JP2004075172A - 段ボール製トレー - Google Patents
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Abstract
【課題】少ない材料で製造でき、かつ強度に優れた段ボール製トレーを提供する。
【解決手段】底面板1の周囲に各一対の側面板2及び端面板3を連設し、側面板2と端面板3を係合させて保形する段ボール製トレーにおいて、側面板2の両端から延びる折曲片4の先端部を、端面板3の中間部から頂板5を介して延出した内端板6で巻き込み、内端板6の両端から延びる隅板7を側面板2へかけて斜めに折り曲げ、隅板7の先端から延びる添当板8を側面板2の内面に沿わせて、その先端部を底面板1に係合させる。短面側の一部のみが二重となって保形され、コーナー部が隅板7で補強される。
【選択図】 図3
【解決手段】底面板1の周囲に各一対の側面板2及び端面板3を連設し、側面板2と端面板3を係合させて保形する段ボール製トレーにおいて、側面板2の両端から延びる折曲片4の先端部を、端面板3の中間部から頂板5を介して延出した内端板6で巻き込み、内端板6の両端から延びる隅板7を側面板2へかけて斜めに折り曲げ、隅板7の先端から延びる添当板8を側面板2の内面に沿わせて、その先端部を底面板1に係合させる。短面側の一部のみが二重となって保形され、コーナー部が隅板7で補強される。
【選択図】 図3
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えば、農産物の運搬等に使用する段ボール製トレーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、図5に示すように、底面板51の周囲に各一対の側面板52及び端面板53を連設すると共に、側面板52の上縁に頂板54を介して内側板55を連設し、側面板52及び内側板55の両端から延びる折曲片56を端面板53の上縁から延出した桟板57で押さえ、桟板57の両端の差込片58を頂板54の差込穴59に差し込んで保形する段ボール製トレーが使用されている。
【0003】
このトレーの頂板54には、側面板52から内側板55の上部に至る切込間に突起60が形成され、底面板51の両側部には、突起60に対応する底穴61が設けられている。そして、このトレーを段積みする際には、下段側トレーの突起60を上段側トレーの底穴61に差し込んで、積みずれを防止する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のようなトレーでは、長面側が側面板52と内側板55の二重構造となっていることから、多量の材料を必要とするという問題がある。
【0005】
そこで、この発明は、少ない材料で製造でき、かつ強度に優れた段ボール製トレーを提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、この発明に係るトレーは、側面板から延びる折曲片の先端部を、端面板の中間部から頂板を介して延出した内端板で巻き込むことにより、短面側の一部のみを二重として保形し、内端板の両端から延出した隅板を側面板へかけて斜めに折り曲げ、隅板の先端から延びる添当板を側面板の内面に沿わせて、その先端部を底面板に係合させることにより、コーナー部を補強することとしたのである。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
【0008】
この段ボール製トレーは、Aフルート等の厚手の段ボールシートを材料として形成される。このトレーのブランクでは、図1に示すように、底面板1の周囲に各一対の側面板2及び端面板3が連設され、側面板2の両端縁に折曲片4が連設されている。端面板3の先端縁中間部には頂板5を介して内端板6が連設され、内端板6の両端縁には、隅板7及び添当板8が順次連設されている。
【0009】
端面板3の先端側には、内端板6への切込により突起9が延設され、突起9の中間部には罫線9aが、先端部には張出部9bがそれぞれ設けられている。底面板1の両端部には底穴10が形成され、内端板6及び添当板8の先端縁には凸部11,12が、底面板1の両側部には係止穴13がそれぞれ形成されている。
【0010】
このようなブランクを組み立てるには、図2及び図3に示すように、底面板1から一対の側面板2を起立させ、折曲片4を内側へ折り曲げ、隅板7及び添当板8を内側へ折り曲げつつ、端面板3を起こして、折曲片4の先端部を端面板3、頂板5及び内端板6で巻き込み、凸部11を底穴10に係合させる。
【0011】
このとき、端面板3、頂板5及び内端板6の巻込部には、突起9を罫線9a沿いに折り返して挟み込み、張出部9bを頂板5に係合させる。また、隅板7を側面板2へかけて内端板6に対し約30°の角度で斜めに折り曲げ、添当板8を側面板2の内面に沿わせて、凸部12を係止穴13に係合させる。
【0012】
