JP2004064425A - 撮像装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ユーザにより携帯電話位置情報取得ボタン24Bが押下されると、第1の通信手段41により携帯電話の基地局から送信される基地局情報B0を受信し、基地局情報B0に基づいてその基地局が網羅するエリア内における第2の通信手段42と通信可能な無線LAN通信機器を探索する。所望の無線LAN通信機器が選択され、無線LAN探索ボタン24Aが押下されると、無線LANによるデータ通信を行う第2の通信手段42が駆動され、撮像により取得した画像データの無線LAN通信機器への送信が行われる。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ホットスポット等に設置された無線LAN通信機器と無線LANによる通信を行う無線LAN通信手段を有するデジタルカメラ等の撮像装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、撮像により取得された画像データの送受信を行う通信機能を有するデジタルカメラが提案されている。一方、携帯電話においても、撮影により画像データを取得する撮影手段を有するカメラ付き携帯電話が普及しつつある(例えば特開平6−233020号公報、特開2000−253290号公報等)。このようなデジタルカメラおよびカメラ付き携帯電話(以下カメラ付き携帯端末装置とする)においては、撮像により取得した画像データを一旦内部メモリに記憶してカメラ付き携帯端末装置が有する液晶モニタに表示したり、電子メールに添付して友人に送信することができる。また、画像データの保管管理を行う画像サーバに画像データを送信し、ここに画像データを保管し、後からパソコン等により画像サーバにアクセスして画像を閲覧したり、アルバムを作成したり、画像データに所望とする画像処理を施したり、画像サーバに接続されたラボ店に対して画像データのプリント注文を行うこともできる。
【0003】
また、このようなデジタルカメラやカメラ付き携帯端末装置等の撮像装置において、無線LANにより画像データを送信する方法が本出願人により提案されている(特願2002−79345号)。無線LANは、データ通信速度が既存の携帯電話通信網と比較して遙かに高速であり、また通信料金も定額制であるため、とくに画像データのように比較的容量が大きいデータの通信を行うには好適な通信インフラとして注目されている。とくに、近年増えつつあるホットスポットを撮像装置において検出し、ホットスポットの通信可能エリア内に撮像装置の所持者(すなわち撮影者)が移動すると、撮像装置に記憶した画像データをホットスポット経由でラボ店等に送信するようにすれば、撮影者は面倒な注文操作を行うことなく、画像データについてのプリント作成等の注文を行うことができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このように、ホットスポットにおいて画像データを無線LANにより送信するためには、撮像装置に設けられた無線LAN通信装置を常時駆動させておく必要がある。ここで、撮像装置は撮影者により携帯されることから、撮像装置の構成部品は、できるだけ消費電力を小さくするように設計されている。しかしながら、無線LAN通信装置を常時起動させておくと、電力の消費量が大きくなり、その結果、撮影時等必要な場合にバッテリーが切れてしまうおそれがある。
【0005】
本発明は上記事情に鑑みなされたものであり、撮像装置による消費電力をできるだけ少なくすることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明による撮像装置は、撮像により画像データを取得する撮像手段と、
無線LAN通信機器と無線LANによるデータ通信を行う無線LAN通信手段と、
前記無線LAN通信機器と前記無線LANによるデータ通信を行う際に必要な認証情報を記憶する認証情報記憶手段と、
前記撮像手段により取得された前記画像データを記憶する画像記憶手段と、
該画像記憶手段に記憶された前記画像データの転送指示を受け付ける指示手段と、
前記画像記憶手段に前記画像データが記憶されている状態において、前記指示手段により前記転送指示が受け付けられると、前記無線LAN通信手段と前記無線LAN通信機器とのデータ通信を行って前記認証情報記憶手段に記憶された前記認証情報を前記無線LAN通信機器に送信し、該無線LAN通信機器において前記認証情報による認証がなされると、前記画像記憶手段に記憶された前記画像データを前記無線LAN通信機器に送信するよう、前記無線LAN通信手段を制御する制御手段とを備えたことを特徴とするものである。
