JP2004066999A - 電動パワーステアリング装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】モータの抵抗値の電流依存性があるにも拘わらずモータ回転速度を正確に推定でき、常に過不足のない的確なダンパー制御を可能とする電動パワーステアリング装置を提供する。
【解決手段】モータ端子間電圧Vmとモータ電流Imとモータ端子間抵抗値Rmによりモータ回転速度Nmを算出し、モータ回転速度Nmに応じてダンパー制御を行う電動パワーステアリング装置10において、予め記憶装置24に記憶させた種々のモータ電流Imに対するモータ端子間抵抗値Rmのデータに基づいて、種々のモータ電流Imに応じたモータ端子間抵抗値Rmを用いることによってモータ回転速度Nmを算出するモータ回転速度算出手段29を備えた。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電動パワーステアリング装置に関し、特に、モータの回転力をステアリング系に直接作用させて、運転者の操舵力を軽減する電動パワーステアリング装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
電動パワーステアリング装置は、ステアリング系にモータを備え、モータから供給する動力を、制御装置を用いて制御することにより、運転者の操舵力を軽減するものである。
【0003】
一般的な電動パワーステアリング装置においては、運転者によってステアリングホイールに入力される操舵トルクに対してモータにアシスト電流を通電し、アシストトルクを発生する。アシスト電流は主に、操舵トルク、車速、モータ回転速度の入力信号に基づいて、ベース電流算出処理、モータおよびシステムの慣性モーメントを打ち消すための電流を算出するイナーシャ補償電流算出処理、モータの回転を制限する電流を算出するためのダンパー補償電流算出処理の三つの処理を行うことによって決定される。
【0004】
ベース電流算出処理とイナーシャ補償電流算出処理は、手動操舵トルク検出部からの操舵トルク信号および車速センサからの車速信号に基づいて行う処理である。
【0005】
ダンパー補償電流算出処理は、手動操舵トルク検出部からの操舵トルク信号と、車速センサからの車速信号と、モータ回転速度に基づいて行う処理である。モータ回転速度は、安価なシステムを実現するために、舵角センサレスとした場合、一般的に、モータ端子間電圧とモータ電流とモータ諸定数から次式に基づいて算出される。
【0006】
【数1】
Nm=(Vm−Im×Rm)/Ke  (rad/s)
【0007】
ここで、Nmはモータ回転速度、Vmはモータ端子間電圧(V)、Imはモータ電流(A)、Rmはモータ抵抗(Ω)、Keはモータの誘起電圧定数(V・s/rad)を表す。
【0008】
図11は、従来のシステムにおけるモータ回転速度算出処理を示すブロック図である。従来のシステムではモータ抵抗Rmと誘起電圧定数Keをマイコン・メモリ等の記憶装置に予め定数として記憶させておき、サンプリングしたモータ端子間電圧Vmから、サンプリングしたモータ電流Imに演算器100において固有のモータ抵抗値Rmを乗じたものを演算部101で差し引いて、これを演算部102においてモータの誘起電圧定数Keで除算することでモータ回転速度Nmを算出していた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、実際のブラシ付きモータの抵抗値は、ブラシとコミュテータの摩擦面に形成されている酸化皮膜の影響により抵抗値に電流(電圧)依存性があるため、モータ電流について、大電流時のモータ抵抗値と微小電流時のモータ抵抗値とでは大きな差異がある。図12は、モータ電流に対するモータ端子間抵抗特性を示すグラフである。横軸はモータ電流を示し、縦軸はモータ端子間抵抗を示す。モータ端子間抵抗は、モータ電流に対して一定ではなく、モータ電流の増加とともに減少することが分かる。従来の技術においては、前述のような特性があるため、予め記憶(設定)させておくモータ端子間抵抗データを固定値にしていたため、モータに通電する電流値によって実際のモータ端子間抵抗との差が生じてしまい、モータ回転速度算出値に誤差が発生し、ひいてはダンパー補償電流信号に誤差を生じてしまうという問題がある。
【0010】
