JP2006350903A - 学習管理装置及び学習端末 - Google Patents

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Abstract

【課題】学習コンテンツを配信する学習管理装置として、学習者の学習の進捗を推定し、学習の進捗遅れに対する適切な支援を行う学習管理装置を実現すること。
【解決手段】学習コンテンツ配信システム5の学習管理サーバ6は、学習者が使用する学習端末3に講座コンテンツを配信すると共に、学習端末3から講座の受講終了通知を受信した際に、予想される学習者の学習の進度である予想進捗を推定する。そして、推定した予想進捗が、学習者の試験日又は希望企業選考日に間に合わないと判定した場合には、警告メッセージを学習端末3に送信する。これにより、学習者の学習の進捗遅れに対する適切な支援を実現する。
【選択図】図1

Description

本発明は、学習者が使用する複数の学習端末に通信回線を介して接続された学習管理装置及び該学習端末に関する。
昨今のインターネット技術の進展や通信回線速度の高速化に伴い、Webカメラ等によるリアルタイムな撮影画像を遠隔地に通信する技術が活用され始めており、例えば、就職試験の面接をオンラインで行う所謂Web面接を可能にするシステム(例えば、特許文献1。)等が考案されている。
また、実用化されている周知のシステムとしては、自宅に居ながら、遠隔地にいる講師と外国語による会話を行って外国語を習得するシステム等があり、学習者が好きなときに気軽に利用できるというメリットから、人気を博している。
特開2005−56360号公報
ところで、受験予定の試験があり、その試験に向けた学習をする場合、その試験の試験日から逆算して学習の開始時期や学習のペース等の学習計画を立てるのが一般的であり、学習を開始した後は、進捗状況に鑑みて適宜スケジュール調整を行うのが通常である。
そのため、各種試験に対する授業サービスとして学習コンテンツを配信するサービスを、上述のオンラインによる遠隔サービスで実現するためには次のような問題があった。すなわち、遠隔サービスが有する何時でも利用できるというメリットに甘んじて、学習計画に対する進捗が遅れがちになり得るという問題である。試験日は定まっているため、受験予定の試験の試験日までに予定通りの学習を終了することができなければ、準備不足のまま試験に臨むことになってしまう。
また、一方で、予定の学習計画を遂行し終わる時点は、試験を受けるのに最適な時期にあると考えられる。従って、試験日が複数ある場合には、学習進捗に応じた試験日に試験を受けることができれば至便である。しかし、試験を受けるためには前もって応募しておく必要があるため、学習計画の遂行終了時点を早期に見極める必要がある。
本発明はこのような課題に鑑みて為されたものであり、その目的とするところは、講座コンテンツの配信を受けてそれを学習する学習者の学習の進捗を推定し、試験日、選考日など、予め定められている期日までに学習が間に合うように支援するといった学習の進捗遅れに対する適切な支援を行う学習管理装置を実現することにある。
以上の課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、
学習者が使用する複数の学習端末(例えば、図1の学習端末3)に通信回線を介して接続された学習管理装置(例えば、図1の学習管理サーバ6)において、
前記通信回線を介して、学習者が学習の対象とする講座コンテンツ(例えば、図6の講座コンテンツDB674)を前記学習端末に配信するコンテンツ配信手段(例えば、図4のCPU610、通信部640;図12のステップS3)と、
このコンテンツ配信手段により配信された講座コンテンツと予め定められている学習者の学習計画(例えば、図5の履修コースデータ673)とに基づいて、学習の進度に関する進捗(例えば、図10の予想進捗6776)を推定する進捗推定手段(例えば、図4のCPU610;図12のステップS9)と、
この進捗推定手段による進捗推定の結果に基づいて進捗遅れ(例えば、図11の進捗遅れ6781b)の発生を検知する遅れ検知手段(例えば、図4のCPU610;図12のステップS11)と、
この遅れ検知手段による検知に応じて所定のメッセージ(例えば、図11の表示内容6783)を前記学習端末に送信する送信手段(例えば、図4のCPU610、通信部640;図12のステップS13)と、
を備えることを特徴とする学習管理装置である。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の学習管理装置であって、
前記遅れ検知手段は、前記進捗推定手段により推定された進捗に従った進度で学習した場合、学習計画の遂行が予め定められた期日(例えば、図8の選考期日6757a)に間に合わない場合を進捗遅れとして検知することを特徴とする学習管理装置である。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載に学習管理装置であって、
所定試験が行われる複数の試験日を記憶する試験日記憶手段(例えば、図4のハードディスク670;図8の企業情報データ675)と、
前記捗推定手段により推定された進捗に適した試験日を前記試験日記憶手段により記憶された試験日の中から検索して前記学習端末に通知する進捗適合試験日検索通知手段(例えば、図4のCPU610、通信部640;図12のステップS17、S19)と、
を更に備えることを特徴とする学習管理装置である。
また、請求項4に記載の発明は、請求項1〜3の何れか一項に記載の学習管理装置であって、
前記講座コンテンツは就職試験対策の講座コンテンツ(例えば、図6の講座コンテンツDB674)であり、
企業のホームページアドレスを記憶する企業アドレス記憶手段(例えば、図4のハードディスク670;図8の企業情報データ675)と、
この企業アドレス記憶手段により記憶されたホームページアドレスのホームページが更新されたことを検知する企業HP更新検知手段(例えば、図4のCPU610;図15のステップT3)と、
この企業HP更新検知手段の検知に応じて、ホームページが更新された旨を前記学習端末に通知するHP更新通知手段(例えば、図4のCPU610、通信部640;図15のステップT11)と、
を更に備えることを特徴とする学習管理装置である。
また、請求項5に記載の発明は、請求項1〜4の何れか一項に記載の学習管理装置であって、
前記講座コンテンツは就職試験対策の講座コンテンツであって、電子履歴書作成の講座コンテンツ(例えば、図6の講座コンテンツDB674;履歴書作成講座6745)が少なくとも含まれ、
前記学習計画には電子履歴書(例えば、図4の履歴書データ679)を作成する講座が含まれ、
企業の採用窓口通信アドレスを記憶する企業採用アドレス記憶手段(例えば、図4のハードディスク670;図8の企業情報データ675)と、
前記コンテンツ配信手段により電子履歴書作成の講座コンテンツが前記学習端末に配信された際に、当該講座において作成された電子履歴書を当該学習端末から受信する電子履歴書受信手段(例えば、図4のCPU610、通信部640)と、
前記電子履歴書受信手段により受信された電子履歴書を前記企業採用アドレス記憶手段により記憶された企業の採用窓口通信アドレス宛に送信する電子履歴書送信手段(例えば、図4のCPU610、通信部640)と、
を更に備えることを特徴とする学習管理装置である。
また、請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の学習管理装置であって、
前記講座コンテンツには自己紹介動画データ作成の講座コンテンツが含まれ、
前記学習計画には自己紹介動画データ(例えば、図4の自己PR用録画データ680)を作成する講座が含まれ、
前記コンテンツ配信手段により自己紹介動画データ作成の講座コンテンツが前記学習端末に配信された際に、当該講座において作成された自己紹介動画データを当該学習端末から受信する動画データ受信手段(例えば、図4のCPU610、通信部640)を更に備え、
前記電子履歴書送信手段は、前記動画データ受信手段により受信された自己紹介動画データを、前記電子履歴書受信手段により受信された電子履歴書とともに前記企業採用アドレス記憶手段により記憶された企業の採用窓口通信アドレス宛に送信することを特徴とする学習管理装置である。
また、請求項7に記載の発明は、
通信回線を介して学習管理装置(例えば、図1の学習管理サーバ6)と接続された学習端末(例えば、図1の学習端末3)において、
前記学習管理装置は、学習者の学習の対象とする講座コンテンツ(例えば、図6の講座コンテンツDB674)を前記学習端末に配信するとともに、予め定められた学習者の学習計画(例えば、図5の履修コースデータ673)に基づいて学習の進度に関する進捗(例えば、図10の予想進捗6776)を推定し、進捗遅れ(例えば、図11の進捗遅れ6781b)が生じている場合に所定のメッセージ(例えば、図11の表示内容6783)を前記学習端末に送信する装置であり、
前記通信回線を介して、前記学習管理装置から配信される講座コンテンツを受信するコンテンツ受信手段(例えば、図2のCPU310、通信部340;図12のステップA5)と、
このコンテンツ受信手段により受信された講座コンテンツに基づいて、講座に関する表示及び音声出力の制御を行う制御手段(例えば、図2のCPU310;図12のステップA7)と、
前記学習管理装置から前記所定のメッセージを受信した場合に、当該メッセージを表示する制御を行うメッセージ表示制御手段(例えば、図2のCPU310;図12のステップA15)と、
を備えることを特徴とする学習端末である。
また、請求項8に記載の発明は、請求項7に記載の学習端末であって、