【0007】
「無線LAN通信手段」は、無線LANによるデータ通信を行うものであり、データ転送速度としては、8〜11MB以上のものを想定している。
【0008】
「無線LAN通信機器」は、例えば、IEEE(Institute of Electrical and Electronic Engineers:米国電気電子技術者協会)において標準化された規格に準拠したものが用いられる。より具体的には、IEEE802.11a、IEEE802.11b等の規格に準拠したものを用いることが好ましい。また、これらの規格を切り替え可能なものを用いてもよい。IEEE802.11bは、2.4GHz帯を使用し、最大11Mbpsの転送速度を規格化した現在主流のものである。IEEE802.11aは、5.0GHz帯を使用し、最大54Mbpsの転送速度を規格化したものである。なお、2.4GHz帯を使用し、最大54Mbpsの転送速度を規格化したIEEE802.11gも提案されている。
【0009】
無線LAN通信機器は、駅、バス停、役所、銀行、コンビニエンスストア、ファーストフード店、繁華街の中心地等、人が立ち寄ることが多い場所やインターネットカフェ等に設置されることが好ましい。また、ローミング機能により、撮像装置を移動させながら通信を行うことができるものであることが好ましい。
【0010】
「認証情報」としては、ESS−IDを用いることができる。ESS−IDとは、無線LANの国際標準規格IEEE802.11が採用するIDであり、固定した相手先との接続を確立させるために必要な認証情報である。ESS−IDは、無線LAN通信手段と無線LAN通信機器とで同一のものが用いられる。このESS−IDは、大文字/小文字の識別が可能であり、半角32文字以下により構成される。具体的には、ESS−IDとしてMACアドレス(Media Access Control Address)を用いることができる。
【0011】
なお、無線LAN通信機器とのデータ通信においては、WEP(Wired Equivalent Privacy)を設定することが好ましい。WEPは、無線パケットに暗号化キーを設定することにより、セキュリティを強化する機能である。このようにWEPを設定した場合においては、無線LAN通信手段において設定したWEPと無線LAN通信機器において設定したWEPとが一致した場合にのみ、通信が確立される。
【0012】
なお、本発明による撮像装置においては、前記無線LAN通信手段と通信可能な無線LAN通信機器を外部からの指示入力に基づいて探索する探索手段と、
該探索手段により探索された無線LAN通信機器を探索結果としてリスト表示する表示手段と、
該探索結果から所望とされる無線LAN通信機器の選択を受け付ける選択手段とをさらに備えるものとし、
前記制御手段を、前記画像記憶手段に前記画像データが記憶されている状態において、前記探索結果から所望とされる無線LAN通信機器が選択され、かつ前記指示手段により前記転送指示が受け付けられると、前記無線LAN通信手段と前記選択された無線LAN通信機器とのデータ通信を行って前記認証情報記憶手段に記憶された前記認証情報を前記選択された無線LAN通信機器に送信し、該選択された無線LAN通信機器において前記認証情報による認証がなされると、前記画像記憶手段に記憶された前記画像データを前記選択された無線LAN通信機器に送信するよう、前記無線LAN通信手段を制御する手段としてもよい。
【0013】
また、この場合、前記探索手段を、前記無線LAN通信手段が、前記認証情報により認証される無線LAN通信機器に加えて、前記認証される無線LAN通信機器とローミングを行う無線LAN通信機器を含む他の無線LAN通信機器を探索する手段とし、
前記表示手段を、前記無線LAN通信手段が、前記認証される無線LAN通信機器および/または前記他の無線LAN通信機器を含む複数の無線LAN通信機器と通信可能である場合に、該複数の無線LAN通信機器の種別を表示する手段としてもよい。
【0014】
「認証される無線LAN通信機器」とは、例えば本発明による撮像装置を使用するユーザが直接契約した無線LANサービス会社が設置した無線LAN通信機器のように、認証情報記憶手段に記憶された認証情報を用いての直接的な認証が可能な無線LAN通信機器をいう。
