JP2004069447A - プリント配線板通電検査治具の検査装置 - Google Patents

プリント配線板通電検査治具の検査装置 Download PDF

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Abstract

【課題】プリント配線板通電検査治具を自動で導通・短絡検査できる検査装置を提供する。
【解決手段】検出ピン用ピン122に当接する検査ピン50と、該検査ピン50に接続する接続ピン32との間で導通を試験する。接続ピン用検出ピン132にて他の接続ピン32でも電圧が検出されるかを判断し、短絡を検査する。そして、接続ピン用検出ピン132を接続ピン32に当てた状態で、接続ピン用出力ピン152を接続ピン32に当てて、接続ピン用出力ピン152に電圧を印加し、接続ピン用検出ピン132側で電圧を検出し、短絡を検査する。
【選択図】 図6

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、プリント配線板の導通試験をするためのプリント配線板通電検査治具を検査するための検査装置に関し、特に、プリント配線板の配線パターンを導通試験するため立設された複数の検査ピンと、該検査ピンと電気接続された接続ピンからなる端子盤とが設けられたプリント配線板通電検査治具を導通・短絡試験するための検査装置に関するのもである。
【0002】
【従来の技術】
ドータボード等の種々のプリント配線板は、製造工程の最後で導通試験が行われ、プリント配線板上の配線パターン間でオープン、短絡が生じていないかが調べられる。ここで、導通試験には、図9〜図11に示すようなプリント配線板通電検査治具が製造されるプリント配線板毎に用意され行われる。
【0003】
図9はプリント配線板通電検査治具の平面図であり、図10は側面図であり、図11は背面図である。
プリント配線板通電検査治具10は、図9に示すよう表面側に設けられたプリント配線板検査板20と、図11に示すよう裏面側に取り付けられた複数の端子盤30(30A、30B、30C、30D)と、該プリント配線板検査板20及び端子盤30を支持するためのフレーム40とから成る。プリント配線板通電検査治具の側面図である図10中に示すように、プリント配線板検査板20の上面には、ピン(検査プローブ)50の先端が突出しており、下面側には該検査ピン50に接続された配線54が取り付けられており、該配線54が端子盤30に接続されている。
【0004】
1個の端子盤30には、32行、32列のマトリクス状に1024本の接続ピン32が設けられており、図11に示すように、図中では、4個の端子盤30A、30B、30C、30Dが設けられ、合計4096本の接続ピン32が設けられている。即ち、図9中に示す検査ピン50は4096本設けられ、被検査対象の配線パターンの4096箇所に接触する。なお、ここでは、接続ピン32の数と検査ピン50の数とが等しいとして説明を行ったが、接続ピン32の数が検査ピン50の数よりも多い場合もあり得る。
【0005】
ここで、プリント配線板の検査は、図12に示すように、プリント配線板60を上下1対のプリント配線板通電検査治具10、10で挟む。各プリント配線板通電検査治具の端子盤30には、ケーブル36の雌型端子盤34が接続されている。上側のケーブル36−雌型端子盤34−端子盤30−配線54を介して、プリント配線板検査板20の検査ピン50に電圧を印加し、プリント配線板60の配線パターン(図示せず)を介して、下側のプリント配線板検査板20の検査ピン50へ電流を流し、該電流を配線54−端子盤30−雌型端子盤34−下側のケーブル36へ通すことで検査を行う。即ち、上側のプリント配線板通電検査治具10の図11を参照して上述した端子盤30の接続ピン32に順次電圧を印加し、下側のプリント配線板通電検査治具10の端子盤30の対応する接続ピン32に電流が流れ/流れないことを自動的に確認することで、該プリント配線板60の接続検査を行う。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
このプリント配線板通電検査治具は、製造するプリント配線板毎に1対製造されている。このプリント配線板通電検査治具は、製造工程の最後に導通試験が行われ、検査ピン50と端子盤30の接続ピン32との間でオープンが生じていないかが調べられる。この検査を従来は、検査ピン50のピッチが0.25mmあったため、検査員が人手で行っていた。しかしながら、0.18mmピッチのパッケージ基板のBGAを検査するプリント配線板通電検査治具を製造すためには、ピンのピッチを更に狭める必要があるため、もはや人手による検査を行い得なくなる。
【0007】
このため、本出願人は、特願2002−164378にて、導通試験を自動で行うことができるプリント配線板通電検査治具の検査装置を提案した。しかしながら、該検査装置では、線間の短絡を試験することができなかった。短絡試験を行う方法としては、端子盤30の接続ピン32と同数(1024本)のピンを備えるマルチプレクサを用い、各接続ピン間の短絡の有無を順次検査することが考え得るが、係る多数の入力を備える装置は非常に高価になり現実的ではない。
