JP2000130423A - ナット及びその取付方法 - Google Patents

ナット及びその取付方法

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JP2000130423A JP10310973A JP31097398A JP2000130423A JP 2000130423 A JP2000130423 A JP 2000130423A JP 10310973 A JP10310973 A JP 10310973A JP 31097398 A JP31097398 A JP 31097398A JP 2000130423 A JP2000130423 A JP 2000130423A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ナットを被取付部材の一方面側から挿入し、
その裏面側に溶着する作業を、迅速かつ容易に行えるナ
ット及びその取付方法を提供することを課題とする。 【解決手段】 上記課題を解決するための手段として、
ナットの外周面に外ねじを設ける形状、拡縮可能なワッ
シャを設ける形状、切欠を形成した鍔を設ける形状、半
ラグビ−ボ−ル形状に形成したナットを提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はナット及びその取付
方法に関するものである。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】管体と他部材とをボル
トで締結する場合、ナットを管体に開設した取付穴を介
して管体内部に挿入した後に、管体の内周面に溶着等で
取り付ける方法が考えられる。しかしこのように、ナッ
トを被取付部材の一方面側から挿入し、その裏面側に溶
着する作業は非常に煩雑であり熟練を要する。そこで本
発明は、この取付作業を迅速かつ容易に行えるナット及
びその取付方法を提供することを課題とする。
【0003】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の手段として本発明は、請求項1として、被取付部材の
取付穴内に、被取付部材の一方面側から挿入し、その裏
面側に溶着して用いる一方向取付用ナットにおいて、筒
体に外ねじと内ねじを設け、外ねじの山径は被取付部材
の取付穴の径より大きく、外ねじの谷径は被取付部材の
取付穴の径より小さいか、ほぼ等しいか、あるいはねじ
込み可能な程度に大きく形成し、かつ前記筒体の端面に
溶着用の突起を設けたことを特徴とする、一方向取付用
ナットを提供する。
【0004】請求項2として、上記請求項1に記載の一
方向取付用ナットにおいて、筒体の突起を設けた側の端
面の内ねじの周囲に、ナットを被取付部材に溶着した状
態において被取付部材の取付穴内に嵌入する嵌入部を設
けたことを特徴とする、一方向取付用ナットを提供す
る。
【0005】請求項3として、被取付部材の取付穴内
に、被取付部材の一方面側から挿入し、その裏面側に溶
着して用いる一方向取付用ナットにおいて、内ねじを有
すると共に被取付部材の取付穴の径より小さい外径を有
する筒体の一端側に、被取付部材の取付穴の径より大き
い外径を有するワッシャを取り付け、このワッシャは、
被取付部材の取付穴内に押し込めるようラッパ状に変形
可能に構成し、かつワッシャの筒体と反対側の面に溶着
用の突起を設けたことを特徴とする、一方向取付用ナッ
トを提供する。
【0006】請求項4として、上記請求項3に記載の一
方向取付用ナットにおいて、ワッシャは、筒体の一端側
に設けた、筒体の断面外形より小さくかつ非円形状の断
面外形を有し、筒体の内ねじと連続する内ねじを有する
取付部の外周に装着したことを特徴とする、一方向取付
用ナットを提供する。
【0007】請求項5として、被取付部材の取付穴内
に、被取付部材の一方面側から挿入し、その裏面側に溶
着して用いる一方向取付用ナットにおいて、内ねじを有
すると共に被取付部材の取付穴の径より小さい外径を有
する筒体の一端側に、被取付部材の取付穴の径より大き
