JP3816319B2 - プレス型構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、パネル状ワークの端縁を深絞りとフランジ曲げ成形し、かつワークの傾斜面に対し直角な軸線方向に穴抜き加工を1つの型により1工程で行うプレス型構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
パネル状ワークを曲げ成形し、かつ曲げ成形面に対し直角な軸線方向に穴抜き加工を1つの型により1工程で行うプレス型は例えば実開昭61−17229号で提供されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来のプレス型は下型に固定された穴抜きダイにセットしたパネル状ワークを上型の曲刃で曲げ成形し、曲げ成形したワークの傾斜面を上型に設けられている受動カム(上吊りカム)を下型に設けられている固定カムに当接して前進移動し受動カムに設けられているポンチによって穴抜き加工するものである。
【0004】
パネル状ワークを単に曲げ成形するものでは上記従来のプレス型で可能であるが、図2で示すようなワークWの端縁を深絞りPしてフランジFを曲げ成形する場合では、上記従来のプレス型では不可能であり、前記深絞りPをするために上下動する下型クッションパット3が必要である。
【0005】
しかしながら、上吊りカムは、下型クッションパット3が0.02〜3mm程度の少しでも傾くとポンチと穴抜きダイとが芯ずれして穴バリとなり製品不良となる。また、製品不良の他にポンチと穴抜きダイとの芯ずれが大きい場合は、ポンチの折損や穴抜きダイの破損が生じる。この下型クッションパット3の傾きの発生は、下型クッションパット3の中心に対しワークWが片寄っているため、下型クッションパット3を押し下げる途中で下型クッションパット3が傾いてしまうからである。
【0006】
本発明の目的は、下型クッションパットを有するプレス型において、深絞り及びフランジ曲げと精度の高い穴抜きを可能にしたプレス型構造を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため本発明は、下型にセットしたワークの端縁を曲げ成形し、かつワークの傾斜面に対し直角な軸線方向に穴抜き加工するプレス型であって、下型に穴抜きダイと、この穴抜きダイの近傍に穴抜きダイに向かって下り勾配の傾斜カムとを有しワークをセットする上下動可能な下型クッションパットと、ワークの端縁を曲げ成形する下型曲刃と、前記下型クッションパットに対し進退移動可能であり下型クッションパットの下降端において下型クッションパットを下型にロックするロック用カムと、下型クッションパットをロックしたロック用カムの上昇を拘束するロック用カム固定部材とを備え、上型に前記下型クッションパットにセットしたワークを押さえる上型クッションパットと、前記穴抜きダイスに対応するポンチを有し前記傾斜カムに当接して前進移動する上吊りカムと、前記ロック用カムに当接してロック用カムを下型クッションパット方向に前進移動するカムドライバとを備えたことを特徴とするものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。本発明によるプレス型では図2に示すように、パネル状のワークWの端縁を深絞りPしてフランジFを曲げ成形し、ワークWの傾斜面Sに対し直角な軸線方向に穴抜き加工した製品を製造するものである。図1において、1は固定の下型であり、2は上下動する上型である。
【0009】
前記下型1には、下型クッションパット3と、ワークWの端縁を深絞りPしてフランジFを上曲げする下型曲刃4と、前記下型クッションパット3の下降端において下型クッションパット3を下型1にロックするロック用カム12と、下型クッションパット3をロックしたロック用カム12の上昇を拘束するロック用カム固定部材17とが備えられている。
【0010】
前記下型クッションパット3は、下型1の一方の側端の立面5aに当接して上下動可能であり、下型クッションパット3の下面と、これと対面する下型1との間に下型クッションパット3を上昇付勢するスプリング6が介装されている。
【0011】
また、下型クッションパット3の上面には穴抜きダイ7と、この穴抜きダイ7の近傍に穴抜きダイ7に向かって下り勾配の傾斜カム8とが設けられている。さらに、下型クッションパット3の前記下型1の一方の側端の立面5aに当接側とは反対側に側部の下方には、前記ロック用カム12が当接する傾斜面9が形成されている。さらに加えて、前記穴抜きダイ7から下型クッションパット3の下面に開口するスクラップ落下通路10が下型1に設けられているスクラップシュート11に対応して設けられている。
【0012】
前記ロック用カム固定部材17は前記下型クッションパット3に形成されている傾斜面9の直上部位に固設されている。
【0013】
前記ロック用カム12は前記下型クッションパット3に形成されている傾斜面9側の側方で下型クッションパット3に対し進退移動可能に配置されている。このロック用カム12の前部には、前記下型クッションパット3に形成されている傾斜面9上に当接する下側傾斜カム面15と前記ロック用カム固定部材17の下面に当接する上側水平カム面16とが設けられており、ロック用カム12の後部には後述するドライバカム23が当接する傾斜カム面14が設けられている。また、ロック用カム12と下型1との間にはロック用カム12を後退方向に付勢するスプリング13が介装されている。
【0014】
一方、上型2には前記下型クッションパット3にセットしたワークWを押さえて深絞りPする上型クッションパット18と、前記穴抜きダイ7に対応するポンチ21を有し前記傾斜カム8に当接して前進移動する上吊りカム20と、前記ロック用カム12に当接してロック用カム12を下型クッションパット3の方向に前進移動するカムドライバ23とを備えている。
【0015】
前記上型クッションパット18は下型曲刃4と齟齬し、下型曲刃4と共同してワークWの端縁を深絞りPしてフランジFを上曲げするものであり、上型2に上下動可能に取付けられ、スプリング19によって下方に付勢されている。