前記学習管理装置は、企業のホームページアドレスを記憶する企業アドレス記憶手段(例えば、図4のハードディスク670;図8の企業情報データ675)と、この企業アドレス記憶手段に記憶されたホームページアドレスを学習者の携帯端末に送信する携帯向アドレス送信手段(例えば、図4のCPU610、通信部640;図15のステップT15)とを備え、
前記携帯端末は、前記携帯向アドレス送信手段により送信されたホームページアドレスを表示するアドレス表示手段(例えば、図3の表示部430)と、このアドレス表示手段によるホームページアドレスの表示状態の際に、当該表示されているホームページアドレスを学習端末に送信する端末向送信手段(例えば、図3のCPU410、近距離無線通信部450;図16のステップP5)とを備えており、
前記端末向送信手段によるホームページアドレスの送信を検知するアドレス送信検知手段(例えば、図2のCPU310、近距離無線通信部350;図16のステップB1)と、
前記アドレス送信検知手段による検知に応じて、当該送信されてきたホームページアドレスのホームページにアクセスする検知呼応アクセス手段(例えば、図2のCPU310、通信部340;図12のステップB3)と、
を備えることを特徴とする学習端末である。
請求項1に記載の発明によれば、コンテンツ配信手段が、学習者の学習の対象とする講座コンテンツを学習端末に配信するが、配信された講座コンテンツと予め定められている学習者の学習計画とに基づいて、学習の進度に関する進捗が進捗推定手段により推定されることとなる。そして、進捗推定手段による進捗推定の結果に基づいて進捗遅れの発生が遅れ検知手段により検知されると、所定のメッセージが学習端末に送信される。従って、学習者は、学習端末を用いて好きな時に講座コンテンツの配信を受け、受講することができるが、講座を受講する頻度が低下して学習の進度が遅くなった場合には、所定のメッセージを受け取ることとなる。よって、遠隔サービスを何時でも利用できるという学習者のメリットを損なうことなく、学習の進捗遅れに対する適切な支援を行う学習管理装置が実現できる。
請求項2に記載の発明によれば、遅れ検知手段により、進捗推定手段により推定された進捗に従った進度で学習した場合、学習計画の遂行が予め定められた期日に間に合わない場合が進捗遅れとして検知されることとなる。
請求項3に記載の発明によれば、進捗推定手段により推定された進捗に適した試験日が学習端末に通知されることとなる。学習計画に沿った全ての受講が終了する時点は、試験を受けるのに最適な時期にあると考えられる。従って、この請求項3に記載の発明によれば、学習者に対して、現在の学習ペースで受講していった場合に、試験を受けるのに適した試験日を早期に知らせることのできる学習管理装置を実現し得る。
請求項4に記載の発明によれば、就職試験対策の講座コンテンツが配信され、企業のホームページが更新された場合にその旨が学習端末に通知されることとなる。従って、就職活動を行っている学習者にとって有益な情報である企業のホームページの情報が更新されたか否かをいち早く知らせることのできる学習管理装置を実現し得る。
請求項5に記載の発明によれば、就職試験対策の講座コンテンツが配信され、学習計画の1つに電子履歴書を作成する講座が含まれる。また、当該講座において作成され、学習端末から受信した電子履歴書は、企業の採用窓口通信アドレス宛に送信される。従って、就職活動を行っている学習者の電子履歴書の提出を代行する学習管理装置を実現し得る。
請求項6に記載の発明によれば、学習計画の1つに自己紹介動画データを作成する講座が含まれる。また、当該講座において作成され、学習端末から受信した自己紹介動画データは、電子履歴書とともに企業の採用窓口通信アドレス宛に送信される。従って、面談対策相当の講座コンテンツを配信できるとともに、当該講座の成果である自己紹介動画データを企業側に提供する学習管理装置を実現し得る。自己紹介動画データは、履歴書に記載されている文字や写真等の静止画では伝わり難い、応募者(学習者)の雰囲気や意気込みを分かり易く伝えることができるため、企業側にとっても有益な情報である。
請求項7に記載の発明によれば、学習管理装置から配信される講座コンテンツに基づいて、講座に関する表示及び音声出力を行う学習端末が実現される。また、学習管理装置により学習の進度に関する進捗が推定され、進捗遅れが生じている場合に当該学習管理装置から送信される所定のメッセージを受信することで、当該メッセージを表示する学習端末が実現される。
請求項8に記載の発明によれば、学習管理装置から携帯端末に送信されてきた企業のホームページアドレスを当該携帯端末で表示した状態にすると、携帯端末に表示されているホームページアドレスが当該携帯端末から送信され、この送信の検知に応じて、当該ホームページアドレスのホームページにアクセスする学習端末が実現される。従って、学習者は、学習端末で閲覧したい企業のホームページがあった場合、携帯端末で当該ホームページのホームページアドレスを表示した状態にすれば良いため、簡単に当該企業のホームページを当該学習端末で閲覧できるようになる。
〔システム概要〕
先ず、本発明を適用した就職活動用学習システムの概要について説明する。
図1は、就職活動用学習システム1の概要を示す図である。
就職活動用学習システム1は、学習端末3及び携帯型電話機4で構成される学習端末側システム2と、学習管理サーバ6及び講師端末7で構成される学習コンテンツ配信システム5とを備えて構成される。各学習端末3は、例えば無線通信回線、専用線、ツイストペアケーブル、光通信ケーブル等の通信回線と、それらを接続するインターネット等の通信ネットワークNを介して、学習コンテンツ配信システム5に接続される。また、学習端末3及び学習コンテンツ配信システム5は、通信ネットワークNを介して企業サーバ8に接続される。
学習端末3は、本システムの会員となっている学習者(以下、この学習者のことを単に「会員」と呼ぶ。)が就職活動用の学習を行うための端末装置であり、例えば家庭用のパソコン(PC)によって実現される。学習端末3は、ネット学習プログラム361を適宜実行することで、学習コンテンツ配信システム5の学習管理サーバ6にアクセスしてログインし、学習管理サーバ6から配信される講座コンテンツを受信・表示することで各種講座の受講を実現する。また、学習端末3はWebカメラ3a及びWebマイク3bを備え、予め定められた講座の受講において、会員を撮像すると共に音声を取り込み、画像データ及び音声データとして学習コンテンツ配信システム5に送信することで、当該講座の講師等との間でインタラクティブ(双方向)な講座を実現する。
携帯型電話機4は、通話やメールの送受信といった一般的な携帯型電話機が有する機能の他に、URL接続信号送信プログラム461を実行することで、本文中にURLが含まれるメールが表示部に表示されている際に、Webブラウザを起動させ、当該URLにアクセスさせる制御信号である接続信号(以下、「URL接続信号」と呼ぶ。)を学習端末3に送信する機能を有する。
学習管理サーバ6は、例えば、公知のサーバ装置やサーバシステムなどによって実現され、学習管理プログラム671を適宜実行することによって、会員登録、ログイン認証、講座コンテンツ配信等の処理を行う。会員登録は、就職活動用の講座を受講するにあたって事前に行う学習者の登録であり、例えばパスワード、氏名、学習端末3及び携帯型電話機4それぞれのメールアドレス、就職を希望する企業(以下、「希望企業」と呼ぶ。)等を登録する。ログイン認証は、会員登録された正規の学習者であることを承認する処理である。講座コンテンツ配信は、学習端末3から講座コンテンツの配信要求があった場合に、その配信要求に基づいた講座コンテンツの配信を学習端末3に対して行う処理である。
また、学習管理サーバ6は、1日1回、企業HP更新情報メール送信プログラム672を実行することで、予め記憶している各企業のホームページ(HP)にアクセスし、採用情報が記載されたページ(以下、「採用情報ページ」と呼ぶ。)が更新されたか否かを監視する。そして、会員の希望企業の採用情報ページが更新されていた場合に、その旨を記載したメールを当該会員の学習端末3及び携帯型電話機4に送信する処理を、各会員に対して行う。
講師端末7は、講師が使用する端末装置であり、例えばパソコンによって実現される。講師端末7は、予め定められた講座において学習端末3と接続され、講師と会員との間でインタラクティブ(双方向)な講座が実現される。また、講師端末7は、学習端末3と同様にWebカメラ7a及びWebマイク7bを備え、講師の映像と音声とが学習端末3に送信される。
企業サーバ8は、AA株式会社サーバ8a、AB有限会社サーバ8bといった各企業のサーバであり、それぞれ公知のサーバ装置やサーバシステムなどによって実現される。企業サーバ8は、採用情報ページを含んだ自社のHPをWeb上に公開し、例えば学習端末3や学習管理サーバ6からの当該HPへのアクセスを可能にする。また、企業サーバ8は、学習管理サーバ6が会員の履歴書の提出を代行する際に、当該履歴書の電子データである履歴書データを受信する受信窓口として機能する。
〔構成〕
次に、学習端末3、携帯型電話機4及び学習管理サーバ6それぞれの構成について説明する。尚、講師端末7は公知のパソコン等によって実現され、企業サーバ8は公知のサーバ装置等によって実現されるものであるため、構成についての説明をそれぞれ省略する。
図2は、学習端末3の機能構成を示すブロック図である。
