JP2004074351A - ワーク保持装置 - Google Patents

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柿本 武士
Hiroyuki Kitahara
北原 広之
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Abstract

【課題】皺や弛み等を無くしてワークをワークホルダに保持する。
【解決手段】ワークホルダ1において、ワークWの4コーナーに相当する箇所に位置決めピン11をワークWの対角線方向に移動可能に設け、前記ワークホルダ1に、その位置決めピン11をワークWの対角線方向に向けて外側に所定量移動させて所定の張力を付与するピン移動用駆動装置2を設けたり、ワークホルダの所要箇所にワークを解除可能に挟持するクランプ体を設け、前記ワークホルダにクランプ体を所定量移動させてワークに所定の張力を付与するクランプ移動用駆動装置を設ける。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、裏打フィルムで補強したセラミックスグリーンシート、フレキシブル配線基板、可撓性フィルム、金属箔等の薄板状物等のワークを保持し穿孔部に搬送してそのワークに所要の穿孔加工を施す前にワークを保持させるワーク保持装置に関するものである。
【0002】
【従来技術】
裏打フィルムで補強したセラミックスグリーンシート、フレキシブル配線基板、可撓性フィルム、金属箔等の薄板状物等の可撓性を有するワークは、ワークホルダと呼称される平面視枠状の治具に保持される。
そして、そのワークホルダを移動機構先端のチャックで挟持して機台の上面に沿うようにX・Y軸線方向に制御動して穿孔部でワークの所要の穿孔加工が行われる。
そのワークホルダにワークを保持する方式としては、位置決めピンによる係合方式(A号)、テープによる貼着方式(B号)が挙げられる。
そして、係合方式(A号)は、ワークホルダの対角コーナーに位置決めピンを突設形成し、該位置決めピンにワークの対角コーナーに開孔した位置決め孔を係合させることによってワークを保持する。
また、貼着方式(B号)は、ワークホルダの構成枠部4辺または対向する構成枠部2辺に10mm程度幅寸法のテープでワークを貼着する。
【0003】
前記する貼着方式(B号)の場合、皺や弛み等を無くしてワークを保持し難いばかりでなく、枠張機を使用して10mm程度幅のテープで小さな面積をもって貼着されるものであるから、ワークを保持するために比較的大きな強度でテープを貼着する必要があり、穿孔加工後のテープの剥離作業が非常に面倒であり、剥離する際に時としてワークホルダを擦る作業を強いりワークホルダを痛めたり、ワークの貼着面を傷つける問題があり、また特殊な剥離機も必要とする。
その点で、前記する係合方式(A号)は、ワークの貼着面やワークホルダを痛めることはなく、無論特殊な剥離機も必要としない。
【0004】
ところで、係合方式(A号)は、ワークに皺や弛みが生じないように張力を与えて位置決め孔を位置決めピンに係合させるが、係合部間のワーク部分は固定されていないため、係合部間のワーク部分に経時的な弛みが発生し易く、穿孔対象であるワークの大形化に比例してその弛み量も大きくなり、穿孔精度を悪くする問題がある。
また、位置決めピンを位置決め孔に係合させる際のワークを人為的に引っ張るため、アクシデントによってワークに無理な引っ張り力が生じて、ワークが塑性変形したり、損傷してしまう虞れもある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記従来事情に鑑みてなされたもので、その目的とする処は、皺や弛み等を無くしてワークをワークホルダに保持することができるようにすることである。
他の目的とする処は、塑性変形や損傷させず、しかも人手を全く要せずにワークをワークホルダに保持することができるようにすることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を解決するために講じた技術的手段は、ワークホルダにおいて、ワークの4コーナーに相当する箇所に位置決めピンをワークの対角線方向に移動可能に設け、前記ワークホルダに、その位置決めピンをワークの対角線方向に向けて外側に所定量移動させるピン移動用駆動装置を設けていることを特徴とするワーク保持装置である(請求項1)。
前記ピン移動用駆動装置による移動距離は、ワークに発生する皺や波立ち等を伸ばす程度とし、保持対象になっているワークの材質、面積に応じてその移動距離を設定する。
