JP2020172389A - 粘着テープ貼付装置、および粘着テープの貼付方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】テープ片を確実に保持して対象物の被着面に貼り付けることができる粘着テープ貼付装置を提供する。【解決手段】テープ片2aを保持する保持部80と、前記テープ片を把持する把持部84と、前記保持部と前記把持部とによって保持された前記テープ片を、対象物40まで移動するとともに、前記テープ片を前記対象物の被着面42に貼り付けるテープ貼付機構とを備える粘着テープ貼付装置1としている。【選択図】図1
Description
本発明は、粘着テープ貼付装置、および粘着テープの貼付方法に関する。
基体となる帯状のフィルムの一方の面に粘着剤や接着剤が塗布されたテープ(以下、粘着テープと言うことがある)が幅方向に切断されてなるテープ片を対象物の被着面に貼り付けるための装置(以下、粘着テープ貼付装置と言うことがある)がある。例えば、以下の特許文献1に記載の粘着テープ切断装置は、吸着パッドによってテープ片を真空吸着するとともに、そのテープ片を対象物まで移動する。そして、テープ片を対象物の被着面に接触させることで、当該テープ片を被着面に貼り付けるように構成されている。
粘着テープ貼付装置は、テープ片を対象物がある場所とは別の場所に接着させておき、そのテープ片を、当該別の場所から剥がした上で対象物まで移動させて、対象物の被着面に接着する。例えば、上記特許文献1に記載のテープ切断装置では、円板状のローラーの外周面にテープ片を接着させておき、そのテープ片を、吸着パッドに真空吸着させることで外周面から剥がしつつ保持する。そして、保持したテープ片を対象物の位置まで移動させて被着面に接着する。
しかし、テープ片の粘着力が強い場合、テープ片を吸着パッドの吸着力だけで剥離することは難しい。特に、テープ片が極めて小さな個片に切断されたものであれば、吸着パッドに設けられた真空チャックの吸引口の開口面積も小さくなり、吸着力が弱くなる。それによって、テープ片は、さらに剥離し難いものとなる。また、テープ片の厚さが薄い場合、吸着力が強すぎると、吸引口内にテープ片が引き込まれて粘着テープが捩れたり皺がよったりする可能性がある。
そこで本発明は、テープ片を確実に保持して対象物の被着面に貼り付けることができる粘着テープ貼付装置と、その装置を用いて粘着テープを高い精度で対象物に貼り付ける方法とを提供することを目的としている。
上記目的を達成するための本発明の一態様は、テープ片を保持する保持部と、そのテープ片を保持する把持部と、保持部と把持部とによって保持されたテープ片を、対象物まで移動するとともに、テープ片を対象物の被着面に貼り付けるテープ貼付機構とを備える粘着テープ貼付装置としている。
本発明のその他の態様は、テープ片を保持する保持ステップと、テープ片の一部を、保持部との間に把持する把持ステップと、保持ステップと把持ステップとによって保持されたテープ片を対象物まで移動して被着面に貼り付ける貼付ステップと、を含む粘着テープの貼付方法である。
本発明によれば、テープ片を確実に保持して対象物の被着面に貼り付けることができる粘着テープ貼付装置と、その装置を用いて粘着テープを高い精度で対象物の被着面に貼り付ける方法とが提供される。なお、その他の効果については以下の記載で明らかにする。
実施例に係る粘着テープ貼付装置について、以下に添付図面を参照しつつ説明する。なお、以下の説明に用いた図面において、同一又は類似の部分に同一の符号を付して重複する説明を省略することがある。図面によっては説明に際して不要な符号を省略することもある。
===実施例===
実施例に係る粘着テープ貼付装置は、ロール状に巻回された粘着テープを引き出して所定の長さのテープ片に切断するとともに、そのテープ片を対象物の被着面に貼り付けるように構成されている。しかし、実施例に係る粘着テープ貼付装置は、テープ片を保持する機構として、真空チャック、すなわち上記特許文献1に記載された吸着パッドを備えた機構のように、テープ片を吸着するなどしてテープ片を面で保持する機構に加え、テープ片を把持して(摘まんで)保持する機構を備えてテープ片を確実に保持することができるようになっている。
実施例に係る粘着テープ貼付装置は、ロール状に巻回された粘着テープを引き出して所定の長さのテープ片に切断するとともに、そのテープ片を対象物の被着面に貼り付けるように構成されている。しかし、実施例に係る粘着テープ貼付装置は、テープ片を保持する機構として、真空チャック、すなわち上記特許文献1に記載された吸着パッドを備えた機構のように、テープ片を吸着するなどしてテープ片を面で保持する機構に加え、テープ片を把持して(摘まんで)保持する機構を備えてテープ片を確実に保持することができるようになっている。
