JP2004065548A - 炊飯器及び自動炊飯器 - Google Patents

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Akihiro Shinabe
品部 晃宏
Masaki Yura
由良 政樹
Norio Ikeda
池田 典生
Takeshi Inada
稲田 剛士
Hatsuhiko Matsushita
松下 初彦
Kuniyuki Nakanishi
中西 邦行
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Abstract

【課題】給水機能付き炊飯器において、本体部に残水をなくし、お手入れ性が高く、清潔性の高さを実現した炊飯器を提供すること。
【解決手段】給水タンク21は給水タンク収納部22に着脱自在に収納され、給水タンク21の底には給水手段22であるポンプ部としてのインペラー23が設けられ、インペラー23の下方部にはインペラー23を回転させるポンプ駆動部であるモータ24が炊飯器本体29に配設されており、給水タンク21、インペラー23はともに着脱自在な構成の炊飯器。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、一般家庭に使用する炊飯器及び自動炊飯器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の炊飯器の構成について説明する。図6において、91は上面が開口する炊飯器本体で、この本体91内に米と水を入れる鍋92が着脱自在に収納されている。鍋92の上面には鍋92全面を覆うように蓋体93が設置されている。この蓋体93は一方をヒンジ軸94により回動自在に軸支されており、蓋体93はヒンジ軸94を中心に、開放するのである。
【0003】
また蓋体93内部には、炊飯時に、上方から米を加熱するための、加熱手段である、加熱板95と、加熱板95を発熱させるための蓋コイル96が設置されているのである。また炊飯器本体91前方には、取り外してメンテナンス可能なように、本体から着脱自在に貯水部97が設けられており、この貯水部97からは貯水部給水パイプ101が図のように設置されており、本体給水パイプ98に接続できる構成にしている。そして本体給水パイプ98には自吸式のギアポンプ99が炊飯器本体91内であり、且つ貯水部97上方に設置されており、この自吸式ギアポンプ99が貯水部97内の水を吸い上げて、流量センサ100を通過させ、鍋92内に給水するのである。
【0004】
給水量検知はこの流量センサ100が検知しており、所定の炊飯量に適した水量を検知するとギアポンプ99を停止させ、給水が完了するのである。
【0005】
この構成によれば、、炊飯で使用される水以外の残水が常に貯水部7内に存在していても、貯水部7が取り外しできるため、洗浄できる、さらに、自吸式ギアポンプ99を炊飯器本体91内の貯水部97上方に設置し、貯水部97内の水を吸い上げる方式を採用しているので、炊飯器本体内の残水は自重で下方の貯水部に戻るので、本体内の残水をなくすことができるので衛生的である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記の従来の技術の構成においては、給水量精度が低下してしまうという課題を有していた。給水量は、流量センサ100で検知しているが、この流量センサ100の検知方式は、プロペラ式、カルマン式、時間測定式等さまざまであるが、どの方式を採用しても給水の初期流量がばらつくと、初期ばらつきがそのまま給水量誤差に影響が出てしまうのである。
【0007】
従来の自給式ギアポンプ99のように貯水部97の水を吸い上げる構成だと、貯水部97の貯水量により流量センサ100の通過開始時間、通過初期流量などが変化してしまい、給水量精度が低下してしまうのである。給水量は、多すぎると飯が柔らかくなり、少ないと硬すぎと炊飯性能を大きく変えるため、給水量の精度のくるいが炊飯性能を低下させることになるのである。
【0008】