以上の手段によれば、例えばバキュームパッド等の吊持具を有するローダー(供給装置)で搬入されるワークが位置決めピンに係合するようにワークをワークホルダに受け渡した状態からピン移動用駆動装置を作動させることによって、その位置決めピンをワークの対角線上に移動させて所定の張力を付与することができる。
【0007】
また、ワークホルダの所要箇所にワークの縁部分を解除可能に挟持するクランプ体を設け、前記ワークホルダにクランプ体を所定量移動させてワークに所定の張力を付与するクランプ移動用駆動装置を設けた構成を採用しても良いものである(請求項2)。
以上の手段によって、ワークの所要箇所をクランプ体で挟持し、しかる後、クランプ移動用駆動装置を作動させることによって、クランプ体を移動させてワークに所定の張力を付与することができる。
この請求項2の具体的な構成としては、ワークホルダの平行する一対の構成枠部にワークの平行する縁部分を解除可能に挟持するクランプ体を設け、前記ワークホルダに、クランプ体の一方または双方を相互に離間する方向に所定量移動させるクランプ移動用駆動装置を設けた構成(A案)、ワークホルダにワークの4コーナー若しくはその近傍を解除可能に挟持するクランプ体を設け、該クランプ体を、ワークの対角線方向に向けて移動可能とし、クランプ体をワークの対角線方向外側に向けて所定量移動させるクランプ移動用駆動装置を設けた構成(B案)、ワークホルダにワークの一半部側の2コーナー若しくはその近傍を解除可能に挟持するクランプ体(第1クランプ体)と、ワークの他半部側においてそのクランプ体(第1クランプ体)とでワークに張力を与えるべく逆側のワーク縁を解除可能に挟持するクランプ体(第2クランプ体)とを設け、前記クランプ体(第1クランプ体または第2クランプ体)をワークの対角線方向外側に向けて所定量移動させるクランプ移動用駆動装置を設けた構成(C案)にする等が提案できる。
前記所定量移動させるとは、前記と同様にワークに発生する皺や波立ち等を伸ばす程度移動させることを指し、保持対象になっているワークの材質、面積に応じてその移動距離を設定する。
【0008】
また、下側のクランプ体上面のワーク載せ面を露出させる範囲からそのワーク載せ面とでワークを挟持する範囲で上側のクランプ体を回動させるクランプ挟持用駆動装置を備えている(請求項3)と、人為的に挟持を解除するように上側のクランプ体を開かずとも作動によって開いてワークを挟持し、バキュームパッド等の吊持具を有するローダー(供給装置)で搬入されるワークがワーク載せ面に載置されるようにワークをワークホルダに受け渡した状態からクランプ挟持用駆動装置を作動させてワークを挟持した後、クランプ移動用駆動装置を作動させることによって、ワークに所定の張力を付与することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
次に、本発明ワーク保持装置の実施の形態を説明すると、図1〜図5は、第1の実施の形態を、図6〜図11は、第2の実施の形態を、また図12〜図15は、第3の実施の形態を、そして図16は第4の実施の形態を各々示している。
まず、第1の実施の形態を説明すると、符号1はワークホルダである。
ワークホルダ1は、ステンレス製であって、従来から周知なように平面視略矩形枠状を呈してなり、4コーナーに位置決めピン11…を突設状に有し、移動機構A先端のチャックで挟持される一構成枠部21の両端部にその構成枠部21と直交する方向に面積拡大部31、31を一体に延設形成している。
【0010】
前記位置決めピン11は、ワークホルダ1にワークWの対角線方向を向いて開孔された適宜長さのガイド孔41で案内されてワークWの対角線方向に移動可能とされ、ピン移動用駆動装置2で前記ガイド孔41内をワークWの対角線方向外側に向けて所定量移動するように構成されている。
【0011】
ピン移動用駆動装置2は、図2、図3に示すようにワークホルダ1における前記面積拡大部31側の平行する両構成枠部21、21内に各々前後動可能に設けられたプッシャー12、12、前記面積拡大部31、31に設置されプッシャー12、12を前後動させる駆動源22、そのプッシャー12、12の移動に伴って位置決めピン11をワークWの対角線方向外側に移動させる移動子32、並びにその案内部42とから構成されている。
【0012】
プッシャー12、12は、前記する構成枠部21、21内に前後方向に確保された細長矩形状の移動用空間121、121に前後動可能に嵌入されており、駆動源22側の端部から連結用凸部12cを構成枠部21上方に突出させ、その連結用凸部12cには駆動源22であるエアーシリンダのロッドが連結されている。
図1において、符号122は、前記移動用空間121において前記駆動源22側の移動用空間121の上側構成壁部に設けた開口であり、前記連結用凸部12cの前後動を許容するようになっている。
