JP2011096180A - eラーニングの指導をシナリオとしてパターン化し自動指導を行うシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】eラーニングの指導をシナリオとしてパターン化し自動指導を行うシステムにおいて、指導者のメンタリングを収集し分類整理することで、メンタリングシナリオを作成し、自動的に個々の受講者に適切なメンタリングを行う技術の提供。
【解決手段】新規メンタリングシナリオ編集画面を呼び出し、メンタリングシナリオを入力するステップ、メンタリングシナリオを読み、学習システムの履歴情報をもとに該当受講者を抽出するステップ、メンタリングシナリオの該当受講者へメール/メッセージを送信するステップを実施できる、メンタリングシナリオを作成してそのメンタリングシナリオに従って該当者にメンタリングを自動で行うことが可能なシステム。
【選択図】図1

Description

本発明は、従来個別対応していたメール/メッセージ送信による教育指導に様々な前提条件を付加することにより自動的に指導を行うことを目的とし、例えば、インターネットで学習を行うeラーニングにおける指導品質と頻度を引き上げ、指導者の手間を削減する技術に関する。
インターネット技術の広まりにより、インターネット技術を利用して学習を行うeラーニングが広まって久しい。企業内研修はもとより、小中高大といった学校教育や、資格取得やスキルアップのためのeラーニング講座も広まり受講者数を伸ばしている。eラーニングによる学習はもはや一般的な教育手法とし、一般にも認識されつつある。
ところで、そのようなeラーニングサービスが次々と登場する中、eラーニングといえば教材という認識が広まり、教材の作りこみや表現技法に多くの力を注いでいるのが現状である。翻ってeラーニングではない一般の教育現場を見てみると、教育現場では教材の品質も重要なのだが、それ以上に教員による指導が重要であり、教材はあくまでも指導を行うための素材に過ぎない。熟練した教員は、教育内容の指導だけではなく、適切に受講者を褒めたり叱ったり適切なタイミングで情報を与えたりするものである。これを一般に「メンタリング」と呼称する。ある学習コースをその期間内に修了するためにはこのメンタリング必要不可欠である。
特開2009−75691
しかし、従来のeラーニングシステムを用いて、この「メンタリング」を行おうとすると、指導者が受講者の学習状況をひとつひとつ確認をし、その結果を踏まえた上で、手動で対応するしかなかった。例えば、特定のテストで理解度が低い人に学習を促すメンタリングを行うときには、まず理解度が低い人のリストを作成し、メッセージを作成し、送信するという手間が必要であった。
また、このように教員が実施したメンタリングは本来、教育の価値であり資産なのだが、一度きりしか使われず、せっかくの資産が無駄に消えてしまっていた。
本発明は、指導者のメンタリングを収集し分類整理することで、メンタリングシナリオを作成し、自動的に個々の受講者に適切なメンタリングを行う技術を提供することを目的としている。
本発明(1)は、メンタリングシナリオを作成し、そのメンタリングシナリオに従って該当受講者にメンタリングを自動で行う指導システム(システム1、システム2)であって、
メンタリングシナリオの登録制御を司るメンタリングシナリオ登録制御手段(メンタリングシナリオ登録制御手段11、メンタリングシナリオ登録制御手段21)と、
複数のメンタリングシナリオを記憶可能なメンタリングシナリオ記憶手段(メンタリングシナリオ記憶手段12、メンタリングシナリオ記憶手段22)と、
複数の受講者の学習履歴情報を記憶可能な学習履歴情報記憶手段(学習履歴情報記憶手段13、学習履歴情報記憶手段23)と、
受講者に対するメンタリングメッセージを自動的に作成し送信する制御を司るメンタリングメッセージ自動送信制御手段(メンタリングメッセージ自動送信制御手段14、メンタリングメッセージ自動送信制御手段24)と
を有するシステムにおいて、
