JP2004066337A - プレス成形装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ブランクホルダ10のワークWの搬送時にフィンガ112の支持部となるコーナ部Wa付近を成形するホルダ部分11のコーナ部に凹部15を形成すると共に、この凹部15の底部15aをダイ20の移動方向に沿って貫通するカウンタパンチ挿通孔16を穿設し、ダイ20の上死点位置から下死点位置への移動に伴ってカウンタパンチ挿通孔16から先端が突出し、かつダイ20が下死点位置でワークWのコーナ部Waの付近をダイ20のホルダ部分22に押圧して成形するカウンタパンチ41を備える。
【選択図】 図7
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車用車体部品等のワークをプレス成形するプレス成形装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、自動車用サイドボディパネル、ルーフパネル、ドアパネル等のプレス成形品は、生産性及び省力化に優れることから、図8に示すような量産用のトランスファプレス101を用いた多段のプレス成形工程を経て製造されることが多い。この種のトランスファプレス101は、複数のプレス成形装置102が配列され、成形加工すべきワークをトランスファ送り装置110によって順次各プレス成形装置102に搬送して、各プレス成形装置102によって順次プレス成形してプレス成形品を得る。
【0003】
トランスファ送り装置110は、図8及び図9に示すように、機械的に往復駆動するトランスファバー111に取り付けられたフィンガ112によって、プレス成形装置102上のワークWの各コーナ部Waを図9に示す矢印U方向に下方から持ち上げ、かつ矢印F方向へ移動させて次の工程のプレス成形装置102に順次搬送するように構成されている。
【0004】
一方、プレス成形装置102は、例えば特開2000−42645号公報に開示され、かつ図10に要部断面図を示すようにワークWを押圧保持するブランクホルダ103、及び対向するダイ104とパンチ105を備え、ブランクホルダ103及びパンチ105の上面とダイ104の下面には、プレス成形品の形状に対応する成形面が形成されている。ブランクホルダ103は周辺のホルダ部分を残して中央部に貫通孔106が穿設されており、この貫通孔106を介してパンチ105のパンチ部105aに嵌合して配置されている。ダイ104はブランクホルダ103及びパンチ105の上方に配置されている。
【0005】
また、ワーク搬送時にトランスファ送り装置110のフィンガ112が係止する支持部となるワークWのコーナ部Wa付近を成形するブランクホルダ103の各コーナ部の上面に凸部107が形成される一方、ダイ104にはこの凸部107と嵌合する凹部108が形成されている。
【0006】
このようなプレス成形装置102においては、先ず、ワークWをブランクホルダ103及びパンチ105の上面にセットし、次にダイ104を下降させてブランクホルダ103との間でワークWを押圧保持する。そして、更にダイ104を下降させてパンチ105とダイ104によってワークWを成形すると共に、ブランクホルダ103のコーナ部の凸部107とダイ104の凹部108によって、図11及び図11のI−I線断面を図12に示すようにワークWのコーナ部Wa付近に凸形状部Wbが形成される。しかる後、ダイ104を上昇させて成形されたワークWをブランクホルダ103及びパンチ105から離型し、ワークWのコーナ部Waに下方からフィンガ112を引っ掛けてプレス成形装置102から搬出する。
【0007】
従って、ワークWのコーナ部Waに形成される凸形状部Wbによってワーク搬送時にフィンガ112が係止するワークWのコーナ部Wa付近の剛性が確保されて、搬送中におけるフィンガ112からワークWが脱落する等の不具合の発生が防止できる。
【0008】
また、他のプレス成形装置は、図13に要部断面図を示すようにブランクホルダ123、ダイ128、パンチ129を備え、ブランクホルダ123の上方に突出するホルダ部分124及びパンチ129の上面とダイ128の下面には成形面が形成されている。ブランクホルダ123は、ホルダ部分124を残して中央部に貫通孔125が穿設されており、この貫通孔125を介してパンチ129のパンチ部129aに嵌合して配置されている。ワーク搬送時にフィンガ112の支持部となるワークWのコーナ部Wa付近を成形するブランクホルダ123のホルダ部分124の各コーナ部上面にフィンガ112を挿入するための凹部126が形成されている。
