JPH0317546Y2 - - Google Patents

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JPH0317546Y2
JPH0317546Y2 JP1985007881U JP788185U JPH0317546Y2 JP H0317546 Y2 JPH0317546 Y2 JP H0317546Y2 JP 1985007881 U JP1985007881 U JP 1985007881U JP 788185 U JP788185 U JP 788185U JP H0317546 Y2 JPH0317546 Y2 JP H0317546Y2
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JP
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pin
wall
pin insertion
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driven
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JP1985007881U
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JPS61123617U (ja
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  • Connection Of Plates (AREA)
  • Details Of Indoor Wiring (AREA)
  • Connection Or Junction Boxes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、軽量気泡コンクリート壁
(Autoclav‐ed,Lightweight,Concrete,、以
下ALC壁という)に配線ボツクス等の器具を取
付けるための器具取付装置に関する。
(従来技術) 近時、建築用の基礎資材として壁等にALC壁
が多く使用されてきている。このALC壁へは、
直接木ねじを螺入したり、釘を打ち込んだりする
ことは一応可能であるが、内部に空隙を多く含ん
でいるため、螺子、釘等が抜け外れるおそれがあ
つた。このためALC壁にも打ち込み可能な釘と
して、第9図に示すように、反発力を有する軸2
6を二つに分割してそれぞれ外方向に向くように
湾曲させたふた又釘25が知られている(実公昭
44−16485号公報)。
このふた又釘25は、壁内に打ち込む前には、
それぞれ外方向に向いた軸26の先端に短寸の筒
体27をはめてまとめておき、壁内に打ち込むに
したがい、短寸の筒体27を軸26に沿つてふた
又釘25の頭へ移行させ、これによつて反発力を
有する軸26をもとのそれぞれ外方向に向くよう
に戻しつつ、壁内に拡開させながら打ち込むよう
になつている。
しかしながら、上記ふた又釘25は、軸26の
反発力で壁内に拡開させながら打ち込むものであ
るから、反発力に抗して壁内圧が強いと軸26が
うまく広がらず拡開させながら打ち込むことがで
きないことがある。またこのようなふた又釘25
を用いて壁に被固定物を固定する場合、被固定物
が厚みのあるものの場合には、軸26の拡開が被
固定物の厚み分だけ抑制されてしまい、拡開させ
ながら打ち込むことができないことがある。
一方、固定物の被固定物への固定を高めるため
に、被固定物に対して釘が斜めに打ち込まれるよ
うにした斜め孔を少なくとも二個を一組として固
定物に設けたものが知られている(特開昭48−
40749号)。しかしながら、このものは孔毎に釘を
打ち込まなければならず、打ち込み箇所が増える
ほど作業が大変面倒である。また、まつすぐ打ち
込むのと違つて斜め孔に沿つて釘を斜めに打ち込
まなければならないので打ち込み作業がしずら
く、斜め孔が異なつた方向に向いている場合には
更に作業が面倒である。
(考案が解決しようとする課題) そこで、本考案では、ふた又状のピンを確実に
拡開させながら打ち込むことによつてALC壁に
器具を確実に又効率よく取付けることのできる器
具取付装置を提供しようとするものである。
(課題を解決するための手段) すなわち、本考案に係る器具取付装置は、軽量
気泡コンクリート壁への当接部に互いに異なつた
方向に向けて穿設され、ふた又状のピンの脚角度
を強制的に変位させる一対のピン挿入孔が設けら
れた器具と、前記ピン挿入孔内に案内されてピン
挿入孔内面に沿つて脚が変形可能なふた又状のピ
ンと、からなることを特徴としている。