メンタリングシナリオ登録制御手段(メンタリングシナリオ登録制御手段11、メンタリングシナリオ登録制御手段21)は、複数のメンタリングシナリオの夫々について、メンタリングメッセージとシナリオ実行条件とをリンクした形でメンタリングシナリオ記憶手段(メンタリングシナリオ記憶手段12、メンタリングシナリオ記憶手段22)に記憶し、
メンタリングメッセージ自動送信制御手段(メンタリングメッセージ自動送信制御手段14、メンタリングメッセージ自動送信制御手段24)は、所定タイミングで、メンタリングシナリオ記憶手段内に記憶されているあるメンタリングシナリオに関し、当該メンタリングシナリオに係るシナリオ実行条件を踏まえ、学習履歴情報記憶手段(学習履歴情報記憶手段13、学習履歴情報記憶手段23)を参照して当該シナリオ実行条件を充足するすべての受講者を抽出する受講者抽出処理を実行し、抽出された当該受講者に対して当該メンタリングシナリオに係るメンタリングメッセージを送信する自動送信処理を実行し、且つ、メンタリングメッセージ自動送信制御手段(メンタリングメッセージ自動送信制御手段14、メンタリングメッセージ自動送信制御手段24)は、前記所定のタイミングで、メンタリングシナリオ記憶手段(メンタリングシナリオ記憶手段12、メンタリングシナリオ記憶手段22)内に記憶されているすべてのメンタリングシナリオに関して前記受講者抽出処理及び前記自動送信処理を実行する
ことを特徴とするシステムである。
前記システム(システム2)は、
特定の受講者に対してメンタリングメッセージを送信する制御を司る個別メンタリングメッセージ送信制御手段(メンタリングメッセージ手動送信制御手段25)
を更に有しており、
メンタリングシナリオ登録制御手段(メンタリングシナリオ登録制御手段21)は、個別に作成されたメンタリングメッセージと当該メンタリングメッセージと併せて入力されたシナリオ実行条件とを、メンタリングシナリオ記憶手段(メンタリングシナリオ記憶手段22)に登録する、前記発明(1)のシステムである。
ここで、本明細書及び特許請求の範囲で用いられる用語につき説明する。「メンタリングシナリオ」とは、メンタリングメッセージに加え、該当者を特定するシナリオ条件(例えば、未学習者/教材テストの得点状況/前回利用日時)及び送信タイミング(例えば、特定の日付/特定の教材を学習してから指定日数経過時/未学習期間が指定日数経過時)からなる。ここで、「メンタリングメッセージ」とは、指導者が受講者に充てて送信するメッセージ文のことであり、例えば、メールアドレスなどの宛先の受講者を特定する情報、件名、メッセージ本文からなる。「シナリオ実行条件」とは、そのシナリオを実行するための一又は複数の条件であり、例えば、前述のシナリオ条件や送信タイミングを挙げることができる。「学習履歴情報」とは、例えば、学習者を特定するID、学習実施した日時情報、学習した箇所(章・単元・教材番号)、学習時間を含む情報であり、テストの場合にはこれに得点が追加される。
1人の指導者が特定の受講者に指導を行う際に、この指導を本システムで行い、メンタリングシナリオ化しておけば、同じ条件で他の受講者に同様のメンタリングを自動的に実施することができる。これにより、受講者に適切なタイミングで適切な内容の指導を行うことが可能となる上、従来人依存であったメンタリングメッセージの品質や頻度を均一にそろえることができる。さらに従来人手を介して行っていたメンタリングメッセージ送信業務を自動化することにより、工数削減となる。
本発明によれば、一人の受講者を指導することでメンタリングシナリオ化することにより、当該指導を行う必要がある人全てを自動的に抽出し、適切なタイミング/内容の指導を行うことができる。
図1は、第一の態様に係るシステムの機能構成図である。 図2は、第一の態様に係るシステムのメンタリングシナリオ登録処理のフローチャートである。 図3は、第一の態様に係るメンタリングメッセージ自動送信処理のフローチャートである。 図4は、第一の態様に係るメンタリングシナリオ登録の画面である。 図5は、第二の態様に係るシステムの機能構成図である。 図6は、第二の態様に係るメンタリングメッセージ手動送信処理(個別メンタリングメッセージ手動送信処理)+個別メンタリングメッセージのメンタリングシナリオ登録処理のフローチャートである。 図7は、第二の態様に係る個別メンタリングメッセージ作成(+シナリオ登録)の画面である。