【0015】
「種別」とは、無線LAN通信機器がユーザが直接契約した無線LANサービス会社が設置したものか、この無線LANサービス会社とローミング契約をした無線LANサービス会社が設置したものか、またはこれらの無線LANサービス会社以外の無線LANサービス会社が設置したものかを識別可能な情報をいう。
【0016】
また、本発明による撮像装置においては、前記表示手段を、前記他の無線LAN通信機器の通信料金を表示する手段としてもよい。
【0017】
また、本発明による撮像装置においては、前記探索手段を、携帯電話通信網によるデータ通信を行う携帯電話通信手段を備え、
前記携帯電話通信手段により、該携帯電話通信手段と前記データ通信を行う前記携帯電話通信網の基地局を表す基地局情報を受信し、該基地局情報に基づいて前記無線LAN通信手段と通信可能な無線LAN通信機器の探索を行う手段としてもよい。
【0018】
また、本発明による撮像装置においては、前記探索手段を、GPS衛星からのGPS情報を受信するGPS受信手段を備え、
前記GPS情報に基づいて、前記無線LAN通信手段と通信可能な無線LAN通信機器の探索を行う手段としてもよい。
【0019】
【発明の効果】
本発明によれば、画像記憶手段に画像データが記憶されている状態において、撮像装置のユーザにより指示手段において画像データの転送指示がなされると、無線LAN通信手段と無線LAN通信機器とのデータ通信が行われ、認証情報記憶手段に記憶された認証情報が無線LAN通信機器に送信され、無線LAN通信機器において認証がなされると、画像記憶手段に記憶された画像データが無線LAN通信機器に送信される。このように、指示手段において転送指示がなされた場合にのみ、画像データの転送が行われるため、無線LAN通信手段を常時駆動させておく必要がなくなり、これにより、無線LAN通信手段による電力の消費量を低減することができる。
【0020】
また、無線LAN通信網は携帯電話通信網よりも遙かに高速である。例えば、無線LANの通信速度が11Mbpsの場合、600KBの画像データを送信するのに必要な通信時間は0.4秒である。したがって、撮像装置のユーザは、画像データを効率よく送信して、例えば画像データの画像サーバへの保管を依頼したり、画像データに基づくプリント生成物の生成を依頼することができる。
【0021】
請求項2の発明によれば、外部からの指示入力に基づいて、探索手段により無線LAN通信手段と通信可能な無線LAN通信機器が探索され、探索された無線LAN通信機器が探索結果として表示手段にリスト表示される。そして、画像記憶手段に画像データが記憶されている状態において、探索結果から所望とされる無線LAN通信機器が選択され、かつ指示手段による画像データの転送指示がなされると、無線LAN通信手段と無線LAN通信機器とのデータ通信が行われ、認証情報記憶手段に記憶された認証情報が無線LAN通信機器に送信され、無線LAN通信機器において認証がなされると、画像記憶手段に記憶された画像データが無線LAN通信機器に送信される。このため、無線LAN通信手段と通信可能な無線LAN通信機器を常時探索する必要がなくなり、これにより、撮像装置の電力消費量を低減することができる。
【0022】
請求項3の発明によれば、認証情報により認証される無線LAN通信機器に加えて、認証される無線LAN通信機器とローミングを行う無線LAN通信機器を含む他の無線LAN通信機器が探索される。そして、無線LAN通信手段が、認証される無線LAN通信機器および/または他の無線LAN通信機器を含む複数の無線LAN通信機器と通信可能である場合に、これら複数の無線LAN通信機器の種別が表示手段に表示される。したがって、撮像装置のユーザは、現在通信可能な無線LAN通信機器を容易に確認することができ、また、通信に使用する無線LAN通信機器の選択も容易に行うことができる。
【0023】
請求項4の発明によれば、他の無線LAN通信機器の通信料金が表示手段に表示される。このため、撮像装置のユーザは、通信料金を使用する無線LAN通信機器の選択の指標として用いることができる。
【0024】