さらに、ダンパー補償電流信号に誤差を生じてしまうことにより、例えば、モータ端子間抵抗値が実際の値よりも低く設定されていた場合には、モータ回転速度算出値が実際の値より高く出るため、モータ回転が生じていない保舵中にも拘わらず、行き方向ダンパー補償電流信号が出力され、また、切り込み時や戻し時においてはアシスト電流がダンパー補償電流分だけ減り、アシスト不足を生じてしまう。このことを図13を参照して説明する。図13は、モータ端子間抵抗が実際より小さく設定している場合のモータ電流と操舵角の変化でのモータ回転速度、ダンパー補償電流の時間変化を示す。図では、切り込み、戻し、保舵、戻しのハンドル操作を行ったときのモータ電流を曲線C1で示し、そのときの操舵角の時間変化を曲線C2で示す。また、それにともなうモータ回転速度の算出値を実線C3で示し、実測値を点線C4で示す。このように、モータ回転速度の算出値は、実測値よりも高く出ていることがわかる。また、ダンパー電流は実線C5で示し、実測値を点線C6で示す。図13で明らかなように保舵中にも拘わらず、行き方向ダンパー電流が出力され、アシスト電流がダンパー補償電流分だけ減り、アシスト不足を生じてしまう。
【0011】
また、図14に示すように、左右同じ転舵角・転舵速度にも拘わらず、右切り時のダンパー電流の方が左切り時のダンパー電流よりも大きくでてしまうようなアンバランスを生じてしまう。このことを図14に示す。図14は、モータ端子間抵抗が実際より小さく設定している場合のモータ電流と操舵角の変化でのモータ回転速度、ダンパー電流の時間変化を示す。図では、右切り、左切りのハンドル操作を行ったときのモータ電流を曲線C7で示し、そのときの保舵角の時間変化を曲線C8で示す。また、それにともなうモータ回転速度の算出値を実線C9で示し、実測値を点線C10で示す。このように、モータ回転速度の算出値は、実測値よりも高く出ていることがわかる。また、ダンパー電流は実線C11で示し、実測値を点線C12で示す。これとは逆に、モータ端子間抵抗値が高く設定されていた場合には、保舵中にも拘わらず、戻り方向ダンパー電流として出力され、アシスト電流に加えられるため、アシスト過多を生じてしまう。また、右切り時より左切り時のダンパー電流の方が大きめに出力され、アシスト力のアンバランスなどの問題が生じてしまう。
【0012】
本発明の目的は、上記問題を解決するため、モータ端子間抵抗値の電流依存性があるにも拘わらずモータ回転速度を正確に推定でき、常に過不足のない的確なダンパー制御を可能とする電動パワーステアリング装置を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段および作用】
本発明に係る電動パワーステアリング装置は、上記の目的を達成するために、次のように構成される。
【0014】
第1の電動パワーステアリング装置(請求項1に対応)は、モータ端子間電圧とモータ電流とモータ端子間抵抗値によりモータ回転速度を算出し、モータ回転速度に応じてダンパー制御を行う電動パワーステアリング装置において、予め記憶装置に記憶させた種々のモータ電流に対するモータ端子間抵抗値のデータに基づいて、種々のモータ電流に応じたモータ端子間抵抗値を用いることによってモータ回転速度を算出するモータ回転速度算出手段を備えたことで特徴づけられる。
【0015】
第1の電動パワーステアリング装置によれば、モータ端子間電圧とモータ電流とモータ端子間抵抗値によりモータ回転速度を算出し、モータ回転速度に応じてダンパー制御を行う電動パワーステアリング装置において、予め記憶装置に記憶させた種々のモータ電流に対するモータ端子間抵抗値のデータに基づいて、種々のモータ電流に応じたモータ端子間抵抗値を用いることによってモータ回転速度を算出するモータ回転速度算出手段を備えたため、モータ回転速度算出部は、種々のモータ電流に対するモータ端子間抵抗値のデータに基づいてモータの回転速度を的確に算出するので、ダンパー補償電流算出部は、モータ回転速度算出部により的確に算出されたモータの回転速度に応じてダンパー補償電流算出処理を行い、モータに流すモータ電流の目標値を過不足なくダンパー補償する。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施形態を添付図面に基づいて説明する。
【0017】