粘着テープを切断するための機構としては、特許文献1に記載された粘着テープ切断装置と同様の機構を採用することができる。すなわち、放射方向に溝が形成されたローラーと刃とを用いて粘着テープを連続的に所定の長さに切断する機構を採用することができる。そして、実施例に係る粘着テープ貼付装置は、テープ片を対象物まで移動させつつ、当該対象物の表面に貼り付けるように構成されている。しかも、本実施例の粘着テープ貼付装置では、極めて小さな断片に切断された粘着テープを確実に保持しつつ、極めて小さな対象物に高い精度で貼り付けられるようになっている。
<対象物>
実施例に係る粘着テープ貼付装置は、コイル部品に用いられるUI型コアを構成するI型コア部材を、テープ片が貼り付けられる対象物としている。なお、テープ片は、平板状のI型コアの表面を被着面として貼り付けられることで、UI型コアにおける磁気ギャップとして機能する。そして、被着面は、前後幅4.0mm、左右幅5.5mmの矩形状の極めて狭小な領域である。
実施例に係る粘着テープ貼付装置は、コイル部品に用いられるUI型コアを構成するI型コア部材を、テープ片が貼り付けられる対象物としている。なお、テープ片は、平板状のI型コアの表面を被着面として貼り付けられることで、UI型コアにおける磁気ギャップとして機能する。そして、被着面は、前後幅4.0mm、左右幅5.5mmの矩形状の極めて狭小な領域である。
実施例に係る粘着テープ貼付装置1は、幅1.5mm、厚さ0.03mmの細くて薄い粘着テープを、4.0mm程度の長さ毎に切断して所定の長さのテープ片を作製し、そのテープ片を上述した極めて狭小な領域に貼り付けるための構成を備えている。
<粘着テープ貼付装置の構成>
図1に本発明の実施例に係る粘着テープ貼付装置1の外観図を示した。粘着テープ貼付装置1は、角柱状のフレーム11が組み合わされてなる架台10に各種機構、部品、部材が取り付けられてなる。そして、粘着テープ貼付装置1の各機構を作動させる動力源(モーター、アクチュエーター、真空チャックのバルブなど)は、専用、あるいは汎用のコンピューターなどからなる制御装置が出力する制御信号に従って動作する。
図1に本発明の実施例に係る粘着テープ貼付装置1の外観図を示した。粘着テープ貼付装置1は、角柱状のフレーム11が組み合わされてなる架台10に各種機構、部品、部材が取り付けられてなる。そして、粘着テープ貼付装置1の各機構を作動させる動力源(モーター、アクチュエーター、真空チャックのバルブなど)は、専用、あるいは汎用のコンピューターなどからなる制御装置が出力する制御信号に従って動作する。
ここで、右手系のxyz直交座標系を規定するとともに、互いに直交する三方向を上下、左右、前後方向とする。また、図1に示したように、便宜的に、x軸方向を左右方向、y軸方向を前後方向、z軸方向を上下方向とするとともに、原点oに対してx軸、y軸、z軸のそれぞれの正方向を、それぞれ、右方、後方、上方として、左、右、前、後、上、下の各方向を規定する。また、実施例に係る粘着テープ貼付装置1は、xy平面と平行な面に載置されていることとして、実施例に係る粘着テープ貼付装置1の構成について説明する。
架台10は、四本のフレーム11によって形成されて、左右方向を長辺方向としつつ前後方向を短辺とした矩形状の枠体からなる台座10aと、当該台座10aの後方の長辺に対応するフレーム11Bを共有しつつ、当該フレーム11Bを含めた四本のフレーム11によって形成されて、上下方向を短辺としつつ左右方向を長辺とした矩形状の枠体からなる壁部10bとで構成されている。すなわち、架台10は、左方から見てL字状、右方から見て逆L字状に形成されている。
図2に、実施例に係る粘着テープ貼付装置1を前方から見たときの平面図を示した。以下では、粘着テープ貼付装置1の構成について、図1と図2とを参照しつつ説明する。溝21が形成されたローラー(以下、切断用ローラー20と言うことがある)は、y軸方向と平行な回転軸22周りに回転可能に構成されており、ステッピングモーター23により間欠的に回転するように構成されている。なお、以下では、説明を容易にするために、何らかの回転機構における回転中心、あるいは、回転機構において回転中心を形成するための構造、部位、部材などについて、断りがない限り、「回転軸」と称することとする。
切断用ローラー20は、隣接する二つの溝21によって形成される角度を1ピッチとして、粘着テープ2の切断機会ごとに、1ピッチずつ回転する。切断用ローラー20の右方には、長い帯状の粘着テープ2を幅方向(y軸方向)に切断して個々のテープ片2aを切り出すためのテープ切断部30が配置されている。
テープ切断部30は、刃31と、粘着テープ2の切断時に粘着テープ2を切断用ローラー20の外周面24に押しつけるプレート状の部材(以下、テープ固定部32と言うことがある)と、刃31とテープ固定部32とを切断用ローラー20の放射方向に個別に移動させるためのアクチュエーターなどを含んで構成されている。なお、刃31は、刃先33が切断用ローラー20の外周面24を前後方向に横断する方向に向いており、刃31の平(ひら)が溝21の内壁面と平行となるように移動する。テープ固定部32は、前後方向を短辺とし、切断用ローラー20に対して放射外方向を長辺としたプレート状である。