【0008】
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、プリント配線板通電検査治具を自動で導通・短絡検査ができるプリント配線板通電検査治具の検査装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するため、請求項1の発明は、プリント配線板の配線パターンを導通試験するためピン保持板に立設された複数の検査ピンと、該検査ピンと電気接続された接続ピンからなる端子盤とが設けられたプリント配線板通電検査治具を導通・短絡試験するためのプリント配線板通電検査治具の検査装置であって、
前記ピン保持板の検査ピンに当接して電圧を印加するX−Y方向に移動可能な検査ピン用出力ピンと、
前記端子盤の接続ピンに当接して電圧を印加する接続ピン用出力ピンを複数保持する出力ピン保持部材と、
前記端子盤の接続ピンに当接して電圧を検出する接続ピン用検出ピンを複数保持する検出ピン保持部材と、
保持された前記検査ピンの座標位置に基づき、前記検査ピン用出力ピンを検査対象の検査ピンに当接させ電圧を印加すると共に、前記接続ピン用検出ピンを検査対象の検査ピンに接続された接続ピンへ当接させ、該検査対象の検査ピンと接続ピンとの間の導通検査を実施する導通検査手段と、
前記検査ピン用出力ピンを検査対象の検査ピンに当接させ電圧を印加し、前記接続ピン用検出ピンを検査対象の検査ピンに接続された接続ピンへ当接させた状態で、検出ピン保持部材に保持された当該接続ピン用検出ピンを除く残りの複数の接続ピン用検出ピンで電圧を検出することで、該検査対象の検査ピンと検出ピン保持部材に保持された前記残りの複数の接続ピン用検出ピンに当接している接続ピンとの間の短絡検査を実施する第1短絡検査手段と、
前記出力ピン保持部材の接続ピン用出力ピンを前記端子盤の接続ピンに当接して電圧を印加し、前記検出ピン保持部材の接続ピン用検出ピンを前記端子盤の接続ピンに当接して電圧を検出することで、当該接続ピン用出力ピンに当接している接続ピンと、前記接続ピン用検出ピンに当接している接続ピンとの間の短絡検査を実施する第2短絡検査手段と、を有することを技術的特徴とする。
【0010】
請求項1では、導通検査手段が、保持された検査ピンの座標位置に基づき、検査ピン用出力ピンを検査対象の検査ピンに当接させ電圧を印加すると共に、接続ピン用検出ピンを検査対象の検査ピンに接続された接続ピンへ当接させ、該検査対象の検査ピンと接続ピンとの間の導通検査を実施する。第1短絡検査手段が、検査ピン用出力ピンを検査対象の検査ピンに当接させ電圧を印加し、接続ピン用検出ピンを検査対象の検査ピンに接続された接続ピンへ当接させた状態で、検出ピン保持部材に保持された当該接続ピン用検出ピンを除く残りの複数の接続ピン用検出ピンで電圧を検出することで、該検査対象の検査ピンと検出ピン保持部材に保持された残りの複数の接続ピン用検出ピンに当接している接続ピンとの間の短絡検査を実施する。第2短絡検査手段が、出力ピン保持部材の接続ピン用出力ピンを端子盤の接続ピンに当接して電圧を印加し、検出ピン保持部材の接続ピン用検出ピンを端子盤の接続ピンに当接して電圧を検出することで、当該接続ピン用出力ピンに当接している接続ピンと、接続ピン用検出ピンに当接している接続ピンとの間の短絡検査を実施する。このため、プリント配線板通電検査治具の導通・短絡試験することができる。特に、出力ピン保持部材の複数の接続ピン用出力ピンを端子盤の接続ピンに当接して電圧を印加し、検出ピン保持部材の複数の接続ピン用検出ピンを端子盤の接続ピンに当接して電圧を検出する。このため、端子盤の接続ピンと同じ数の検査ピンを有する検査装置を用いることなく端子盤の短絡検査することができる。
【0011】
請求項2は、出力ピン保持部材は、端子盤の接続ピンの少なくとも1行分の接続ピン用出力ピンを保持し、検出ピン保持部材は、端子盤の接続ピンの少なくとも1行分の接続ピン用検出ピンを保持し、列方向へ移動可能である。
このため、第1短絡検査手段が、検査ピン用出力ピンを検査対象の検査ピンに当接させ電圧を印加し、接続ピン用検出ピンを検査対象の検査ピンに接続された接続ピンへ当接させた状態で、検出ピン保持部材に保持された行数分(少なくとも1行分)の接続ピン用検出ピンで電圧を検出することで、該検査対象の検査ピンと検出ピン保持部材に保持された接続ピン用検出ピンに当接している行数分の接続ピンとの間の短絡検査を実施できる。
そして、第2短絡検査手段が、出力ピン保持部材の接続ピン用出力ピンを端子盤の行数分の接続ピンに当接して電圧を印加し、検出ピン保持部材の接続ピン用検出ピンを端子盤の行数分の接続ピンに当接して電圧を検出することで、当該接続ピン用出力ピンに当接している行数分の接続ピンと、接続ピン用検出ピンに当接している行数分の接続ピンとの間の短絡検査を実施する。このため、端子盤の接続ピンと同じ数の検査ピンを有する検査装置を用いることなく、少なくとも1行分の接続ピン用出力ピンを保持する出力ピン保持部材と、少なくとも1行分の接続ピン用検出ピンを保持する検出ピン保持部材とを用いて、出力ピン保持部材と検出ピン保持部材とを列方向へ移動させながら検査することで、マトリクス状に接続ピンを保持する端子盤の短絡検査することが可能となる。