図1は、本発明の実施形態に係る電動パワーステアリング装置の模式構造図である。電動パワーステアリング装置10では、ステアリング・ホイール(ハンドル)11に一体的に設けられたステアリング軸12に、自在継手13a,13bを有する連結軸13を介して、ラック・ピニオン機構15のピニオン15aに連結されることによって、手動操舵トルク発生機構16が構成されている。
【0018】
ピニオン15aに噛み合うラック歯17aを有し、これらの噛み合いにより軸方向に変換されて往復動するラック軸17は、その両端にタイロッド18を介して転動軸としての左右の前輪19に連結されている。運転者は、ハンドル11を操作することにより、手動操舵トルク発生機構16と通常のラック・ピニオン式のステアリング装置を介して、前輪を揺動させて車両の向きを変えることができる。
【0019】
この手動操舵トルク発生機構16によって発生する操舵トルクを軽減するために、アシストトルク(操舵補助トルク)を供給するモータ20が例えばラック軸17と同軸的に配設され、ラック軸17にほぼ平行に設けられたボールねじ機構21を介してモータ20からの回転運動により供給されるアシストトルクが直進運動のための力に変換され、ラック軸17に作用する。
【0020】
モータ20のロータには、駆動側ヘリカルギヤ20aが一体的に設けられている。このヘリカルギヤ20aは、ボールねじ機構21のねじ軸21aの軸端に一体的に設けられたヘリカルギヤ21bと噛み合っている。また、ボールねじ機構21のナットは、ラック軸17に連結されている。
【0021】
図2は、電動パワーステアリング装置の制御装置を示す図である。図1において、図示しないステアリングギヤボックス内には、ピニオン15aに作用する手動操舵トルクTを検出する手動操舵トルク検出部22が設けられる。この手動操舵トルク検出部22は、検出した手動操舵トルクTを手動操舵トルク検出信号Tdに変換し、その変換された手動操舵トルク検出信号Tdを制御装置24へ入力する。また、車両には車速に対応した車速信号vを検出する車速センサも設けられており、車速信号vを制御装置24に入力する。
【0022】
さらに、電動パワーステアリング装置10には図2で示すようにモータ電流検出部25が設けられている。このモータ電流検出部25は、モータ20に対して直列に接続された抵抗等を備え、モータ20に実際に流れるモータ電流IMの大きさおよび方向を検出する。そして、モータ電流検出部25は、モータ電流IMに対応したモータ電流信号Imを制御装置24に入力する。
【0023】
さらに、電動パワーステアリング装置10には、図2で示すようにモータ電圧検出部26が設けられている。モータ電圧検出部26は、モータ20の両端の電圧を各々検出し、モータ20に実際に印加されているモータ電圧VMの大きさおよび方向を検出する。そして、モータ電圧検出部26は、モータ電圧VMに対応したモータ電圧信号Vmを制御装置24に入力する。
【0024】
制御装置24は、手動操舵トルク検出部22、車速センサ23、モータ電流検出部25、モータ電圧検出部26の各検出信号Td、v、Im、Vmが入力される。そして、制御装置24は、これらの検出信号Td、v、Im、Vmに基づいてモータ20に流すモータ電流IMの大きさおよび方向を決定し、モータの運転を行って、モータの出力する動力(操舵補助トルク)を制御する。
【0025】
制御装置24は、手動操舵トルク検出部22、車速センサ23、モータ電流検出部25およびモータ電圧検出部26等からの検出信号がアナログ信号として入力されるので、図示しないA/D変換部によりアナログ信号をディジタル信号に変換し、各CPUに取り込んでいる。
【0026】
制御装置24は、目標電流決定部27と、制御部28とを備える。目標電流決定部27は、手動操舵トルク検出信号Td、車速信号v、モータ電流信号Im、モータ電圧信号Vmに基づいて目標補助トルクを決定し、目標補助トルクをモータ20から供給するために必要となる目標電流信号ITを出力する。
【0027】
図3は、目標電流決定部27のブロック構成図である。目標電流決定部27は、主に、モータ回転速度算出部(モータ回転速度算出手段)29、ベース電流算出部30、イナーシャ補償電流算出部31、ダンパー補償電流算出部32、イナーシャ補償部33、ダンパー補償部34、目標電流最終決定部35とローパスフィルタ36と位相補償部37とハイパスフィルタ38から構成される。
【0028】