請求項5の発明によれば、携帯電話通信手段とデータ通信を行う携帯電話通信網の基地局を表す基地局情報が携帯電話通信手段により受信される。そして、基地局情報に基づいて無線LAN通信手段と通信可能な無線LAN通信機器の探索が行われる。ここで、携帯電話通信網によりデータ通信を行う携帯電話通信手段は、基地局による通信圏を探索するものであるが、その消費電力は非常に小さい。また、探索手段は外部から指示があった場合にのみ探索を行うため、比較的少ない消費電力により、無線LAN通信手段が無線LAN通信機器の通信可能エリア内にあるか否かを判定することができる。
【0025】
請求項6の発明によれば、GPS衛星からのGPS情報がGPS受信手段により受信され、GPS情報に基づいて無線LAN通信手段と通信可能な無線LAN通信機器の探索が行われる。ここで、GPS受信手段の消費電力は非常に小さい。また、探索手段は外部から指示があった場合にのみ探索を行うため、比較的少ない消費電力により、無線LAN通信手段が無線LAN通信機器の通信可能エリア内にあるか否かを判定することができる。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下図面を参照して本発明の実施形態について説明する。図1は本発明の第1の実施形態による撮像装置を適用したデジタルカメラの構成を示す概略ブロック図、図2は第1の実施形態によるデジタルカメラの背面側斜視図である。図1および図2に示すように、本実施形態によるデジタルカメラ2は、撮像により被写体の画像を表す画像データS0を取得する撮像手段21と、デジタルカメラ2全体の制御を行うとともに画像データS0の記録制御、通信制御、表示制御、画像データS0の注文内容を記述した注文情報Cの生成等を行う制御手段22と、表示のために画像データS0を記憶するフレームメモリ23と、レリーズボタンや通信ボタン、送信ボタン、十字キー、後述する無線LAN探索ボタン24Aおよび携帯電話位置情報取得ボタン24B等を有する入力手段24と、画像データをJPEGに代表される手法で圧縮したり、圧縮したデータを解凍する処理を行う圧縮解凍手段25と、画像データS0等種々の情報を表示する液晶モニタ等からなる表示手段26と、撮影時においてプリント注文を行うために後述する送信先に画像データS0から選択された選択画像データS1を送信する旨を確定する転送確定ボタン27と、画像データS0および選択画像データS1を記憶するデータメモリ28と、画像データS0を着脱可能な記録媒体32に記録したり読み出したりするためにデータを変換する記録媒体インターフェース31と、携帯電話通信網を介してデータ通信を行う第1の通信手段41と、後述するように選択画像データS1を送信する際に無線LAN通信機器と無線LANによるデータ通信を行う第2の通信手段42と、デジタルカメラ2の固有情報および無線LAN通信機器との通信時に必要な認証情報Nを記憶した認証情報記憶手段43と、選択画像データS1の送信先のURLを記憶した送信先記憶手段44と、無線LANによる通信状態を表示するLED45と、後述するようにデジタルカメラ2と通信可能な無線LAN通信機器を探索する探索手段46と、種々の音声を出力するスピーカ47とを備える。
【0027】
なお、第1の通信手段41、第2の通信手段42、認識情報記憶手段43および送信先記憶手段44は、専用のチップ4に搭載されてデジタルカメラ2に設けられる。
【0028】
撮像手段21は、撮影レンズ、ズーム機構、シャッタ、CCD等を有し、シャッタの駆動により被写体を撮影して被写体の画像を表す画像データS0を得る。
【0029】
制御手段22には、動作プログラム等が記憶されているROMと、プログラム実行時の作業領域となる記憶手段であるRAMにより構成されているメモリ22Aが接続されている。
【0030】
転送確定ボタン27は、撮像時において画像データS0を表示手段26に表示した際に、撮影者であるデジタルカメラ2のユーザが、表示された画像のプリント注文を行いたい場合にユーザにより押下される。これにより、撮影直後にフレームメモリ23に記憶された画像データS0は、選択画像データS1としてデータメモリ28に記憶される。なお、プリント注文としてはプリント出力のみならず、CD−R等のメディアへの選択画像データS1の記録、後述するネットワークプリントシステムの画像サーバへの保管をも含む。また、選択画像データS1を表示手段26に表示し、転送確定ボタン27を所定時間以上(例えば2秒以上)押下することにより、その選択を解除することができる。
【0031】
