JP2004069650A - 変換装置 - Google Patents

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Keiichi Busujima
毒島 圭一
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Abstract

【課題】JTAG対応のデバイスとJTAG対応のデバイスが混在したプリント基板でもJTAGテストを可能にする変換装置を提供することを目的とする。
【解決手段】変換装置60は支持体62上にJTAG規格に非対応のICを搭載するための電極パッド64が形成されている。支持体62の外縁部にはプリント基板上に変換装置60を実装するための外部端子66が設けられ、外部端子66と電極パッド64との間にはマクロセル68が設けられている。マクロセル68は、通常モード時には、外部端子66と電極パッド64とを接続するように動作し、テストモード時には、外部端子66と電極パッド64とを非接続状態にし、後段のマクロセル68と接続して一連のシフトレジスタを形成するように動作する。支持体62上に設けられたTAPコントローラ70は、制御端子72〜80に入力されたJTAG規格の制御信号に基づいてマクロセル68を制御する。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、変換装置に係り、より詳しくは、JTAG(Joint TestAction Group)テストシステムに非対応のデバイスをJTAGテストシステム対応のデバイスに変換するための変換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ICなどのデバイスが搭載されたプリント基板の導通テストや動作テストを行う場合、テストプローブをデバイスの端子等に押し当てて行うインサーキットテストと呼ばれる手法が一般的であった。
【0003】
しかしながら、デバイスの高集積化及び小型化、プリント基板の高密度実装化が進むに従って、デバイスの端子数が増加すると共に端子の間隔が狭くなり、プリント基板のテストが困難な状況となっている。また、BGA(Ball Grid Array)タイプのデバイスでは、パッケージの裏面にボール状の端子が配置されているため、パッケージをプリント基板に実装した後では端子にテストプローブを押し当てることができず、テストが特に困難であるという問題があった。
【0004】
この問題を解決するため、JTAGテストシステムが提案され、IEEE1149.1(以下、JTAG規格という)として規格化された。
【0005】
このJTAGテストシステムとは、予めJTAG規格に対応した回路をIC等のデバイス内に搭載しておき、このデバイス内に搭載された回路を駆動することによりプリント基板の製造不良(例えば配線パターンのショートやオープンなどの不良)等を検出することができるシステムである。
【0006】
JTAGテストシステムは、図2に示すように、試験装置1とテスト対象であるプリント基板2をTAP(Test Access Port)と呼ばれる直列インターフェースで接続したものである。TAPは、TDI(Test Data In)、TDO(Test Data Out)、TCK(Test Clock)、TMS(Test Mode Select)、TRST(Test Reset)の5つの制御信号で構成されている。
【0007】
制御信号TDIは、試験装置1からプリント基板2に対して、試験用のデータを直列に与える信号である。制御信号TDOは、プリント基板2からのデータを、試験装置1へ出力する信号である。制御信号TCKは、試験装置1からプリント基板2に対して、データの入出力等のタイミングを与えるためのクロック信号である。制御信号TMSは、試験装置1からプリント基板2に対して、試験動作を制御する命令を与えるための信号である。制御信号TRSTは、試験装置1からプリント基板2を非同期に初期化するためのリセット信号である。
【0008】
試験装置1は、例えばパーソナルコンピュータが用いられ、このパーソナルコンピュータに、制御信号TDI等を入出力するためのJTAG制御ボードと、制御プログラムを設けた構成となっている。また、試験装置1は、制御信号TDIとして出力する試験用のデータを作成する試験データ作成ツールと、プリント基板2から出力される制御信号TDOを解読して、このプリント基板2の良否、例えば配線のショートやオープン等の製造不良を判定する試験結果解析ツール等のソフトウェアを備えている。
【0009】
一方、試験対象のプリント基板2には、試験装置1からの試験ケーブルを接続するためのコネクタ3が設けられると共に、JTAG対応の複数のIC(Integrated Circuit)10が搭載されている。
【0010】
各IC10は、それぞれ本来の機能を実行する内部論理回路11と、この内部論理回路11に対する本来の信号を入出力するための複数の端子12を有している。更に、各IC10は、試験用の制御信号TDI,TMS,TCK,TRSTが入力される端子13,14,15,16と、制御信号TDOを出力する端子 17を備えている。