【0009】
このようなプレス成形装置においては、先ず、ワークWをブランクホルダ123のホルダ部分124及びパンチ129の上面にセットし、次にダイ128を下降させてブランクホルダ123のホルダ部分124との間でワークWを押圧保持する。そして、更にダイ128を下降させてパンチ129とダイ128によって図14に示すようにワークWを成形する。しかる後、図15に示すようにダイ128を上昇させて成形されたワークWをブランクホルダ123及びパンチ129から離型し、ブランクホルダ123に形成された凹部126とワークWとの隙間にフィンガ112を挿入し、かつフィンガ112を持ち上げてワークWを搬出するように構成されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
上記特開平11−226660号公報によると、ワークWのコーナ部Waにプレス成形時に凸形状部Wbを成形することによって、ワーク搬送時にフィンガ112の支持部となるワークWのコーナ部Wa付近の剛性が向上する。しかし、ダイ104を下降させてダイ104とパンチ105とによるワークWの成形開始からダイ104が略下死点位置に達する成形終了までの略全成形工程に亘ってワークWのコーナ部Waがダイ104とブランクホルダ103によって押圧保持され、しかも互いに嵌合する凸部107と凹部108によって強固に挟持されることから、プレス成形時におけるワークWのコーナ部分Wa付近の移動が規制されて該部付近の材料の流れが抑制される。この材料の流れの規制がワークWの成形性に影響を及ぼしてワークWに部分的なしわや破断を誘発することが懸念される。
【0011】
また、これを回避するためのトライアンドエラーでの調整には、多くのコストを要すると共に、プレス成形品の形状が制限され、かつ生産性に影響して生産コストの増大を招く要因となる。
【0012】
一方、図13に要部断面図を示すプレス成形装置によると、ブランクホルダ123のホルダ部分124のコーナ部上面に凹部126を有することによって、成形時にワークWのコーナ部Waが凹部126内に進入するのが可能になり、ダイ128を下降させて成形する際、ダイ128とパンチ129による成形開始からダイ128が下死点位置に達する成形終了までの略全成形工程に亘ってワークWのコーナ部Waの挙動、即ち変形が図13及び図14に示すようにダイ128やブランクホルダ123によって制限されることなく、或いは制限が緩和される。従って、プレス成形時におけるワークWのコーナ部分Wa付近の材料の流れが許容されてワークWの成形性が確保され、ワークWに発生する部分的なしわや破断が有効的に回避乃至抑制でき、高品質のプレス成型品が得られる。
【0013】
しかし、ワークWのコーナ部Waの変形量は、ワークWの絞り込みの深さや成形品の形状等の成形条件によって種々変化することから、この変形量を予め数値的に把握することは困難であり、フィンガ112により持ち上げた際のワーク姿勢が安定せず、安定した搬送に影響を及ぼし、生産性の低下が懸念される。更に、種々のワークWのコーナ部Waの変形量にかかわらずフィンガ112が挿入可能となる深さに凹部126を切削しなければならず、ブランクホルダ123の高さが制限される場合にはその有効寸法L(図13参照)の確保が困難になり、ブランクホルダ123の強度が低下して、安定したプレス成形に影響することが懸念される。
【0014】
またブランクホルダ123の強度を確保するための形状変更、例えばブランクホルダ123の下側を部分的に膨らませて強度を確保する方策もあるがプレス成形装置や金型等の種々のスペース的な制約によって困難な場合が多い。
【0015】
また、ブランクホルダ123の凹部126を廃止して強度を確保し、ブランクホルダ123にリフタ装置を配置して、ワークWをリフタ装置によって持ち上げることによってフィンガ112の挿入スペースを確保する方策もある。しかし、ワークWを持ち上げた際のワーク位置のズレによりフィンガ112によるワークWの保持が不安定になり、安定したワークWの搬送に影響を及ぼし生産性の低下が懸念される。また構成が複雑になり設備コストの増大を招く要因となる。