【0012】
請求項3では、検査ピン用出力ピンを次の検査対象の検査ピンへ移動を開始した後、第2短絡検査手段による短絡検査を開始する。即ち、第2短絡検査手段による短絡検査中に検査ピン用出力ピンを次の検査対象の検査ピンへ移動するため、検査時間を短縮することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態に係るプリント配線板通電検査治具の検査装置について図を参照して説明する。
図1は検査装置の側面側の断面図であり、図2は検査装置の正面図であり、図3は図2のB−B横断面図である。検査装置100は、図9〜図11を参照して上述した従来技術のプリント配線板通電検査治具10を自動で導通検査する。
【0014】
図1及び図2に示すように、検査装置100は、プリント配線板通電検査治具10を載置する固定台110と、プリント配線板通電検査治具10の検査ピン50に当接する検査ピン用ピン(検査プローブ)122をX−Y方向へ送るための検査ピン用ピン駆動部120と、プリント配線板通電検査治具10の接続ピン32に当接する接続ピン用検出ピン132を複数保持する検出ピン保持バー134をX−Y方向へ送るための検出ピン駆動部130と、プリント配線板通電検査治具10の接続ピン32に当接する接続ピン用出力ピン152(図示せず)を複数保持する出力ピン保持バー154をX−Y方向へ送るための出力ピン駆動部150と、該検査ピン用ピン駆動部120、検出ピン駆動部130及び出力ピン駆動部150を制御して導通試験を行う制御部140と、キーボード142と、モニター144とを備える。該検査装置100の筐体には、プリント配線板通電検査治具10を出し入れするための蓋160が設けられている。
【0015】
図3は、図2のB−B横断面図であり、検査ピン用ピン122をX−Y方向へ送るための検査ピン用ピン駆動部120の平面図に相当する。
検査ピン用ピン駆動部120は、検査ピン用ピン122をZ方向へ送るヘッド128をX方向へ送るXレール124と、Y方向へ送るYレール126とを備え、ヘッド128には、検査ピン用ピン122の先端部を撮影するためのCCDカメラ148が搭載されている。該CCDカメラ148で撮影された画像が、図2中に示すモニター144に映し出され、作業者は、モニター144の画像を見ながら検査ピン用ピン122の位置を微調整できるように構成されている。図示しないが、CCDカメラ148は、検査ピン用ピン122の先端を斜め上側から写せるように傾斜を持たせて取り付けられている。
【0016】
ここで、制御部140は、保持している検査ピン及び接続ピンの座標位置に基づき、検査ピン用ピン駆動部120を制御し、検査ピン用ピン122を図9に示すプリント配線板通電検査治具10表面の検査対象となる検査ピン50に当接させると共に、検出ピン駆動部130を制御し、接続ピン用検出ピン132を図11に示すプリント配線板通電検査治具10裏面の検査対象の検査ピン50に接続された接続ピン32へ当接させ、該検査対象の検査ピン50と接続ピン32との間の導通検査を図11中に示す4096本全ての検査ピン50に対して順次実施する。
【0017】
図1に示す検査装置の電気的の構成について、図4のブロック図を参照して説明する。検査ピン用ピン駆動部120が、検査ピン用ピン(検査プローブ)122をX−Y方向へ送りプリント配線板通電検査治具10の検査ピン50に当接させる。一方、検出ピン駆動部130が、接続ピン用検出ピン132を複数保持する検出ピン保持バー134をX−Y方向へ送り、プリント配線板通電検査治具10の接続ピン32に当接させる。同様に、出力ピン駆動部150が、接続ピン用出力ピン152を複数保持する出力ピン保持バー154をX−Y方向へ送り、プリント配線板通電検査治具10の接続ピン32に当接させる。
【0018】
[通電検査]
引き続き、該検査装置による検査について説明する。図5は、図4中のA矢視図であり、端子盤30の接続ピン32に当接する接続ピン用検出ピン132を複数保持する検出ピン保持バー134を模式的に示している。上述したように、端子盤30には、32行、32列のマトリクス状に1024本の接続ピン32が設けられている。図中では、図示の便宜上、少ない数の接続ピンを示している。検出ピン保持バー134には、2行分(32×2=64本)の接続ピン用検査ピン132が設けられ、図中で接続ピン(1−1)〜接続ピン(2−32)までの電圧を検出するよう構成されている。ここで、図4に示すように、検査ピン用ピン(検査プローブ)122がプリント配線板通電検査治具10の検査ピン50の一番目のピン(図9中に示す50−1)に当接した状態で、出力信号140Aから電圧を印加し、該一番目の検査ピン50に接続された接続ピン32(ここでは、1−1に接続されているものとする)で電圧が検出されるか否かにより該検査ピン50−1と接続ピン32(1−1)との間の導通を試験する。
【0019】
[第1短絡検査]