い外径を有する鍔部を設け、この鍔部には、鍔部を被取
付部材の取付穴内にねじ込む際の始端部となる切欠を設
け、かつ鍔部の溶着面側に溶着用の突起を設けたことを
特徴とする、一方向取付用ナットを提供する。
【0008】請求項6として、被取付部材の取付穴内
に、被取付部材の一方面側から挿入し、その裏面側に溶
着して用いる一方向取付用ナットにおいて、ナット本体
に平面状の溶着面を設け、この溶着面の中央に内ねじを
形成し、溶着面の長手方向の長さは被取付部材の取付穴
の直径よりも大きい長さを有し、溶着面の長手方向と直
交する最大長さは被取付部材の取付穴の直径より僅かに
小さい長さを有し、溶着面と直交する方向の最大長さは
被取付部材の取付穴の直径より僅かに小さい長さを有す
ることを特徴とした、一方向取付用ナットを提供する。
【0009】請求項7として、上記請求項1乃至6のい
ずれかに記載の一方向取付用ナットにおいて、内ねじの
内面には一部を除いて絶縁加工を施したことを特徴とす
る、一方向取付用ナットを提供する。
【0010】請求項8として、上記請求項1又は2に記
載の一方向取付用ナットの取付方法において、被取付部
材の取付穴にナットの外ねじを螺合して、被取付部材の
一方面側から他方面側にねじ込み、完全にねじ込んだ後
に被取付部材の前記他方面側に、突起を溶融してナット
の一端面を溶着して取付けることを特徴とした、一方向
取付用ナットの取付方法を提供する。
【0011】請求項9として、上記請求項3又は4に記
載の一方向取付用ナットの取付方法において、被取付部
材の一方面側から取付穴内にナットの筒体を挿入し、次
いでワッシャをラッパ状に変形させつつ被取付部材の取
付穴内に押し込み、ナット全体を被取付部材の他端面側
に完全に押し込んだ後に、突起を溶融してワッシャを他
端面側に溶着して取付けることを特徴とした、一方向取
付用ナットの取付方法を提供する。
【0012】請求項10として、上記請求項5に記載の
一方向取付用ナットの取付方法において、被取付部材の
一方面側から取付穴内に、ナットを筒体の鍔部を設けな
い側から挿入し、次いで鍔部に設けた切欠を被取付部材
の取付穴の周縁部に係合させた状態でナット全体を回転
させ、鍔部全体が被取付部材の取付穴内にねじ込まれた
後に、突起を溶融して鍔部を被取付部材の他端面側に溶
着して取付けることを特徴とした、一方向取付用ナット
の取付方法を提供する。
【0013】請求項11として、上記請求項6に記載の
一方向取付用ナットの取付方法において、被取付部材の
一方面側から取付穴内に、ナットを溶着面の長手方向の
一端側から挿入し、ナット全体が被取付部材の他端面側
に挿入された後に、突起を溶融して溶着面を前記他端面
に溶着して取付けることを特徴とした、一方向取付用ナ
ットの取付方法を提供する。
【0014】請求項12として、上記請求項8乃至11
のいずれかに記載の一方向取付用ナットの取付方法にお
いて、ナットの内ねじに螺合するねじ棒と操作シャフト
とを有する取付治具を用いてナットの取り付けを行うこ
とを特徴とした、一方向取付用ナットの取付方法を提供
する。
【0015】請求項13として、上記請求項12に記載
の一方向取付用ナットの取付方法において、取付治具の
ねじ棒のねじ部全体あるいは一部以外の部分に絶縁加工
を施したことを特徴とする、一方向取付用ナットの取付
方法を提供する。以下、図面を参照しながら、本発明の
実施の形態について説明する。
【0016】
【発明の実施の形態1】<イ>ナットの形状 図1、2に示すように、ナット1は、筒体に外ねじ11
と内ねじ12を設け、外ねじ11の山径は被取付部材2
の取付穴21の径より大きく、外ねじ11の谷径は取付
穴21の径より小さいか、ほぼ等しいか、あるいはねじ
込み可能な程度に大きく形成し、かつ筒体の一方の端面
に溶着用の突起13を所要数を設けてある。
【0017】このナット1の場合は、外ねじ11の谷部
と内ねじ12の谷部との距離が短すぎるとナットとして
の強度が低下するおそれがあるため、これらの間隔は所
定の強度を確保できるよう設計する。また、突起13を
設けずに、筒体端面を直接溶接する場合も考えられる。