【0016】
従って、かかる点に鑑みなされた本発明の目的は、高品質のプレス成形品が得られると共に安定したプレス成形が得られて生産性に優れるプレス成形装置を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する請求項1に記載のプレス成形装置の発明は、パンチ及び該パンチと接離する上死点位置と下死点位置との間を移動してワークを成形するダイと、該ダイのホルダ部分と協働して上記ワークを押圧保持するホルダ部分を有するブランクホルダを備えたプレス成形装置において、上記ブランクホルダは、上記ワークの搬送時にフィンガの支持部となる付近を成形する上記ホルダ部分に形成された凹部及び該凹部の底部を上記ダイの移動方向に沿って貫通するカウンタパンチ挿通孔とを有し、上記ダイの上死点位置から下死点位置への移動に伴って上記カウンタパンチ挿通孔から上記凹部内に先端が突出し、かつ上記下死点位置で上記ワークの支持部付近を上記ダイのホルダ部分に押圧するカウンタパンチを備えたことを特徴とする。
【0018】
請求項1の発明によると、ワークの搬送時にフィンガの支持部となる付近を成形するブランクホルダのホルダ部分に凹部を形成することによって、ワークの成形時にワークの支持部付近が凹部内に進入することが可能になり、支持部付近の材料の流れが許容されて優れた成形性が確保されて高品質のプレス成形品が得られる。
【0019】
更に、ダイが下死点位置においてカウンタパンチによってワークの上記支持部付近がダイのホルダ部分に押圧変形されて所期形状の支持部が成形され、凹部の底部とワークとの間に十分なフィンガ挿入スペースが確保される。よって凹部の深さを過度に大きくすることが不要になりブランクホルダの強度が確保され、安定したプレス成形が得られる。また、搬送の際に、フィンガが係止する支持部の形状が予め設定された所期形状に成形されて、フィンガによるワークの保持姿勢が安定し、円滑な搬送が得られて生産性の向上が期待できる。
【0020】
請求項2に記載の発明は、請求項1のプレス成形装置において、上記凹部は、上記ワークのコーナ部を成形するホルダ部分のコーナ部に形成されたことを特徴とする。
【0021】
請求項2の発明によると、比較的しわや破断の発生が多いワークのコーナ部を成形するホルダ部分のコーナ部に凹部を形成することによって、プレス成形性が向上する。また、このコーナ部はフィンガの支持部となることが多く安定したワークの搬送が得られ生産性が向上する。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明によるプレス成形装置の実施の形態を図1乃至図7によって説明する。なお、トランスファ送り装置は、上記図8及び図9と同一符号を付することで詳細な説明を省略する。
【0023】
図1は、本実施の形態によるプレス成形装置1の要部断面図であり、図2乃至図7は作動状態を示す説明図である。
【0024】
プレス成形装置1は、図示しないダイクッションによって付勢されるブランクホルダ10及び、互いに対向するダイ20とパンチ30を備え、ブランクホルダ10の上方に突出すると共に内方にオーバハングして形成されたホルダ部分11の上面12及びパンチ30の上面31と、ダイ20の下面21にはプレス成形品の形状に相応する成形面が形成されている。そして、ブランクホルダ10及びパンチ30の上方に配置されたダイ20をパンチ30と接離する上死点位置と下死点位置との間を移動してブランクホルダ10と協働してワークWを押圧保持し、かつパンチ30と協働してワークWを成形する。
【0025】
ブランクホルダ10は、ホルダ部分11を残して中央部に貫通孔13が穿設されており、この貫通孔13を介してパンチ30のパンチ部32に嵌合して配置されている。ワーク搬送時にトランスファ送り装置110のフィンガ112の支持部となるワークWのコーナ部Wa付近を成形するホルダ部分11の各コーナ部に、上方及び外方が開放されてフィンガ112を挿入するための凹部15が形成されている。この凹部15の底部15aには、ダイ20の移動方向に沿って上下方向に貫通するカウンタパンチ挿通孔16が穿設されている。
【0026】
