JP2004067145A - 折り畳みコンテナー - Google Patents
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Abstract
【効果】はね上げ側壁の下方への回動の際に、はね上げ側壁の下端部が、上部内側角部に形成されたアール或いは傾斜面に当接し案内されながら、略垂直な組み立て位置まで回動することができるので、従って、折り畳みコンテナーの箱型への組み立て作業の作業性が向上する。
【選択図】図7
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、種々の物品の保管、輸送或いは搬送等に使用される折り畳みコンテナーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、額縁状の上部フレームと底部との間に配設される4枚の側壁のうち、一方の相対する長側壁を,互いにヒンジ連結された上部分割側壁と下部分割側壁とにより構成するとともに、上部フレームの下端部と上部分割側壁の上端部及び下部分割側壁の下端部と底部とを,それぞれ,ヒンジ連結し、また,もう一方の相対するはね上げ側壁と称される短側壁の上端部を上部フレームに枢支し、はね上げ側壁が,回動可能に構成されている折り畳みコンテナーにおいて、箱型に組み立てられた折り畳みコンテナーに収納されている物品を取り出したり、或いは,箱型に組み立てられた折り畳みコンテナーに物品を収納するために、上下に分割された上部分割側壁と下部分割側壁からなる長側壁の開口部を形成した折り畳みコンテナーが知られている(例えば、実開昭63−57224号公報等)。
【0003】
また、上述した開口部に,同じく,上下に分割されているとともに,互いにヒンジ連結されている上部分割扉と下部分割扉とからなる扉部材を配設した折り畳みコンテナーが知られており、そして、上記の扉部材は,上部分割扉と上部分割側壁との間に配設されたロック部材により,上部分割側壁に対して係脱自在に構成されている(例えば、特公平5−25743号公報,特開平10−119964号公報等)。
【0004】
箱型に組み立てられた折り畳みコンテナーを折り畳むには、先ず最初に、略垂直状態のはね上げ側壁を,上方に回動させて略水平とし、その後、長側壁を構成する上部分割側壁と下部分割側壁とを、それぞれ、ヒンジ連結部を中心に回動させて重ねることにより、上部フレームと底部とを接近させて、箱型に組み立てられた折り畳みコンテナーを、高さの低いコンパクトな状態に折り畳むことができるように構成されている。
【0005】
また、高さの低いコンパクトな状態の折り畳みコンテナーを箱型に組み立てるには、互いに重ねられていた長側壁を構成する上部分割側壁と下部分割側壁とを、それぞれ、略面一状態とし、その後、略水平のはね上げ側壁を,下方に回動させて略垂直することにより、上部フレームと底部とを離反させて、高さの低いコンパクトな状態の折り畳みコンテナーを、箱型に組み立てることができるように構成されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来の折り畳みコンテナーにおいて,折り畳みコンテナーを箱型に組み立てる際には、上述したように.互いに重ねられていた長側壁を構成する上部分割側壁と下部分割側壁とを、略面一状態とし、その後、略水平のはね上げ側壁を,下方に回動させて略垂直することになるが、このはね上げ側壁の下方への回動過程において、はね上げ側壁の下端部が、下部分割側壁の下部枠の上面に載置され、はね上げ側壁の下方への回動が阻止され、折り畳みコンテナーの箱型への組み立て作業が円滑に行えないという問題があった。はね上げ側壁の下端部が、上記の下部分割側壁の下部枠の上面に載置される原因としては、合成樹脂で一体成形される下部分割側壁の下部枠が、内側に湾曲状に変形していること等が挙げられる。
【0007】
また、箱型に組み立てられた折り畳みコンテナーを折り畳む際には、最初に、略垂直状態のはね上げ側壁を上方に回動させることになるが、このはね上げ側壁の上方への回動過程においても、はね上げ側壁の下端部が、上部分割側壁の上部枠の下面に当接し、はね上げ側壁の上方への回動が阻止され、折り畳みコンテナーの折り畳み作業が円滑に行えないという問題があった。はね上げ側壁の下端部が、上記の上部分割側壁の上部枠の下面に当接する原因としては、下部分割側壁と同様に、合成樹脂で一体成形される上部分割側壁の上部枠が、内側に湾曲状に変形していること等が挙げられる。
【0008】
