JP2004070233A - 教育指導支援方法および支援プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】教師が多数の受講者の全体および個々に対して適切に指導することを支援する。
【解決手段】教師クライアントからの指示にしたがって、教育コースを構成する複数の授業項目に関する種々の情報を、授業シナリオとしてデータベース18に登録する。また、受講者クライアントからの要求にしたがって、受講者が受講する教育コースの授業シナリオを参照して、所定の授業項目を選択し、データベース16から所定の授業項目の教材を読み出して提示する。授業項目の受講に関する情報は、学習ログとしてデータベース18に記憶され、かつ、学習ログに基づき、受講者が受講する教育コース中の各授業項目の履修状況が、学習履歴としてデータベース18に記憶される。教師クライアントによる学習履歴の参照および授業シナリオの更新要求に基づき、授業項目に関する種々の情報が変更され、更新された授業シナリオとしてデータベース18に登録される。
【選択図】  図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、大規模授業に相当する多数の受講者に対する指導を支援するシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
基礎知識習得のために実施される大規模対面型授業では、受講者の前提知識や経験などに差があることから、教師側、受講者側それぞれに以下の問題点があった。
【0003】
教師側については、
(1)受講者個々の理解度に応じた講義や実習が難しい。
(2)受講者の知識や学習意欲のレベルに応じた進度管理が難しい。
【0004】
受講者側については、
(1)授業が実施される日時に受講しないと、その授業を二度と受講することができない。
(2)聞き逃しや理解できないところがあった場合に、授業が大規模であることから、すぐに質問をすることが困難である。
(3)受講者自身の前提知識に対して、授業の進度があわない場合、当該受講者の理解度に沿って学習を進めることができない。
【0005】
インターネットなどを活用した、オンラインによる自己学習ツールを利用すれば、ネットワークに接続できる環境のもとで、いつでも、どこでも学習が可能であるため、以下に述べるように、受講者側の問題点の一部を解決することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
インターネットなどを活用した自己学習ツールは、ネットワークにパーソナルコンピュータなどを接続させることで、授業以外の時間に、自宅等で学習をすることができること、質問は電子質問箱などを活用することで行えること、自分の知識レベル、理解度にあわせて学習ができることを、利点として挙げることができる。
【0007】
しかしながら、インターネットなどを活用した自己学習ツールにより授業を実施する場合、受講者側は自分のペースで学習できる反面、教師側が受講者を直接指導する効果を得られないという問題点がある。たとえば、教師が受講者個々の学習進度に応じて指導をすることや質問に対して回答すること、受講者の理解度にあわせて適宜、授業シナリオを変更することなどが困難である。
【0008】
たとえば、特開2002−49297号公報には、学習進度に応じた個別のカリキュラムの教材・問題提供をインターネットを介して行う教育支援システムが開示されている。しかしながら、上記公報に開示された手法は、基本的には、受講者を個別指導することを前提としており、教師がすべての受講者個別のカリキュラムを登録、変更する必要があるため、教師の作業負荷が大きく、1人の教師がカバーする受講者の数が限定される欠点がある。つまり、教師が受講者の個々の学習進度に応じて指導することが必要であり、教師に過度な負担をかけることになる。また、受講者の個別のシナリオを、その進度に応じて、個々に変更することも、教師の負担を考慮すると、その実現は非常に困難である。
【0009】
本発明は、教師が多数の受講者の全体および個々に対して適切に指導することを支援できるシステムを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明にかかるシステムは、インターネットなどを活用することにより、教師が大規模授業に相当する多数の受講者の全体および個々人に対して適切な指導を行うことを支援する。このシステムは、受講者全体や個々人の学習進度や理解度を教師が見たいときに、システムがデータを分析して表示する処理と、受講者の学習進度や理解度に応じた授業シナリオを教師がタイムリーに設定して、受講者の学習を指導するのを支援する処理を行うことを特徴とする。
【0011】
本発明にかかるシステムにおいては、以下の処理を実現することができる。
(1)教師は、受講者の自己学習、進捗テスト、レポート提出などの授業内容と学習の時期、順序について、授業シナリオとして登録、変更できる。
(2)受講者は、授業シナリオに沿って学習するよう、本システムにより誘導される。
(3)受講者の学習の開始、終了、テストの点数などの学習ログがネットワークを介してサーバに登録される。
(4)本システムがリアルタイムに学習ログデータを取得し、編集、加工する。教師は、この結果をグラフや表の形式で参照できるため、受講者全体あるいは個々の受講者の学習進度、理解度、学習意欲を把握できる。
【0012】
(5)授業シナリオの設定にあたっては、進度、理解度に応じた条件設定を可能としており、受講者のレベルに応じて実質的に複数の授業シナリオによる教育が可能となる。
(6)本システムにおいて、多数の受講者の全体の状況や受講者の個別の状況をみたうえで、教師が行うべき適切な指導を支援することができる。すなわち、本システムが提供する授業シナリオ登録・変更機能により、教師は、学習ログから得た進捗などの情報をもとに、複数の受講者群や個々の受講者に対して、進度にあわせた個々の授業シナリオを設定、変更(新しくテストを追加するなど)することや、メッセージ登録機能により、受講者個々への励ましメッセージの送付や学習のポイントなどの助言をすることができる。
【0013】
より具体的には、本発明の目的は、教師が操作する教師クライアントからの指示にしたがって、教育コースを構成する複数の授業項目に関する情報、当該授業項目の受講期間、受講順序および受講条件を、授業シナリオとしてデータベースに登録する授業シナリオ登録ステップと、前記教師クライアントからの指示にしたがって、前記授業項目のそれぞれの受講に必要な教材を、前記データベースに登録する教材登録ステップと、受講者が操作する受講者クライアントからの要求にしたがって、当該受講者が受講する教育コースの授業シナリオを参照して、所定の授業項目を選択する授業項目選択ステップと、前記選択に応答して、前記データベースから選択された授業項目の教材を読み出して、提示する教材提示ステップと、前記授業項目の受講に関する情報を、学習ログとして前記データベースに記憶する学習ログ生成/記憶ステップと、所定のタイミングで、前記学習ログに基づき、受講者および当該受講者が受講する教育コースに関して、当該教育コースを構成する各授業項目の履修状況を示す情報を、学習履歴として、前記データベースに記憶する学習履歴生成/記憶ステップとを備え、さらに、前記教師クライアントによる学習履歴の参照および授業シナリオの更新要求に基づき、前記授業項目に関する情報、受講期間、受講順序および/または受講条件を変更し、変更された情報を、更新された授業シナリオとして前記データベースに登録する授業シナリオ更新ステップを備えたことを特徴とする教育指導支援方法により達成される。ここに、授業項目とは、教育コースを構成する自己学習、進捗テスト、レポート課題などの種別に属する項目をいう。無論これらに限定されるものではなく、教育コースの構成要素となり得る他の種別に属する項目も、授業項目たり得る。
【0014】
本発明によれば、ある教育コースを構成する授業項目に、受講期間、受講順序、受講条件を付与し、これを含む授業シナリオが登録される。この授業シナリオにおいては、ある授業項目を学習或いは受講するために必要な条件(たとえば、他の授業項目の履修を完了すること、授業項目において所定の得点を取得すること、さらには、授業項目において所定の得点に達しなかったこと)が含まれる。したがって、教師クライアントにより、受講順序や受講条件を含む授業シナリオが登録されることにより、単一で全受講者に画一的な授業シナリオが提供されるのではなく、上記必要な条件が設定されることにより、教育コース中に、複数の授業シナリオを存在させることが可能となる。たとえば、授業項目において所定の得点に達しなかった場合に、補講や追試という授業項目を、その条件とともに、授業シナリオ中に含ませることにより、上記補講や追試を含むものと、これらを含まないものとが実質的に並存できる。したがって、受講者の進度や理解度に応じた画一的ではない教育を支援することが可能となる。
【0015】