【0013】
また、プッシャー12、12は、その前端側において中央空間51とは逆側の側面に先窄み状のテーパー面12aを、また中途部における同逆側の側面に湾曲凹面12bを各々形成している。
【0014】
移動子32は、前記移動用空間121に連通してワークWの対角線方向外側に向いて構成枠部21内に確保された案内部(案内空間)42に移動可能に配置された円柱体であり、この移動子32の上面中心部から前記位置決めピン11が突設され、介在されている弾撥発条52の弾撥力に抗してその案内部42内をワークWの対角線方向外側に移動するように構成されている。
また、移動子32は、前記駆動源22を作動させない状態にあっては、図2に示すように各々がテーパー面12aと、湾曲凹面12bに当接しており、この状態において駆動源22を作動させプッシャー12を前動させることによって各々の移動子32、32が弾撥発条52の弾撥力に抗して案内部(案内空間)42で案内されつつプッシャー12の側面に乗り上げて位置決めピン11をワークWの対角線方向外側に所定量移動させるようになっている(図3)。
【0015】
斯様なワーク保持装置は、駆動源22を作動させる前には、移動子32がテーパー面12a、湾曲凹面12bに当接して、位置決めピン11と、所定の張力を付与する前段階のワークWコーナーに開孔されている位置決め孔w1とが、ほぼ対応する関係になっている。
そのため、バキュームパッド等の吊持具を有するローダー(供給装置)で吊持されたワークWをその位置決め孔w1が位置決めピン11に係合するように供給した後、前記駆動源22を作動させプッシャー12を前動させて各移動子32をワークWの対角線方向外側に所定量移動させてワークWに所定の張力を付与することができる。
【0016】
次に図6〜図11に示す第2の実施の形態を説明すると、符号1はワークホルダ、3はクランプ移動用駆動装置、4はクランプ挟持用駆動装置である。
ワークホルダ1は、前記実施の形態と同様に移動機構A先端で挟持される一構成枠部21の両端部に面積拡大部31、31を一体に延設形成している。
【0017】
クランプ移動用駆動装置3は、図7〜図11に示すようにワークホルダ1における前記面積拡大部31、31側の平行する両構成枠部21、21内に各々前後動可能に設けられた押動体13、面積拡大部31、31に設置され押動体13を前後動させる駆動源23、その押動体13で外側に押動される被押動体33と、その被押動体33に設けられたクランプ体43とから構成されている。
【0018】
押動体13は、図10、図11に示すように外側の側面を斜面とする細長な三角板状を呈し、被押動体33は、押動体13の斜面と面接触する斜面を内側の側面に有する逆向き細長な三角板状を呈してなり、この押動体13と、被押動体33は共に、構成枠部21内の中空部211に収容されている。
【0019】
そして、駆動源23側の押動体13の端部から連結用凸部131を外部に突出させ、その連結用凸部131に駆動源23であるエアーシリンダのロッドを連結し、駆動源23を作動させることによって押動体13を前動させ、それに伴って中空部211の外側内壁211aとの間に介在した弾撥発条33aの弾撥力に抗して被押動体33を外側に所定量押動させるようになっている。
符号53はガイド口で、押動体13押動時に前記連結用凸部131が案内されるようになっている。
【0020】
クランプ挟持用駆動装置4は、図7〜図9に示すように、被押動体33の上面中間部から構成枠部21上面と面一状となる一段高い水平段部331をその被押動体33の全長もしくはほぼ全長に亘って段設し、該水平段部331と中空部211の上側構成壁部221aとの間には押動体13の押動に伴って外側に向けて押動される被押動体33のその移動を許容する隙間332を確保してなり、この水平段部331に上下回動可能に軸着した平面視帯板状の上側クランプ体43aを同水平段部331に設置した電動モータ14にアーム24で連結して構成されており、この上側クランプ体43aにマグネットシート43bを貼着すると共に、その上側クランプ体43aが対応する水平段部331を下側クランプ体とし、その上面をワーク載せ面にしてその面にも同様にマグネットシート43cを貼着してなり、電動モータ14の作動によって上側クランプ体43aのマグネットシート43b、ワーク載せ面のマグネットシート43cとでワークWの平行する縁部分を吸着できるようになっている。
【0021】
斯様なワーク保持装置は、クランプ移動用駆動装置3の駆動源23を作動させる前には、押動体13は後退した状態にあって被押動体33は弾撥発条33aの弾撥力を受けて左右一対のクランプ体43、43を相互に接近する方向に押動させている。
