JP3383370B2 - 嵌合材の嵌合片の成形方法およびそのプレス金型 - Google Patents

嵌合材の嵌合片の成形方法およびそのプレス金型

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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、基部と、この基部から
折り曲げられて形成された嵌合片とを有してなり、前記
嵌合片を筒状材の内周に嵌合される嵌合材の前記嵌合片
を成形する嵌合材の嵌合片の成形方法およびプレス金型
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のプレス加工の絞り加工や曲げ加工
においては、通常、素材に雄型を押し込んで素材を塑性
変形させていた。したがって、前記従来のプレス加工の
絞り加工や曲げ加工においては、加工後の製品の形状
は、雄型を素材に押し込むことが可能で、かつ、雄型を
嵌合材に押し込んで塑性変形させた後、雄型を素材から
引き抜くことが可能な形状に限定されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】他方、前記嵌合材にお
いては、筒状材に対する取り付け強度を大きくするため
に、嵌合片を外側に凸に湾曲させることが好ましい。し
かしながら、前記嵌合片は、前記基部から折り曲げられ
て形成されているため、前記従来のプレス加工の絞り加
工や曲げ加工により嵌合片間に雄型を押し込んで、嵌合
片を外側に凸に湾曲させることは困難であった。
【0004】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たもので、プレス加工により嵌合材の嵌合片を外側に凸
に湾曲させることができる嵌合材の嵌合片の成形方法お
よびそのプレス金型を提供することを目的とする。
【0005】本発明による嵌合材の嵌合片の成形方法
は、基部と、この基部から折り曲げられて形成された嵌
合片とを有してなり、前記嵌合片を筒状材の内周に嵌合
される嵌合材の前記嵌合片を成形する嵌合材の嵌合片の
成形方法であって、凹面を形成して陥没する凹部と、
の凹部に設けられた突出部と、この突出部と前記凹面と
の間に形成された屈曲部とを有する第一の金型と、この
第一の金型に対し相対的に直線方向に移動可能な第二の
金型とを用意し、前記第一の金型に向かって前記第二の
金型を前記直線方向に相対的に移動し、該第二の金型で
前記嵌合材を前記第一の金型に向かって押し、前記嵌合
片を前記凹面に摺接させながら前記凹部内により深く侵
入させて行き、最終的に前記嵌合片の先端を前記屈曲部
において前記突出部に突き当てることにより、前記嵌合
片を前記凹面に対応して変形させることによって、前記
嵌合片を外側に凸に湾曲するように塑性変形させるもの
である。
【0006】また、本発明によるプレス金型は、基部
と、この基部から折り曲げられて形成された嵌合片とを
有してなり、前記嵌合片を筒状材の内周に嵌合される嵌
合材の前記嵌合片を成形するプレス金型であって、凹面
を形成して陥没する凹部と、この凹部に設けられた突出
部と、この突出部と前記凹面との間に形成された屈曲部
を有する第一の金型と、この第一の金型に対し相対的
に直線方向に移動可能であって、前記嵌合材を前記第一
の金型に向かって押す第二の金型とを有してなるもので
ある。
【0007】
【作用】本発明においては、嵌合片を第一の金型の凹部
の凹面に摺接させながら前記凹部内により深く侵入させ
て行くことにより、嵌合片を前記凹面に対応して変形さ
せるため、従来のプレス加工の絞り加工や曲げ加工では
困難であった嵌合片を外側に凸に湾曲させる加工をプレ
ス加工により行うことができる。特に、最終的に嵌合片
の先端が前記屈曲部において突出部に突き当てられたと
き、嵌合片は外側に膨らもうとするが、前記凹面に拘束
されるため、さらに嵌合片の塑性変形が大きく進展し、
除荷後のスプリングバックの量を抑えることができる
(これにより、例えば、嵌合片が加工前は真直ぐな状態
となっていても、最終的に大きく湾曲加工することがで
きる)
【0008】また、第一の金型の凹部の中央部に突出部
を設けるとともに、前記凹部に前記突出部に接して溝を
設け、嵌合片を前記凹面に摺接させながら前記凹部内に
より深く侵入させて行き、嵌合材を前記凹面に対応して