また、従来の折り畳みコンテナーにおいては、箱型に組み立てられた折り畳みコンテナーの開口部或いは開口部に配設された扉部材を開けて、中から物品を取り出す際に、物品が、開口部が形成されている上部分割側壁と下部分割側壁のうち、下部分割側壁の下部枠の上部内側角部に引っ掛かって、円滑に、物品の取り出しができないという問題があった。
【0009】
本発明の目的は,上述した従来の折り畳みコンテナーが有する課題を解決することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上述した目的を達成するために、上部フレームと底部と相対するはね上げ側壁と相対する分割側壁とを有するとともに、分割側壁は、上部分割側壁と下部分割側壁とから構成され、また、一方の分割側壁には、上部分割扉と下部分割扉とからなる扉部材が配設されている折り畳みコンテナーにおいて、前記下部分割側壁の下部枠を構成する側板部と上部水平フランジ部とにより形成される上部内側角部に、アール或いは傾斜面を形成したものである。
【0011】
【実施例】
以下に、本発明の実施例について説明するが、本発明の趣旨を越えない限り何ら、本実施例に限定されるものではない。
【0012】
先ず最初に、分割側壁に開口部が形成されているとともに、開口部には扉部材が配設されている折り畳みコンテナーを例に、本発明の実施例について説明する。
【0013】
図1に全体構成が示されている折り畳みコンテナーは、上部フレーム1と、底部2と、上部フレーム1の相対する短辺部1aに、その上端部が枢支された、折り畳みコンテナーの内側方向に回動可能に構成された側壁(以下、この側壁を「はね上げ側壁」という。)3とを有している。また、上部フレーム1の相対する長辺部1bの一方には、上下に分割されているとともに、適当なヒンジ部材によりヒンジ連結された上部分割側壁4’と下部分割側壁4”とからなる側壁(以下、この側壁を、分割側壁という。)4が配設されている。上部フレーム1の相対する長辺部1bのもう一方にも、上部分割側壁5’と下部分割側壁5”とからなる分割側壁5が配設されている。上部分割側壁4’5’と上部フレーム1の長辺部1bとは、それぞれ、適当なヒンジ部材によりヒンジ連結されており、また、下部分割側壁4”、5”と底部2の長辺部2aとも、それぞれ、適当なヒンジ部材によりヒンジ連結されている。
【0014】
更に、もう一方の分割側壁5を構成する上部分割側壁5’と下部分割側壁5”には、後述する開口部が形成されており、開口部には、適当なヒンジ部材により互いにヒンジ連結された上部分割扉6’と下部分割扉6”とからなる分割扉部材6が配設されている。上部分割扉6’は、上部分割扉6’と上部分割側壁5’との間に配設された適当なロック部材Lにより、上部分割側壁5’にロックされるように構成されており、下部分割扉6”の下部は、下部分割側壁5”に、適当なヒンジ部材によりヒンジ連結されている。
【0015】
図1に示されている箱型に組み立てられた折り畳みコンテナーの略垂直状態のはね上げ側壁3を、図2に示されているように、折り畳みコンテナーの内部方向に回動させて、略水平状態とし、次いで、一方の分割短側壁4を構成する上部分割側壁4’と下部分割側壁4”とを連結しているヒンジ部及びもう一方の分割側壁5を構成する上部分割側壁5’と下部分割側壁5”とを連結しているヒンジ部を、折り畳みコンテナーの内部方向に移動させて、上部分割側壁4’と下部分割側壁4”及び上部分割側壁5’と下部分割側壁5”とを、それぞれ、重ねることにより、箱型に組み立てられている折り畳みコンテナーを、図3に示されているように、上部フレーム1と底部2とが接近した状態の高さの低いコンパクトな状態に折り畳むことができるように構成されている。
【0016】
次に、主として、図1及び図4〜図7を用いて、ヒンジ連結された上部分割扉6’と下部分割扉6”とからなる分割扉部材6を有する上部分割側壁5’及び下部分割側壁5”とからなる分割側壁5について詳細に説明する。なお、図4、図6及び図7には、分割扉部材6が配設されていない状態が示されている。
【0017】
上部分割側壁5’は、上部枠5aと、上部枠5aの両端部から下方に延在する側枠5bとからなる略逆U字状に形成されており、上部枠5aと側枠5bとにより形成される隅部には、正面形状が略三角形状の補強コーナー部5cが形成されている。また、下部分割側壁5”は、下部枠5dと、下部枠5dの両端部から上方に延在する側枠5eとからなる略U字状に形成されており、下部枠5dと側枠5eとにより形成される隅部には、正面形状が略三角形状の補強コーナー部5fが形成されている。このように、正面形状が略三角形状の補強コーナー部5c、5fを形成することにより、上部枠5aと側枠5bとからなる上部分割側壁5’及び下部枠5dと側枠5eとからなる下部分割側壁5”の強度及び剛性を高めることができ、ひいては、折り畳みコンテナー自体の強度及び剛性を高めることができる。