(作用) このような本考案に係る器具取付装置は、互い
に異なつた方向に向けて穿設されたピン挿入孔に
ふた又状のピンを挿入すれば、ピンの各々の脚は
ピン挿入孔の内面に沿つて、ピン挿入孔の形状に
変形しながら進んでいく。したがつてピンの各々
の脚を互いに異なつた方向に必ず進ませることが
できる。つまり、上記従来のふた又釘のように、
釘自体に備わつている軸の反発力、言換すれば釘
の復元力を利用して軸を拡開させるものと異な
り、ピン挿入孔自体の内面でピンの脚を拡開させ
るものであるから、壁内圧が強くても確実にふた
又状のピンを確実に拡開、交叉させながら打ち込
むことができる。またALC壁に取付けようとす
る器具が厚みのあるものであつても、器具に互い
に異なつた方向に向けて穿設されたピン挿入孔が
備わつているから、これによつて、ふた又状のピ
ンを確実に拡開、交叉させることができる。した
がつて、厚みのある器具の取付けでは、上記従来
のふた又釘のように軸の拡開が器具の厚み分だけ
抑制されてしまい、旨く拡開、交叉させることが
できないというようなことがない。
そして、ピン挿入孔にふた又状のピンの脚を挿
入し、ハンマー等でピンの頭を上からまつすぐ打
撃すれば、ふた又状のピンの脚が自動的に拡開、
交叉した状態に打ち込まれる。したがつて、孔毎
に又斜め孔に沿つて釘を斜めに打ち込まなければ
ならなかつた従来の釘打ちに比べて、作業の面倒
さがなく、効率よく、器具の取付けをすすめるこ
とができる。
(実施例) 以下、器具として配線ボツクスを例にあげ、図
面に示す実施例にしたがつて本考案を具体的に説
明する。
第1図は器具である配線ボツクス10をALC
壁9に取付ける状態を示し、軽量気泡コンクリー
ト壁へ当接させる器具の当接部である配線ボツク
ス10の底壁11には、ふた又状のピン5が挿入
される一対のピン挿入孔1a,1bが設けられて
いる。
この一対のピン挿入孔1a,1bは、第2図に
鎖線で示すように、ピン5が挿入される側から前
方に向けて互いに異なつた方向、即ち末広がりに
湾曲した形状に穿設されている。
したがつて、配線ボツクス10の底壁11を
ALC壁9の壁面に当て、ふた又状のピン5の脚
4を一対のピン挿入孔1a,1bに挿入し、ハン
マー等でピン5の頭を打撃すれば、第3図に示す
ように、ふた又状のピン5は、その脚4を一対の
ピン挿入孔1a,1bの湾曲する内面2,3に沿
つて確実に拡開させながら、ALC壁9内に打ち
込まれてゆく。このように拡開させて打ち込まれ
たふた又状のピン5は、その脚4がALC壁9壁
面に垂直に打ち込まれたピン5に比べ、壁面から
垂直方向への引き抜きに対する抵抗が大きい。こ
れによつて、ALC壁9に器具である配線ボツク
ス10が確実に固定され、第4図に示すように、
取付けられる。
第5,6図は本考案の他の実施例を示したもの
であり、一対のピン挿入孔1a,1bが対角状に
位置をずらして設けられ、第5図に鎖線で示すよ
うに、ふた又状のピン5が挿入される側から前方
に向けて互いに交叉するように湾曲した形状に穿
設されている。
したがつて、この一対のピン挿入孔1a,1b
にふた又状のピン5の脚4を挿入し、ハンマー等
でピン5の頭を打撃すれば、第6図に示すよう
に、ふた又状のピン5は、その脚4を一対のピン
挿入孔1a,1bの湾曲する内面2,3に沿つて
交叉させながら、ALC壁9内に打ち込まれてい
く。この場合の交叉した状態に打ち込まれたふた
又状のピン5も、前述の拡開した状態に打ち込ま
れたふた又状のピン5と同様に、ピン5の脚4が
ALC壁9壁面に垂直に打ち込まれたピン5に比
べ、壁面から垂直方向への引き抜き対する抵抗が
大きい。したがつて、ALC壁9に器具が確実に
固定され、取付けられる。尚、この例の場合のふ
た又状のピン5はその脚4を対角状に位置をずら
し、各ピン挿入孔1a,1bに挿入できるように
形成されている。
第2図、第5図に示すふた又状のピン5は、前
記一対のピン挿入孔1a,1bに沿つて変形可能
な材料で作製され、ピン挿入孔1a,1bにふた
又状のピン5の脚4を挿入した状態で、ハンマー
等でピン5の頭を上からまつすぐ打撃すれば、ふ
た又状のピン5の脚4が変形して自動的に拡開、
交叉した状態に打ち込まれる。
一対のピン挿入孔1a,1bは上記実施例に示
すような長方形状の角孔以外に丸孔であつてもよ
い。また一対のピン挿入孔1a,1bは、互いに
異なつた方向に穿設されていれば、湾曲した形状
でなく単に直線状に穿設されていてもよい。しか
しながら、湾曲していれば、ピン5の脚4をより
広角度に拡開、交叉させながら打ち込むことがで
き、器具のALC壁9への固定は強固となる。
尚、第2図に示すような一対のピン挿入孔1
a,1bを形成させるには、例えば第7図に示す
ように、両側に曲面を有する断面略台形状の孔1