モータ回転速度算出部29は、詳細に後述するように、モータ電流検出部25からのモータ電流信号Imおよびモータ電圧検出部26からのモータ電圧信号Vmが入力され、ダンパー補償電流算出部32にモータ回転速度信号Nmを出力する。
【0029】
ベース電流算出部30は、手動操舵トルク検出部22からの操舵トルク信号Tdをローパスフィルタ36を通して、位相補償部37により位相補償された操舵トルク信号Tsおよび車速センサ23からの車速信号Vが入力され、イナーシャ補償部33に目標電流信号IMSを出力する。ベース電流算出部30は、予め実験値または設計値に基づいて設定した操舵トルク信号Tsおよび車速信号Vと目標電流信号IMSとの対応するデータに基づいて、操舵トルク信号Tsおよび車速信号Vをアドレスとして対応する目標電流信号IMSを読み出す。なお、目標電流信号IMSは、モータ20に流す目標のモータ電流を設定する上で基準となる電流の情報を含む信号である。
【0030】
イナーシャ補償電流算出部31は、モータおよびシステムの慣性モーメントを打ち消すための電流を算出するためのイナーシャ補償電流算出処理を行うためのものであり、手動操舵トルク検出部22からの操舵トルク信号Tdをローパスフィルタ36を通した信号Tlと信号Tlをハイパスフィルタ38を通した操舵トルク信号Thおよび車速センサ23からの車速信号Vが入力され、イナーシャ補償部33にイナーシャ補償信号ISを出力する。まず、イナーシャ補償電流算出部31は、操舵トルク信号Th、Tlを時間微分し、操舵トルクの時間微分値を算出する。そして、イナーシャ補償電流算出部31は、予め実験値または設計値に基づいて設定した操舵トルクの時間微分値および車速信号Vとイナーシャ補償信号ISとの対応するデータに基づいて、操舵トルクの時間微分値および車速信号Vをアドレスとして対応するイナーシャ補正信号ISを読み出す。
【0031】
ダンパー補償電流算出部32は、モータの回転を制限する電流を算出するためのものであり、モータ回転速度算出部29からのモータ回転速度信号Nmおよび車速センサ23からの車速信号Vと操舵トルク信号Tlが入力され、ダンパー補償部34にダンパー補償信号DSを出力する。ダンパー補償電流算出部32については、詳細に後述する。
【0032】
イナーシャ補償部33は、ベース電流算出部30からの目標電流信号IMSおよびイナーシャ補償電流算出部31からのイナーシャ補償信号ISが入力され、ダンパー補償部34に補償目標電流信号IMS’を出力する。
【0033】
ダンパー補償部34は、イナーシャ補償部33からの補償目標電流信号IMS’およびダンパー補償電流算出部32からのダンパー補償信号DSが入力され、目標電流最終決定部35に補償目標電流信号IMS’’を出力する。
【0034】
目標電流最終決定部35は、ダンパー補償部34からの補償目標電流信号IMS’’および位相補償部37からの位相補償された操舵トルク信号Tsが入力され、目標電流信号ITを出力する。
【0035】
図4は、制御部28のブロック構成図である。制御部28は、モータ運転制御部39とモータ駆動部40とモータ電流検出部25を備えている。
【0036】
モータ運転制御部39は、フィードバック(F/B)制御部40aとフィードフォワード(F/F)制御部41とPWM信号生成部42とを備えている。フィードバック制御部40aは、偏差演算部43と偏差電流制御部44から構成される。
【0037】
偏差演算部43は、目標電流決定部27から出力された目標電流信号ITとモータ電流検出部25からのモータ電流信号Imとの偏差を求め、その値を偏差信号43aとして出力する。
【0038】
偏差電流制御部44は、比例要素と積分要素と加算演算部から構成され、入力された偏差信号43aに対して、比例要素で比例処理した信号43a’を出力し、積分要素で積分処理した信号43a’’を出力し、加算演算部で信号43a’と信号43a’’を加算し、偏差信号43aの値がゼロに近づくように、デューティー比信号である偏差電流制御信号44aを生成・出力する。
【0039】
フィードフォワード制御部41は、フィードフォワード制御要素を生成し、出力するためのものであり、フィードフォワード比例要素45とリミッタ46と加算演算部47から構成される。フィードフォワード比例要素45は、或る任意のF/Fゲイン(Kff)によって、入力された目標電流信号ITに比例したF/F信号45aを出力し、リミッタ46は、F/F信号45aが所定の範囲内であれば、そのまま出力し、所定の範囲外では、制限して任意の一定の値の信号を出力するものである。