壁部10bには、ロール状に巻回された粘着テープ2を保持しつつ、当該粘着テープ2を切断用ローラー20に供給するためのローラー(以下、供給用ローラー3と言うことがある)が、y軸方向と平行な軸3a周りに回転可能に取り付けられている。切断前の粘着テープ2は、供給用ローラー3から引き出されて切断用ローラー20の外周面24に接着される。すなわち、切断用ローラー20の外周面24は、周方向で隣接する二つの溝21間の円弧に対応する面であり、粘着テープ2は、溝21を跨ぎつつ外周面24に接着される。
なお、架台10の台座10aには、前後方向に向かうガイドレール13が取り付けられており、上下方向に法線を有するプレート状の部材(前後位置調整プレート14)がこのガイドレール13に案内されて前後方向に移動可能に構成されている。前後位置調整プレート14には、切断用ローラー20や当該切断用ローラー20を回転させるステッピングモーター23を含んだ機構が取り付けられ、切断用ローラー20の前後方向の位置を微調整できるようになっている。
上述したように、粘着テープ貼付装置1では、矩形平板状のI型コア部材を対象物40としている。そして、壁部10bには、当該対象物40を前後方向に並べた状態で固定する対象物固定部4が取り付けられている。対象物固定部4は上下方向を法線としたプレート状で、上面には複数の矩形状の凹部41が前後方向に並んで形成されている。対象物40は、この凹部41に嵌め込まれることで、位置決めされた状態で固定される。
壁部10bの前面上端側には、二本のガイドレール15が左右のフレーム(11L、11R)に架け渡されている。また、y軸方向を法線方向とした三つのプレート状の部材(5、6、7)が、y軸方向に沿って層状に配置されている。そして、三つのプレート状の部材(5、6、7)のうち、最も後方にある部材(以下、後方プレート5と言うことがある)が、このガイドレール15に案内されて左右方向に移動するように構成されている。
後方プレート5の前面には、上下方向に向かう二本一組のガイドレール51が取り付けられ、三つのプレート状の部材(5、6、7)の前後中央の部材(以下、中央プレート6と言うことがある)は、アクチュエーターなどを動力源として、後方プレート5に取り付けられガイドレール51に案内されて後方プレート5に対して上下方向(z軸方向)に相対的に移動できるようになっている。また、中央プレート6は、後方プレート5の左右方向の移動に従動する。すなわち、後方プレート5は、中央プレート6を上下方向に移動可能に支持する部材である。
中央プレート6の前面の右半分の領域には、層状に配置された三つのプレート状の部材(5、6、7)のうち、最も前方に配置されている部材(前方プレート7と言うことがある)が取り付けられている。前方プレート7は、左下の隅に前後方向に向かう回転軸71を有して揺動可能となっている。そして、中央プレート6の左半分の領域には、前方プレート7を揺動させるとともに、前方プレート7を所定の角度で傾かせた状態で維持するための機構が設けられている。本実施例では、左右方向に突出するロッド62を伸縮させるアクチュエーター61が当該機構として設けられている。そして、前方プレート7は、アクチュエーター61のロッド62の伸縮動作に連動して回転軸71周りに揺動するとともに、ロッド62の伸縮状態に応じて所定の回転状態で維持される。すなわち、中央プレート6は、前方プレート7をzx面で揺動可能に支持する部材である。そして、前方プレート7は、後方プレート5の左右方向の移動と、中央プレート6の上下方向の移動とに従動する。
前方プレート7の下端には、テープ片2aを保持する機構(以下、テープ保持部80と言うことがある)が取り付けられている。テープ保持部80は、後方プレート5の左右方向の移動と、中央プレート6の上下方向の移動とに従動して、左右方向と上下方向とに移動するとともに、前方プレート7の揺動に従動して、当該前方プレート7の回転軸71周りに回転して所定の回転状態を維持する。すなわち、前方プレート7は、テープ保持部80を支持する部材である。なお、テープ保持部80には、真空チャックと、真空配管(図示せず)との接続部81、後述するテープ把持部84などが設けられている。
実施例に係る粘着テープ貼付装置1による粘着テープ2の切断動作と貼付動作とを実行させるためには、まず、前後位置調整プレート14を移動させ、供給用ローラー3に対する切断用ローラー20の前後方向の相対位置を微調整したのち、供給用ローラー3に巻回されている粘着テープ2の端部を切断用ローラー20の外周面24に接着させる。本実施例では、粘着テープ2は、巻きはじめの末端から切断用ローラー20に接着される側の先端に向かって反時計回りに供給用ローラー3に巻回されている。また、切断用ローラー20と供給用ローラー3は、前方から見て、ともに反時計回りに回転する。
