JP2023036200A - システム、データを配信するためにコンピューターで実行される方法、および、当該方法をコンピューターに実行させるプログラム - Google Patents

システム、データを配信するためにコンピューターで実行される方法、および、当該方法をコンピューターに実行させるプログラム Download PDF

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Abstract

Figure 2023036200000001
【課題】データのユーザーのモチベーションを高めることができるデータ配信技術を提供する。
【解決手段】教材を配布するためにサーバーが実行する処理は、教材の要求を受信した場合に(ステップS710にてYES)、関連情報を検索するステップ(S720)と、関連情報の送信先が指定されているか否かに応じて(ステップS730)、関連情報を表示するための表示データを、データのユーザーが使用する端末に送信するステップ(S740,S750)と、関連情報を確認した旨を示す情報を受信した後に(ステップS760にてYES)、教材を表示するための教材データを端末に送信するステップ(S770)とを含む。
【選択図】図6

Description

本開示は、ネットワークを介した情報の提供に関し、より特定的には、ユーザーのモチベーションを高めながら情報を提供する技術に関する。
ネットワークを介して学習を支援する技術が知られている。例えば、特開2002-183321号公報(特許文献1)は、「教材データを学習者の認知度合いに応じた形態で適切に提示することができる学習支援システム」を開示する([要約]の[課題])。特許文献1に開示された技術によると、「学習者に提示する複数の教材データの各々を、それぞれ関係する他の教材データを連想的に引き出すための情報と共に学習支援サーバ10に蓄積しておく。学習者は、クライアント22を操作して学習支援サーバ10にアクセスする。学習者が教材データの提示要求を行うと、学習支援サーバ10は、教材データ及びそれに関連する他の教材データを送信する。クライアント22は、提示された教材データに対する学習者の認知度合いを表す認知度情報を学習支援サーバ10に送信する。学習支援サーバ10は、受け取った認知度情報をもとに学習者別の認知レベルを決定し、以後の教材データの提示形態に反映させる。」というものである([要約]の[解決手段])。
特開2002-183321号公報
授業冒頭に、教科、教材、教師、クラスなどへの関心、学習へのモチベーションを高める工夫(一種の「連絡事項」。例えば、教科に対する雑学情報提供、教師及び生徒の自己紹介、励ましの言葉など)が各教師によって行われている。これらは、遠隔授業や生徒が個別に学習する場合に、メールなどの一斉連絡手段がなく連絡できない、メールがあったとしても見逃す、授業時間を圧迫する、個人で学習時間がバラバラとなるため実施困難である。
そして、特許文献1に開示された技術によれば、教材へのアクセス時に、教材データが学習者の認知度合いに応じた形態で提示される。そのため、教材レベルの最適化はできても、教科、教材、教師、クラスなどへの関心、あるいは、学習へのモチベーションを高めることはできない。
したがって、データのユーザー(学習者、会議への参加者等)による関心あるいは当該ユーザーのモチベーションを高めることができる技術が必要とされている。
本開示は上述のような背景に鑑みてなされたものであって、オンラインで配信されるデータのユーザーのモチベーションが高まる技術が開示される。
ある実施の形態に従うと、システムが提供される。このシステムは、端末からデータの要求を受信する要求受信手段と、要求に応答して、予め作成されてデータに関連付けられている関連情報を端末に送信する関連情報送信手段と、関連情報が端末で確認されたことを示す確認情報を受信する確認情報受信手段と、確認情報の受信に応答して、要求されたデータを端末に送信するデータ送信手段とを備える。
他の局面に従うシステムにおいて、関連情報を送信することは、ランダムに又は予め定められた順序に従って複数の関連情報を表示するデータを送信することを含む。
他の局面に従うシステムにおいて、関連情報は、データが使用される授業に紐付けられたコンテンツ、または、授業が行なわれる組織または授業の関係者に紐付けられたコンテンツを含む。
他の局面に従うシステムは、関連情報を記憶するための記憶手段をさらに備える。関連情報は、システムの管理者またはユーザーによって、若しくは、システムの製造者によって登録される。
他の局面に従うシステムにおいて、関連情報は、テキスト、静画像または動画像を含む。
さらに他の局面に従うシステムは、端末においてデータが閲覧されたことを他の端末に通知する通知手段をさらに備える。
他の実施の形態に従うと、データを配信するためにコンピューターで実行される方法が提供される。この方法は、コンピューターのプロセッサーが、端末からデータの要求を受信するステップと、要求に応答して、予め作成されてデータに関連付けられている関連情報を端末に送信するステップと、関連情報が端末で確認されたことを示す確認情報を受信するステップと、確認情報の受信に応答して、要求されたデータを端末に送信するステップとを含む。
他の局面に従う方法において、関連情報を送信することは、ランダムに又は予め定められた順序に従って複数の関連情報を表示するデータを送信することを含む。
他の局面に従う方法において、関連情報は、データが使用される授業に紐付けられたコンテンツ、または、授業が行なわれる組織または授業の関係者に紐付けられたコンテンツを含む。
他の局面に従う方法は、関連情報を記憶するステップをさらに備える。関連情報は、コンピューターの管理者またはユーザーによって、若しくは、システムの製造者によって登録される。
他の局面に従う方法において、関連情報は、テキスト、静画像または動画像を含む。
さらに他の局面に従う方法は、端末においてデータが閲覧されたことを他の端末に通知するステップをさらに備える。
他の実施の形態に従うと、上記のいずれかに記載の方法をコンピューターに実行させるプログラムが提供される。
さらに他の実施の形態に従うと、上記のプログラムを格納したメモリーと、プログラムを実行するプロセッサーとを備える、システムが提供される。
ある実施の形態に従うと、教材、クラスに関連する情報、会議に関係する情報その他オンラインで配信されるデータに関連付けられた情報が、確実に手間なく提供され得る。
