JP3065730U - マグネットプラグ - Google Patents

マグネットプラグ

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JP3065730U
JP3065730U JP1999006149U JP614999U JP3065730U JP 3065730 U JP3065730 U JP 3065730U JP 1999006149 U JP1999006149 U JP 1999006149U JP 614999 U JP614999 U JP 614999U JP 3065730 U JP3065730 U JP 3065730U
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fitted
screw
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一行 富田
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一行 富田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ねじ径に対して最大直径のマグネットをねじ
部先端に埋設可能で、製造工程が簡略化されるマグネッ
トプラグを提供する点にある。 【解決手段】 (1)プラグ本体のねじ部の先端面よ
り、同ねじ部の谷径よりも小さい外径を有する円筒部片
が突設され、同円筒部片内にマグネットを嵌装するとと
もに、同マグネットと円筒部片との間に形成された環状
空間に、アルミニウム等より構成された環状軟質金属片
を嵌挿し、同軟質金属片を圧潰してマグネットを前記円
筒部片に固定している。(2)プラグ本体のねじ部の先
端面より突設された同ねじ部の谷径よりも小さい外径を
有する円筒部片に円筒状のマグネットを嵌装するととも
に、同マグネットを前記円筒部片の全周でかしめつけて
いる。 (3)プラグ本体のねじ部の先端面より突設された、同
ねじ部の谷径より小さい外径を有する円筒部片に円筒状
のマグネットを嵌装するとともに、同マグネットに前記
円筒部片を点状にかしめつけている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案はギヤボックス等に取り付けられ、同ギヤボックス内の油に混在する鉄 粉等を吸着除去するマグネットプラグに係るものである。
【0002】
【従来の技術】
マグネットプラグはギヤボックス等に螺装されるプラグ本体の先端面に設けた 凹部に、永久磁石片を嵌合、固着して構成されている。 而して永久磁石片をプラグ本体に固着するのに当り、(A)同プラグ本体の先 端縁をかしめつけることによって、同本体の凹部に嵌入された永久磁石片を固定 するもの。(B)永久磁石片とプラグ本体の凹部内周面との間に形成された環状 の空間に嵌挿した環状の軟質金属片を圧潰変形して永久磁石片をプラグ本体に固 定するものが提案されている。
【0003】 図7乃至図9は前記(A)の方法によって永久磁石片がプラグ本体に装着され たマグネットプラグを示し、プラグ本体aの先端部に設けた凹部bに永久磁石片 cを嵌合し、プラグ本体のねじ部先端周縁に直接かしめ治具を当てて符号dで示 すように永久磁石片が抜けないようにかしめつけて構成されている。 図10乃至図12は前記(B)に示すマグネットプラグの例を示し、プラグ本 体aの先端に設けた凹部bに同凹部bの内径より小径の永久磁石片cを嵌合し、 同永久磁石片cとプラグ本体aとの間に環状の軟質金属片eを嵌挿し、圧潰変形 して構成されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
前記従来のマグネットプラグのうち、(A)に示すタイプは、永久磁石片をプ ラグ本体のねじ部先端面の凹部に嵌入して、同プラグに直接かしめを行うので、 ねじ部と凹部との間にかしめ変形をさせるための厚みを必要とし、この厚みが薄 いとねじ部にかしめによる歪が発生し、甚だしい場合にはギヤケース等のねじ孔 に螺着できなくなる場合もあり、マグネットの直径には自ずから制約が生じる。
【0005】 またもう一方の(B)に示すタイプは、(A)に示すようにかしめ変形させる ための肉厚は不要であるが、環状軟質金属片の圧潰時の圧力によってねじが膨ら み、前記と同じ問題が生起するため、マグネットの直径に制限を受けるという問 題点があった。 また製造工程上では、ねじ先端部に凹部を設けているため、ねじ転造前におい て転造下径と凹部との間の肉厚が薄すぎると、肉厚が転造圧力に耐えられず、ね じがすくむことによって細くなり、凹部自体も小さくなるため、ねじ径に対して 比較的大きな凹孔をあけるためには、転造工程の後、穴明加工をせざるをえなか った。このため穴明加工は切削に頼らざるを得ず、その結果工程は、圧造→転造 →切削穴明と3工程を要し、工程を省略することができないという問題点があっ た。
【0006】 本考案は前記従来技術の有する問題点に鑑みて提案されたもので、その目的と するところは、ねじ径に対して最大直径のマグネットをねじ部先端に埋設可能で 、製造工程が簡略化されるマグネットプラグを提供する点にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記の目的を達成するため、本考案の請求項1に係るマグネットプラグは、プ ラグ本体のねじ部の先端面より、同ねじ部の谷径よりも小さい外径を有する円筒 部片が突設され、同円筒部片内にマグネットを嵌装するとともに、同マグネット と円筒部片との間に形成された環状空間に、アルミニウム等より構成された環状 軟質金属片を嵌挿し、同軟質金属片を圧潰してマグネットを前記円筒部片に固定 してなることを特徴としている。
【0008】 また本考案の請求項2に係るマグネットプラグは、プラグ本体のねじ部の先端 面より突設された同ねじ部の谷径よりも小さい外径を有する円筒部片に円筒状の マグネットを嵌装するとともに、同マグネットを前記円筒部片の全周でかしめつ けてなることを特徴としている。
【0009】 また本考案の請求項3に係るマグネットプラグは、プラグ本体のねじ部の先端 面より突設された、同ねじ部の谷径より小さい外径を有する円筒部片に円筒状の マグネットを嵌装するとともに、同マグネットに前記円筒部片を点状にかしめつ けてなることを特徴としている。
【0010】
【考案の実施の形態】
以下、本考案を最も好ましい実施の形態を示す図面について説明する。 図1及び図2は本考案の第1の実施例を示し、プラグ本体Aのねじ部1の先端 面より、同ねじ部1の谷径よりも小さい外径を有する円筒部片2が突設され、同 円筒部片2内にマグネット3を嵌装するとともに、同マグネット3と円筒部片2 との間に形成された環状空間に、アルミニウム等より構成された環状軟質金属片 4を嵌挿し、同軟質金属片4を圧潰してマグネット3を前記円筒部片2に固定す るものである。
【0011】 図3及び図4は本考案の第2の実施例を示し、プラグ本体Aのねじ部1の先端 面より突設された同ねじ部1の谷径よりも小さい外径を有する円筒部片2に円筒 状のマグネット3を嵌装するとともに、同マグネット3を前記円筒部片2の全周 でかしめつけたものである。図中2aは前記円筒状部片2の全周のかしめつけ部 2aを示すものである。
【0012】 図5及び図6は本考案の第3の実施例を示し、プラグ本体Aのねじ部1の先端 面より突設された、同ねじ部1の谷径より小さい外径を有する円筒部片2に円筒 状のマグネット3を嵌装するとともに、同マグネット3に前記円筒部片2を点状 にかしめつけたもので、図中2aはかしめつけ部片である。
【0013】
【考案の効果】
本考案に係るマグネットプラグは前記したように、プラグ本体のねじ部の先端 面より、同ねじ部の谷径よりも小さい外径を有する円筒部片を突設し、同円筒部 片をマグネットの固定用部片として利用したので、同マグネットの固定部分が前 記ねじ部から分離されるため、マグネットを固定する手段としての固定用充填物 の同円筒部片に対する圧入や、同円筒部片をかしめることによる影響が前記ねじ 部に現れることがなく、従ってねじの谷径一杯まで固定部分の外径を確保できる ので、前記ねじ部の径に対して最大直径のマグネットをねじ先端に埋設すること ができるばかりでなく、円筒部片の外径がねじ部の谷径よりも小さいので、製造 工程上も転造よりも穴明を先行しても、その影響がねじ部及び穴部に現れること がないことから、鍛造と同時に行われる穴明成型後、転造が可能になり、穴明切 削加工の工程の省略が可能となる。
【0014】 また本考案によればマグネットは従来のように、プラグ本体のねじ部の内部に 嵌着されることなく、同ねじ部の先端面より突設された円筒部片に嵌合、固着さ れるため、前記ねじ部が誘磁されることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るマグネットプラグの第1の実施例
の一部を欠截して示した立面図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】本考案に係るマグネットプラグの第2の実施例
の一部を欠截して示した立面図である。
【図4】図2の平面図である。
【図5】本考案に係るマグネットプラグの第3の実施例
の一部を欠截して示した立面図である。
【図6】図5の平面図である。
【図7】従来のマグネットプラグの一例の一部を欠截し
て示した立面図である。
【図8】前記従来のマグネットプラグの平面図である。
【図9】前記従来のマグネットプラグの縦断面図であ
る。
【図10】従来のマグネットプラグの他の例の一部を欠
截して示した立面図である。
【図11】図10に示すマグネットプラグの平面図であ
る。
【図12】図10に示すマグネットプラグの縦断面図で
ある。
【符号の説明】
A プラグ本体 1 ねじ部 2 円筒部片 2a かしめつけ部 3 マグネット 4 軟質金属片