粘着テープ2は、前方から見て、供給用ローラー3の6時方向近辺から先端が引き出されるとともに、その先端が切断用ローラー20の6時方向近辺の外周面24に接着されたのち、切断用ローラー20の回転に伴って供給用ローラー3から順次繰り出され、切断用ローラー20に巻き取られていく。そして、粘着テープ2は、前方から見て、切断用ローラー20の3時方向付近で切断されてテープ片2aに作製される。テープ片2aは、切断用ローラー20の外周面24に接着した状態で、当該切断用ローラー20の12時方向付近の位置まで搬送された後、テープ保持部80によって保持されるとともに、外周面24から剥離される。外周面24から剥離されたテープ片2aは、対象物40位置まで搬送された後、当該対象物40に貼り付けられる。
図3に、実施例に係る粘着テープ貼付装置1における動作の流れを例示した。まず、切断用ローラー20に対し、供給用ローラー3に巻回されている粘着テープ2の供給を開始する(s1)。具体的には粘着テープ2の先端を切断用ローラー20の外周面24に接着させる。粘着テープ2の先端を外周面24に接着させたならば、切断用ローラー20を回転させる(s2)。
粘着テープ2の切断位置まで切断用ローラー20が回転したならば、切断用ローラー20の回転を停止させ、粘着テープ2を切断する(s3→s4)。また、切断用ローラー20の停止中に、作製済みのテープ片2aをテープ保持部80によって保持するとともに、保持したテープ片2aを外周面24から剥離する(s5)。次いで、テープ保持部80を対象物40まで移動させるとともに、対象物40にテープ片2aを貼り付ける(s6、s7)。対象物40にテープ片2aを貼り付けたならば、テープ保持部80を、テープ片2aを保持する初期位置まで待避させる(s8)。対象物40にテープ片2aを貼り付ける作業を継続させる場合は、切断用ローラー20を1ピッチ分回転させて、粘着テープ2の切断動作(s4)からテープ保持部80の待避動作までを繰り返す(s9→s10、s4〜s8)。以下に、図3に示した、粘着テープ2の切断動作(s4)、テープ片2aの保持と剥離の動作(s5)、およびテープ片2aを貼付する動作(s7)について具体的に説明する。
<粘着テープ切断動作>
図4に粘着テープ2の切断手順を示した。図4は、図2における円100内を拡大した図であり、粘着テープ2の切断手順が、図4(A)〜図4(D)の順に示されている。図4(A)に示したように、切断用ローラー20は、前方から見て反時計回りに1ピッチずつ間欠的に回転する。刃31の刃先33は、切断用ローラー20が1ピッチ回転する毎に溝21の開口領域に対向する。また、テープ固定部32の先端34は、刃先33に対し、切断用ローラー20の回転方向(図中、太線矢印)側の溝21の縁に対向している。
図4に粘着テープ2の切断手順を示した。図4は、図2における円100内を拡大した図であり、粘着テープ2の切断手順が、図4(A)〜図4(D)の順に示されている。図4(A)に示したように、切断用ローラー20は、前方から見て反時計回りに1ピッチずつ間欠的に回転する。刃31の刃先33は、切断用ローラー20が1ピッチ回転する毎に溝21の開口領域に対向する。また、テープ固定部32の先端34は、刃先33に対し、切断用ローラー20の回転方向(図中、太線矢印)側の溝21の縁に対向している。
次に、図4(B)に示したように、テープ固定部32の先端34を切断用ローラー20側へ繰り出し、当該先端34によって、粘着テープ2を外周面24に押しつける。それによって、粘着テープ2において、溝21に架け渡されている領域に張力が掛かる。そして、図4(C)に示したように、刃31を切断用ローラー20側に押し出して、刃先33を溝21内に入れる。それによって、溝21に架け渡されている粘着テープ2が切断される。粘着テープ2を切断したならば、図4(A)に示したように、テープ固定部32と刃31を後退させて、テープ固定部32の先端34と刃先33とを切断用ローラー20から離隔させる。そして、切断用ローラー20を次の1ピッチ分だけ回転させ、図4(B)、図4(C)の手順で粘着テープ2を再度切断すると、粘着テープ2が、切断用ローラー20における1ピッチ分の回転角度に対応する円弧の長さのテープ片2aが作製される。
<テープ保持、テープ剥離手順>
上述した手順で作製されたテープ片2aを、切断用ローラー20から離れた位置に配置されている対象物40の被着面に貼り付けるためには、テープ片2aを切断用ローラー20から剥離する必要がある。本実施例の粘着テープ貼付装置1では、上述した手順によって得たテープ片2aは、上述した切断用ローラー20における3時方向付近の位置で切断されてから、12時方向付近の位置でテープ保持部80によって外周面24から剥離される。
上述した手順で作製されたテープ片2aを、切断用ローラー20から離れた位置に配置されている対象物40の被着面に貼り付けるためには、テープ片2aを切断用ローラー20から剥離する必要がある。本実施例の粘着テープ貼付装置1では、上述した手順によって得たテープ片2aは、上述した切断用ローラー20における3時方向付近の位置で切断されてから、12時方向付近の位置でテープ保持部80によって外周面24から剥離される。