また、本発明によれば、前記教師クライアントによる学習履歴の参照および授業シナリオの更新要求に基づき、前記授業項目に関する情報、受講期間、受講順序および/または受講条件を変更し、変更された情報を、更新された授業シナリオとして前記データベースに登録する。これにより、受講者の進度や理解度に応じて、授業シナリオ自体を変更し、受講者に柔軟に対応することが可能となる。
【0016】
好ましい実施態様においては、前記学習ログ生成/記憶ステップが、前記授業項目ごとに、学習の開始日時および終了日時、並びに、前記授業項目において得点が伴う場合には、取得した得点を、関連付けて前記データベースに記憶するステップを有し、前記学習履歴生成/記憶ステップが、前記学習ログを参照して、受講者が取得する授業項目の学習時間、および/または、得点を参照して、学習の完了を判定するステップと、受講者ごとに、当該受講者が受講すべき授業項目の、それぞれの学習時間、完了判定を、学習履歴として前記データベースに記憶するステップとを有する。
【0017】
より好ましい実施態様においては、前記学習履歴生成/記憶ステップが、前記学習の完了の判定に基づき、前記授業シナリオ中、授業項目の受講条件を参照して、教育コースにおいて受講生が受講すべき特定の授業項目を見出すステップと、前記見出された特定の授業項目に関する情報を、前記学習履歴の一部とするステップとを有する。受講者に対して、受講すべき授業項目を見出し、これを、たとえば、受講者からの問い合わせに応答して提示することにより、受講者に授業項目の受講を誘導することが可能となる。さらに、前記見出された特定の授業項目が、前記完了の判定にしたがって強制的に受講すべきものである場合、当該授業項目の受講が強制的であることを前記学習履歴中に付加するのが望ましい。このように、受講が強制的であることを示す情報を、たとえば、受講者からの問い合わせに応答して提示することができる。受講者は、これにより、その授業項目を受講しないといけないこと、および、当該授業項目が、教育コースを修了するために重要であることを知ることができる。
【0018】
別の好ましい実施態様においては、さらに、前記教師クライアントからの要求にしたがって、教育コースに含まれる授業項目ごとの、受講者の学習進度および学習理解度を示す図表を生成し、前記教師クライアントに提示する進度/理解度図表提示ステップと、前記教師クライアントにおける、前記進度および理解度を示す図表中の領域の指定に応答して、前記学習履歴を参照して、当該領域に属する受講者ごとに、授業項目の完了判定および/または得点を示す図表を生成し、前記教師クライアントに提示する受講者図表提示ステップとを備えている。
【0019】
この実施態様によれば、授業項目ごとに、受講者の進度や理解度を示す図表、たとえば、グラフが教師クライアントに提示される。したがって、教師は、提示された図表を参照することで、授業項目単位で、受講者の履修の度合いを把握することが可能となる。進度とは、授業シナリオと、受講者が履修(学習)した授業項目とを比較して、その進み方に一定の指標を与えたものである。たとえば、全体のうち、どの程度の受講者が、履修を完了したかの割合を出し、これをレベル分けしても良い。また、理解度として、テストの得点(点数)やレポートの評価に基づき、その平均点などからレベル分けしたものを用いることができる。
【0020】
また、より好ましい実施態様においては、さらに、前記教師クライアントから、前記受講者図表提示ステップにて提示された図表における、前記領域に属する受講者に対する、助言および/またはメッセージを受理するステップと、前記メッセージを、前記データベースに記憶するステップとを備え、前記受講者クライアントからの要求に応答して、前記データベース中に、当該受講者の助言および/またはメッセージが存在する場合に、当該助言および/またはメッセージを、前記受講クライアントに通知する。
【0021】
この実施態様によれば、進度や理解度において一定のレベルにある受講者に向けてメッセージを作成することが可能となる。たとえば、理解度があるレベルに満たない受講者に対するアドバイスなどを作成することができる。ここでは、一定の受講者群が当該授業項目に関して、同様なレベルにあるため、同一の助言やメッセージを作成しても、それぞれの受講者に有用なものとなる場合が多い。これにより、教師は各受講者個別の助言やメッセージを作成するという過度な労力を要することなく、各受講者に適切な助言やメッセージを与えることが可能となる。
【0022】
別の好ましい実施態様においては、さらに、前記教師クライアントから、前記受講者図表提示ステップにて提示された図表における、前記領域に属する受講者中、選択された所定の受講者に対する、助言および/またはメッセージを受理するステップと、前記メッセージを、前記データベースに記憶するステップとを備え、前記受講者クライアントからの要求に応答して、前記データベース中に、当該受講者の助言および/またはメッセージが存在する場合に、当該助言および/またはメッセージを、前記受講クライアントに通知する。このように、受講者を選択することで、個別に助言やメッセージを与えることも可能である。
【0023】
さらに、他の好ましい実施態様においては、前記学習履歴生成/記憶ステップが、所定のタイミングで定期的に実行されるとともに、前記進度/理解度図表提示ステップに先立って、先の学習履歴生成/記憶ステップの定期的な実行以降に生じた学習ログに対して実行される。
【0024】
また、別の好ましい実施態様においては、さらに、前記受講者クライアントからの要求にしたがって、当該受講者が受講する教育コースに含まれる授業項目ごとの、当該受講者の学習進度および学習理解度を示す図表であって、当該受講者が受講することが可能である授業項目および/または受講すべき授業項目を所定の表示形式にて表示した図表を生成し、前記受講者クライアントに提示する進度/理解度図表提示ステップを備えている。
【0025】
さらに、本発明の目的は、教師が操作する教師クライアントからの指示にしたがって、教育コースを構成する複数の授業項目に関する情報、当該授業項目の受講期間、受講順序および受講条件を、授業シナリオとしてデータベースに登録する授業シナリオ登録ステップと、前記教師クライアントからの指示にしたがって、前記授業項目のそれぞれの受講に必要な教材を、前記データベースに登録する教材登録ステップと、受講者が操作する受講者クライアントからの要求にしたがって、当該受講者が受講する教育コースの授業シナリオを参照して、所定の授業項目を選択する授業項目選択ステップと、前記選択に応答して、前記データベースから選択された授業項目の教材を読み出して、提示する教材提示ステップと、前記授業項目の受講に関する情報を、学習ログとして前記データベースに記憶する学習ログ生成/記憶ステップと、所定のタイミングで、前記学習ログに基づき、受講者および当該受講者が受講する教育コースに関して、当該教育コースを構成する各授業項目の履修状況を示す情報を、学習履歴として、前記データベースに記憶する学習履歴生成/記憶ステップとを、コンピュータに実行させ、さらに、前記教師クライアントによる学習履歴の参照および授業シナリオの更新要求に基づき、前記授業項目に関する情報、受講期間、受講順序および/または受講条件を変更し、変更された情報を、更新された授業シナリオとして前記データベースに登録する授業シナリオ更新ステップを、前記コンピュータに実行させることを特徴とする教育指導支援プログラムによっても達成される。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照して本発明の実施の形態につき説明を加える。図1は、本発明の実施の形態にかかる教育支援システムを概略的に示すブロックダイヤグラムである。本実施の形態においては、教師がクライアントマシンを操作して、教育コースを構成する授業にて使用する教材や、授業の進度に応じて順序をもって複数の授業を組み合わせた授業シナリオを登録する一方、受講者は、クライアントマシンを操作して、自己が選択した教育コースの教材に基づき、学習を進めることができる。
【0027】
図1に示すように、本実施の形態にかかる教育支援システム10においては、教育指導を支援する指導支援装置12が、インターネット20に接続される。指導支援装置12は、支援サーバ14、教材データベース(DB)16および管理情報DB18を有している。
教材DB16は、後述するように、受講者に提示する学習教材、テスト問題、レポート課題などに関する種々のデータを記憶する。また、管理情報DB18は、受講者による授業の進度や理解度を、教師および受講者が把握するために必要な種々のデータを記憶する。
【0028】
図1に示すように、インターネット20には、種々のクライアントマシン22−1、22−2、・・・、24−1、24−2、・・・が接続され、指導支援装置12の支援サーバ14にアクセスすることができるようになっている。これらクライアントマシン22、24として、通常のパーソナルコンピュータを利用することができる。図1においては、便宜上、受講者が使用するクライアントマシンを受講者クライアント22−1、22−2、・・・と表し、その一方、教師が使用するクライアントマシンを教師クライアント24−1、24−2、・・・と表す。また、以下、場合によって、何れかの教師クライアントを、単に、教師クライアント24と称し、また、何れかの受講者クライアントを、単に、受講者クライアント22と称する。