この通電検査と同時に、該接続ピン32(1−1)を除く残りの検出ピン保持バー134の接続ピン用検出ピン132に当接された接続ピン32(1−2〜2−32)で電圧が検出されるかを入力信号140Cを介して信号比較140Bで判断し、検査対象の接続ピン32(1−1)と残りの接続ピン32(1−2〜2−32)との間で短絡が発生していないかを検査する。
【0020】
[第2短絡検査]
図6は、検査装置による第2短絡検査を示している。検査ピン用ピン(検査プローブ)122をプリント配線板通電検査治具10の検査ピン50から離し、そして、検出ピン保持バー134の接続ピン用検出ピン132を接続ピン32に当てた状態で、出力ピン保持バー154の接続ピン用出力ピン152を接続ピン32に当てて、出力信号140Aから接続ピン用出力ピン152に電圧を印加し、接続ピン用検出ピン132側で電圧を検出し、短絡が発生しているかを検査する。
【0021】
図7及び図8は、図6中の端子盤30のA矢視図である。出力ピン保持バー154には、検出ピン保持バー134と同様に、2行分(32×2=64本)の接続ピン用出力ピン152が設けられている。図7に示すように、該検出ピン保持バー134の接続ピン用出力ピン152から、接続ピン32(3−1)〜接続ピン(4−32)まで同時に電圧が印加され、検出ピン保持バー134の接続ピン用検出ピン132に接触している接続ピン(1−1)〜(2−32)にて電圧が検出されるか否かにより、接続ピン(1−1)〜(2−32)と接続ピン(3−1)〜(4−32)との間で短絡が発生しているか否かを検査する。ここで、接続ピン(2−4)と接続ピン(6−29)間で短絡が発生している時には、図8に示すように、出力ピン保持バー154の接続ピン用出力ピン152で、接続ピン(5−1)〜(6−32)に電圧を印加している際に、接続ピン(2−4)に接続している接続ピン用検出ピン132にて電圧が検出されることで、接続ピン(2−4)にて短絡が生じていることが判明する。
【0022】
この制御部140による検査処理について、当該処理の主ルーチンを示す図13を参照して説明する。
先ず、LANを介してプリント配線板通電検査治具を製造した際のCADデータから検査ピンの座標情報データを読み込む(データ読み込み:S100)。なお、接続ピン32の座標情報データは、各プリント配線板通電検査治具において共通であるため、既に制御部140内に保持されている。そして、プリント配線板通電検査治具の2本の検査ピン50の位置を測定することで、プリント配線板通電検査治具のピンの誤差を求め、求めた誤差から検査ピンの座標データを補正する(位置補正:S200)。その後、検査の際の初期値を設定し(初期設定:S300)、検査を行う(検査:S400)。検査によりオープンと判断した検査ピン50に対して再検査を行い(再検査:S500)、検査結果を表示する(結果表示:S600)。
【0023】
上述したデータ読み込み(S100)について、当該処理のサブルーチンを示す図14を参照して説明する。
作業者からデータの取り込み指示があると(S102:Yes)、LANを介してプリント配線板通電検査治具を製造した際のCADデータから検査ピンの座標情報データを読み込む(S104)。
【0024】
上述した位置補正(S200)について、当該処理のサブルーチンを示す図15を参照して説明する。
ここで、図9に示すプリント配線板通電検査治具10の4096本の検査ピン50には、それぞれA−1からA−4096の番号が付けられており、同様に、図11に示す4096本の接続ピン32には、B−1からB−4096の番号が付けられている。作業者は、位置補正が適切に行えるように検査ピン(番号A−1)から検査ピン(番号A−4096)の内の対角線上に近いピンを誤差測定用に指定する。ここでは、図9中に示す検査ピン50−1(番号A−1)と検査ピン50−2(番号A−2033)とを選ぶとして説明を行う。なお、以下の説明で、接続ピン用検出ピン132及び接続ピン用出力ピン152の接続ピン32への移動に関しては、接続ピン32のピッチが大きく、規則正しく配置されており位置合わせで問題が生じないため詳細を省略する。
【0025】
作業者により1番ピン50−1の指定が行われると(S202:Yes)、指定された1番ピン(検査ピン:番号A−1)の座標情報に基づき検査ピン用ピン122を移動させる(S204)。この検査ピン用ピンは、該CCDカメラ148で撮影され図2中に示すモニター144に映し出され、作業者は、モニター144の画像を見ながら、検査ピン用ピン122の位置が1番ピン50−1に対応するよう微調整できる。即ち、制御部140は、作業者による指示があると(S206:Yes)、指示に基づき微調整を行う(S208)。そして、作業者により1番ピンの位置がOKであるとの指示があると(S210:Yes)、1番ピンの位置(現在の座標位置)を記憶する(S212)。
【0026】
同様にして、作業者により2番ピン50−2の指定が行われると(S214:Yes)、指定された2番ピン(検査ピン:番号A−2033)の座標情報に基づき検査ピン用ピン122を移動させる(S216)。制御部140は、作業者による指示があると(S218:Yes)、指示に基づき微調整を行う(S220)。そして、作業者により2番ピンの位置がOKであるとの指示があると(S222:Yes)、2番ピンの位置(現在の座標位置)を記憶する(S224)。