変形させ、さらに最終的には嵌合片の先端部を前記溝に
侵入させるようにすれば、嵌合片の中間部を外側に凸に
湾曲するように塑性変形させるとともに嵌合片の先端部
付近を外側に凹に湾曲するように塑性変形させることが
できる。
【0009】
【実施例】以下、本発明を図面に示す実施例に基づいて
説明する。図1〜6は、本発明の第一実施例を示してい
る。図1および2は本実施例における嵌合材1の嵌合片
成形前の状態を示しており、ゆるやかな球面状をなす円
板状の基部2と、この基部2の周縁に、該基部2から折
り曲げられて形成された複数の嵌合片3と、基部2の周
縁から基部2に対して折り曲げられることなく外方に伸
びる位置決め片4とを一体的に有してなり、鋼鉄、ステ
ンレス鋼等の金属から製造されている。前記嵌合片3に
は返り片5が、嵌合片3の一部領域を、該領域のうちの
嵌合片3先端側のみを切り残した状態で外側に若干切り
起こされることにより形成されている。このような嵌合
材1は、従来公知のプレス加工により金属板を加工する
ことにより得ることができる。
【0010】図3〜5は本実施例における金型および作
業工程を示している。これらの図において、プレス機械
のベッド(図示せず)に固定される第一の金型6の上面
側には、球面状の凹面7aを形成して陥没する凹部7が
設けられている。なお、凹面7aの形状は必要に応じて
適宜選択することができる。前記凹部7の中央部には、
円筒状の突出部8が上方に突出するように設けられてい
る。前記突出部8と凹面7aとの間には、図3および4
に示されるように屈曲部20が形成されている。前記突
出部8には、該突出部8と同軸に横断面円形の穴9が設
けられており、この穴9には円柱状の昇降部材10が上
下方向に昇降可能に嵌合されている。前記穴9の底部と
昇降部材10の下端面との間には圧縮コイルばね11が
介装されており、このばね11は昇降部材10を上方に
付勢している。
【0011】12は第二の金型を示しており、この第二
の金型12は第一の金型6の上方において、鉛直方向に
昇降するプレス機械のスライド(図示せず)に取り付け
られている。この第二の金型12の下端面には嵌合材1
の基部2の形状に対応する凹部13が設けられている。
【0012】次に、本実施例における嵌合片3の成形作
業を説明する。まず、図3に示すように、基部2を昇降
部材10の上端面上に載置するとともに、嵌合材1の嵌
合片3の先端部を第一の金型の凹面7a上に位置させ
る。なお、このとき、昇降部材10はばね11が伸長し
ていることにより上限位置にあるが、この上限位置にお
いて昇降部材10の上端面は突出部8の上端面より上方
に突出するものとする。
【0013】次に、前記プレス機械のスライドを下降さ
せることにより、第二の金型12を下降して行く。する
と、まず図4のように第二の金型12の凹部13が嵌合
材1の基部2に嵌合し、該基部2が第二の金型12と昇
降部材10との間に挟持された状態となる。
【0014】さらに第二の金型12が下降されると、第
二の金型12が嵌合材1を押し下げ、昇降部材10も、
第二の金型12との間に嵌合材1を挟持しながら、ばね
11に抗して第二の金型12とともに下降するようにな
る。また、同時に、嵌合材1の嵌合片3が第一の金型6
の凹部7の凹面7aに摺接しながら凹部7内により深く
侵入して行くことにより、嵌合材1の嵌合片3が凹面7
aに応じて変形されて行く。図5は第一の金型6が下限
位置まで下降し、嵌合片3の成形が終了した状態を示し
ている。この図5から明かなように、最終的には嵌合片
3の先端は屈曲部20において突出部8に突き当てられ
る。このため、嵌合片3は外側に膨らもうとするが、凹
面7aに拘束されるため、さらに嵌合片3の塑性変形が
大きく進展し、除荷後のスプリングバックの量を抑える
ことができる。これにより、嵌合片3が加工前は真直ぐ
な状態となっていても、最終的に大きく湾曲加工するこ
とができる。このように第二の金型12を下限位置まで
下降した後、上昇させると、ばね11の復帰力により昇
降部材10が嵌合材1とともに上昇し、図3の位置に戻
り、1つの嵌合材1に対する嵌合片3成形作業が完了す
る。図6は、このような嵌合片3成形作業完了後の嵌合
材1のみを取り出して示している(スプリングバックに
より嵌合片3は図5の状態よりやや外側に戻ってい
る)。
【0015】なお、本実施例では、後で説明するように