この発明の上記および他の目的、特徴、局面および利点は、添付の図面と関連して理解されるこの発明に関する次の詳細な説明から明らかとなるであろう。
システム10の構成の一例を表わす図である。 サーバー31,32と端末40との間で通信される情報の一部を表わした図である。 コンピューターシステム300のハードウェア構成を表わすブロック図である。 サーバー30のハードディスク5におけるデータの格納の一態様を概念的に表わす図である。 サーバー30と端末20との間で行なわれる処理の一例を表わすフローチャートである。 オンライン授業が行なわれる時に教師が使用する端末20と、サーバ-30と、生徒が使用する端末40との間で行なわれる処理の一部を表わすフローチャートである。 教材データを配布(配信)するためにサーバーが実行する処理の一部を表わすフローチャートである。 ある実施の形態に従う関連情報のサーバー30における格納の一態様を概念的に表わす図である。 端末40のモニター8における画面の推移を表わす図である。 他の局面に従うサーバー30のハードディスク5におけるデータの格納の一態様を概念的に表わす図である。 教師が使用する端末20のモニター8に表示される画面の一態様を例示する図である。 サーバー30のハードディスク5におけるデータの格納の一態様を概念的に表わす図である。 教師その他の管理者が使用する端末20に表示される画面の一態様を表わす図である。 他の局面に従って端末40に表示される関連情報を例示する図である。 サーバー30のCPU1が実行する処理の一部を表わすフローチャートである。 教師が使用する端末20に表示される各生徒の端末40の表示されている画面を表わす図である。 教師が使用する端末20に表示される各生徒の端末40でそれぞれ撮影された表情を表わす図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
<学習支援システムの概要>
図1を参照して、ある実施の形態に従うシステム10について説明する。図1は、システム10の構成の一例を表わす図である。システム10は、一例として、オンラインでの授業あるいは学習を支援するためのシステム、あるいは、オンラインで会議を開催するためのシステムである。
システム10は、サーバー31,32と、端末20と、端末40a,40b,・・・,40nとを備える。端末40a,40b,・・・,40nを総称するときは、端末40と表わす。
端末20は、オンラインの授業を提供する教師、会議の主催者等によって使用される。オンラインの授業はリアルタイムおよび非リアルタイム(例、録画形式)のいずれであってもよい。端末20は、周知の構成を備えるデスクトップ型パーソナルコンピュータ、ノートブック型コンピュータ、タブレット端末その他の情報通信処理装置によって実現される。
サーバー31,32は、学習支援サービスを提供する事業者、学習支援サービスを利用する学校その他の管理者によって運営される。サーバー31,32は、周知の構成を備えるコンピュータ装置によって実現される。端末20は、学習支援サービスを利用する教師によって使用される。サーバー31は、各生徒に対する連絡事項として予め教師等によって準備されたデータを保持している。サーバー32は、オンラインの学習支援サービスの提供で使用されるための教材として予め教師等によって作成された教材のデータを保持している。
端末40は、学習支援サービスを利用する生徒または会議への参加が期待されるビジネスパーソン等によって使用される。端末20は、周知の構成を備えるデスクトップ型パーソナルコンピュータ、ノートブック型コンピュータ、タブレット端末その他の情報通信処理装置によって実現される。
サーバー31,32と、端末20と、端末40a,40b,・・・,40nは、それぞれ、インターネットその他のネットワーク101に接続されている。サーバー31,32は、端末20および端末40とそれぞれ通信できる。なお、図1では、二つのサーバー31,32が例示されているが、他の局面において、一つのサーバーがサーバー31,32の機能を実現してもよい。
ある局面において、ある生徒が端末40aを操作して予め準備された画面にログインすると、その生徒のログイン情報は、端末40aからサーバー31,32に送信される。サーバー31は、ログイン情報に含まれるユーザー番号その他の識別データを認証して当該生徒がサーバー31に登録されている真正な生徒であることを確認すると、その生徒に対する連絡事項を端末40aに送信する。端末40aは、その連絡事項を受信すると、モニターに当該連絡事項を表示し、あるいは、音声で連絡事項を出力し得る。他の生徒が別の端末40を操作した場合も同様である。
生徒がオンライン授業を受けるために端末40aを操作して時間割に応じた教材の呼び出しを指示すると、その指示はサーバー32に送信される。サーバー32は、その指示に含まれるユーザー情報を認証して当該生徒がサーバー32に登録されている真正な生徒であることを確認すると、当該時間割に応じた教材のデータを端末40aに送信する。端末40aは、そのデータを受信すると、モニターに当該教材の内容を表示し、あるいは、音声で内容を出力し得る。
<サーバーと端末との通信内容>
図2を参照して、サーバー31,32と、生徒が使用する端末40との間で行なわれる通信について説明する。図2は、サーバー31,32と端末40との間で通信される情報の一部を表わした図である。サーバー31,32は、受付部220と、生成部221と、関連情報確認検知部222とを備える。端末40は、入力部210と、表示部211とを備える。
端末40は、生徒の操作に応じて、サーバー31,32に対して、ログイン情報、授業への参加要求および教材データの要求をそれぞれ送信する(ステップS210)。送信された要求は、サーバー31,32の受付部220によって受け付けられる。受付部220は、サーバー31,32の受信インターフェイスとプロセッサーによって実行されるプログラムによって実現される。
サーバー31,32の生成部221は、関連情報を表示するための画面データを生成し、生成した画面データを端末40に送信する(ステップS220)。端末40は、画面データを受信すると、表示部211に関連情報を表示する。
