JP2002303312A - アンカー - Google Patents

アンカー

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JP2002303312A
JP2002303312A JP2001105773A JP2001105773A JP2002303312A JP 2002303312 A JP2002303312 A JP 2002303312A JP 2001105773 A JP2001105773 A JP 2001105773A JP 2001105773 A JP2001105773 A JP 2001105773A JP 2002303312 A JP2002303312 A JP 2002303312A
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JP
Japan
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anchor
female screw
bolt
screw portion
guide
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JP2001105773A
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English (en)
Inventor
Shigeru Hata
茂 畑
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NIPPON PROJECT KK
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NIPPON PROJECT KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アンカー本体の雌ねじ部に対するボルト端の
位置合わせ操作を簡単・迅速に行う。 【解決手段】 アンカー本体11におけるボルト16が
ねじ込まれる雌ねじ部13の端部に、ボルト端を雌ねじ
部13に向けてガイドする先広がりのガイド部15を設
けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はコンクリート壁(天
井壁、側壁、床壁その他)等に固定されて各種設備を取
付けるアンカーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】コンクリート建築物の天井壁に天井材を
取付けるアンカーを例にとって従来の技術を説明する。
【0003】図9に従来のアンカー、図10にアンカー
使用状態をそれぞれ示している。
【0004】このアンカーは、円筒状のアンカー本体1
と楔体2とによって構成される。
【0005】アンカー本体1は、長さ方向のほぼ半部に
雌ねじ部3、残りの部分に拡開部4を有し、この拡開部
4に楔体2が挿入された状態でアンカー全体が天井壁
(コンクリートスラブ)Aの穴A1内に挿入され、この
状態で、図示しないパイプ状の打ち込み具によりアンカ
ー本体1が穴奥側に打ち込まれることで楔体2が拡開部
4に圧入される。
【0006】これにより、図10に示すように穴A1内
で拡開部4が拡開して穴周壁に食い込み、アンカー全体
が天井壁Aに吊下状態で固定される。4a…は拡開部4
を拡開変形させるためのスリットである。
【0007】この後、雌ねじ部3にボルト5がねじ込ま
れ、このボルト5によって天井材Bが天井壁Aの下方に
取付けられる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記ボルト
5のねじ込み作業は、暗くて足場が悪い現場で、しかも
高い位置にある小さなアンカーに対して上向きで行わな
ければならないため、元々厄介であった。
【0009】この場合、従来のアンカーでは、ねじ込み
に際してボルト端を雌ねじ部3に位置合わせする操作
を、何の助けもない状態で全くの手探りで行わなければ
ならなかった。
【0010】このため、この位置合わせに手間取ってボ
ルトねじ込み作業が面倒となり、この作業を多数のアン
カーについて行わなければならないことで施工能率が大
きく低下するという問題があった。
【0011】そこで本発明は、雌ねじ部に対するボルト
端の位置合わせ操作を簡単・迅速に行うことができるア
ンカーを提供するものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、アン
カー本体におけるボルトがねじ込まれる雌ねじ部の端部
に、先端方向に先広がりとなってボルト端を上記雌ねじ
部に向けてガイドするガイド部が設けられたものであ
る。
【0013】請求項2の発明は、請求項1の構成におい
て、先広がり形状の金属製ガイド部材の小径部が雌ねじ
部の端部外周に溶接されてガイド部が形成されたもので
ある。