【0018】<ロ>ナットの取付方法 ナット1を管体等の被取付部材2に取り付ける際には、
図3に示すような特殊な取付治具3を用いる。この取付
治具3は、操作シャフト31の端部に、鍔32を介し
て、ナット1の内ねじ12に螺合するねじ棒33を形成
した治具である。
【0019】ナット1を取り付ける際には、先ず取付治
具3のねじ棒33を、鍔32がナット端面に当接するま
で内ねじ12に螺合する。次に、操作シャフト31を回
して、被取付部材2の取付穴21にナット1の外ねじ1
1を螺合し、被取付部材2の裏面側にねじ込む。
【0020】そして、完全にねじ込んだ後に、図4に示
すように、被取付部材2の裏面側に突起13を溶融し
て、ナットの一端面を溶着して(溶着部22)取付けを
完了する。溶着は、操作シャフト31を引っ張って突起
13を被取付部材2の裏面に押圧した状態で、操作シャ
フト31と被取付部材2に電流を流して突起13を溶融
させて行う。溶着が完了したら取付治具3を逆に回して
取り外す。
【0021】
【発明の実施の形態2】操作シャフト31と被取付部材
2に電流を流して突起13を溶融させる場合、ナット1
の内ねじ12が熱で変形したり、取付治具3のねじ棒3
3が内ねじ12に焼き付いてしまうおそれがある。そこ
で、図5に示すように、取付治具3のねじ棒33のねじ
部全体あるいは一部以外の部分に、セラミックコ−トな
どの絶縁加工34を施し、電流が流れる範囲を一部に制
限する方法が考えられる。
【0022】例えば、ねじ棒33の全表面に絶縁加工3
4を施し、ねじ棒33の付根に絶縁加工を施さないテ−
パ部35を設け、一方ナット1の内ねじ12の端部にも
テ−パ孔14を設け、これらが合致する部分のみを導電
可能に構成して、内ねじ12を変形や焼き付きから保護
することが考えられる。
【0023】
【発明の実施の形態3】図6は、ナット1の突起13を
設けた側の端面の内ねじ12の周囲に、ナット1を被取
付部材2に溶着した状態において、被取付部材2の取付
穴21内に嵌入する嵌入部15を設けた実施の形態であ
る。この嵌入部15の端面16は、被取付部材2の外表
面と面一になるよう形成してある。このように嵌入部1
5を設けることによって、ボルト頭部の座面が接する面
積が多くなるため、所要の面圧を確保することができ
る。
【0024】
【発明の実施の形態4】<イ>ナットの形状 図7、8に示すナット4は、内ねじ41を有すると共
に、被取付部材2の取付穴21の径より小さい外径を有
する筒体42の一端側に、筒体42の断面外形より小さ
くかつ非円形状の断面外形を有し、筒体42の内ねじ4
1と連続する内ねじ43を有する取付部44を設け、こ
の取付部44の外周に、被取付部材2の取付穴21の径
より大きい外径を有するワッシャ45を取り付けた実施
の形態である。
【0025】ワッシャ45を取り付ける場合は、その中
央部に、取付部44の断面外径と等しい形状でやや大き
い取付穴46を形成し、この取付穴46を取付部44に
外装した後、取付部44の端部をかしめて(かしめ部4
7)取り付けを行う。また、ワッシャ45のかしめ部4
7側の面の周縁部近傍には溶着用の突起48を適宜突設
する。
【0026】また、ワッシャ45はかしめ部47側にや
や閉じた状態で取り付けられ、被取付部材2の取付穴2
1内に押し込めるように、さらにかしめ部47側にラッ
パ状に変形可能に構成されている。なお、ワッシャ45
は、取付部44を設けずに、筒体42の外周面に直接取
り付ける構造であってもよい。
【0027】<ロ>ナットの取付方法 図9に示すように、ナット4の内ねじ41及び43に取
付治具3のねじ棒33を螺着し、筒部42側から被取付
部材2の取付穴21内に押し込む。ワッシャ45はラッ
パ状に徐々に閉じながら取付穴21内に押し込まれて行
くが、取付穴46の端縁部46aが取付部44に当接し
たら、それ以上変形しないよう規制を設けて塑性変形を
防止する。
【0028】ナット4全体が被取付部材2の裏面側に完
全に押し込まれたら、図10に示すように取付治具3を
引っ張り、ワッシャ45を平板状に変形させ、突起48
を溶融して溶着する(溶着部22)。この場合も、ワッ