端末40のユーザーが関連情報を確認すると、その旨の操作を入力部210に行なう。入力部210は、関連情報が開封(閲覧)されたことを通知する信号をサーバー31,32に送信する(ステップS230)。サーバー31,32の関連情報確認検知部222は、たとえば、端末40のモニターへの変更を検知する信号の受信をプロセッサーが検知することにより実現される。一例として、端末40を使用する生徒が、当該関連情報を確認したことを示す操作を入力部210に対して行なうと、端末40は、当該関連情報が確認されたことを検知する。当該操作は、例えば、関連情報と共に表示される確認のためのアイコンの押下、あるいは、関連情報を確認したことを示すチェックボックスへの入力であるが、その他の態様が関連情報の確認のために使用されてもよい。
サーバー31,32が関連情報の開封の通知を端末40から受信すると、生成部221は、教材データを表示するための画面データを生成し、その画面データを端末40に送信する(ステップS240)。すなわち、サーバー31,32は、ログインした生徒が関連情報(メッセージ)を視認したことを検知すると、要求された教材データを記憶装置から読み出して、その教材データを端末40に送信する。端末40は、その教材データに基づき授業に関する画面をモニターに表示する。その後、生徒は、モニターを見ながらオンライン授業を受けることができる。
<サーバー、クライアント端末の構成>
図3を参照して、端末20、サーバー31,32または端末40を実現するコンピューターシステム300の構成について説明する。図3は、コンピューターシステム300のハードウェア構成を表わすブロック図である。
コンピューターシステム300は、主たる構成要素として、プログラムを実行するCPU(Central Processing Unit)1と、コンピューターシステム300のユーザー(オンライン授業サービスの提供者、教師または生徒、オンライン会議システムを使用する会議主催者、会議出席者など)による指示の入力を受けるマウス2およびキーボード3と、CPU1によるプログラムの実行により生成されたデータ、又はマウス2若しくはキーボード3を介して入力されたデータを揮発的に格納するRAM4と、データを不揮発的に格納するハードディスク5と、光ディスク駆動装置6と、通信インターフェイス(I/F)7と、モニター8とを含む。各構成要素は、相互にデータバスによって接続されている。光ディスク駆動装置6には、CD-ROM(Compact Disc Read-Only Memory)9その他の光ディスクが装着される。
コンピューターシステム300における処理は、各ハードウェアおよびCPU1により実行されるソフトウェアによって実現される。このようなソフトウェアは、ハードディスク5に予め記憶されている場合がある。また、ソフトウェアは、CD-ROM9その他の記録媒体に格納されて、コンピュータープログラムとして流通している場合もある。あるいは、ソフトウェアは、いわゆるインターネットに接続されている情報提供事業者によってダウンロード可能なアプリケーションプログラムとして提供される場合もある。このようなソフトウェアは、光ディスク駆動装置6その他の読取装置によりその記録媒体から読み取られて、あるいは、通信インターフェイス7を介してダウンロードされた後、ハードディスク5に一旦格納される。そのソフトウェアは、CPU1によってハードディスク5から読み出され、RAM4に実行可能なプログラムの形式で格納される。CPU1は、そのプログラムを実行する。
図3に示されるコンピューターシステム300を実現する各構成要素は、一般的なものである。したがって、本開示に係る技術思想の本質的な部分に関連するものの一つは、RAM4、ハードディスク5、CD-ROM9その他の記録媒体に格納されたソフトウェア、あるいはネットワークを介してダウンロード可能なソフトウェアであるともいえる。記録媒体は、一時的でない、コンピューター読取可能なデータ記録媒体を含み得る。なお、コンピューターシステム300のハードウェアの動作は周知であるので、詳細な説明は繰り返さない。
記録媒体としては、CD-ROM、FD(Flexible Disk)、ハードディスクに限られず、SSD(Solid State Drive)、磁気テープ、光ディスク(MO(Magnetic Optical Disc)/MD(Mini Disc)/DVD(Digital Versatile Disc))、IC(Integrated Circuit)カード(メモリーカードを含む)、光カード、マスクROM、EPROM(Electronically Programmable Read-Only Memory)、EEPROM(Electronically Erasable Programmable Read-Only Memory)、フラッシュROMなどの半導体メモリー等の固定的にプログラムを担持する媒体でもよい。
ここでいうプログラムとは、CPUにより直接実行可能なプログラムだけでなく、ソースプログラム形式のプログラム、圧縮処理されたプログラム、暗号化されたプログラム等を含む。
<データ構造>
図4を参照して、サーバー30のデータ構造について説明する。図4は、サーバー30のハードディスク5におけるデータの格納の一態様を概念的に表わす図である。ハードディスク5は、テーブル410,420,430を保持している。
テーブル410は、オンライン授業の履歴に関するデータを保持している。これにより、各生徒は、途中で学習を中断した場合であっても、その中断した場所から学習を再開することができる。より具体的には、テーブル410は、生徒ID411と、授業ID412と、教材ID413と、閲覧ページ414と、閲覧最終日415と、関連情報ID416とを含む。
生徒ID411は、オンライン授業を受ける生徒を識別する。授業ID412は、オンライン授業の教科を識別する。教材ID413は、当該オンライン授業で使用される教材を識別する。閲覧ページ414は、当該オンライン授業において閲覧された教材の最後のページを示す。閲覧最終日415は、当該オンライン授業において最後に教材が閲覧された日時を表わす。関連情報ID416は、当該オンライン授業の開始時に提示された関連情報を識別する。提示される関連情報は、ある局面において、予め準備された複数の関連情報からランダムに選択されたものである。他の局面において、当該オンライン授業を担当する教師によって予め指定された関連情報が提示されてもよい。
