JP2004065693A - パチンコ遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】遊技領域の拡張化という背景に鑑みて、さらに多様で興趣溢れる遊技形態を提供する。
【解決手段】遊技領域を上部に連通口を備える上下方向の領域遮断線部により、左右の第一の部分遊技領域と第二の部分遊技領域とに区分し、第一の部分遊技領域に、第一図柄表示装置、第一始動領域、第二可変入賞装置とを設け、第二の部分遊技領域に、第二図柄表示装置、第二始動領域、第一可変入賞装置とを設け、第一始動領域への遊技球通過を契機として、第一図柄表示装置の選出図柄を変動停止し、その確定図柄が所定の当り図柄である場合に、第一可変入賞装置を駆動して遊技者に第一の大当り遊技作動を発生させる第一遊技制御形態と、第二始動領域への遊技球通過を契機として、第二図柄表示装置の選出図柄を変動停止し、その確定図柄が所定の当り図柄である場合に、第二可変入賞装置を駆動して遊技者に第二の大当り遊技作動を発生させる第二遊技制御形態とを実行する。
【選択図】 図6

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、盤面上に遊技球が転動流下する遊技領域が区画形成された遊技盤を備えてなるパチンコ遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
パチンコ遊技機は、その前面枠の中央上部に略方形状の遊技開口が形成され、遊技開口より下方に位置する下部装架領域に二つの球受皿及び、発射ハンドルが配設される。この遊技開口には、種々の遊技部材を盤面に具備する遊技盤が、遊技開口全体を裏から塞ぐように取り付けられ、遊技盤面上に、遊技球の転動流下する遊技領域を形成している。かかる構成では、遊技領域の面積は、遊技開口の大きさにより制限されており、従来のパチンコ遊技機にあっては、遊技領域の面積は、各種パチンコ遊技機を通じて略一定である。
ところで、遊技形態をさらに多様で、変化に富んだものとするために、遊技領域の拡大が求められる。これに対応するために、パチンコ機自体を大きくすることが考えられるが、パチンコ機を設置する島設備的には、パチンコ機のサイズが各メーカーで統一されているので、従来の外枠の大きさを変更すれば、取り付け不能となり、市場で受け入れられるはずもない。このことから、外形寸法を維持しながら遊技領域を拡大する構成が検討される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ここで、本発明者は、上述した、要請に対応するため、単一の球受皿を配設する等により、パチンコ機の外形寸法を維持しながら遊技領域を上下方向へ拡張した構成を提案した。
一方、複数の選出図柄を変動表示する図柄表示装置と、遊技球通過を検知する第一始動領域とを遊技盤面に備え、第一始動領域への遊技球通過を契機として、選出図柄を変動させた後に確定表示するようにし、その確定図柄態様が所定の当り図柄態様である場合に、遊技者に利得をもたらす大当り遊技作動を発生させるようにしたパチンコ遊技機は、種々提案されている。このようなパチンコ遊技機としては、いわゆる第一種パチンコ遊技機及び第三種パチンコ遊技機が良く知られている。
【0004】
ここで、第一種パチンコ遊技機は、複数の選出図柄を変動表示する図柄表示装置と、遊技球通過を検知しうる始動領域と、始動領域への遊技球通過を契機として各選出図柄を変動表示させた後、停止し、各選出図柄を確定表示する図柄制御手段と、開閉制御される第一大入賞口とを備え、図柄表示装置に確定表示された各選出図柄の組合せが所定の当り図柄態様である場合に、第一大入賞口の開放と、第一大入賞口の所定制限時間の経過又は該所定制限時間内での規定個数の入賞満了による第一大入賞口の閉鎖とを順次生じてなる開閉ラウンドを複数回繰り返してなる大当り遊技作動を実行するようにしたものである。
【0005】
また、第三種パチンコ遊技機は、複数の選出図柄を変動表示する図柄表示装置と、遊技球通過を検知しうる始動領域と、開口を開閉制御してその内部の特別作動領域へ遊技球通過可能な状態と不可能な状態とに変換する可変振り分け装置と、開閉制御される大入賞口とを備え、始動領域への遊技球通過を契機として、図柄表示装置の選出図柄を変動させた後に確定表示するようにし、その確定図柄態様が所定の当り図柄態様である場合に、可変振り分け装置を開放制御し、その特別作動領域への遊技球通過に伴って権利を発生し、大当り遊技作動が実行されるようにしたものである。なお、この大当り遊技作動は、可変振り分け装置の特別作動領域への遊技球通過に伴って駆動開始し、その内部の特定領域への遊技球通過可能な状態が間欠的に発生する遅延役物を設けることにより、特定領域への遊技球通過ごとに、大入賞口の開放と、閉鎖とを生じてなる開閉ラウンドを複数回繰り返してなるものとされる。
【0006】
このように、種々のパチンコ遊技機が提案されているが、これらの遊技機はその種類毎に区別されて普及され、広く親しまれている反面、基本作動の斬新性に欠けるという問題もある。そこで、これらのパチンコ機能をふまえながらも、上述の遊技領域の上下方向への拡張に呼応した、さらに多様で変化に富んだ遊技形態を備える興趣あるパチンコ遊技機の提案が待たれているところである。
【0007】
本発明は、遊技領域の拡張化という背景に鑑みて、さらに多様で興趣溢れる遊技形態を実現しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、盤面上に遊技球が転動流下する遊技領域が区画形成された遊技盤を備え、かつ該遊技領域に、遊技球が入賞可能又は不可能な状態に変換される可変入賞装置と、該可変入賞装置を入賞可能状態に変換するための変換条件を生成する駆動契機手段とを備えるパチンコ遊技機において、
遊技領域を、上部に連通口を備える上下方向の領域遮断線部により、左右二つの部分遊技領域に区分し、一方の部分遊技領域に前記可変入賞装置を設け、他方の部分遊技領域に前記駆動契機手段を設けるようにしたものである(請求項1)。すなわちかかる構成は、組となる駆動契機手段と可変入賞装置とを別の領域に分離して配置したものである。
【0009】
すなわち、駆動契機手段で、可変入賞装置を入賞可能状態に変換するための変換条件が成立して、可変入賞装置が駆動すると、通常は、その駆動が満了するまで、該駆動契機手段は機能しない。このため、従来のように単一の遊技領域へ、駆動契機手段と可変入賞装置とを配設した場合には、可変入賞装置が駆動すると、該駆動契機手段は単に遊技領域を占有するだけとなり、可変入賞装置への遊技球の流入を阻害するだけで邪魔なものともいえる。ところが、かかる構成にあっては可変入賞装置が付設された部分遊技領域には、当該駆動契機手段は存在せず、従って、かかる可変入賞装置への遊技球の流入を円滑に行うことができる。さらには、可変入賞装置の付設された領域へ、他の遊技部材を配設することにより、可変入賞装置の駆動に伴って、かかる部分遊技領域へ遊技球を打ち込んだ場合に、該遊技部材も有効裡に機能しているから、多様な遊技形態が実現できる。しかして、遊技進行に従って、遊技者は、いずれか一方の部分遊技領域へ遊技球を打ち分けることにより、より多様な遊技を楽しむことが可能となる。
【0010】
さらに本発明は、遊技領域を、上部に連通口を備える上下方向の領域遮断線部により、左右の第一の部分遊技領域と第二の部分遊技領域とに区分し、
第一の部分遊技領域には、第一の可変入賞装置を入賞可能な状態に変換するための変換条件を生成する第一の駆動契機手段と、第二の可変入賞装置とを設け、第二の部分遊技領域には、第二の可変入賞装置を入賞可能な状態に変換するための変換条件を生成する第二の駆動契機手段と、第一の可変入賞装置とを設けたものである(請求項2)。
尚、ここで「第一」と「第二」なる概念は、「一方」と「他方」の概念を明瞭とする相対的概念に過ぎず、従って、「第一の部分遊技領域」及び「第二の部分遊技領域」とは、左右を特定する概念ではなく、単に一方の遊技領域に対して、他方の遊技領域を指すものにすぎず、各遊技領域の構成は左右いずれの遊技領域であっても良い。この構成は,上述の構成(請求項1)をさらに具体化したものであり、可変入賞装置を付設した部分遊技領域に、他の遊技部材を配設するに当たって、この遊技部材を他の可変入賞装置の駆動契機となる、他の駆動契機手段を適用した構成に係るものである。
【0011】