嵌合片3が筒状材に嵌合されたとき、嵌合材1を筒状材
から抜けにくくするために、嵌合片3に返り片5が切り
起こされており、この返り片5設置部において嵌合片3
の強度が弱くなっているので、前記成形作業を行ったと
き、該返り片5設置部で嵌合片3が大きく湾曲するが、
本発明においては返り片5は必ずしも設けなくてもよ
く、返り片5を設けない場合には、嵌合片3は凹面7a
の湾曲により近い形に湾曲される。
【0016】また、本実施例では、前述のように第二の
金型12と昇降部材10との間に嵌合材1を挟持して支
持した状態で、嵌合片3を凹面7aに摺接させながら凹
部7内により深く侵入させて行くので、第一の金型6に
対する嵌合材1の位置ずれを防止し、加工精度を高くす
ることができる。また、前記のように第二の金型12を
下限位置まで加工させた後、上昇させると、ばね11の
復帰力により昇降部材10が嵌合材1とともに上昇する
ので、第一の金型6から嵌合片3成形後の嵌合材1を取
り外し易くなる。しかしながら、本発明においては必ず
しも昇降部材10を設けなくてもよい。また、本実施例
では、第一の金型6に対し固定的に設置された突出部8
に昇降部材10が昇降可能に支持されているが、突出部
8全体を第一の金型6に対し昇降可能にし、この突出部
8全体をばね手段で付勢するようにしてもよい。
【0017】また、本実施例では第二の金型12に凹部
13が設けられていて、第二の金型が下降されたとき
に、凹部13が嵌合材1の基部2に嵌合するようになっ
ているので、これによっても第一の金型6に対する嵌合
材1の位置ずれを防止し、加工精度を高くすることがで
きる。しかし、本発明においては必ずしも第二の金型1
2にこのような凹部13を設けなくてもよい。
【0018】図7は前記第一実施例の嵌合材1を用いて
構成された筒状材の端部に取り付けるためのキャップ材
14を示しており、外側材15の円板状部15aの中央
部に嵌合材1の基部2の中央部がスポット溶接されてい
る(19はスポット溶接部を示している)。なお、前記
嵌合材1の位置決め片4は、前記のように外側材15の
円板状部15aに嵌合材1の基部2をスポット溶接する
際に、外側材15の短い円筒状の側壁部15bの内周に
嵌合されることにより、外側材15に対し嵌合材1を位
置決めするためのものである。また、本実施例では嵌合
片3を成形後、嵌合材1と外側材15とを溶接している
が、嵌合材1と外側材15とを溶接後、嵌合片3を成形
してもよい。
【0019】図8は前記キャップ材14を筒状材16に
取り付けた状態を示しており、筒状材16の端部が外側
材15の側壁部15bと嵌合片3との間に挿入され、嵌
合片3が筒状材16の内周に嵌合される。
【0020】図9〜12は本発明の第二実施例を示して
いる。図9は本実施例における嵌合材1の嵌合片3成形
前の状態を示しており、本実施例においても、嵌合材1
はゆるやかな球面状をなす円板状の基部2と、この基部
2の周縁部に、該基部2から折り曲げられて形成された
複数の嵌合片3とを一体的に有しているが、基部2の周
縁部は2重状態となるように折り返されていて、嵌合片
3は基部2の最外側よりやや内方の位置から基部2に対
し折り曲げられて基部2に対し大略直角方向に伸びてい
る。これにより本実施例の嵌合材1は、前記第一実施例
の場合のように外側材15を組み合わされることなく、
単独で筒状材16に対するキャップ材として使用できる
ようになっている。他の構成は前記第一実施例の場合と
同様である。
【0021】図10および11は本実施例における金型
および作業工程を示しており、図10は作業開始前の状
態、図11は第二の金型12が下限位置に達した状態を
示している。これらの図に示されるように、本実施例に
おいても、前記第一実施例の場合と同様の金型で同様の
作業工程により嵌合片3を外側に凸に湾曲するように塑
性変形することができる。図12は、このような嵌合片
3成形作業完了後の嵌合材1のみを取り出して示してい
る(スプリングバックにより嵌合片3は図11の状態よ
りやや外側に戻っている)。
【0022】図13〜18は、本発明の第三実施例を示
している。図13〜15は本実施例における嵌合材1の
嵌合片成形前の状態を示しており、矩形状の基部2と、
この基部2の周縁に、該基部2から折り曲げられて形成
された4個の嵌合片3とを一体的に有してなり、鋼鉄、
ステンレス鋼等の金属から製造されている。本実施例に