シャ取付穴46の筒体42側の端縁部46bが取付部4
4に当接したらそれ以上変形しないよう規制を設けて、
塑性変形の防止を図る。なお、実施の形態1で説明した
のと同様に、取付治具3のねじ棒33に絶縁加工を施し
てもよい。
【0029】
【発明の実施の形態5】<イ>ナットの形状 図11、12に示すナット5は、別体の筒部材51と鍔
部材52とを接合して構成したものである。筒部材51
は、周面にセレ−ションを設けた筒状の圧入部51a
と、その一端側に設けた拡径部51bとよりなり、それ
らには貫通する内ねじ51cが形成されている。また、
拡径部51bは、被取付部材2の取付穴21の径より小
さい外径で形成されている。
【0030】鍔部材52は、筒部材51の圧入部51a
より僅かに小さい径を有する筒体52aの一端に、U字
部52bを設け、さらにその外周に鍔部52cを設けた
部材である。鍔部52cは被取付部材2の取付穴21の
径より大きい外径を有し、また、鍔部52cを被取付部
材2の取付穴21内にねじ込む際の始端部となる切欠5
2dを設け、かつ鍔部52cの溶着面側に溶着用の突起
52eを設けて構成する。
【0031】また、図12に示すように、鍔部52cの
切欠52dの根元部52fから鍔部52cの周縁部まで
の最長距離L1を、被取付部材2の取付穴21の直径L
2よりも小さく形成し、ねじ込み易くしておく。さら
に、図13に示すように切欠52dを斜めにカットした
り、図14に示すように一方を下側に曲げたりして、取
付穴21に引っ掛り易いように形成するとよい。なお、
切欠52dの根元部52fから鍔部周縁部までの最長距
離L1を、被取付部材2の取付穴21の直径と同じか、
あるいはやや大きく形成して、強制的にねじ込むことも
考えられる。
【0032】<ロ>ナットの取付方法 取付治具3のねじ棒33を内ねじ51cに螺合し、図1
5に示すように、拡径部51b側から被取付部材2の取
付穴21内に挿入し、切欠52dを取付穴21の周縁部
に係合させた状態でナット5全体を回転させ、鍔部52
c全体を取付穴21内にねじ込む。
【0033】そして、図16に示すように、ナット5全
体が被取付部材2の裏面に挿入されたら、取付治具3を
引っ張り、突起52eを被取付部材2の裏面に押圧した
状態で、突起52eを溶融して取付けを行う(溶着部2
2)。
【0034】なお、U字部52bを設けることによっ
て、その端面52gにより、ボルト頭部の座面が接する
面積が多くなるため、所要の面圧を確保することができ
る。また、実施の形態1で説明したのと同様に、取付治
具3のねじ棒33に絶縁加工を施してもよい。
【0035】
【発明の実施の形態6】図17に示すナット6は、上記
実施の形態5のナット5を、冷間加工等で一体に形成し
た場合の実施の形態である。すなわち、内ねじ61を有
すると共に被取付部材2の取付穴21の径より小さい外
径を有する筒体62の一端側に、被取付部材2の取付穴
21の径より大きい外径を有する鍔部63を設け、この
鍔部63には、鍔部63を被取付部材2の取付穴21内
にねじ込む際の始端部となる切欠64を設け、かつ鍔部
63の溶着面側に溶着用の突起65を設けて構成する。
【0036】また、鍔部63の筒体62の反対側には拡
径部66を設け、ボルト頭部の座面の接触面積を増大さ
せて、所要の面圧を確保するよう構成する。このナット
6の取付方法は、実施の形態5と同様に行えばよい。
【0037】
【発明の実施の形態7】<イ>ナットの形状 図18〜22に示すナット7は、ラグビ−ボ−ルを長手
方向に半分に切断したような形状であり、その中心部に
ねじを刻設して構成される。即ち、ナット本体71に平
面状の溶着面72を設け、この溶着面72の中央に内ね
じ73を形成すると共に、溶着面72に溶着用の突起7
4を突設する。
【0038】そして、溶着面72の長手方向の長さL1
は、被取付部材2の取付穴21の直径L2よりも大きい
長さに形成し、溶着面72の長手方向と直交する最大長
さL3は、被取付部材2の取付穴21の直径L2よりも
僅かに小さい長さに形成し、溶着面72と直交する方向
の最大長さL4は、被取付部材2の取付穴21の直径L