【0040】
すなわち、フィードフォワード制御部41のリミッタ46は、フィードフォワード比例要素45に入力された目標電流信号ITに対して、その値が所定範囲内にある場合には、上記F/Fゲインで目標電流信号ITに比例した値を持つデューティー比信号を出力し、その値が所定範囲外にある場合には、任意の一定の値のデューティー比信号を出力する。リミッタ46の出力信号をフィードフォワード制御信号46aと呼ぶことにする。
【0041】
加算演算部47は、偏差電流制御部44から出力された偏差電流制御信号44aにリミッタ46から出力されたフィードフォワード制御信号46aを加え、その値を、モータ20に供給するモータ電流をPWM制御するPWM信号のデューティー比を決める最終出力デューティー比信号47aとして出力する。
【0042】
PWM信号生成部42は、最終出力デューティー比信号47aに基づいてモータ20をPWM駆動するためのPWM(パルス幅変調)信号を生成し、生成したPWM信号を駆動制御信号42aとして出力する。このPWM信号42aは、最終出力デューティー比信号47aで決められるデューティー比を持つ信号である。
【0043】
図4に示すモータ駆動部40は、ゲート駆動回路部48と4個の電力用電界効果トランジスタをH型ブリッジ回路の構成で接続したモータ駆動回路49とを備える。ゲート駆動回路部48は、駆動制御信号(PWM信号)42aに基づいて、ハンドル11の操舵方向に応じて2つの電界効果トランジスタを選択し、選択した2つの電界効果トランジスタのゲートを駆動してこれらの電界効果トランジスタをスイッチング動作させる。
【0044】
モータ電流検出部25は、モータ駆動回路49に直列に接続されたシャント抵抗50の両端に生じる電圧からモータ20に流れるモータ電流(電機子電流)の値IMを検出してモータ電流信号Imを出力する。
【0045】
以上により、制御装置24は、手動操舵トルク検出部22によって検出された手動操舵トルクTと車速V、モータ電流IM、モータ電圧IVに基づいてバッテリ電源51からモータ20へ供給する電流をPWM制御し、モータ20が出力する動力(操舵補助トルク)を制御する。
【0046】
また、図4に示すように、制御装置24は、制御部28においてモータ駆動回路49に直列に接続されたシャント抵抗50の両端に生じる電圧からモータ20に実際に流れるモータ電流の値IMをモータ電流信号Imとして検出し、モータ電流信号Imに基づくフィードバック制御を行うことで、モータ20の制御特性を向上させている。
【0047】
さらに、制御装置24は、制御部28において、目標電流信号ITをフィードフォワード比例要素45に入力し、リミッタ46から出力されたフィードフォワード制御信号46aを加算演算部47で偏差電流制御信号44aに加算することにより、フィードフォワード制御を行うことで、モータ20の制御特性をさらに向上させている。
【0048】
図5は、図3で示したダンパー補償電流算出部32のブロック構成図である。ダンパー補償電流算出部32は、トルク制御量変換部52,回転速度制御量変換部53、トルク減衰係数変換部54、車速減衰係数変換部55、乗算器56、戻り時制御量演算部57、行き時制御量演算部58、切換部59、ステアリング状態検出部60を備える。
【0049】
トルク制御量変換部52はROM等のメモリを備え、実験結果または理論演算等に基づいて設定した、操舵トルクTと対応するモータ制御量であるトルク制御量Dtのデータを予めメモリに記憶しておき、デジタル変換されたトルク信号Tの入力に対応したトルク制御量DTを選択するよう構成し、トルク制御量信号DTを戻り時制御量演算部と行き時制御量演算部に出力する。
【0050】
回転速度制御量変換部53はROM等のメモリを備え、実験結果または理論演算等に基づいて設定した、操舵回転速度Nと対応するモータ制御量である回転速度制御量DNのデータを予めメモリに記憶しておき、デジタル変換された操舵回転速度信号Nの入力に対応した回転速度制御量DNを選択するよう構成し、回転速度制御量信号DNを乗算器に出力する。
【0051】