発明を実施するための最良形態
本発明をより詳細に説述するために、添付の図面に従ってこれを説明する。本発明は、第一の態様、第二の態様に大別される。したがって、以下では、それぞれの態様に分けて説明する。
1.第一の態様
本発明の第一の態様は、メンタリングメッセージ、シナリオ条件及び送信タイミングからなるメンタリングシナリオを作成し、そのメンタリングシナリオに基づいてメンタリングメッセージを送信するものである。以下、第一の態様に係るシステム構成、内部処理及び作用につき説明する。
(a)システム構成
図1は、本最良形態に係る、eラーニングの指導をシナリオとしてパターン化し自動指導を行うシステム構成を示したものである。ここで、eラーニングの指導者側におけるコンピュータは、周知のようにCPU、ROM、RAM、I/Oポート等を備えている。そして、コンピュータは、インターネット回線を介して受講者側のコンピュータと情報伝達可能に接続されている。
ここで、図1に示すように、eラーニングの指導者側のシステム1は、メンタリングシナリオの登録制御を司るメンタリングシナリオ登録制御手段11と、メンタリングシナリオを記憶するためのメンタリングシナリオ記憶手段12と、受講者の学習履歴情報を記憶するための学習履歴情報記憶手段13と、受講者に対するメンタリングメッセージ(eメール)を自動的に作成・送信する制御を司るメンタリングメッセージ自動送信制御手段14と、メンタリングメッセージ送信処理を実行するタイミングを計時する計時手段15と、を有する。尚、本システム1は、その他にも、受講者へ教材やテスト等の情報を送信したり、受講者からの情報(例えばテスト)を受信したり、当該受講者からの情報を解析(例えばテストの点数付け)したり、受講者の学習履歴情報を最新のものに更新する等の各種処理を実行するが、これらについては従来公知の手法と同様である。以下、各手段を説明することとする。
まず、メンタリングシナリオ登録制御手段11は、操作者による操作(例えばメンタリングシナリオ登録開始ボタンの押圧)に基づき、画面上にメンタリングシナリオ作成画面が表示されるよう制御するメンタリングシナリオ作成画面表示制御手段11aと、操作者による入力操作(例えば、件名、条件、タイミング、メッセージ内容の入力)に基づき、入力された情報を一時記憶するための入力情報一時記憶手段(バッファ)11bと、操作者による操作(例えば保存ボタンの押圧)に基づき、入力情報一時記憶手段(バッファ)11b内の一時記憶情報(例えば、件名、条件、タイミング、メッセージ内容)についてこれらの情報をリンクさせた形でメンタリングシナリオ記憶手段12に書き込むためのメンタリングシナリオ記憶制御手段11cと、を有している。
次に、メンタリングシナリオ記憶手段12は、登録されたメンタリングシナリオに関する情報がリンクしている形で当該情報を記憶する。表1は、このメンタリングシナリオ記憶手段12の記憶例を示したものである。表1に示すように、メンタリングシナリオ記憶手段12には、メンタリングシナリオのIDに相当するコード(本例だと1〜12829)毎に、複数のシナリオ条件情報(α、β、・・・)と送信タイミング情報と、件名及びメンタリングメッセージが記憶されている。
Figure 2011096180
ここで、「シナリオ条件情報」や「送信タイミング情報」は、特に限定されない。例えば、一例として、表1の「シナリオ条件」における「α」は受講している講座に関する情報、「β」はどの単元まで終了しているかの情報、「γ」はテスト得点に関する情報である。また、表1の「送信タイミング」は受講開始から何日目に送るかに関する情報である。