学習端末3は、CPU(Central Processing Unit)310と、入力部320と、表示部330と、音出力部335と、通信部340と、近距離無線通信部350と、ROM(Read Only Memory)360と、RAM(Random Access Memory)370と、メモリカード読書装置380と、Webカメラ3aと、Webマイク3bとを備え、各部はバス390で相互にデータ通信可能に接続されて構成されている。
CPU310は、ROM360に記憶されているシステムプログラム等に従って各部を統括的に制御する。また、CPU310は、ROM360に記憶されているネット学習プログラム361を始めとする各種処理プログラムを読み出してワークエリアに展開し、ネット学習処理等を始めとする各種処理を実行する。
入力部320は、例えばキーボードにより実現され、押下されたキーの信号をCPU310に出力する。この入力部320によるキー操作により、学習管理サーバ6へのログイン要求や、講座コンテンツ配信要求等がなされる。
表示部330は、例えば学習管理サーバ6から受信した講座コンテンツに基づいた各種講座が表示される表示装置であって、LCD(Liquid Crystal Display)等により構成される。
音出力部335は、例えば学習管理サーバ6から受信した講座コンテンツに基づいた各種講座の音声を出力する装置であって、スピーカ等により構成される。
通信部340は、ネットワークカード、モデム又はTA、ルータ等により構成され、CPU310の制御に基づいて、無線通信回線、専用線、ツイストペアケーブル、光通信ケーブル等の通信回線と、それらを接続するインターネット等の通信ネットワークNを介して、学習管理サーバ6を始めとする外部機器との通信を行う。
近距離無線通信部350は、IEEE802.11によるワイヤレスLAN規格やBluetooth(登録商標)によって実現され、CPU310の制御に基づいて、例えば携帯型電話機4から送信されるURL接続信号を受信する。
ROM360は、学習端末3の備える各種機能を実現するためのプログラム等を記憶し、CPU310により読み出され、ネット学習処理(図12参照)として実行されるネット学習プログラム361と、URL接続処理(図16参照)として実行されるURL接続プログラム363とを記憶している。
ネット学習処理とは、CPU310が、学習管理サーバ6に講座コンテンツの配信を要求し、配信された講座コンテンツに基づいた講座を表示部330に表示させ、その音声を音出力部335から出力させる処理である。この際、CPU310は、Webカメラ3aにより撮像された会員の画像及びWebマイク3bから入力された会員の音声を、それぞれ画像データ及び音声データとして学習管理サーバ6に送信する。また、CPU310は、学習管理サーバ6から送信された警告メッセージや企業情報を受信し、表示部330に表示させる。このネット学習処理については、詳細に後述する。
URL接続処理とは、CPU310が、URL接続信号を受信したか否かを判定し、受信したと判定した場合に、Webブラウザを起動して、当該URL接続信号に含まれるURLに接続して当該URLのHPを表示させる処理である。このURL接続処理については、詳細に後述する。
RAM370は、CPU310により実行されるシステムプログラム、各種処理プログラム、各処理の処理中データ、処理結果などを一時的に記憶するワークエリアを形成し、履歴書データを格納する履歴書データ格納領域371と、自己PR用録画データを格納する自己PR用録画データ格納領域373とを備えている。
履歴書データは、履歴書作成講座において会員により作成される履歴書の電子データ(電子履歴書)であり、自己PR用録画データは、録画用自己PR講座において会員により作成される自己紹介及び自己PR用の録画データである。この2つのデータについては、詳細に後述する。
メモリカード読書装置380は、メモリカードの読み書きを行うための装置である。メモリカードは、フラッシュROM等によって構成される記憶媒体であり、本実施形態では、RAM370の自己PR用録画データ格納領域373に格納された自己PR用録画データが、メモリカード読書装置380によって書き込まれる。
図3は、携帯型電話機4の機能構成を示すブロック図である。
携帯型電話機4は、CPU410と、入力部420と、表示部430と、音出力部435と、携帯用無線通信部440と、近距離無線通信部450と、ROM460と、RAM470と、通話マイク480とを備え、各部はバス490で相互にデータ通信可能に接続されて構成されている。
CPU410は、ROM460に記憶されているシステムプログラム等に従って各部を統括的に制御する。また、CPU410は、ROM460に記憶されているURL接続信号送信プログラム461を読み出してワークエリアに展開し、URL接続信号送信処理を実行する。
入力部420は、例えば操作キーにより実現され、押下されたキーの信号をCPU410に出力する。この入力部420によるキー操作により、通話要求、メールの送受信要求等がなされる。
表示部430は、入力部420からの各種指示に応じて、送受信したメールの内容等が
表示される表示装置であって、LCD等により構成される。
音出力部435は、通話中に通話相手の音声を出力する装置であって、スピーカ等により構成される。
携帯用無線通信部440は、携帯電話の通信サービス事業者が設置した無線基地局との間で無線信号の送受信をおこなうアンテナ、RF変換器等によって実現され、CPU410の制御に基づいて、無線信号の送受信を行い、通話やメールの送受信を実現する。
近距離無線通信部450は、IEEE802.11によるワイヤレスLAN規格やBluetooth(登録商標)によって実現され、CPU410の制御に基づいて、URL接続信号を発信する。このURL接続信号は、例えば学習端末3の近距離無線通信部350により受信される。
ROM460は、携帯型電話機4の備える各種機能を実現するためのプログラム等を記憶し、CPU410により読み出され、URL接続信号送信処理(図16参照)として実行されるURL接続信号送信プログラム461を記憶している。
URL接続信号送信処理とは、CPU410が、メールが表示部430に表示されているか否かを判定し、表示されていると判定した場合には、当該メールの本文中にURLが含まれているか否かを判定する処理である。そして、CPU410は、URLが含まれていると判定した場合には、URL接続信号の送信を開始すると共に、以後断続的に送信を続け、メールの表示が終了した場合には、URL接続信号の送信を停止する。このURL接続信号送信処理については、詳細に後述する。
RAM470は、CPU410により実行されるシステムプログラム、各種処理プログラム、各処理の処理中データ、処理結果などを一時的に記憶するワークエリアを形成する。
通話マイク480は、通話中にユーザ自身の音声を入力するためのマイクである。
図4は、学習管理サーバ6の機能構成を示すブロック図である。
学習管理サーバ6は、CPU610と、入力部620と、表示部630と、通信部640と、ROM650と、RAM660と、ハードディスク670とを備え、各部はバス690で相互にデータ通信可能に接続されて構成されている。
CPU610は、ROM650に記憶されているシステムプログラム等に従って各部を統括的に制御する。また、CPU610は、ハードディスク670に記憶されている学習管理プログラム671を始めとする各種処理プログラムを読み出してワークエリアに展開し、学習管理処理等を始めとする各種処理を実行する。
入力部620は、例えばキーボードにより実現され、押下されたキーの信号をCPU610に出力する。この入力部620は、主に学習管理サーバ6の管理者が、各種データの管理を行う際に用いられる。
表示部630は、例えば入力部620からの入力に応じた各種データが表示される表示装置であり、LCD等により構成される。
通信部640は、ネットワークカード、モデム又はTA、ルータ等により構成され、CPU610の制御に基づいて、無線通信回線、専用線、ツイストペアケーブル、光通信ケーブル等の通信回線と、それらを接続するインターネット等の通信ネットワークNを介して、学習端末3を始めとする外部機器との通信を行う。
ROM650は、学習管理サーバ6の各部を制御するためのシステムプログラム等を記憶する。
RAM660は、CPU610により実行されるシステムプログラム、各種処理プログラム、各処理の処理中データ、処理結果などを一時的に記憶するワークエリアを形成する。
ハードディスク670は、学習管理サーバ6が備える各種機能を実現するためのプログラムやデータ等を記憶し、CPU610により読み出され、学習管理処理(図12参照)として実行される学習管理プログラム671と、企業HP更新情報メール送信処理(図15参照)として実行される企業HP更新情報メール送信プログラム672と、履修コースデータ673と、講座コンテンツDB(Data Base)674と、企業情報データ675と、会員管理データ676と、会員履修データ677と、警告表示データ678と、履歴書データ679と、自己PR用録画データ680とを記憶している。
学習管理処理とは、CPU610が、学習端末3からのログイン要求に基づいたログイン処理を行うと共に、講座コンテンツの配信要求に従って、学習端末3に講座コンテンツを配信する処理である。そして、CPU610は、学習端末3から講座の受講終了通知を受信すると、会員の今後の学習の予想進度(以下、「予想進捗」と呼ぶ。)を算出し、この算出した予想進捗が予め定められた警告発動条件を満たす場合には、所定の警告メッセージを学習端末3に送信する。また、CPU610は、就職試験の履歴書締切日、筆記試験日及び面接試験日である選考期日が、算出した予想進捗に適合する企業の検索要求を学習端末3から受信した場合に、適合する企業を検索し、検索した企業の企業情報を学習端末3に送信する。この学習管理処理については、詳細に後述する。