そのため、バキュームパッド等の吊持具を有するローダー(供給装置)で吊持されたワークWの平行する両縁部分が前記ワーク載せ面に載置されるように供給した(図7)後、クランプ挟持用駆動装置4を作動させてクランプ体43でワークWの平行する両縁部分を吸着し、クランプ移動用駆動装置3を作動させて押動体13を前進させ、被押動体33を外側に平行押動させて所定の張力をワークWに付与することができる(図8、図9、図11)。
【0022】
更に図12〜図15に示す第3の実施の形態を説明すると、この実施の形態は、ワークホルダ1にワークWの一半部側の2コーナー若しくはその近傍を解除可能に挟持するクランプ体(後述では第1クランプ体と称する)43と、ワークWの他半部側においてその第1クランプ体43とでワークWに張力を与えるべく逆側のワーク縁を解除可能に挟持するクランプ体(後述では第2クランプ体と称する)43とを設け、更に前記第1クランプ体43でワークWを挟持するクランプ挟持用駆動装置4と、そのクランプ挟持用駆動装置4をワークWの対角線方向外側に向けて所定量移動させるクランプ移動用駆動装置3とを更に設けた構成になっている。
【0023】
ワークホルダ1は、前記実施の形態と同様に移動機構A先端のチャックで挟持される構成枠部の両端部に面積拡大部31、31を一体に延設形成し、その面積拡大部31、31に、ワークWの一半部側の2コーナー近傍を解除可能に挟持するクランプ挟持用駆動装置4及びクランプ移動用駆動装置3を設けている。
【0024】
クランプ挟持用駆動装置4は、下側クランプ体34となるアームを下端に有する支持台44にエアーシリンダー等の駆動源54を連絡し、前記アームとでワークWを挟持する上側クランプ体64をその駆動源54で上下動可能に支持して形成され、クランプ移動用駆動装置3は、前記面積拡大部31、31に設置したエアーシリンダ等の駆動源83で前記支持台44をワークWの対角線方向外側に向けて所定量移動可能にしている(図13〜図15)。前記下側クランプ体34と上側クランプ体64とで第1クランプ体43を構成している。
【0025】
一方の第2クランプ体43は、図13〜図15に示すように、平面視帯板状を呈する上側クランプ体74をワークWの他半部側における構成枠部上面に蝶番で上下回動可能に設けてなり、この上側クランプ体74にマグネットシート74aを貼着すると共に、この上側クランプ体74が対応する構成枠部を下側のクランプ体84として、その下側のクランプ体84の上面であるワーク載せ面にもマグネットシート84aを貼着し、両マグネットシート74a、84aで前記第1クランプ体とは逆側のワークW縁を解除可能に挟持するようになっている。
【0026】
斯様なワーク保持装置は、前記する第2クランプ体43でワークWの平行する縁部分の一方を挟持し、クランプ挟持用駆動装置4を作動させて他方のワーク縁コーナーもしくはその近傍を第1クランプ体43、43で挟持した状態でクランプ移動用駆動装置3を作動させて、所定の張力を付与することができるようになっている。
【0027】
次に、図16に示す第4の実施の形態を説明すると、この実施の形態は、ワークWの4コーナーを解除可能に挟持するクランプ体94と、そのクランプ体94をワークWの対角線外側方向にガイドすべくワークホルダ1に形成したガイド凹部61と、そのガイド凹部61とそのクランプ体94の後部との間に介在された弾撥発条104と、そのクランプ体94を所定量外側に移動させるクランプ移動用駆動装置3とを備えた構成になっている。
【0028】
クランプ体94は、その下側のクランプ体94bをワーク載せ面とし、上側のクランプ体94aをそのワーク載せ面に上下回動可能に軸着し、その下側のクランプ体94bと前記ガイド凹部61壁との間に弾撥発条104を介在して、このクランプ体94aをワークWの対角線方向外側方向に向けて移動可能にしてある。
【0029】
クランプ移動用駆動装置3は、前記図16に示すように、ワークホルダ1短辺側の2対のクランプ体94、94における下側のクランプ体94b、94bの先端面に当接する押動バー63と、その押動バー63を後退させるべく連絡されたエアーシリンダ等の駆動源73とからなっている。
【0030】
そして、ワークホルダ1上に搬入されるワーク4コーナーをクランプ体94…で挟持し、駆動源73、73各々を作動させて押動バー63、63で4個のクランプ体94を2個づつワークWの対角線方向外側方向に移動させて、ワークWに所定の張力を付与するようになっている。
無論、この実施の形態において、前記クランプ挟持用駆動装置4を設けて、各上側のクランプ体94aを下側のクランプ体94bのワーク載せ面を露出させる範囲からそのワーク載せ面とでワークWを挟持する範囲で回動させるように構成しても良いものである。