図5に、テープ保持部80の要部を拡大した図を示した。図5は、図2における円101の領域を左上前方から見たときの斜視図であり、図5(A)と図5(B)とに、テープ保持部80における異なる二つの動作状態を示した。図5(A)、図5(B)に示したように、テープ保持部80は、テープ片2aを保持する際に、保持対象のテープ片2aが接着されている外周面24と対向する面82を有している。なお、実施例に係る粘着テープ貼付装置1では、当該面82は、矩形の領域を有し、当該矩形の領域では前後方向と平行な縁辺(83a、83b)を有する平面となっている。また、この矩形の面82は、切断用ローラー20の回転方向(図中、太線矢印)に向かう方向の長さLがテープ片2aの長さ程度であり、前後方向の幅Wが、切断用ローラー20の前後方向の厚さと同等である。また、当該面82には図示しない真空チャックの吸引口が開口し、当該面(以下、吸着面82と言うことがある)において、切断用ローラー20の回転方向側の縁辺83a側には、テープ片2aを把持する機構(以下、テープ把持部84と言うことがある)が設けられている。
テープ把持部84は、前後方向を厚さ方向とした平板状の部材(平板部84aと言うことがある)の下端側に吸着面82と対向する面85を有する爪部84bが突出して形成されてなる。本実施例では、爪部84bは、平板部84aに対して前方に突出するように形成されている。また、テープ把持部84は、溝21に挿入可能なサイズを有している。そして、テープ把持部84は、アクチュエーターなどを動力源として、吸着面82の法線方向に移動するように構成されている。それによって、テープ把持部84は、図5(A)に示した、爪部84bが吸着面82に対して離れた解放状態と、図5(B)に示した、爪部84bが吸着面82に当接する把持状態の二状態間で動作する。
図6にテープ片2aの保持手順を示した。図6は、図2における円101に対応する領域を拡大した図であり、テープ片2aの保持手順が、図6(A)〜図6(F)の順に示されている。図6(A)に示したように、テープ片2aは、外周面24に接着され、前後方向から見ると、長さ方向における両端(2b、2c)側のそれぞれが、溝21の開口の一部を覆うように切断されている。なお、以下では、テープ片2aにおいて、切断用ローラー20の回転方向(図中、太線矢印)側の端部を先端2bと称し、回転方向と逆方向の端部を末端2cと称することとする。
粘着テープ貼付装置1において、テープ保持部80によってテープ片2aの保持動作と剥離動作とが実行される際、前方プレート7が所定の回転状態で固定されて、前後方向から見ると、吸着面82が、保持対象のテープ片2aが接着されている外周面24と対向し、テープ把持部84の下端が、溝21の開口と対向する。また、前後位置調整プレート14を移動させることよって切断用ローラー20の前後方向の位置が調整されており、左右方向から見ると、テープ把持部84の下端とテープ片2aとが上下方向で対面しないように、テープ把持部84がテープ片2aに対して後方に配置されている。なお、テープ把持部84は、爪部84bを解放状態にしている。
次に、図6(B)に示したように、前方から見て爪部84bの上面85がテープ片2aの下方に位置するまで中央プレート6を下方に移動させる。爪部84bの上面85がテープ片2aの下方まで移動したならば、前後位置調整プレート14を後方に移動させ、爪部84bを溝21内に挿入させ、吸着面82を外周面24と対向させる。次いで、図6(C)に示したように、中央プレート6を下降させ、吸着面82を外周面24に接触させる。そして、図6(D)に示したように、テープ把持部84によって爪部84bを把持状態にする。それによって、テープ片2aの先端2b側が、爪部84bと吸着面82との間で狭持される。
テープ片2aの先端2b側をテープ把持部84によって把持したならば、真空チャックを作動させつつ、前方プレート7を上方に移動させる。すなわち、テープ保持部80を上昇させ、吸着面82を外周面24から離隔させる。なお、テープ片2aと外周面24との接着強度が強い場合、吸着面82における真空チャックの吸引力だけでは、テープ保持部80を外周面24から離隔させても、テープ片2aは外周面24から剥離されない。しかし、本実施例では、図6(E)に示したように、吸着面82を外周面24から離隔させていくと、テープ片2aは、テープ把持部84によって保持された先端2b側から剥離されていき、最終的には、図6(F)に示したように、テープ片2aが真空チャックによって吸着面82に張り付き、テープ片2aがテープ保持部80によって保持される。
<テープ貼付手順>
テープ片2aがテープ保持部80によって保持されたならば、テープ保持部80を対象物40が配置されている右方に移動させる。実施例に係る粘着テープ貼付装置1では、後方プレート5を右方に移動させる。それによって、当該後方プレート5とともに中央プレート6および前方プレート7も右方に移動し、テープ保持部80に保持されているテープ片2aが右方に向かって搬送される。図7に、後方プレート5を右方に移動した状態の粘着テープ貼付装置1を前方から見たときの平面図を示した。