企業HP更新情報メール送信処理とは、CPU610が1日1回行う処理であり、予め企業情報データ675(図8参照)に記憶されている各企業の採用情報ページにアクセスし、当該採用情報ページの更新日を取得する処理である。そして、CPU610は、各会員それぞれについて、当該会員の希望企業の採用情報ページが更新されていたか否かを判定し、更新されていたと判定した場合に、その旨と、当該採用情報ページのURLとを記載したメールを当該会員の学習端末3及び携帯型電話機4に送信する。この企業HP更新情報メール送信処理については、詳細に後述する。
履修コースデータ673は、会員が履修するコースや受講する講座の種類が予め記憶されたデータであり、コース名6731と、履修講座6733とが対応付けられたデータである。この履修コースデータ673のデータ構成例を図5に示す。
コースは、技術系コース、サービス系コース、外資系コース等の複数のコースからなる。コースは、企業情報データ675の職種6751にそれぞれ対応しており、各会員は、自身が希望する職種に従ってコースを選択する。
履修講座6773は、会員が受講する講座であり、準備段階6733aと、筆記試験対策6733bと、面接試験対策6733cとの3段階の講座に分けられている。この3つの段階は、企業情報データ675の3つの選考期日6757aにそれぞれ対応している。
準備段階6733aは、例えば一般常識講座、履歴書作成講座、録画用自己PR講座といった、各会員が就職試験の準備を行うための講座で構成される。この準備段階6733aに含まれる講座は、履歴書締切日までに受講を終了することが望ましい。従って、準備段階6733aは選考期日6757aのうちの履歴書締切日に対応する。
筆記試験対策6733bは、例えば小論文講座、一般数学講座、英語講座といった、就職試験における筆記試験の対策を行うための講座で構成される。この筆記試験対策6733bに含まれる講座は、筆記試験日までに受講を終了することが望ましい。従って、筆記試験対策6733bは、選考期日6757aのうちの筆記試験日に対応する。
面接対策講座6733cは、例えばビジネスマナー講座、ビジネス英会話講座、自己PR講座といった、就職試験における面接試験の対策を行うための講座で構成される。この面接試験対策6733cに含まれる講座は、面接試験日までに受講を終了することが望ましい。従って、面接対策講座6733cは、選考期日6757aのうちの面接試験日に対応する。
会員が受講可能な講座はコース毎に予め決められており、例えば外資系コースを選択した会員が筆記試験対策6733bにおいて受講する講座は、小論文講座及び一般数学講座である。但し、準備段階6733aの講座のうち、履歴書作成講座及び録画用自己PR講座は全てのコースに含まれ、全会員が受講することになる。
また、それぞれの講座は、受講の日数及び受講の順番が決められている。例えば技術系コースを選択した会員は、初日から3日目までは一般常識講座、4日目は履歴書作成講座、5日目は録画用自己PR講座、6日目及び7日目は小論文講座といった具合に講座を受講していく。
講座コンテンツDB674は、ビデオデータ等の各講座のコンテンツ(以下、「講座コンテンツ」と呼ぶ。)が記憶されたデータベースであり、その構成例を図6に示す。ここでは、一般常識講座6741、ビジネスマナー講座6743及び履歴書作成講座6745の講座コンテンツについて説明する。
一般常識講座6741は、受講の日数が3日であり、講師による講座を収録したビデオデータ6741aを3日分講座コンテンツとして含んでいる。このビデオデータ6741aが学習端末3に配信されることで、学習端末3の表示部330において放映される一般常識講座の一場面である表示画面W10を図7(a)に示す。
表示画面W10では、左部の講師画面TW10において、講師が黒板を使用しながら講義を行う様子が映し出されている。
ビジネスマナー講座6743は、受講の日数が1日であり、会員側と講師側との間で双方向の通信が行われる、インタラクティブな講座である。ビジネスマナー講座6743は、学習端末3と、講師端末7とが双方向にデータ通信を行うことを可能にする双方向通信設定データ6743aを講座コンテンツとして含んでいる。双方向通信設定データ6743aが学習端末3に配信され、学習管理サーバ6により学習端末3と講師端末7とが接続されることで実現されるビジネスマナー講座の一場面である表示画面W12を図7(b)に示す。
表示画面W12では、左部の講師画面TW12において、講師が黒板を使用しながらリアルタイムに講義を行う様子が映し出されている。また、右部の会員画面SW12には、会員自身の姿が映し出されている。
会員の映像は講師端末7に送信され、講師は会員の映像を見て悪い箇所を指摘しながら、講義を進行していく。一方、学習端末3の会員は、会員画面SW12に映し出される自身の姿を見ながら、講師の指摘に沿って悪い箇所を改善していく。
履歴書作成講座6745は、受講の日数が1日であり、会員側と講師側との間で双方向の通信が行われる、インタラクティブな講座である。履歴書作成講座6745は、双方向通信データ6745aと、履歴書お手本データ6745bと、履歴書雛形データ6745cとを講座コンテンツとして含んでいる。
履歴書お手本データ6745bは、学習端末3の表示部330に表示され、会員がお手本とする履歴書の電子データである。履歴書雛形データ6745cは、学習端末3の表示部330に表示され、会員が作成する履歴書のひな形となる電子データである。双方向通信設定データ6745a、履歴書お手本データ6745b及び履歴書雛形データ6745cが学習端末3に配信され、学習管理サーバ6により学習端末3と講師端末7とが接続されることで実現される履歴書作成講座の一場面である表示画面W14を図7(c)に示す。
表示画面W14では、左部の講師画面TW14において、講師が黒板を使用しながらリアルタイムに講義を行う様子が映し出されている。また、右上部のお手本履歴書画面RW14には、履歴書のお手本が表示され、右下部の会員作成履歴書画面RW15には、履歴書の雛形が表示される。
会員は、お手本履歴書画面RW14に表示された履歴書のお手本を参考にしながら、会員履歴書作成画面RW15に表示されたひな形である履歴書に文字を入力・更新していくことで、希望企業に提出する履歴書を作成する。そして、作成した履歴書を履歴書データとして学習管理サーバ6に送信すると共に、自身の学習端末3の履歴書データ格納領域371に格納する。尚、学習端末3から送信された履歴書データは、学習管理サーバ6のハードディスク670に履歴書データ679として記憶される。
また、図示しないが、録画用自己PR講座の講座コンテンツにも双方向通信設定データが含まれ、講師がリアルタイムに講義を行い、会員側と講師側との間で双方向の通信が行われる、インタラクティブな講座の形式を採る。録画用自己PR講座では、会員が自己紹介及び自己PRの練習を行い、講師は会員の映像を見て悪い箇所を指摘しながら、講義を進行していく。そして、講座の最後に、会員は希望企業に提出する自己紹介及び自己PRを録画し、自己PR用録画データとして学習管理サーバ6に送信すると共に、自身の学習端末3の自己PR用録画データ格納領域373に格納する。尚、学習端末3から送信された自己PR用録画データは、学習管理サーバ6のハードディスク670に自己PR用録画データ680として記憶される。
企業情報データ675は、複数の企業についての企業情報が予め記憶されたデータであり、職種6751と、企業の名称6753と、業務内容6755と、採用情報6757と、企業HP情報6759とが対応付けられて蓄積されたデータである。この企業情報データ675のデータ構成例を図8に示す。
採用情報6757は、企業の採用に係る情報であり、履歴書の提出締切の日付である履歴書締切日、筆記試験の日付である筆記試験日及び面接試験の日付である面接試験日で構成される選考期日6757aと、採用条件6757bとで構成される。但し、本実施形態では、選考期日6757aは何れの企業も1日ずつあるものとして説明する。
企業HP情報6759は、企業のHPのトップページのURLであるトップページURL6759aと、採用情報ページのURLである採用情報ページURL6759bと、採用情報ページの更新日である更新日6759cとで構成される。
企業HP更新情報メール送信処理において、CPU610は、この企業情報データ675に記憶された各企業の採用情報ページURL6759cにアクセスし、採用情報ページの更新日を取得する。そして、CPU610は、取得した更新日で、企業情報データ675の更新日6759cを更新する。
会員管理データ676は、学習管理サーバ6が登録されている会員を管理するためのデータであり、会員番号6761と、パスワード6762と、ログイン有無6763と、氏名6764と、職業6765と、メールアドレス6766と、携帯向メール送信設定フラグ6767とが会員毎に対応付けられたデータである。この会員管理データ676のデータ構成例を図9に示す。
会員番号6761は、各会員をユニークに識別するための識別番号である。パスワード6762は、ログイン処理の際に利用され、正規会員以外の不正なログインを防止するための情報である。ログイン有無6763は、会員が現在学習管理サーバ6にログインしているか否かを示す情報である。
氏名6764は、会員の氏名であり、職業6765は、会員の職業である。メールアドレス6766は、会員が使用する学習端末3及び携帯型電話機4それぞれのメールアドレスである。
携帯向メール送信設定フラグ6767は、学習管理サーバ6が、会員の希望企業の採用情報ページが更新された場合に、当該会員の携帯型電話機4にその旨のメールを送信するか否かを設定するフラグである。つまり、携帯向メール送信設定フラグ6767がONに設定された会員の携帯型電話機4には、採用情報ページ更新のお知らせのメールが送信され、OFFに設定された会員には送信されない。