かかる構成にあっては、一方の部分遊技領域に第一種パチンコ遊技機の機能(以下第一種パチンコ遊技形態という)を、他方の遊技領域に第三種パチンコ遊技機の機能(以下第三種パチンコ遊技形態という)を夫々生じさせたり、または左右両方の遊技領域に、第一種パチンコ遊技形態、又は第三種パチンコ遊技形態を夫々生じさせる等を可能とするものである。しかも、その遊技形態の結果により駆動する可変入賞装置を、その駆動条件を生成する駆動契機手段とは異なった側の部分遊技領域に配設しているものである。
【0012】
ここで、この構成にあっては、複数の遊技形態が左右の各領域で進行するため、多様で、興趣あふれるものとなる。さらには、単に機能分けをするだけではなく、第一の部分遊技領域上で第二の可変入賞装置による大当り遊技作動を発生させ、第二の部分遊技領域上で第一の可変入賞装置による大当り遊技作動を発生させるようにしており、したがって、例えば、第二の可変入賞装置による大当り遊技作動が発生するに伴い、第一の部分遊技領域上へ遊技球を打ち込むと、ここには、第一の始動領域が配設されているため、第一の可変入賞装置の駆動可能性を生ずる。従って、遊技領域が単に並設されているだけでなく、大当り遊技作動の発生により、一方の遊技領域へ偏って遊技球を打ち込んでも、新たな遊技作動へ展開する可能性を生じて、単調なものではなくなり、さらに遊技の興趣を向上しうることとなる。
【0013】
特に、従来の単一構成にあっては、上述したように、大当りとなると、その間にあっては、利得を決定するための構成(駆動契機手段)は、その大当り遊技作動が満了するまで、図柄表示装置上で大当り演出を行うだけで、実質的に機能していなかった。すなわち、大当り遊技作動が実行されている間は、次の大当り遊技作動への可能性が閉ざされていた。しかるに、上述の構成にあっては、第一種パチンコ遊技形態の大当り作動中に、第三種パチンコ遊技形態が機能し、第三種パチンコ遊技形態の大当り作動中に、第一種パチンコ遊技形態が機能することとなり、次の大当りへの可能性が間断なく維持されることとなる。そしてこのような構成にあっては、第一種パチンコ遊技形態又は第三種パチンコ遊技形態と、二種類のパチンコ遊技形態機が並存することとなり、二種類の遊技形態が可変入賞装置の配置のみを逆とすることにより、関係付けられながら、実行されうることとなり、従来にはない、多様でダイナミックな遊技が発生することとなる。
【0014】
ここで駆動契機手段としては、複数の選出図柄を変動表示する図柄表示装置を備える構成が提案され、該図柄表示装置に所定の当り図柄態様が確定表示されることを、当該駆動契機手段が存しない部分遊技領域に配設された可変入賞装置を入賞可能な状態に変換するための変換条件とすることができる(請求項3)。すなわち、上述の第一種パチンコ遊技形態及び第三種パチンコ遊技形態で用いられる図柄表示装置を駆動契機手段の構成とするものである。尚、この変換条件に他の変換条件が加わる場合も含まれる。
【0015】
また、上述の図柄表示装置を備えた構成にあって、駆動契機手段は、遊技球通過を検知する始動領域と、複数の選出図柄を変動表示する図柄表示装置とで構成され、始動領域への遊技球通過を契機として、図柄表示装置に選出図柄を変動停止する図柄生成行程を実行し、その確定図柄態様が所定の当り図柄態様である場合に、当該駆動契機手段が存しない部分遊技領域に配設された可変入賞装置を入賞可能な状態に変換するようにした構成(請求項4)も提案される。この構成は、上述の第一種パチンコ遊技形態に係るものである。この可変入賞装置の大当り遊技作動として、図柄表示装置が所定の当り図柄態様となるに伴い、その開放と、所定制限時間の経過又は該所定制限時間内での規定個数の入賞満了による閉鎖とを順次生じてなる開閉ラウンドを複数回繰り返してなるものとすることができる。
【0016】
さらには駆動契機手段は、内部に特別作動領域と一般作動領域とが分画形成され、所定条件の成立により入賞可能状態に変換された際に受け入れた遊技球を特別作動領域と一般作動領域のいずれかに通過可能とする可変振り分け装置を備えるものであり、該可変振り分け装置の特別作動領域を遊技球が通過することを、当該駆動契機手段が存しない部分遊技領域に配設された可変入賞装置を入賞可能な状態に変換するための変換条件とした構成(請求項5)も提案される。これは、第三種パチンコ遊技形態にあって、可変振り分け装置の特別作動領域に遊技球が通過すると、大当りの権利が発生するなど、この可変振り分け装置を権利発生役物として用いることができる。また、第二種パチンコ遊技形態にあっても該可変入賞装置が用いられているから、本発明にこの第二種パチンコ遊技形態を適用し得ることとなる。
【0017】
この可変振り分け装置を適用したものとして、駆動契機手段が、遊技球通過を検知する始動領域と、始動領域への遊技球通過を契機として複数の選出図柄を変動表示する図柄表示装置と、内部の特別作動領域へ遊技球通過可能な開放状態と不可能な閉鎖状態とに変換される可変振り分け装置とで構成され、図柄表示装置に確定表示された各選出図柄の組合せが所定の当り図柄態様である場合に、可変振り分け装置を開放状態とし、さらに可変振り分け装置の特別作動領域への遊技球通過に伴い権利が発生すると、当該駆動契機手段が存しない部分遊技領域に配設された可変入賞装置を駆動する遊技制御手段を備えるパチンコ遊技機(請求項6)が提案される。これは、図柄表示装置を備えた第三種パチンコ遊技形態に係るものである。
【0018】
さらには可変振り分け装置の特別作動領域への遊技球通過に伴って駆動開始し、その内部の特定領域への遊技球通過可能な状態が間欠的に発生する遅延役物を、いずれかの部分領域に配設し、可変振り分け装置の特別作動領域への遊技球通過に伴い権利が発生すると、可変振り分け装置の特定領域への遊技球通過ごとに、当該可変振り分け装置とは異なる部分遊技領域に配設された可変入賞装置を駆動する遊技制御手段を備える構成(請求項7)も提案される。
【0019】
すなわち、可変振り分け装置の特別作動領域への遊技球通過に伴い権利が発生すると、可変振り分け装置の特定領域への遊技球通過ごとに、異なる部分遊技領域に配設された可変入賞装置の駆動を生ずる。すなわち、従来の第三種パチンコ遊技機と同様に、特定領域への遊技球通過可能な状態が間欠的に発生する遅延役物を適用し、特定領域への遊技球通過ごとに可変入賞装置の開閉ラウンドが更新される構成である。
【0020】
かかる構成は、遊技領域へ装着する部品点数が多くなり、従来に比して、遊技領域を上下方向へ拡張する必要がある。そこで、前後方向に回動可能に軸支され、遊技球を前方へ打圧する発射鎚と、該発射鎚を打圧駆動する発射駆動装置と、パチンコ遊技機前面に突設された発射ハンドルと、発射ハンドルに回動可能に軸支され、その回動角度により発射鎚の打圧強度を調節する発射レバーとを具備したパチンコ遊技機にあって、前面枠の下部装架領域に単一の球受皿を配設すると共に、該球受皿が、賞球や貸球等の遊技球を排出する球出口と、発射球案内通路とに連通する発射球受皿である構成(請求項8)が提案される。かかる構成では、下部装架領域が従来構成より簡潔であるため、遊技開口を下方に拡大でき、該遊技開口により規定される遊技領域の拡張が可能となる。これにより、該遊技領域に装着される図柄表示装置を大きくしても、充分な遊技球の転動領域を確保することができるため、興趣溢れる遊技形態の実現が可能となる。
【0021】
そして、遊技開口の縦幅が45〜60cmである構成が用いられ得るものである(請求項9)。この範囲であれば、パチンコ遊技機を従来と同じ高さとすることが可能となり、既存の遊技場で、レイアウトを変更する必要がなく、本発明のパチンコ遊技機が適用可能となる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施例について、図面を参照して説明する。
本実施例は、第一種パチンコ遊技機の機能(以下第一種パチンコ遊技形態という)と、第三種パチンコ遊技機の機能(以下第三種パチンコ遊技形態という)を兼ね備えたパチンコ遊技機に関するものであって、図1に示す様に、遊技島設備に固定される長方形状の外枠16と、この外枠16の前面開口部分を覆う遊技機本体1とから構成され、これらがヒンジ部材17を介して開閉可能に枢着されている。
【0023】
前記遊技機本体1は、図1、図2に示す様に、板状の前面枠2を備え、この前面枠2が前記ヒンジ部材17を介して外枠16に枢着されている。そして、前面枠2の中央上部には長方形状の遊技開口20が形成され、遊技開口20より下方に下部装架領域21が形成されている。
【0024】