本発明は、以上のような従来の炊飯器が有している課題を解決するもので、貯水部内を十分に手入れすることが出来る利点を維持し、かつ高い給水量精度を確保した炊飯器の提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前記従来の課題を解決するために、本発明の炊飯器は、本体に着脱自在に収容される鍋と、本体から着脱自在な貯水部と、前記鍋に前記貯水部から水を供給する給水手段とを備え、前記給水手段は水を供給するポンプ部とポンプ駆動部とを有し、前記ポンプ部は前記貯水部に設けた炊飯器としたものである。
【0010】
これによって、給水初期の流量は貯水部内の貯水量に関係なく一定に保つことができ、高い給水量精度を確保することができるので、日々の炊飯性能の維持確保が可能になるのである。また、貯水部及びポンプ部が着脱自在な構成であり、炊飯に使われる水が接する部分の大半がお手入れ可能な構成となるのである。
【0011】
【発明の実施の形態】
請求項1記載の発明は、本体に着脱自在に収容される鍋と、本体から着脱自在な貯水部と、前記鍋に前記貯水部から水を供給する給水手段とを備え、前記給水手段は水を供給するポンプ部とポンプ駆動部とを有し、前記ポンプ部は前記貯水部に設けた炊飯器としたものである。
【0012】
これによって、給水初期の流量は貯水部内の貯水量に関係なく一定に保つことができ、高い給水量精度を確保することができるので、給水量のくるいにより、飯が柔らかすぎたり、硬すぎたりといった炊飯性能の低下を防ぎ、日々の炊飯性能の維持確保が可能になるのである。また、貯水部及びポンプ部が着脱自在な構成であり、炊飯に使われる水が接する部分の大半がお手入れ可能な構成となるのである。
【0013】
請求項2記載の発明は、特に請求項1に記載の発明において、ポンプ部をマグネットを有するインペラーとし、ポンプ駆動部を回転モータとし、前記回転モータの回転軸に前記マグネットを設けたもので、ポンプ部とポンプ駆動部の分離がパッキン等のようなシール構成が不要である簡素な構成で可能になり、貯水部、ポンプ部が炊飯器本体から着脱自在な構成が可能になるのである。
【0014】
請求項3記載の発明は、特に請求項1に記載の発明において、給水手段のポンプ部が貯水部から着脱できる構成にしたことにより、貯水部のみだけでなく、ポンプ部の内部も直接お手入れが可能な構成になるのである。
【0015】
請求項4記載の発明は、特に請求項1に記載の発明において、ポンプ部のインペラーの回転軸は鉛直方向に設置した構成にしたことにより、ポンプ駆動の回転モータ軸と、インペラーの回転軸に軸ずれ、及びインペラー側マグネットとモータ側マグネットの距離を常に一定に維持することが可能になるのである。回転軸のずれ、モータマグネットとインペラーマグネットの距離は単位時間当たりの水供給量に影響が出てしまう。この影響を減少させるため、各々の回転軸を鉛直にすることで、回転軸合わせ、マグネット間距離ばらつきを減ら酢事ができる。このため給水精度を向上させることができ、高い給水精度により炊飯性能の維持を図ることができるのである。
【0016】
請求項5記載の発明は、特に請求項1に記載の発明において、ポンプ部のインペラーの回転軸を水平方向に設置したことにより、ポンプ駆動モータを水平に設置することができ、炊飯器の高さ方向のコンパクト化が実現できるのである。
【0017】
請求項6記載の発明は、特に請求項1に記載の発明において、ポンプ部への水供給用配管を有し、前記水供給用配管の水流入孔は貯水部の底面方向に開孔したことにより、水供給用配管の水流入側開孔部の開孔面まで貯水部内の水を効率よく使用できるため、貯水部容積を縮小することができ、更なる高さ方向のコンパクト化が実現する。
【0018】
請求項7記載の発明は、請求項1〜6のいずれか1項に記載の炊飯器と、米を貯蔵する貯米部と、米を研米する研米部と、前記研米部から米を前記炊飯部に運ぶ搬送手段とを備えた自動炊飯器としたもので、研米から給水、炊飯とすべての炊飯動作を自動炊飯器が行い、炊飯動作を大幅に簡略することが可能になるのである。
【0019】
【実施例】
以下、本発明の実施例について、図面を参照しながら説明する。
【0020】
(実施例1)