次に、学習履歴情報記憶手段13は、受講者毎に学習履歴を記憶する。表2は、学習履歴情報記憶手段13の記憶例を示したものである。表2に示すように、学習履歴情報記憶手段13には、受講者のIDに相当するコード(本例だと1〜937489)毎に、受講している講座の種類、受講開始日、受講日数、進捗状況及びテスト結果が記憶されている。例えば、当該表の例だと、受講者コード1023の受講生に関しては、2009年2月4日スタートの初級講座を受講していること、既に受講開始から3日間経過していること、第1章の第1単元(1−1)が終了していること、第1章の第1単元(1−1)のテスト結果が30点であること、が記録されている。尚、特に説明しないが、この学習履歴情報記憶手段12は、受講者がある単元を終了した場合やテストが終了した場合等、受講日数等の時間情報と共に最新情報に更新されるように構成されている。
Figure 2011096180
次に、メンタリングメッセージ自動送信制御手段14は、学習履歴情報記憶手段13内に記憶されている情報(例えば、表2の例だと講座の種類や進捗状況)を参照し、メンタリングシナリオ記憶手段12内に記憶されている、あるメンタリングシナリオについてのシナリオ条件及び送信タイミング条件に該当する受講者コードを抽出する該当受講者抽出手段14aと、抽出した受講者(及び/又は関係者)のeメールアドレスが記憶されているeメールアドレス記憶手段14bと、抽出した受講者(及び/又は関係者)に対するeメールを自動的に作成するeメール自動作成手段14cと、作成したeメールを自動的に送信するeメール自動送信手段14dと、を有している。
ここで、表3は、eメールアドレス記憶手段14bの一例である。表3に示したように、受講者コードに対応して、送付先のeメールアドレスが記憶されている。尚、送付先としては受講者の場合のみ(例えば受講者コード1)でなく、受講者以外にも関係者(例えば受講者コード937489の受講者においては、本人と3名の会社関係者)の場合も想定される。
Figure 2011096180
(b)内部処理の説明
次に、図2及び図3のフローチャートを参照しながら、本態様の内部処理について説明する。
まず、図2は、第一の態様に係るシステムのメンタリングシナリオ登録処理のフローチャートである。まず、ステップ1002で、メンタリングシナリオ作成画面表示制御手段11aは、操作者(指導者)によるメンタリングシナリオ登録操作の開始指示を受け、ディスプレー上にメンタリングシナリオ作成画面を表示する。ステップ1004で、メンタリングシナリオ登録制御手段11は、入力されたメンタリングシナリオに関する情報をディスプレー上に表示すると共に、当該入力情報を入力情報一時記憶手段(バッファ)11bに一時記憶する。次に、ステップ1006で、メンタリングシナリオ登録制御手段11は、すべてのメンタリングシナリオに関する情報の入力が終了したか否か、具体的には終了ボタンが押圧されたか否かを判定する。ステップ1006でYesの場合、ステップ1008で、メンタリングシナリオ記憶制御手段11cは、入力情報一時記憶手段11bに一時記憶されているメンタリングシナリオに関する情報をメンタリングシナリオ記憶手段12に記憶して当該処理を終了する。尚、ステップ1006でNoの場合には、ステップ1004に戻る。
次に、図3は、メンタリングメッセージ自動送信処理のフローチャートである。はじめに、ステップ2002で、メンタリングメッセージ自動送信制御手段14は、計時手段15を参照し、当該処理を実行するタイミングに到達したか否かを判定する。ステップ2002でYesの場合、ステップ2004で、メンタリングメッセージ自動送信制御手段14は、図示しないバッファ中のn値として1をセットする。次に、ステップ2006で、メンタリングメッセージ自動送信制御手段14は、メンタリングシナリオ記憶手段12中の、バッファ中のn値に相当するメンタリングシナリオを抽出する。そして、ステップ2008で、該当受講者抽出手段14aは、当該メンタリングシナリオにおける抽出パラメータ(シナリオ条件情報及び送信タイミング情報)を踏まえ、学習履歴情報記憶手段13を参照してメンタリング該当者のコードをすべて抽出する。