【0014】請求項3の発明は、請求項1の構成におい
て、雌ねじ部の端部が先広がり形状にヘッダ加工されて
ガイド部が形成されたものである。
【0015】請求項4の発明は、請求項1の構成におい
て、先広がり形状のプラスチック製ガイド部材が雌ねじ
部の端部外周に嵌着されてガイド部が形成されたもので
ある。
【0016】請求項5の発明は、請求項1乃至4のいず
れかの構成において、ガイド部がアンカー本体と異なる
色に着色されたものである。
【0017】上記構成によると、ボルト端がガイド部に
よってアンカー本体の雌ねじ部に向かってガイドされる
ため、ボルト端が雌ねじ部に対して位置ずれしていて
も、ガイド部の範囲内にあればこれらが自然に一致す
る。これにより、位置合わせ操作を簡単・迅速に行うこ
とができる。
【0018】この場合、ガイド部を形成する手段とし
て、金属製ガイド部材を雌ねじ部に溶接する手段(請求
項2)、プラスチック製ガイド部材を嵌着する手段(請
求項4)または雌ねじ部の端部をヘッダ加工する手段
(請求項3)をとることができる。
【0019】このうち、別体のガイド部材を雌ねじ部に
取付ける請求項2,4の構成によると、加工コストが安
くてすむ。一方、ヘッダ加工法をとる請求項3の構成に
よると、保管、運搬中等にガイド部が外れたり取付状態
が不安定になるおそれがない。
【0020】また、ガイド部をアンカー本体と異なる色
に着色する請求項5の構成によると、ガイド部が際だっ
て見えるため、暗い現場等でもボルト端を目標であるガ
イド部に到達させ易く、とくに明るい色や蛍光色とすれ
ばより効果的となる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下の実施形態においては、従来
技術の説明に合わせて天井用アンカーを適用対象として
例にとっている。
【0022】基本実施形態(図1〜図5参照) 11は円筒状のアンカー本体、12は楔体で、これらに
よってアンカーが構成される。
【0023】アンカー本体11は、雌ねじ部13と拡開
部14が一体成形され、かつ、雌ねじ部13の端部にガ
イド部15が設けられて成っている。
【0024】ガイド部15は、図1中に二点鎖線で示す
ように薄い金属板材にて碗形に形成されたガイド部材1
5′が、アンカー先端方向に向かって先広がりとなる姿
勢でその小径側の端部が雌ねじ部13の端部外周に嵌め
込まれ、その嵌合部分が溶接固定されることによって形
成されている。
【0025】このガイド部15は、上記のように碗形、
すなわち、全体が外膨らみに湾曲して先広がりとなった
形状に形成され、ボルト16の端部を雌ねじ部13に向
かってガイドする作用を行う。
【0026】この点を詳述する。
【0027】このアンカーは、図3,4に示すように、
従来のアンカー同様、雌ねじ部13と拡開部14が天井
壁Aの穴A1に挿入された状態で、従来アンカーと同じ
手法で穴内に固定される。
【0028】このときガイド部15は穴外(天井壁下
方)に突出した状態となり、ボルトねじ込み時に、ボル
ト端をこのガイド部15内に挿入すれば、図4の実線で
示すようにその挿入位置が雌ねじ部13の中心からずれ
ていても、同仮想線及び矢印で示すようにボルト端がガ
イド部15の内面により自然に位置修正されて雌ねじ部
13の入口に導かれる。
【0029】すなわち、ボルト端をガイド部内面に押し
当てるだけで、ボルト端を雌ねじ部13にワンタッチで
簡単・迅速に位置合わせるすることができる。
【0030】図5はこの後、ボルト16をねじ込んで天
井材Bを取付けた状態を示している。なお、ガイド部1
5は天井壁から突出したままとなるが、天井材Bで隠蔽
されるため何ら差し支えない。
【0031】他の実施形態 (1)上記実施形態では、ガイド部15を外膨らみに湾
曲する先広がり形状としたのに対し、図6に示すように
ガイド部15を内膨らみに湾曲する先広がり形状として
もよい。また、必ずしも湾曲状とする必要はなく、図7
に示すように直線状の傾斜面による先広がり形状として
もよいし、湾曲面と直線状傾斜面を組み合わせた先広が
り形状としてもよい。
【0032】(2)ガイド部の他の形成手段として、プ
ラスチックにて先広がり形状のガイド部材を成形し、こ
れを雌ねじ部端部の外周に嵌着してもよい。この場合、
安定した取付状態が得られるように、ガイド部材を、プ
ラスチックの弾性を利用して圧嵌(いわゆる無理嵌め)
させるのが望ましい。なお、この場合、組立状態では図
1〜図5に示す実施形態、及び図6,7に示す実施形態
と同じ外見となるため、図示省略している。
【0033】(3)ガイド部15のまた別の形成手段と
して、図8に示すように雌ねじ部13の端部をヘッダ加
工することによってガイド部15(図では第1実施形態
の碗形を例示している)を一体に設けてもよい。
【0034】(4)ガイド部15をアンカー本体11と
異なる色に着色してもよい。こうすれば、ガイド部15
が際だって見えるため、暗い現場等でもボルト端を目標