図1、2に示すように、炊飯器20は、前方には給水タンク21は給水タンク収納部22に着脱自在に収納されて、給水タンク21の底には給水手段39であるポンプ部としてインペラー23が設けられ、インペラー23の下方部にはインペラー23を回転させるポンプ駆動部であるモータ24が炊飯器本体29に配設されている。給水手段39の駆動方法としてはインペラー23にはインペラーマグネット23a、モータ24にはモータマグネット24aが取り付けられており、モータ24が回転することでモータマグネット24aが回転し、このモータマグネット24aの回転に対応してインペラーマグネット23aが回転し、インペラー23が回転する。そしてインペラー23が回転することで、給水タンク21内の水が本体給水パイプ25に供給されていくのである。
【0021】
また、このインペラー23はインペラー回転軸23bを中心に回転するが、このインペラー回転軸23bは鉛直方向になるように設置し、且つインペラー23は、インペラーケーシング上26、とインペラーケーシング下27により保持されており、インペラーケーシング上26は給水タンク内パイプ26aと同一部材で構成されているのである。
【0022】
またこのインペラーケーシング上26は給水タンク蓋26bとも同一部材で構成されることにより、給水タンク蓋26bを取り外すと同時にインペラー23、インペラーケーシング上26、インペラーケーシング下27すべてが給水タンク21から取り外しが出来るようになるのである。
【0023】
炊飯器20の詳細を説明すると、米を調理する着脱自在の鍋28、鍋28上方を覆うように設置されている蓋体30、鍋28を設置する炊飯器本体29で構成されている。蓋体30は一方をヒンジ軸31に軸支されており、蓋体20開放時はヒンジ軸31を中心にして回動しながら蓋体30は開放する。
【0024】
また蓋体30には炊飯中の蒸気を炊飯器20外に排出する蒸気排出部32を設けていると共に、ご飯を上方から加熱するための加熱板33が設定されており、加熱板33を加熱するための加熱手段として蓋コイル34が加熱板33近傍に設置されている。鍋28を加熱する加熱手段としては鍋28底部を加熱する底コイル35、側面を加熱する側面コイル36が鍋28の外面形状に沿うように設定されており、炊飯は底コイル35、側面コイル36、蓋コイル34の全ての加熱手段を使用して炊飯を行うのである。また鍋28の底面中央には底センサ37が鍋28に圧接される状態で設置されており、炊飯中の鍋28の温度を常に測定しているのである。
【0025】
上記構成において動作を説明する。使用者は、まず蓋体30を開放し、鍋28を取り出す。そして鍋28内に米を所定量計量し、投入する。次に米を研米し、研米が終了した米が入った鍋28を炊飯器本体29にセットし、蓋体30を閉める。そして使用者は炊飯する合数をセットし炊飯ボタン(図示しない)を押す。すると炊飯器本体29に設置されたモータ24が回転することでインペラー23が回転し、本体給水パイプ25、流量センサ38、水投入孔33aを通過し鍋28に給水されるのである。そして流量センサ38が所定の水量を検知すると給水を停止する信号を出し、給水が停止する。次に自動的に炊飯が開始され、炊飯が終了すると保温に入るのである。
【0026】
ここで重要になることは、給水手段29であるインペラー23のインペラー回転軸23bが鉛直方向に設置されていることである。インペラー23の回転は前述で示したように、モータ24を回転させることにより、モータマグネット24aが回転し、インペラーマグネット23aが回転するが、インペラー回転軸23bがモータ軸24bとずれてしまうと、極端にインペラー23の回転が低下し、ある程度ずれてしまうと、インペラー23は回転しなくなってしまう。この回転軸のずれの許容範囲はインペラーマグネット23aとモータマグネット24aの距離に関係しており、各々のマグネットの距離に応じて回転軸ずれの許容範囲が変化してしまうのである。このためインペラー23とモータ24は常に一定な距離を保ちながら、回転軸のずれが無いように設置しなければいけない。
【0027】