2より僅かに小さい長さに形成する。
【0039】<ロ>ナットの取付方法 ナット7を被取付部材2に取り付ける方法は、先端に掛
止部81を有する針金状の取付治具8a、8b等を内ね
じ73に貫通させて引っ掛け、ナット7を立てた状態で
取付穴21内に挿入する。そして、ナット7全体が被取
付部材2の裏面側に挿入されたら、ナット7を横方向に
転換し、取付治具8a、8bを引っ張って突起74を被
取付部材2に押圧した状態で、突起74を溶融して溶着
する。
【0040】
【発明の実施の形態8】以上の実施の形態全てにおい
て、それらの内ねじの内面に、一部を除いて絶縁加工を
施すことも考えられる。これは、取付治具3のねじ棒3
3に絶縁加工を施す代わりに行うものである。
【0041】
【発明の効果】本発明は以上説明したようになるため、
ナットを被取付部材の一方面側から挿入し、その裏面側
に溶着する作業を、迅速かつ容易に行うことが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 発明の実施の形態1の説明図
【図2】 発明の実施の形態1の説明図
【図3】 発明の実施の形態1の説明図
【図4】 発明の実施の形態1の説明図
【図5】 発明の実施の形態2の説明図
【図6】 発明の実施の形態3の説明図
【図7】 発明の実施の形態4の説明図
【図8】 発明の実施の形態4の説明図
【図9】 発明の実施の形態4の説明図
【図10】 発明の実施の形態4の説明図
【図11】 発明の実施の形態5の説明図
【図12】 発明の実施の形態5の説明図
【図13】 発明の実施の形態5の説明図
【図14】 発明の実施の形態5の説明図
【図15】 発明の実施の形態5の説明図
【図16】 発明の実施の形態5の説明図
【図17】 発明の実施の形態6の説明図
【図18】 発明の実施の形態7の説明図
【図19】 発明の実施の形態7の説明図
【図20】 発明の実施の形態7の説明図
【図21】 発明の実施の形態7の説明図
【図22】 発明の実施の形態7の説明図

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被取付部材の取付穴内に、被取付部材の
    一方面側から挿入し、その裏面側に溶着して用いるナッ
    トにおいて、 筒体に外ねじと内ねじを設け、 外ねじの山径は被取付部材の取付穴の径より大きく、 外ねじの谷径は被取付部材の取付穴の径より小さいか、
    ほぼ等しいか、あるいはねじ込み可能な程度に大きく形
    成し、 かつ前記筒体の端面に溶着用の突起を設けたことを特徴
    とする、 ナット。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のナットにおいて、筒体
    の突起を設けた側の端面の内ねじの周囲に、ナットを被
    取付部材に溶着した状態において被取付部材の取付穴内
    に嵌入する嵌入部を設けたことを特徴とする、ナット。
  3. 【請求項3】 被取付部材の取付穴内に、被取付部材の
    一方面側から挿入し、その裏面側に溶着して用いるナッ
    トにおいて、 内ねじを有すると共に被取付部材の取付穴の径より小さ
    い外径を有する筒体の一端側に、 被取付部材の取付穴の径より大きい外径を有するワッシ
    ャを取り付け、 このワッシャは、被取付部材の取付穴内に押し込めるよ
    うラッパ状に変形可能に構成し、 かつワッシャの筒体と反対側の面に溶着用の突起を設け
    たことを特徴とする、 ナット。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載のナットにおいて、ワッ
    シャは、筒体の一端側に設けた、筒体の断面外形より小
    さくかつ非円形状の断面外形を有し、筒体の内ねじと連
    続する内ねじを有する取付部の外周に装着したことを特
    徴とする、ナット。
  5. 【請求項5】 被取付部材の取付穴内に、被取付部材の
    一方面側から挿入し、その裏面側に溶着して用いるナッ
    トにおいて、 内ねじを有すると共に被取付部材の取付穴の径より小さ