学習管理処理において、CPU610は、携帯型電話機4へのメール送信設定を学習端末3から要求された場合に、当該学習端末3を使用する会員の携帯向メール送信設定フラグ6767をONに設定する。
会員履修データ677は、学習管理サーバ6が各会員の履修状況を管理するためのデータであり、会員番号6771と、希望職種6772と、希望企業6773と、履修コース6774と、履修進捗データ6775と、予想進捗6776とが対応付けられたデータである。この会員履修データ677のデータ構成例を図10に示す。
希望職種6772は、当該会員が就職を希望する職種である。希望企業6773は、当該会員が就職を希望する企業の名称である。履修コース6774は、当該会員が希望するコースである。
履修進捗データ6775は、講座と、当該講座を当該会員が受講した受講日とが対応付けられたデータである。予想進捗6776は、履修講座6733の3つの段階それぞれについて、当該会員が全ての講座の受講を終了する予想日(以下、「予想終了日」と呼ぶ。)である。つまり、予想進捗6776は、準備段階6733aの予想終了日である予想準備段階終了日6776aと、筆記試験対策6733bの予想終了日である予想筆記試験対策終了日6776bと、面接試験対策6733cの予想終了日である予想面接試験対策終了日6776cとで構成される。
学習管理処理において、CPU610は、学習端末3から講座の受講終了通知を受信すると、当該会員が受講した講座に対応する受講日を現在の日付とすることで、履修進捗データ6775を更新する。そして、CPU610は、更新した履修進捗データ6775を参照し、当該会員が受講済みの講座の受講日の間隔に基づいて、予想進捗6776を推定する。より具体的には、受講日の間隔の平均値に未受講の講座の個数を乗算した日数を、現在の日付に加算することで、予想進捗6776を推定する。
また、予想進捗6776には、予想準備段階終了日6776aと、予想筆記試験対策終了日6776bと、予想面接試験対策終了日6776cとが含まれるが、これら全てを推定するわけではなく、当該会員が最後に受講した講座が含まれる段階に対応する予想終了日のみを推定する。つまり、当該会員が最後に受講した講座が準備段階6733aの講座であった場合には、予想準備段階終了日6776aのみを推定し、面接試験対策6733cの講座であった場合には、予想面接試験対策終了日6776cのみを推定する。
警告表示データ678は、学習管理サーバ6が学習端末3に対して送信・表示させる警告メッセージの内容が予め記憶されたデータであり、警告発動条件6781と、警告メッセージの内容である表示内容6783とが対応付けられたデータである。この警告表示データ678のデータ構成例を図11に示す。
警告発動条件6781は、警告が発動される条件であり、最終履修講座6781aと、進捗遅れ6781bとで構成される。
最終履修講座6781aは、履修講座6733のうち、当該会員が最後に受講した講座が含まれる段階を示すものである。進捗遅れ6781bは、最終履修講座6781aが含まれる段階の予想進捗6776が、当該会員の希望企業6773の選考期日6757aから遅れている日数である。例えば最終履修講座6781aが準備段階6733aの講座である場合には、予想準備段階終了日6776aが履歴書締切日から遅れている日数が、進捗遅れ6781bとなる。
学習管理処理において、CPU610は、会員の最終履修講座6781aを特定し、特定した最終履修講座6781aが含まれる段階の予想進捗6776及び選考期日6757aから進捗遅れ6781bを算出する。そして、何れかの警告発動条件6781が成立したか否かを判定し、成立したと判定した場合には、対応する表示内容6783を含んだ警告メッセージを、学習端末3に送信する。
例えば、最終履修講座6781aが準備段階の講座であり、予想準備段階終了日6776aが当該会員の希望企業6773の履歴書締切日から5日後である場合には、進捗遅れ6781bは「5日」と算出される。そして、警告発動条件6781が成立したと判定され、「この学習ペースでいくと、希望企業の履歴書締切日に遅れてしまいます。学習ペースを上げて下さい。」といった警告メッセージが、学習端末3に送信される。
〔処理の流れ〕
次に、処理の流れについて説明する。
図12は、学習端末3が行うネット学習処理及び学習管理サーバ6が行う学習管理処理の流れを示すフローチャートである。同図において、左側はネット学習処理を示し、右側は学習管理処理を示す。
先ず、学習端末3のCPU310は、ログイン認証を受けるために学習管理サーバ6にアクセスしてログイン要求を行う(ステップA1)。学習管理サーバ6のCPU610は、ログイン要求が行われると、ログイン処理を実行する(ステップS1)。具定的には、ログイン要求に含まれる会員番号及びパスワードと、会員管理データ676とに基づいて、正規の会員であるか否かの認証を行う。
次に、学習端末3のCPU310は、会員の入力操作に基づいて、学習管理サーバ6に対し講座コンテンツの配信を要求する(ステップA3)。学習管理サーバ6のCPU610は、講座コンテンツの配信が要求されると、当該要求に基づいて講座コンテンツDB674に含まれる講座コンテンツを配信する(ステップS3)。
具体的には、学習端末3から配信を要求された講座が、会員側と講師側との間のインタラクティブな講座ではない場合には、CPU610は、ビデオデータを学習端末3に配信する。一方、配信を要求された講座がインタラクティブな講座である場合には、CPU610は、双方向通信設定データ等を学習端末3に配信すると共に、学習端末3と講師端末7との接続を確立する。
そして、配信された講座コンテンツを受信すると(ステップA5)、学習端末3のCPU310は、受信した講座コンテンツに基づいた映像を表示部330に表示させると共に
、音声を音出力部335から出力させて講座を開始する(ステップA7)。そして、学習端末3のCPU310は、講座が終了したか否かを判定し(ステップA9)、終了していないと判定した場合には(ステップA9;No)、そのまま待機し、終了したと判定した場合には(ステップA9;Yes)、受講終了通知を学習管理サーバ6に送信する(ステップA11)。
学習管理サーバ6のCPU610は、学習端末3から受講終了通知を受信したか否かを判定し(ステップS5)、受信していないと判定した場合には(ステップS5;No)、そのまま待機し、受信したと判定した場合には(ステップS5;Yes)、会員が受講した講座に対応する受講日を現在の日付とすることで、会員履修データ677の履修進捗データ6775を更新する(ステップS7)。
そして、学習管理サーバ6のCPU610は、会員履修データ677の履修進捗データ6775と、履修コースデータ673とに基づいて、予想進捗6776を推定する(ステップS9)。具体的には、会員が受講済みの講座の受講日の間隔の平均を求め、求めた平均間隔に未受講の講座の個数を乗算した日数を、現在の日付に加算する。そして、会員が最後に受講した講座が含まれる段階の予想終了日を求め、予想進捗6776に設定する。
次いで、学習管理サーバ6のCPU610は、最終履修講座6781aを特定すると共に、進捗遅れ6781bを算出する。そして、CPU610は、何れかの警告発動条件6781が成立したか否かを判定する(ステップS11)。
ステップS11において警告発動条件6781が成立しなかったと判定した場合には(ステップS11;No)、学習管理サーバ6のCPU610は、ステップS15へと処理を移行する。また、警告発動条件6781が成立したと判定した場合には(ステップS11;Yes)、CPU610は、最終履修講座6781aが含まれる段階における予想進捗6776及び希望企業6773の選考期日6757a(例えば最終履修講座6781aが準備段階6733aの講座である場合には、予想準備段階終了日6776a及び履歴書締切日)と、表示内容6783に基づいた警告メッセージとを学習端末3に送信する(ステップS13)。
学習端末3のCPU310は、警告メッセージ等を受信したか否かを判定し(ステップA13)、受信しなかったと判定した場合には(ステップA13;No)、ステップA17へと処理を移行する。また、受信したと判定した場合には(ステップA13;Yes)、CPU310は、受信した予想進捗6776及び希望企業6773の選考期日6757aと、警告メッセージとを表示部330に表示させる(ステップA15)。
次いで、学習端末3のCPU310は、会員により選考期日6757aが予想進捗6776に適合する企業を検索する旨の入力がなされたか否かを判定し(ステップA17)、なされなかったと判定した場合には(ステップA17;No)、ステップA23へと処理を移行し、なされたと判定した場合には(ステップA17;Yes)、学習管理サーバ6に対して企業の検索を要求する(ステップA19)。
学習管理サーバ6のCPU610は、学習端末3から企業の検索要求が送信されてきたか否かを判定し(ステップS15)、送信されてこなかったと判定した場合には(ステップS15;No)、ステップS21へと処理を移行する。また、送信されてきたと判定した場合には(ステップS15;Yes)、CPU610は、企業情報データ675を参照し、会員の希望職種6772と同じ職種6751であり、選考期日6757aが予想進捗6776よりも後であって、且つ7日以内の企業を検索する(ステップS17)。