しかしインペラー23は着脱自在な給水タンク21に設置されているために、常に同一位置に固定することができない。例えば、給水タンク21を給水タンク収納部22にセットする場合、給水タンク収納部22の水平方向の寸法は給水タンク21の水平方向の寸法よりもある程度大きくする必要があるが、もし、インペラー回転軸23bを水平方向に設置した場合、この差はインペラーマグネット23aとモータマグネット24aの距離ばらつきになってしまい、インペラー23の回転ばらつきの要因となってしまう。
【0028】
しかし、インペラー回転軸23bを鉛直方向に設置すると、給水タンク21は給水タンク収納部22の底面に常に接しているため、インペラー23とモータ24の距離は常に一定に保つことが出来る。また給水タンク収納部22の奥の位置でタンクの水平方向の位置規制を設けることで、各々の回転軸のずれ防止も可能となるのである。インペラー23の回転ばらつきが問題になる理由は、鍋28内への給水量は流量センサ38で検知しているが、流量センサ38はカルマン式、時間測定方式、プロペラ式等どの方式を採用してもある程度の流量誤差が給水流量のばらつきによって発生してしまうため、給水流量は一定になればなるほど給水量精度は向上するのである。
【0029】
給水量精度が向上するということは常に一定のご飯が炊飯できるということでであり、日々の炊飯性能ばらつきを減少することができ、いつも一定の炊飯性能を維持することが出来るのである。
【0030】
また、インペラー23をインペラーケーシング上26、インペラーケーシング下27で保持し、給水タンク21だけでなくインペラー23をも着脱自在にしている理由は、炊飯器本体29内の残水を一切なくすためである。炊飯器は熱源がある製品であり、炊飯時はもちろんのこと、保温時も温度が高い状態で長時間放置されるために炊飯器本体29内に残水が存在すると、残水部より雑菌が発生する恐れがある。これらの対策のために炊飯器本体29内には残水をなくす必要があり、更に着脱した部品もすべてお手入れが可能にすることで、清潔性の高い、炊飯器が提供することを可能とするためである。
【0031】
また給水タンク21内はすべてお手入れできることにより、給水タンク内の水も清潔で新鮮な水を保つことが出来るため、炊飯性能の向上にもつながるのである。
【0032】
また、本構成は給水手段39をインペラー23式給水手段39で説明したが、ポンプ部を給水タンク21に設置し、ポンプ駆動部を炊飯器本体29に設置可能な構成であれば給水手段の方式は問わない。
【0033】
また、給水タンクの着脱方向を本構成は水平方向で説明したが、上下方向の着脱方式でも可能であることは言うまでもない。
【0034】
また、インペラー23の着脱方式も給水タンク蓋26aと同一材料であるインペラーケーシング26で保持され、着脱されていたが、インペラーが着脱できる構成であれば本構成の効果が得られることは言うまでもない。
【0035】
また、炊飯器20の加熱方式は誘導加熱方式にて説明したが炊飯の加熱方式は問わない。
【0036】
(実施例2)
炊飯器の基本構成としては、前述の構成と同様のため説明は省略する。図3に示すように、炊飯器40前方には給水タンク41がセットされており、給水タンク41には給水手段42であるインペラー43、炊飯器本体44にはモータ45が設置されているが、インペラー回転軸43aは水平方向に給水タンク41へセットしているのである。インペラー回転軸43aを水平方向にセットするということは、モータの回転軸45aも水平方向に設置することになる。モータ45を水平に設置することでモータ45設置個所は給水タンク41の側面部に設置される。このためモータ45が側面に設置されると図4のように給水タンク41の底面部のスペースを削除することができ、製品の高さ方向のコンパクト化が可能になるのである。
【0037】
(実施例3)
炊飯器の基本構成としては、前述の構成と同様のため説明は省略する。図4に示すように、炊飯器50前方には給水タンク51がセットされており、給水タンク51には給水手段52であるインペラー53、炊飯器本体54にはモータ56が設置されているが、インペラー回転軸53aは水平方向に給水タンク51へセットしているのである。
【0038】
しかしここでの問題はインペラー回転軸53aを、ただ単に水平にしただけではインペラー53部への水流入孔がインペラー回転軸53aの中心となってしまうために、給水タンク51内の水を全て使用とすると、インペラー53にエアーが入り込んでしまい、インペラー53部への水の流入孔より上方の水しか利用できないのである。