上述の遊技開口20には、合板製の遊技盤5が裏側から着脱可能に取り付けられ、遊技盤5の前方にはヒンジ部材(図示せず)を介して遊技扉3が開閉可能に取り付けられている。また、下部装架領域21には、単一の球受皿(発射球受皿91)が開閉可能に配設され、発射球受皿91の右脇には発射ハンドル74が突設されている。
【0025】
なお、後述するように、本実施例の前面枠2においては、下部装架領域21は、従来構成より、縦方向に4割程縮小している。そして、下部装架領域21の縮小に伴い、遊技開口20が下方に拡大している。また、この拡大した遊技開口20に合わせて、遊技盤5も、従来構成より、縦方向に10cmほど延出され、これにより該遊技盤5の縦寸法は54cmとなっている。
【0026】
また、下部装架領域21の前面全体には、図4に示すように、板状の開閉パネル22が配設される。該開閉パネル22は、その前面に球受皿91と発射ハンドル74を備え、前面枠2に対して開閉可能となるように左端の枢支部39を軸支される。また、開閉パネル22の後方には、右下端に発射位置90を有する発射レール48が配設され、該発射レール48の右側には、先端部が、該発射位置90を臨むようにして、発射鎚92が配設される(図6参照)。
【0027】
機裏には、図3に示すように、所要電子回路を組み込まれた種々の基板が配設されている。機裏の右部には、賞球や貸球等の遊技球を払い出す賞球払出装置82が配設されおり、さらに、左下部には、発射鎚92(図6参照)を打圧駆動する発射駆動装置として、ロータリーソレノイド71が配設されている。
【0028】
上述の賞球払出装置82は、賞球を払出す賞球ユニット83や貸球を払出す貸球ユニット84等により構成される。また、後述するように、賞球払出装置82は、払出制御基板65からの電気信号に従い遊技球の払出しを実行する。そして、賞球払出装置82から払出された遊技球は、機裏に配設される球通路80(図6参照)を介して、球出口85から発射球受皿91へ排出される。
【0029】
上述の発射ハンドル74にはタッチセンサ73が設けられており、遊技者が発射ハンドル74に素手で触れて操作しなければ、ロータリーソレノイド71は作動しないようになっている。そして、遊技者が発射ハンドル74を握り、発射ハンドル74に周設された発射レバー75を時計方向に回動操作すると、ロータリーソレノイド71が作動し、ローター軸(図示せず)に固定された発射鎚92を往復回動駆動させ、発射鎚の打圧により遊技球を発射する。そして、発射された遊技球は、発射レール48及び、ガイドレール27の案内作用により遊技領域7へ案内される(図6参照)。
【0030】
次に遊技開口20を拡張するための構成につき説明する。
上述したように、下部装架領域21には、単一の球受皿91(以下、発射球受皿91)が配設されている。この発射球受皿91は、図4、5に示すように、開閉パネル22の前面に配設されており、球出口85と発射球案内通路86とに連通している。この発射球受皿91の内部には、賞球払出装置82や外部から供給される遊技球が貯留される。そして、ロータリーソレノイド71が駆動し、遊技球が打圧発射されている間は、発射球受皿47に貯留された遊技球は、発射球案内通路86へ、順次、排出される。
【0031】
さらに、発射球受皿91の底部には、該発射球受皿91に貯留した遊技球を機外に排出するための球抜き孔93が形成されている。球抜き孔93は開閉可能に取り付けられたシャッタ板94により通常は閉ざされているが、遊技者は、発射球受皿91の前面に配設される球抜きレバー95の操作により、球抜き孔93を開放することが可能である。これにより、遊技者は、随時、発射球受皿91に貯留した遊技球を、球抜き孔93を介して、機外へと排出することができる。
【0032】
このような単一の球受皿91を、下部装架領域21に配設することにより、下部装架領域21を簡潔にでき、遊技開口20を下方に拡大することが可能となる。これにより、遊技領域7を拡張することができ、大型の図柄表示装置6を配設しても、遊技球の転動領域を不足させることがなく、興趣に富んだ遊技態様が可能となる。
【0033】
ここで、遊技開口20の縦幅は45〜60cmとする。この範囲であれば、パチンコ遊技機を従来と同じ高さとすることが可能となり、既存の遊技場で、レイアウトを変更する必要がなく、本発明の二つの部分遊技領域7a,7bを備えたパチンコ遊技機が適用可能となる。
【0034】
また、図6に示すように、球出口85と連通する球通路80には、発射球受皿91の満杯を検知する満杯検出子として、満杯検出スイッチ81が配設されている。また、満杯検出スイッチ81は、図14に示すように、盤面中継基板61を介して主制御基板60と接続されており、そして、主制御基板60が、満杯検出スイッチ81の満杯検出状態を調べ、満杯検知があると、主制御基板60の出力ポートから払出制御基板65の入力ポートへ、発射球受皿91の満杯を報知する満杯信号を送信する。
【0035】
払出制御基板65の払出制御用中央制御装置CPUは、所定の遊技球数を払出すよう、主制御基板60から制御指令信号を受信すると、まず、前記満杯信号の有無を調べ、発射球受皿91の満杯状態を確認する。そして、発射球受皿91の非満杯時には賞球ユニット83や貸球ユニット84を作動して、制御指令信号の指令通りに遊技球を払出す。一方、発射球受皿91の満杯時には、発射球受皿91から遊技球が溢れるのを防止するため、遊技球の払出は実行せず、その代わりに、該制御指令信号により払出すように要求された遊技球数を、払出制御基板65上の記憶装置RAMの一部領域に記憶された、未払出遊技球数に加算する。前記未払出遊技球数とは、主制御基板60等から払出を要求された遊技球数のうち、払出が実行されていない未払出遊技球の数である。
【0036】
そして、発射球受皿91の非満杯時に、未払出遊技球が存在する場合には、払出制御基板65は、記憶装置RAMに賞球ユニット83や貸球ユニット84を作動させ、遊技球を払出し、払出した遊技球の数だけ、記憶装置RAMに記憶された未払出遊技球数を減らす。
【0037】
また、払出制御基板65上の記憶装置RAMに記憶された未払出遊技球数の情報は主制御基板60へ送信される。そして、主制御基板60は未払出遊技球数に応じて、図柄表示制御基板62に制御指令信号を送信し、未払出記憶表示装置18の7セグメント指示器に未払出遊技球数を表示させる。
【0038】
かかる構成にすることにより、大当り時に多量の遊技球を払出す必要がある時でも、発射球受皿91から遊技球が溢れることはなく、正常に遊技を続けることができる。また、未払出遊技球の数は遊技者に報知されるため、遊技者は遊技球が払出されなくても、自分の獲得遊技球数を理解でき、安心して遊技を続行できる。
【0039】
また、図6に示すように、ロータリーソレノイド71及び発射鎚92は発射位置90の上方に配設され、発射鎚92を回動軸から下方に垂持した状態で、発射位置90に臨むようにしてある。このような構成にすることで、遊技球の発射位置90及び発射レール48をより下方に配設することができる。このため、発射レール48の上方に形成される遊技領域7を下方に拡張することが可能となる。
【0040】
また、発射ハンドル74には、発射レバー75の回動角度を検知する角度検知センサ72(図14参照)が備えられている。角度検知センサ72は、発射制御基板70と接続しており、発射レバー75の回動角度を、角度検知信号として、発射制御基板70へと送信する。そして、発射制御基板70は該角度検知信号に応じて、ロータリーソレノイド71を駆動させる電流量を調節し、発射鎚92の打圧強度を調節する。かかる構成では、発射ハンドル74は、発射駆動装置であるロータリーソレノイド71とは、発射制御基板70を介して電気的に接続しているだけであるため、発射駆動装置の配設位置により制約を受けることなく、発射ハンドル74の配設位置を決めることができる。このため本実施例のよう、に発射球供給皿28の横脇に発射ハンドル74を配設でき、下部装架領域21を縮小することが可能となる。
【0041】
また、打圧強度が弱く、ファール球として、ガイドレール27と発射レール48の間から落下した遊技球は、ファール球排出通路49を通って、遊技機裏から機外へと排出される。また、ファール球排出通路49には、ファール球の通過を検出するファール球検出子として、ファール球検出スイッチ55(図3参照)が配設されている。また、図14に示すように、ファール球検出スイッチ55は、盤面中継基板61を介して主制御基板60と接続されている。そして、主制御基板60は、ファール球検出スイッチ55のファール球検出状態を調べ、ファール球の検出があると、払出制御基板65へ制御指令信号を送信し、検出したファール球と同数の遊技球を、賞球払出装置82から発射球受皿91へ払出させる。このように、ファール球を賞球払出装置82から間接的に返却することにより、下部装架領域21におけるファール球返却機構の構造配置に余裕ができる。このため、発射位置90をより下方に配設することができ、遊技開口20を一層下方へ拡大することができる。