【0027】
その後、1番ピンの位置、2番ピンの位置からプリント配線板通電検査治具のプリント配線板検査板20のX−Y方向のずれを演算する(S226)。例えば、測定した1番ピンの位置と記憶していた座標とのX、Y方向の誤差と、測定した2番ピンの位置と記憶していた座標とのX、Y方向の誤差との平均から全体としてのX、Y方向の誤差を出す。次に、1番ピンの位置、2番ピンの位置からプリント配線板通電検査治具のプリント配線板検査板20のX−Y方向の延び縮みを演算する(S228)。例えば、測定した1番ピンの位置と2番ピンの位置から求めた1番ピン−2番ピン間の距離と、記憶していた座標から求めた1番ピン−2番ピン間の距離との比較からX−Y方向の延び縮みを演算する。最後に、測定した1番ピンの位置と記憶していた座標とのX、Y方向の誤差と、測定した2番ピンの位置と記憶していた座標とのX、Y方向の誤差から回転方向のずれ(誤差)を演算する(S230)。この回転誤差に基づき、S226で算出したX−Y方向のずれ量は補正される。
【0028】
上記演算により求めたX−Y方向のずれ量、X−Y方向延び縮、回転方向のずれに基づき、全ての検査ピン50の座標データを補正して(S232)、処理を終了する。
【0029】
上述した初期設定(S300)について、当該処理のサブルーチンを示す図16を参照して説明する。
作業者によるリトライ回数の指定があると(S302:Yes)、リトライ回数を設定する(S304)。ここで、リトライ回数とは、検査結果がオープンの場合、接触不良である可能性もあるため、設定された回数以内で自動的に同じピン位置を繰り返し検査する。作業者により連続NGピン数の指定があると(S306:Yes)、連続NGピン数を設定する(S308)。設定されたリトライ回数検査してもオープンとなることが複数のピンで連続する際には、配線順がずれている可能性が高いため、後述するように検査を途中で終了できるように、検査を終了するための連続NGピン数を設定する。作業者によりZ軸深さの指定があると(S310:Yes)、Z軸深さを設定する(S312)。プリント配線板検査板20に配置された検査ピンの先端(あるいはソケットの状態で検査することもある)形状が異なることにより、導通を確認できる荷重が変化することがあるため、導通し難い場合にはZ軸を深くして良好に検査できるようにする。作業者によりZ軸回避高さの指定があると(S314:Yes)、Z軸回避高さを設定する(S316)。プリント配線板検査板20には複数種類、即ち、大きさの異なる検査ピンが配置されているため、検査ピン用ピンが次の検査位置へ移動する際に、長く突き出たピンと干渉しないように、回避高さを設定する。作業者により自動微調整の指定があると(S318:Yes)、自動微調整寸法を設定する(S320)。検査中に予め補正指定された位置においてオープンが発生した場合、後述するようにここで設定された寸法だけ、+X、−X、+Y、−Y方向にずらした位置で再検査を行う。導通が確認された段階で、次のピン位置を導通の取れた補正量だけ補正して検査を続ける。
【0030】
図13を参照して上述した検査処理(S400)について、当該処理のサブルーチンを示す図17を参照して説明する。
先ず、制御部140は、上記S232で補正した検査ピンの座標位置に基づき、検査ピン用ピン駆動部120を制御し、検査ピン用ピン122を図9に示すプリント配線板通電検査治具10表面に設けられた最初の検査対象となる検査ピン50(番号50−1)に当接させると共に、保持してある接続ピンの座標位置に基づき検出ピン駆動部130を制御し、検出ピン保持バー134を移動させ、接続ピン用検出ピン132を端子盤30の検査対象の検査ピン50に接続された接続ピンを含む64本の接続ピン32(1−1〜2−32)へ当接させる(S402)。次に、検査対象の検査ピンを初期化した後((最初は対象の検査ピンを番号A−1(n=1)とする):S402)、検査完了予定時刻を算出してモニター144で表示する(S406)。そして、検査ピン用ピン122に電圧を印加し、検査ピン用ピン122と接触している検査ピン50−配線54−接続ピン32−接続ピン32と接触している接続ピン用検出ピン132間に電流が流れるかを検査し(S410)、電流が流れる際には(S412:Yes)、当該検査対象の検査ピン50の導通が正常であることを表示し(S434)、後述するショート検査(S800)を経た後、最後のピンまで検査が済むまでは(S436:No)、上記処理を繰り返す。なお、この検査装置100では、モニター144上に全ての検査ピンが白丸(○)で表示されており、検査結果がOKである場合には該当の白丸が緑丸になる。
【0031】