【0039】
これらの問題を解決するために、インペラー53への水供給用配管55を設置し、且つこの水供給用配管55の水流入孔55aを給水タンク51底面方向に向けることにより、インペラー53にエアーが入り込んでしまうこと無く、水供給用配管55の水流入孔55a面までの水が利用可能になるのである。
【0040】
これらのことにより、給水タンク51内の水をすべて効率良く使用できるために、給水タンク51を最大限コンパクト化することができ、さらにモータ56が水平に設置しているため、給水タンク51の側面に設置することで、製品の高さ方向のコンパクト化がより一層、進むのである。
【0041】
また、水供給用配管55の水流入孔55aの開孔面と給水タンク51底面の距離は、少なくすればするほど、給水タンク51内の使用できる水量は増すののであるが、近づけ過ぎると逆に水の流れを阻害してしまうこととなり、水の給水流量をある一定以上、確保するためには限界がるのである。このため、水流入孔55aと給水タンク51底面までの距離は、給水流量によって決定されるものである。
【0042】
また、水供給用配管55の水流入孔55aは給水タンク51の底面と平行である必要はなく、インペラー回転軸53aよりも下方に開孔面が設置されていれば効果があることは言うまでもない。
【0043】
(実施例4)
図5に示すように、自動炊飯器60は、少なくとも炊飯したい量の米を収納することができる貯米部61、米を計量する米計量部62、米計量部62から供給された米をとぐ研米部63、研米部63でとがれた米を炊飯する炊飯部64、研米部63と炊飯部64を接続する米搬送部65を備えている。
給水水タンク66は給水タンク収納部67に着脱自在に収納されて、給水タンク66の底にはインペラー68が設けられ、インペラー68の下方部にはインペラー68を回転させるモータ69が配設されている。
【0044】
70は制御部で、米計量部62、研米部63、米搬送部65、給水部であるインペラー68、炊飯部64を制御する。
【0045】
研米部63は、米計量部62で計量された米を収納する米収納容器71、米収納容器71内で回転自在に配設された回転羽根72、回転羽根72を駆動する米とぎ駆動手段73を備えている。
【0046】
米搬送部65は、米搬送ファン(図示しない)が生み出す空気流により米を炊飯部64へ搬送する。搬送された米を鍋74に投入するための米投入孔78aが設けられている。
【0047】
炊飯部64の詳細を説明すると炊飯部64は米を調理する着脱自在の鍋74、鍋74上方を覆うように設置されている蓋体75、鍋74を設置する本体83で構成されている。蓋体75は一方をヒンジ軸76に軸支されており、蓋体75開放時はヒンジ軸76を中心にして回動しながら蓋体75は開放する。
【0048】
また蓋体75には炊飯中の蒸気を炊飯部64外に排出する蒸気排出部77を設けていると共に、ご飯を上方から加熱するための加熱板78が設定されており、加熱板78を加熱するための加熱手段として蓋コイル79が加熱板78近傍に設置されている。鍋74を加熱する加熱手段としては鍋74底部を加熱する底コイル84、側面を加熱する側面コイル80が鍋74の外面形状に沿うように設定されており、炊飯は底コイル84、側面コイル80、蓋コイル79の全ての加熱手段を使用して炊飯を行うのである。
【0049】
また鍋74の底面中央には底センサ81が鍋74に圧接される状態で設置されており、炊飯中の鍋74の温度を常に測定しているのである。
【0050】
上記構成において、動作を説明する。使用者が米を貯米部61内に投入し、炊飯したい米の量を入力した後、運転開始ボタン(図示しない)を押すと、自動炊飯器60の運転が開始する。
【0051】
運転が開始されると、制御部70は、給水を開始する。まずモータ69を回転させ、この回転に応じてインペラー68が回転する。このインペラー68回転により、給水が実施され、流量センサ82が設定した炊飯量に最適な量の水を検知すると停止の信号を出し、この信号を受けた制御部70がモータ69を停止させ、炊飯部64の鍋74への給水が完了するのである。
