JP2016077662A - 炊飯器 - Google Patents
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Abstract
【課題】従来の炊飯器では、米の貯蔵部に十分な米がある場合は安定した炊飯を実現できるが、予定の炊飯量より貯米量が下回った際には正しく炊飯できないという課題があった。【解決手段】本発明の炊飯器1は、炊飯部7へ供給される米量を計量する米計量部4と、炊飯量及び炊飯完了時間を設定する予約手段40と、予約手段の情報に基づき炊飯部7、給水部8および給米部10を制御する制御部9とを備え、米計量部4で計量した米量が予約手段で設定した炊飯量を下回る際は米計量部4の計量に基づき給水部8から炊飯部7への給水量を変更することで安定した炊飯性能を実現することができる。【選択図】図1
Description
本発明は一般家庭やレストランなどの業務用などで使用する炊飯器に関するものである。
従来、無洗米を貯米する貯米庫と、計量器と、給水装置と、炊飯器とを備え、炊飯量を入力し、スタートスイッチを押すことにより、入力された炊飯量の無洗米を貯米庫内から計量し、該米量に見合う水加減をして炊飯器の内釜に供給し、炊飯する自動炊飯機がある。この自動炊飯機にあっては、タンク内に計量された無洗米と水加減水とを入れ、ここから炊飯器の内釜に、水加減された無洗米を供給するようにするように構成されている(例えば、特許文献1参照)。
以下に、特許文献1に記載された従来の炊飯器について図面を参照しながら説明する。図4は、従来の全自動炊飯器の構成図である。図4において、101は貯留した無洗米を所要量計量すると共に水加減し炊飯する無洗米専用の自動炊飯機、102は米を炊飯する炊飯器、103は炊飯器102が設置される本体フレームである。
炊飯器102は、上端開口状の内釜104と、この内釜104が上方から挿脱自在に挿入されて収納される外釜105と、内釜104の上端開口を開閉自在に閉塞する蓋体106と、内釜104の下方に配置されていて内釜104を加熱する加熱手段107を有する。
蓋体106の中心部にはシャッタによって開閉自在な開口が形成され、この開口から無洗米及び水加減水の供給が可能になっている。
本体フレーム103は、下部のベース部108と、このベース部108上に設けられていて炊飯器102が載置される載置台109と、ベース部108から上方に延出状に設けられた支持フレーム110と、この支持フレーム110の上端側に固定されていて炊飯器102の上方に位置する装置ボックス111とを備えている。載置台109の前部の炊飯器102前方にはハンドル112が設けられ、載置台109が引き出し可能になっている。
装置ボックス111内には、無洗米を貯留する貯米庫113と、この貯米庫113内の無洗米を計量する計量器114とが設けられている。装置ボックス111の上面側は開閉自在とされており、この装置ボックス111の上面側から貯米庫113内に無洗米が補給可能とされている。貯米庫113の下端に下方開放状の排出口115が設けられており、この排出口115から無洗米が落下排出される。
計量器114は、貯米庫113の下方に配置され、貯米庫113の排出口115に連通するケーシング116と、このケーシング116内に収納されていて貯米庫113の排出口115から落下排出される無洗米を計量する計量ドラム117と、この計量ドラム117を駆動するモータ118と、無洗米を計量ドラム117から下方に案内するガイドシュート119を備えている。計量ドラム117は、水平方向の軸心を有し、且つ軸心方向両端が閉塞状の円筒形に形成されており、その周壁に、軸心方向にわたる開口(図示せず)が形成されている。
また、計量ドラム117はケーシング116に、軸心回りに回転自在に支持されている
と共に、モータ118によって回転駆動される。そして、この計量ドラム117は、開口が上を向いているときに、貯米庫113の排出口115と対面して、貯米庫113内の無洗米が内部に流入し、計量ドラム117が回転して開口が下を向くと、計量ドラム117内の無洗米が下方のガイドシュート119へと落下する。計量ドラム117の開口が下を向いているとき等は、貯米庫113の排出口115は、計量ドラム117の開口以外の部分によって塞がれるようになる。したがって、計量ドラム117の一回転で所定量の無洗米が貯米庫113から排出され、計量ドラム117を何回転させるかで、所望量の無洗米を計量している。ガイドシュート119の下端には、下方に開放状の米排出口121が形成され、計量器114によって計量された無洗米は最終的にこの米排出口121から下方に落下される。