【0042】
本発明はかかる遊技開口20の拡大に基づき、遊技領域7上で多様な遊技形態を実現し得るようにしたものである。かかる構成を説明する。
図6は遊技盤5の正面図である。遊技盤面上には長尺状の金属片からなるガイドレール27を湾曲して取り付けることにより、遊技領域7が区画形成されている。なお、前記遊技領域7は、上述した遊技開口20及び遊技盤5の拡大に伴い、縦方向に長大な楕円形状をしており、従来構成より広い面積が確保されている。また、遊技領域7は、左側の第一の部分遊技領域7aと右側の第二の部分遊技領域7bとに、区分レール又は釘列等からなる領域遮断線部50により区分されている。この領域遮断線部50は上端部を欠いて、連通口51とし、弱く打てば第一の部分遊技領域7a側へ、強く打てば第二の部分遊技領域7b側へ遊技球を放出し得るようにしている。尚、右領域を第一の部分遊技領域、左領域を第二の部分遊技領域としてもよい。すなわち「第一」と「第二」なる概念は、「一方」と「他方」の意義であって、単なる相対的概念に過ぎない。
【0043】
また、領域遮断線部50の最下部を欠いて第一の部分遊技領域7aと、第二の部分遊技領域7bとを連通させ、該連通部53に、アウト球口54を設けて、両部分領域7a,7bで発生したアウト球を共通のアウト球口54で回収するようにしている。尚、第一の部分遊技領域7aと、第二の部分遊技領域7bに夫々アウト球口を設けるようにしてもよい。
【0044】
第一の部分遊技領域7aの構成につき説明する。
部分遊技領域7aの中央やや上部には、液晶表示装置等からなる図柄表示領域を有する第一図柄表示装置6が配設されている。この第一図柄表示装置6は、図7で拡大して示すように、液晶表示器、CRT表示器、ドットマトリックス、又は7セグメント指示器等からなり、その図柄表示領域には三つの特別図柄(選出図柄)A,B,Cが表示される。この特別図柄A,B,Cは、「0」〜「11」の12個の数字等からなる。
【0045】
第一図柄表示装置6の下部には、四個のパイロットランプからなる特別図柄始動記憶数表示装置8が設けられる。この特別図柄始動記憶数表示装置8は、後述する主制御基板60(図14参照)の記憶装置RAMの一部領域に記憶された第一始動領域14に係る始動記憶数を表示する。さらに、第一図柄表示装置6の上部には、三個の発光ダイオードLEDからなり、普通図柄を表示する普通図柄表示装置10が配設される。この三個の発光ダイオードLEDは順次点滅して、種々の組合せの点灯態様を表示する。そして、この点灯態様が所定の当り態様の場合には、後述する普通変動装置15を開放する。
【0046】
さらに、第一図柄表示装置6の上部には、四個のパイロットランプからなる普通図柄始動記憶数表示装置12が設けられ、後述の普通図柄始動スイッチS2(図14参照)からの遊技球検出信号が、所定数を上限として主制御基板60の記憶装置RAMの一部領域に記憶された場合に、その記憶数を表示する。
【0047】
一方、第一図柄表示装置6の左側やや下方には、普通図柄作動ゲート(普通始動領域)13が設けられ、遊技球の通過によりこの普通図柄作動ゲート13に内蔵された普通図柄始動スイッチS2から遊技球検出信号が発生すると、普通図柄表示装置10が図柄変動する。
【0048】
また、第一図柄表示装置6の直下には、第一始動領域14が配設されている。この第一始動領域14は、開閉翼片により開口度を変化させるようにした普通変動装置15の内部で構成される。そして普通図柄表示装置10の表示結果が、所定の当り図柄態様となると、開閉翼片が約0.5秒拡開して、第一始動領域14の開口度を拡開させ、遊技球が入り易い状態となる。また普通変動装置15内(第一始動領域14)には、遊技球の通過により球検知信号を送出する始動スイッチS1(図14参照)を備えており、該始動スイッチS1 から球検知信号が送出されると、所定個数の賞球が払い出されるとともに、図柄表示領域に生成される特別図柄が変動開始し、図柄生成行程が実行されることとなる。
【0049】
普通変動装置15のさらに下方には、第三種遊技作動形態に係る遅延役物40が配設され、さらにその下方に可変入賞口43が配設される(図11参照)。遅延役物40には、球一個分の孔が周部に形成された回転チャッカー41が配設され、大当り遊技作動のときに、回転チャッカー41の孔に球が流入し、回転チャッカー41の回転に伴って、球が遅延役物40内の特定領域を通過すると、特定領域スイッチS12のオン動作により、開閉ラウンドが開始され、第二の可変入賞装置42の盖44が開放駆動して可変入賞口43が所定時間開口することとなる。この可変入賞口43に10個の球が流入したときには、開放作動中であっても、その開放動作が終了する。そして、回転チャッカー41の駆動により、再び特定領域に遊技球が通過すると次の開閉ラウンドが開始され、可変入賞口43が所定時間開口することとなる。このように回転チャッカー41は可変入賞口43が1開閉ラウンドが満了するまで、遊技球の特定領域通過を遅延させる機能を生ずるものである。
【0050】
ここで、特定領域スイッチS13の遊技球検出作動により、遅延役物40の特定領域へ10個の遊技球が入賞したときに、大当り遊技作動が終了する。すなわち開閉ラウンドは10回となる。
【0051】
次に第二の部分遊技領域7bの構成につき説明する。
第二の部分遊技領域7bの上部には、図9で示すように、センターケース30が配設され、該センターケース30内に液晶表示器、CRT表示器、ドットマトリックスまたは7セグメント指示器等からなる第二図柄表示装置31が設けられる。この第二図柄表示装置31には三つの図柄X,Y,Zが横方向に並んで表示される。この図柄X,Y,Zは、「0」〜「9」等の数字からなる図柄が表示される。
【0052】
センターケース30の上部両側には4個のパイロットランプからなる始動記憶数表示装置33が設けられる。この始動記憶数表示装置33は、後述する主制御基板60(図14参照)の記憶装置RAMの一部領域に記憶された第二始動領域32に係る始動記憶数を表示する。また、第二図柄表示装置31の直下には、遊技球の通過を始動スイッチS10で検知する第二始動領域32が配設され、球が流入すると第二図柄表示装置31が変動すると共に、変動中に第二始動領域32で球検知されると、4個を限度として、上述の始動記憶数表示装置33に記憶される。
【0053】
第二始動領域32の下方には可変振り分け装置35(図10参照)が配設される。この可変振り分け装置35は蓋体37により開閉制御される入賞口36を備え、常時遮蔽状態に保持されると共に、第二図柄表示装置31が当たり表示すると開放駆動し、入賞口36の内部の特別作動領域38aと一般作動領域38bへの球流入が可能となる。そして該特別作動領域38aへの球通過により特別領域スイッチS11がオン作動して、大当り遊技作動への権利が発生する。
【0054】
さらに第二の部分遊技領域7bの下部には、図8で拡大して示す、内部に特定領域と一般領域とを有する第一可変入賞装置22が配設され、開閉片24を第一大入賞口ソレノイド(図14参照)により開閉制御することにより第一大入賞口23を開放状態又は閉鎖状態のいずれかに変換する。そして、第一図柄表示装置6の図柄表示領域上で、図柄生成行程で特別図柄が所定の組合せで表示され、当りとなると、開閉片24が開いて、その開放状態で開閉片24の上面が案内作用を生じ、第一大入賞口23へ遊技球を案内するとともに、特定領域に遊技球が流入すると、次の開閉ラウンドへ移行可能となり、連続開放作動を生じて、遊技者に所定の利得が供される。この第一可変入賞装置22は、後述する第一大当り遊技作動を実行するものであって、その内部には、図14で示すように、特定領域に入った遊技球を検知する特定領域スイッチS3と、入賞個数を計数するカウントスイッチS4とが設けられている。ここで特定領域スイッチS3にも、特定領域に入った遊技球を計数するカウントスイッチとしての機能が備えられている。
【0055】
図14は、本発明にかかるパチンコ遊技機1の遊技作動を制御する制御回路を示すものである。すなわち、この制御回路により本発明の遊技制御手段が構成される。