【0029】
図2は、本実施の形態にかかる指導支援装置12をより詳細に示すブロックダイヤグラムである。図2に示すように、指導支援装置12の支援サーバ14は、教材DB16および管理情報DB18にアクセスし、インターネット20を利用した学習を支援するための種々の処理を実行する部材を有している。より具体的に、支援サーバ14は、教師クライアント24から与えられた教材などのデータの教材DB16への登録、更新などを実行する教材管理部30と、受講者クライアント22からの要求にしたがって、教材DB16からデータを読み出し、必要な処理を施した上で受講者クライアント22に提示し、受講者による学習を進行させる学習進行処理部32とを有している。
【0030】
教材DB16には、受講者が受講者クライアント22を利用して、講義を受けるのと同等の学習(以下、「自己学習」と称する)をなすための教材に関する自己学習教材データ201、受講者の進捗状況を確認するためのテスト(以下、「進捗テスト」と称する)の問題に関するテスト問題データ202、および、受講者に作成させるレポートの課題に関するレポート課題データ203とが含まれる。
【0031】
また、支援サーバ14は、教師クライアント24からの指示にしたがって、授業シナリオの管理情報DB18への登録や更新を実行するシナリオ管理部34、受講者クライアント22や教師クライアント24からの要求にしたがって、学習進度や理解度に関する情報を管理情報DB18から抽出して、これらクライアントマシンに提示するための処理を実行する進度/理解度提示処理部36と、教師クライアント24からの指示にしたがって、所定の受講者に対して伝達すべきメッセージを生成するメッセージ処理部38と、後述する授業シナリオテーブルおよび学習ログテーブル中のデータを参照して、受講者ごとの学習履歴を生成する学習履歴生成部40と、受講者が受講した項目に関するログを生成する学習ログ生成部42と、後述する受講者テーブルの登録や更新を実行する受講者テーブル管理部44とを有している。
【0032】
また、図2に示すように、管理情報DB18には、教育コースごとに、当該教育コースに含まれる自己学習、進捗テストおよびレポート課題をリストした授業シナリオテーブル211を有している。
【0033】
教育コースにおいては、必須或いは選択的な自己学習、自己学習による進捗状況や達成度を、教師および/または受講者が確認するために、必要な時期に進捗テストが実施され、また、レポート課題が出される。つまり、受講者は、教育コースにおいて、必須である自己学習などを受講すべきである一方、選択的なものについては、受講者の意思により受講の是非を決定することができる。また、一定の自己学習が終了したことを条件として、進捗テストを受け或いはレポート課題を提出することができる場合がある。
【0034】
これらは、たとえば、大学などにおけるある学科の授業の履修に相当する。大学の学科においては、必須或いは選択の講義や演習が存在し、当該講義などの達成度を確認するためのテストやレポート課題が存在する。また、テストやレポート課題は、一定の講義を受けることを条件とする場合もある。
また、一定の期間に教育コースを完了することを考慮すると、自己学習、進捗テストを受講者が受け、或いは、レポート課題を受講者が提出する期限を設ける必要もある。
【0035】
さらに、教育コースの修了を認定するためには、自己学習、進捗テスト、レポート課題の各種別に属する項目である授業項目の履修を完了したことを認定するための条件を設定する必要もある。
【0036】
そこで、本実施の形態においては、授業項目ごとに一定の条件を付加し、これをテーブルの形態で保持することにしている。図3は、本実施の形態にかかる授業シナリオテーブルの構造の例を示す図である。図3に示すように、授業シナリオテーブル300は、「コースコード」、「項目ID」、「サブID」、「授業種別」、「授業項目名」、「選択フラグ」、「着手可能条件」、「選択必須条件」、「完了条件」、「課数」、「最早着手可能日」および「最遅完了期限日」などのそれぞれに対応する値や文字列が与えられたデータ群から構成される。
【0037】
「コースコード」は、教育コースを一意的に特定する。「項目ID」および「サブID」は、教育コース内における授業項目の識別記号である。以降、授業項目の識別については、ID“項目ID.サブID”の形式で表す。たとえば、図3の第1行については、授業項目を識別するため、“G1.S1”と表す。
授業種別は、「自己学習」、「進捗テスト」、「レポート課題」など、授業の形式を区別する。「授業項目名」は、この授業項目の内容を示す名称である。本実施の形態においては、「最早着手可能日」から「最遅完了期限日」の期間内に、「着手可能条件」を満たした受講者が、該当する授業項目を学習することができる。
【0038】
図3において、ID“G2.S2”、授業項目名“進捗テストN1”は、ID“G1.S1”の学習を達成したと認められる受講者が学習に着手できることを表している。これらにより、受講者の日常的な学習の動機付けを行うことができる。「選択フラグ」は、“必須”或いは“選択”のいずれかの値をとる。“必須”は必ず学習すべき授業項目を示し、その一方、“任意”は学習するか否かを受講者が選択できることを示す。“任意”のものについては、学習意欲の高い受講者に更なる学習をすすめるものと、理解度が不足している受講者に対して、強制的に学習を義務付けるものとがある。
【0039】
さらに、「選択必須条件」に該当する受講者は、その授業項目の「選択フラグ」の値が“任意”であっても、当該授業項目を、強制的に学習しなければならない。たとえば、図3においてID“G2.S1”、授業項目名
“XX基礎”の「選択フラグ」は“任意”であるが、「選択必須条件」の指定により、ID“G2.S2”のテストの得点が“50”以下の受講者は強制的に学習しなければならないことを示している。つまり、「選択必須条件」では、他の授業項目、たとえば、進捗テストの得点や評価、レポート課題における評価、自己学習における理解度レベルなどが記載される。
【0040】
「課数」はその授業項目の標準学習時間を表す尺度である。「完了条件」は、受講者がその授業項目の学習を達成したか否かを判定するための基準である。たとえば、ID“G2.S2”については、テストの得点が“55”以上の場合に達成と判定されることを示す。
このように、授業項目ごとに種々の条件や期間(最早着手可能日から最遅完了期限日までの期間)を設定しておくことにより、教育コースを構成する授業項目の履修順序や履修の是非を規定できる。このようにして規定されたものを、本明細書において、「授業シナリオ」とも称する。
【0041】
教師は、教師クライアント24を操作して、支援サーバ14にアクセスして、授業シナリオテーブルを構成するデータ群を登録するとともに、当該授業シナリオを構成する授業項目のデータを、教材DB16に登録する。教師は、支援サーバ14に、その教材や授業シナリオを登録し、或いは、管理情報DB18を利用するため、あらかじめ、支援サーバ14へのアクセスのためのユーザIDおよびパスワードを取得している。したがって、アクセスの際には、ユーザIDやパスワードを利用したユーザ認証が、支援サーバ14にて実行される。無論、他の手法にて、ユーザ認証を行ってもよいことは言うまでもない。
【0042】
図4は、授業シナリオ登録する際、および、後述する変更する際に、教師クライアント24の表示装置に表示される画像の例を示す図である。この画像400においては、教師が教師クライアント24の入力装置を操作して、授業項目に関する種々の情報や条件を入力することができる。
たとえば、教師は、授業項目に関する「最早着手可能日」、「最遅完了期限日」を設定することにより、教育コースを構成する授業項目のおおまかな学習順序や学習期間を設定できる。また、「着手可能条件」、「選択必須条件」の設定により、受講者の学習順序を規定し、また、理解度に応じた復習や、補習、追試験を課すことができる。このような設定の例が、図3に示されている。図3において、ID“G3.S1”については、「着手可能条件」の指定により、ID“G2.S2”にかかるテストの得点が“55”以上でないと、受講を開始できないことを示す。
【0043】
また、後述するように、教師が、教育コースの学習進度や理解度の表示や、受講者の学習状況を参照して、必要であると判断した場合には、授業項目中の条件や日付などを変更することもできる。
このように、本実施の形態においては、教師は計画的で日常的な学習を受講者に課すと共に、受講者の進度や理解度に応じた条件設定による複数の学習方法を提示することにより、受講者のレベルに応じたきめこまかい指導ができる。また、授業の進行に合わせて、授業シナリオを変更する事により、対面授業と同じように、授業を進めながら、進度、理解度に応じて学習内容を調整することができる。