【0018】
また、上部分割側壁5’と下部分割側壁5”とは、上部分割側壁5’の側枠5bの端部と下部分割側壁5”の側枠5eの端部を、適当なヒンジ部材により連結しヒンジ部H1を形成することにより、ヒンジ連結されている。そして、略逆U字状に形成された上部分割側壁5’と略U字状に形成された下部分割側壁5”とにより囲まれた空間部により、上述した分割扉部材6が配設される開口部W1が形成されることになる。
【0019】
上部分割側壁5’の上部枠5aと上部フレーム1の長辺部1bとは、適当なヒンジ部材によりヒンジ連結されており、また、下部分割側壁5”の下部枠5dと底部2の長辺部2aとは、適当なヒンジ部材によりヒンジ連結されている。更に、上部分割扉6’の下部と下部分割扉6”の上部とは、適当なヒンジ部材により連結しヒンジ部H2を形成することにより、ヒンジ連結されており、上部分割扉6’と下部分割扉6”とのヒンジ部H2の位置は、上述した上部分割側壁5’の側枠5bの端部と下部分割側壁5”の側枠5eの端部とのヒンジ部H1の位置と同じになるように構成されている。また、上述したように、上部分割扉6’の上部と上部分割側壁5’の上部枠5aとの間には、公知の折り畳みコンテナーのように、適当なロック部材Lが配設されている。
【0020】
図1に示されているように、折り畳みコンテナーが、箱型に組み立てられた状態においては、図1や図5に示されているように、はね上げ側壁3は、略垂直状態で、且つ、一方の分割短側壁4を構成する上部分割側壁4’と下部分割側壁4”、もう一方の分割側壁5を構成する上部分割側壁5’と下部分割側壁5”及び上部分割扉6’と下部分割扉6”とは、略面一状態に略垂直に並設されており、上部分割扉6’と上部分割側壁5’の上部枠5aとは、適当なロック部材Lによりロックされており、従って、不用意に、上部分割扉6’と下部分割扉6”とからなる分割扉部材6が開くことがないように構成されている。
【0021】
上部分割扉6’や下部分割扉6”とからなる分割扉部材6を開けるには、先ず最初に、上述した箱型に組み立てられた折り畳みコンテナーのロック状態から、上部分割扉6’と上部分割側壁5’の上部枠5aとの間に配設されたロック部材Lによるロック状態を解除する。その後、上部分割扉6’を、上部分割扉6’と下部分割扉6”とのヒンジ部H2を中心に、外側に回動させることにより、下部分割扉6”に重ねる。その後、互いに重ねられた上部分割扉6’と下部分割扉6”とを、下部分割扉6”と下部分割側壁5”の下部枠5dとをヒンジ連結しているヒンジ部を中心に外側に回動させることにより、上部分割扉6’と下部分割扉6”とを、図8に示されているように、開けることができる。このように分割扉部材6を開けて、上部分割側壁5’と下部分割側壁5”とからなる分割側壁5に、出し入れ開口部W2を形成し、箱型に組み立てられた折り畳みコンテナーへの物品の出し入れを行う。
【0022】
上述したように、下部分割側壁5”は、下部枠5dと下部枠5dの両端部から上方に延在する側枠5eとからなる略U字状に形成されており、そして、下部枠5dは、折り畳みコンテナーが箱型に組み立てられた状態において、折り畳みコンテナーの内壁面を構成する平板状の側板部5d1と、側板部5d1の上端から、側板部5d1に対して略直交するように外側に延在する上部水平フランジ部5d2とを有している。ところで、本実施例においては、図5や図7に示されているように、側板部5d1と上部水平フランジ部5d2とにより構成される上部内側角部5d3に形成されているアールRが、大きく形成されている。例えば、上部内側角部5d3のアールRは、その半径が、3mm以上、好ましくは、5mm以上に形成されている。
【0023】
図9には、上述したアールRに代えて、側板部5d1と上部水平フランジ部5d2とにより構成される上部内側角部5d3に、傾斜面Sが形成されている例が示されている。
【0024】
上述したように、下部分割側壁5”を構成する下部枠5dの側板部5d1と上部水平フランジ部5d2とにより構成される上部内側角部5d3に、大きなアールRを形成したり、或いは、傾斜面Sを形成することにより、折り畳みコンテナーの箱型への組み立て作業において、はね上げ側壁3を、略水平状態から垂直方向に回動させた際に、はね上げ側壁3の下端部3aが、下部枠5dの上部水平フランジ部5d2に当接しても、はね上げ側壁3は、その下端部3aが、上部内側角部5d3に形成された大きなアールR、或いは、傾斜面Sに当接し案内されながら、略垂直な、図1に示されている組み立て位置まで回動することができるので、折り畳みコンテナーの組み立て作業の作業性が向上することになる。
【0025】