主制御基板60には、パチンコ遊技機の遊技作動等を制御するための基板回路が設けられており、この基板回路上には主制御用中央制御装置CPUが配設されている。この主制御用中央制御装置CPUは、遊技に関する統括的な制御を処理実行するものであって、本発明の遊技制御手段の中核をなす。この主制御用中央制御装置CPUには、演算処理に用いる動作プログラムを格納する記憶装置ROMと、必要なデータを随時読み書き可能な記憶装置RAMとが、データを読み書きするアドレスを指定する情報を一方的に伝えるアドレスバス(図示せず)と、データのやり取りを行うデータバス(図示せず)を介して接続され、主制御基板60の基板回路を構成している。この記憶装置ROMには、制御プログラム、乱数テーブル等の固定データが記憶されている。この乱数テーブルには第一種遊技作動用の各種乱数テーブルと、第二種遊技作動用の各種乱数テーブル等がある。そして所定の要件が充足されると主制御用中央制御装置CPUにて各乱数テーブルの抽選が行われる。また、記憶装置RAMには、各スイッチのON作動による記憶数等が一時的に記憶される記憶エリア、ソフトタイマを構成するレジスタ領域及びワークエリア等が設けられている。
【0056】
この主制御基板60の基板回路には、所定のクロックパルスを出力するクロック装置(図示せず)が設けられ、主制御用中央制御装置CPUに接続されている。そして主制御用中央制御装置CPUは一定間隔のクロックパルスによって、時系列的に演算処理を行い、一連の処理作動を順次実行する。
【0057】
また、この主制御基板60の基板回路には、主制御用中央制御装置CPUが周辺機器とデータ通信を行う入力ポート(図示せず)及び出力ポート(図示せず)が設けられており、この出力ポートを介して主制御基板60からの制御指令が、図柄表示制御基板62、音源制御基板63、光源制御基板64、及び払出制御基板65の各入力ポートに向け、一方向に発信されるように接続されている。また、主制御基板60の入力ポートには盤面中継基板61を介して、遊技盤面上で、遊技球通過を検出する各種スイッチが接続され、主制御基板60が2ms毎に各スイッチの遊技球検出状態を調べ、遊技球検出があるとその信号が波形整形回路により波形整形されて主制御用中央制御装置CPUに入力され、その情報を記憶装置RAMに記憶する。また、主制御基板60の出力ポートには、盤面中継基板61を介して普通変動装置15、第一大入賞口23、可変振り分け装置35、遅延役物40、第二の可変入賞装置42第二の可変入賞装置42のソレノイド等の駆動装置等が接続され、主制御用中央制御装置CPUが所定の条件を選出した場合に作動される。さらに、後述するように、主制御基板60の入力ポートには、盤面中継基板61を介して満杯検出スイッチ81とファール球検出スイッチ55が接続されている。また、主制御基板60の入力ポートは、払出制御基板65の出力ポートとも接続している。
【0058】
ここで主制御用中央制御装置CPU及び後述する各制御基板に設置されている各中央制御装置CPUは、所定のデータの処理を行う演算ユニット(ALU)を連成した演算装置と、この演算装置に入出力するデータや読み込んだ命令を保管しておくレジスタと、命令を解読するデコーダ等によって構成されている。なお、この演算ユニットの連成数によって、中央制御装置CPUの演算処理能力が決まる。そして、この主制御用中央制御装置CPUは、所定の形式で生成した制御指令信号を各制御基板に夫々送信し、各制御基板の中央制御装置CPUがこの制御指令信号に従って所定の制御を処理実行することとなる。
【0059】
上記の図柄表示制御基板62には、第一図柄表示装置6や第二図柄表示装置31の図柄表示領域上で表出される図柄表示態様を制御するための基板回路が設けられている。この基板回路は、図柄表示態様を制御処理する図柄制御用中央制御装置CPUに、演出プログラムが格納されている記憶装置ROMと、必要なデータを読み書きできる記憶装置RAMと、入力ポート及び出力ポートとが接続されて構成されている。この記憶装置ROMには、動作プログラム、図柄形態パターン及び変動方向パターン、当り遊技パターン、リーチ態様パターン等の図柄変動態様を行う固定データも記憶されている。
【0060】
また、図柄表示制御基板62は、主制御基板60から入力ポートを介して受信した制御指令信号を図柄制御用中央制御装置CPUにおいて演算処理し、所定の図柄表示態様を演出する図柄データを、出力ポートを介して表示用ドライバに送信する。そして、この表示用ドライバは前記図柄データに従って、第一図柄表示装置6や第二図柄表示装置31の図柄表示領域に所定の図柄を表出させる。なお、この図柄表示制御基板62は、第一第一図柄表示装置6及び第二図柄表示装置31の図柄制御手段を構成するものである。
【0061】
上記の音源制御基板63には、スピーカから発生する効果音等を制御するための基板回路が設けられている。この基板回路は、音響を制御する音源制御用中央制御装置CPUに、動作プログラムや音響発生パターン等の固定データが記憶されている記憶装置ROMと、必要なデータを読み書きする記憶装置RAMと、入力ポート及び出力ポートとが接続されて構成されている。この音源制御基板63は、上記の主制御基板60より入力ポートを介して受信した制御指令信号を音源制御用中央制御装置CPUで演算処理し、所定の音データを出力ポートを介してサウンドジェネレータに発信して、この音データを受けてスピーカに出力させる。
【0062】
上記の光源制御基板64には、パチンコ遊技機に備えられた発光ダイオードLEDや装飾ランプといった電飾装置を制御するための基板回路が設けられている。この基板回路は、電飾装置の点灯、点滅等を制御する光源制御用中央制御基板CPUに、動作プログラムや、発光ダイオードLED,装飾ランプ等を電飾するための電飾パターン等の固定データが記憶されている記憶装置ROMと、必要なデータを読み書きする記憶装置RAMと、入力ポート及び出力ポートとが接続されて構成されている。この光源制御基板64は、光源制御用中央制御装置CPUで、上記の主制御基板60から入力ポートを介して受信した制御指令信号を演算処理し、所定の光データを出力ポートを介して、発光ダイオードLEDや装飾ランプ等を発光作動するドライバを配した光源作動基板に送信し、所定の発光ダイオードLEDや装飾ランプ等を点灯、点滅させる。
【0063】
上記の払出制御基板65には、貸球や賞球等の遊技球の払出を制御するための基板回路が設けられている。この基板回路は、払出中継基板66を介して、貸球ユニット84や賞球ユニット83のソレノイド等を作動し、所定の貸球や賞球の供給を制御する払出制御用中央制御装置CPUに、動作プログラム、賞球や貸球の球数パターン等の固定データが記憶されている記憶装置ROMと、球数カウントデータ等の必要なデータを読み書きする記憶装置RAMと、入力ポート及び出力ポートとが接続されて構成されている。この払出制御基板65は、主制御基板60から受信した制御指令信号に従い、払出制御用中央制御装置CPUで演算処理し、所定のデータを出力ポートを介して払出中継基板66に送信し、このデータにより貸球ユニット84や賞球ユニット83のソレノイド等を作動し、所定の貸球や賞球の払い出しを実行する。後述するように、この払出制御基板65は、主制御基板60等と共に、発射球受皿91の満杯具合に応じて遊技球の払出を制御する、払出制御手段を構成するものである。また、払出制御基板65は、遊技球の貸球を記憶したプリペイドカードの読み込み書き込みを行うプリペイドカードユニット96と、このプリペイドカードのデータ処理を中継するCR接続基板を介して接続され、遊技球の残球等のデータをやり取りする。
【0064】
さらに、この払出制御基板65には発射制御基板70が接続される。この発射制御基板70は、ロータリーソレノイド71を駆動制御すると共に、上述のタッチセンサ73からの信号が入力される。また、後述するように、発射制御基板70には発射レバー75の回動角度を検知する角度検知センサ72からの信号も入力される。
【0065】
次に、図14に示した制御回路(遊技制御手段)の作動制御によるパチンコ遊技機の作動について説明する。
まず、第一種パチンコ遊技形態につき説明する。
遊技球が発射装置より遊技盤5に発射され、遊技球が比較的弱く発射されると、第一の部分遊技領域7a内で転動する。そして該遊技球が、第一始動領域14を通過し、始動スイッチS1がオン作動すると、この信号を盤面中継基板61を介して主制御基板60が認識する。この信号により、主制御基板60の主制御用中央制御装置CPUは、記憶装置ROMに記憶されている各種乱数テーブルから乱数値を抽出し、各抽出値を一旦、記憶装置RAMに格納する。さらには、始動スイッチS1のオン信号に基づき、払出制御基板65は、記憶装置ROMや記憶装置RAMの記憶データを用いて払出制御用中央制御装置CPUで演算処理を行い、その結果に従って賞球ユニットのソレノイドを作動させて所定数量の賞球を払い出す。