【0011】
端子14,15,16にはTAPコントローラ18が接続され、端子13には命令レジスタ(IN−REG)19aが接続され、端子13,17間にはバイパス・レジスタ(BP−REG)19bが接続されている。また、内部論理回路11と各端子12との問には、それぞれバウンダリスキャンレジスタであるマクロセル20が設けられている。
【0012】
JTAG制御コントローラであるTAPコントローラ18は、端子15から与えられる制御信号TCKの立ち上りで、端子14の制御信号TMSをサンプリングし、この制御信号TMSの論理値“0”、“1”と現在の状態に従って、予め設定された次の状態へ遷移するステートマシンである。遷移した状態に応じて、TAPコントローラ18から各レジスタ19a,19bやマクロセル20に対して、図示しない各種の制御信号が出力されるようになっている。
【0013】
命令レジスタ19aは、端子13から与えられる制御信号TDI中の命令ビットを読み込んで解読するもので、これによりTAPコントローラ18に各種の機能を実行させることができる。また、バイパス・レジスタ19bは、マクロセル20を通さずに、端子13から入力される制御信号TDIを、最短経路で端子17へ制御信号TDOとして出力するための、バイパス経路を提供するものである。
【0014】
マクロセル20は、IC10の内部論理回路11と入出力用の端子12との問に挿入されるもので、試験モード時には、このIC10内のすべてのマクロセル20が一連に接続されて、端子12の信号を順次転送するためのシフト・レジスタを構成することができるようになっている。このシフト・レジスタの最初のマクロセル20の入力側は端子13に接続され、最後のマクロセル20の出力側が端子17に接続されている。
【0015】
プリント基板2に搭載された複数のIC10(この図では、IC10、10のみ表示)の入出力用の端子12の問は、複数の信号配線4で接続されている。また、各IC10の端子14,15,16は、それぞれコネクタ3から制御信号TMS,TCK,TRSTが共通に与えられるように接続されている。
【0016】
一方、各IC10の端子13,17は、デイジーチェーン接続されている。即ち、コネクタ3から制御信号TDIがIC10の端子13に与えられ、このIC10の端子17から出力される制御信号TDOが、次のIC10の端子13に、制御信号TDIとして与えられる。更に、IC10の端子17から出力される制御信号TDOが、コネクタ3を介して試験装置1へ制御信号TDOとして出力されるようになっている。
【0017】
図3は、図2中のIC10における従来のマクロセル20の構成図である。このマクロセル20は、内部論理回路11または入力用の端子12から入力データDIが与えられる入力端子21と、前段のマクロセル等から制御信号TDIが与えられる入力端子22を有している。入力端子21,22は、セレクタ(SEL)23の端子A,Bにそれぞれ接続されている。セレクタ23は、TAPコントローラ18から端子Cに与えられるシフト信号SFTによって制御され、端子A,Bのいずれか一方の信号を選択して、端子Oから出力するものである。セレクタ23の端子Oは、フリップ・フロップ(以下、「FF」という)24の端子Dに接続されている。
【0018】
FF24は、端子CKに与えられる制御信号TCKの立ち上がりのタイミングで、端子Dの信号を保持して端子Qから出力するものである。FF24の端子Qは、後段のマクロセル等に制御信号TDOを出力する出力端子25に接続されると共に、セレクタ26の端子Bに接続されている。セレクタ26の端子Aは入力端子21に接続され、端子Cにはテストモードと通常モードを切り替えるためのモード信号MODがTAPコントローラ18から与えられるようになっている。そして、セレクタ26の端子Oは出力端子27に接続され、この出力端子27から内部論理回路11または出力用の端子12へ出力データDOが出力されるようになっている。
【0019】
このようなJTAGテストシステムにおいて、通常モードが設定されると、各IC10のTAPコントローラ18から与えられるモード信号MODによって、各マクロセル20内のセレクタ26が端子A側に切り替えられる。これにより、マクロセル20の入力端子21と出力端子27が接続され、各IC10の内部論理回路11と入出力用の端子12が直接接続されて通常の動作が行われる。
【0020】
一方、テストモードが設定されると、モード信号MODによって、各マクロセル20内のセレクタ26が端子B側に切り替えられ、IC10の内部論理回路11と入出力用の端子12が切り離される。
【0021】
更に、各IC10のTAPコントローラ18から与えられるシフト信号SFTによって、セレクタ23が端子A側に切り替えられると、入力端子21の入力データDIが、このセレクタ23を介してFF24の端子Dに与えられる。ここで、制御信号TCKが立ち上がると、入力データはFF24に保持され、端子25に制御信号TDOとして出力される。
【0022】
