JP2004064858A - 電動パワーステアリング装置のモータ駆動用制御装置 - Google Patents

電動パワーステアリング装置のモータ駆動用制御装置 Download PDF

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Abstract

【課題】昇圧専用のPWM信号生成部を追加することなく昇圧を可能にし、電子装置部の構成を簡素化し、製造コストを低減し、電子部品の実装スペースを小さくする電動パワーステアリング装置のモータ駆動用制御装置を提供する。
【解決手段】ステアリング系に作用する操舵トルクを検出し操舵トルク信号を出力する操舵トルク検出部と、ステアリング系に補助トルクを与えるモータ19と、操舵トルク信号に基づいてモータに供給すべき目標電流を演算し、この目標電流に基づき制御用デューティ信号を生成し、このデューティ信号に基づきスイッチング回路を作動させてモータ電流を制御しモータを駆動するモータ制御部42と、PWM信号によって駆動されるスイッチング素子を含む昇圧回路100が備えられる。モータ制御部に含まれるCPU54は昇圧制御用のPWM信号を生成し、このPWM信号で昇圧回路を駆動制御する。
【選択図】   図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は電動パワーステアリング装置のモータ駆動用制御装置に関し、特に、電力系に設けられた昇圧回路に供給されるPWM信号を電動パワーステアリング制御用のCPUから与えるようにした電動パワーステアリング装置のモータ駆動用制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
電動パワーステアリング装置は、自動車を運転中、運転者がステアリングホイール(操舵ハンドル)を操作するとき、モータを連動させて操舵力を補助する支援装置である。電動パワーステアリング装置では、運転者のハンドル操作によりステアリング軸に生じる操舵トルクを検出する操舵トルク検出部からの操舵トルク信号、および、車速を検出する車速検出部からの車速信号を利用し、モータ制御部の制御動作に基づいて補助操舵力を出力する支援用モータを駆動制御し、運転者の操舵力を軽減している。モータ制御部の制御動作では、上記の操舵トルク信号と車速信号に基づきモータに通電するモータ電流の目標電流値を決定し、この目標電流値に係る信号(目標電流信号)と、モータに実際に流れるモータ電流を検出するモータ電流検出部からフィードバックされるモータ電流信号との差を求め、この偏差信号に対して比例・積分の補償処理(PI制御)を行い、モータを駆動制御する信号を発生させている。
【0003】
電動パワーステアリング装置では、上記モータに昇圧された電圧を与えるため、電力系に昇圧回路を備えている。本出願人が先に提案した昇圧回路の例を図6に示す。この昇圧回路は、特願2002−35992(平成14年2月13日に出願)で提案され、未だ公知になっていない。昇圧回路100は、アース線101に対して、入力側に設けられたコイル102と、2つのFET(電界効果トランジスタ)103,104と、出力側に設けられたコンデンサ105とを、図示のごときπ型の結線関係で接続することにより構成される。昇圧回路100では、電圧Vinを入力端子100aに入力すると、出力端子100bから昇圧された電圧Voutが出力される。昇圧回路100では、2つのFET103,104の各ゲートに所要タイミングで所要デューティを有するPWM信号SG11,SG12を与えることにより、コンデンサ105で充電を繰り返す作用に基づいて出力電圧を昇圧させ、出力電圧Voutを出力する。出力端子100bから出力された電圧Voutはモータ駆動用電圧として用いられる。
【0004】
上記の昇圧回路100を用いて構成される電動パワーステアリング装置のモータ駆動用昇圧部として、従来の考え方によれば、図7に示される構成例が考えられる。昇圧回路100から出力された電圧はモータ駆動回路111を経由してモータ112に与えられる。モータ112は、電動パワーステアリング装置における前述した支援用モータである。113は昇圧回路100に対して上記PWM信号を与えるPWM信号生成回路である。昇圧回路100から出力された電圧の一部は、分圧によって取り出され、2入力比較器114を経由してPWM信号生成回路113にフィードバックされる。比較器114では、基準電圧源115からの基準電圧が残りの入力端子に与えられている。比較器114は出力誤差増幅器である。以上の構成を有するモータ駆動用昇圧部によれば、昇圧回路100の出力電圧を分圧し、これを基準電圧源115から与えられる基準電圧と比較し、その電圧差をPWM信号生成回路113に入力することによりPWM信号波形のデューティを決定するようにしている。