と共に、モータ118によって回転駆動される。そして、この計量ドラム117は、開口が上を向いているときに、貯米庫113の排出口115と対面して、貯米庫113内の無洗米が内部に流入し、計量ドラム117が回転して開口が下を向くと、計量ドラム117内の無洗米が下方のガイドシュート119へと落下する。計量ドラム117の開口が下を向いているとき等は、貯米庫113の排出口115は、計量ドラム117の開口以外の部分によって塞がれるようになる。したがって、計量ドラム117の一回転で所定量の無洗米が貯米庫113から排出され、計量ドラム117を何回転させるかで、所望量の無洗米を計量している。ガイドシュート119の下端には、下方に開放状の米排出口121が形成され、計量器114によって計量された無洗米は最終的にこの米排出口121から下方に落下される。
また、装置ボックス111の下面には、計量器117から落下排出された無洗米を、炊飯器102の蓋体106に設けた開口を介して内釜104に供給すべく案内するシュート130が設けられている。このシュート130の下端開口側が、内釜104に無洗米を直接供給する米供給口131である。
また、米供給口131の近傍には、内釜104に、直接、水加減水を供給する給水口132が設けられており、無洗米と水加減水とが別個独立して内釜104に供給されるようになっている。給水口132は、配水管、ホース、継手等からなる配水管路133を介して、本体フレーム103の後下部に設けた入水部134に接続され、この入水部134は、水道等の給水源に、配水管等を介して接続され、給水源からの水が給水口132に送られ、該給水口132から排出されるように構成されている。133は配水管路、136は電磁開閉バルブ、137は流量センサである。装置ボックス111の前面側には、マイコンが内蔵された制御装置139が設けられていると共に前面にコントロールパネル140を備えており、計量器114、電磁開閉バルブ136及び炊飯器102等を制御している。
さらに従来技術としては、本体と、本体を開閉自在に覆う蓋と、本体内に着脱自在に収納される鍋と、鍋に入れた調理物の重量と鍋の総重量を検知する重量検知手段と、ユーザーからの米量決定指令を入力する入力手段と、入力手段で米量決定指令を入力したタイミングで鍋内の米量を算出しこれに基づいて最適水量を算出し、ユーザーが水の投入する際に最適加水量になるように促す表示部を備えるものがある(例えば、特許文献2参照)。
次に、特許文献2に記載された従来の炊飯器について図面を参照しながら説明する。図5は、従来の計量機能付き炊飯器の一部切欠した側面図である。図5において、201は炊飯器のボディ(本体)であり、その上面を覆う蓋210が開閉自在に設置されている。ボディ201の収納部212は、上方の上枠214と下方のコイルベース213とから構成される。収納部212は、磁性体製の鍋202を着脱自在に収納する。コイルベース213の鍋202底部に対向する部分に、鍋202を誘導加熱する加熱コイル203が配設される。204は、回路基板である。回路基板204にはマイクロコンピュータ(図示しない)が搭載されている。
209は、炊飯前の米、米と水との混合物又は炊き上がったご飯等である。205は、コイルベース213の底部に配設され、鍋202の温度を検知する温度検知手段である。206は、鍋202が収納部212に収納されているか否かを検知する鍋検知手段である。鍋検知手段206は、ボディ201に剛体接続されたマイクロスイッチで構成される。鍋202が収納部212に収納されると、温度検知手段205の底に設けた突起部がマイクロスイッチを押下し、鍋検知手段206はON信号を出力する。211は、蓋210の開閉を検知する蓋開閉検知手段である。蓋開閉検知手段211はボディ201に設けられ、マイクロスイッチから構成される。蓋210が開くと蓋210のヒンジ部がマイクロス
イッチを押下し、蓋開閉検知手段211はON信号を出力する。鍋検知手段206及び蓋開閉検知手段211は、炊飯器の電源が入っている状態では常に動作しており、ON信号又はOFF信号を出力している。215は、鍋202の重量を検知する重量検知手段である。重量検知手段215は、支持部207及びロードセル208から構成される。ロードセル208は、ロバーバル型のロードセルで、ボディ201に剛体接続されている。ロードセル208が歪んだ時のひずみゲージの抵抗変化をブリッジ回路で電気信号として取り出す。鍋202が収納部212に収納されていない場合、ロードセル208は支持部207の重量を検知する。鍋202が収納部212に収納されると、ロードセル208は支持部207、鍋202及び鍋202の中の調理物219の総重量を検知する。