2をあけ、この孔12の両側の曲面13とすき間
を設けて対向する曲面15を有する断面略台形状
の嵌合部材14を孔12に装着するか、あるい
は、第8図に示すように、一面に曲面16を有す
る一対の孔17,18をあけ、前記曲面16とす
き間を設けて対向する曲面21を有する断面略三
角形状の一対の嵌合部材19,20を装着すれば
よい。この場合、前記曲面13,16,21は一
対のピン挿入孔1a,1bの湾曲させた内面2,
3を構成している。
尚、本考案は、配線ボツクスの他に線ぴ、照明
器具のフランジや架台等の器具に具体化して適用
することができる。
(考案の効果) このように、本考案によれば、互いに異なつた
方向に向けて穿設され、ふた又状のピンの脚角度
を強制的に変位させる一対のピン挿入孔が設けら
れた器具と、前記ピン挿入孔内に案内されてピン
挿入孔内面に沿つて脚が変形可能なふた又状のピ
ンと、により構成されているから、この一対のピ
ン挿入孔にふた又状のピンを挿入すれば、ピンの
各々の脚はピン挿入孔の内面に沿つて塑性変形し
ながら互いに異なつた方向に必ず進み、ふた又状
のピンを拡開又は交叉させて壁に打ち込むことが
できる。これにより、内部に空隙を多く含んでい
るALC壁に配線ボツクス等の器具を確実に固定
し、取付けることができる。
また、その取付作業はピン挿入孔にふた又状の
ピンの脚を挿入し、ハンマー等でピンの頭を上か
らまつすぐ打撃すればよく、又ふた又状のピンに
よつて孔毎に打ち込まなくて済み、作業の面倒さ
がなく、効率よく器具の取付けをすすめることが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図から第4図までは本考案の一実施例を示
し、第1図は器具である配線ボツクスをALC壁
に取付ける状態を示す斜視図、第2図はその要部
斜視図、第3図はALC壁への固定状態を示す断
面図、第4図は配線ボツクスをALC壁に取付け
た状態の断面図、第5,6図は本考案の別の実施
例を示し、第5図はその要部斜視図、第6図は
ALC壁への固定状態を示す断面図、第7,8図
は第2図に示す一部のピン挿入孔の形成方法をあ
らわした斜視図、第9図は従来例の使用状態の側
面図である。 図中、1a,1bはピン挿入孔、5はピン、9
はALC壁、10は器具としての配線ボツクスで
ある。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 軽量気泡コンクリート壁への当接部に互いに異
    なつた方向に向けて穿設され、ふた又状のピンの
    脚角度を強制的に変位させる一対のピン挿入孔が
    設けられた器具と、 前記ピン挿入孔内に案内されてピン挿入孔内面
    に沿つて脚が変形可能なふた又状のピンと、 からなることを特徴とする器具取付装置。
JP1985007881U 1985-01-22 1985-01-22 Expired JPH0317546Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985007881U JPH0317546Y2 (ja) 1985-01-22 1985-01-22

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985007881U JPH0317546Y2 (ja) 1985-01-22 1985-01-22

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61123617U JPS61123617U (ja) 1986-08-04
JPH0317546Y2 true JPH0317546Y2 (ja) 1991-04-12

Family

ID=30486644

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1985007881U Expired JPH0317546Y2 (ja) 1985-01-22 1985-01-22

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JP (1) JPH0317546Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS485294U (ja) * 1971-06-04 1973-01-22

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JPS61123617U (ja) 1986-08-04

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