【0052】
次に、制御部70は米計量部62を動作させる。そして、米計量部62は、所定量の米を米収納容器71へ供給する。
【0053】
所定量の米が米収納容器71に供給されると、制御部70は米とぎ工程プログラムに従って研米駆動手段73を動作させる。研米駆動手段73が動作することにより回転羽根72が回転し、米収納容器71内に収納された米をとぐ米とぎ工程が行われる。
【0054】
米とぎ工程が終了すると、制御部70は米搬送工程プログラムに従って米搬送ファンを動作させる。そして、米とぎ部63でとがれた米を、米搬送部65を介して炊飯部64の鍋74へ供給する。
【0055】
このようにして、所定量の水と米が鍋74へ供給されると、制御部70は米に水を吸収させる浸漬工程プログラムおよび炊飯工程プログラムに従って炊飯部64を動作させる。炊飯部64が動作することにより、使用者が炊飯したい量の米が炊飯されることになる。所定量の米が炊飯されると、制御部70は、ご飯を保温する保温工程に入る。こうして、ご飯が炊きあがる、というような自動炊飯器が可能になるのである。
【0056】
また、本構成においては、説明を給水工程が終了した後、給米工程を実施した構成をしているが、給米工程をした後に給水工程を実施しても問題はなく、あるいは給米工程と給水工程を数回繰り返し実施しても問題はない。
【0057】
【発明の効果】
以上のように請求項1〜7に記載の発明によれば、高い給水量精度を確保することができるので、日々の炊飯性能の維持確保が可能になる。また、炊飯に使われる水が接する部分の大半がお手入れ可能な構成となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1における炊飯器を示す断面図
【図2】本発明の実施例1における炊飯器を示す要部拡大断面図
【図3】本発明の実施例2における炊飯器を示す要部平面図
【図4】本発明の実施例3における炊飯器を示す断面図
【図5】本発明の実施例4における自動炊飯器を示す要部平面図
【図6】従来の炊飯器の断面図
【符号の説明】
29、44、54 炊飯器本体
21、41、51、66 貯水部(給水タンク)
39、42、52 給水手段
23、43、53、68 ポンプ部(インペラー)
24、45、56、69 ポンプ駆動部(モータ)
23a マグネット(インペラーマグネット)
24a マグネット(モータマグネット)
23b、43a、53a 回転軸(インペラー回転軸)
55 水供給用配管
55a 水流入孔
61 貯米部
63 研米部
64 炊飯器(炊飯部)
65 搬送手段(搬送部)

Claims (7)

  1. 本体に着脱自在に収容される鍋と、本体から着脱自在な貯水部と、前記鍋に前記貯水部から水を供給する給水手段とを備え、前記給水手段は水を供給するポンプ部とポンプ駆動部とを有し、前記ポンプ部は前記貯水部に設けた炊飯器。
  2. ポンプ部をマグネットを有するインペラーとし、ポンプ駆動部を回転モータとし、前記回転モータの回転軸に前記マグネットを設けた請求項1記載の炊飯器。
  3. 給水手段のポンプ部が貯水部から着脱できる請求項1または2記載の炊飯器。
  4. ポンプ部のインペラーの回転軸は鉛直方向に設置した請求項1〜3のいずれか1項に記載の炊飯器。
  5. ポンプ部のインペラーの回転軸を水平方向に設置した請求項1〜3のいずれか1項に記載の炊飯器。
  6. ポンプ部への水供給用配管を有し、前記水供給用配管の水流入孔は貯水部の底面方向に開口した請求項1〜3または5のいずれか1項に記載の炊飯器。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の炊飯器と、米を貯蔵する貯米部と、米を研米する研米部と、前記研米部から米を前記炊飯器に運ぶ搬送手段とを備えた自動炊飯器。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104545419A (zh) * 2015-01-14 2015-04-29 张祺生 一种预约定时的电锅

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