イッチを押下し、蓋開閉検知手段211はON信号を出力する。鍋検知手段206及び蓋開閉検知手段211は、炊飯器の電源が入っている状態では常に動作しており、ON信号又はOFF信号を出力している。215は、鍋202の重量を検知する重量検知手段である。重量検知手段215は、支持部207及びロードセル208から構成される。ロードセル208は、ロバーバル型のロードセルで、ボディ201に剛体接続されている。ロードセル208が歪んだ時のひずみゲージの抵抗変化をブリッジ回路で電気信号として取り出す。鍋202が収納部212に収納されていない場合、ロードセル208は支持部207の重量を検知する。鍋202が収納部212に収納されると、ロードセル208は支持部207、鍋202及び鍋202の中の調理物219の総重量を検知する。
鍋202に米を入れ計量操作を行うと、液晶表示パネル(図示せず)に米の量の測定結果を表示、さらに鍋202にユーザーが水を入れると、基準水量になったことをあるいは近くなったことをユーザーに報知することで、米に対する加水量を安定させるようにしている。
しかしながら、上記特許文献1に記載された従来の全自動炊飯器では、計量器114の内部に米が供給されたかが判断できず、貯米庫113内の米量に対して炊飯量が上回った場合は、米量に対し水加水量が多くなり、粥みたいな状態が生じることがある。また、貯米庫113内で米量の有無を判定した場合は、米量が少なくなると、炊飯できないということが想定できる。
また、上記特許文献2に記載された計量機能付き炊飯器の場合は、ユーザーが蓋210を開けて米を計量指示して米に対する加水量を調整することで炊飯の出来具合を安定させることになるが、毎回鍋202に米と水をセットしないと炊飯できないうえ、浸漬時間による炊飯の出来具合が安定しないという課題があった。また腐敗の心配があり長時間の炊飯予約もできなかった。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、貯米庫内の残量が少なく、予定していた炊飯量が実現できない場合でも、貯米庫内の米を最大に利用して適切な加水量、最適な浸漬時間での炊飯を実現する炊飯器を提供することを目的とする。
前記の課題を解決するために、本発明の炊飯器は、米を炊飯する炊飯部と、炊飯部に米を供給する給米部と、炊飯部へ水を供給する給水部と、炊飯部へ供給される米量を計量する米計量部と、炊飯量及び炊飯完了時間を設定する予約手段と、予約手段の情報に基づき炊飯部、給水部および給米部を制御する制御部とを備え、所定の炊飯完了時間に合わせて米の水への浸漬時間を一定に保つとともに、米計量部の計量容器内部の米の有無を検知する検知部の米有無判定回数と、米移送部の動作回数を用いて米量を判定することで計量した米量が予約手段で設定した炊飯量を下回る際は米計量部の計量に合わせて給水部から炊飯部への給水量を調整(少なく)するものである。
本発明にかかる炊飯器によれば、浸漬時間を一定に保つとともに、検知部の米有判定回数と米移送部の動作回数を用いて米量を判定することで、炊飯可能な炊飯量が予約手段で
設定した炊飯量を下回る際でも、米計量部の計量に合わせて給水部から炊飯部への給水量を調整することになり、加水量と浸漬時間を安定させることになる。
設定した炊飯量を下回る際でも、米計量部の計量に合わせて給水部から炊飯部への給水量を調整することになり、加水量と浸漬時間を安定させることになる。
本発明の加熱調理器は、加水量と浸漬時間を安定させることになり、貯米部、貯水部に充填し、炊きあがり時間をセット(指示)すれば、予約炊飯量に関わらず、美味しいご飯を炊くことが出来る。
第1の発明は、米を炊飯する炊飯部と、炊飯部に米を供給する給米部と、炊飯部へ水を供給する給水部と、炊飯部へ供給される米量を計量する米計量部と、炊飯量及び炊飯完了時間を設定する予約手段と、予約手段の情報に基づき炊飯部、給水部および給米部を制御する制御部とを備え、米計量部で計量した米量が予約手段で設定した炊飯量を下回る際は米計量部の計量に基づき前記給水部から炊飯部への給水量を変更するようにしたものである。
第1の発明によれば、米を炊飯部に搬送させるのをタイマー設定して自動で行うことで浸漬時間を一定に保つとともに、検知部の米有判定回数と米移送部の動作回数を用いて米量を判定することで、炊飯可能な炊飯量が予約手段で設定した炊飯量を下回る際でも、米計量部の計量に合わせて給水部から炊飯部への給水量を調整することで加水量と浸漬時間を安定し、美味しいご飯を炊くことができる。