【0066】
なお、遊技球が第一始動領域14に連続的に通過した場合には、始動スイッチS1による遊技球検出が主制御基板60の記憶装置RAMに記憶され、その記憶に基づいて上述したように特別図柄始動記憶数表示装置8の発光ダイオードLEDが4個を限度として点灯する。そして、この発光ダイオードLEDは、第一図柄表示装置6で図柄変動が開始する都度消灯されることにより、記憶数の減少を遊技者に報知する。
【0067】
また、始動スイッチS1のオン作動もしくは、特別図柄始動記憶数表示装置8に表示される通過記憶数が消化されることにより、第一図柄表示装置6の図柄表示領域上で特別図柄A,B,Cが変動開始される。さらに詳しく述べると、遊技球が、図柄停止中に第一始動領域14へ通過した場合は、かかる始動スイッチS1のオン作動により、特別図柄A,B,Cを変動開始する。また、遊技球が、図柄変動中に第一始動領域14へ通過した場合は、現在進行中の図柄生成行程終了後に通過記憶数が消化されることにより、特別図柄A,B,Cを変動開始する。
【0068】
図柄変動契機となる始動スイッチS1のオン作動、もしくは通過記憶がある場合の、主制御用中央制御装置CPUの制御内容を説明する。
かかる契機により図柄変動が開始されると、主制御用中央制御装置CPUは、各種乱数テーブルから抽出された乱数値の内容に従って図柄生成行程で描出される特別図柄A,B,Cの態様、及び演出態様を選定し、第一図柄表示装置6で実行される図柄表示態様を制御するための図柄制御指令信号を図柄表示制御基板62に送信する。
【0069】
前記の図柄制御指令信号を受けた図柄表示制御基板62の図柄制御用中央制御装置CPUは、図柄制御指令信号に従って、記憶装置ROMに記憶されている所定の表示プログラムを用いて、第一図柄表示装置6で演出する特別図柄A,B,Cの各図柄表示態様を決定する。そして、この図柄表示態様に従って特別図柄A,B,Cを順次停止し、特別図柄A,B,Cを確定表示する。この図柄態様が所定の場合には、次に示すように、第一可変入賞装置22が駆動する。
【0070】
このように、遊技球通過を検知する第一始動領域14と、複数の選出図柄を変動表示する第一図柄表示装置6とは、第一可変入賞装置22の駆動に至る条件を生成するものであって、第一の駆動契機手段を構成することとなる。
【0071】
上述したように、特別図柄A,B,Cが、所定の当たり図柄態様である場合に、主制御基板60は、盤面中継基板61を介して大入賞口ソレノイドを駆動して、第二の部分遊技領域7bに配設された第一可変入賞装置22の第一大入賞口23を開放する。そして、第一大入賞口23に遊技球が流入し、この第一大入賞口23内の特定領域スイッチS3やカウントスイッチS4がオン作動されると、その信号を盤面中継基板61を介して主制御基板60が確認し、必要に応じて、図柄表示制御基板62や払出制御基板65に制御指令を発信して、一連の第一大当り遊技作動が実行される。
【0072】
すなわち、サウンドジェネレータがファンファーレを発すると共に、第一大入賞口ソレノイドが駆動し、開閉片24が前方に傾動して第一大入賞口23が開放され、開閉ラウンドが実行される。この開閉ラウンドは、所定制限時間(30秒)が経過するか、この所定制限時間内で、S3+S4=10となるまで継続される。また上述したように、第一大入賞口23の特定領域に遊技球が流入し、特定領域スイッチS3がオン作動した時は、次の開閉ラウンドへの移行条件が充足され、一旦開閉片24が閉鎖駆動して、一ラウンドが終了する。そして、その動作終了後に再び第一大入賞口23が開放して、次の開閉ラウンドへ移行する。このように開閉ラウンドが最大15回繰り返されて、第一大入賞口23の連続開放作動を生じ、遊技者に所定の利得が供される(第一大当り遊技作動)。
【0073】
次に普通図柄作動につき説明する。
遊技球が普通図柄始動ゲート13を通過すると、この遊技球は普通図柄始動スイッチS2で検出される。この普通図柄始動スイッチS2で遊技球検出されると、普通図柄表示装置10の普通図柄が変動する。この普通図柄は、左赤色,中緑色,右赤色の三個の発光ダイオードLEDで構成される。この普通図柄表示装置10が変動中、又は普通変動装置15が開放中のときに、普通図柄始動スイッチS2で遊技球検出されると、主制御基板60の記憶装置RAMにその遊技球検出が記憶され、記憶数の消化に伴って普通図柄始動記憶数表示装置12の発光ダイオードLEDが点灯し、普通図柄が変動開始になる都度消灯されて、記憶個数が表示される。なお、普通図柄始動記憶数表示装置12の最大記憶数は四個であり、それ以上は無効とされる。
【0074】
この普通図柄表示装置10の変動停止後、又は普通変動装置15の開放動作終了後に、普通図柄始動記憶数表示装置12に表示された始動記憶に基づいて普通図柄表示装置10は再び変動開始する。普通図柄表示装置10が変動開始後、約30秒以上経過すると変動が停止し、左右いずれかの発光ダイオードLEDが一個でも点灯した状態であれば当りとなり、普通変動装置15が約0.5秒間開放される。
【0075】
次に、第三種パチンコ遊技形態につき説明する。
遊技球が発射装置より遊技盤5に発射され、遊技球が強く打ち出されると、領域遮断線部50上の連通口51から第二の部分遊技領域7b側へ打ち出される。そして、その遊技球が、第二始動領域32を通過して、始動スイッチS10がオン作動すると、この信号を盤面中継基板61を介して主制御基板60が認識する。この信号により、主制御基板60の主制御用中央制御装置CPUは、記憶装置ROMに記憶されている各種乱数テーブルから乱数値を抽出し、各抽出値を一旦、記憶装置RAMに格納する。さらには、始動スイッチS10のオン信号に基づき、払出制御基板65は、賞球ユニットのソレノイドを作動させて所定数量の賞球を払い出す。
【0076】
なお、遊技球が第二始動領域32に連続的に通過した場合には、始動スイッチS10による遊技球検出が主制御基板60の記憶装置RAMに記憶され、その記憶に基づいて上述したように、始動記憶数表示装置33の発光ダイオードLEDが4個を限度として点灯する。そして、この発光ダイオードLEDは、第二図柄表示装置31で図柄変動する都度消灯されることにより、記憶数の減少を遊技者に報知する。
【0077】
また、始動スイッチS10のオン作動もしくは、始動記憶数表示装置33に表示される通過記憶数が消化されることにより、図柄X,Y,Zが変動開始される。
【0078】
図柄変動契機となる始動スイッチS10のオン作動、もしくは通過記憶がある場合の、主制御用中央制御装置CPUの制御内容を説明する。かかる契機により図柄変動が開始されると、主制御用中央制御装置CPUは、各種乱数テーブルから抽出された乱数値の内容に従って図柄生成行程で描出される図柄X,Y,Zの態様、及び演出態様を選定し、第二図柄表示装置31で実行される図柄表示態様を制御するための図柄制御指令信号を図柄表示制御基板62に送信する。
【0079】
前記の図柄制御指令信号を受けた図柄表示制御基板62の図柄制御用中央制御装置CPUは、図柄制御指令信号に従って、記憶装置ROMに記憶されている所定の表示プログラムを用いて、第二図柄表示装置31で演出する図柄X,Y,Zの各図柄表示態様を決定する。そして、この図柄表示態様に従って図柄X,Y,Zを順次停止し、確定表示する。
【0080】
さらに、図柄X,Y,Zが、所定の当たり図柄態様である場合に、可変振り分け装置35はその上部に開閉翼片対36,36を備え、常時遮蔽位置に保持されると共に、第二図柄表示装置31が当たり表示すると開放駆動し、その内部の特別作動領域38aへの球流入が可能となる。そして該特別作動領域38aへの球通過により大当り遊技作動が実行される。
【0081】
すなわち、第二始動領域32、第二図柄表示装置31及び可変振り分け装置35は、第二の可変入賞装置42の駆動に至る条件を生成するものであって、第二の駆動契機手段を構成することとなる。
【0082】