テーブル420は、オンライン授業を受ける生徒の情報を管理する。テーブル420は、生徒ID421と、生徒名422と、学年423と、連絡先424とを含む。生徒ID421は、生徒を識別する。生徒名422は、当該生徒の氏名を表わす。学年423は、当該生徒の学年を示す。連絡先424は、当該生徒の連絡先を表わす。連絡先は、電子メールアドレス、電話番号、SNS(Social Network Service)アカウント、住所等を含み得る。
テーブル430は、オンライン授業で使用される教材に関する情報を管理する。テーブル430は、教材ID431と、教材名432と、作成者433と、最終更新日434とを含む。
教材ID431は、オンライン授業で使用される教材を識別する。教材名432は、当該教材の名称を示す。作成者433は、当該教材を作成した教師その他の作成者を表わす。最終更新日434は、当該教材のデータが最後に更新された日を表わす。
<制御構造>
図5を参照して教材の登録方法について説明する。図5は、サーバー30と端末20との間で行なわれる処理の一例を表わすフローチャートである。
[教示データの登録]
ステップS510にて、サーバー30のCPU1は、ユーザー(教師)が使用する端末20に教材データの作成画面を送信する。送信のタイミングは、端末20に表示されるメニュー一覧の画面から、「教材の作成を開始」メニューを選択した時、あるいは、教材の作成を開始する期限として予め定められた期限が到来した時である。
ステップS520にて、サーバー30のCPU1は、端末20での教材データの作成画面に対する教師の操作に応答した作成操作を受信する。より具体的には、作成画面が端末20のモニター8に表示されると、端末20のユーザーは、作成画面に対してタッチペンまたは指のタッチ操作により、教材を作成できる。作成される教材は、文章問題や計算問題を含み得る。また、教材は静止画像または動画像を含んでもよい。ユーザーが端末20に対して行なった入力操作に応じた信号は、端末20からサーバー30に送信される。
ステップS530にて、サーバー30のCPU1は、指定の授業に対して教材データを登録する。より具体的には、端末20のモニター8に表示された作成画面に対して教師が教材データの作成を終了する操作を行ったことを示す信号が受信されると、作成された教材データを登録する。
ステップS540にて、サーバー30のCPU1は、メッセージの指定があるか否かを判断する。この判断は、例えば、指定された授業にメッセージを指定するフラグが関連付けられているか否かに基づいて行なわれる。フラグの関連付けは、端末20を使用する教師によって作成画面に対する操作によって設定される。CPU1はメッセージの指定があると判断すると(ステップS540にてYES)、制御をステップS550に切り替える。そうでない場合には(ステップS540にてNO)、CPU1は処理を終了する。
ステップS550にて、サーバー30のCPU1は、端末20に対して、メッセージの登録を促す通知およびメッセージの登録画面を送信する。その通知は文字としてあるいは音声によって端末20から出力され、端末20のモニターに登録画面が表示される。教師は当該通知を認識すると、登録画面に対して生徒に伝えたいメッセージを入力する。当該メッセージは、タッチペンあるいはタッチ操作によって入力され得る。このようにして入力されるとメッセージはフリーハンドで記述されたメッセージとして端末40に表示される。他方、メッセージはキーボード操作あるいは音声によっても入力され得る。この場合、メッセージは予め設定されたフォントを用いて表示され得る。入力されたメッセージは、サーバー30で受信され、教材に対するメッセージとして登録される。
[授業の開始]
図6は、オンライン授業が行なわれる時に教師が使用する端末20と、サーバ-30と、生徒が使用する端末40との間で行なわれる処理の一部を表わすフローチャートである。
ステップS610にて、サーバー30のCPU1は、教材配布処理を実行する。教材配布処理の詳細は、後述する。
ステップS620にて、サーバー30のCPU1は、端末20と端末40間の音声および映像を用いた通話を開始する。通話は、たとえば、VoIP(Voice over Internet Protocol)を用いて実現されるが、通話の形式は特に限定されない。
ステップS630にて、サーバー30のCPU1は、同じ授業にログインしている生徒の端末画面の一覧を、教師が使用する端末20に送信する。端末20がモニター8に当該一覧を表示すると、教師は各生徒の出欠状況を把握できる。
ステップS640にて、サーバー30のCPU1は、各生徒が使用するそれぞれの端末40から教材への書き込みを表わす信号を受信する。さらに、CPU1は、サーバー30で保持している各生徒のアカウントに関連付けられている教材データに対して当該書き込みを反映して、教材データを更新する。サーバー30は、書き込みを反映した教材データをハードディスク5に保持する。したがって、例えば、ある生徒がオンライン授業を途中で中断した後に再開した場合には、サーバー30は、オンライン授業が中断されるまでにその生徒による書き込みが反映された教材をハードディスク5から読み出して、当該教材をその生徒の端末40に送信する。これにより、生徒はオンライン授業を中断した場合でも、中断した場所から授業を再開することができる。なお、この再開時の教材送信においても後述する教材配布の処理が実行される。
ステップS650にて、サーバー30のCPU1は、授業を終了するか否かを判断する。この判断は、例えば、サーバー30が、端末20から授業の終了を示す信号を受信したか否かに基づいて行なわれる。授業の終了を示す信号は、教師が端末20に対して授業の終了を指示する操作を行なうことにより、あるいは、予め定められた授業時間が経過したことに基づいて行なわれる。CPU1は授業を終了すると判断すると(ステップS650にてYES)、制御をステップS660に切り替える。そうでない場合には(ステップS650にてNO)、CPUは、制御をステップS630に戻す。
ステップS660にて、端末20のCPU1と、端末40のCPU1とは、音声および映像による通話を終了する。
[教材配布処理]
図7は、教材データを配布(配信)するためにサーバーが実行する処理の一部を表わすフローチャートである。この処理は、ある局面において、サーバーが実行するメインプログラムに対する割り込み処理として実現され得る。より具体的には、教材データの配布は、各生徒がログイン操作を行ない、オンライン授業を希望する教科を選択した後に行なわれる。
