JP2001317061A - 木造家屋における土台緊締用ナット - Google Patents
木造家屋における土台緊締用ナットInfo
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- JP2001317061A JP2001317061A JP2001084245A JP2001084245A JP2001317061A JP 2001317061 A JP2001317061 A JP 2001317061A JP 2001084245 A JP2001084245 A JP 2001084245A JP 2001084245 A JP2001084245 A JP 2001084245A JP 2001317061 A JP2001317061 A JP 2001317061A
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- anchor bolt
- foundation concrete
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 土台表面に突出することなく、土台を基礎コ
ンクリートに確実に締め付けることのできる土台緊締用
ナットを提供する。 【構成】 基礎コンクリートＢＣに突設したアンカーボ
ルト１に螺合する螺子孔１３を、工具によって回動する
円筒部１１に設ける。該円筒部１１の上端に連設した鍔
部１２の下面に、前記基礎コンクリートＢＣ上に載置す
る土台２を切削する切削刃１５を突設する。そして、切
削刃１５を、前記鍔部の中央部側の一端１５ａに対して
周端部側の他の一端１５ｂを、前記アンカーボルト１に
前記螺子孔１３を螺合する方向の後方に位置させて構成
する。
ンクリートに確実に締め付けることのできる土台緊締用
ナットを提供する。 【構成】 基礎コンクリートＢＣに突設したアンカーボ
ルト１に螺合する螺子孔１３を、工具によって回動する
円筒部１１に設ける。該円筒部１１の上端に連設した鍔
部１２の下面に、前記基礎コンクリートＢＣ上に載置す
る土台２を切削する切削刃１５を突設する。そして、切
削刃１５を、前記鍔部の中央部側の一端１５ａに対して
周端部側の他の一端１５ｂを、前記アンカーボルト１に
前記螺子孔１３を螺合する方向の後方に位置させて構成
する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、基礎コンクリートに立
設したアンカーボルトに螺合して土台を基礎コンクリー
トに緊締するために用いる土台緊締用ナットに関するも
のである。
設したアンカーボルトに螺合して土台を基礎コンクリー
トに緊締するために用いる土台緊締用ナットに関するも
のである。
【０００２】
【従来の技術】基礎コンクリートに立設したアンカーボ
ルトを貫通孔に挿通するようにして土台を前記基礎コン
クリート上に載置した後、アンカーボルトの先端に、座
金を嵌合組付けた角筒状ナットに螺合し、しかる後、ナ
ット上端の鍔部内の多角形孔に工具を嵌合して回動させ
て緊締することによって、座金の下面に設けた切削刃に
よって土台を切削し、座金およびナット上端の鍔部を土
台内に埋入させるようにした構造のものがある（実開平
４−１８７１７号公報）。
ルトを貫通孔に挿通するようにして土台を前記基礎コン
クリート上に載置した後、アンカーボルトの先端に、座
金を嵌合組付けた角筒状ナットに螺合し、しかる後、ナ
ット上端の鍔部内の多角形孔に工具を嵌合して回動させ
て緊締することによって、座金の下面に設けた切削刃に
よって土台を切削し、座金およびナット上端の鍔部を土
台内に埋入させるようにした構造のものがある（実開平
４−１８７１７号公報）。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】前記従来例は、角筒状
ナット（座金と組付け、かつ、工具により座金を一緒に
回動させるため角筒状となっている）を、土台の貫通孔
内に挿通させるため、貫通孔の径を大きくしなければな
らない等の欠点がある。
ナット（座金と組付け、かつ、工具により座金を一緒に
回動させるため角筒状となっている）を、土台の貫通孔
内に挿通させるため、貫通孔の径を大きくしなければな
らない等の欠点がある。
【０００４】本発明は、斯様な従来例の欠点に着目して
土台の緊締作業を円滑に行い、また、安定的な土台緊締
状態を得ることを目的として創案したものである。