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラグ本体のねじ部の先端面より、同ね
    じ部の谷径よりも小さい外径を有する円筒部片が突設さ
    れ、同円筒部片内にマグネットを嵌装するとともに、同
    マグネットと円筒部片との間に形成された環状空間に、
    アルミニウム等より構成された環状軟質金属片を嵌挿
    し、同軟質金属片を圧潰してマグネットを前記円筒部片
    に固定してなることを特徴とするマグネットプラグ。
  2. 【請求項2】 プラグ本体のねじ部の先端面より突設さ
    れた同ねじ部の谷径よりも小さい外径を有する円筒部片
    に円筒状のマグネットを嵌装するとともに、同マグネッ
    トを前記円筒部片の全周でかしめつけてなることを特徴
    とするマグネットプラグ。
  3. 【請求項3】 プラグ本体のねじ部の先端面より突設さ
    れた、同ねじ部の谷径より小さい外径を有する円筒部片
    に円筒状のマグネットを嵌装するとともに、同マグネッ
    トに前記円筒部片を点状にかしめつけてなることを特徴
    とするマグネットプラグ。
JP1999006149U 1999-07-12 1999-07-12 マグネットプラグ Expired - Lifetime JP3065730U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014185730A (ja) * 2013-03-25 2014-10-02 Sumitomo Heavy Ind Ltd 歯車装置
US10174829B2 (en) 2013-03-25 2019-01-08 Sumitomo Heavy Industries, Ltd. Foreign matter attracting structure

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