ステップS710にて、CPU1は、教材データの配信の要求を受信したか否かを判断する。この判断は、CPU1が割り込みの信号を受信した時に実行される。一例として、CPU1が割り込みの信号の受信を検知すると、CPU1は、各端末40から、生徒の識別情報と、当該生徒によって選択された授業の識別情報と、当該授業の教材の配信の要求とを含む情報を受信したか否かを判断する。この情報は、各端末40から不規則に送信され得る。したがって、この判断は、サーバー30のCPU1が割り込みの信号を受信した時に実行される。CPU1は教材データの配信の要求を受信したと判断すると(ステップS710)、制御をステップS720に切り替える。そうでない場合には(ステップS710にてNO)、CPU1は、制御をステップS710に戻し、待機状態に復帰する。
ステップS720にて、CPU1は、指定された授業の関連情報を検索する。たとえば、CPU1は、テーブル410の関連情報ID416を参照して、当該生徒のための授業に対して最後に使用された関連情報の識別データを読み出して、その関連情報を特定する。
ステップS730にて、CPU1は、当該関連情報の配布態様についての指定があるか否かを判断する。配布態様についての指定とは、当該関連情報の配布先が、特定のクラス、特定の生徒、または、学年全体であるか否か、および、当該関連情報がどの教科に使用されるかを示す。当該指定に関する情報は、サーバー30のハードディスク5に保持されている。CPU1は、当該関連情報について指定があると判断すると(ステップS730にてYES)、制御をステップS740に切り替える。そうでない場合には(ステップS730にてNO)、CPU1は、制御をステップS750に切り替える。
ステップS740にて、CPU1は、当該指定に基づき関連情報を該当する端末40に提示させる。より具体的には、CPU1は、該当する生徒の端末40に関連情報を表示させるためのデータ(たとえば、HTML(Hyper Text Markup Language)形式のデータ)を生成し、生成したデータを該当する端末40にそれぞれ送信する。したがって、このデータを受信した端末40は、関連情報を表示し得る。他方、同じ授業を選択している他の生徒が当該指定の条件に該当しない場合(たとえば、クラスが異なる、学年が異なる、進捗度合いが異なる等)には、当該他の生徒が使用する端末40は、その関連情報を表示しない。
ステップS750にて、CPU1は、当該授業を選択している全ての生徒がそれぞれ使用する端末40に関連情報を提示させる。すなわち、CPU1は、当該関連情報を表示するためのデータを生成し、生成したデータを各端末40に送信する。各端末40は、そのデータに基づき関連情報を表示するので、当該授業を選択した全ての生徒はその関連情報を視認できる。視認した生徒が関連情報を確認したことを示す操作を行なうと、そのことを示す情報は、当該生徒が使用する端末40のIDおよび当該生徒の識別データ(生徒ID)と共に、その生徒が使用する端末40からサーバー30に送信される。
ステップS760にて、CPU1は、当該関連情報を生徒が確認したという情報を受信したか否かを判断する。この判断は、例えば、当該関連情報が送信された各生徒について、当該情報を受信したか否かに基づいて行なわれる。また、CPU1は、当該判断を予め設定された一定時間間隔毎に行なう。CPU1は、当該情報を受信したと判断すると(ステップS760にてYES)、制御をステップS770に切り替える。そうでない場合には(ステップS760にてNO)、CPU1は、制御をステップS760に戻し、当該情報の受信を待機する。
ステップS770にて、CPU1は、当該教材データを各生徒の端末40に配信する。
なお、オンライン授業は、教師による説明がリアルタイムで行なわれる授業と、教師がいない自習の形態のいずれであってもよい。自習の形態が採用される場合、教材に含まれる問題の回答や解説を提供するように予め学習された教師AI(Artificial Intelligence)が実際の教師の代わりに生徒に対してフィードバックしてもよい。
<関連情報>
図8を参照して、関連情報の一例について説明する。図8は、ある実施の形態に従うサーバー30における関連情報の格納の一態様を概念的に表わす図である。
ある局面において、サーバー30は、ハードディスク5にテーブル810を保持している。テーブル810は、領域811,812,813,814を含む。領域811は、関連情報を識別する番号を格納している。領域812は、メッセージコンテンツを格納している。領域813は、関連情報の形式を示す情報を格納している。関連情報の形式は、テキスト、静止画像、動画像、音声等を含み得る。領域814は、当該関連情報の配信先を指定する情報を格納している。配信先は、例えば、ALL(生徒全員)、特定の学年、特定のクラス、特定の授業を受ける生徒、特定の生徒等を含み得る。
サーバー30のCPU1は、教材の配信を要求された時に(ステップS710)、テーブル810を参照して、関連情報の配信先を確認し、指定された配信先に当該関連情報を送信する。
教師が教材を作成する時に関連情報を指定して当該教材に関連付けて登録することで、CPU1は、生徒から教材データの要求を受けたときに、どのコンテンツを表示するかを決定できる。関連情報は、教材の要求の都度、1~N番目の中からランダムに端末40に送信されて端末40のモニター8に表示されてもよいし、1~N番目まで順に表示されてもよい。
<画面の表示>
図9を参照して、生徒が使用する端末40における画面の表示態様について説明する。これらの画面は、サーバー30にて作成された画面データ(例えば、HTML形式のデータ)である。端末40は、その画面データを端末40に搭載された表示用アプリケーション(ブラウザ)にて表示する。図9は、端末40のモニター8における画面の推移を表わす図である。状態(A)に示されるように、生徒が端末40を操作してオンライン授業のサービスにアクセスし、ログインを実行するとモニター8に、授業の選択を受け付ける画面が表示される。当該画面は、オンライン授業を指定するための授業コードの入力を受け付ける領域を含む。授業コードは、生徒が入力しても良く、あるいは、予め準備された一覧表から選択可能であってもよい。生徒が授業コードを入力して「確認する」ボタンを押下すると、端末40は、サーバー30と通信して当該生徒が選択した授業に関するデータを取得する。さらに、モニター8には、入力された授業コードに対応する授業を示す画像(たとえば、教科名、使用する教科書のフロントページ、あるいは前回まで開いていた教科書のページ)と、当該授業を担当する教師の名前とが表示される。