そして、ステップ2010で、eメール自動作成手段14は、メンタリング該当者のコードを踏まえ、eメールアドレス記憶手段14bを参照してメール送信されるべき相手側すべてのアドレス情報を取得し、eメールを作成し一時保存する。ここで、eメール作成に際しては、送付先のアドレスの書き込み、今回のメンタリングシナリオ(ステップ2006で抽出したメンタリングシナリオ)に係るメンタリングメッセージの書き込み、用件の書き込み等が実行される。以上でn値のメンタリングシナリオに係るeメール自動作成処理が完了する。そして、ステップ2012で、メンタリングメッセージ送信制御手段14は、図示しないバッファ中のn値がnfin(最終のメンタリングシナリオ)であるか否かを判定する。ここで、ステップ2102でNoの場合には、ステップ2014で、メンタリングメッセージ自動送信制御手段14は、図示しないバッファ中のn値に1を加算し、ステップ2006に移行する。他方、ステップ2012でYesの場合、ステップ2016で、eメール自動送信手段14dは、一時保存されているすべてのeメールを送信し、当該処理を終了する。尚、ステップ2002でNoの場合には当該処理を行わず次の処理に移行する。
(c)作用
次に、図面を参照しながら、本形態に係るシステムの作用を説明する。まず、メンタリングシナリオ登録ボタンを押圧すると、図4に示すように、ディスプレー上にメンタリングシナリオ登録画面が表示される。このような画面が表示されている状況下、操作者(指導者)は、「件名」、「条件」、「タイミング」及び「メッセージ本文」を入力する。そして、すべての入力が終了した時点で、画面右下にある保存ボタンを押圧する。この操作により、今回のメンタリングシナリオの情報がメンタリングシナリオ記憶手段12に正式に記憶される(例えば表1の場合だと当該最新情報はメンタリングシナリオコード12830として登録される)。
ここで、表1を参照しながら、あるメンタリングシナリオを例に採り、該当者を抽出するまでの作業を例示的に説明する。例えば、メンタリングシナリオコード123は、(1)初級編の講座であること、(2)第1章第1単元(1−1)まで終了していること、(3)第1章第1単元(1−1)のテスト結果が30点であること、(4)受講開始から3日目であること、である。そして、表2の学習履歴情報記憶手段13を参照すると、この条件に該当する受講者は、受講者コード489及び1023の2名である。したがって、表1に示すように、これら2名に対しては「こんにちは/昨日の勉強はどうでした? まだ理解できていないところがあるようなので復習しよう」というメンタリングメッセージが両者に同時に自動送信される。また、例えば、メンタリングシナリオコード132は、(1)初級編の講座であること、(2)第1章第1単元(1−1)まで終了していること、(3)受講開始から5日目であること、である。つまり、本来であれば受講開始から4日目には、第1章第2単元(1−2)まで終了していなくてはいけないところ、サボっている等のためにまだ第1章第1単元(1−1)しか終了していない者に対して注意喚起を与える趣旨である。そして、表2の学習履歴情報記憶手段13を参照すると、この条件に該当する受講者は、受講者コード3023及び12301の2名である。したがって、表1に示すように、これら2名に対しては「こんにちは/本当は昨日までに1−2が終了していなくてはいけません。」というメンタリングメッセージが両者に同時に自動送信される。
2.第二の態様
本発明の第二の態様は、第一の態様のメンタリングシナリオ登録機能を個別のメンタリングメッセージ送信機能に付加したものである。即ち、指導者が個別の受講者のメッセージを送信する際に、そのメンタリングメッセージに一般性があり、他の受講者にも共有すべきと判断した際に、当該メンタリングメッセージに付加情報を加えてメンタリングシナリオとして登録するというものである。一般的なシナリオという形態では直接受講者と対峙しておらず、抽象的なメッセージに陥りがちだが、この手法を用いることで、指導者は具体的な受講者にメッセージを送信するついでにメンタリングシナリオが生成されるので、より具体的なメンタリングメッセージを送ることができるのである。尚、以下では第一の形態との相違点を中心に説明する。