第2の発明は、特に、第1の発明において、米計量部は、所定の計量容器に米を充填・排出させる米移送部と計量容器内部の米の有無を検知する検知部を備え、米移送部の動作回数及び検知部の米有判定回数で米量を判定するものであり、計量容器内部の米量を直接検知することで確実に米の有無の判定ができる。
以下、本発明の炊飯器に基づく実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における炊飯器の概略構成を示す断面図である。図1において、炊飯器1は、少なくとも炊飯したい量の米2を収納することができる貯米部3、米2を計量する米計量部4、米計量部4から供給された米2をとぐ米とぎ部5、米とぎ部5でとがれた米2を米とぎ部5から排出する米排出部6、米排出部6により米とぎ部5から排出された米2を炊飯する炊飯部7、炊飯部7へ所定量の水を供給する給水部8を備えている。米計量部4は炊飯部7へ供給される米の量を計量する。予約手段40で炊飯完了時間および炊飯量などを入力し設定可能としている。また、貯米部3、米計量部4、米と
ぎ部5、米排出部6を給米部10と呼ぶ。9は制御部で、予約手段40で入力された情報に基づき米計量部4、米とぎ部5、米排出部6、給水部8、炊飯部7を制御する。
図1は、本発明の実施の形態1における炊飯器の概略構成を示す断面図である。図1において、炊飯器1は、少なくとも炊飯したい量の米2を収納することができる貯米部3、米2を計量する米計量部4、米計量部4から供給された米2をとぐ米とぎ部5、米とぎ部5でとがれた米2を米とぎ部5から排出する米排出部6、米排出部6により米とぎ部5から排出された米2を炊飯する炊飯部7、炊飯部7へ所定量の水を供給する給水部8を備えている。米計量部4は炊飯部7へ供給される米の量を計量する。予約手段40で炊飯完了時間および炊飯量などを入力し設定可能としている。また、貯米部3、米計量部4、米と
ぎ部5、米排出部6を給米部10と呼ぶ。9は制御部で、予約手段40で入力された情報に基づき米計量部4、米とぎ部5、米排出部6、給水部8、炊飯部7を制御する。
米とぎ部5は、水を使用せず米とぎを行うもので、米計量部4で計量された米2を収納する米収納容器11、米収納容器11内で回転自在に配設された回転羽根12、回転羽根12を駆動する米とぎ駆動手段13を備えている。
給水部8は、少なくとも一度に炊飯できる最大炊飯量を炊飯するために必要な水14を貯留する着脱自在な貯水タンク15と、貯水タンク15の水14を炊飯部7に搬送する送水管16、送水管16に設けられた容積型などの送水ポンプ17および1度の炊飯あたりのポンプ17の送水積算量を算出可能な流量センサ18を備えている。
炊飯部7は、米2および水14を収納する鍋19と、鍋19を介して米2および水14を加熱する加熱ユニット20、鍋19の底の温度を検知する温度センサ21を備えている。炊飯部7は、鍋19に収納された米2および水14を温度センサ21による温度検知により加熱ユニット20で適切に加熱され炊飯される。
図2は、本発明の実施の形態1における炊飯器の要部概略構成を示す分解斜視図で、図2(a)に示す22は貯米部3底のホッパーに設けられた投入口であり、貯米部3の下方には図2(b)に示す投入口22より大きな開口の計量容器24を有しそれ自体が水平に回転する計量円板23を有する。貯米部3に形成された投入口22は、貯米部3の中心を介して対向する位置に同一の大きさを有して2つ配されている。計量円板23に形成された計量容器24は、計量円板23の中心を介して対向する位置に同一の大きさを有して4つ配されており、計量円板23の円周方向に等間隔に配されている。25は計量円板23を回転させる計量駆動手段である。計量円板23が回転することにより、貯米部3に形成された2つの投入口22と、計量円板23に形成された4つの計量容器24の中で少なくとも2つの計量容器24とは上下方向で対向する位置に配されており、投入口22と計量容器24とは透孔で形成され連通可能となっている。
図2(c)に示す26はケーシングであり、その中央部には上方に向かって凸形状の回転軸27が設けられ、貯米部3に形成された2つの投入口22とは90度ずらした回転位置に同一の大きさを有して2つの排出口28が設けられている。計量円板23が回転することにより、ケーシング26に形成された2つの排出口28と、計量円板23に形成された4つの計量容器24の中で少なくとも2つの計量容器24とは上下方向で対向する位置に配されており、排出口28と計量容器24とは透孔で形成され連通可能となっている。