【0016】
前記上吊りカム20は上型2に固定されているカムホルダ22によって進退移動可能に保持されている。
【0017】
前記カムドライバ23は前記ロック用カム12の後部に形成されている傾斜カム面14に当接する傾斜カム面25と前記ロック用カム12の後方の下型1の他方の側端の立面5bに当接する鉛直カム面24とが形成されている。
【0018】
上記本発明のプレス型構造の動作について説明する。図1は上型2が上死点に位置している状態である。この状態では上型2の上型クッションパット18はスプリング19により下方に押圧位置し、上吊りカム20は後退位置している。カムドライバ23はロック用カム12の上方で離間して位置している。
【0019】
一方、下型1の下型クッションパッド3はスプリング6により上昇端に位置しており、ロック用カム12はスプリング13により後退端に位置している。
【0020】
このような状態において前工程で予備成形加工されたワークWを下型クッションパッド3の穴抜きダイ7の部位にセットして上型2を下降開始する。図2は上型2の下降途中状態である。上型2の下降に伴い上型クッションパット18が下型クッションパッド3上のワークWに当接してワークWを押さえると共に下型クッションパッド3をスプリング6の付勢に抗して下降する。このとき、上型クッションパット18は下型曲刃4と齟齬し、下型曲刃4と共同してワークWの端縁を深絞りPとフランジFの上曲げとを開始する。
【0021】
前記下型クッションパッド3の下降と同時又は少し遅れてカムドライバ23の傾斜カム面25がロック用カム12の傾斜カム面14に当接し、カムドライバ23の鉛直カム面24が下型1の他方の側端の立面5bに当接してロック用カム12が前進する。このロック用カム12の前進によりロック用カム12の前方の下側傾斜カム面15が下型クッションパット3に形成されている傾斜面9上に当接を開始し、上側水平カム面16がロック用カム固定部材17の下面に当接を開始する。この上型2の下降途中では上吊りカム20は傾斜カム8には当接せず後退端位置を維持している。すなわち、ポンチ21による穴抜きは行わない。
【0022】
さらに上型2の下降により図3で示すように下型クッションパット3が下降端に至る。この下型クッションパット3が下降端ではロック用カム12の下側傾斜カム面15は下型クッションパット3の傾斜面9上に完全に乗り上げ上側水平カム面16はロック用カム固定部材17の下面に完全に入り込み下型クッションパット3を下型1にロックした状態にする。このロック状態におけるロック用カム12は前記ロック用カム固定部材17により上昇移動は拘束され、カムドライバ23により後退移動も拘束された状態になる。従って、このロック用カム12によってロックされている下型クッションパット3は傾斜は勿論のこと微動もしない状態となっている。
【0023】
前記下型クッションパット3がロックされた後に上型2は下降して下死点となる。このとき、上吊りカム20は傾斜カム8に当接して前進移動しポンチ21が穴抜きダイ7に向かって進行してワークWの傾斜面Sの所定部位に対し直角な軸線方向に穴抜き加工する。また、上型クッションパット18はスプリング19を圧縮して上型2の下降と相対移動し、下型曲刃4とによりワークWの端縁の深絞りPとフランジFの上曲げを完了する。
【0024】
前記ポンチ21と穴抜きダイ7とで穴抜きしたスクラップはスクラップ落下通路10を落下してスクラップシュート11により図略の下型1の外部に設置したスクラップ収容箱に排出される。
【0025】
【発明の効果】
以上のように本発明によると、パネル状のワーク端縁を深絞りしてフランジを曲げ成形し、ワークの傾斜面に対し直角な軸線方向に穴抜き加工するプレス型において、下型クッションパットの下降端でロック用カムにより下型クッションパットを下型にロックした状態で上吊りカムを前進作動してポンチによりワークの穴抜きを行うものであるから、高精度な穴抜きが確保され型の破損を来すことがない。また、下型クッションパットをロックするロック用カムはロック用カム固定部材により上昇移動を拘束し、カムドライバにより後退移動を拘束するためロック用カムによる下型クッションパットのロック状態を確実に行う利点を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のプレス型構造の上型の上死点状態における断面図
【図2】本発明のプレス型構造の上型の下降途中状態における断面図
【図3】本発明のプレス型構造の上型の下点状態における断面図
【符号の説明】
1 下型
2 上型フレームガーニッシュ
3 下型クッションパット
4 下型曲刃
5a 一方の立面
5b 他方の立面
7 穴抜きダイ
8 傾斜カム
9 傾斜面
12 ロック用カム
13 スプリング
14 傾斜カム面
15 下側傾斜カム面
16 上側水平カム面
17 ロック用カム固定部材
18 上型クッションパット
20 上吊りカム
21 ポンチ
22 カムホルダ
23 カムドライバ

Claims (1)

  1. 下型にセットしたワークの端縁を曲げ成形し、かつワークの傾斜面に対し直角な軸線方向に穴抜き加工するプレス型であって、下型に穴抜きダイと、この穴抜きダイの近傍に穴抜きダイに向かって下り勾配の傾斜カムとを有しワークをセットする上下動可能な下型クッションパットと、ワークの端縁を曲げ成形する下型曲刃と、前記下型クッションパットに対し進退移動可能であり下型クッションパットの下降端において下型クッションパットを下型にロックするロック用カムと、下型クッションパットをロックしたロック用カムの上昇を拘束するロック用カム固定部材とを備え、上型に前記下型クッションパットにセットしたワークを押さえる上型クッションパットと、前記穴抜きダイスに対応するポンチを有し前記傾斜カムに当接して前進移動する上吊りカムと、前記ロック用カムに当接してロック用カムを下型クッションパット方向に前進移動するカムドライバとを備えたことを特徴とするプレス型構造。
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