(a)システム構成
図5は、第二の態様に係るシステムの機能構成図である。ここで、第一の形態との主たる相違点は、メンタリングメッセージ手動送信制御手段25を有している点と、メンタリングシナリオ登録制御手段21が個別メンタリングメッセージを手動で送信する際にもメンタリングシナリオとして登録処理を実行可能である点である。そこで、前者を説明すると、メンタリングメッセージ手動送信制御手段25は、ディスプレー上にeメール作成画面が表示されるよう制御するeメール作成画面表示制御手段25aと、操作者の操作に基づき、作成したeメールを送信するeメール手動送信手段25bと、を有している。
(b)内部処理の説明
次に、図6のフローチャートを参照しながら、本態様の内部処理について説明する。但し、メンタリングシナリオ登録処理及びメンタリングメッセージ自動送信処理は第一の態様と同一であるので説明を割愛し、メンタリングメッセージ手動送信処理(個別メンタリングメッセージ手動送信処理)+個別メンタリングメッセージのメンタリングシナリオ登録処理のみを説明することとする。
図6は、第二の態様に係るメンタリングメッセージ手動送信処理(個別メンタリングメッセージ手動送信処理)+個別メンタリングメッセージのメンタリングシナリオ登録処理のフローチャートである。まず、ステップ3002で、eメール作成画面表示制御手段25aは、操作者(指導者)による個別メンタリングメッセージ作成開始指示を受け、ディスプレー上にeメール画面を表示する。ここで、eメール画面には、メンタリングメッセージの入力画面の他、個別メンタリングシナリオ作成画面も表示される。次に、ステップ3004で、メンタリングシナリオ登録制御手段21は、入力されたメンタリングシナリオに関する情報をディスプレー上に表示すると共に、当該入力情報を入力情報一時記憶手段(バッファ)21bに一時記憶する。尚、今回の個別メンタリングメッセージ作成の際にメンタリングシナリオが登録されない場合には、メンタリングシナリオが入力されていないので当該記憶手段には何も一時記憶されない。次に、ステップ3006で、メンタリングメッセージ手動送信制御手段25は、すべての入力が終了したか否か、具体的には「メンタリングメッセージ送信」及び「メンタリングシナリオに追加した上でメッセージ送信」のいずれかの送信ボタンが押圧されたか否かを判定する。ここで、ステップ3006でNoの場合にはステップ3004に戻る。他方、ステップ3006でYesの場合、ステップ3008で、メンタリングシナリオ登録制御手段21は、今回の入力情報をメンタリングシナリオ化するか否か、具体的には今回の入力情報をメンタリングシナリオとして追加する旨のボタンが押圧されたか否かを判定する。ステップ3008でYesの場合、ステップ3010で、メンタリングシナリオ記憶制御手段21cは、入力情報一時記憶手段21bに一時記憶されているメンタリングシナリオに関する情報をメンタリングシナリオ記憶手段22に記憶する。そして、ステップ3012で、eメール手動送信手段25bは、該当する受講者に対してeメールを送信して当該処理を終了する。他方、ステップ3008でNoの場合、即ち、今回の個別メンタリングメッセージについてはメンタリングシナリオ化しない場合には、ステップ3010をスキップしてステップ3012に移行する。
(c)作用
次に、図面を参照しながら、本形態に係るシステムの作用を説明する。まず、個別メンタリングメッセージ作成ボタンを押圧すると、図7上段に示すように、ディスプレー上にメンタリングシナリオ登録画面が表示される。このような画面が表示されている状況下、操作者(指導者)は、「宛先」、「件名」及び「メッセージ本文」を入力する。ここで、今回の個別メンタリングメッセージをシナリオ化しない場合には、これら入力が終了した時点で「メンタリングメッセージ送信」ボタンを押圧すると、該当する受講者にメンタリングメッセージが送信される。