【0044】
図5は、本実施の形態にかかる支援サーバ14にて実行される、授業シナリオテーブルへのデータ登録およびデータ更新を示すフローチャートである。これは、教師クライアント24と支援サーバ14がアクセスされた状態で、教師クライアント14からの要求やデータ伝達の受理に応答して実行される。
たとえば、図4に示す画像において、教師が教師クライアント24を操作して、コースコードを入力すると、コースコードが、支援サーバ14に伝達される。支援サーバ14のシナリオ管理部34は、入力されたコースコードを受理すると(ステップ501)、管理情報DB18の授業シナリオテーブル211を参照して、同一のコースコードが存在するか否かを判断する(ステップ502)。同一のコースコードが授業シナリオテーブル211に存在する場合には(ステップ502でイエス(Yes))、いわゆるデータ更新の処理が実行される(ステップ510〜512)。これについては後述する。
【0045】
その一方、授業シナリオテーブル211中に同一のコースコードが存在しない場合には(ステップ502でノー(No))、シナリオ管理部34は、授業シナリオテーブル中にデータ群を格納するための領域を確保する(ステップ503)。教師は、図4の画像400を参照して、入力したコースコードに対応する新規な教育コース名を入力する。入力された教育コース名を受理すると(ステップ504)、図4の画像において、授業項目を規定する一群の情報の最上行において、初期値が「G1」がセットされている「項目ID」について、「サブID」が発番される(ステップ503)。
【0046】
教師は、図4の画像において、各入力欄に必要な条件や日を入力する。なお、「項目ID」については、最上行には事前に初期値がセットされており、2行目以降についてはすぐ上の行と同じものが表示されているので、変更したい場合には、教師がマウスを操作して、右クリックすることにより1つ番号が増えるようになっている。「授業項目名」については、教師がキーボードを操作して、入力欄内に直接、文字を入力する。「授業種別」、「選択フラグ」、「課数」および「完了条件」については、教師がマウスを操作して、それぞれの入力欄内で右クリックするとプルダウンメニューが表示されるので、所望なものを選択することができる。無論、入力欄に文字などを直接入力してもよい。
【0047】
「最早着手可能日」および「最遅完了期限日」については、右上に表示されたカレンダー欄をクリックすることで、日付を選択することができる。「着手可能条件」および「選択必須条件」については、教師がマウスを操作して、右クリックすることにより、シナリオ管理部34が編集用ダイアログ(図示せず)を生成し、教師クライアント24に提示するようになっている。教師は、編集用ダイアログを参照して、着手つまりその授業項目を受けるために、既に履修しておく必要のある授業項目などを示す着手可能条件や、当該授業項目を受けなければならなくなるような条件(たとえば、進捗テストが所定の得点やレベルに達していない場合)を示す選択必須条件を入力することができる。この場合に、「項目ID」、「サブID」、「授業項目名」の欄をクリックすると、編集用ダイアログの編集中の部分にID“項目ID.サブID”が自動的に挿入されるのが望ましい。
【0048】
このようにして、教師により、文字列や数字が入力されると、入力された情報が加えられた画像が生成される。これは、教師クライアント24の表示装置の画面上に表示される(ステップ507)。ステップ505〜507の処理は、教師による入力が終了するまで繰り返される(ステップ508参照)。
【0049】
教師が、マウス等を操作して、図4における「OK」ボタンをオンすると、入力修了したことを示す情報が、支援サーバ14のシナリオ管理部34に伝達される。シナリオ管理部34は、これに応答して、教師により入力された情報を、管理情報DB18の授業シナリオテーブル211に記憶する(ステップ509)。
【0050】
また、前述したように、教師は、管理情報DB18への授業シナリオテーブルへの教育コースおよびその教育コースを構成する授業項目に関する種々の情報とともに、当該授業項目の教材のデータを、支援サーバ14の教材管理部30を利用して、教材DB16に登録する。その際に、支援サーバ14の教材管理部30およびシナリオ管理部34は、協働して、教材DB16に登録された自己学習教材データ、テスト問題データおよび/またはレポート課題データに、それぞれ、ID(項目ID,サブID)を付与し、授業シナリオテーブル211中のデータの組と、教材に関するデータとを関連付ける。
【0051】
次に、教師クライアント24と支援サーバ14との間のデータ授受および受講者クライアント22と支援サーバ14との間のデータ授受、並びに、それぞれにおいて実行される処理につき、図6ないし図8を参照して説明する。
教師クライアント24は、支援サーバ14に対して、前述したように、授業シナリオに関する情報を、支援サーバ14を利用して、管理情報DB18に登録する(ステップ601〜603)とともに、教材のデータも、同様に、支援サーバ14を利用して教材DB16に登録する(ステップ604〜606)。
【0052】
これに対して、受講者は、受講者クライアント22を操作して、支援サーバ14にアクセスする。ここでも、受講者は、あらかじめ、支援サーバ14にアクセスするためのユーザID(受講者のユーザIDについては、以後「受講者コード」と称する。)およびパスワードを取得しており、支援サーバ14において、この受講者コードおよびパスワードを利用したユーザ認証が実行される。
【0053】
受講クライアント22は、支援サーバ14から、各教育コースに関する授業シナリオのデータを受理する。受講者は、授業シナリオを参照して、所望の教育コースを選択する(ステップ607)。教育コースの選択を示す情報は、支援サーバ14の受講者テーブル管理部44に伝達される(ステップ608)。受講者テーブル管理部44は、受講者コードや受理した情報に基づき、管理情報DB18の受講者テーブル212に、受講者が取得した教育コースおよび受講者コードにより特定されるデータ群のための領域を確保する(ステップ609)。
このようにして、受講者は、選択した教育コースを構成する授業項目を、一定の授業シナリオに沿って受講することが可能となる。
【0054】
図9は、受講者テーブル212の構造の例を示す図である。図9に示すように、受講者テーブル900には、コースコードおよび受講者コードに、一群の項目のデータが関連付けられるようになっている。この項目には、「課数」、「学習時間」、「点数」、「着手日」、「最終学習日」および「成績判定」などが含まれる。初期的には、これら項目の値はゼロ或いは無効値(Null値)となっており、後述する学習履歴が更新されるタイミング、で受講者テーブルの所定の項目に値が付与され、或いは、所定の項目の値が更新される。
【0055】
「課数」は、受講者コードを有する受講者が既に受講した授業項目の、標準学習時間の総和、「学習時間」は、実際の学習時間の総和を示す。また、「点数」は、進捗テストなど必要なテストにおける受講者の得点を示す。また、「着手日」は、教育コースにおいて、最初の授業項目を受講した期日、「最終学習日」は、直近の授業項目を受講した期日を示す。また、「成績判定」は、教育コースにおける最終的な成績を示す。たとえば、「成績」は、「達成」、「不合格」の二値であっても良いし、それより多段階の値を取り得るようにしてもよい。また、学習コース履修中で最終成績が未確定の場合、つまり、学習が開始されていない場合や学習途中である場合には、その値を「未」とすれば良い。これら項目への値の付与や値の更新については、後に詳述する。
【0056】
教育コースの選択および登録が完了すると、受講者は、支援サーバ14を利用した授業項目の受講が可能となる。受講者は、受講者クライアント22を操作して、支援サーバ14にアクセスし、ユーザ認証の後、受講可能な授業項目を選択して、当該授業項目を受講する(ステップ610,611)。
【0057】
ここでは、支援サーバ14の進度/理解度提示処理部36が、受講シナリオにしたがって、当該受講者が受講可能な授業項目を提示するのが望ましい。受講者は、これにしたがって、受講可能であって、かつ、所望であるような授業項目を受講する(学習する)ことが可能となる。学習においては、学習進行処理部32が、選択された授業項目のデータを、教材DB16から読み出し、これを、受講者クライアント22に伝達する(ステップ611参照)。その一方、受講者は、授業項目が進捗テストやレポート課題であれば、テストの解答やレポートを、支援サーバ14に返す(ステップ611参照)。学習進行処理部32においては、教材の提示、レポートの受理および可能な場合には試験の採点を実施することができる。受理したレポートや試験の解答は、教材DB16、管理情報DB18或いは他のDBに保管しておけばよい。
【0058】