その後、シフト信号SFTによってセレクタ23が端子B側に切り替えられると、入力端子22の制御信号TDIが、このセレクタ23を介してFF24の端子Dに与えられる。これにより、IC10内のすべてのマクロセル20がデイジーチェーン接続され、シフト・レジスタが構成される。また、各IC10の間も信号配線4によって接続されているので、プリント基板2上のすべてのIC10のマクロセル20がデイジーチェーン接続され、一連のシフト・レジスタが形成される。
【0023】
ここで、試験装置1から制御信号TCKのタイミングに従って制御信号TDIを与える。これにより、制御信号TDIが各IC10内のマクロセル20のFF24に順次転送されると共に、これらのFF24に保持されていたデータが順次読み出されてコネクタ3に制御信号TDOとして出力される。試験装置1では、試験用のデータを制御信号TDIとして出力し、プリント基板2から読み出された制御信号TDOを解析することにより、このプリント基板2上の信号配線4の良否を判定することができる。すなわち入力したテストデータである制御信号TDIと出力されたテストデータである制御信号TDIとを比較してデータパターンが一致するか否かを判定することにより、ショートしている信号配線や、接触不良等によりオープンしている信号配線を検出することができる。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のマクロセル20では、次のような問題があった。JTAGテストでは、例えば図2のIC10の出力用の端子12から信号配線4に出力された信号と、IC10の入力用の端子12に入力された信号を比較し、その比較結果に基づいてその間の信号配線4の良否を判定している。即ち、試験対象の信号配線4の両側には、JTAG対応のIC10が接続されていることが前提となっている。このため、信号配線4に接続される片方のIC(例えば、IC10)がJTAGに対応していない場合、その信号配線4の試験が極めて困難になる、という問題があった。
【0025】
ところで、近年、データ通信に使用しているネットワークを使用して音声通信を可能にするデジタル通信技術であるVoIP(Voice Over Internet Protocol)を利用した製品が普及し始めているが、このVoIP製品では、図4に示すように、CPU30やDSP32、ROM34、RAM36等のICや、LAN側とのインターフェースドライバー38やシリアルドライバー40、及び、レベル変換や回線側と装置内部とを電気的に分離するためのトランス42等を備えたLAN側とのインターフェースである回線収容部44、CODEC46や加入者線回路であるSLIC(Subscriber Line Interface Circuit)48等を備えた電話機側とのインターフェースである回線収容部50を備えている。
【0026】
このようなVoIP製品でJTAGテストを行おうとした場合、現状ではCPU30やDSP32等の集積度の高いICでしかJTAG規格に対応していないため、JTAG対応のデバイスとJTAG非対応のデバイスが混在することとなる。
【0027】
JTAG非対応のROM34やRAM36については、テストデータの読み込みや書き込み等により配線不良等を検出することは可能ではあるが、回線収容部44、50については使用電源電圧が相違することや外部間インターフェースである等の理由によりJTAGテストすることができず、別の方法によりテストしなければならないため、検査効率を悪化させる原因となっていた。
【0028】
本発明は、上記事実に鑑みて成されたものであり、JTAG対応のデバイスとJTAG対応のデバイスが混在したプリント基板でもJTAGテストを可能にする変換装置を提供することを目的とする。
【0029】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、デバイスが搭載されたプリント基板の検査をするための予め定めた規格に非対応の非対応デバイスのデバイス端子が接続される複数の電極と、前記電極に対応して設けられた複数の外部端子と、前記外部端子と検査すべき前記電極との間に設けられ、前記デバイスが通常動作を行う通常モード時には前記外部端子と当該外部端子に対応する前記デバイス端子とが接続され、前記検査を行うテストモード時には前記検査すべき電極について検査を行うためのテストデータを転送するように接続される少なくとも1つのマクロセルと、前記検査を行うための制御信号及びテストデータを入力するための制御端子と、前記制御端子から入力された制御信号に基づいて前記マクロセルを制御するコントローラと、を備えたことを特徴とする。
【0030】
この発明によれば、デバイスが搭載されたプリント基板の検査をするための予め定めた規格に非対応の非対応デバイスのデバイス端子が接続される複数の電極を備えている。この規格は、例えば請求項3に記載したように、IEEE1149.1、すなわちJTAG規格とすることができる。
【0031】
また、電極に対応して複数の外部端子が設けられ、この外部端子と検査すべき電極との間には、マクロセルが設けられている。このマクロセルは、規格に対応して、デバイスが通常動作を行う通常モード時には外部端子と当該外部端子に対応するデバイス端子とを接続する。すなわち、マクロセルは、非対応デバイスが通常の動作を行うように、外部端子からの信号が非対応デバイスに入力されるように、または非対応デバイスからの信号が外部端子に出力されるように動作する。