生徒がこれらの表示を確認して「はい」を選択すると、端末40は、当該授業の識別IDを含む情報を教材の要求としてサーバー30に送信する。サーバーは、その要求を受信すると(ステップS710でYES)、その授業について関連情報の指定があるか否かを確認し、確認結果に応じて関連情報を表示するためのデータを端末40に送信する(ステップS740,S750)。
状態Bに示されるように、端末40は、サーバー30から関連情報を受信すると、当該関連情報をモニター8に表示する。たとえば、モニター8は、「きょうもがんばろう!」というメッセージコンテンツ(領域812)を表示する。その生徒は、表示されたメッセージコンテンツを視認することで、当該授業に対するモチベーションを高めることができる。その後、生徒がアイコン910を押下してメッセージの表示を終了すると、端末40は、当該生徒が関連情報を取得したことを示す情報をサーバー30に送信する。
サーバー30は、端末40のユーザーである生徒が関連情報を取得したことを示す情報を端末40から受信すると(ステップS760にてYES)、当該関連情報がユーザーによって確認されたと判断し、選択された授業の教材データを端末40に送信する(ステップS770)。
端末40がサーバー30から教材データを受信すると、モニター8は、教材のコンテンツを表示する。生徒は、その表示されたコンテンツを見ながら授業を受けることができる。また、リアルタイムではなく別のタイミングで授業を受ける場合には、生徒は、実際の教師に代えて、教師AIによる指導を受けることができる。
<データ構造>
図10を参照して、他の局面に従うサーバー30のデータ構造について説明する。図10は、他の局面に従うサーバー30のハードディスク5におけるデータの格納の一態様を概念的に表わす図である。
他の局面において、サーバー30は、ハードディスク5にテーブル1010を保持している。テーブル1010は、領域1011,1012,1013,1014を含む。領域1011は、領域811と同様に、関連情報を識別する番号を格納している。領域1012は、領域812と同様に、メッセージコンテンツを格納している。領域1013は、領域813と同様に、関連情報の形式を示す情報を格納している。関連情報の形式も同様である。領域1014は、領域814と同様に、当該関連情報の配信先を指定する情報を格納している。配信先は、例えば、ALL(生徒全員)、特定の学年、特定のクラス、特定の授業を受ける生徒、特定の生徒等に加えて、特定の授業を含み得る。
当該他の局面においても同様に、サーバー30のCPU1は、教材の配信を要求された時に(ステップS710)、テーブル810を参照して、関連情報の配信先を確認し、指定された配信先に当該関連情報を送信する。また、メッセージコンテンツが端末40に表示される順序も同様である。
<教材の作成画面>
ここで、図11を参照して、教材の作成について説明する。図11は、教師が使用する端末20のモニター8に表示される画面の一態様を例示する図である。モニター8は、領域1110~1170を表示する。領域1110は、授業名の入力を受け付ける。
領域1120は、当該授業を担当する教師名の入力を受け付ける。領域1130は、当該授業が対象とする生徒の学年の入力を受け付ける。領域1140は、当該授業で指導される教科の入力を受け付ける。教科は、国語、算数、理科、社会、英語等である。領域1150は、当該教科を構成する各単元の入力を受け付ける。当該単元は、教師によって任意に入力されてもよいし、予め準備された単元リストから選択されてもよい。領域1160は、ワークシートの作成または編集の操作を受け付ける。例えば、算数の計算問題を作成するための画面は、領域1160から起動される。領域1170は、メッセージコンテンツの作成または編集を受け付ける。
教師あるいは会議の主催者のようにメッセージコンテンツを登録しようとする者は、領域1170をクリックして、具体的なメッセージコンテンツを入力し、入力されたメッセージコンテンツは、教材の公開先の設定に関連付けられる。
<データ構造>
図12を参照してさらに他の局面におけるサーバー30のデータ構造について説明する。図12は、サーバー30のハードディスク5におけるデータの格納の一態様を概念的に表わす図である。ハードディスク5は、テーブル1210を保持している。
テーブル1210は、領域1211,1212,1213,1214を含む。領域1211は、関連情報を識別する番号を格納している。領域1212は、メッセージコンテンツを格納している。領域1213は、関連情報の形式を示す情報を格納している。関連情報の形式は、テキスト、静止画像、動画像、音声等を含み得る。領域1214は、当該関連情報の配信先を指定する情報を格納している。配信先は、例えば、ALL(生徒全員)、特定の学年、特定のクラス、特定の授業を受ける生徒、特定の生徒等を含み得る。複数のメッセージコンテンツの配信先がALLである場合は、サーバー30は、生徒の各端末40から教材の要求がある度に、ランダム又は順次に、メッセージコンテンツを表示するためのデータを当該端末40に送信する。メッセージコンテンツは、図11で説明された態様で登録され得る。
<関連情報の登録画面>
図13を参照して関連情報の登録について説明する。図13は、教師その他の管理者が使用する端末20に表示される画面の一態様を表わす図である。当該画面は、管理者アカウントでログインした場合に表示される。モニター8は、複数の領域を含む。
端末20の各ユーザーは、教師、校長、教育委員会、学習者などのアカウントでログインする。各ユーザーは、ハードディスク5において管理される関連情報登録データベースに対して、全てのアカウントで、関連情報を登録できる。教師、校長、教育委員会などのアカウントでは、サブに記載の方法と同様の方法で登録する。
他の局面において、学習者が関連情報を登録し得る。この場合、登録しようとする学習者は、領域1340をクリックし、登録画面をモニター8に表示して、その登録画面から関連情報を登録できる。例えば、学習者自らが作成したメッセージを他のユーザーに共有してもらうことができる。なお、学習者が関連情報を登録する場合には、管理者が操作可能な画面を操作する権限の一部は、学習者に与えられないようにアクセス制御され得る。これにより、教材データが不用意に変更あるいは削除されることが防止される。