また、転送確定ボタン27を押下すると、入力手段24からの入力により、選択画像データS1に対する注文内容を設定することができる。例えば、選択画像データS1を後述するネットワークプリントシステムの画像サーバに保管したり、プリント出力したり、CD−R等のメディアに記録する旨を設定することができる。なお、注文内容をプリント出力とした場合には、ユーザによる入力手段24からの入力により、プリントサイズ、枚数およびプリント種類(例えばポストカードプリント、アルバムプリント等)が注文内容として設定される。そして、注文内容が設定されると、注文内容を記述した注文情報Cが制御手段22において生成され、これが選択画像データS1とともにデータメモリ28に記憶される。なお、注文内容の設定は表示手段26に表示される注文内容設定画面において行うことができる。また、注文情報Cは選択画像データS1毎に生成してもよいが、1つの注文情報Cのみを生成し、選択画像データS1を選択する毎に、新たな選択画像データS1についての注文内容を1つの注文情報Cに追記してもよい。
【0032】
記録媒体32は、メモリカードやMO等の半導体、磁気記録、光記録に代表される着脱可能な記録媒体である。
【0033】
なお、記録媒体32への画像データS0の記録は、データメモリ28の空き容量がなくなった場合に行われる。ここで、データメモリ28の空き容量がなくなった場合に、スピーカ47よりビープ音等の音声を用いた警報を行い、警報を行った後に画像データS0を記録媒体32へ記録するようにしてもよい。また、入力手段24からのユーザの指示により、画像データS0を記録媒体32に記録するようにしてもよい。
【0034】
第1の通信手段41は、携帯電話通信網を介して画像データS0を送信したり、種々のデータを受信するものである。
【0035】
また、第1の通信手段41は、携帯電話位置情報取得ボタン24Bが押下された場合に制御手段22により駆動され、第1の通信手段41がデータ通信可能な携帯電話通信網の基地局を探索し、探索の結果得られた基地局から基地局情報B0を受信し、基地局情報B0を探索手段46に入力する。基地局情報B0は、後述するように第2の通信手段42と通信可能な無線LAN通信機器の探索に用いられる。なお、データメモリ28に記憶された全ての選択画像データS1が送信された場合には、第1の通信手段41による基地局の探索が停止される。
【0036】
第2の通信手段42は、後述するネットワークプリントシステムにおける無線LAN通信機器と無線LANによるデータ通信を行うためのものであり、その通信速度は8〜11Mbps以上のものが用いられる。通信規格は後述する無線LAN通信機器と同様にIEEE802.11bの規格に準拠している。
【0037】
認証情報記憶手段43には、第2の通信手段42が無線LAN通信機器との通信を行う際に必要な認証情報Nおよびデジタルカメラ2の固有情報が記憶されている。
【0038】
認証情報Nとしては、無線LAN通信機器のMACアドレスに対応するESS−IDが用いられる。また、暗号化のためのWEPが設定されてなる。また、このWEPは無線LAN通信機器と同一のものが用いられる。
【0039】
デジタルカメラ2の固有情報としては、デジタルカメラ2の機種名が用いられる。また、機種名とともに画像データS0を取得した際の撮影条件を固有情報に含めてもよい。このように、デジタルカメラ2の機種名および撮影条件をデジタルカメラ2の固有情報として選択画像データS1とともにネットワークプリントシステムに送信することにより、ネットワークプリントシステムに設置された写真店のミニラボ等において、選択画像データS1を取得したデジタルカメラ2の機種に応じた画像処理を選択画像データS1に対して施したり、撮影条件に応じた画像処理を選択画像データS1に対して施すことができる。
【0040】
送信先記憶手段44には、選択画像データS1の送信先のURLが記憶される。具体的にはネットワークプリントシステムに設置された写真店のURLが記憶される。そして、選択画像データS1の送信時には、送信先記憶手段33に記憶されたURLが参照されて、選択画像データS1が送信先に送信される。
【0041】
なお、複数の送信先のURLを送信先記憶手段44に記憶し、選択画像データS1の送信先をユーザに選択させるようにしてもよい。
【0042】
LED45は、無線LAN探索ボタン24Aが押下されると、第2の通信手段42が後述する無線LAN通信機器と通信可能エリア内にある場合に青色が点灯し、無線LAN通信機器と通信可能エリア内にない場合に消灯し、無線LAN通信機器との通信状況が不安定である時に点滅するよう制御手段22によりその点灯状態が制御される。