【0032】
また、マクロセルは、規格に対応して、検査を行うテストモード時には検査すべき電極について検査を行うためのテストデータを後段のマクロセルまたは外部端子に転送するように接続される。これにより、デバイス同士をデイジーチェーン接続することができ、テストデータを次々と後段のデバイスへ転送することが可能となる。
【0033】
このマクロセルは、規格に対応したコントローラによって制御される。コントローラは、制御端子から入力された規格に対応した制御信号に基づいてマクロセルを制御する。
【0034】
これにより、非対応デバイスを電極に接続することにより、規格に対応した対応デバイスに変換することができる。従って、対応デバイスと非対応デバイスが混在したプリント基板でも、規格に対応した検査をすることができる。これにより、検査効率を向上させることができる。
【0035】
なお、請求項2に記載したように、電源を入力するための電源端子と、前記電源端子から入力された電源を前記マクロセル及び前記コントローラに供給するための電源供給手段と、をさらに備えた構成としてもよい。これにより、電源端子を有しない非対応デバイス、例えばトランスやコイル等も対応デバイスに変換することができる。
【0036】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)
以下、図面を参照して本発明の第1実施形態について説明する。なお、本実施形態では、一例として、JTAG非対応の表面実装タイプ、例えばSOP(Small Outline Package)タイプのIC(以下、非対応ICという)をJTAG対応に変換するための変換装置について説明する。
【0037】
図1には、本実施の形態に係る変換装置60の概略平面図を示した。変換装置60は、図1に示すように、支持体62上に、非対応ICを搭載するための電極パッド64が形成されている。
【0038】
この電極パッド64は、非対応ICの端子の配置に対応した位置に形成されている。なお、図1において点線で示す領域63は、非対応ICのパッケージ部分が実装されるべき領域を示している。非対応ICの各端子は、対応する電極パッド64上に半田付け等により接続される。
【0039】
また、支持体62の外縁部には、図示しないプリント基板上に変換装置60を実装するための外部端子66が設けられている。この外部端子66は、少なくとも非対応ICの端子に対応した数だけ設けられる。
【0040】
各々の外部端子66と電極パッド64との間には、各々マクロセル68が設けられている。このマクロセル68は、デジタル信号用のマクロセルとアナログ信号用のマクロセルとがあり、非対応ICの端子に入力または出力される信号がデジタル信号なのかアナログ信号なのかにより予め選択されて搭載される。なお、デジタルセルの構成は、図3と同様の構成である。
【0041】
デジタルセルの場合、マクロセル68は、前述したように、通常モードが設定された場合には、外部端子66と電極パッド64、すなわち領域63上に実装された非対応ICの端子とを接続するように動作し、テストモードが設定された場合には、外部端子66と電極パッド64とを非接続状態にすると共に、後段のマクロセル68と接続して一連のシフトレジスタが形成されるように動作する。
【0042】
なお、非対応ICは電源端子を備え、この電源端子から電力を供給されて動作するため、電極パッド64の何れか1つには電源端子が接続される。この電源端子が接続される電極パッドに対応した位置の外部端子が電源供給用となる。このため、電源供給用の外部端子と、対応する電極パッドとの間にはマクロセルは設けられず直接接続される。そして、各マクロセルは、電源供給用の外部端子から供給された電力により動作する。
【0043】
また、支持体62上には、JTAGコントローラであるTAPコントローラ70が設けられている。TAPコントローラ70も電源供給用の外部端子から電力を供給されて動作する。TAPコントローラ70は、図2で説明したのと同様であるので詳細な説明は省略する。
【0044】
TAPコントローラ70近傍であって支持体62の外縁部には、前述した制御信号TDI,TMS,TCK,TRST,TDOを入力または出力するための制御端子72〜80が設けられており、これら制御端子72〜80はTAPコントローラ70と接続されている。
【0045】
TAPコントローラ70では、前述したような制御により、通常モードでは非対応ICが通常の動作をするように、すなわち外部端子66と非対応ICの端子とが接続されるようにマクロセル68を制御し、テストモードでは、JTAGテストが行われるように、すなわち外部端子66と非対応ICの端子とが非接続状態になると共に、後段のマクロセル68及び後段のICと接続して一連のシフトレジスタが形成されるようにマクロセル68を制御する。また、TAPコントローラ70は、マクロセル68がアナログセルの場合には、通常モードの場合はアナログ信号をセル内で透過させ、テストモードの場合には、JTAG用の制御信号をデジタル信号として扱って制御する。
【0046】