他方、今回の個別メンタリングメッセージをシナリオ化する場合には、図7下段に示すように、「条件」及び「タイミング」を更に入力する。そして、すべての入力が終了した時点で、画面右下にある「メンタリングシナリオに追加した上でメッセージ送信」ボタンを押圧する。この操作により、第一の態様と同様、件名、メンタリングメッセージ、条件、送信タイミングといった今回のメンタリングシナリオの情報がメンタリングシナリオ記憶手段22に記憶される(例えば表1の場合だと当該最新情報はメンタリングシナリオコード12830として登録される)。尚、それ以外の処理は第一の態様と同一である。
(1)eラーニングでの指導
1人の指導者が特定の受講者に指導を行う際に、この指導を本システムで行い、メンタリングシナリオ化しておけば、同じ条件で他の受講者に同様のメンタリングを自動的に実施することができる。これにより、受講者に適切なタイミングで適切な内容の指導を行うことが可能となる上、従来人依存であったメンタリングメッセージの品質や頻度を均一にそろえることができる。さらに従来人手を介して行っていたメンタリングメッセージ送信業務を自動化することにより、工数削減となる。
(2)業務支援
業務を行う際に、業務遂行に必要な適切な助言や指示を自動で行うことができる。業務を行った結果を本システムに登録しておくと、あらかじめ設定されたメンタリングシナリオによりメンタリングメッセージが送信される。たとえば、営業スタッフが見積作成する業務を実施した際に、見積作成した旨を当システムに反映すると、次のステップである請求処理の方法を記載したメッセージが届くというようなことで、業務支援に活用することができる。
1、2 システム
11、21 メンタリングシナリオ登録制御手段
12、22 メンタリングシナリオ記憶手段
13、23 学習履歴情報記憶手段
14、24 メンタリングメッセージ自動送信制御手段
25 メンタリングメッセージ手動送信制御手段

Claims (2)

  1. メンタリングシナリオを作成し、そのメンタリングシナリオに従って該当受講者にメンタリングを自動で行う指導システムであって、
    メンタリングシナリオの登録制御を司るメンタリングシナリオ登録制御手段と、
    複数のメンタリングシナリオを記憶可能なメンタリングシナリオ記憶手段と、
    複数の受講者の学習履歴情報を記憶可能な学習履歴情報記憶手段と、
    受講者に対するメンタリングメッセージを自動的に作成し送信する制御を司るメンタリングメッセージ自動送信制御手段と
    を有するシステムにおいて、
    メンタリングシナリオ登録制御手段は、複数のメンタリングシナリオの夫々について、メンタリングメッセージとシナリオ実行条件とをリンクした形でメンタリングシナリオ記憶手段に記憶し、
    メンタリングメッセージ自動送信制御手段は、所定タイミングで、メンタリングシナリオ記憶手段内に記憶されているあるメンタリングシナリオに関し、当該メンタリングシナリオに係るシナリオ実行条件を踏まえ、学習履歴情報記憶手段を参照して当該シナリオ実行条件を充足するすべての受講者を抽出する受講者抽出処理を実行し、当該受講者に対して当該メンタリングシナリオに係るメンタリングメッセージを送信する自動送信処理を実行し、且つ、メンタリングメッセージ自動送信制御手段は、前記所定のタイミングで、メンタリングシナリオ記憶手段内に記憶されているすべてのメンタリングシナリオに関して前記受講者抽出処理及び前記自動送信処理を実行する
    ことを特徴とするシステム。
  2. 前記システムは、
    特定の受講者に対してメンタリングメッセージを送信する制御を司る個別メンタリングメッセージ送信制御手段
    を更に有しており、
    メンタリングシナリオ登録制御手段は、個別に作成されたメンタリングメッセージと当該メンタリングメッセージと併せて入力されたシナリオ実行条件とを、メンタリングシナリオ記憶手段に登録する、請求項1記載のシステム。
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