ダイ20は、ホルダ10のホルダ部分11の上面12と対向するホルダ部分22が形成され、ブランクホルダ10のホルダ部分11の上面12と協働してワークWを押圧保持し、かつパンチ30と協働してワークWをプレス成形する。
【0027】
更に、プレス成形装置1には、ブランクホルダ10に穿設されたカウンタパンチ挿通孔16から突出可能な柱状乃至棒状のカウンタパンチ41が配設されている。このカウンタパンチ41は、パンチ支持部43によって基端が固定部材であるパンチ20のパンチ部32に固設されて上方に延在すると共に、カウンタパンチ挿通孔16に挿通可能であって、図1に示すようにダイ20が上昇した上死点状態でその先端42が凹部15の底部15aより下方の退避位置に位置し、かつ上死点位置から下死点位置への移動に伴ってカウンタパンチ挿入孔16から先端42が突出し、図6に示すようにダイ20が下降した下死点状態ではカウンタパンチ挿通孔16から突出して先端42がワークWのコーナ部Wa付近をダイ20のホルダ部分22に押圧するように構成されている。
【0028】
次に、このように構成されたプレス成形装置1の作動について説明する。
【0029】
図1に示すダイ20が上昇した上死点状態で、図2に示すようにブランクホルダ10に上方に向かって突出形成されたホルダ部分11の上面12及びパンチ30の上面31上にワークWを載置してセットする。
【0030】
次にダイ20を上死点位置から下降させて、図3に示すようにブランクホルダ10に突設されたホルダ部分11の上面12とダイ20の下面21に形成されたホルダ部分22によってワークWの外周部を、凹部15が形成されたコーナ部Wa付近を除いて押圧保持する。
【0031】
更に、ダイ20を下降して、図4に示すように互いのホルダ部分11と22によって、ワークWの外周部を押圧保持した状態を維持しつつブランクホルダ10を、ダイクッションによる付勢力に抗して押し下げて成形面となるパンチ30の上面31とダイ20による絞り込み、即ちワークWのプレス成形が開始される。
【0032】
このワークWのプレス成形時におけるワークWのコーナ部Wa付近は、凹部15内への進入が許容されて、ブランクホルダ10のホルダ部分11とダイ20のホルダ部分22とによる変形規制がされることなく、或いは変形の規制が緩和され、ワークWのプレス成形に伴うコーナ部Wa付近の挙動、即ち変形が許容される。従って、プレス成形時にワークWにおけるワークWのコーナ部分Wa付近の材料の流れが許容されて優れた成形性が確保され、ワークWに発生する部分的なしわや破断が抑制される。
【0033】
更に、パンチ30とダイ20によりワークWをプレス成形しつつダイ20が下死点近傍に達すると、図5に示すようにダイ20及びブランクホルダ10の下降に伴ってカウンタパンチ挿通孔16から凹部15内に突出進入するカウンタパンチ41の先端42がワークWのコーナ部Wa付近に下方から当接し、ワークWのコーナ部Waを下方からカウンタパンチ41により相対的に上方への押圧付与を開始する。
【0034】
そして、図6に示すダイ20が下死点位置に達するとダイ20の下面21に形成された成形面とパンチ30の上面31に形成された成形面によるワークWのプレス成形が終了すると共に、カウンタパンチ41によりワークWのコーナ部Wa付近をダイ20のホルダ部分22に押圧して支持部となる該部の成形を完了する。このコーナ部Waの成形によって凹部15の底部15aとワークWのコーナ部Waとの間にフィンガ112の挿入スペースが確実に確保される。
【0035】
しかる後、ダイ20が図7に示すように再び上死点位置に上昇すると、ダイ20による押圧が解除されたブランクホルダ10がダイクッションによってクッションピン2を介して押し上げられ、ブランクホルダ10の上昇によりワークWが持ち上げられてパンチ30から離型されると共に、カウンタパンチ41が凹部15内から退避する。
【0036】
続いて、フィンガ112の挿入スペースが確保されたブランクホルダ10に凹設された凹部15の底部15aとワークWのコーナ部Wa付近との間にトランスファ送り装置110のフィンガ112を挿入し、かつフィンガ112を持ち上げてワークWをプレス成形装置1から搬出する。
【0037】
従って、このように構成されたプレス成形装置1によると、ブランクホルダ10に突設形成されたホルダ部分11のコーナ部に凹部15を形成することによって、ワークWの開始からダイ20が下死点位置近傍に達するプレス成形の略全行程に亘って、ワークWのコーナ部Wa付近の変形が可能になり、ワークWのコーナ部分Wa付近の材料の流れが許容されて優れた成形性が確保される。よってワークWの部分的なしわや破断の発生が抑制され、高品質のプレス成形品が得られる。