トルク減衰係数変換部54はROM等のメモリを備え、実験結果または理論演算等に基づいて設定した、操舵トルクTと対応するトルク減衰係数Rtのデータを予めメモリに記憶しておき、デジタル変換されたトルク信号T入力に対応したトルク減衰係数Rtを選択するよう構成し、トルク減衰係数信号RTを乗算器に出力する。
【0052】
車速減衰係数変換部55はROM等のメモリを備え、実験結果または理論演算等に基づいて設定した、車速Vと対応する車速減衰係数のデータを予めメモリに記憶しておき、デジタル変換された車速V入力に対応した車速減衰係数RVを選択するよう構成し、車速減衰係数信号RVを乗算器に出力する。
【0053】
乗算器56は、回転速度制御量信号DNとトルク減衰係数信号RTと車速減衰係数信号RVを乗算して補正値を算出し、補正値信号(RT*DN*RV)を戻り時制御量演算部に出力する。また、行き時制御量演算部に出力する。
【0054】
ステアリング状態検出部60は、トルク信号の方向フラグFおよび操舵回転速度信号NのフラグGに基づいてステアリングホイール1の行き状態または戻り状態を検出し、例えば、行き状態はHレベル、戻り状態にはLレベルのように状態に対応したステアリング状態信号Stを切換部26に供給する。行き状態または戻り状態の検出は、例えばフラグFとフラグGの符号で判定するように構成し、フラグFとフラグGの符号が一致する場合(F=G)は行き状態、フラグFとフラグGの符号が不一致の場合(F=G)には戻り状態とする。
【0055】
戻り時制御量演算部57は、トルク制御量信号DTに補正値信号(RT*DN*RV)を加算演算してモータ制御信号(DT+RT*DN*RV)を切換部59に提供する。
【0056】
行き時制御量演算部58は、トルク制御量信号DTと補正値信号(RT*DN*RV)との減算演算してモータ制御信号(DT−RT*DN*RV)を切換部26に提供する。
【0057】
切換部59は、モータ制御信号(DT+RT*DN*RV)とモータ制御信号(DT−RT*DN*RV)の切り換えを行い、ステアリング状態信号StがLレベルの戻り状態では戻り時制御量演算部57側を選択し、ステアリング状態信号StがHレベルの行き状態では行き時制御量演算部58を選択し、それぞれ、モータ制御信号(DT+RT*DN*RV)およびモータ制御信号(DT−RT*DN*RV)をダンパー補償信号Dsとして出力する。
【0058】
このように、ダンパー補償電流算出部32では、モータ回転速度信号Nmと操舵トルク信号Tdと車速信号vに基づいてダンパー補償信号Dsを出力するため、それぞれの信号が正確なものである必要がある。しかしながら、従来は、モータ回転速度信号が正確なものではなかったために、ダンパー補償信号Dsも的確なものとはなっていなかった。そこで、本発明では、モータ回転速度算出部29において、予め記憶装置に記憶させた種々のモータ電流に対するモータ端子間抵抗値のデータに基づいて、種々のモータ電流に応じたモータ端子間抵抗値を用いることによってモータ回転速度を算出する。また、そのときの種々のモータ電流に対するモータ端子間抵抗値のデータは、実測により得られたデータであるようにすることが好ましい。
【0059】
図6は、本発明の実施形態に係る電動パワーステアリング装置におけるモータ回転速度算出部29でのモータ回転速度算出処理を示すブロック図である。本実施形態では例えば図12のグラフで示すような種々のモータ電流Imに対するモータ端子間抵抗値Rmのデータと誘起電圧定数Keをマイコン・メモリ等の記憶素子に予め定数として記憶させておき、サンプリングしたモータ電流Imに対するモータ端子間抵抗値をモータ電流対モータ端子間抵抗データテーブル61に基づいて瞬時に検索し、その検索したモータ端子間抵抗値とサンプリングしたモータ電流Imを乗算器62により乗じる。次に、サンプリングしたモータ端子間電圧Vmからサンプリングしたモータ電流Imにモータ抵抗データを乗じたものを演算器63で差し引いて、これを演算器64においてKeで除算することでモータ回転速度を算出する。
【0060】
これにより、正確なモータ回転速度Nmが得られ、その値をダンパー補償電流算出部32に入力するため、的確なダンパー補償電流を得ることができ、ダンパー制御を的確に行うことができる。
【0061】
図7は、モータ回転速度算出部29の具体例を示す構成図である。モータ回転速度算出部29は、図示しないECU内に設けられ、CPU65とメモリ66を備えた構成となっている。メモリ66には、モータ電流対モータ端子間抵抗データテーブル記憶領域67とモータの誘起電圧定数記憶領域68とモータ回転速度算出プログラム記憶領域69が設けられている。