【0043】
また、第2の通信手段42が、デジタルカメラ2のユーザが加入するプロバイダとの間でローミングサービスを提供する他のプロバイダが設置した無線LAN通信機器の通信可能エリアにある場合、すなわちローミングエリア内にある場合に赤色が点灯し、ローミングエリア内において通信状況が不安定である時に点滅するよう制御手段22によりその点灯状態が制御される。
【0044】
また、入力手段24から選択画像データS1がデータメモリ28に記憶されているか否かの確認指示がなされた場合において、選択画像データS1がデータメモリ28に記憶されている場合には橙色が点灯し、選択画像データS1がデータメモリ28に記憶されていない場合には橙色が消灯するよう制御手段22によりその点灯状態が制御される。
【0045】
探索手段46は、第1の通信手段41から入力された基地局情報B0に基づいて、その基地局情報B0を得た基地局が網羅する通話圏内における第2の通信手段42と無線LANによるデータ通信が可能な無線LAN通信機器を探索する。具体的には、探索手段46は、通話圏内に第2の通信手段42とデータ通信可能な無線LAN通信機器が存在する基地局についての基地局情報B0のデータベースを有しており、第1の通信手段41から基地局情報B0を受信するとこのデータベースを参照することにより、第2の通信手段42と通信可能な無線LAN通信機器を探索する。なお、データベースには、無線LAN通信機器を設置した無線LANのサービス会社名が登録されている。
【0046】
なお、第1の通信手段41が複数の基地局から基地局情報B0を受信する場合がある。この場合は、探索手段46は、最も電界強度が大きい基地局から送信された基地局情報B0に基づいて探索を行うものとする。
【0047】
そして、探索手段46は、無線LAN通信機器が探索されると探索結果を表示手段26にリスト表示する。なお、第2の通信手段42と通信可能な無線LAN通信機器が1つのみしか存在しない場合には、その無線LAN通信機器のみを表示手段26に表示する。また、複数の無線LAN通信機器が探索された場合には、探索手段46は第2の通信手段42を一時的に駆動し、第2の通信手段42に全ての無線LAN通信機器との間の電界強度を測定させる。そして、電界強度が強い順に表示手段26に無線LAN通信機器を探索結果としてリスト表示する。
【0048】
図3(a)はリスト表示された無線LAN通信機器を示す図である。図3(a)に示すようにこのリストは無線LAN通信機器の探索結果を表すものであり、3つの無線LAN通信機器が第2の通信手段42と通信可能であるとして探索された状態を示す図である。なお、リストには無線LAN通信機器を用いた無線LANサービスを提供するサービス会社名が表示される。1番目には最も電界強度が強かったM社、2番目には2番目に電界強度が強かったH社、3番目には最も電界強度が低かったI社が表示される。また、各社名の右側には、電界強度を示すアンテナの絵が表示されており、アンテナの本数が多いほど電界強度が強いことを表す。また、逆三角のアンテナの絵はデジタルカメラ2のユーザが直接契約しているサービス会社を、四角のアンテナの絵はユーザが直接契約しているサービス会社とローミング契約を行っているサービス会社を、直線のみのアンテナの絵はその他のサービス会社を表している。
【0049】
なお、ここで、直接契約しているサービス会社の文字を青色、ローミング先のサービス会社は赤色、その他のサービス会社は黒色の文字でリストを表示するようにしてもよい。また、最も電界強度が強い無線LAN通信機器については、サービス会社名を点滅させるようにしてもよい。
【0050】
また、直接契約先のサービス会社を優先的に表示するように探索手段46を設定してもよい。この場合、表示手段26には図3(b)に示すようにH社が1番目に、M社が2番目に表示されることとなる。
【0051】
また、ローミング先のサービス会社については、探索手段46のデータベースに通信料金も登録しておき、図4に示すように通信料金も併せて探索結果のリストに表示してもよい。このように通信料金を表示することにより、直接契約先のサービス会社が設置した無線LAN通信機器が見つからず、ローミング先のサービス会社が設置した無線LAN通信機器のみが探索された場合において、選択画像データS1を送信する無線LAN通信機器の選択時の指標として通信料金を用いることができる。
【0052】