このように組み立てたトレーは、短面側の一部のみが端面板3と内端板6の二重構造となって保形されるので、従来のものより大幅に少ない材料で製造でき、側面板2へかけて斜めに折り曲げた隅板7により、コーナー部が補強されて、強度も確保される。また、上記組立作業は、機械で行うこともできる。
【0013】
また、突起9の突出量は、頂板5の幅に制限されることなく、従来のものより大きく確保できるので、このトレーを段積みする際、図4に示すように、下段側トレーの突起9を上段側トレーの底穴10に差し込むと、突起9が上段側トレーの底穴10に確実に係合して、積みずれが防止される。
【0014】
【発明の効果】
以上のように、この発明に係る段ボール製トレーは、長面側を二重とすることなく、短面側の一部のみを端面板と内端板の二重構造として保形し、内端板の両端から延びる隅板を側面板へかけて斜めに折り曲げ、その延長部先端を底面板に係合させることにより、コーナー部を補強することとしたので、必要な強度を確保しつつ、少ない材料で製造できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る段ボール製トレーのブランクを示す図
【図2】同上の組立過程を示す斜視図
【図3】同上の組立状態を示す斜視図
【図4】同上の段積み状態を示す斜視図
【図5】従来の段ボール製トレーを示す斜視図
【符号の説明】
1 底面板
2 側面板
3 端面板
4 折曲片
5 頂板
6 内端板
7 隅板
8 添当板
9 突起
10 底穴
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えば、農産物の運搬等に使用する段ボール製トレーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、図5に示すように、底面板51の周囲に各一対の側面板52及び端面板53を連設すると共に、側面板52の上縁に頂板54を介して内側板55を連設し、側面板52及び内側板55の両端から延びる折曲片56を端面板53の上縁から延出した桟板57で押さえ、桟板57の両端の差込片58を頂板54の差込穴59に差し込んで保形する段ボール製トレーが使用されている。
【0003】
このトレーの頂板54には、側面板52から内側板55の上部に至る切込間に突起60が形成され、底面板51の両側部には、突起60に対応する底穴61が設けられている。そして、このトレーを段積みする際には、下段側トレーの突起60を上段側トレーの底穴61に差し込んで、積みずれを防止する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のようなトレーでは、長面側が側面板52と内側板55の二重構造となっていることから、多量の材料を必要とするという問題がある。
【0005】
そこで、この発明は、少ない材料で製造でき、かつ強度に優れた段ボール製トレーを提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、この発明に係るトレーは、側面板から延びる折曲片の先端部を、端面板の中間部から頂板を介して延出した内端板で巻き込むことにより、短面側の一部のみを二重として保形し、内端板の両端から延出した隅板を側面板へかけて斜めに折り曲げ、隅板の先端から延びる添当板を側面板の内面に沿わせて、その先端部を底面板に係合させることにより、コーナー部を補強することとしたのである。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
【0008】
この段ボール製トレーは、Aフルート等の厚手の段ボールシートを材料として形成される。このトレーのブランクでは、図1に示すように、底面板1の周囲に各一対の側面板2及び端面板3が連設され、側面板2の両端縁に折曲片4が連設されている。端面板3の先端縁中間部には頂板5を介して内端板6が連設され、内端板6の両端縁には、隅板7及び添当板8が順次連設されている。
【0009】
端面板3の先端側には、内端板6への切込により突起9が延設され、突起9の中間部には罫線9aが、先端部には張出部9bがそれぞれ設けられている。底面板1の両端部には底穴10が形成され、内端板6及び添当板8の先端縁には凸部11,12が、底面板1の両側部には係止穴13がそれぞれ形成されている。
【0010】
このようなブランクを組み立てるには、図2及び図3に示すように、底面板1から一対の側面板2を起立させ、折曲片4を内側へ折り曲げ、隅板7及び添当板8を内側へ折り曲げつつ、端面板3を起こして、折曲片4の先端部を端面板3、頂板5及び内端板6で巻き込み、凸部11を底穴10に係合させる。
【0011】
このとき、端面板3、頂板5及び内端板6の巻込部には、突起9を罫線9a沿いに折り返して挟み込み、張出部9bを頂板5に係合させる。また、隅板7を側面板2へかけて内端板6に対し約30°の角度で斜めに折り曲げ、添当板8を側面板2の内面に沿わせて、凸部12を係止穴13に係合させる。
【0012】
このように組み立てたトレーは、短面側の一部のみが端面板3と内端板6の二重構造となって保形されるので、従来のものより大幅に少ない材料で製造でき、側面板2へかけて斜めに折り曲げた隅板7により、コーナー部が補強されて、強度も確保される。また、上記組立作業は、機械で行うこともできる。