このようにして、学習が終了すると、支援サーバ14の学習ログ生成部42は、学習進行処理部32から受理した、受講者の受講者コード、コースコード、今回、受講した授業項目の項目IDやサブIDなどにしたがって、当該受講者の今回の受講にかかるデータ群からなる学習ログを生成する(ステップ612)。図10は、本実施の形態にかかる学習ログの構造の例を示す図である。図10に示すように、学習ログは、「授業項目ID(項目IDおよびサブID)」、「学習開始日時(開始日および開始時刻」、「終了日時(終了日および終了時刻)」、「学習時間」、「点数(テストの得点)」などの項目のそれぞれに関する数値から構成される。また、他の項目として、当該学習ログが生成された日時をタイムスタンプとして与えておくのが望ましい。これは、後述する学習履歴更新処理にて利用される。なお、授業項目の自己学習、進捗テスト、レポート課題などの学習方法については、学習内容に応じてWebによってもよいし、教材をダウンロードして学習する方法であってもよい。またテストについては、事前に準備された多数のテスト問題の中から支援サーバが問題を抽出して出題するのはもちろんである。
【0059】
学習ログ生成部42は、学習進行処理部32から、これら情報を受理して、これら項目の値から構成されるレコードを生成し、そのレコードを学習ログテーブル214に追加する(ステップ613)。学習ログの生成およびそのレコードの学習ログテーブル214への記憶は、受講者が、授業項目を受講する(学習する)ごとに実行される。
なお、受講者によるFAQ(良くある質問回答集)の参照や質問があった場合には、支援サーバ14は、「項目ID」の値としてFAQや質問を示す記号を設定し、「サブID」にはFAQを特定するIDや、質問に対して付けたIDを設定し、そのような項目IDおよびサブIDを有する学習ログのレコードを生成する。さらに、同一の授業項目を繰り返し学習したり、複数回に分けて学習したりした場合には、対応する学習ログのレコードにおいて、「回数」の値を1ずつ増やす。
【0060】
次に、学習履歴テーブルや受講者テーブルの更新などにつき説明を加える。受講者による授業項目の受講により、たとえば、特定の授業項目の履修が完了することにより、ある条件を満たす場合など、教育コースにおける当該受講者の受講状況が変化する。そこで、本実施の形態においては、所定のタイミングで(たとえば、毎日夜間に)、授業シナリオテーブルや学習ログテーブルを参照して、学習履歴テーブルや受講者テーブルを更新する。
【0061】
また、後述するように、教師が、受講者の学習状況を参照する場合に、支援サーバが、各受講者の最新の学習状況を提示するのが望ましい。そこで、本実施の形態においては、教師クライアント24による支援サーバ14へのアクセスがあった場合に、学習状況、つまり、学習進度や理解度の確認が行われるのに先立って、学習履歴テーブルや受講者テーブルを更新するように構成されている。前者は、全てのデータを対象に更新を実行し、以後、バッチ処理による学習履歴等の更新処理とも称する(図7のステップ701、702参照)。その一方、後者は、前回のバッチ処理による学習履歴等の更新処理との間に、新たに生成された学習ログを対象とする差分データの処理であり、差分データ処理による学習履歴等の更新処理とも称する(図7のステップ704、705参照)。
【0062】
図11は、本実施の形態にかかる学習履歴等の更新処理を概略的に示すフローチャートである。図11に示すように、処理が開始されると、今回実行される処理がバッチ処理であるか或いは差分データ処理であるかが判断される(ステップ1101)。バッチ処理であれば(ステップ1101でイエス(Yes))、学習履歴生成部40および受講者テーブル管理部44は、管理情報DB18から授業シナリオテーブル211のデータを読み込む(ステップ1102)。次いで、学習履歴生成部40および受講者テーブル管理部44は、学習ログテーブル中のレコードを選択し(ステップ1103)、当該レコードの内容と授業シナリオの内容とを照合する(ステップ1104)。次いで、学習履歴生成部40および受講者テーブル管理部44は、それぞれ、学習履歴テーブルのレコードに含まれる項目に値を付与するとともに、必要な場合には、完了判定を実行する(ステップ1105)。
【0063】
なお、学習履歴テーブルのレコードに含まれる項目に値を付与するために、授業シナリオテーブルおよび学習ログテーブルのほか、受講者テーブルが参照される場合もある。その一方、受講者テーブルのレコードに含まれる項目に値を付与するために、授業シナリオテーブルおよび学習ログテーブルのほか、学習履歴テーブルが参照される場合もある。
【0064】
このようにして、学習履歴テーブルおよび受講者テーブルのレコード中の所定の項目の値を更新することができる(ステップ1106)。必要に応じて、照合、値の付与および/または判定が繰り返されても良い(破線の矢印1120参照)。
【0065】
図12は、学習履歴テーブルの構造の例を示す図である。図12に示すように、学習履歴テーブルのレコードは、「受講者コード」、「コースコード」、「項目ID」、「サブID」、「選択状況」、「着手日」、「最終学習日」、「経過日数」、「学習時間累計」、「点数」、「回数」および「完了判定」などの項目の値から構成される。「経過日数」は、その授業項目の学習開始日から終了日までの日数であり、「学習時間累計」は、繰り返し学習や複数回に分けて学習した場合の学習時間の合計である。「選択状況」については、授業シナリオテーブルの「選択フラグ」の値をベースにして、支援サーバが受講者の状況に応じた値を設定している。学習履歴生成部42は、ある受講者の授業項目の受講に関する学習ログのレコードを参照して、学習ログのレコード中の値、或いは、値から算出した新たな値を、学習履歴テーブルのレコード中の値とする。
【0066】
たとえば、図3に示す授業シナリオテーブルにおいて、ID“G2.S1”で特定される授業項目の「選択フラグ」の値は“任意”であるが、選択必須条件の値は、“G2.S2の進捗テストの点数が50点以下”と指定されている。たとえば、このような選択必須条件の値に基づき、受講者の、関連する授業項目の進度、理解度或いはテストの点数(得点)が基準以下であれば、学習履歴テーブルにおける当該受講者に関するレコード中、前記ID“G2.S1”の授業項目が、選択状況“強制”であるものとして追加される。
【0067】
また、学習履歴テーブルにおける、授業項目の選択状況は、学習履歴生成部40が、授業シナリオテーブル211や受講者テーブル212を参照して、受講生の理解度にしたがって、適切な値(たとえば、強制など)を付与する。このように、本実施の形態においては、受講者テーブル管理部44および学習履歴生成部40は、協働して、或いは、相手の掌握するテーブルを参照することで、自己のテーブル中の項目の値を更新している。
【0068】
なお、図12の「完了判定」の値は、“未”、 “達成”、“不合格”のいずれかである。“未”は学習未開始または学習途中であることを示し、“達成”は学習を完了して学習目標を達成したことを示し、“不合格”は学習を行ったが学習目標を達成できなかったことを示す。支援サーバの学習履歴生成部40は、図4の授業シナリオテーブルの「完了条件」の値をもとにして、図12の「完了判定」の値を決定する。
【0069】
次に、受講者テーブル212および受講テーブル管理部44の処理につき、さらに説明する。図9に示すように、受講者テーブルには、受講者コードおよび教育コースごとに、学習の「着手日」、「最終学習日」、「学習時間」、達成した授業の「合計課数」、テストの平均点または加重平均点である「点数」などが記録される。
【0070】
次に、差分データ処理による学習履歴等の更新処理につき、簡単に説明を加える。ステップ1101にてノー(No)と判断された後、授業シナリオの読み込みや学習ログ中のレコードの選択(ステップ1108、1109)は、バッチ処理によるもの(ステップ1102、1103)と同様である。差分データ処理においては、次いで、学習ログのレコード中のタイムスタンプ(図示せず)を参照して、処理対象レコードであるか否か、つまり、レコードが直近のバッチ処理の処理対象になっていたか否かが判断される(ステップ1111)。ステップ1111でイエス(Yes)と判断された場合には、ステップ1104〜1106と同様の処理が実行される(ステップ1112参照)。これにより、差分データ処理においては、処理対象となるレコード数を減少させ、処理時間を短縮することが可能となる。
【0071】
上述したような差分データ処理が実行された後に、教師による学習進度や理解度の確認がなされる(図7のステップ706〜708参照)。この処理につき、より詳細に説明を加える。図13は、教師クライアントと支援サーバとの間で実行される処理例を示すフローチャートである。
【0072】