ここで、上記S412の判断で、対象の検査ピンがオープンと判断された際には(S412:No)、検査ピン用ピン122を移動し直して再度検査する(S414)。そして、検査結果が再度オープンの際には(S416:No)、検査ピン用ピン122を上記S320で設定された寸法だけ+X、−X、+Y、−Y方向にずらした位置で再検査を行う(S418)。ここで、微調整の結果OKとなった際には(S420:Yes)、上記微調整分だけ検査ピンの位置がずれている可能性が高いため、残りの(又は、次の)検査ピンの座標位置を補正する(S423)。他方、微調整してもOKとならない時には(S420:No)、上記S304で設定された回数、リトライしたかを判断し(S422)、設定回数に達していないときには(S422:No)、S414に戻りリトライする。他方、設定回数に達したときには(S422:Yes)、オープンの検査ピン番号(例えば、番号A−23)を記憶し(S424)、該当の検査ピンがオープンであることを表示する(S426)。ここでは、上述したモニター144上の検査ピンに対応する白丸(○)を赤丸にする。
【0032】
その後、オープンとなる検査ピンが上記S308で設定した連続NGピン数分続いているか否かを判断する(S428)。ここで、連続しているときには(S428:Yes)、配線順がずれている可能性が高いため、検査を途中で終了してピンずれをモニター及びブザーで警告して処理を終了する(S430)。連続していないときには(S428:No)、S436へ移行して処理を継続する。
【0033】
上述した検査対象の検査ピンの導通が正常であることを表示した後(S434)、線間での短絡(ショート)が生じていないかの検査を行う(S434)。
このショート検査処理について、当該処理のサブルーチンを示す図21を参照して説明する。
先ず、図5を参照して上述したように、検査ピン用ピン122に接続された検査ピンとの接続ピン32(1−1)を除く残りの検出ピン保持バー134の接続ピン用検出ピン132に当接された接続ピン32(1−2〜2−32)で電圧が検出されるか判断し(S802)、検査対象の接続ピン32(1−1)と残りの接続ピン32(1−2〜2−32)との間で短絡(同一行、及び次行間での短絡:第1の短絡)が発生していないかを検査する。ここで、短絡が生じているときには(S802)、短絡は共通線で生じているか否かを判断する(S804)。
例えば、アース線、電源線等の共通線ではないかを確認する。ここで、共通線ではない場合(S804:Yes)、短絡の生じているピン番号を記憶し(S820)、当該番号のピンで短絡が生じていることをモニター144に表示する(S822)。
【0034】
他方、上記S802の判断で、短絡が生じていないとき(S802:No)、及び、短絡が共通線で生じているときには(S804:Yes)、検査対象(n)の検査ピン50を次の検査ピン(n+1)とし(S806)、検査ピン用ピン122の次の検査ピンへの移動を開始する(S807)。
【0035】
ここで、検査ピン用ピン122の次の検査ピンへの移動を開始して、検査ピン50から離れると、第2の短絡検査(検出ピン保持バー134の接続ピン用検出ピン132と出力ピン保持バー154の接続ピン用出力ピン152間での短絡検査)を開始する。先ず、出力ピン保持バー154による検査が全て終了しているかを判断する(S808)。ここで、検査が終了する前は(S808:No)、出力ピン保持バー154を移動するか否かを判断する(S810)。例えば、図7に示すように、検出ピン保持バー134と出力ピン保持バー154とを用いて、端子盤30の第1行、第2行の接続ピン(1−1)〜(2−32)と第3行、第4表の接続ピン(3−1)〜(4−32)との検査が済む前は、次への移動なしとして(S808:No)、S814へ移行する。他方、図7に示す第1行、第2行の接続ピン(1−1)〜(2−32)と第3行、第4表の接続ピン(3−1)〜(4−32)との検査が済んだ後には、次移動有りとして(S810:Yes)、図8に示すように、出力ピン保持バー154を第5行、第6行へ移動させる(S812)。
【0036】
そして、図7を参照して上述したように、接続ピン用出力ピン152に接触している接続ピン(3−1)〜(4−32)へ電圧を印加し(S814)、接続ピン用検出ピン132側に接触する接続ピン(1−1)〜(2−32)での電圧を検出し、接続ピン(3−1)〜(4−32)と接続ピン(1−1)〜(2−32)との間で短絡が発生しているかを検査する。ここで、短絡が生じているときには(S816:Yes)、例えば、次回の検査で図8中の接続ピン(2−4)と接続ピン(6−29)との間で短絡が発生していることが分かった時には、共通線かを判断し(S818)、共通線ではないときには(S818:No)、S820での処理へ移行し、接続ピン(1−1)〜(2−32)と接続ピン(5−1)〜(6−32)との間で短絡が発生してことを記憶し、これを表示する(S822)。
【0037】
他方、短絡が生じていないとき(S816:No)、あるいは、短絡が共通線で生じているときには(S818:Yes)、短絡が生じていないことをモニター144に表示し(S824)、その後、次の導通検査対象の検査ピン32に接続ピン用検出ピン132を接触させる。
【0038】