テープ片2aがテープ保持部80によって保持されたならば、テープ保持部80を対象物40が配置されている右方に移動させる。実施例に係る粘着テープ貼付装置1では、後方プレート5を右方に移動させる。それによって、当該後方プレート5とともに中央プレート6および前方プレート7も右方に移動し、テープ保持部80に保持されているテープ片2aが右方に向かって搬送される。図7に、後方プレート5を右方に移動した状態の粘着テープ貼付装置1を前方から見たときの平面図を示した。
テープ片2aを対象物40に貼り付けるためには、テープ保持部80を右方に移動させた後、中央プレート6を下方に移動させ、吸着面82を対象物40の被着面42に接触させる。なお、本実施例では、前方プレート7を前方から見て時計回りに回転させ、吸着面82を被着面42に対して所定の角度(例えば45゜)となるように傾斜させる。それによって、テープ片2aは、先端2bに対し、末端2cが被着面42に近接する。そして、被着面42に対して吸着面82を傾斜させたまま、吸着面82を、テープ片2aを介して被着面42に当接させ、テープ片2aを当該被着面42に貼り付ける手順に移行する。図8に吸着面82が被着面42に対して傾いた状態の粘着テープ貼付装置1を前方から見たときの平面図を示した。
図9にテープ片2aの貼付手順を示した。図9は、図8における円102に対応する領域の拡大図を示しており、図9(A)〜(D)の順にテープ片2aの貼付手順が示されている。まず、図9(A)に示したように、テープ片2aの先端2b側は、テープ把持部84によって把持され、末端2cは、吸着面82の後方側の縁辺83bから若干はみ出している。
次に、図9(B)に示したように、中央プレート6を下方に移動させる。このとき、矩形の吸着面82における前後方向と平行な縁辺(83a、83b)のうち、テープ片2aの先端2b側の縁辺83aに対して末端2c側の縁辺(以下、接触縁辺83bと言うことがある)の方が、被着面42に近接しているため、この接触縁辺83bが、テープ片2aを介して被着面42に線接触する。すなわち、テープ片2aが接触縁辺83bと被着面42とによって狭持され、テープ片2aが被着面42に押しつけられる。
さらに、図9(C)に示したように、テープ片2aを接触縁辺83bと被着面42とで狭持した状態で、後方プレート5を右方に移動させる。すなわち、図中白抜き矢印で示したように、テープ片2aの長さ方向において、最初に被着面42に線接触した位置から被着面42における右方の縁辺までの領域を接触縁辺83bによって走査する。それによって、テープ片2aにおいて、最初に被着面42に線接触した位置から末端2cまでの領域が、接触縁辺83bによってこすりつけられ、吸着面82の後方側にはみ出していた領域が被着面42に接着される。
そして、テープ片2aをテープ把持部84、および真空チャックから解放するとともに、図9(D)に示したように、接触縁辺83bを被着面42の左方の縁辺まで白抜き矢印で示した方向に走査させると、テープ片2aの末端2cから先端2bまでの全面が被着面42に貼り付けられる。一つのテープ片2aが被着面42に貼り付けられたならば、切断用ローラー20を1ピッチ分回転させるとともに、上述したテープ切断手順、およびテープ保持手順、テープ剥離手順、およびテープ貼付手順を繰り返せばよい。なお、二回目以降のテープ貼付手順では、テープ片2aが貼り付けられていない対象物40をテープ片2aの貼付対象とする。また、対象物固定部4に配置されている全ての対象物40にテープ片2aが貼り付けられたならば、あるいは、対象物40にテープ片2aが貼り付けられる毎に、テープ片2aが貼り付けられた対象物40を次工程に搬送するとともに、新たな対象物40を対象物固定部4の凹部41に嵌め込む。
===その他の実施例===
上記実施例では、切断用ローラー20の平面形状は、円であったが、正多角形であってよい。すなわち、正多角形の切断用ローラー20の外周面24は、前後方向から見たときに円弧の弦に対応する平面であってもよい。
上記実施例では、切断用ローラー20の平面形状は、円であったが、正多角形であってよい。すなわち、正多角形の切断用ローラー20の外周面24は、前後方向から見たときに円弧の弦に対応する平面であってもよい。
実施例に係る粘着テープ貼付装置1では、前方プレート7を揺動させることで、吸着面82を被着面42に対して傾けていたが、吸着面82を傾けず、対象物固定部4を傾けてもよい。いずれにしても、吸着面82を被着面42に対して傾ける機構があればよい。もちろん、テープ把持部84によって把持されているテープ片2aの先端2b側が被着面42の左縁辺からはみ出したり、当該テープ片2aの先端2b側および接触縁辺83bの外方に突出しているテープ片2aの末端2c側が被着面42の左および右の縁辺からはみ出したりすることが許容されるのであれば、図10に示したように、吸着面82と被着面42とを平行にした状態でテープ片2aを被着面42に押し当ててテープ片2aを貼り付けてもよい。