土台の緊締作業を円滑に行い、また、安定的な土台緊締
状態を得ることを目的として創案したものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】基礎コンクリートに突設
したアンカーボルトに螺合する螺子孔を、工具によって
回動する円筒部に設け、該円筒部の上端に連設した鍔部
の下面に、基礎コンクリート上に載置する土台を切削す
る切削刃を突設し、該切削刃を、前記鍔部の中央部側の
一端に対して周端部側の他の一端を、前記アンカーボル
トに前記螺子孔を螺合する方向の後方に位置させた構成
とする。
したアンカーボルトに螺合する螺子孔を、工具によって
回動する円筒部に設け、該円筒部の上端に連設した鍔部
の下面に、基礎コンクリート上に載置する土台を切削す
る切削刃を突設し、該切削刃を、前記鍔部の中央部側の
一端に対して周端部側の他の一端を、前記アンカーボル
トに前記螺子孔を螺合する方向の後方に位置させた構成
とする。
【０００６】
【実施例】図面は本発明に係る木造家屋における土台緊
締用ナットの一実施例を示し、図１は使用状態を示す縦
断面図、図２は正面図、図３は底面図、図４は矯正筒の
正面図、図５は矯正筒の平面図である。
締用ナットの一実施例を示し、図１は使用状態を示す縦
断面図、図２は正面図、図３は底面図、図４は矯正筒の
正面図、図５は矯正筒の平面図である。
【０００７】実施例の緊締方法は、基礎コンクリートＢ
Ｃに基部を埋設して先端側を突出させて前記基礎コンク
リートＢＣに立設したアンカーボルト１を土台（木製）
２に設けた貫通孔（断面円形）３に挿通するようにし
て、前記土台２を前記基礎コンクリートＢＣ上に載置す
ることを第一工程とする。
Ｃに基部を埋設して先端側を突出させて前記基礎コンク
リートＢＣに立設したアンカーボルト１を土台（木製）
２に設けた貫通孔（断面円形）３に挿通するようにし
て、前記土台２を前記基礎コンクリートＢＣ上に載置す
ることを第一工程とする。
【０００８】そして、アンカーボルト１を貫通させるよ
うにして合成樹脂製の硬質素材より成る矯正筒４を前記
貫通孔３に沿って土台２に圧入埋設することを第二工程
とする。
うにして合成樹脂製の硬質素材より成る矯正筒４を前記
貫通孔３に沿って土台２に圧入埋設することを第二工程
とする。
【０００９】矯正筒４は、主体筒部５の上端に主体筒部
５より小径な係合筒部６を突出させた筒状体で成り、該
筒状体に備えたアンカーボルト１の挿通孔７の下部側
を、上部方向に漸次縮径する大径（アンカーボルト１よ
りやや大径）と成すと共に、係合筒部６から主体筒部５
の上部側にかけて一対のスリット８，８を相対向位置に
して設け、また、主体筒部５の上端部の四方には三角形
状の突条縁９，９，９，９を設けたものである。
５より小径な係合筒部６を突出させた筒状体で成り、該
筒状体に備えたアンカーボルト１の挿通孔７の下部側
を、上部方向に漸次縮径する大径（アンカーボルト１よ
りやや大径）と成すと共に、係合筒部６から主体筒部５
の上部側にかけて一対のスリット８，８を相対向位置に
して設け、また、主体筒部５の上端部の四方には三角形
状の突条縁９，９，９，９を設けたものである。
【００１０】なお、突条縁９は、上端から下端方向に主
体筒部５からの突出量を漸次少なくしてある。
体筒部５からの突出量を漸次少なくしてある。
【００１１】この矯正筒４を、主体筒部５側から先端が
土台２内に存するアンカーボルト１に係合するようにし
て、係合筒部６にパイプ筒状の工具を係合せしめて該工
具をハンマーなどで叩打すると、矯正筒４は、土台２に
形成した貫通孔３に沿って降下し、降下しつつ突条縁９
が矯正筒４上部側がアンカーボルト１の挿通により拡開
して土台２（貫通孔３の壁面）に喰い込んで貫通孔３内
に強制的に挾入し、この結果、基礎コンクリートＢＣ上
での傾斜した立設状態にあるアンカーボルト１は、垂直
方向の正位置への立設状態へと矯正され、かつ矯正筒４
は、土台２とアンカーボルト１とのスペーサとなって、
土台２のアンカーボルト１に対する動きが規制される。
土台２内に存するアンカーボルト１に係合するようにし
て、係合筒部６にパイプ筒状の工具を係合せしめて該工
具をハンマーなどで叩打すると、矯正筒４は、土台２に
形成した貫通孔３に沿って降下し、降下しつつ突条縁９
が矯正筒４上部側がアンカーボルト１の挿通により拡開
して土台２（貫通孔３の壁面）に喰い込んで貫通孔３内
に強制的に挾入し、この結果、基礎コンクリートＢＣ上
での傾斜した立設状態にあるアンカーボルト１は、垂直