図2(c)に示す29は計量容器24の内部に投入された米の有無を光の透過あるいは遮断で米の有無を判定するための検知部であり、回転軸27内に発光素子30が、ケーシング26の周辺部に受光素子31が同じ高さで取り付けられている。32、33はそれぞれ発光素子30と受光素子31を結ぶ直線上に配置された計量円板23の中央側と円周側に設けた米より十分に小さい貫通孔であり、34は回転軸27に設けられた発光素子30の光を受光素子31側に照射する発光素子30と受光素子31を結ぶ直線上に配置されたケーシング26に形成された貫通孔である。従って、回転軸27に設けられた発光素子30からの光は、貫通孔34、貫通孔32、計量容器24、貫通孔33、貫通孔34を通過し受光素子31で受光可能となっている。
また、検知部29および検知部29での計量状態を判定する判定手段(制御部9に構成)を合わせて米計量検知手段と呼ぶ。
以上のように構成された本発明の実施の形態1における炊飯器について、図1を用いて
給米、給水動作を説明する。
あらかじめ使用者が米2を貯米部3内に充填し、予約手段40で炊飯完了時間および炊飯量などを入力し、運転開始ボタン(図示しない)を押すと、炊飯器1の運転が開始する。運転が開始されると、制御部9は給米工程プログラムおよび給水工程プログラムが順に動作する。
給米、給水動作を説明する。
あらかじめ使用者が米2を貯米部3内に充填し、予約手段40で炊飯完了時間および炊飯量などを入力し、運転開始ボタン(図示しない)を押すと、炊飯器1の運転が開始する。運転が開始されると、制御部9は給米工程プログラムおよび給水工程プログラムが順に動作する。
給米工程は以下のように行われる。制御部9の米計量工程プログラムに従って米計量部4では、後述する所定動作で所定量の米2を米収納容器11へ供給される。所定量の米2が米収納容器11に供給されると、制御部9は米とぎ工程プログラムに従って駆動手段13が動作する。駆動手段13が動作することで回転羽根12が回転し、米収納容器11内に収納された米2をとぐ米とぎ工程が行われる。所定時間の米とぎ工程が行われるととがれた米2は送米管35、開閉弁36を介して炊飯部7の鍋19へ供給される。この動作は、初期に設定した炊飯量になるまで少なくとも1回以上行われる。
給水工程は以下のように行われる。炊飯予定時刻の設定時間前になると、ポンプ17が駆動し、貯水タンク15内の水14が送水管16を介して鍋19に入り込む。この際、後述する米計量検知手段の米計量に応じて設定された給水量が供給されるとともに、流量センサ18の検出値により供給量が制御される。
このように炊飯部7への米の供給動作を1回あたり少なくすることで、細かな炊飯量を設定可能とするとともに、給米工程後に一度の給水工程にすることで、浸水時間が管理できより安定した炊飯状態にすることができる。
このように、所定量の米2および水14が鍋19に供給されると給水工程および給米工程が終了し、制御部9は米2に水14を吸収させる浸漬工程プログラムおよび炊飯工程プログラムに従って炊飯部7を動作させ、温度センサ21により鍋19の底の温度を検知して、加熱ユニット20により鍋19を介して米2および水14を加熱する。炊飯部7が動作し使用者が設定した炊飯量の御飯が炊き上がる。ここで、予約手段40により設定された炊飯完了時間に基づいて米の水への浸漬時間を所定の時間に保つことが可能となる。
以上のように構成された本発明の実施の形態1における炊飯器について、図2、図3を用いて米計量部4における計量動作を説明する。
図3は、本発明の実施の形態1における炊飯器の米計量部で米の計量動作を示す模式図で、図3(a)は投入口22が計量容器24と連通で、計量容器24と排出口28が非連通の状態、図3(b)は投入口22、計量容器24、排出口28がともに非連通の状態、図3(c)は投入口22が計量容器24と非連通で、計量容器24と排出口28が連通の状態を示し、回転軸27の左には米が有る場合を示し、回転軸27の右には米が少ないあるいは無い場合を示している。
図3は、本発明の実施の形態1における炊飯器の米計量部で米の計量動作を示す模式図で、図3(a)は投入口22が計量容器24と連通で、計量容器24と排出口28が非連通の状態、図3(b)は投入口22、計量容器24、排出口28がともに非連通の状態、図3(c)は投入口22が計量容器24と非連通で、計量容器24と排出口28が連通の状態を示し、回転軸27の左には米が有る場合を示し、回転軸27の右には米が少ないあるいは無い場合を示している。