おいても、前記第二実施例の場合と同様に、基部2の周
縁部は2重状態となるように折り返されていて、嵌合片
3は基部2の最外側よりやや内方の位置から基部2に対
し折り曲げられて基部2に対し大略直角方向に伸びてい
る。これにより本実施例の嵌合材1は、前記第一実施例
の場合のように外側材15を組み合わされることなく、
単独で筒状材に対するキャップ材として使用できるよう
になっている。前記嵌合片3には凸部17が、該嵌合片
3の一部領域を隆起させることにより形成されている。
【0023】図16および17は本実施例における金型
および作業工程を示している。これらの図において、プ
レス機械のベッド(図示せず)に固定される第一の金型
6の上面側には、4個の嵌合片3に対応して4個の球面
状の凹面7aを形成して陥没する凹部7が設けられてい
る。前記凹部7の中央部には、横断面矩形で下部側程細
くなる突出部8が上方に突出するように設けられてい
る。前記凹部7の最深部には突出部8に接して溝18が
設けられている。
【0024】12は第二の金型を示しており、この第二
の金型12は第一の金型6の上方において、鉛直方向に
昇降するプレス機械のスライド(図示せず)に取り付け
られている。この第二の金型12の下端面はフラットと
されている。
【0025】次に、本実施例における嵌合片3の成形作
業を説明する。まず、図16に示すように、嵌合材1の
嵌合片3の先端部を第一の金型6の凹面7a上に位置さ
せる。
【0026】次に、プレス機械のスライドを下降させる
ことにより、第二の金型12を下降して行く。すると、
まず第二の金型12の下端面が嵌合材1の基部2に当接
し、さらに第二の金型12が下降されると、第二の金型
12が嵌合材1を押し下げるので、嵌合材1の嵌合片3
が第一の金型6の凹面7aに摺接しながら凹部7内によ
り深く侵入して行き、これにより嵌合材1の基部2が凹
面7aに応じて変形されて行くが、やがて嵌合片3の先
端部が溝18に侵入するので、図17のように第一の金
型6が下限位置まで下降したときには、嵌合片3の中間
部が外側に凸に湾曲される一方、嵌合片3の先端部付近
は外側に凹に湾曲される。図18は、このようなプレス
加工終了後の嵌合材1のみを取り出して示している(ス
プリングバックにより嵌合片3は図17の状態よりやや
外側に戻っている)。
【0027】なお、本実施例においても、前記第一およ
び第二の実施例のような昇降部材10を設けて該昇降部
材をばね手段により上方に付勢してもよいし、突出部8
全体を第一の金型6に対し昇降可能として該突出部8全
体をばね手段により上方に付勢してもよい。
【0028】また、前記各実施例における嵌合材1は、
筒状材のキャップ材として使用されるものであるが、本
発明は、キャップ材以外の目的で筒状材に嵌合される嵌
合材にも適用できることは言うまでもない。
【0029】
【発明の効果】以上のように本発明は、基部と、この基
部から折り曲げられて形成された嵌合片とを有してな
り、前記嵌合片を筒状材の内周に嵌合される嵌合材の前
記嵌合片を、プレス加工により外側に凸に湾曲させるこ
とができる等の優れた効果を得られるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例における嵌合片成形前の嵌
合材を示す底面図である。
【図2】図1のII−II線における断面図である。
【図3】前記第一実施例における嵌合片成形前の金型お
よび嵌合材のセット状態を示す縦断面図である。
【図4】前記第一実施例において第二の金型が下降し、
嵌合材に初めて当接した状態を示す縦断面図である。
【図5】前記第一実施例において第二の金型が下限位置
に達した状態を示す縦断面図である。
【図6】前記第一実施例における嵌合片成形完了後の嵌
合材を示す縦断面図である。
【図7】前記第一実施例の嵌合片成形後の嵌合材を用い
て構成された筒状材のキャップ材を示す縦断面図であ
る。
【図8】図7のキャップ材を筒状材に取り付けた状態を
示す縦断面図である。
【図9】本発明の第二実施例における嵌合片成形前の嵌
合材を示す縦断面図である。
【図10】前記第二実施例における嵌合片成形前の金型
および嵌合材のセット状態を示す縦断面図である。
【図11】前記第二実施例において第二の金型が下限位
置に達した状態を示す縦断面図である。
【図12】前記第二実施例における嵌合片成形完了後の
嵌合材を示す縦断面図である。