    い外径を有する筒体の一端側に、被取付部材の取付穴の
    径より大きい外径を有する鍔部を設け、 この鍔部には、鍔部を被取付部材の取付穴内にねじ込む
    際の始端部となる切欠を設け、 かつ鍔部の溶着面側に溶着用の突起を設けたことを特徴
    とする、 ナット。
  6. 【請求項6】 被取付部材の取付穴内に、被取付部材の
    一方面側から挿入し、その裏面側に溶着して用いるナッ
    トにおいて、 ナット本体に平面状の溶着面を設け、 この溶着面の中央に内ねじを形成し、 溶着面の長手方向の長さは被取付部材の取付穴の直径よ
    りも大きい長さを有し、 溶着面の長手方向と直交する
    最大長さは被取付部材の取付穴の直径より僅かに小さい
    長さを有し、 溶着面と直交する方向の最大長さは被取付部材の取付穴
    の直径より僅かに小さい長さを有することを特徴とし
    た、 ナット。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至6のいずれかに記載のナッ
    トにおいて、内ねじの内面には一部を除いて絶縁加工を
    施したことを特徴とする、ナット。
  8. 【請求項8】 請求項1又は2に記載のナットの取付方
    法において、 被取付部材の取付穴にナットの外ねじを螺合して、被取
    付部材の一方面側から他方面側にねじ込み、 完全にねじ込んだ後に被取付部材の前記他方面側に、突
    起を溶融してナットの一端面を溶着して取付けることを
    特徴とした、 ナットの取付方法。
  9. 【請求項9】 請求項3又は4に記載のナットの取付方
    法において、 被取付部材の一方面側から取付穴内にナットの筒体を挿
    入し、 次いでワッシャをラッパ状に変形させつつ被取付部材の
    取付穴内に押し込み、 ナット全体を被取付部材の他端面側に完全に押し込んだ
    後に、突起を溶融してワッシャを他端面側に溶着して取
    付けることを特徴とした、 ナットの取付方法。
  10. 【請求項10】 請求項5に記載のナットの取付方法に
    おいて、 被取付部材の一方面側から取付穴内に、ナットを筒体の
    鍔部を設けない側から挿入し、 次いで鍔部に設けた切欠を被取付部材の取付穴の周縁部
    に係合させた状態でナット全体を回転させ、 鍔部全体が被取付部材の取付穴内にねじ込まれた後に、
    突起を溶融して鍔部を被取付部材の他端面側に溶着して
    取付けることを特徴とした、 ナットの取付方法。
  11. 【請求項11】 請求項6に記載のナットの取付方法に
    おいて、 被取付部材の一方面側から取付穴内に、ナットを溶着面
    の長手方向の一端側から挿入し、 ナット全体が被取付部材の他端面側に挿入された後に、
    突起を溶融して溶着面を前記他端面に溶着して取付ける
    ことを特徴とした、 ナットの取付方法。
  12. 【請求項12】 請求項8乃至11のいずれかに記載の
    ナットの取付方法において、ナットの内ねじに螺合する
    ねじ棒と操作シャフトとを有する取付治具を用いてナッ
    トの取り付けを行うことを特徴とした、 ナットの取付方法。
  13. 【請求項13】 請求項12に記載のナットの取付方法
    において、取付治具のねじ棒のねじ部全体あるいは一部
    以外の部分に絶縁加工を施したことを特徴とする、ナッ
    トの取付方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN103423279A (zh) * 2013-08-28 2013-12-04 陈业朋 铆接螺母
JP2020067125A (ja) * 2018-10-24 2020-04-30 株式会社日立ビルシステム 防振ゴム振れ止め機構の組立方法
KR102117044B1 (ko) * 2018-11-22 2020-05-29 주식회사 새한산업 회전방지 하드웨어 구조물

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