食込み刃
7 当たり爪
8 ボルト
9 ナット
10 座金
【発明の属する技術分野】
本発明はパイプ温室や配管支持において位置ずれしない固定を行うための固定バンドに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のパイプの固定方法にはバンドをボルトで締め付ける方法やクサビを打ち込んで固定する方法、ボルトを貫通したり、ビスを打ち込んで固定する方法などがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来の技術の中で、バンド方式ではボルトの締め付け力だけで固定するため金属面同士の摩擦抵抗が小さく、強い力が加わると取り付け部が回転したり、取り付け位置が移動したりする。強度を増すためにはバンドの材質を強化し、より大きな径のボルトを使用して強い力で締め付ける必要があり、高価なものとなる。また、クサビを打ち込む方法はパイプが変形したり、振動でクサビが抜け落ちたりするという問題点がある。また、ボルトを貫通したり、ビスを打ち込む方法はパイプを傷つけてしまうという問題点がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本課題を解決する手段として固定バンドを成形する過程でボルト取り付け部を二重構造とし、内面部の板を湾曲させてパイプに突き当たるまでの長さに成形する。湾曲部の先端は波板状に成形し食い込み刃とする。ボルト穴は外面部においては使用するボルト径よりわずかに大きな丸穴とし、内面部は湾曲部の伸び代を考慮して長穴に加工する。
【0005】
【発明の実施の形態】
図1に示される実施例では固定バンド1を成形する過程でボルト8取り付け部の内面部2を湾曲させてパイプAに突き当たるまでの長さに成形する。
【0006】
図2に示される実施例ではバンドの折り曲げ加工する前の展開した状態でボルト8取り付け部の外面部3に位置するボルト穴4は丸穴とし、内面部に位置するボルト穴5は長穴に加工する。先端部は曲げ強度を増加するため波板状に成形し、食込み刃6とする。食込み刃6の位置決めガイドとして当たり爪7を折り曲げ加工する。
【0007】
図3に示される実施例では固定しようとするパイプAと金具Bを取り付けた状態である。
【0008】
図4で示される実施例ではボルト8を締め付ける前の仮止め時の断面図であるが、固定バンド1のボルト8取り付け部の内面部2は湾曲状態にあり、食込み刃4はパイプAに接しただけの状態である。当り爪7は食込み刃6の位置決めガイドとして接している。
【0009】
図5で示される実施例ではボルト8を締め付けた状態で湾曲部2は平らに押し広げられ、伸び代はパイプと反対方向は固定されているためパイプ方向にのみ伸びようとし、結果として食込み刃6がパイプAに強力な力で圧着される。
【0010】
【発明の効果】
本発明は以上説明したように構成されているため、以下に記載されているような効果を有する。
【0011】
この発明による固定バンドではパイプAに対して強力な力で食込み刃6が圧着されているため摩擦抵抗が非常に大きくパイプの長手方向に対して位置ずれを起こさない。
【0012】
また、食込み刃6はパイプAの中心方向から外れた2箇所を同時に圧着しているため、パイプがどちらかの方向に回転しようとしてもそれぞれの刃がより深く食込もうとするため、回転を抑止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】パイプ固定バンド1とパイプA、金具Bの立体図である。
【図2】固定バンド1の展開立体図である。
【図3】パイプAと金具Bを取り付けた状態の平面図である。
【図4】図3のC−C線断面図(ボルト仮止め時)である。
【図5】図3のC−C線断面図(ボルト締め付け時)である。
【符号の説明】
A パイプ
B 金具
C 断面位置
1 パイプ固定バンド
2 ボルト8取り付け部の内面部
3 ボルト8取り付け部の外面部
4 ボルト8取り付け部の外面部のボルト穴
5 ボルト8取り付け部の内面部のボルト穴
6 食込み刃
7 当たり爪
8 ボルト
9 ナット
10 座金
Claims (1)
- パイプ固定バンドを成形する過程においてボルト取り付け部を二重構造とし、内面部を湾曲させてパイプに突き当たるまでの長さに成形する。ボルト締め付け時に湾曲部が平らになることによる伸び代を利用してパイプに湾曲板の先端部を強力な力で圧着し、固定するパイプ固定バンド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002234331A JP2004076776A (ja) | 2002-08-12 | 2002-08-12 | 位置ずれしないパイプ固定バンド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002234331A JP2004076776A (ja) | 2002-08-12 | 2002-08-12 | 位置ずれしないパイプ固定バンド |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004076776A true JP2004076776A (ja) | 2004-03-11 |
Family
ID=32019170
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002234331A Pending JP2004076776A (ja) | 2002-08-12 | 2002-08-12 | 位置ずれしないパイプ固定バンド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004076776A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009115223A (ja) * | 2007-11-07 | 2009-05-28 | Satsuki Ninomiya | パイプ固定バンド |
JP2017020641A (ja) * | 2015-07-13 | 2017-01-26 | 典一 佐藤 | 部材クランプ装置 |
FR3111167A1 (fr) * | 2020-06-04 | 2021-12-10 | Safran Aircraft Engines | Dispositif de serrage de collier de fixation |
-
2002
- 2002-08-12 JP JP2002234331A patent/JP2004076776A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009115223A (ja) * | 2007-11-07 | 2009-05-28 | Satsuki Ninomiya | パイプ固定バンド |
JP2017020641A (ja) * | 2015-07-13 | 2017-01-26 | 典一 佐藤 | 部材クランプ装置 |
FR3111167A1 (fr) * | 2020-06-04 | 2021-12-10 | Safran Aircraft Engines | Dispositif de serrage de collier de fixation |
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