例えば、領域1310は、当該関連情報の対象となる生徒の学年の指定を受け付ける。学年の指定は、一学年に限られず複数の学年が選択されてもよい。領域1320は、当該関連情報が適用される科目の指定を受け付ける。領域1330は、当該関連情報が表示される前に表示される教材の内容を表わす。教師は、タッチペン、キーボード、タッチ操作その他の入力手段を用いて領域1330に入力することにより、教材を作成できる。
図14を参照して、関連情報の他の態様について説明する。図14は、他の局面に従って端末40に表示される関連情報を例示する図である。モニター8は関連情報1400を表示する。関連情報1400は領域1410を含む。領域1410は、追加のメッセージである。当該追加のメッセージは、当該関連情報が適用されている授業に関連する情報に応じて表示される。図14の例示は、端末40を使用する生徒以外に、同じ教材を用いて学習していたAさんについての情報、および、現在同じタイミングで同じ教材を用いて学習しているBさんについての情報を含む。
端末40を使用する生徒は、その生徒が受ける授業と同じ授業について他の生徒の学習状況を知ることにより、モチベーションを高め得る。また、その生徒が領域1410をクリックすると、端末40は、領域1410に含まれる他のユーザーが使用する他の端末40と別個の通信を確立して、同じ教材を学習するユーザー間の通信セッションを構成する。通信セッションは、チャット、オンラインの掲示版等を含む。オンラインの掲示版は編集可能であってもよい。これにより、当該教材を学習する各ユーザーは、質問やアドバイスを行なうことができるので、学習効果も高まり得る。
<制御構造>
図15を参照して、他の局面に従うサーバー30の制御構造について説明する。図15は、サーバー30のCPU1が実行する処理の一部を表わすフローチャートである。なお、前述の処理と同じ処理には同一のステップ番号を付してある。したがって、同じ処理の説明は繰り返さない。
ステップS760にて、CPU1は、当該関連情報を生徒が確認したという情報を受信したか否かを判断する。この判断は、例えば、当該関連情報が送信された各生徒について、当該情報を受信したか否かに基づいて行なわれる。また、CPU1は、当該判断を予め設定された一定時間間隔毎に行なう。CPU1は、当該情報を受信したと判断すると(ステップS760にてYES)、制御をステップS1510に切り替える。そうでない場合には(ステップS760にてNO)、CPU1は、制御をステップS760に戻し、当該情報の受信を待機する。
ステップS1510にて、CPU1は、当該生徒が使用する教材と同じ教材を使用する他の学習者情報が存在するか否かを判断する。この判断は、例えば、ハードディスク5に保存されているテーブル410の内容に基づいて行なわれる。CPU1は、当該学習者情報が存在すると判断すると(ステップS1510にてYES)、制御をステップS1520に切り替える。そうでない場合には(ステップS1510にてNO)、CPU1は制御をステップS770に切り替える。
ステップS1520にて、CPU1は、同じ教材を使用する学習者の情報をハードディスク5から読み出し、関連情報に付随して表示されるメッセージ(領域1410)を生成する。
ステップS770にて、CPU1は、生成したメッセージを表示するためのデータを端末40に送信して、関連情報として端末40のモニター8に表示させる。
<生徒の一覧表示>
図16および図17を参照して、生徒の一覧表示について説明する。図16は、教師が使用する端末20に表示される各生徒の端末40の表示されている画面を表わす図である。図17は、教師が使用する端末20に表示される各生徒の端末40でそれぞれ撮影された表情を表わす図である。
ある局面において、生徒が使用する端末40は、モニターの表示領域の周辺等にカメラ(図示しない)を備え得る。カメラは、生徒の顔画像を撮影し画像データをサーバー30または教師が使用する端末20に送信する。そこで、端末20は、各生徒の端末40に表示されている教材の画面に加えて、顔画像を表示し得る。
例えば、図16に示されるように、ある局面において、教師が使用する端末20は、各生徒がそれぞれ使用する端末40のモニター8に表示されている画面を表示し得る。この場合、アイコン1610は、生徒の一覧が表示されていることを示すために、領域の色が他の領域の色と異なる態様、フォントが強調された態様その他の態様で、表示され得る。
その後、教師がアイコン1620を押下すると、図17に示されるように、端末20は、その時までに取得された各生徒の画像を表示し得る。このようにすると、教師は教材に対する各生徒の進捗を確認しつつ(図16)、逐次、各生徒の表情を知ることができるので、各生徒に応じたフィードバックを提供しやすくなる。
以上のようにしてある実施の形態に従うシステムのサーバー39は、各ユーザーの端末40からデータの送信要求を受信すると、そのデータを送信する前に、当該データに予め関連付けられた関連情報(たとえば、メッセージコンテンツ)を端末40に送信する。端末40のユーザー(例えば、生徒あるいは会議の出席者)が当該関連情報を視認すると、関連情報が確認されたことを通知する情報が、端末40からサーバー30に送信される。サーバー30は、その情報を受信すると、ユーザーから要求されたデータを端末40に送信する。データの送信前に関連情報がユーザーに送信されるので、データの使用前にユーザーはモチベーションを高めることが可能となる。
<まとめ>
上記で開示された技術的特徴の一部は、以下のように要約され得る。
(1)ある実施の形態に従うシステム10において、サーバー30のCPU1は、端末40aからデータ(たとえば、教材データ、授業データ、会議資料など)の要求を受信する。CPU1は、当該要求に応答して、予め作成されてデータに関連付けられている関連情報(たとえば、当該データのユーザー(生徒、会議出席者など)のモチベーションを高めるためのメッセージ)を端末40に送信する。CPU1は、当該関連情報が端末40aで確認されたことを示す確認情報を受信する。CPU1は、当該確認情報の受信に応答して、要求されたデータを端末40aに送信する。