そして第一の部分遊技領域7bに配設された遅延役物40の孔に球が流入し、回転チャッカー41の回転に伴って、球が遅延役物40内の特定領域を通過すると、特定領域スイッチS12のオン動作により、第二の可変入賞装置42の蓋が開放駆動して可変入賞口43が所定時間開口することとなり、開閉ラウンドが開始される。そしてさらに、第二の可変入賞装置42の盖が開放駆動して可変入賞口43が所定時間開口することとなる。この可変入賞口43に10個の球が流入したときには、開放作動中であっても、その開放動作が終了する。そして、回転チャッカー41の駆動により、再び特定領域に遊技球が通過すると次の開閉ラウンドが開始され、可変入賞口43が所定時間開口することとなる。ここで、特定領域スイッチS13の遊技球検出作動により、遅延役物40の特定領域へ、通常では10個の遊技球が入賞したときに、大当り遊技作動が終了する。すなわち通常では開閉ラウンドは10回となる。このように開閉ラウンドが繰り返されて、遊技者に所定の利得が供される(第三大当り遊技作動)。
【0083】
ところで、上述の構成は、第一の部分遊技領域7aに、第一種パチンコ遊技形態の利得を決定するための第一の駆動契機手段(第一始動領域14,第一図柄表示装置6)と、第三種パチンコ遊技形態の利益付与するための第二の可変入賞装置42とを配設し、第二の部分遊技領域7bに、第三種パチンコ遊技形態の利得を決定するための第二の駆動契機手段(第二始動領域32,第二図柄表示装置31,可変振り分け装置35)と、第一種パチンコ遊技形態の利益付与するための第一の可変入賞装置22とを配設するようにしたものである。
【0084】
このため、従来の単一構成にあっては、大当りとなると、その間にあっては、利得を決定するための第一の駆動契機手段(第一図柄表示装置6,第一始動領域14)は、その大当り遊技作動が満了するまで、第一図柄表示装置6上で大当り演出を行うだけで、実質的に機能していなかった。ところが、例えば、第一の部分遊技領域7aで、第一図柄表示装置6が当たり図柄態様を表出して大当りとなると、第一大入賞口23の開放に伴って、第二の部分遊技領域7b側に遊技球を打ち出すこととなり、この第二の部分遊技領域7bには、第二始動領域32が配設されているため、第二始動領域32への遊技球通過に伴って、第二図柄表示装置31の図柄変動を生ずる。従って、第一大当り遊技作動中にあっても、第三種パチンコ遊技形態が機能し、その期待感が昂揚することとなる。
【0085】
同様に、第二の部分遊技領域7bで、第二図柄表示装置31が当たり図柄態様を表出して大当りとなり、可変振り分け装置35の特別作動領域38aへの球通過により第三大当り遊技作動が実行される。そして、これに伴って、第一の部分遊技領域7aに遊技球を打ち出すことにより、遅延役物40、第二の可変入賞装置42への入賞が可能となり、第三種遊技作動における大当り遊技作動にともなう利得が供与されることとなる。そして、この第一の部分遊技領域への遊技球の打ち込みにより、第一始動領域14へ遊技球が通過することに伴う、第一図柄表示装置6の図柄変動を生じ、第一種パチンコ遊技形態が機能することとなる。
【0086】
図12,13は、第三種パチンコ遊技形態にあって、他の第二の駆動契機手段を適用した構成に係るものである。
すなわち、図12にあって、第二の部分遊技領域7bには、可変振り分け装置100と、遊技球の通過に伴い該可変振り分け装置100を開放する入賞作動領域110と、判定図柄表示装置111とが配設される。また、可変振り分け装置100の下方には図6と同様に、第一の可変入賞装置22が配設される。
【0087】
ここで、可変振り分け装置100は、その上部に開閉翼片対101,101を備え、該開閉翼片対101,101間の球入り口には、遊技球検知センサー102が配設され、その球検知に伴い、判定図柄表示装置111が駆動する。さらに球入り口の脊方には、振り分け回動体103が回動可能に支持される。該振り分け回動体103には球入り口に連通する球出口104を備える。この振り分け回動体103の直下には、大当りとなる権利を発生する特別作動領域105aと普通作動領域105bとが右左に設けられる。そして、振り分け回動体103は、常態では図12イの位置となっている。
【0088】
この入賞作動領域110に遊技球が入ると、開閉翼片対101,101が開放されて遊技球が入りやすくなる。そして開閉翼片対101,101間を遊技球が通過すると、これが遊技球検知センサー102により検知され、さらに開閉翼片対101,101間の玉入り口を通過した遊技球は、図13イのように球出口104で、特別作動領域105aと普通作動領域105bとの間に保持される。そして、遊技球検知センサー102による球検知に伴って、判定図柄表示装置111が変動する。この確定図柄がハズレの場合には図13ロで示すように、振り分け回動体103が時計方向へ回動して、遊技球を球出口104から、一般作動領域105bへ流下させる。また、判定図柄表示装置111が所定の当たり図柄態様を確定表示すると、図13ハで示すように、振り分け回動体103が反時計方向へ回動して、遊技球を球出口104から、特別作動領域105aへ流下させる。そしてこれにより大当り作動となり権利が発生し、以降は、第一の部分遊技領域7aにて、遅延役物40及び第二の可変入賞装置42の駆動を順次生ずる。以下図6に係る実施例で述べた通りであり説明を省略する。
かかる構成にあっては、第二の駆動契機手段は、可変振り分け装置100及び判定図柄表示装置111により構成されることとなる。
上述の各実施例は、一方を第三種パチンコ遊技形態を用いているものであるが、この第三種パチンコ遊技形態にあっては、権利発生中に駆動契機手段での新たな変換条件が成立すると権利が消失するような遊技性が設定されている。しかるに、上述したように、本発明にあっては駆動契機手段と可変入賞装置とを異なった部分遊技領域7a,7bに夫々配設するようにしているから、可変入賞装置への遊技球への打ち込みにより、駆動契機手段での新たな変換条件が発生することはなく、遊技者に付与されることとなった利益を確実に付与することができる。
【0089】
上述の各構成は、第一の部分遊技領域7aと、第二の部分遊技領域7bとに第一種パチンコ遊技形態と、第三種パチンコ遊技形態とを、利得を決定するための構成と、可変入賞装置とを交互にして配設されたものであるが、これを二つの第一種パチンコ遊技形態相互で行うこともできる。すなわち、一方の部分遊技領域に設けられた図柄表示装置で大当り図柄態様が発生すると、他方の部分遊技領域に配設した可変入賞装置を駆動し、同様に他方の部分遊技領域に設けられた図柄表示装置で大当り図柄態様が発生すると、一方の部分遊技領域に配設した可変入賞装置を駆動するようにしてもよい。同様に二つの第三種パチンコ遊技形態相互でも行うことができる。さらには、図柄表示装置と可変入賞装置を備えるパチンコ遊技形態であれば、本発明を適用し得るものである。
【0090】
【発明の効果】
本発明は、遊技領域を、上部に連通口を備える上下方向の領域遮断線部により、左右二つの部分遊技領域に区分し、一方の部分遊技領域に前記可変入賞装置を設け、他方の部分遊技領域に前記駆動契機手段を設けるようにした(請求項1)から、当該駆動契機手段に邪魔されずに、かかる可変入賞装置への遊技球の流入を円滑に行うことができる。
また、駆動契機手段が設けられている側の部分遊技領域に遊技球を流入させずに済むといことは、例えば第三種パチンコ遊技形態のように、権利発生中に新たな変換条件が成立すると権利が消失するような遊技性が設定されている場合には遊技者に付与されることとなった利益を確実に付与することができる。
さらには、可変入賞装置の付設された領域へ、他の遊技部材を配設することにより、可変入賞装置の駆動に伴って、かかる部分遊技領域へ遊技球を打ち込んでも、該遊技部材も有効裡に機能しているから、多様な遊技形態が実現できる。しかして、遊技進行に従って、遊技者は、一方の部分遊技領域へ遊技球を打ち分けることにより、より多様な遊技を楽しむことが可能となる。
【0091】
さらに本発明は、遊技領域を、上部に連通口を備える上下方向の領域遮断線部により、左右の第一の部分遊技領域と第二の部分遊技領域とに区分し、
第一の部分遊技領域には、第一の可変入賞装置を入賞可能な状態に変換するための変換条件を生成する第一の駆動契機手段と、第二の可変入賞装置とを設け、第二の部分遊技領域には、第二の可変入賞装置を入賞可能な状態に変換するための変換条件を生成する第二の駆動契機手段と、第一の可変入賞装置とを設けた構成(請求項2)にあっては、二つの遊技形態(例えば第一種パチンコ遊技形態(請求項4)、第三種パチンコ遊技形態(請求項6,7))が左右の各領域で進行するため、多様で、興趣あふれるものとなる。さらには、単に機能分けをするだけではなく、例えば、第一種パチンコ遊技形態と第三種パチンコ遊技形態とが並存され、かつ二種類の遊技形態が可変入賞装置の配置のみを逆としてクロス状態となることにより、関係付けられながら、進行することとなり、従来にはない、多様でダイナミックな遊技が発生することとなる。