また、探索手段46のデータベースに無線LAN通信機器が設置された場所の住所を登録しておき、図5に示すように、住所も併せて探索結果にリスト表示してもよい。このように住所を表示することにより、デジタルカメラ2のユーザは、所望とする無線LAN通信機器が設置された場所に移動することが容易となり、より良好な通信状態でデータ通信を行うことができることとなる。
【0053】
そして、デジタルカメラ2のユーザは、リストに表示された探索結果から所望とするサービス会社名を入力手段24を用いて選択する。そして、無線LAN探索ボタン24Aを押下すると、選択結果が制御手段22に入力され、第2の通信手段42が駆動されることにより選択したサービス会社が設置した無線LAN通信機器とのデータ通信が開始される。なお、データ通信開始後、データメモリ28に記憶された全ての選択画像データS1が送信されると、制御手段22により第2の通信手段42の駆動が停止される。
【0054】
図6はネットワークプリントシステムの構成を示す概略ブロック図である。本実施形態におけるネットワークプリントシステム1は、無線LANによるサービスを提供するサービス会社により運営されるものであり、デジタルカメラ2において撮像により取得され、プリント注文を行うと選択された選択画像データS1についてのプリントサービスを提供するものである。
【0055】
図6に示すようにネットワークプリントシステム1は、ブロードバンドタウン1A、ブロードバンドホットスポット1B、ブロードバンドサテライト1Cおよび通信スポット1Dを備える。なお、複数のブロードバンドホットスポット1B、複数のブロードバンドサテライト1Cおよび複数の通信スポット1Dを備えるものであってもよい。
【0056】
ブロードバンドタウン1Aは、選択画像データS1を保管する大容量の画像サーバ11Aと、選択画像データS1に基づいてプリントPを生成したり、選択画像データS1をCD−R等のメディアに記録するミニラボ12Aと、複数の無線LAN通信機器13Aとが有線LANによりネットワーク接続されてなり、写真店14がサービスを提供可能な地域に設置されるものである。
【0057】
なお、画像サーバ11Aおよびミニラボ12Aは、ネットワークプリントシステム1を運営するサービス会社と提携する写真店14に設置されてなるものである。
【0058】
ミニラボ12Aは、後述するようにデジタルカメラ2から送信された注文情報Cに記述された注文内容に基づいて、画像サーバ11Aに保管された選択画像データS1を読み出してプリントPを生成したり、読み出した選択画像データS1をCD−R、DVD−R等のメディアに記録する。このため、ミニラボ12Aには、選択画像データS1に対して画像処理を施す画像処理手段、プリンタ、メディアドライブ等が設置されてなる。
【0059】
無線LAN通信機器13Aは、ネットワークプリントシステム1を運営するサービス会社がサービスを提供可能な地域内の各所に設置される。例えば、駅、バス停、役所、銀行、コンビニエンスストア、ファーストフード店、繁華街の中心地等、人が立ち寄ることが多い場所やインターネットカフェ等に設置される。
【0060】
ここで、無線LAN通信機器13Aとしては、例えばBUFFALO製のAirstation WLA−L11Gを用いることができる。この無線LAN通信機器13Aは、有線LANと無線LANとの間の通信が可能であり、IEEE802.11bの規格に準拠しており、無線上で11Mbpsの通信が可能なものである。また、Wi−Fi(the standard for Wireless Fidelity)認定済みであるため、Wi−Fiに対応する種々の製品との通信が可能となっている。また、障害物の少ないオフィスでは50m、障害物の多いオフィスでは25m、屋外では160m(見通し)の範囲での無線LANによる通信が可能となっている。さらに、ローミング機能に対応しているため、デジタルカメラ2のユーザが移動していても通信を行うことができる。さらに、ネットワーク負荷を軽減する多チャンネル(14ch)機能を搭載しており、さらにMACアドレス登録機能、WEPによるセキュリティ機能を有する。
【0061】
MACアドレスは、ネットワーク機器毎の固有の物理アドレスであり、先頭3バイトはベンダーコードであって、IEEEが管理および割り当てを行っている。残り3バイトはユーザコードであり、ネットワーク機器の製造メーカが独自の番号で管理および割り当てを行っている。また、MACアドレスには重複はなく、6バイトのデータにより、ユニークな物理アドレスが割り当てられている。また、MACアドレスは6バイトで表されるため、理論上は170万個までのネットワーク機器をWi−Fi規格により識別可能となっている。