上述したように、合成樹脂で一体成形された下部分割側壁5”が変形している場合があり、そのために、下部分割側壁5”の下部枠5dが、折り畳みコンテナーが箱型に組み立てられた際に、内側に湾曲している場合がある。このように、下部枠5dが内側に湾曲していると、はね上げ側壁3を、略水平状態から垂直方向に回動させた際に、はね上げ側壁3の下端部3aが、下部枠5dの上部水平フランジ部5d2に載置され、はね上げ側壁3のそれ以上の下方への回動が阻止されることになる。このように、はね上げ側壁3の下方への回動が阻止された場合には、作業者は、下部分割側壁5”の下部枠5dを、箱型に組み立てられた折り畳みコンテナーの内側から外側に押して下部枠5dの変形を是正し、下部枠5dの上部水平フランジ部5d2に載置されているはね上げ側壁3の下端部3aを、下部枠5dの上部水平フランジ部5d2から外さなければならず、従って、折り畳みコンテナーの組み立て作業の作業性が低下することになる。
【0026】
しかしながら、本発明においては、上述したように、はね上げ側壁3を、略水平状態から垂直方向に回動させた際に、はね上げ側壁3の下端部3aが、下部枠5dの上部水平フランジ部5d2に当接しても、上部水平フランジ部5d2に載置されることなく、はね上げ側壁3は、その下端部3aが、上部内側角部5d3に形成された大きなアールR、或いは、傾斜面Sに当接し案内されながら、略垂直な組み立て位置まで回動することになるので、折り畳みコンテナーの組み立て作業の作業性が低下するようなことを防止することができる。
【0027】
また、本実施例においては、上部分割側壁5’の上部枠5aも、折り畳みコンテナーの内壁面を構成する平板状の側板部5a1と、側板部5a1の下端から、側板部5a1に対して略直交するように外側に延在する下部水平フランジ部5a2とを有しており、そして、図5や図6や図9に示されているように、側板部5a1と下部水平フランジ部5a2とにより構成される下部内側角部5a3には、同様に、大きなアールR、或いは、傾斜面Sが形成されている。
【0028】
上述したように、上部分割側壁5’の上部枠5aの下部内側角部5a3にも、同様の大きなアールR、或いは、傾斜面Sを形成することにより、箱型に組み立てられた折り畳みコンテナーを折り畳むに際に、最初に上方に回動されるはね上げ側壁の下端部3aが、上部枠5aの下部水平フランジ部5a2に当接しても、はね上げ側壁3は、その下端部3aが、下部内側角部5a3に形成された大きなアールR、或いは、傾斜面Sに当接し案内されながら、略水平な、図3に示されている折り畳み位置まで回動することができるので、折り畳みコンテナーの折り畳み作業の作業性が向上することになる。
【0029】
また、下部分割側壁5”を構成する下部枠5dの側板部5d1と上部水平フランジ部5d2とにより構成される上部内側角部5d3に、大きなアールR或いは傾斜面Sが形成されているので、箱型に組み立てられた折り畳みコンテナーから物品を取り出す際に、物品が上部内側角部5d3に引っ掛かるようなことがなく、従って、物品を取り出しが容易になる。
【0030】
図10及び図11には、上述した実施例における上部分割側壁5’と下部分割側壁5”とからなる分割側壁5に配設されている扉部材6を省略した実施例であり、扉部材6が配設されていない以外は、実質的に、上述した実施例と同じであるので、その詳細な説明は省略する。
【0031】
なお、相対する長側壁を構成する上部分割側壁、4’5’と下部分割側壁4”、5”に物品の出し入れを行う開口部を形成する代わりに、はね上げ側壁3に開口部を形成するように構成することもできる。この場合にも、はね上げ側壁3に形成された開口部を構成する下枠の内側角部に、大きなアール或いは傾斜面を形成することにより、箱型に組み立てられた折り畳みコンテナーから物品を取り出す際に、物品が内側角部に引っ掛かるようなことがなく、従って、物品を取り出しが容易になる。
【0032】
また、上述した実施例には、相対する分割側壁4、5のうち、一方の分割側壁5にのみ開口部W1が形成されている例が示されているが、当然のことながら、もう一方の分割側壁4にも開口部W1を形成することもできる。
【0033】
【発明の効果】
本発明は、以上説明したように構成されているので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0034】
下部分割側壁の下部枠を構成する側板部と上部水平フランジ部とにより形成される上部内側角部に、アール或いは傾斜面を形成したので、はね上げ側壁の下方への回動の際に、はね上げ側壁の下端部が、下部枠の上部内側角部に形成されたアール或いは傾斜面に当接し案内されながら、略垂直な組み立て位置まで回動することができるので、従って、折り畳みコンテナーの箱型への組み立て作業の作業性が向上する。