そして、学習管理サーバ6のCPU610は、ステップS17において検索した企業の企業情報を企業情報データ675から読み出し、学習端末3に送信する(ステップA19)。ここで、学習端末3に送信する企業情報は、例えば企業の名称6753、業務内容6755、選考期日6757a、採用条件6757b及び採用情報ページURL6759bである。
学習端末3のCPU310は、受信した企業情報を表示部330に表示させる(ステップA21)。そして、CPU310は、会員により携帯型電話機4への希望企業6773のHP更新情報のメール送信を設定する旨の入力がなされたか否かを判定し(ステップA23)、なされなかったと判定した場合には(ステップA23;No)、ステップA27へと処理を移行し、なされたと判定した場合には(ステップA23;Yes)、学習管理サーバ6に対して携帯向メール送信をする旨の設定を要求する(ステップA25)。
学習管理サーバ6のCPU610は、学習端末3から携帯向メール送信設定の要求が送信されてきたか否かを判定し(ステップS21)、送信されてこなかったと判定した場合には(ステップS21;No)、ステップS25へと処理を移行し、送信されてきたと判定した場合には(ステップS21;Yes)、会員管理データ676の携帯向メール送信設定フラグ6767をONに設定する(ステップA23)。
そして、学習端末3のCPU310は、会員によりログアウト要求がなされたか否かを判定し(ステップA27)、なされなかったと判定した場合には(ステップA27;No)、ステップA3へと戻り、なされたと判定した場合には(ステップA27;Yes)、学習管理サーバ6に対してログアウトを要求して(ステップA29)、ネット学習処理を終了する。
一方、学習管理サーバ6のCPU610は、学習端末3からログアウト要求を受信したか否かを判定し(ステップS25)、受信しなかったと判定した場合には(ステップS25;No)、ステップS3へと戻り、受信したと判定した場合には(ステップS25;Yes)、ログアウト処理を行って(ステップS27)、学習管理処理を終了する。
次に、学習端末3が行うネット学習処理及び学習管理サーバ6が行う学習管理処理の具体例について、学習端末3の表示部330に表示される表示画面例を参照して説明する。
図13は、学習端末3の表示部330に警告メッセージが表示された場合の表示画面の一例である表示画面W20を示す図である。尚、表示画面W20に表示されている内容は、図8の企業情報データ675及び図10の会員履修データ677の内容に基づいたものである。
先ず、会員の最終履修講座6781aが準備段階6733aの講座であったため、予想準備段階終了日6776aが学習管理サーバ6により推定され、ここでは「4/25」とされる(図12のステップS9)。また、会員の希望企業6773は「AA株式会社」であり、その履歴書締切日が「4/20」であることから、進捗遅れ6781bは「5日」と算出され、警告発動条件6781が成立したと判定される(図12のステップS11;Yes)。
そして、推定された予想準備段階終了日6776aと、「AA株式会社」の履歴書締切日と、警告メッセージとが学習管理サーバ6から学習端末3に送信され(図12のステップS13)、学習端末3の表示部330に表示画面W20が表示される(図12のステップA15)。
表示画面W20では、予想準備段階終了日6776aである「4/25」と、履歴書締切日である「4/20」と、警告メッセージである「この学習ペースでいくと、希望企業の履歴書締切日に遅れてしまいます。学習ペースを上げて下さい。」とが表示されている。
図14は、学習端末3の表示部330に検索された企業の企業情報が表示された場合の表示画面の一例である表示画面W22を示す図である。
図13の表示画面W20が表示された後に、会員により企業の検索要求がなされたために(図12のステップA17;Yes)、学習端末3から学習管理サーバ6に対して企業の検索が要求される(図12のステップA19)。
すると、学習管理サーバ6により、企業情報データ675の中から、会員の希望職種6772である「技術系」の職種6751であり、会員の予想準備段階終了日6776aである「4/25」から7日以内に履歴書締切日を有する企業が検索される(図12のステップS17)。そして、検索された企業の企業情報が学習管理サーバ6から学習端末3に送信され(図12のステップS19)、学習端末3の表示部330に表示画面W22が表示される(図12のステップA21)。
表示画面W22では、履歴書締切日が「4/27」である「AE株式会社」や、「4/30」である「AH株式会社」の企業情報が表示されている。
図15は、学習管理サーバ6が行う企業HP更新情報メール送信処理の流れを示すフローチャートである。この企業HP更新情報メール送信処理は、学習管理サーバ6が1日1回行う処理である。
先ず、学習管理サーバ6のCPU610は、各企業についてループAの処理を繰り返し実行する。
ループAでは、CPU610は、企業情報データ675の採用情報ページURL6759bに基づいて、対象となる企業(以下、「対象企業」と呼ぶ。)の採用情報ページにアクセスする(ステップT1)。
次いで、CPU610は、当該採用情報ページの更新日を取得し(ステップT3)、取得した更新日で、企業情報データ675の対象企業の更新日6759cを更新する(ステップT5)。そして、CPU610は、各企業について処理を行った後、ループAの処理を終了する。
次に、CPU610は、各会員についてループBの処理を繰り返し実行する。
ループBでは、CPU610は、企業情報データ675を参照し、各会員(以下、当該ループの処理対象の会員を「対象会員」と呼ぶ。)の希望企業6773の採用情報ページの更新日6759cを取得する(ステップT7)。
そして、CPU610は、取得した更新日6759cが本処理の実行日であるか否かを判定することで、変更されたか否かを判定し(ステップT9)、変更されたと判定した場合には(ステップT9;Yes)、対象会員の希望企業6773の採用情報ページが更新された旨と、採用情報ページURL6759bとを本文中に記載したメールを、対象会員の学習端末3に送信する(ステップT11)。
次いで、CPU610は、会員管理データ676を参照し、対象会員の携帯向メール送信設定フラグ6767がONであるか否かを判定し(ステップT13)、ONであると判定した場合には(ステップT13;Yes)、対象会員の希望企業6773の採用情報ページが更新された旨と、採用情報ページURL6759bとを本文中に記載したメールを、対象会員の携帯型電話機4に送信する(ステップT15)。そして、CPU610は、各会員について処理を行った後、ループBの処理を終了し、企業HP更新情報メール送信処理を終了する。
また、ステップT9において更新日6759cが変更されていないと判定した場合(ステップT9;No)、又はステップT13において携帯向メール送信設定フラグ6767がOFFであったと判定した場合には(ステップT13;No)、CPU610は、次の対象会員についてステップT7〜T15の処理を行う。
図16は、学習端末3が行うURL接続処理及び携帯型電話機4が行うURL接続信号送信処理の流れを示すフローチャートである。このURL接続処理及びURL接続信号送信処理は、学習端末3及び携帯型電話機4それぞれにおいて常駐的に実行されている処理である。
先ず、携帯型電話機4のCPU410は、メールが表示されたか否かを判定し(ステップP1)、表示されていないと判定した場合には(ステップP1;No)、そのまま待機し、表示されたと判定した場合には(ステップP1;Yes)、当該表示されたメールの本文中に、URLが含まれているか否かを判定する(ステップP3)。
ステップP3において、URLが含まれていないと判定した場合には(ステップP3;No)、CPU410は、ステップP7へと処理を移行し、URLが含まれていると判定した場合には(ステップP3;Yes)、当該URLを含んだURL接続信号の送信を開始し(ステップP5)、以後断続的にURL接続信号を送信する。
学習端末3のCPU310は、URL接続信号の受信を監視しており(ステップB1)、受信したと判定した場合には(ステップB1;Yes)、Webブラウザを起動し、受信したURL接続信号に含まれるURLに接続する(ステップB3)。そして、CPU310は、ステップB1に戻る。
一方、携帯型電話機4のCPU410は、メールの表示が終了したか否かを判定し(ステップP7)、未だ表示されていると判定した場合には(ステップP7;No)、そのまま待機し、終了したと判定した場合には(ステップP7;Yes)、URL接続信号を送信中であるか否かを判定する(ステップP9)。
ステップP9においてURL接続信号を送信中ではないと判定した場合には(ステップP9;No)、CPU410は、ステップP1に戻り、URL接続信号を送信中であると判定した場合には(ステップP9;Yes)、URL接続信号の送信を停止して(ステップP11)、ステップP1に戻る。
次に、学習端末3が行うURL接続処理及び携帯型電話機4が行うURL接続信号送信処理の具体例について、携帯型電話機4の表示部430及び学習端末3の表示部330に表示される表示画面例を参照して説明する。
図17は、携帯型電話機4において、希望企業の採用情報ページ更新のお知らせのメールが表示部430に表示された表示画面の一例である表示画面PW10を示す図である。
会員の希望企業6773である「AA株式会社」の採用情報ページが更新され(図15のステップT1〜T9;Yes)、会員の携帯向メール送信設定フラグ6767がONであったために(図15のステップT13;Yes)、学習管理サーバ6から会員の携帯型電話機4にその旨のメールが送信される(図15のステップT15)。そして、受信したメールを表示させたことで、表示画面PW10が表示される。