【0062】
また、入力インターフェース部70と出力インターフェース部71とCPU65とメモリ66は、バス72,73,74により接続されている。入力インターフェース部70には、モータ電流検出部25から出力されるモータ電流信号Imとモータ電圧検出部26から出力されるモータ電圧信号Vmが入力され、出力インターフェース部71からは、モータ回転速度信号Nmが出力される。
【0063】
モータ電流対モータ端子間抵抗データテーブル記憶領域67は、図12で示す実験的に得られたモータ電流に対するモータ端子間抵抗を記憶させる領域である。モータの誘起電圧定数記憶領域68は、モータの誘起電圧定数Keを記憶するための領域である。モータ回転速度算出プログラム記憶領域69は、図6のブロック図で示したモータ回転速度算出処理を行うための処理プログラムが記憶されている領域である。
【0064】
図8は、モータ回転速度算出プログラムに基づく処理のフローチャートである。まず、モータ回転速度算出部29の入力インターフェース部70を通してモータ電流信号Imとモータ電圧信号Vmが入力される(ST10)。CPU65は、メモリ66のモータ電流対モータ端子間抵抗データテーブル記憶領域67から瞬時に入力されたモータ電流信号Imに対応するモータ端子間抵抗を検索する(ST11)。CPU65は、モータ電流信号Imと検索されたモータ端子間抵抗Rmとの積ImRmを演算する(ST12)。次に、CPU65は、入力されたモータ電圧信号Vmと積ImRmの差(Vm−ImRm)を演算する(ST13)。CPU65は、モータの誘起電圧定数記憶領域68からモータの誘起電圧定数Keを読み出し(ST14)、その誘起電圧定数Keにより差(Vm−ImRm)を割ることによりモータ回転速度信号Nmを得る(ST15)。CPU65は、そのモータ回転速度信号Nmを出力インターフェース71を通して出力する(ST16)。この動作を、イグニッションスイッチがオンである限り所定の時間間隔で繰り返し実行する。
【0065】
以上の動作によりモータ回転速度NMを的確に算出し、そのモータ回転速度信号Nmをダンパー補償電流算出部に出力する。
【0066】
一方、ダンパー補償電流算出部53は、モータ回転速度算出部により的確に推定されたモータ回転速度信号Nmおよび車速センサからの車速信号vを入力することにより、モータ回転速度および車速に応じた過不足のない的確な補正量DSを瞬時に検索してダンパー補償部に出力する。その結果、ダンパー補償部は、モータ回転速度および車速に応じ過不足なくダンパー補償した目標電流信号ITを出力する。従って、実施形態の電動パワーステアリング装置によれば、モータの電流変化に拘わらず常に過不足のない的確なダンパー制御が可能となる。
【0067】
図9は、本実施形態でのモータ電流と操舵角の変化でのモータ回転速度、ダンパー電流の時間変化を示す。図では、切り込み、戻し、保舵、戻しのハンドル操作を行ったときのモータ電流を曲線C21で示し、そのときの保舵角の時間変化を曲線C22で示す。また、それにともなうモータ回転速度の算出値を実線C23で示し、実測値も実線C23と一致する。また、ダンパー電流は実線C24で示し、実測値も実線C24に一致する。保舵中(モータ回転ゼロ)も従来のものと異なり、行き方向ダンパー電流が出力されず、アシスト不足を生じない。
【0068】
また、図10に示すように、従来のものと異なり、左右同じ転舵角・転舵速度において、右切り時のダンパー電流の方が左切り時のダンパー電流よりも大きくでてしまうようなアンバランスを生じていないことが分かる。図10は、本実施形態でのモータ電流と操舵角の変化でのモータ回転速度、ダンパー電流の時間変化を示す。図10では、右切り、左切りのハンドル操作を行ったときのモータ電流を曲線C25で示し、そのときの保舵角の時間変化を曲線C26で示す。また、それにともなうモータ回転速度の算出値を実線C27で示し、実測値もC27に一致する。また、ダンパー電流は実線C28で示し、実測値もC28と一致する。これによりアシスト力のアンバランスが生じない。
【0069】