【0005】
なお図7では主にモータ112に対する専用のモータ駆動用昇圧部のみが示されており、電動パワーステアリング装置の前述したモータ制御部(制御用CPUやメモリ等から構成される)の図示は省略されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
電動パワーステアリング装置においてその電力系で電力増大用の昇圧回路を備えるとき、昇圧回路内に含まれる2つのFETのオン・オフ動作を制御して昇圧作用を生じさせるため、当該昇圧回路にPWM信号が供給されることが必要である。この場合、昇圧用ICで構成された昇圧回路専用の装置部を設けて、昇圧専用のPWM信号が生成されるように構成するのが、従来の一般的な考え方である。このような考え方によれば、電動パワーステアリング装置の製造コストの上昇を招き、かつ電子部品の実装スペースを余分に必要とするという問題が提起される。
【0007】
本発明の目的は、上記課題に鑑み、昇圧回路専用のPWM信号生成用電子装置部を追加することなく昇圧を可能にし、電子装置部の構成を簡素化し、製造コストを低減し、電子部品の実装スペースを小さく保持できる電動パワーステアリング装置のモータ駆動用制御装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段および作用】
本発明に係る電動パワーステアリング装置のモータ駆動用制御装置は、上記目的を達成するために、次の通り構成される。
【0009】
第1の電動パワーステアリング装置のモータ駆動用制御装置(請求項1に対応)は、ステアリング系に作用する操舵トルクを検出し操舵トルク信号を出力する操舵トルク検出部と、ステアリング系に補助トルクを与える支援用モータと、少なくとも操舵トルク信号に基づいてモータに供給すべき目標電流を演算し、この目標電流に基づき制御用デューティ信号を生成し、このデューティ信号に基づきスイッチング回路を作動させてモータ電流を制御しモータを駆動するモータ制御部と、PWM信号によって駆動されるスイッチング素子を含む昇圧回路を備え、さらに上記モータ制御部に含まれるCPU(中央処理ユニット)は、昇圧制御用のPWM信号を生成し、このPWM信号で上記の昇圧回路を駆動制御するように構成されている。
【0010】
上記の構成に従えば、電動パワーステアリング装置のモータ制御部に設けられるCPUに基づき、昇圧に用いられるPWM信号をソフト的に生成して昇圧回路に与えるように構成され、かつ昇圧のための専用のコントローラや電子装置部を設ける必要をなくしている。そのため電動パワーステアリング装置の製造コストの低減や省スペース化を実現することが可能となる。
【0011】
第2の電動パワーステアリング装置のモータ駆動用制御装置(請求項2に対応)は、上記の第1の構成において、好ましくは、CPUは、昇圧回路から出力される電圧信号に基づき昇圧制御用のPWM信号を生成する変換部を含むことで特徴づけられる。この構成では、昇圧制御用のPWM信号の生成についてフィードバック制御系の構成が採用される。具体的に、上記CPUから出力された昇圧制御用PWM信号のデューティに基づいて昇圧回路から出力された昇圧電圧を、当該CPU自身におけるA/Dコンバータで読取り、そのデジタル電圧値によりPWM信号のデューティを決定し、PWM信号出力にフィードバックさせるように構成されている。これにより、精度の高い昇圧制御用PWM信号を生成することが可能となる。
【0012】
第3の電動パワーステアリング装置のモータ駆動用制御装置(請求項3に対応)は、上記の第1の構成において、好ましくは、CPUは、目標電流を演算する演算部から出力される目標電流に係る信号を用いて予想テーブルに基づき昇圧制御用のPWM信号を生成する生成部を含むことで特徴づけられる。この構成では、予想制御に基づきフィードフォワード制御系の構成が採用される。この構成によれば、CPUにおいて速い周期での電圧読取りや演算が不要となり、CPU性能のグレードアップを図ることなく、電動パワーステアリング装置のモータ制御部を昇圧用PWM信号の生成に併用できる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の好適な実施形態を添付図面に基づいて説明する。