教師クライアント24と支援サーバ14とがアクセス可能な状態で、教師クライアント24が、教育コースを指定すると(ステップ1301、1302)、支援サーバの進度/理解度提示処理部36は、教育コースを示す情報の受理に応答して、情報管理DB18の授業シナリオテーブル211、受講者テーブル212および学習履歴テーブル213を読み込み(ステップ1304)、指定された教育コースの受講者全体に関するグラフや相関マップを含む表示画像を生成する(ステップ1303)。これは画像コンテンツとして、教師クライアント24に伝達される(ステップ1304)。この画像について、教師が教師クライアント24を操作して、グラフの縦軸、横軸を、受講者テーブル中の項目(学習時間、点数、着手日等)から指定することもでき、進度/理解度提示処理部36は、選択された項目を軸に、受講者の当該項目の値をマップ上にプロットする処理などを実行して、表示画像を作ることができる。このコンテンツ画像は、教師クライアント24の表示装置の画面上に表示される。これにより、教師は、受講状況や、授業の進度、理解度など、全体の状況を把握することが可能となる。
【0073】
図14は、教師クライアント24の表示装置の画面上に表示された画像の例を示す図である。この画像の例1400では、縦方向に授業項目を並べ、学習進度および理解度がどの程度であるかをグラフで示している。このとき、授業シナリオテーブルの「選択フラグ」が“必須”のものと“任意”のものとで、表示する色を変え、また、「課数」(標準学習時間の尺度)の値に応じて、縦軸の幅を変えて表示してもよい。
【0074】
図14の例では、「進度」においては、授業項目ごとに、学習を達成した、つまり、合格した受講者数、不合格の受講者数の割合を色分けしてグラフ表示されている。例えば割合は左端を0、右端を100%とすればよい。たとえば、図14に示す「進度」の棒グラフにおいて、黒色は“達成”、白色は“不合格”、右端のグラフ表示の無い部分は“未”を表す。
【0075】
また、「理解度」に関して、テストやレポート課題の点数の平均値について、たとえば、左端を0点、右端を100点として、棒グラフで表示する。「スケジュール」には、その授業項目の最早着手可能日から最遅完了期限日までの期間を棒グラフで表示するとともに、当日日付(本日)の位置に区切り線を表示して示す。教師は、この画面を参照して、受講者全体の学習状況を把握できる。
【0076】
次いで、教師が教師クライアントを操作して、進度や理解度のグラフ上の所望の領域(たとえば、符号1401参照)を指定すると(ステップ1306)、その部分に該当する受講者に関する情報の要求が、支援サーバ14に伝達される(ステップ1305)。
【0077】
本実施の形態においては、支援サーバ24の進度/理解度提示処理部36は、これに応答して、当該領域に含まれるような受講者群を特定し(ステップ1308)、当該受講者の中からランダムに選択した受講者の学習履歴を必要に応じて、管理情報DB18から読み込み(ステップ1310)、当該受講者ごとの学習進度、理解度を示す表示画像を生成する(ステップ1309)。生成された表示画像は、画像コンテンツとして教師クライアント24に伝達され(ステップ1311)、その表示装置の画面上に表示される。
【0078】
図15は、一定の受講者群から選択された受講者に関する情報を含む画像例を示す図である。図15において、画像1500中の左右の部分、つまり、左側の「ID」、「授業種別」および「授業項目」の表示、および、右側のスケジュールの表示は、図14の例と同様である。その一方、中央部分においては、選択された受講者のそれぞれの状況が表示される。
【0079】
この画像において、学習状況として、学習履歴テーブル213中の「完了判定」学習履歴の「完了判定」の値(“達成”、“不合格”、“未”)に対応した記号が表示されている。図15においては、“達成”が“○(丸印)”、“不合格”が“×(バツ印)”、“未”が“未”印として表されている。また、テストの点数を数字にて表示するのが望ましい。このように、本実施の形態においては、教師からの要求に応じて、個別の受講者について、学習履歴テーブルの内容を、授業スケジュールなどを加味して編集し、表形式などにて表示することができる。これにより、教師は、サンプル選定された受講者の学習状況を把握することが可能となる。
【0080】
また、本実施の形態において、受講者コードを選択することにより、特定の受講者の学習状況を表示させ、これを教師が把握することもできる。
さらに、本実施の形態において、図14に示す画像が表示された状態で、教師が教師クライアント24を操作することにより、グラフ上の領域を、所定の手順で指定することにより、進度/理解度提示処理部36は、その領域に含まれる受講者の受講者コードおよび氏名のリストを表示することができる。教師が、“進度”のグラフ上の領域を、他の所定の手順で操作することに応答して、たとえば、「進度」の値が、“未”であるような受講者の受講者コードおよび氏名のリストを表示することもできる。同様に、教師が、たとえば、“理解度”のグラフ上の領域を指定し、かつ、所望の最高値(たとえば、“30”)および所望の最低値(たとえば、“0”)を入力することにより、テストにおいて、最低値と最高値との間の範囲の点数を取った受講者の受講者コードおよび氏名を表示することもできる。
【0081】
教師は必要に応じて、これらの方法で、画面上で表示された受講者の削除や特定の受講者の追加を行う事もできる。画面上に表示された受講者を指定し、当該受講者に対して、或いは、「進度」や「理解度」をキーとして選択された一群の受講者全員に対して、助言やメッセージを作成することができる(ステップ1312)。作成されたメッセージは、支援サーバ14に伝達され(ステップ1313)、メッセージ処理部38が、伝達されたメッセージを、メッセージIDを付与して、管理情報DB18のメッセージテーブル215に追加する(ステップ1314)。図16は、本実施の形態にかかるメッセージテーブルの構造の例を示す図である。図16に示すメッセージテーブル1600においては、「メッセージID」、メッセージがメッセージテーブルに登録された「日付」、「連絡手段」、教師が作成した「メッセージ内容」および「対象とする受講者コード」が項目として含まれる。「連絡手段」は、教師が、助言やメーセージを作成する際に指定でき、後述する受講者が支援サーバにアクセスした際に、当該受講者が参照する画像中に、メッセージを表示するような手段を示す「画面」、或いは、受講者のメールアドレスに電子メールを送信する「メール」の何れかの値をとることができる。
【0082】
教師は、画像の参照、領域の指定、メッセージの作成を繰り返すことができる(ステップ1315、矢印1320参照)。これに応答して、支援サーバにおいても、表示画像の生成(ステップ1303)などの処理が繰り返される(矢印1321参照)。
【0083】
このようにして、受講状況を把握した後、教師が必要に応じて授業シナリオを更新することもできる(図7のステップ709参照)。これについて、以下に説明する。教師が教師クライアント24を操作して、コースコードを入力し、これが支援サーバ14に伝達されると、支援サーバ14のシナリオ管理部34が、コースコードを受理し(図5のステップ501)、授業シナリオテーブル211中に、同一のコースコードを持つレコードが存在するか否かを判断する(ステップ502)。
【0084】
更新の際には、同一のコースコードを持つレコードが存在するため(ステップ502でイエス(ステップ502でイエス(Yes))、シナリオ管理部34は、授業シナリオテーブルから、コースコードにて特定されたレコードに属するデータ群を取得し、これを含む画像を生成し、教師クライアント24に伝達する(ステップ510)。これにより、図4に示すような画像が、教師クライアント24の表示装置の画面上に表示される。
【0085】
教師は、教師クライアントを操作して、変更したい条件や期日を入力し、これを支援サーバ14に送信する。支援サーバ14のシナリオ管理部34は、変更された条件や期日の入力を受理すると(ステップ511)、新たに入力された条件や期日を含む画像を生成して、教師クライアント24に返す(ステップ512)。このようにして入力された条件等は、授業シナリオテーブル中、該当するレコードの項目値として記憶される(ステップ509)。これにより、受講者の進度や理解度に応じた授業シナリオの更新が可能となる。たとえば、授業項目の最遅完了期限日を遅い期日に変更することにより、教育コースの進度の遅い受講者を救済する策を講じることもでき、或いは、補習、追試験という新たな授業項目を追加することもできる。
【0086】
次に、受講者クライアント22による支援サーバ14のアクセスにつき、図8を参照して説明を加える。受講者は、受講者クライアント22が支援サーバ14にアクセス可能となっている状態、つまり、受講者コードやパスワードを用いたユーザ認証が終了した状態で、所定の要求を、支援サーバ14に与えることにより、支援サーバ14は、管理情報DB18をアクセスして、当該受講者の受講状況やメッセージなどを伝達することができる。これにより、受講者は、自己の受講状況や教師からのメッセージを参照することが可能となる(ステップ801〜803参照)。
【0087】