【0013】
また、突起9の突出量は、頂板5の幅に制限されることなく、従来のものより大きく確保できるので、このトレーを段積みする際、図4に示すように、下段側トレーの突起9を上段側トレーの底穴10に差し込むと、突起9が上段側トレーの底穴10に確実に係合して、積みずれが防止される。
【0014】
【発明の効果】
以上のように、この発明に係る段ボール製トレーは、長面側を二重とすることなく、短面側の一部のみを端面板と内端板の二重構造として保形し、内端板の両端から延びる隅板を側面板へかけて斜めに折り曲げ、その延長部先端を底面板に係合させることにより、コーナー部を補強することとしたので、必要な強度を確保しつつ、少ない材料で製造できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る段ボール製トレーのブランクを示す図
【図2】同上の組立過程を示す斜視図
【図3】同上の組立状態を示す斜視図
【図4】同上の段積み状態を示す斜視図
【図5】従来の段ボール製トレーを示す斜視図
【符号の説明】
1 底面板
2 側面板
3 端面板
4 折曲片
5 頂板
6 内端板
7 隅板
8 添当板
9 突起
10 底穴
Claims (1)
- 底面板1の周囲に各一対の側面板2及び端面板3を連設し、側面板2と端面板3を係合させて保形する段ボール製トレーにおいて、側面板2の両端から延びる折曲片4の先端部を、端面板3の中間部から頂板5を介して延出した内端板6で巻き込み、内端板6の両端から延びる隅板7を側面板2へかけて斜めに折り曲げ、隅板7の先端から延びる添当板8を側面板2の内面に沿わせて、その先端部を底面板1に係合させたことを特徴とする段ボール製トレー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002241586A JP2004075172A (ja) | 2002-08-22 | 2002-08-22 | 段ボール製トレー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002241586A JP2004075172A (ja) | 2002-08-22 | 2002-08-22 | 段ボール製トレー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004075172A true JP2004075172A (ja) | 2004-03-11 |
Family
ID=32024024
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002241586A Pending JP2004075172A (ja) | 2002-08-22 | 2002-08-22 | 段ボール製トレー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004075172A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011042376A (ja) * | 2009-08-19 | 2011-03-03 | Kao Corp | 包装箱 |
JP2011235922A (ja) * | 2010-05-10 | 2011-11-24 | Mitsubishi Electric Corp | 梱包装置 |
JP2021098524A (ja) * | 2019-12-20 | 2021-07-01 | レンゴー株式会社 | 補強部材、補強構造体および包装箱 |
JP7490535B2 (ja) | 2020-11-05 | 2024-05-27 | レンゴー株式会社 | トレイ |
-
2002
- 2002-08-22 JP JP2002241586A patent/JP2004075172A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011042376A (ja) * | 2009-08-19 | 2011-03-03 | Kao Corp | 包装箱 |
JP2011235922A (ja) * | 2010-05-10 | 2011-11-24 | Mitsubishi Electric Corp | 梱包装置 |
JP2021098524A (ja) * | 2019-12-20 | 2021-07-01 | レンゴー株式会社 | 補強部材、補強構造体および包装箱 |
JP7362469B2 (ja) | 2019-12-20 | 2023-10-17 | レンゴー株式会社 | 補強部材、補強構造体および包装箱 |
JP7490535B2 (ja) | 2020-11-05 | 2024-05-27 | レンゴー株式会社 | トレイ |
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