このようにすることによって、前記第1、第2の実施の形態と同様に人為的な作業を遂行することなく、ワークに所定の張力を与えてワークホルダに保持することができる。
【0031】
前記する第4の実施の形態のクランプ体は、回動支持部に設けたバネの弾撥力で互いに圧接する構成とし、バネの弾撥力でワークを挟持する構成を採用しても任意なものである。無論、ワークを挟持する際にはそのバネ力に抗して上側のクランプ体を上方に回動させるものである。
尚、本実施の形態では、図面からも明らかなように穿孔対象になっているワークが磁力を透過する場合の例について説明しているが、磁力が透過しないワークを吸着対象とする場合には、無論のマグネットシート同士で吸着させ、その吸着力でワークを挟持するようにすること言うまでもないものである。
【0032】
【発明の効果】
本発明は以上のように構成したから皺や弛み等を発生させずにワークをワークホルダに保持することができる。
しかも、ワークをワークホルダに供給して位置決め孔に位置決めピンを係合させたり、ワークをクランプ体で挟持した後、ピン移動用駆動装置、クランプ移動用駆動装置を作動させることによって、ワークに所定の張力を与えてワークホルダに保持でき、作業性が向上する。
しかも、請求項1では、位置決め孔が位置決めピンに係合するようにローダー(供給装置)でワークを供給した後、ピン移動用駆動装置を作動させることによって位置決めピンを所定量移動させ張力を与えてワークをワークホルダに保持することが可能であり、人手を全く要しないし、ワークの位置決め孔をワークホルダの位置決めピンに張力を与えて係合する際に、ワークに不意に強い引っ張り力がかかってワークが塑性変形したり、損傷したりすることも無くなるし、請求項3においても、同様にクランプ体を人為的に開かずともクランプ挟持用駆動装置を作動させてクランプ体を開き、ローダー(供給装置)で供給されるワークを挟持した後、クランプ移動用駆動装置を作動させることによって所定の張力を与えてワークをワークホルダに保持することが可能であり、全く人手を要しない。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態の使用状態を示す斜視図で一部切欠して示す。
【図2】要部の拡大斜視図で一部切欠して示し、位置決めピン移動前の状態を示す。
【図3】同要部の拡大斜視図で一部切欠して示し、位置決めピンが所定量移動した状態を示す。
【図4】ワークホルダの平面図で概略的に示し、位置決めピン移動前の状態を示す。
【図5】ワークホルダの平面図で概略的に示し、位置決めピンが移動した状態を示す。
【図6】第2の実施の形態の使用状態を示す斜視図。
【図7】ワーク載せ面にワークを載置した状態を示す縦断正面図。
【図8】上下クランプ体でワークを挟持した状態を示す縦断正面図。
【図9】クランプ移動用駆動装置を作動させてワークに所定の張力を付与している状態を示す縦断正面図。
【図10】移動体を移動させる前の状態を示す平面図で概略的に示す。
【図11】移動体を前方に移動させて被移動体を外側に押動している状態を示す平面図で概略的に示す。
【図12】第3の実施の形態の使用状態を示す斜視図。
【図13】ワーク載せ面にワークを載置した状態を示す縦断正面図。
【図14】上下クランプ体でワークを挟持した状態を示す縦断正面図。
【図15】クランプ移動用駆動装置を作動させてワークに所定の張力を付与している状態を示す縦断正面図。
【図16】第4の実施の形態の使用状態を示す斜視図で一部切欠して示す。
【符号の説明】
1:ワークホルダ            11:位置決めピン
W:ワーク                2:ピン移動用駆動装置
3:クランプ移動用駆動装置        4:クランプ挟持用駆動装置
43、43a、34、64、74、84、94、94a、94b:クランプ体

Claims (3)

  1. ワークホルダにおいて、ワークの4コーナーに相当する箇所に位置決めピンをワークの対角線方向に移動可能に設け、前記ワークホルダに、その位置決めピンをワークの対角線方向に向けて外側に所定量移動させて所定の張力を付与するピン移動用駆動装置を設けていることを特徴とするワーク保持装置。
  2. ワークホルダの所要箇所にワークの縁部分を解除可能に挟持するクランプ体を設け、前記ワークホルダにクランプ体を所定量移動させてワークに所定の張力を付与するクランプ移動用駆動装置を設けていることを特徴とするワーク保持装置。
  3. 下側のクランプ体のワーク載せ面を露出させる範囲からそのワーク載せ面とでワークを挟持する範囲で上側のクランプ体を回動させるクランプ挟持用駆動装置を備えていることを特徴とする請求項2記載のワーク保持装置。
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