【0014】
なお以下の実施形態で説明される構成、形状、大きさおよび配置関係については本発明が理解・実施できる程度に概略的に示したものにすぎず、また数値および各構成要素の組成(材質)については例示にすぎない。従って本発明は、以下に説明される実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に示される技術的思想の範囲を逸脱しない限り様々な形態に変更することができる。
【0015】
最初に図1〜図3を参照して本発明に係る電動パワーステアリング装置の全体的構成および本発明の第1実施形態に係る特徴的構成を説明する。
【0016】
電動パワーステアリング装置10は例えば乗用車両に装備される。電動パワーステアリング装置10は、ステアリングホイール11に連結されるステアリング軸12等に対して補助用の操舵トルクを与えるように構成されている。ステアリング軸12の上端はステアリングホイール11に連結され、下端にはピニオンギヤ13が取り付けられている。ピニオンギヤ13に対して、これに噛み合うラックギヤ14aを設けたラック軸14が配置されている。ピニオンギヤ13とラックギヤ14aによってラック・ピニオン機構15が形成される。ラック軸14の両端にはタイロッド16が設けられ、各タイロッド16の外側端には前輪17が取り付けられる。上記ステアリング軸12に対し動力伝達機構18を介して例えばブラシレスモータ等のモータ19が設けられている。モータ19は、操舵トルクを補助する回転力(トルク)を出力し、この回転力を、動力伝達機構18を経由して、ステアリング軸12に与える。またステアリング軸12には操舵トルク検出部20が設けられている。操舵トルク検出部20は、運転者がステアリングホイール11を操作することによって生じる操舵トルクをステアリング軸12に加えたとき、ステアリング軸12に加わる操舵トルクを検出する。また21は車両の車速を検出する車速検出部であり、22はマイクロコンピュータ等を利用したコンピュータシステム(CPUやメモリ等を含む)で構成される制御装置である。制御装置22は、操舵トルク検出部20から出力される操舵トルク信号Tと車速検出部21から出力される車速信号V等を取り入れ、操舵トルクや車速等に係る情報に基づいて、モータ19の回転動作を制御する駆動制御信号SG1を出力する。またモータ19にはモータ回転角検出部23が付設されている。モータ回転角検出部23の回転角(電気角)に係る信号SG2は制御装置22に入力されている。上記のラック・ピニオン機構15等は図1中で図示しないギヤボックス24に収納されている。また上記制御装置22に対してはバッテリ25から電力が供給されている。バッテリ25は、車両に搭載された直流電源、または、そこから分圧して所要電圧を取り出して出力するように構成された直流電源部である。
【0017】
上記において電動パワーステアリング装置10は、通常のステアリング系の装置構成に対し、操舵トルク検出部20、車速検出部21、制御装置22、モータ19、動力伝達機構18を付加することによって構成されている。
【0018】
上記構成において、運転者がステアリングホイール11を操作して自動車の走行運転中に走行方向の操舵を行うとき、ステアリング軸12に加えられた操舵トルクに基づく回転力はラック・ピニオン機構15を介してラック軸14の軸方向の直線運動に変換され、さらにタイロッド16を介して前輪17の走行方向を変化させようとする。このときにおいて、同時に、ステアリング軸12に付設された操舵トルク検出部20は、ステアリングホイール11での運転者による操舵に応じた操舵トルクを検出して電気的な操舵トルク信号Tに変換し、この操舵トルク信号Tを制御装置22へ出力する。また車速検出部21は、車両の車速を検出して車速信号Vに変換し、この車速信号Vを制御装置22へ出力する。制御装置22は、操舵トルク信号Tおよび車速信号Vに基づいてモータ19を駆動するためのモータ電流を発生する。このモータ電流によって駆動されるモータ19は、動力伝達機構18を介して補助の操舵トルクをステアリング軸12に作用させる。以上のごとくモータ19を駆動することにより、ステアリングホイール11に加えられる運転者による操舵力が軽減される。
【0019】