これにより、非対応ICを変換装置60に実装し、この変換装置60をプリント基板に実装することにより、図4に示すようなVoIP製品のように、JTAG非対応のデバイスとJTAG対応のデバイスが混在した回路の場合でもJTAGテストを行うことができる。従ってJTAGに非対応のデバイスを別の方法により検査する必要がなく、検査効率を向上させることができる。
【0047】
なお、本実施形態では、SOPタイプのJTAGに非対応のICをJTAG対応のICに変換するための変換装置について説明したが、SOPの他、QFP(Quad Flat Package)やBGA(Ball Grid Array)タイプのICにも本発明を適用可能である。
【0048】
また、表面実装タイプでなく、端子挿入タイプ、例えばDIP(Dual Inline Package)にも本発明を適用可能である。この場合、電極パッドを端子挿入可能な構造にするか、非対応ICの端子を挿入可能なソケットを電極パッド上にさらに実装すればよい。
【0049】
また、非対応ICのサイズを変換するためのソケットを電極パッド上に実装するようにしてもよい。これにより、非対応ICのサイズに応じてソケットを変更すればよいため、電極パッドの配置を非対応ICのサイズに合わせて変更する必要がない。
【0050】
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について説明する。第2実施形態では、電源端子を有していないJTAG非対応のデバイスをJTAG対応のデバイスに変換するための変換装置について説明する。なお、第1実施形態と同一部分には同一符号を付し、詳細な説明は省略する。
【0051】
変換対象のデバイスが電源供給されて動作するIC等の場合は、外部端子66の1つが電源供給用となり、その外部端子からマクロセル68やTAPコントローラ70に電源が供給されるが、変換対象のデバイスがトランスやフィルタなどのように、電源端子を有していない場合には、別途電源端子を設ける必要がある。
【0052】
そこで、本実施形態に係る図5に示す変換装置90は、電源端子92及び電源供給セル94を備えている。電源供給セル94は、電源端子92から供給された電力を各マクロセル68及びTAPコントローラ70に供給する。
【0053】
これにより、電源端子を有していないJTAG非対応のデバイスをJTAG対応のデバイスに変換することができる。
【0054】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、JTAG対応のデバイスとJTAG対応のデバイスが混在したプリント基板でもJTAGテストが可能になる、という効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態における変換装置の平面図である。
【図2】JTAGテストシステムの概略構成図である。
【図3】マクロセルの回路図である。
【図4】VoIP製品の概略構成図である。
【図5】第2実施形態における変換装置の平面図である。
【符号の説明】
1    試験装置
2    プリント基板
3    コネクタ
4    信号配線
11  内部論理回路
12〜15、17  端子
18、70  TAPコントローラ(コントローラ)
19b      バイパス・レジスタ
19a      命令レジスタ
20、68  マクロセル
21、22  入力端子
23、26  セレクタ
25、27  出力端子
38  インターフェースドライバー
40  シリアルドライバー
42  トランス
44、50  回線収容部
60、90  変換装置
62  支持体
63  領域
64  電極パッド(電極)
66  外部端子
72  制御端子
92  電源端子
94  電源供給セル(電源供給手段)

Claims (3)

  1. デバイスが搭載されたプリント基板の検査をするための予め定めた規格に非対応の非対応デバイスのデバイス端子が接続される複数の電極と、
    前記電極に対応して設けられた複数の外部端子と、
    前記外部端子と検査すべき前記電極との間に設けられ、前記デバイスが通常動作を行う通常モード時には前記外部端子と当該外部端子に対応する前記デバイス端子とが接続され、前記検査を行うテストモード時には前記検査すべき電極について検査を行うためのテストデータを転送するように接続される少なくとも1つのマクロセルと、
    前記検査を行うための制御信号及びテストデータを入力するための制御端子と、
    前記制御端子から入力された制御信号に基づいて前記マクロセルを制御するコントローラと、
    を備えたことを特徴とする変換装置。
  2. 電源を入力するための電源端子と、前記電源端子から入力された電源を前記マクロセル及び前記コントローラに供給するための電源供給手段と、をさらに備えたことを特徴とする請求項1記載の変換装置。
  3. 前記規格はIEEE1149.1であることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の変換装置。
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