【0038】
一方、ダイ20が下死点位置近傍に達すると、カウンタパンチ41によってワークWのコーナ部Waがダイ2のホルダ部分22に押圧変形されて所期形状に成形されると共に、凹部15の底部15aとコーナ部Waの間に十分なフィンガ挿入スペースが確保される。
【0039】
よって図1に示すように、凹部15の深さLaを、過度に大きくすることなくワークWのコーナ部Waと凹部15の底部15aとの間にフィンガ112を挿入してのワーク搬送が可能になる。また、凹部15の深さLaの縮小によりブランクホルダ10の強度が確保され、安定したプレス成形が得られる。また、搬送の際、フィンガ112の支持部となるワークWのコーナ部Waの形状が予め設定された所期形状に成形されることから、フィンガ112によるワークWの保持が安定し、ワークWの円滑な搬送が得られ、生産性の向上が期待できる。
【0040】
【発明の効果】
以上説明した本発明によるプレス成形装置によると、ワークの搬送時にフィンガの支持部となる付近を成形するブランクホルダのホルダ部分に凹部を形成することによって、ワークのプレス成形時における該部の変形が許容されて優れたプレス成形性が確保され、高品質のプレス成形品が得られる。また、ダイが下死点位置においてカウンタパンチによってワークの上記支持部付近がダイのホルダ部分に押圧変形されて所期形状の支持部が成形されることから、凹部の底部とワークとの間に十分なフィンガ挿入スペースが確実に確保され、かつ凹部の深さの縮小によりブランクホルダの強度が確保されて安定したプレス成形が可能になる。また、フィンガによるワークの保持が安定し、ワークの円滑した搬送が得られて生産性の向上が期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるプレス成形装置の実施の形態を示すプレス成形装置の要部断面図である。
【図2】同じく、プレス成形装置の作動説明図である。
【図3】同じく、プレス成形装置の作動説明図である。
【図4】同じく、プレス成形装置の作動説明図である。
【図5】同じく、プレス成形装置の作動説明図である。
【図6】同じく、プレス成形装置の作動説明図である。
【図7】同じく、プレス成形装置の作動説明図である。
【図8】トランスファプレスの概要説明図である。
【図9】トランスファ送り装置の概要説明図である。
【図10】従来のプレス成形装置の要部断面図である。
【図11】ワークの成形状態の概要を示すワークのコーナ部付近の斜視図でる。
【図12】図11のI−I線断面である。
【図13】従来のプレス成形装置の要部断面図である。
【図14】同じく、プレス成形装置の作動説明図である。
【図15】同じく、プレス成形装置の作動説明図である。
【符号の説明】
1 プレス成形装置
2 クッションピン
10 ブランクホルダ
11 ホルダ部分
15 凹部
15a 底部
16 カウンタパンチ挿通孔
20 ダイ
22 ホルダ部分
30 パンチ
41 カウンタパンチ
42 先端
110 トランスファ送り装置
112 フィンガ
W ワーク
Wa コーナ部(支持部)
Claims (2)
- パンチ及び該パンチと接離する上死点位置と下死点位置との間を移動してワークを成形するダイと、該ダイのホルダ部分と協働して上記ワークを押圧保持するホルダ部分を有するブランクホルダを備えたプレス成形装置において、
上記ブランクホルダは、
上記ワークの搬送時にフィンガの支持部となる付近を成形する上記ホルダ部分に形成された凹部及び該凹部の底部を上記ダイの移動方向に沿って貫通するカウンタパンチ挿通孔とを有し、
上記ダイの上死点位置から下死点位置への移動に伴って上記カウンタパンチ挿通孔から上記凹部内に先端が突出し、かつ上記下死点位置で上記ワークの支持部付近を上記ダイのホルダ部分に押圧するカウンタパンチを備えたことを特徴とするプレス成形装置。 - 上記凹部は、
上記ワークのコーナ部を成形するホルダ部分のコーナ部に形成されたことを特徴とする請求項1に記載のプレス成形装置。
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