【0035】
下部分割側壁を構成する下部枠の側板部と上部水平フランジ部とにより構成される上部内側角部に、アール或いは傾斜面が形成されているので、箱型に組み立てられた折り畳みコンテナーから物品を取り出す際に、物品が上部内側角部に引っ掛かるようなことがなく、従って、物品を取り出しが容易になる。
【0036】
上部分割側壁の上部枠を構成する側板部と下部水平フランジ部とにより形成される下部内側角部に、アール或いは傾斜面を形成したので、はね上げ側壁の下方への回動の際に、はね上げ側壁の下端部が、上部枠の下部内側角部に形成されたアール或いは傾斜面に当接し案内されながら、略水平な折り畳み位置まで回動することができるので、従って、折り畳みコンテナーの折り畳み作業の作業性が向上することになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の折り畳みコンテナーが箱型に組み立てられた状態の斜視図である。
【図2】図2は本発明の折り畳みコンテナーの折り畳み途中の斜視図である。
【図3】図3は本発明の折り畳みコンテナーが高さの低いコンパクトな状態に折り畳まれた状態の斜視図である。
【図4】図4は本発明の折り畳みコンテナーの分割扉部材が省略された状態の分割側壁側の正面図である。
【図5】図5は本発明の折り畳みコンテナーの分割扉部材が配設された分割側壁のはね上げ側壁に沿った垂直断面図である。
【図6】図6は本発明の折り畳みコンテナーの上部フレームと分割扉部材が配設された分割側壁の部分斜視図である。
【図7】図7は本発明の折り畳みコンテナーの底部と分割扉部材が配設された分割側壁の部分斜視図である。
【図8】図8は本発明の箱型に組み立てられた折り畳みコンテナーの分割扉部材が開いた状態の斜視図である。
【図9】図9は本発明の別の実施例の折り畳みコンテナーの分割扉部材が配設された分割側壁のはね上げ側壁に沿った垂直断面図である。
【図10】図10は本発明の更に別の実施例の折り畳みコンテナーが箱型に組み立てられた状態の斜視図である。
【図11】図11は図10に示されている実施例のはね上げ側壁に沿った分割側壁の垂直断面図である。
【符号の説明】
1・・・・・・・・・・・・・・上部フレーム
2・・・・・・・・・・・・・・底部
3・・・・・・・・・・・・・・はね上げ側壁
4、5・・・・・・・・・・・・分割側壁
4’、5’・・・・・・・・・・上部分割側壁
4”、5”・・・・・・・・・・下部分割側壁
5d・・・・・・・・・・・・・下部枠
5d1・・・・・・・・・・・・側板部
5d2・・・・・・・・・・・・上部水平フランジ部
5d3・・・・・・・・・・・・上部内側角部
6・・・・・・・・・・・・・・分割扉部材
6’・・・・・・・・・・・・・上部分割扉
6”・・・・・・・・・・・・・下部分割扉
Claims (2)
- 上部フレームと、底部と、相対するはね上げ側壁と、上部分割側壁と下部分割側壁とからなる相対する分割側壁とからなり、且つ、分割側壁に物品出し入れ用の開口部が形成されている折り畳みコンテナーにおいて、前記下部分割側壁の下部枠を構成する側板部と上部水平フランジ部とにより形成される上部内側角部に、アール或いは傾斜面が形成されていることを特徴とする折り畳みコンテナー。
- 上部フレームと、底部と、相対するはね上げ側壁と、上部分割側壁と下部分割側壁とからなる相対する分割側壁とからなり、且つ、分割側壁に物品出し入れ用の開口部が形成されている折り畳みコンテナーにおいて、前記上部分割側壁の上部枠を構成する側板部と下部水平フランジ部とにより形成される下部内側角部に、アール或いは傾斜面が形成されていることを特徴とする折り畳みコンテナー。
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103919259A (zh) * | 2014-04-29 | 2014-07-16 | 南平市烟草公司建阳分公司 | 折叠式晾烟架 |
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2002
- 2002-08-06 JP JP2002228140A patent/JP2004067145A/ja active Pending
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CN103919259A (zh) * | 2014-04-29 | 2014-07-16 | 南平市烟草公司建阳分公司 | 折叠式晾烟架 |
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