【0092】
ここで駆動契機手段としては、上述の第一種パチンコ遊技形態又は第三種パチンコ遊技形態で用いられる図柄表示装置(請求項3)とした場合には、該図柄表示装置が所定の大当り図柄形態を確定表示した以降は、該図柄表示装置と関係付けられた可変入賞装置の駆動が満了するまで、該図柄表示装置は通常機能するものではないから、可変入賞装置を他側の部分遊技領域に配設することにより、当該図柄表示装置の存しない部分遊技領域への打ち込みにより、無駄の無い遊技形態を確保することができる。
【0093】
また、上述の図柄表示装置を備えた構成にあって、駆動契機手段として、他に、遊技球通過を検知する始動領域を適用した上述の第一種パチンコ遊技形態に適用した構成(請求項4)にあっては、第一種パチンコ遊技形態をさらに面白いものとすることができることとなる。
【0094】
さらには駆動契機手段は、内部に特別作動領域と一般作動領域とが分画形成された可変振り分け装置を備えた構成(請求項5)とすることができ、かかる構成を備えた遊技形態であれば、本発明を適用することができ、かかる構成を備えたパチンコ遊技形態をさらに面白いものとすることができる。
【0095】
この可変振り分け装置を適用したものとして、駆動契機手段が、第三種パチンコ遊技形態を適用した場合(請求項6,7)にあっても、該パチンコ遊技形態を面白くすることができる。
【0096】
一方、前面枠の下部装架領域に単一の球受皿を配設すると共に、該球受皿が、賞球や貸球等の遊技球を排出する球出口と、発射球案内通路とに連通する発射球受皿である構成(請求項8)では、下部装架領域が従来構成より簡潔であるため、遊技開口を下方に拡大でき、該遊技開口により規定される遊技領域の拡張が可能となる。これにより、該遊技領域に装着される図柄表示装置を大きくしても、充分な遊技球の転動領域を確保することができるため、興趣溢れる遊技形態の実現が可能となる。
【0097】
そして、単一の球受皿を配設するにあたって、遊技開口の縦幅が45〜60cmである構成(請求項9)にあっては、既存のパチンコ遊技機の全体の高さを変化させることのない、調和のとれた形態を実現できる。
【0098】
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例のパチンコ遊技機の斜視図である。
【図2】本実施例のパチンコ遊技機の正面図である。
【図3】本実施例のパチンコ遊技機の背面図である。
【図4】下部装架領域21の斜視図である。
【図5】発射球受皿91の平面図である。
【図6】遊技盤5の正面図である。
【図7】第一図柄表示装置6の拡大図である。
【図8】第一可変入賞装置22の拡大図である。
【図9】第二図柄表示装置31の拡大図である。
【図10】可変振り分け装置35の拡大図である。
【図11】遅延役物40と、第二の可変入賞装置42の拡大図である。
【図12】変形例を示す遊技盤5の正面図である。
【図13】可変振り分け装置100の作動を示す説明図である。
【図14】本実施例のパチンコ遊技機の制御回路を示すブロック図である。
【符号の説明】
5 遊技盤
6 第一図柄表示装置
7 遊技領域
7a 第一の部分遊技領域
7b 第二の部分遊技領域
13 普通図柄作動ゲート(普通始動領域)
14 第一始動領域
20 遊技開口
21 下部装架領域
22 可変入賞装置
23 第一大入賞口
31 第二図柄表示装置
32 第二始動領域
35 可変振り分け装置
40 遅延役物
42 開閉入賞装置
43 第二大入賞口
91 発射球受皿
50 領域遮断線部
51 連通口
100 可変振り分け装置

Claims (9)

  1. 盤面上に遊技球が転動流下する遊技領域が区画形成された遊技盤を備え、かつ該遊技領域に、遊技球が入賞可能又は不可能な状態に変換される可変入賞装置と、該可変入賞装置を入賞可能状態に変換するための変換条件を生成する駆動契機手段とを備えるパチンコ遊技機において、
    遊技領域を、上部に連通口を備える上下方向の領域遮断線部により、左右二つの部分遊技領域に区分し、
    一方の部分遊技領域に前記可変入賞装置を設け、他方の部分遊技領域に前記駆動契機手段を設けるようにしたことを特徴とするパチンコ遊技機。
  2. 盤面上に遊技球が転動流下する遊技領域が区画形成された遊技盤を備え、かつ該遊技領域に、遊技球が入賞可能又は不可能な状態に変換される可変入賞装置と、該可変入賞装置を入賞可能状態に変換するための変換条件を生成する駆動契機手段とを備えるパチンコ遊技機において、
    遊技領域を、上部に連通口を備える上下方向の領域遮断線部により、左右の第一の部分遊技領域と第二の部分遊技領域とに区分し、
    第一の部分遊技領域には、第一の可変入賞装置を入賞可能な状態に変換するための変換条件を生成する第一の駆動契機手段と、第二の可変入賞装置とが設けられ、
    第二の部分遊技領域には、第二の可変入賞装置を入賞可能な状態に変換するための変換条件を生成する第二の駆動契機手段と、第一の可変入賞装置とが設けられたことを特徴とするパチンコ遊技機。
  3. 駆動契機手段は、複数の選出図柄を変動表示する図柄表示装置を備えるものであり、該図柄表示装置に所定の当り図柄態様が確定表示されることを、当該駆動契機手段が存しない部分遊技領域に配設された可変入賞装置を入賞可能な状態に変換するための変換条件とした請求項1又は請求項2記載のパチンコ遊技機。
  4. 駆動契機手段は、遊技球通過を検知する始動領域と、複数の選出図柄を変動表示する図柄表示装置とで構成され、始動領域への遊技球通過を契機として、図柄表示装置に選出図柄を変動停止する図柄生成行程を実行し、その確定図柄態様が所定の当り図柄態様である場合に、当該駆動契機手段が存しない部分遊技領域に配設された可変入賞装置を入賞可能な状態に変換するようにした請求項3記載のパチンコ遊技機。
  5. 駆動契機手段は、内部に特別作動領域と一般作動領域とが分画形成され、所定条件の成立により入賞可能状態に変換された際に受け入れた遊技球を特別作動領域と一般作動領域のいずれかに通過可能とする可変振り分け装置を備えるものであり、該可変振り分け装置の特別作動領域を遊技球が通過することを、当該駆動契機手段が存しない部分遊技領域に配設された可変入賞装置を入賞可能な状態に変換するための変換条件とした請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のパチンコ遊技機。
  6. 駆動契機手段が、遊技球通過を検知する始動領域と、始動領域への遊技球通過を契機として複数の選出図柄を変動表示する図柄表示装置と、内部の特別作動領域へ遊技球通過可能な開放状態と不可能な閉鎖状態とに変換される可変振り分け装置とで構成され、
    図柄表示装置に確定表示された各選出図柄の組合せが所定の当り図柄態様である場合に、可変振り分け装置を開放状態とし、さらに可変振り分け装置の特別作動領域への遊技球通過に伴い権利が発生すると、当該駆動契機手段が存しない部分遊技領域に配設された可変入賞装置を駆動する遊技制御手段を備える請求項5記載のパチンコ遊技機。
  7. 可変振り分け装置の特別作動領域への遊技球通過に伴って駆動開始し、その内部の特定領域への遊技球通過可能な状態が間欠的に発生する遅延役物を、いずれかの部分領域に配設し、可変振り分け装置の特別作動領域への遊技球通過に伴い権利が発生すると、可変振り分け装置の特定領域への遊技球通過ごとに、当該可変振り分け装置とは異なる部分遊技領域に配設された可変入賞装置を駆動する遊技制御手段を備える請求項5又は請求項6記載のパチンコ遊技機。
  8. 前後方向に回動可能に軸支され、遊技球を前方へ打圧する発射鎚と、該発射鎚を打圧駆動する発射駆動装置と、パチンコ遊技機前面に突設された発射ハンドルと、発射ハンドルに回動可能に軸支され、その回動角度により発射鎚の打圧強度を調節する発射レバーとを具備したパチンコ遊技機であって、前面枠の下部装架領域に単一の球受皿を配設すると共に、該球受皿が、賞球や貸球等の遊技球を排出する球出口と、発射球案内通路とに連通する発射球受皿であることを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれかに記載のパチンコ遊技機。
  9. 遊技開口の縦幅が45〜60cmである請求項1乃至請求項8のいずれかに記載のパチンコ遊技機。
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