表示画面PW10では、メールの件名と本文とが表示され、本文中には、会員の希望企業6773である「AA株式会社」の採用情報ページが更新された旨と、「AA株式会社」の採用情報ページURL6759bである「http://www.aa.co.jp/recruit/index.html」とが記載されている。
図18は、携帯型電話機4から送信されたURL接続信号を、学習端末3が受信する様子を示す図である。
図17の表示画面PW10が表示された状態においては(図16のステップP1;Yes)、メールの本文中にURLが含まれるため(図16のステップP3;Yes)、携帯型電話機4から、当該URL「http://www.aa.co.jp/recruit/index.html」を含んだURL接続信号が断続的に送信される(図16のステップP5)。この状態で、会員が携帯型電話機4を学習端末3に近づけ、学習端末3の受信可能エリア内に携帯型電話機4が位置すると、学習端末3はURL接続信号を受信する。
図19は、受信したURL接続信号に含まれるURLに接続することで学習端末3の表示部330に表示される表示画面の一例である表示画面W30を示す図である。
学習端末3は、携帯型電話機4からURL接続信号を受信したことで(図16のステップB1;Yes)、Webブラウザを起動し、URL「http://www.aa.co.jp/recruit/index.html」に接続する(図16のステップB3)。そして、学習端末3の表示部330には表示画面W30が表示される。
表示画面W30では、URL「http://www.aa.co.jp/recruit/index.html」が、会員の希望企業6773である「AA株式会社」の採用情報ページURL6759bであるために、「AA株式会社」の採用情報ページが表示される。
〔履歴書の提出〕
次に、図20及び図21を参照して、履歴書作成講座及び録画用自己PR講座において作成される電子履歴書及び自己PR用録画データの企業への提出について説明する。図5を参照して説明した通り、全ての履修コースには、準備段階の講座として履歴書作成講座及び録画用自己PR講座が組み込まれている。
履歴書作成講座において作成された電子履歴書のデータは学習端末3の履歴書データ格納領域371に格納されるとともに、学習管理サーバ6のハードディスク670に履歴書データ679として記憶される。
また、録画用自己PR講座において作成された自己PR用録画データは学習端末3の自己PR用録画データ格納領域373に格納されるとともに、学習管理サーバ6のハードディスク670に自己PR用録画データ680として記憶される。
就職希望企業の募集に応募する場合、先ず履歴書を提出する必要があるが、当該企業が電子履歴書を受け入れる企業である場合には、履歴書作成講座において作成された電子履歴書のデータを当該企業に送信することで、履歴書の提出を行うことができる。また、紙面による履歴書を受け入れる企業であっても、次のようなメモリカードを添付することで自己PRを行うことができる。即ち、会員は、録画用自己PR講座において作成された自己PRの録画データをメモリカード読書装置380でメモリカードに書き込む。そして、書き込んだメモリカードを、紙面の履歴書に貼付することで添付し、当該履歴書を就職希望企業に送付する。図20は、メモリカードが貼付された紙面による履歴書を示す図である。同図において、履歴書R10の位置MA10にメモリカードが貼付される。
また、会員自ら履歴書等を企業に提出するのではなく、学習コンテンツ配信システム5が履歴書等の提出を代行することとしてもよい。即ち、学習管理サーバ6は、履歴書作成講座及び録画用自己PR講座で作成された履歴書データ679及び自己PR用録画データ680を記憶しているため、当該会員の就職希望企業宛に、当該データを送信することで履歴書等の提出を代行することができる。図21は、学習管理サーバ6による企業サーバ8への履歴書等の代行提出を説明するための図である。学習管理サーバ6が就職希望先の企業にデータを提出するため、会員は履歴書の提出し忘れといった不測の事態を回避することができる。
〔作用効果〕
本実施形態によれば、学習端末3からの受講要求に応じて、学習管理サーバ6は学習端末3に講座コンテンツを配信する。また、学習管理サーバ6は、履修進捗データ6775と、履修コースデータ673とに基づいて、会員の予想進捗6776を推定し、推定した予想進捗6776に応じた警告メッセージを学習端末3に送信する。従って、会員は、学習端末3を用いて好きな時に講座を受講することができるが、講座を受講する頻度が低下して学習の進度が遅くなった場合には、その進捗に応じた警告メッセージを受け取ることとなる。よって、講座を何時でも受講できるという会員のメリットを損なうことなく、学習の進捗遅れに対する適切な支援を行う学習管理装置(サーバ)が実現できる。
また、学習管理サーバ6は、会員の要求に応じて予想進捗6776に適合する選考期日6757aを有する企業を検索し、検索した企業の企業情報を学習端末3に送信する。従って、会員に対して、現在の学習ペースで受講していった場合に、試験を受けるのに適した試験日を有する企業を知らせることのできる学習管理装置(サーバ)を実現し得る。
また、学習管理サーバ6は、企業情報データ675に記憶されている各企業の採用情報ページが更新されたか否かを1日1回監視し、会員の希望企業6773の採用情報ページが更新されていた場合には、その旨と、採用情報ページURL6759bとを記載したメールを会員の携帯型電話機4に送信する。そして、会員が、携帯型電話機4に送信されたメールを表示した状態にすると、表示されている採用情報ページURL6759bを含んだURL接続信号が携帯型電話機4から送信され、このURL接続信号を学習端末3が受信すると、会員の希望企業6773の採用情報ページにアクセスする。
従って、就職活動を行っている会員にとって有益な情報である希望企業のホームページの情報が更新されたか否かをいち早く知らせることのできるシステムを実現し得る。また会員は、学習端末3で閲覧したい企業のホームページがあった場合、携帯型電話機4で当該HPのURLを表示した状態にすれば良いため、簡単に当該企業のホームページを当該学習端末3で閲覧できるようになる。
〔変形例〕
(A)予想進捗の推定及び警告メッセ−ジの表示
本実施形態では、会員が最後に受講した講座が含まれる段階のみに対する予想進捗6776を推定することとして説明した。つまり、例えば会員が最後に受講した講座が準備段階6733aの講座であった場合には、予想準備段階終了日6776aのみを推定することとして説明した。しかし、予想準備段階終了日6776a、予想筆記試験対策終了日6776b及び予想面接試験対策終了日6776c全ての予想進捗6776を推定することにしても良い。
また、この場合は、各段階について警告発動条件6781が成立したか否かを判定し、警告発動条件6781が成立した段階が1つでもあれば、警告メッセージを送信・表示させるようにする。例えば予想準備段階終了日6776a及び予想筆記試験対策終了日6776bについては警告発動条件6781が成立しないが、予想面接試験対策終了日6776cについて警告発動条件6781が成立する場合には、希望企業6773の面接試験日に遅れる可能性がある旨の警告メッセージを学習端末3に送信・表示させる。
(B)選考期日
本実施形態では、各企業について選考期日6757aはそれぞれ1日ずつであるものとして説明した。しかし、企業によっては、筆記試験日や面接試験日を複数設定している場合がある。この場合は、各試験日に対して警告発動条件6781が成立したか否かを判定し、予想進捗6776が何れの試験日にも間に合わない場合に限り、警告メッセージを送信・表示させるようにするとしても良い。例えば会員が最後に受講した講座が筆記試験対策6733bの講座であり、希望企業6773の筆記試験日が複数存在する場合には、予想筆記試験対策終了日6776bが何れの筆記試験日にも間に合わない場合に限り、警告メッセージを送信・表示させる。
また、予想筆記試験対策終了日6776bが、最先の筆記試験日には間に合わないが、例えば次の筆記試験日の間近であるような場合には、当該筆記試験日を学習端末3に通知し、会員が当該筆記試験日に受験することが適切であることを報知するようにするとしても良い。
(C)警告の出力形態
会員に対しての警告の出力形態は、メッセージの表示に限られず、音出力であっても良い。
(D)学習コンテンツ配信システム
本実施形態における学習コンテンツ配信システム5は、就職試験用の講座コンテンツを配信するものとして説明したが、例えば資格試験用の講座コンテンツや、職業訓練用の講座コンテンツを配信することにしても良い。
(E)Web面接システム
学習コンテンツ配信システム5を介して企業が会員と面接を行うような構成を採っても良い。この場合、学習管理サーバ6は、会員から面接の申し込みがあった場合には、会員の希望企業にアクセスして面接を予約する。そして、面接試験日には、学習管理サーバ6が学習端末3と企業サーバ8とを接続し、会員と企業との間でWeb面接が行われるようにする。
(F)メールの内容
本実施形態では、学習管理サーバ6から会員の携帯型電話機4に送信されるメールには、会員の希望企業6773の採用情報ページURL6759bが記載されるものとして説明したが、例えばトップページURL6759aが記載されるようにしても良い。また、採用情報ページURL6759bは必ずしもメールの本文中に記載されている必要は無く、件名に記載されていても良い。
(G)URL接続信号の送信
本実施形態では、携帯型電話機4において本文中にURLが記載されたメールが表示されることで、URL接続信号が送信されるものとして説明した。しかし、URLが本文中ではなく件名に記載されている場合にも、URL接続信号を送信することにしても良いのは勿論である。