次いで、受講者は、受講者クライアントを操作して、受講可能な授業項目を選択して、当該授業項目の受講(学習)をすることができる(ステップ804、8805)。学習が終了すると、学習ログ生成部42が、所定の情報を含むレコードを、学習ログテーブルに追加する(ステップ806、807)。これらステップ804〜807の処理は、図6のステップ610〜613とほぼ同様である。図8のステップ801〜803の処理につき、図17を参照して、より詳細に説明する。受講者クライアント22を操作して、教育コースを指定すると(ステップ1701)、当該教育コースに対応するコースコードが、支援サーバ14に伝達される(ステップ1702)。
【0088】
支援サーバ14の進度/理解度提示処理部36は、受講者コードやコースコードに基づき、情報管理DB18の授業シナリオテーブル211、学習履歴テーブル213を読み込み、当該受講者の受講状況、進度や理解度を示す表示画像を生成し、受講者クライアント22に伝達する(ステップ1703、1704)。ここで、教師からの助言やメッセージが、メッセージテーブル215に存在すれば、これをメッセージテーブル215から読み出して、表示画像に含ませる。本実施の形態においては、メッセージは、発信日とメッセージの冒頭部分を1行に編集して、新しい者から順に列挙している。受講者が、受講者クライアント22を操作して、内容の確認を希望するメッセージが配置された行を指定、たとえば、クリックすると、支援サーバ14の進度/理解度提示処理部36は、メッセージの全文が載せられた表示画像を生成する。
【0089】
図18は、受講者クライアント22の表示装置の画面上に表示された、当該受講者の受講状況などを示す画像例を示す図である。図18においては、画像1800の上端から、「連絡事項」欄、「助言、メッセージ一覧」欄が配置されている。
たとえば、「連絡事項」欄は、授業シナリオの変更(たとえば、補講や追試の追加など)を通知するために利用される。たとえば、進度/理解度提示処理部36は、上記表示画像を生成するときに、管理情報DB18中の授業シナリオテーブル211を参照して、変更された部分を見出し、当該変更された部分に関する情報を、「連絡事項」欄に載せればよい。
【0090】
また、表示画像1800において、下欄には、縦方向に授業項目が並べられた、受講状況表示欄(符号1801参照)が設けられる。この受講状況表示欄1801においては、受講者がとっている教育コースを構成する各授業項目に関して、「ID」、「授業種別」、「授業項目名」、「課数(標準学習時間の尺度)」、「学習時間」および「進度理解度」の項目の値が表示される。
ここで、授業シナリオテーブルの「選択フラグ」が“必須”のものと“任意”のものとで色を変えて表示し、また、「課数」(標準学習時間の尺度)の値に応じて、縦軸の幅を変えて表示してもよい。また、「進度理解度」の項目については、学習履歴テーブルにおける、当該受講者の各授業項目についての「完了判定」の値、たとえば、“達成”に対応する“○”印、“不合格”に対応する“×”印、“未”に対応する“未”印にて表示し、これに加えて、テストであれば、その点数を表示すればよい。
【0091】
さらに、受講状況表示欄1801には、その右側に、「スケジュール/実績」欄が設けられている。「スケジュール/実績」欄においては、上段にその授業項目の最早着手可能日から最遅完了期限日までの期間を棒グラフで表示し(たとえば、符号1802参照)、下段に受講者が学習した実績を棒グラフで表示する(たとえば、符号1803参照)。さらに、当日日付(本日)の位置に区切り線を表示するのが望ましい。受講者は、この画像を参照することにより、自己の学習状況を把握できる。また、進度/理解度管理部36は、画像1800において、受講者のFAQ参照回数や教師への質問回数を含ませるのが望ましい。
【0092】
また、受講者クライアント22から、FAQの参照要求、教師への質問要求があった場合には、支援サーバ14は、これに応答して必要な処理を実行する。たとえば、支援サーバ14の進度/理解度提示処理部36が、所定のDB(図示せず)に記憶されたFAQを読み出し、これを受講者クライアント22に伝達し、或いは、質問を受理し、当該所定のDB(図示せず)に、受講者コードなどと関連付けて記憶すれば良い。また、FAQの参照要求や教師への質問要求は、学習ログ生成部42により、学習ログとして、学習ログテーブル214に記憶されるのが望ましい。
【0093】
さらに、受講者が、受講者クライアント22を操作して、画像1800中の「明細表示」ボタン1804を指定すると、支援サーバ14の進度/理解度提示処理部36は、管理情報DB18の学習履歴テーブル213を参照して、当該受講者の学習履歴を編集して、表形式の画像を生成し、これを受講クライアント22に伝達する。また、支援サーバ14は、受講者の求めに応じて、受講者自身が学習履歴の「完了判定」の値が“達成”に達した順位(たとえば、先頭から3割)や、テスト結果の受講者自身の偏差値など、受講者全体における受講者自身の位置付けを、図や表で受講者に提示できるのが望ましい。
【0094】
受講者が、受講クライアント22を操作して、図18の画像1800中、「学習開始」ボタン1805をオンすると、受講要求が支援サーバ14に伝達される(ステップ1707)。支援サーバの進度/理解度提示処理部36は、管理情報DB18の授業シナリオテーブル211および学習履歴テーブル213を参照して、受講者が学習可能な授業項目を抽出し、抽出された授業項目をリストした画像を、受講者クライアント22に返す。受講可能な授業項目をリストした画像においては、学習履歴テーブル中の「選択状況」の値(“必須”、“強制”、“任意”)に応じて色を変えて表示しても良い。さらに、進度/理解度提示処理部36は、受講者が前回途中で受講(学習)を中断した授業項目や、最遅完了期限日までの期間が所定の期間以下であるような授業項目を抽出し、推奨授業項目として、他の授業項目と異なる色、或いは、異なる表示態様で提示する(ステップ1707、1709)。
【0095】
受講者は、受講者クライアント22を操作して、リストされた授業項目から、所定の授業項目を選択する(ステップ1710)、これにより、項目IDやサブIDが支援サーバ14に伝達され、当該IDで指定された授業項目の受講が開始される。これ以降、授業項目の受講や学習ログの生成(図8のステップ804〜806参照)が行われることになる。
【0096】
本実施の形態によれば、1つの教育コースにつき1つの授業シナリオを有する。教師は、授業シナリオにおいては、教育コースにおいて学習すべき授業項目、および、授業項目の学習順序を定めることができる。また、その授業項目において、受講者の進度、理解度に関する条件(たとえば、“必須”、“強制”、“任意”など)を設定することができる。また、リアルタイムに収集する受講者の進度、理解度を参照して、授業シナリオを変更し、また、条件を変更することができる。教師は、1つの教育コースについて、その授業シナリオのみを作成し、或いは、変更すればよいので、その管理が容易である。その上、条件を設定することにより、実際には、受講者のレベルに応じた複数の授業シナリオにより受講者を指導することができる。たとえば、一定の進度或いは理解度に達していない受講者に対しては、補講や追試を授業項目として設けることで、実質的に、受講者に応じて、異なる授業シナリオを設けることができる。
【0097】
さらに、本実施の形態においては、教師は、進度や理解度を参照して、進度や理解度が一定の範囲にある1或いは複数の受講者に対して、助言やメッセージを与えることもできる。このように、本実施の形態によれば、インターネットを活用した授業においても、直接の対面授業に相当する教育効果を奏することが可能となる。
本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることは言うまでもない。
【0098】
【発明の効果】
本発明によれば、教師が多数の受講者の全体および個々に対して適切に指導することを支援できるシステムを提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の実施の形態にかかる教育支援システムを概略的に示すブロックダイヤグラムである。
【図2】図2は、本実施の形態にかかる指導支援装置をより詳細に示すブロックダイヤグラムである。
【図3】図3は、本実施の形態にかかる授業シナリオテーブルの構造の例を示す図である。
【図4】図4は、授業シナリオ登録する際、および、後述する変更する際に、教師クライアントの表示装置に表示される画像の例を示す図である。
【図5】図5は、本実施の形態にかかる支援サーバにて実行される、授業シナリオテーブルへのデータ登録およびデータ更新を示すフローチャートである。
【図6】図6は、本実施の形態において、教師クライアントと支援サーバとの間のデータ授受および受講者クライアントと支援サーバとの間のデータ授受、並びに、それぞれにおいて実行される処理を示すフローチャートである。