上記制御装置22は、大きな観点で見ると、図2に示されるごとく、目標電流決定部31と制御部32とから構成されている。
【0020】
目標電流決定部31は、主に操舵トルク信号Tに基づいて目標補助トルクを決定し、この目標補助トルクをモータ19から供給させるために必要となる目標電流値に係る信号(目標電流信号)ITを出力する。
【0021】
制御部32の詳しい構成は図3に示される。制御部32は、モータ電流を制御するための制御系として、偏差演算部41とモータ制御部42とモータ駆動部43と電流値検出部44を備えている。偏差演算部41は、目標電流信号ITと電流値検出部44で検出されたモータ電流(I)との偏差が求められる。モータ制御部42は偏差電流制御部45とPWM信号生成部46とから成る。偏差電流制御部45は、偏差演算部41から与えられる電流信号に基づきモータ電流を制御するための駆動電流信号を生成し出力する。PWM信号生成部46は、偏差電流制御部45から与えられる駆動電流信号に基づいてモータ19をPWM運転するPWM(パルス幅変調)信号を生成する。モータ駆動部43は、ゲート駆動回路部47とモータ駆動回路48から構成される。モータ駆動回路48は、4つのFETで形成されるH型ブリッジ回路であり、前述のモータ駆動回路111に相当している。ゲート駆動回路部47は、上記駆動制御信号(PWM信号)に基づいてモータ駆動回路48内のFETをスイッチング動作させる。
【0022】
上記の構成により、制御装置22は、操舵トルク検出部20によって検出された操舵トルクに基づいて上記バッテリ25からモータ19へ供給されるモータ電流をモータ駆動回路48でPWM制御し、モータ19が出力する動力(補助操舵トルク)を制御する。
【0023】
なお、バッテリ25と制御部32のモータ駆動回路48との間には、前述した昇圧回路100が接続されている。昇圧回路100は2つのFETを含み、PWM信号によって駆動されて昇圧作用を生じる。この昇圧回路100によってバッテリ25から供給される電圧が所要レベルに昇圧され、この昇圧された電圧がモータ駆動回路48に提供される。
【0024】
さらに上記制御部32は、モータ電流を供給する電力系を制御する構成として、前述した第1のPWM信号生成部46に対して、第2の昇圧用のPWM信号生成部51を有している。このPWM信号生成部51は、昇圧回路100から出力された電圧信号が分圧で取り出されて入力され、フィードバックされた当該出力信号に基づいて所要のデューティを有するPWM信号SG11,SG12を出力する。PWM信号生成部51から出力された昇圧制御用のPWM信号SG11,SG12は昇圧回路100に与えられる。
【0025】
上記のPWM信号生成部51の具体的構成を示すと、図4のごとくなる。PWM信号生成部51はA/Dコンバータ52とデータテーブル53によって構成される。昇圧回路100から出力された昇圧電圧(Vout)は、通常は所要レベルにてA/Dコンバータ52に入力され、ここでアナログ信号状態からデジタル信号状態に変換される。データテーブル53は、昇圧回路100から出力される昇圧電圧の値に応じて対応するデューティを求め、このデューティを用いてPWM信号SG11,SG12を出力させる。
【0026】
上記において、PWM信号生成部51は、図3に示すごとく、電動パワーステアリング装置の制御部32の要部機能を実現するCPU54においてソフト的に実現される。データテーブル53は、CPU54に付設されたメモリ内に予め用意される。従って、モータ電流を供給する電力系を制御する構成としてのPWM信号生成部51は、電動パワーステアリング装置10の制御用CPU54内に形成される。
【0027】
なおCPU54において、PWM信号生成部51での上記データテーブル53は、演算機能部による計算によって代用することもできる。
【0028】
以上の第1実施形態に係る構成によれば、電動パワーステアリング装置10の制御装置22において制御用に実装されたCPU54によって、ソフト的にかつフィードバック制御系に基づいて、昇圧回路100を駆動するためのPWM信号を生成し出力するようにしたため、昇圧用PWM信号を生成するための専用コントローラを追加する必要がなくなり、電子装置の構成を簡素化できる。
【0029】