方向の正位置への立設状態へと矯正され、かつ矯正筒４
は、土台２とアンカーボルト１とのスペーサとなって、
土台２のアンカーボルト１に対する動きが規制される。
【００１２】なお、係合筒部６はパイプ状工具の外れ防
止用であり、挿通孔７の上部はアンカーボルト１よりわ
ずかに小径にしてある。
止用であり、挿通孔７の上部はアンカーボルト１よりわ
ずかに小径にしてある。
【００１３】次いで、土台緊締ナット１０をアンカーボ
ルト１に螺合して緊締することを第三工程とすることに
よって、土台２は基礎コンクリートＢＣに固定される。
ルト１に螺合して緊締することを第三工程とすることに
よって、土台２は基礎コンクリートＢＣに固定される。
【００１４】土台緊締ナット１０は、円筒部１１と該円
筒部１１の上端に連設した鍔部１２とで成り、円筒部１
１に前記アンカーボルト１に螺合する螺子孔１３を設
け、該螺子孔１３の軸線上において連通する工具係止用
の角孔（実施例では六角形）１４を前記鍔部１２に設
け、鍔部１２の逆円錐状にした下面の等間隔を存した三
方には、三角形状にして突設した切削刃１５，１５，１
５を立設して構成し、切削刃１５を、前記鍔部１２の中
央部側の一端１５ａに対して終端部側の他の一端１５ｂ
を、前記アンカーボルト１に前記螺子孔１３を螺合する
方向に後方に位置させるようにやや渦巻状にしてある。
筒部１１の上端に連設した鍔部１２とで成り、円筒部１
１に前記アンカーボルト１に螺合する螺子孔１３を設
け、該螺子孔１３の軸線上において連通する工具係止用
の角孔（実施例では六角形）１４を前記鍔部１２に設
け、鍔部１２の逆円錐状にした下面の等間隔を存した三
方には、三角形状にして突設した切削刃１５，１５，１
５を立設して構成し、切削刃１５を、前記鍔部１２の中
央部側の一端１５ａに対して終端部側の他の一端１５ｂ
を、前記アンカーボルト１に前記螺子孔１３を螺合する
方向に後方に位置させるようにやや渦巻状にしてある。
【００１５】この土台緊締ナット１０を、アンカーボル
ト１に円筒部１１において螺合し、電動インパクトレン
チの係合部を角孔１４に係合してナット１０を回動させ
ると、アンカーボルト１に沿って降下して土台２を基礎
コンクリートＢＣに締付ける一方、切削刃１５が土台２
の貫通孔３の周辺部を切削して円筒部１１の鍔部１２は
土台２に埋入し、土台２上に無用な突出部が生じること
なく、土台２は基礎コンクリートＢＣに緊締固定され
る。
ト１に円筒部１１において螺合し、電動インパクトレン
チの係合部を角孔１４に係合してナット１０を回動させ
ると、アンカーボルト１に沿って降下して土台２を基礎
コンクリートＢＣに締付ける一方、切削刃１５が土台２
の貫通孔３の周辺部を切削して円筒部１１の鍔部１２は
土台２に埋入し、土台２上に無用な突出部が生じること
なく、土台２は基礎コンクリートＢＣに緊締固定され
る。
【００１６】
【発明の効果】本発明は前記の通りの構成であるから、
土台表面に突出することなく、土台を基礎コンクリート
に締め付けることができることは勿論、前記従来の角筒
形状のものと較べ、土台に設ける貫通孔を小径にするこ
とができ、また、前記従来の別体なものと較べ、土台の
締付け作業を円滑に行い、安定した締付け状態を得ら
れ、また、在庫管理の能率化を図ることができる。
土台表面に突出することなく、土台を基礎コンクリート
に締め付けることができることは勿論、前記従来の角筒
形状のものと較べ、土台に設ける貫通孔を小径にするこ
とができ、また、前記従来の別体なものと較べ、土台の
締付け作業を円滑に行い、安定した締付け状態を得ら
れ、また、在庫管理の能率化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】使用状態を示す縦断面図。
【図２】正面図。
【図３】底面図。
【図４】矯正筒の正面図。
【図５】矯正筒の平面図。
１ アンカーボルト ２ 土台 １１ 円筒部 １２ 鍔部 １３ 螺子孔 １５ 切削刃 １５ａ 一端 １５ｂ 他の一端 ＢＣ 基礎コンクリート
Claims (1)
- 【請求項１】 基礎コンクリートに突設したアンカーボ
ルトに螺合する螺子孔を、工具によって回動する円筒部
に設け、該円筒部の上端に連設した鍔部の下面に、基礎
コンクリート上に載置する土台を切削する切削刃を突設
し、該切削刃を、前記鍔部の中央部側の一端に対して周
端部側の他の一端を、前記アンカーボルトに前記螺子孔
を螺合する方向の後方に位置させて構成した、木造家屋