【図7】図7は、本実施の形態において、教師クライアントと支援サーバとの間のデータ授受、および、それぞれにおいて実行される処理を示すフローチャートである。
【図8】図8は、本実施の形態において、受講者クライアントと支援サーバとの間のデータ授受、および、それぞれにおいて実行される処理を示すフローチャートである。
【図9】図9は、本実施の形態にかかる受講者テーブルの構造の例を示す図である。
【図10】図10は、本実施の形態にかかる学習ログの構造の例を示す図である。
【図11】図11は、本実施の形態にかかる学習履歴等の更新処理を概略的に示すフローチャートである。
【図12】図12は、本実施の形態にかかる学習履歴テーブルの構造の例を示す図である。
【図13】図13は、本実施の形態において教師クライアントと支援サーバとの間で実行される処理例を示すフローチャートである。
【図14】図14は、本実施の形態にかかる教師クライアントの表示装置の画面上に表示された画像の例を示す図である。
【図15】図15は、本実施の形態において、一定の受講者群から選択された受講者に関する情報を含む画像例を示す図である。
【図16】図16は、本実施の形態にかかるメッセージテーブルの構造例を示す図である。
【図17】図17は、図8のステップ801〜803の処理をより詳細に示すフローチャートである。
【図18】図18は、受講者クライアントの表示装置の画面上に表示された、当該受講者の受講状況などを示す画像例を示す図である。
【符号の説明】
12  指導支援装置
14  支援サーバ
16  教材DB
18  管理情報DB
20  インターネット
22  受講者クライアント
24  教師クライアント
30  教材管理部
32  学習進行処理部
34  シナリオ管理部
36  進度/理解度提示処理部
38  メッセージ処理部
40  学習履歴生成部
42  学習ログ生成部
44  受講者テーブル管理部

Claims (10)

  1. 教師が操作する教師クライアントからの指示にしたがって、教育コースを構成する複数の授業項目に関する情報、当該授業項目の受講期間、受講順序および受講条件を、授業シナリオとしてデータベースに登録する授業シナリオ登録ステップと、
    前記教師クライアントからの指示にしたがって、前記授業項目のそれぞれの受講に必要な教材を、前記データベースに登録する教材登録ステップと、
    受講者が操作する受講者クライアントからの要求にしたがって、当該受講者が受講する教育コースの授業シナリオを参照して、所定の授業項目を選択する授業項目選択ステップと、
    前記選択に応答して、前記データベースから選択された授業項目の教材を読み出して、提示する教材提示ステップと、
    前記授業項目の受講に関する情報を、学習ログとして前記データベースに記憶する学習ログ生成/記憶ステップと、
    所定のタイミングで、前記学習ログに基づき、受講者および当該受講者が受講する教育コースに関して、当該教育コースを構成する各授業項目の履修状況を示す情報を、学習履歴として、前記データベースに記憶する学習履歴生成/記憶ステップとを備え、
    さらに、前記教師クライアントによる学習履歴の参照および授業シナリオの更新要求に基づき、前記授業項目に関する情報、受講期間、受講順序および/または受講条件を変更し、変更された情報を、更新された授業シナリオとして前記データベースに登録する授業シナリオ更新ステップを備えたことを特徴とする教育指導支援方法。
  2. 前記学習ログ生成/記憶ステップが、前記授業項目ごとに、学習の開始日時および終了日時、並びに、前記授業項目において得点が伴う場合には、取得した得点を、関連付けて前記データベースに記憶するステップを有し、
    前記学習履歴生成/記憶ステップが、前記学習ログを参照して、受講者が取得する授業項目の学習時間、および/または、得点を参照して、学習の完了を判定するステップと、受講者ごとに、当該受講者が受講すべき授業項目の、それぞれの学習時間、完了判定を、学習履歴として前記データベースに記憶するステップとを有することを特徴とする請求項1に記載の教育指導支援方法。
  3. 前記学習履歴生成/記憶ステップが、前記学習の完了の判定に基づき、前記授業シナリオ中、授業項目の受講条件を参照して、教育コースにおいて受講生が受講すべき特定の授業項目を見出すステップと、
    前記見出された特定の授業項目に関する情報を、前記学習履歴の一部とするステップとを有することを特徴とする請求項1または2に記載の教育指導支援方法。
  4. さらに、前記見出された特定の授業項目が、前記完了の判定にしたがって強制的に受講すべきものである場合、当該授業項目の受講が強制的であることを前記学習履歴中に付加することを特徴とする請求項3に記載の教育指導支援方法。
  5. さらに、前記教師クライアントからの要求にしたがって、教育コースに含まれる授業項目ごとの、受講者の学習進度および学習理解度を示す図表を生成し、前記教師クライアントに提示する進度/理解度図表提示ステップと、
    前記教師クライアントにおける、前記進度および理解度を示す図表中の領域の指定に応答して、前記学習履歴を参照して、当該領域に属する受講者ごとに、授業項目の完了判定および/または得点を示す図表を生成し、前記教師クライアントに提示する受講者図表提示ステップとを備えたことを特徴とする請求項1ないし4の何れか一項に記載の教育指導支援方法。
  6. さらに、前記教師クライアントから、前記受講者図表提示ステップにて提示された図表における、前記領域に属する受講者に対する、助言および/またはメッセージを受理するステップと、
    前記メッセージを、前記データベースに記憶するステップとを備え、
    前記受講者クライアントからの要求に応答して、前記データベース中に、当該受講者の助言および/またはメッセージが存在する場合に、当該助言および/またはメッセージを、前記受講クライアントに通知することを特徴とする請求項5に記載の教育指導支援方法。
  7. さらに、前記教師クライアントから、前記受講者図表提示ステップにて提示された図表における、前記領域に属する受講者中、選択された所定の受講者に対する、助言および/またはメッセージを受理するステップと、
    前記メッセージを、前記データベースに記憶するステップとを備え、
    前記受講者クライアントからの要求に応答して、前記データベース中に、当該受講者の助言および/またはメッセージが存在する場合に、当該助言および/またはメッセージを、前記受講クライアントに通知することを特徴とする請求項5に記載の教育指導支援方法。
  8. 前記学習履歴生成/記憶ステップが、所定のタイミングで定期的に実行されるとともに、前記進度/理解度図表提示ステップに先立って、先の学習履歴生成/記憶ステップの定期的な実行以降に生じた学習ログに対して実行されることを特徴とする請求項5ないし7の何れか一項に記載の教育指導支援方法。
  9. さらに、前記受講者クライアントからの要求にしたがって、当該受講者が受講する教育コースに含まれる授業項目ごとの、当該受講者の学習進度および学習理解度を示す図表であって、当該受講者が受講することが可能である授業項目および/または受講すべき授業項目を所定の表示形式にて表示した図表を生成し、前記受講者クライアントに提示する進度/理解度図表提示ステップを備えたことを特徴とする請求項1ないし8の何れか一項に記載の教育指導支援方法。
  10. 教師が操作する教師クライアントからの指示にしたがって、教育コースを構成する複数の授業項目に関する情報、当該授業項目の受講期間、受講順序および受講条件を、授業シナリオとしてデータベースに登録する授業シナリオ登録ステップと、
    前記教師クライアントからの指示にしたがって、前記授業項目のそれぞれの受講に必要な教材を、前記データベースに登録する教材登録ステップと、
    受講者が操作する受講者クライアントからの要求にしたがって、当該受講者が受講する教育コースの授業シナリオを参照して、所定の授業項目を選択する授業項目選択ステップと、
    前記選択に応答して、前記データベースから選択された授業項目の教材を読み出して、提示する教材提示ステップと、
    前記授業項目の受講に関する情報を、学習ログとして前記データベースに記憶する学習ログ生成/記憶ステップと、
    所定のタイミングで、前記学習ログに基づき、受講者および当該受講者が受講する教育コースに関して、当該教育コースを構成する各授業項目の履修状況を示す情報を、学習履歴として、前記データベースに記憶する学習履歴生成/記憶ステップとを、コンピュータに実行させ、
    さらに、前記教師クライアントによる学習履歴の参照および授業シナリオの更新要求に基づき、前記授業項目に関する情報、受講期間、受講順序および/または受講条件を変更し、変更された情報を、更新された授業シナリオとして前記データベースに登録する授業シナリオ更新ステップを、前記コンピュータに実行させることを特徴とする教育指導支援プログラム。
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