【図13】本発明の第三実施例における嵌合片成形前の
嵌合材を示す底面図である。
【図14】本発明の第三実施例における嵌合片成形前の
嵌合材を示す正面図である。
【図15】本発明の第三実施例における嵌合片成形前の
嵌合材を示す側面図である。
【図16】前記第三実施例における嵌合片成形前の金型
および嵌合材のセット状態を示す縦断面図である。
【図17】前記第三実施例において第二の金型が下限位
置に達した状態を示す縦断面図である。
【図18】前記第三実施例における嵌合片成形完了後の
嵌合材を示す正面図である。
【符号の説明】
1 嵌合材 2 基部 3 嵌合片 6 第一の金型 7 凹部 7a 凹面 8 突出部 12 第二の金型16 筒状材 18 溝20 屈曲部

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基部と、この基部から折り曲げられて形
    成された嵌合片とを有してなり、前記嵌合片を筒状材の
    内周に嵌合される嵌合材の前記嵌合片を成形する嵌合材
    の嵌合片の成形方法であって、 凹面を形成して陥没する凹部と、この凹部に設けられた
    突出部と、この突出部と前記凹面との間に形成された屈
    曲部とを有する第一の金型と、この第一の金型に対し相
    対的に直線方向に移動可能な第二の金型とを用意し、 前記第一の金型に向かって前記第二の金型を前記直線方
    向に相対的に移動し、該第二の金型で前記嵌合材を前記
    第一の金型に向かって押し、前記嵌合片を前記凹面に摺
    接させながら前記凹部内により深く侵入させて行き、最
    終的に前記嵌合片の先端を前記屈曲部において前記突出
    部に突き当てることにより、前記嵌合片を前記凹面に対
    応して変形させることによって、前記嵌合片を外側に凸
    に湾曲するように塑性変形させることを特徴とする嵌合
    材の嵌合片の成形方法。
  2. 【請求項2】 基部と、この基部から折り曲げられて形
    成された嵌合片とを有してなり、前記嵌合片を筒状材の
    内周に嵌合される嵌合材の前記嵌合片を成形する嵌合材
    の嵌合片の成形方法であって、 凹面を形成して陥没する凹部と該凹部の中央部に設けら
    れた突出部と前記凹部に前記突出部に接して設けられた
    溝とを有する第一の金型と、この第一の金型に対し相対
    的に直線方向に移動可能な第二の金型とを用意し、 前記第一の金型に向かって前記第二の金型を前記直線方
    向に相対的に移動し、該第二の金型で前記嵌合材を前記
    第一の金型に向かって押し、前記嵌合片を前記凹面に摺
    接させながら前記凹部内により深く侵入させて行き、前
    記嵌合片を前記凹面に対応して変形させ、さらに最終的
    には前記嵌合片の先端部を前記溝に侵入させることによ
    り、前記嵌合片の中間部を外側に凸に湾曲するように塑
    性変形させるとともに前記嵌合片の先端部付近を外側に
    凹に湾曲するように塑性変形させることを特徴とする嵌
    合材の嵌合片の成形方法。
  3. 【請求項3】 基部と、この基部から折り曲げられて形
    成された嵌合片とを有してなり、前記嵌合片を筒状材の
    内周に嵌合される嵌合材の前記嵌合片を成形するプレス
    金型であって、 凹面を形成して陥没する凹部と、この凹部に設けられた
    突出部と、この突出部と前記凹面との間に形成された屈
    曲部とを有する第一の金型と、 この第一の金型に対し相対的に直線方向に移動可能であ
    って、前記嵌合材を前記第一の金型に向かって押す第二
    の金型とを有してなるプレス金型。
  4. 【請求項4】 基部と、この基部から折り曲げられて形
    成された嵌合片とを有してなり、前記嵌合片を筒状材の
    内周に嵌合される嵌合材の前記嵌合片を成形するプレス
    金型であって、 凹面を形成して陥没する凹部と該凹部の中央部に設けら
    れた突出部と前記凹部に前記突出部に接して設けられた
    溝とを有する第一の金型と、この第一の金型に対し相対
    的に直線方向に移動可能であって、前記嵌合材を前記第
    一の金型に向かって押す第二の金型とを有してなるプレ
    ス金型。
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