このような構成によれば、端末40aのユーザーは、データを閲覧する前に当該関連情報を見るので、当該ユーザーのモチベーションを高めることができる。
(2)他の局面において、CPU1は、ランダムに又は予め定められた順序に従って複数の関連情報を表示するデータを端末40aに送信する。例えば、CPU1は、関連情報としてのメッセージに割り当てられた識別番号にしたがって、当該メッセージを順次端末40aに送信する。このようにすると、端末40aは、教材データを要求される毎に異なるメッセージをモニター8に表示するので、端末40aのユーザーのモチベーションを高めることができる。
(3)関連情報は、教材データまたは授業データが使用される授業に紐付けられている。あるいは、関連情報は、会議資料が使用される会議に紐付けられている。または、関連授業は、授業が行なわれる組織(例えば、学校、専門学校、予備校、塾)または授業の関係者(教師、生徒、学校長、教育委員会等)に紐付けられている。
(4)関連情報は、システム10を構成するサーバー30のハードディスク5に記憶されている。他の局面において、関連情報は、サーバー30とは異なる外部の記憶装置に格納されていてもよい。関連情報は、システム10の管理者またはユーザー(たとえば、教材データを作成する教師、授業を担当する教師、会議資料の作成者等)によって作成され、若しくは、システム10の提供者(たとえば、システムインテグレーター)によって登録される。
(5)関連情報は、テキスト、静画像または動画像を含む。したがって、さらに他の局面において、音声が当該関連情報に紐付けられていてもよい。当該音声は、メッセージを読み上げる音声に限られず、例えば、関連情報の内容を想起し得る環境音や効果音であってもよい。これにより、視覚への働きかけに加えて聴覚への働きかけにより、関連情報を確認したユーザー(たとえば、生徒あるいは会議への出席者)はモチベーションを高め得る。
(6)さらに他の局面において、サーバー30は、端末40aにおいてデータが閲覧されたことを他の端末40nに通知する。データが閲覧されたことは、例えば、教材の内容が読まれたこと、教材に含まれる課題が提出されたこと、会議資料が事前に参照されたこと等を含み得る。端末40nのユーザー(生徒や会議出席者)は、当該データが端末40aのユーザーによって閲覧されたことを知ることになるので、端末40nのユーザーの学習または会議出席に対するモチベーションを高めることができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
開示された技術的特徴は、オンラインの教育システムまたは会議システムのように、ネットワークを介してコンテンツを提供する技術に適用されうる。
20,40,40a,40b,40n 端末、2 マウス、3 キーボード、4 RAM、5 ハードディスク、6 光ディスク駆動装置、7 通信インターフェイス、8 モニター、9 ROM、10 システム、30,31,32 サーバー、101 ネットワーク、201 受付手段、202 提示手段、203 関連情報開封検知手段、300 コンピューターシステム、410,420,430,810,1010,1210 テーブル。

Claims (14)

  1. 端末からデータの要求を受信する要求受信手段と、
    前記要求に応答して、予め作成されて前記データに関連付けられている関連情報を前記端末に送信する関連情報送信手段と、
    前記関連情報が前記端末で確認されたことを示す確認情報を受信する確認情報受信手段と、
    前記確認情報の受信に応答して、前記要求されたデータを前記端末に送信するデータ送信手段とを備える、システム。
  2. 前記関連情報を送信することは、ランダムに又は予め定められた順序に従って複数の前記関連情報を表示するデータを送信することを含む、請求項1に記載のシステム。
  3. 前記関連情報は、前記データが使用される授業に紐付けられたコンテンツ、または、前記授業が行なわれる組織または前記授業の関係者に紐付けられたコンテンツを含む、請求項1または2に記載のシステム。
  4. 前記関連情報を記憶するための記憶手段をさらに備え、
    前記関連情報は、前記システムの管理者またはユーザーによって、若しくは、前記システムの製造者によって登録される、請求項1~3のいずれかに記載のシステム。
  5. 前記関連情報は、テキスト、静画像または動画像を含む、請求項1~4のいずれかに記載のシステム。
  6. 前記端末において前記データが閲覧されたことを他の端末に通知する通知手段をさらに備える、請求項1~5のいずれかに記載のシステム。
  7. データを配信するためにコンピューターで実行される方法であって、
    前記コンピューターのプロセッサーが、端末からデータの要求を受信するステップと、
    前記要求に応答して、予め作成されて前記データに関連付けられている関連情報を前記端末に送信するステップと、
    前記関連情報が前記端末で確認されたことを示す確認情報を受信するステップと、
    前記確認情報の受信に応答して、前記要求されたデータを前記端末に送信するステップとを含む、方法。
  8. 前記関連情報を送信することは、ランダムに又は予め定められた順序に従って複数の前記関連情報を表示するデータを送信することを含む、請求項7に記載の方法。
  9. 前記関連情報は、前記データが使用される授業に紐付けられたコンテンツ、または、前記授業が行なわれる組織または前記授業の関係者に紐付けられたコンテンツを含む、請求項7または8に記載の方法。
  10. 前記関連情報を記憶するステップをさらに備え、
    前記関連情報は、前記コンピューターの管理者またはユーザーによって、若しくは、前記システムの製造者によって登録される、請求項7~9のいずれかに記載の方法。
  11. 前記関連情報は、テキスト、静画像または動画像を含む、請求項7~10のいずれかに記載の方法。
  12. 前記端末において前記データが閲覧されたことを他の端末に通知するステップをさらに備える、請求項7~11のいずれかに記載の方法。
  13. 請求項7~12のいずれかに記載の方法をコンピューターに実行させる、プログラム。
  14. 請求項13に記載のプログラムを格納したメモリーと、
    前記プログラムを実行するプロセッサーとを備える、システム。
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