制御部9で計量工程プログラムが動作すると、制御部9で発光素子30が作動し、受光素子31に向けて光を放射するようになる。あらかじめ使用者が米2を貯米部3内に充填しているので、米2は投入口22に流れ込んでいる。また同時に、図3(a)に示すとおり、投入口22の真下に計量駆動手段25により計量円板23が回転移動し米2は重力により投入口22から計量容器24に流れ込む。この図3(a)の状態では、投入口22が計量容器24と連通状態で、計量容器24と排出口28が非連通の状態である。また図3(a)の状態では、発光素子30、貫通孔34、貫通孔32、計量容器24、貫通孔33、貫通孔34、受光素子31が直線上に並ばずに、回転軸27に設けられた発光素子30からの光は受光素子31で受光出来ない。
所定時間が経つと計量駆動手段25により、計量円板23が所定角度(この実施の形態
においては計量容器24と投入口22が45度の角度差がある状態)回転移動し、図3(b)の状態になる。この図3(b)の位置関係になると、投入口22、計量容器24、排出口28がともに非連通の状態となる。また、発光素子30、貫通孔34、貫通孔32、計量容器24、貫通孔33、貫通孔34、受光素子31が一直線上に並び、回転軸27に設けられた発光素子30からの光は受光素子31で受光出来る状態になる。この状態では、計量容器24内に米が充填されていると、米2で発光素子30の光が遮られているか否か検知部29で米の有無を判定することが可能になり、受光素子31で信号があると判断されれば、図3(b)の回転軸27の右側に示すように、計量容器24内に米2が無いと判断され、受光素子31で所定以下の信号の強さを受信できれば、図3(b)の回転軸27の左側に示すように、計量容器24内に米が充填されていると判断される。受光素子31における受信情報を制御部9へ入力し、制御部9は入力回数を積算し、米計量部4で計量した米量を算出する。換言すれば、制御部9は、米計量部4の計量容器24内部の米の有無を検知する検知部29の米有無判定回数を得ることにより、計量した米量を得ることが出来る。
においては計量容器24と投入口22が45度の角度差がある状態)回転移動し、図3(b)の状態になる。この図3(b)の位置関係になると、投入口22、計量容器24、排出口28がともに非連通の状態となる。また、発光素子30、貫通孔34、貫通孔32、計量容器24、貫通孔33、貫通孔34、受光素子31が一直線上に並び、回転軸27に設けられた発光素子30からの光は受光素子31で受光出来る状態になる。この状態では、計量容器24内に米が充填されていると、米2で発光素子30の光が遮られているか否か検知部29で米の有無を判定することが可能になり、受光素子31で信号があると判断されれば、図3(b)の回転軸27の右側に示すように、計量容器24内に米2が無いと判断され、受光素子31で所定以下の信号の強さを受信できれば、図3(b)の回転軸27の左側に示すように、計量容器24内に米が充填されていると判断される。受光素子31における受信情報を制御部9へ入力し、制御部9は入力回数を積算し、米計量部4で計量した米量を算出する。換言すれば、制御部9は、米計量部4の計量容器24内部の米の有無を検知する検知部29の米有無判定回数を得ることにより、計量した米量を得ることが出来る。
検知部29での米2の有無の判定が終了すれば、計量駆動手段25により計量円板23がさらに所定角度である45度回転移動して(この実施の形態においては計量容器24と投入口22が90度の角度差がある状態)、図3(c)の状態になる。この図3(c)の状態では、投入口22が計量容器24と非連通状態で、計量容器24と排出口28が連通の状態である。また図3(c)の状態では、発光素子30、貫通孔34、貫通孔32、計量容器24、貫通孔33、貫通孔34、受光素子31が直線上に並ばずに、回転軸27に設けられた発光素子30からの光は受光素子31で受光出来ない。このようになると、計量容器24内の米2が排出口28から米収納容器11に供給される。
さらに所定時間が経つと、計量駆動手段25により計量円板23がさらに所定角度である45度回転移動し、図3(b)と同じ位置関係(この実施の形態においては計量容器24と投入口22が135度(45度)の角度差がある状態)になり、検知部29で計量容器24内の米2の有無が判定される。この場合米2は排出口28から排出されており、確実に排出されたかの確認がされる。
米計量部4の1回あたりの米の計量値(搬送量)は一定であり、予約手段40による予約炊飯時の設定炊飯量になるまで繰り返し行われる。しかし、検知部29で貯米部3の米の充填量(貯蔵量)が炊飯量に満たしていないと判断した場合は、鍋19に供給した積算米量に対し給水部8で、必要な水量を算出して鍋19に供給する。換言すれば、制御部9は、米計量部4で計量した米量が予約手段40で設定した炊飯量を下回る際は米計量部4の計量に基づき給水部8から炊飯部7への給水量を変更することが出来る。