このように、本発明の本実施形態では、予め実測に基づいたモータ電流対モータ端子間抵抗データをマイコンまたはROMなどの記憶装置に保持しておき、モータ端子間抵抗RmをImに対してリアルタイムに可変させるような構成としている。それにより、モータ回転速度算出処理には電流に依存するモータ端子間抵抗を用いることができ、高精度なモータ回転速度信号Nmの算出を実現できる。すなわち、これにより、ダンパー補償電流を正確に算出し、出力することにつながり、図9に示したように、保舵時にダンパー補償電流が出力されてしまうようなことがなくなり、目標通りのアシスト力を出力することができる。また、図10に示したように、左右の切り返し操舵においても確実にステアリングホイール切り込み時には行き方向ダンパー補償電流、戻し時には戻り方向ダンパー補償電流を出力することができるようになるため、左右のアシスト力のばらつき発生の抑制、操舵フィーリングの向上が実現される。
【0070】
【発明の効果】
以上の説明で明らかなように本発明によれば、次の効果を奏する。
【0071】
モータ端子間電圧とモータ電流とモータ端子間抵抗値によりモータ回転速度を算出し、モータ回転速度に応じてダンパー制御を行う電動パワーステアリング装置において、予め記憶装置に記憶させた種々のモータ電流に対するモータ端子間抵抗値のデータに基づいて、種々のモータ電流に応じたモータ端子間抵抗値を用いることによってモータ回転速度を算出するモータ回転速度算出部を備えたため、モータ電流の大小に拘わらず高精度なモータ回転速度を算出することが可能となるので、左右アシスト力アンバランスなどの問題を解消し適正なダンパー電流を出力でき、電動パワーステアリング装置において、走行中の切り込み、切り戻し時の操舵フィーリングが向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る電動パワーステアリング装置の模式構造図である。
【図2】本発明の実施形態に係る電動パワーステアリング装置の制御装置を示す図である。
【図3】目標電流決定部のブロック構成図である。
【図4】制御部のブロック構成図である。
【図5】ダンパー補償電流算出部のブロック構成図である。
【図6】本発明の実施形態に係る電動パワーステアリング装置におけるモータ回転速度算出部でのモータ回転速度算出処理を示すブロック図である。
【図7】モータ回転速度算出部の具体例を示す構成図である。
【図8】モータ回転速度算出部におけるモータ回転速度算出処理のフローチャートである。
【図9】本実施形態でのモータ電流と操舵角の変化でのモータ回転速度、ダンパー電流の時間変化を示す図である。
【図10】本実施形態でのモータ電流と操舵角の変化でのモータ回転速度、ダンパー電流の時間変化を示す図である。
【図11】従来の電動パワーステアリング装置におけるモータ回転速度算出処理を示すブロック図である。
【図12】モータ電流に対するモータ端子間抵抗特性を示すグラフである。
【図13】モータ端子間抵抗が実際より小さく設定している場合のモータ電流と操舵角の変化でのモータ回転速度、ダンパー補償電流の時間変化を示す図である。
【図14】モータ端子間抵抗が実際より小さく設定している場合のモータ電流と操舵角の変化でのモータ回転速度、ダンパー補償電流の時間変化を示す図である。
【符号の説明】
10     電動パワーステアリング装置
11     ステアリングホイール
12     ステアリング軸
13     連結軸
15     ピニオン機構
16     手動操舵トルク発生機構
17     ラック軸
18     タイロッド
19     前輪
20     モータ
21     ボールねじ機構
22     手動操舵トルク検出部
23     車速センサ
24     制御装置
25     モータ電流検出部
26     モータ電圧検出部
29     モータ回転速度算出部

Claims (1)

  1. モータ端子間電圧とモータ電流とモータ端子間抵抗値によりモータ回転速度を算出し、このモータ回転速度に応じてダンパー制御を行う電動パワーステアリング装置において、
    予め記憶装置に記憶させた種々のモータ電流に対するモータ端子間抵抗値のデータに基づいて、前記種々のモータ電流に応じた前記モータ端子間抵抗値を用いることによって前記モータ回転速度を算出するモータ回転速度算出手段を備えたことを特徴とする電動パワーステアリング装置。
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