における土台緊締用ナット。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001084245A JP2001317061A (ja) | 2001-03-23 | 2001-03-23 | 木造家屋における土台緊締用ナット |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001084245A JP2001317061A (ja) | 2001-03-23 | 2001-03-23 | 木造家屋における土台緊締用ナット |
Related Parent Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16842195A Division JPH0914228A (ja) | 1995-07-04 | 1995-07-04 | 木造家屋における土台の緊締方法並びに該緊締方法に用いる土台緊締用ナットおよび矯正筒 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001317061A true JP2001317061A (ja) | 2001-11-16 |
Family
ID=18939941
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001084245A Pending JP2001317061A (ja) | 2001-03-23 | 2001-03-23 | 木造家屋における土台緊締用ナット |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001317061A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008190162A (ja) * | 2007-02-02 | 2008-08-21 | Sumitomo Forestry Co Ltd | ボルト受け金物及び木製骨組部材の接合部構造 |
| WO2013040585A2 (en) * | 2011-09-15 | 2013-03-21 | SR Systems, LLC | Anchor bolt devices and operating methods for residential and commercial structures |
-
2001
- 2001-03-23 JP JP2001084245A patent/JP2001317061A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008190162A (ja) * | 2007-02-02 | 2008-08-21 | Sumitomo Forestry Co Ltd | ボルト受け金物及び木製骨組部材の接合部構造 |
| WO2013040585A2 (en) * | 2011-09-15 | 2013-03-21 | SR Systems, LLC | Anchor bolt devices and operating methods for residential and commercial structures |
| WO2013040585A3 (en) * | 2011-09-15 | 2013-06-27 | SR Systems, LLC | Anchor bolt devices and operating methods for residential and commercial structures |
| US9151038B2 (en) | 2011-09-15 | 2015-10-06 | SR Systems, LLC | Anchor bolt devices and operating methods for residential and commercial structures |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040119 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040127 |
|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040325 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20041019 |