以上のような炊飯器によれば、計量容器24の内部に米2が確実にあるかを判断するため、貯米部3の米量が少なくても安心して炊飯することができる。また、米の種類を変更する場合でも、残り全てを炊飯できるため使い勝手が良くなる。また貯米部3内部に米の有無を判定する検知部を設けていないため貯米部3の容量を小さくすることも可能となる。
尚、図示していないが、給米部からの米供給量が予約時の設定量を下回ったことを報知する報知部を備えることもでき、この場合は炊飯量が少なくなったことを使用者が一目で判断できることになる。モバイル端末で炊飯量を変更可能な構成で、炊飯量を増やした場合はその要因を一目で判断でき、使い勝手がよくなる。
以上のように、本発明にかかる炊飯器は、貯米量が少しでもあれば確実に炊飯できるた
め、家庭用または業務用の加熱調理器として有用である。
め、家庭用または業務用の加熱調理器として有用である。
3 貯米部
4 米計量部
7 炊飯部
8 給水部
9 制御部
10 給米部
15 貯水タンク
17 ポンプ
18 流量センサ
19 鍋
22 投入口
23 計量円板
24 計量容器
25 計量駆動手段
29 検知部
30 発光素子
31 受光素子
32、33、34 貫通孔
40 予約手段
4 米計量部
7 炊飯部
8 給水部
9 制御部
10 給米部
15 貯水タンク
17 ポンプ
18 流量センサ
19 鍋
22 投入口
23 計量円板
24 計量容器
25 計量駆動手段
29 検知部
30 発光素子
31 受光素子
32、33、34 貫通孔
40 予約手段
Claims (2)
- 米を炊飯する炊飯部と、前記炊飯部に米を供給する給米部と、前記炊飯部へ水を供給する給水部と、前記炊飯部へ供給される米量を計量する米計量部と、炊飯量及び炊飯完了時間を設定する予約手段と、前記予約手段の情報に基づき前記炊飯部、前記給水部および前記給米部を制御する制御部とを備え、前記米計量部で計量した米量が前記予約手段で設定した炊飯量を下回る際は前記米計量部の計量に基づき前記給水部から炊飯部への給水量を変更する炊飯器。
- 米計量部は、所定の計量容器に米を充填・排出させる米移送部と前記計量容器内部の米の有無を検知する検知部を備え、前記米移送部の動作回数及び前記検知部の米有判定回数で米量を判定する請求項1記載の炊飯器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014213446A JP2016077662A (ja) | 2014-10-20 | 2014-10-20 | 炊飯器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014213446A JP2016077662A (ja) | 2014-10-20 | 2014-10-20 | 炊飯器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016077662A true JP2016077662A (ja) | 2016-05-16 |
Family
ID=55955459
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014213446A Pending JP2016077662A (ja) | 2014-10-20 | 2014-10-20 | 炊飯器 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2016077662A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108618590A (zh) * | 2017-03-20 | 2018-10-09 | 佛山市顺德区美的电热电器制造有限公司 | 烹饪器具和烹饪器具的控制方法 |
-
2014
- 2014-10-20 JP JP2014213446A patent/JP2016077662A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN108618590A (zh) * | 2017-03-20 | 2018-10-09 | 佛山市顺德区美的电热电器制造有限公司 | 烹饪器具和烹饪器具的控制方法 |
CN108618590B (zh) * | 2017-03-20 | 2021-12-14 | 佛山市顺德区美的电热电器制造有限公司 | 烹饪器具和烹饪器具的控制方法 |
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