即ち、本実施形態では、接続ピン(1−1)の導通検査及び第1短絡検査が終わり、検査ピン用ピン122を次の検出対象の検査ピン32へ移動している間、即ち、接続ピン(1−2)の検査を開始する前に、第2の短絡検査を行う(ここでは、図7に示す第1行、第2行(接続ピン(1−1)〜(2−32))と第3行、第4行(接続ピン(3−1)〜(4−32))との間での短絡検査)。そして、第2の短絡検査が終わり、接続ピン用出力ピン152の電圧を印加を停止し、次の接続ピン(1−3)の検査を開始する。そして、接続ピン(1−3)の検査が終了し、検査ピン用ピン122を次の検出対象の検査ピン32へ移動している間、即ち、接続ピン(1−3)の検査を開始する前に、図8に示すように第2の短絡検査を行う(ここでは、第1行、第2行(接続ピン(1−1)〜(2−32))と第5行、第6行(接続ピン(5−1)〜(6−32))との間での短絡検査)。このため、検査時間を短縮することができる。なお、この第2短絡検査は、図11中に示す複数の端子盤30A、30B、30C、30D間にまたがって順次行われる。
【0039】
上述した処理を繰り返し、全ての検査ピンの検査が終了すると(図17中のS436:Yes)、ブザーを鳴らして検査終了を告知し(S438)、処理を終了する。
【0040】
図13を参照して上述した再検査処理(S500)について、当該処理のサブルーチンを示す図18、図19を参照して説明する。
制御部140は、作業者による自動再検査の選択、手動再検査の選択に待機している(S501)。ここで、自動再検査が選択された際には(S501:Yes)、S506〜S538で、図17を参照して上述したS406〜S438と同様にして再検査を行う。
【0041】
一方、手動検査が選択された際には(S501:No)、オープンと判断された検査ピンを検索し(図19中のS550)、読み出した検査ピンの座標位置に基づき、検査ピン用ピン駆動部120を制御し、検査ピン用ピン122を図9に示すプリント配線板通電検査治具10表面の検査対象となる検査ピン50側へ移動させると共に、保持してある接続ピンの座標位置に基づき検出ピン駆動部130を制御し、接続ピン用検出ピン132を図11に示すプリント配線板通電検査治具10裏面の検査対象の検査ピン50に接続された接続ピン32へ当接させる(S552)。検査ピン用ピン122は、該CCDカメラ148で撮影され図2中に示すモニター144に映し出され、作業者は、モニター144の画像を見ながら、検査ピン用ピン122が対象の検査ピンと接触するよう微調整できる。即ち、制御部140は、作業者による指示があると(S554:Yes)、指示に基づき微調整を行う(S556)。そして、作業者により検査ピンの位置がOKであるとの指示があると(S558:Yes)、電圧を印加して検査を行う(S560)。通電が確認できると(S562:Yes)、モニター144にて赤丸を緑丸に変えることで上記S434と同様に正常を表示し(564)、通電が確認できないときには(S562:No)、赤丸を表示し続けることでオープンを表示する(S566)。全てのオープン判断のなされた検査ピンが検査できるまでは(S568:No)、S550に戻り、次のオープン判断のなされた検査ピンを再検査する。
【0042】
図13を参照して上述した結果処理(S600)について、当該処理のサブルーチンを示す図20を参照して説明する。
先ず、上記検査、再検査の結果を上述したように緑丸、赤丸でモニター144に表示すると共に(S602)、図示しないプリンターにて打ち出す(S604)。
【0043】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、検査ピン用出力ピンを検査対象の検査ピンに当接させ電圧を印加し、接続ピン用検出ピンを検査対象の検査ピンに接続された接続ピンへ当接させた状態で、検出ピン保持部材に保持された行数分(少なくとも1行分)の接続ピン用検出ピンで電圧を検出することで、該検査対象の検査ピンと検出ピン保持部材に保持された接続ピン用検出ピンに当接している行数分の接続ピンとの間の短絡検査を実施できる。そして、出力ピン保持部材の接続ピン用出力ピンを端子盤の行数分の接続ピンに当接して電圧を印加し、検出ピン保持部材の接続ピン用検出ピンを端子盤の行数分の接続ピンに当接して電圧を検出することで、当該接続ピン用出力ピンに当接している行数分の接続ピンと、接続ピン用検出ピンに当接している行数分の接続ピンとの間の短絡検査を実施する。このため、端子盤の接続ピンと同じ数の検査ピンを有する検査装置を用いることなく、少なくとも1行分の接続ピン用出力ピンを保持する出力ピン保持部材と、少なくとも1行分の接続ピン用検出ピンを保持する検出ピン保持部材とを用いて、出力ピン保持部材と検出ピン保持部材とを列方向へ移動させながら検査することで、マトリクス状に接続ピンを保持する端子盤の短絡検査することが可能となる。
【0044】
また、本発明によれば、複数の検査ピンの内の少なくとも2本の検査ピンの位置を測定し(S212,S224)、測定した位置から該2本の検査ピンのX−Y方向のずれ誤差(S226)、X−Y方向の延び縮み誤差(S228)、回転方向のずれ誤差を演算し(S230)、演算された誤差から各検査ピンの座標位置を補正する(S232)。このため、プリント配線板通電検査治具の検査ピンの位置がずれていても自動で導通試験を行うことができる。また、人手では行い得なかった狭ピッチのパッケージ基板のBGAを検査するためのプリント配線板通電検査治具の導通検査が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るプリント配線板通電検査治具の検査装置の側面側を示す図である。