テープ保持部80の吸着面82は、平面でなくてもよく、対象物40の被着面42の表面形状に応じて変更することができる。例えば、図11に示したように、前後方向から見たときの被着面42の形状が、上方に膨らむ円弧状であれば、吸着面82をその円弧に沿って湾曲する形状に形成し、吸着面82を被着面42に押しつけてテープ片2aを被着面42に接着することができる。
実施例に係る粘着テープ貼付装置1では、前方プレート7に取り付けられたテープ保持部80にテープ把持部84が取り付けられていたが、テープ保持部80とテープ把持部84とは個別の構成であってよい。すなわち、実施例係る粘着テープ貼付装置1では、テープ把持部84がテープ保持部80を介して前方プレート7に間接的に取り付けられていたが、例えば、前方プレート7にテープ把持部84が直接に取り付けられていてもよい。
また、上記実施例に係る粘着テープ貼付装置1では、テープ把持部84は、アクチュエーターなどを用いた機械的な機構によってテープ片2aを把持するように構成されていたが、テープ把持部84による把持動作を実現させるための機構は、機械的な機構に限らない。例えば、テープ把持部84の爪部84bを磁性体で構成するとともに、テープ保持部80に電磁石を内蔵させ、吸着面82に発生させた磁気によって、爪部84bを吸着面82に対して離隔可能に吸着させてもよい。それによって、テープ片2aが吸着面82と爪部84bとの間に狭持された状態で保持される。
実施例に係る粘着テープ貼付装置1では、前後方向に層状に配置された三つのプレート状の部材(5、6、7)と、これらの部材(5、6、7)を移動あるいは回転させるための機構とにより、テープ保持部80を、左右および上下方向に移動させつつzx面内で揺動させていた。もちろん、これらのプレート状の部材(5、6、7)を、枠状など、プレート状以外の形状の部材に変更することも可能である。
テープ保持部80は、テープ片2aを真空チャックにより吸着面82に吸着させていたが、静電気や磁気などを用いてテープ片2aを吸着させてもよい。例えば、テープ片2aが誘電体であれば、吸着面82を帯電させたり接地させたりすることでテープ片2aを解放可能に吸着することができる。テープ片2aが磁性体を含む素材でできていれば、電磁石を用いてテープ片2aを解放可能に吸着することができる。また、吸着面82を粘着素材(例えば、スチレン系エストラマ-など)で構成し、テープ片を粘着力によって保持させてもよい。いずれにしても、テープ保持部80は、テープ把持部84とともにテープ片2aを保持するように構成されていればよい。
1 粘着テープ貼付装置、2 粘着テープ、2a テープ片、
2b テープ片の先端、2c テープ片の末端、3 供給用ローラー、
4 対象物固定部、5 後方プレート、6 中央プレート、7 前方プレート、
10 架台、10a 台座、10b 壁部、
11,11B,11L,11R フレーム、13,15,51 ガイドレール、
20 切断用ローラー、21 溝、24 切断用ローラーの外周面、
30 テープ切断部、31 刃、32 テープ固定部、33 刃先、
34 テープ固定部の先端、40 対象物、42 被着面、
61 アクチュエーター、62 ロッド、80 テープ保持部、82 吸着面、
83a,83b 吸着面の縁辺、84 テープ把持部、84b 爪部
2b テープ片の先端、2c テープ片の末端、3 供給用ローラー、
4 対象物固定部、5 後方プレート、6 中央プレート、7 前方プレート、
10 架台、10a 台座、10b 壁部、
11,11B,11L,11R フレーム、13,15,51 ガイドレール、
20 切断用ローラー、21 溝、24 切断用ローラーの外周面、
30 テープ切断部、31 刃、32 テープ固定部、33 刃先、
34 テープ固定部の先端、40 対象物、42 被着面、
61 アクチュエーター、62 ロッド、80 テープ保持部、82 吸着面、
83a,83b 吸着面の縁辺、84 テープ把持部、84b 爪部
Claims (13)
- テープ片を保持する保持部と、前記テープ片を把持する把持部と、前記保持部と前記把持部とによって保持された前記テープ片を、対象物まで移動するとともに、前記テープ片を前記対象物の被着面に貼り付けるテープ貼付機構とを備えることを特徴とする粘着テープ貼付装置。
- 前記テープ貼付機構は、前記テープ片の一部を前記被着面に押圧するとともに、当該押圧する部分を前記被着面に沿って移動させることを特徴とする請求項1に記載の粘着テープ貼付装置。
- 前記テープ貼付機構は、前記テープ片を、前記被着面に対して前記テープ片の幅方向に線接触させた状態で押圧するとともに、当該線接触している部分を前記テープ片の長さ方向に移動させて、前記テープ片を前記被着面にこすりつけることを特徴とする請求項2に記載の粘着テープ貼付装置。
- 前記テープ片の幅方向において順に配置された、第1の支持部材、第2の支持部材、および第3の支持部材を有し、