次に図5を参照して本発明の第2実施形態を説明する。図5は第1実施形態の図3に対応している。第2実施形態の構成によれば、上記のCPU54において、他の制御原理でPWM信号生成部51が構成される。この実施形態によるPWM信号生成部51では、目標電流決定部31から出力される目標電流信号ITに基づいて昇圧用PWM信号SG11,SG12を生成し出力する昇圧用データテーブル55が設けられる。昇圧用データテーブル55は、目標電流値に基づいてデューティを予想してPWM信号を生成する予想テーブルである。第2実施形態のモータ駆動制御装置によれば、PWM信号生成部51は、フィードフォワード制御系に基づいて構成されている。その他の構成については、第1実施形態で説明された構成と同じである。
【0030】
上記の第2実施形態の構成によれば、電動パワーステアリング装置の目標電流決定部で決定された目標電流値を利用してフィードフォワード制御に基づき昇圧用PWM信号を生成し、昇圧制御を行う。このため、CPU54における負荷を軽減し、高性能のCPUを用いることなく、精度の高い昇圧電圧の制御を行うことができる。
【0031】
【発明の効果】
以上の説明で明らかなように本発明によれば、電力系にPWM信号で駆動される昇圧回路を備える電動パワーステアリング装置における制御装置で、制御用CPUを利用してソフト的に昇圧用PWM信号生成部を構成したために、昇圧回路専用のPWM信号生成用電子装置部を追加することなく昇圧を行うことができ、電子装置部の構成を簡素化し、製造コストを低減し、電子部品の実装スペースを小さく保持できる。
【0032】
制御用CPUにおいてフィードフォワード制御系を利用して構成された昇圧用PWM信号生成部によれば、CPUの負担を軽減することができ、高性能のCPUを用いることなく、精度の高い昇圧電圧制御を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】電動パワーステアリング装置の全体構成を模式的に示した構成図である。
【図2】電動パワーステアリング装置の制御装置の内部構成を示すブロック構成図である。
【図3】制御装置内の制御部の内部構成を詳細に示すブロック図である。
【図4】本発明の第1実施形態に係る昇圧用のPWM信号信号生成部の構成例を示すブロック図である。
【図5】本発明の第2実施形態に係る昇圧用のPWM信号信号生成部の構成例を示された図3と同様なブロック図である。
【図6】本発明の前提となる2つのFETを利用して構成される昇圧回路の回路図である。
【図7】図6に示された昇圧回路を駆動するための従来の考え方に基づく昇圧駆動部の構成図である。
【符号の説明】
10       電動パワーステアリング装置
11       ステアリングホイール
12       ステアリング軸
15       ラック・ピニオン機構
16       タイロッド
17       前輪
19       モータ
20       操舵トルク検出部
21       車速検出部
22       制御装置
25       バッテリ
31       目標電流決定部
32       制御部
51       昇圧用のPWM信号生成部
100       昇圧回路

Claims (3)

  1. ステアリング系に作用する操舵トルクを検出し操舵トルク信号を出力する操舵トルク検出手段と、前記ステアリング系に補助トルクを与えるモータと、少なくとも前記操舵トルク信号に基づいて前記モータに供給すべき目標電流を演算し、この目標電流に基づき制御用デューティ信号を生成し、このデューティ信号に基づきスイッチング回路を作動させてモータ電流を制御し前記モータを駆動するモータ制御手段を備える電動パワーステアリング装置において、
    PWM信号によって駆動されるスイッチング素子を含む昇圧回路を備え、
    前記モータ制御手段に含まれるCPUは、昇圧制御用の前記PWM信号を生成し、前記昇圧回路を駆動制御することを特徴とする電動パワーステアリング装置のモータ駆動用制御装置。
  2. 前記CPUは、前記昇圧回路から出力される電圧信号に基づき昇圧制御用の前記PWM信号を生成する変換手段を含むことを特徴とする請求項1記載の電動パワーステアリング装置のモータ駆動用制御装置。
  3. 前記CPUは、前記目標電流を演算する手段から出力される前記目標電流に係る信号を用いて予想テーブルに基づき昇圧制御用の前記PWM信号を生成する手段を含むことを特徴とする請求項1記載の電動パワーステアリング装置のモータ駆動用制御装置。
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