【図2】本発明の実施形態に係るプリント配線板通電検査治具の検査装置の正面側を示す図である。
【図3】図2のB−B横断面図である。
【図4】第1実施形態に係るプリント配線板通電検査治具の検査装置の電気的構成を示すブロック図である。
【図5】端子盤と検出ピン保持バーとの関係を示す説明図である。
【図6】第1実施形態に係るプリント配線板通電検査治具の検査装置の電気的構成を示すブロック図である。
【図7】端子盤と検出ピン保持バー及び出力ピン保持バーとの関係を示す説明図である。
【図8】端子盤と検出ピン保持バー及び出力ピン保持バーとの関係を示す説明図である。
【図9】プリント配線板通電検査治具の平面図である。
【図10】プリント配線板通電検査治具の側面図である。
【図11】プリント配線板通電検査治具の背面図である。
【図12】プリント配線板通電検査治具によるプリント配線板の検査の説明図である。
【図13】実施形態に係るプリント配線板通電検査治具の検査装置での検査処理を示すフローチャートである。
【図14】図13中のデータ読み込み処理のサブルーチンを示すフローチャートである。
【図15】図13中の位置補正処理のサブルーチンを示すフローチャートである。
【図16】図13中の初期設定処理のサブルーチンを示すフローチャートである。
【図17】図13中の検査処理のサブルーチンを示すフローチャートである。
【図18】図13中の再検査処理のサブルーチンを示すフローチャートである。
【図19】図13中の再検査処理のサブルーチンを示すフローチャートである。
【図20】図13中の結果表示処理のサブルーチンを示すフローチャートである。
【図21】図17中のショート検査処理のサブルーチンを示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 プリント配線板通電検査治具
20 プリント配線板検査板
30 端子盤
32 接続ピン
36 ケーブル
50 検査ピン
54 配線
60 プリント配線板
100 検査装置
120 検査ピン用ピン駆動部
122 検査ピン用ピン
130 検出ピン駆動部
132 接続ピン用検出ピン
134 検出ピン保持バー
140 制御部
144 モニター
148 CCDカメラ
150 出力ピン駆動部
152 接続ピン用出力ピン
154 出力ピン保持バー

Claims (3)

  1. プリント配線板の配線パターンを導通試験するためピン保持板に立設された複数の検査ピンと、該検査ピンと電気接続された接続ピンからなる端子盤とが設けられたプリント配線板通電検査治具を導通・短絡試験するためのプリント配線板通電検査治具の検査装置であって、
    前記ピン保持板の検査ピンに当接して電圧を印加するX−Y方向に移動可能な検査ピン用出力ピンと、
    前記端子盤の接続ピンに当接して電圧を印加する接続ピン用出力ピンを複数保持する出力ピン保持部材と、
    前記端子盤の接続ピンに当接して電圧を検出する接続ピン用検出ピンを複数保持する検出ピン保持部材と、
    保持された前記検査ピンの座標位置に基づき、前記検査ピン用出力ピンを検査対象の検査ピンに当接させ電圧を印加すると共に、前記接続ピン用検出ピンを検査対象の検査ピンに接続された接続ピンへ当接させ、該検査対象の検査ピンと接続ピンとの間の導通検査を実施する導通検査手段と、
    前記検査ピン用出力ピンを検査対象の検査ピンに当接させ電圧を印加し、前記接続ピン用検出ピンを検査対象の検査ピンに接続された接続ピンへ当接させた状態で、検出ピン保持部材に保持された当該接続ピン用検出ピンを除く残りの複数の接続ピン用検出ピンで電圧を検出することで、該検査対象の検査ピンと検出ピン保持部材に保持された前記残りの複数の接続ピン用検出ピンに当接している接続ピンとの間の短絡検査を実施する第1短絡検査手段と、
    前記出力ピン保持部材の接続ピン用出力ピンを前記端子盤の接続ピンに当接して電圧を印加し、前記検出ピン保持部材の接続ピン用検出ピンを前記端子盤の接続ピンに当接して電圧を検出することで、当該接続ピン用出力ピンに当接している接続ピンと、前記接続ピン用検出ピンに当接している接続ピンとの間の短絡検査を実施する第2短絡検査手段と、を有することを特徴とするプリント配線板通電検査治具の検査装置。
  2. 前記端子盤の接続ピンは、所定行数で所定列数のマトリクス状に配置され、
    前記出力ピン保持部材は、前記端子盤の接続ピンの少なくとも1行分の接続ピン用出力ピンを保持し、列方向へ移動可能に構成され、
    前記検出ピン保持部材は、前記端子盤の接続ピンの少なくとも1行分の接続ピン用検出ピンを保持し、列方向へ移動可能に構成されていることを特徴とする請求項1のプリント配線板通電検査治具の検査装置。
  3. 前記検査ピン用出力ピンを次の検査対象の検査ピンへ移動を開始した後、前記第2短絡検査手段による短絡検査を開始することを特徴とする請求項1又は請求項2のプリント配線板通電検査治具の検査装置。
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