前記テープ貼付機構は、前記第1の支持部材を前記テープ片の幅方向に移動させる第1支持部材移動機構と、前記第2の支持部材を前記第1の支持部材に対して前記テープ片の長さ方向に移動させる第2支持部材移動機構と、前記第3の支持部材を前記第2の支持部材に対して前記テープ片の幅方向に沿う軸周りに揺動させる第3支持部材揺動機構とを備え、
前記保持部と前記把持部とは、前記第3の支持部材に取り付けられている、
ことを特徴とする請求項3に記載の粘着テープ貼付装置。 - 前記テープ片の幅方向の回転軸周りに回転可能であるローラーと、
所定の幅を有する帯状の粘着テープを所定の長さ毎に切断して前記テープ片を切り出す切断部と、
を備え、
前記ローラーの外周面には、放射方向を深さ方向とした溝が等角度間隔で形成され、
前記切断部は、前記ローラーの外周面に巻回された状態で貼り付けられる前記粘着テープを切断するための刃と、当該刃の刃先を前記ローラーの放射外方向から前記溝に挿抜させて、当該溝に架け渡されている前記粘着テープを幅方向に切断する刃先移動機構とを備え、
前記テープ貼付機構は、前記把持部を前記溝内に挿抜させる機構を備え、
前記把持部は、前記溝に挿入可能に構成されて、前記テープ片において、前記溝に架かっている部分を把持する、
ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の粘着テープ貼付装置。 - 前記テープ貼付機構は、真空チャックを有し、
前記保持部は、前記真空チャックの吸引口が開口する吸着面を有し、
前記テープ貼付機構は、前記保持部を前記ローラーの放射方向に移動させて、前記ローラーの外周面に貼り付けられている前記テープ片を前記吸着面に吸着させる吸着面移動機構を備える、
ことを特徴とする請求項5に記載の粘着テープ貼付装置。 - 前記切断部は、前記刃先を前記溝に挿入する際に、前記ローラーの外周面との間で前記粘着テープを狭持するテープ固定機構を備えることを特徴とする請求項5又は6に記載の粘着テープ貼付装置。
- テープ片を保持する保持ステップと、
前記テープ片の一部を把持する把持ステップと、
前記保持ステップと前記把持ステップとによって保持された前記テープ片を対象物まで移動して被着面に貼り付ける貼付ステップと、
を含むことを特徴とする粘着テープの貼付方法。 - 前記貼付ステップでは、前記テープ片の一部を前記被着面に押圧するとともに、当該押圧する部分を前記被着面に沿って移動させることを特徴とする請求項8に記載の粘着テープの貼付方法。
- 前記貼付ステップでは、前記テープ片を、前記被着面に対して前記テープ片の幅方向に線接触させた状態で押圧するとともに、当該線接触している部分を前記テープ片の長さ方向に移動させて、前記テープ片を前記被着面にこすりつけることを特徴とする請求項9に記載の粘着テープの貼付方法。
- 前記テープ片の幅方向の回転軸周りに回転可能であるとともに、放射方向を深さ方向とした溝が等角度間隔で形成されてなるローラーの外周面に帯状の粘着テープを巻回させた状態で貼り付けるとともに、当該粘着テープを刃によって切断して前記テープ片を切り出す切断ステップを含み、
前記切断ステップでは、前記刃の刃先を前記ローラーの放射外方向から前記溝に挿抜させて、当該溝に架け渡されている前記粘着テープを切断し、
前記保持ステップでは、前記テープ片において、前記ローラーの外周面に貼り付けられている部分を吸着し、
前記把持ステップでは、前記テープ片において、前記溝に架かっている部分を把持する
ことを特徴とする請求項8〜10のいずれか一項に記載の粘着テープの貼付方法。 - 前記保持ステップでは、真空チャックの吸引口を前記ローラーの放射方向に移動させて、前記ローラーの外周面に貼り付けられている前記テープ片を吸着させることを特徴とする請求項11に記載の粘着テープの貼付方法。
- 前記切断ステップでは、前記刃先を前記溝に挿入する際に、前記ローラーの外周面との間で前記粘着テープを狭持することを特徴とする請求項11又は12に記載の粘着テープの貼付方法。
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JP2019076413A JP2020172389A (ja) | 2019-04-12 | 2019-04-12 | 粘着テープ貼付装置、および粘着テープの貼付方法 |
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CN112850317A (zh) * | 2021-02-26 | 2021-05-28 | 深圳市长园特发科技有限公司 | 泡棉贴胶机构 |
-
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- 2019-04-12 JP JP2019076413A patent/JP2020172389A/ja active Pending
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