としてねガイド部15に到達させ易い。とくに、明るい
色や蛍光色とすればより効果的となる。
【0035】(5)本発明は、上記した天井用アンカー
に限らず、たとえば、コンクリート型枠を保持するため
のセパレータボルトをコンクリート側壁面に取付けるた
めのアンカー、各種設備を側壁や床壁に取付けるための
アンカー等、各種アンカーに適用することができる。
【0036】また、本発明は、楔体によってコンクリー
ト壁面の穴に固定するアンカーに限らず、上記セパレー
タボルト取付用アンカーの一種であるスタッドボルトに
も適用することができる。
【0037】このスタッドボルトは、雌ねじ部を備えた
アンカー本体としての筒状の調整金物の一端に、楔体に
代えて丸棒状の取付部が一体化されて成り、取付部がH
型鋼に溶接固定された状態で、雌ねじ部にセパレータボ
ルトがねじ込まれる。このスタッドボルトの場合も雌ね
じ部にガイド部を設ければよい。
【0038】
【発明の効果】上記のように本発明のアンカーによる
と、アンカー本体におけるボルトがねじ込まれる雌ねじ
部の端部に、ボルト端を雌ねじ部に向けてガイドする先
広がりのガイド部を設けたから、ボルト端が雌ねじ部に
対して位置ずれしていても、ガイド部の範囲内にあれば
これらを自動的に一致させることができる。
【0039】これにより、雌ねじ部に対するボルト端の
位置合わせ操作を簡単・迅速に行うことができるため、
ボルトねじ込み作業、ひいては多数本のボルトによって
諸設備を壁面に取付ける作業の能率を大幅に改善するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基本実施形態にかかるアンカーの斜視
図である。
【図2】同アンカーを天井壁の穴に挿入した状態の断面
図である。
【図3】同アンカーを穴内に固定した状態の断面図であ
る。
【図4】同アンカーにボルトをねじ込む直前の状態を示
す断面図である。
【図5】アンカーにねじ込んだボルトに天井材を取付け
た状態の断面図である。
【図6】本発明の他の実施形態にかかるアンカーの断面
図である。
【図7】本発明のまた別の実施形態にかかるアンカーの
断面図である。
【図8】本発明のさらに別の実施形態にかかるアンカー
の断面図である。
【図9】従来のアンカー及びこれにねじ込まれるボルト
の斜視図である。
【図10】同アンカーによって天井材を取付けた状態の
断面図である。
【符号の説明】
11 アンカー本体 12 楔体 13 アンカー本体の雌ねじ部 14 同拡開部 15 ガイド部 15′ ガイド部材 16 ボルト A 天井壁 A1 穴 B 天井材
フロントページの続き Fターム(参考) 2E125 AA53 AA57 AA59 AE01 AG13 BA16 BA23 BA25 BB08 BB19 BB30 BD01 BD03 BE07 BE08 BF06 CA03 CA18 CA26 CA74 EA33 3J025 AA08 BA24 CA03 DA04 EA02

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アンカー本体におけるボルトがねじ込ま
    れる雌ねじ部の端部に、先端方向に先広がりとなってボ
    ルト端を上記雌ねじ部に向けてガイドするガイド部が設
    けられたことを特徴とするアンカー。
  2. 【請求項2】 先広がり形状の金属製ガイド部材の小径
    部が雌ねじ部の端部外周に溶接されてガイド部が形成さ
    れたことを特徴とする請求項1記載のアンカー。
  3. 【請求項3】 雌ねじ部の端部が先広がり形状にヘッダ
    加工されてガイド部が形成されたことを特徴とする請求
    項1記載のアンカー。
  4. 【請求項4】 先広がり形状のプラスチック製ガイド部
    材が雌ねじ部の端部外周に嵌着されてガイド部が形成さ
    れたことを特徴とする請求項1記載のアンカー。
  5. 【請求項5】 ガイド部がアンカー本体と異なる色に着
    色されたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに
    記載のアンカー。
JP2001105773A 2001-04-04 2001-04-04 アンカー Pending JP2002303312A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008050844A (ja) * 2006-08-24 2008-03-06 Nippon Project Kk アンカー及びアンカー用ガイド体
JP5265802B1 (ja) * 2012-10-04 2013-08-14 株式会社双和 取付け具
JP2018159459A (ja) * 2017-03-23 2018-10-11 有限会社上久商店 インサートナット、および被取付部材のネジ受け構造

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