また、携帯型電話機4にURL接続信号の送信を開始するためのURL接続信号送信キーを備え、このURL接続信号送信キーが押下されることでURL接続信号が送信されるようにしても良い。また、昨今広く普及している折畳式の携帯型電話機において、URLが記載されたメールが表示された状態で携帯型電話機が閉じられることで、URL接続信号が送信されるようにしても良い。このような構成を採ることで、URL接続信号がむやみに送信されることを防止することができる。
(H)履歴書及びメモリカード
本実施形態では、紙の履歴書の所定位置にメモリカードを貼付するためのメモリカード貼付部が備えられるものとして説明した。しかし、このような構成を採るのはなく、例えばポケット状のメモリカード収納部を所定位置に備え、このメモリカード収納部にメモリカードが収納される構成を採っても良い。
また、メモリカードには、第三者による内容の読み取りを防止するため、会員がパスワードでロックをかけるようにしても良い。そして、会員は、就職希望企業にパスワードを通知し、人事担当者は、通知されたパスワードを用いてメモリカードの内容を確認する。
就職活動用学習システムの概要を示す図。 学習端末の機能構成を示すブロック図。 携帯型電話機の機能構成を示すブロック図。 学習管理サーバの機能構成を示すブロック図。 履修コースデータのデータ構成例を示す図。 講座コンテンツDBの構成例を示す図。 各種講座の一場面を示す図。 企業情報データのデータ構成例を示す図。 会員管理データのデータ構成例を示す図。 会員履修データのデータ構成例を示す図。 警告表示データのデータ構成例を示す図。 ネット学習処理及び学習管理処理の流れを示すフローチャート。 警告メッセージが表示された表示画面例を示す図。 検索された企業情報が表示された表示画面例を示す図。 企業HP更新情報メール送信処理の流れを示すフローチャート。 URL接続処理及びURL接続信号送信処理の流れを示すフローチャート。 携帯型電話機において、希望企業の採用情報ページ更新のメールが表示された表示画面例を示す図。 携帯型電話機から送信されるURL接続信号を、学習端末が受信する様子を示す図。 学習端末において、受信したURL接続信号に含まれるURLに接続した場合に表示される表示画面例を示す図。 会員の自己PR用録画データが記憶されたメモリカードを具備した履歴書を示す図。 会員の履歴書データ及び自己PR用録画データが、学習管理サーバから企業サーバに送信される様子を示す図。
符号の説明
1 就職活動用学習システム
2 学習端末側システム
3 学習端末
3a Webカメラ
3b Webマイク
310 CPU
320 入力部
330 表示部
335 音出力部
340 通信部
350 近距離無線通信部
360 ROM
370 RAM
380 メモリカード読書装置
390 バス
4 携帯型電話機
410 CPU
420 入力部
430 表示部
435 音出力部
440 携帯用無線通信部
450 近距離無線通信部
460 ROM
470 RAM
480 通話マイク
490 バス
5 学習コンテンツ配信システム
6 学習管理サーバ
610 CPU
620 入力部
630 表示部
640 通信部
650 ROM
660 RAM
670 ハードディスク
690 バス
7 講師端末
7a Webカメラ
7b Webマイク
8 企業サーバ

Claims (8)

  1. 学習者が使用する複数の学習端末に通信回線を介して接続された学習管理装置において、
    前記通信回線を介して、学習者が学習の対象とする講座コンテンツを前記学習端末に配信するコンテンツ配信手段と、
    このコンテンツ配信手段により配信された講座コンテンツと予め定められている学習者の学習計画とに基づいて、学習の進度に関する進捗を推定する進捗推定手段と、
    この進捗推定手段による進捗推定の結果に基づいて進捗遅れの発生を検知する遅れ検知手段と、
    この遅れ検知手段による検知に応じて所定のメッセージを前記学習端末に送信する送信手段と、
    を備えることを特徴とする学習管理装置。
  2. 前記遅れ検知手段は、前記進捗推定手段により推定された進捗に従った進度で学習した場合、学習計画の遂行が予め定められた期日に間に合わない場合を進捗遅れとして検知することを特徴とする請求項1に記載の学習管理装置。
  3. 所定試験が行われる複数の試験日を記憶する試験日記憶手段と、
    前記進捗推定手段により推定された進捗に適した試験日を前記試験日記憶手段により記憶された試験日の中から検索して前記学習端末に通知する進捗適合試験日検索通知手段と、
    を更に備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の学習管理装置。
  4. 前記講座コンテンツは就職試験対策の講座コンテンツであり、
    企業のホームページアドレスを記憶する企業アドレス記憶手段と、
    この企業アドレス記憶手段により記憶されたホームページアドレスのホームページが更新されたことを検知する企業HP更新検知手段と、
    この企業HP更新検知手段の検知に応じて、ホームページが更新された旨を前記学習端末に通知するHP更新通知手段と、
    を更に備えることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の学習管理装置。
  5. 前記講座コンテンツは就職試験対策の講座コンテンツであって、電子履歴書作成の講座コンテンツが少なくとも含まれ、
    前記学習計画には電子履歴書を作成する講座が含まれ、
    企業の採用窓口通信アドレスを記憶する企業採用アドレス記憶手段と、
    前記コンテンツ配信手段により電子履歴書作成の講座コンテンツが前記学習端末に配信された際に、当該講座において作成された電子履歴書を当該学習端末から受信する電子履歴書受信手段と、
    前記電子履歴書受信手段により受信された電子履歴書を前記企業採用アドレス記憶手段により記憶された企業の採用窓口通信アドレス宛に送信する電子履歴書送信手段と、
    を更に備えることを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の学習管理装置。
  6. 前記講座コンテンツには自己紹介動画データ作成の講座コンテンツが含まれ、
    前記学習計画には自己紹介動画データを作成する講座が含まれ、
    前記コンテンツ配信手段により自己紹介動画データ作成の講座コンテンツが前記学習端末に配信された際に、当該講座において作成された自己紹介動画データを当該学習端末から受信する動画データ受信手段を更に備え、
    前記電子履歴書送信手段は、前記動画データ受信手段により受信された自己紹介動画データを、前記電子履歴書受信手段により受信された電子履歴書とともに前記企業採用アドレス記憶手段により記憶された企業の採用窓口通信アドレス宛に送信することを特徴とする請求項5に記載の学習管理装置。
  7. 通信回線を介して学習管理装置と接続された学習端末において、
    前記学習管理装置は、学習者の学習の対象とする講座コンテンツを前記学習端末に配信するとともに、予め定められた学習者の学習計画に基づいて学習の進度に関する進捗を推定し、進捗遅れが生じている場合に所定のメッセージを前記学習端末に送信する装置であり、
    前記通信回線を介して、前記学習管理装置から配信される講座コンテンツを受信するコンテンツ受信手段と、
    このコンテンツ受信手段により受信された講座コンテンツに基づいて、講座に関する表示及び音声出力の制御を行う制御手段と、
    前記学習管理装置から前記所定のメッセージを受信した場合に、当該メッセージを表示する制御を行うメッセージ表示制御手段と、
    を備えることを特徴とする学習端末。
  8. 前記学習管理装置は、企業のホームページアドレスを記憶する企業アドレス記憶手段と、この企業アドレス記憶手段に記憶されたホームページアドレスを学習者の携帯端末に送信する携帯向アドレス送信手段とを備え、
    前記携帯端末は、前記携帯向アドレス送信手段により送信されたホームページアドレスを表示するアドレス表示手段と、このアドレス表示手段によるホームページアドレスの表示状態の際に、当該表示されているホームページアドレスを学習端末に送信する端末向送信手段とを備えており、
    前記端末向送信手段によるホームページアドレスの送信を検知するアドレス送信検知手段と、
    前記アドレス送信検知手段による検知に応じて、当該送信されてきたホームページアドレスのホームページにアクセスする検知呼応アクセス手段と、
    を備えることを特徴とする請求項7に記載の学習端末。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008216661A (ja) * 2007-03-05 2008-09-18 Tao:Kk 教材学習用記憶媒体
JP2009258880A (ja) * 2008-04-15 2009-11-05 Sansan Inc 名刺情報出力装置、名刺情報出力方法、およびプログラム
JP2011096180A (ja) * 2009-11-02 2011-05-12 Digital Knowledge Co Ltd eラーニングの指導をシナリオとしてパターン化し自動指導を行うシステム
JP2019149059A (ja) * 2018-02-27 2019-09-05 株式会社ぐるなび 情報提供方法、情報提供装置および情報提供プログラム

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