【0062】
ブロードバンドホットスポット1Bは、選択画像データS1を一時的に保管する、画像サーバ11Aよりも容量が小さい画像サーバ11Bと、無線LAN通信機器13Aと同様の機能を有する無線LAN通信機器13Bとが有線LANによりネットワーク接続されてなるものである。また、ブロードバンドホットスポット1Bはブロードバンドタウン1Aと有線LANによりネットワーク接続されている。このブロードバンドホットスポット1Bは、写真店14がプリントサービスを提供する地域から離れた遠隔地に設置されるものであり、例えば、写真店14が小田原に存在する場合、東京ディズニーランドやユニバーサルスタジオジャパン等の小田原から遠隔地にあるテーマパーク、全国各地の観光地、隣町の繁華街、空港、全国各地の主要駅、ファーストフード店、高速道路のサービスエリア等に設置される。
【0063】
なお、無線LAN通信機器13Bを複数設けてもよく、さらに、複数のブロードバンドホットスポット1Bを設置してもよい。
【0064】
ブロードバンドサテライト1Cは、選択画像データS1を一時的に保管する画像サーバ11Aよりも容量が小さい画像サーバ11Cと、選択画像データS1に基づくプリントPを生成するミニラボ12Cと、無線LAN通信機器13Aと同様の機能を有する無線LAN通信機器13Cとが有線LANによりネットワーク接続されてなるものである。また、ブロードバンドサテライト1Cはブロードバンドタウン1Aと有線LANによりネットワーク接続されている。このブロードバンドサテライト1Cはブロードバンドホットスポット1Bと同様に、写真店14がサービスを提供する地域から離れた遠隔地に設置されるものである。
【0065】
また、ブロードバンドサテライト1Cはミニラボ12Cを有するため、遠隔地において選択画像データS1を受信して、直ちにプリントPを生成することができる。但し、ミニラボ12Cはブロードバンドタウン1Aの写真店14に設置されるミニラボ12Aと比較して小規模であり、例えばLサイズプリントのみしか生成することができないものである。このため、ミニラボ12Cには転送部15が設けられており、この転送部15において注文情報Cに記述された注文内容がミニラボ12Cにおいて処理可能なものであるか否かが判定される。そして、注文情報Cに記述された注文内容が、ミニラボ12Cにおいて処理可能である場合にのみ、ミニラボ12CにおいてプリントPが生成される。逆に、注文情報Cに記述された注文内容がミニラボ12Cにおいて処理できないものである場合には、ブロードバンドサテライト1Cにおいて受信した注文情報Cおよび選択画像データS1が、転送部15によりブロードバンドタウン1Aの写真店14に送信されて、ここでプリントPの生成が行われる。
【0066】
なお、ブロードバンドサテライト1Cにおいては、無線LAN通信機器13Cを複数設けてもよく、さらに、複数のブロードバンドサテライト1Cを設置してもよい。
【0067】
通信スポット1Dは、携帯電話通信網の基地局に設置されるものであり、携帯電話通信網を介しての通信を行う通信部16と、選択画像データS1を一時的に保管する画像サーバ11Aよりも容量が小さい画像サーバ11Dとが有線LANによりネットワーク接続されてなるものである。また、通信スポット1Dはブロードバンドタウン1Aと有線LANによりネットワーク接続されている。
【0068】
なお、通信スポット1Dは、携帯電話通信網による通信を行うものであるため、ブロードバンドタウン1A、ブロードバンドホットスポット1Bおよびブロードバンドサテライト1Cよりも広い範囲において通信を行うことができるものである。
【0069】
通信部16は、後述するようにデジタルカメラ2との通信が開始されると、携帯電話通信網の通信負荷を検出する。そして携帯電話通信網の通信負荷が所定のしきい値よりも低い場合にのみ、選択画像データS1の送信許可をデジタルカメラ2に送信し、デジタルカメラ2が送信した選択画像データS1を受信するものである。なお、通信負荷が所定のしきい値以上の場合には、通信時間が長くなり通信コストがかさむことから、通信不許可の旨を表す情報をデジタルカメラ2に送信する。
【0070】
そして、無線LAN通信機器13A〜13Cの通信可能エリア内にデジタルカメラ2のユーザがいる場合において、携帯電話位置情報取得手段24Bが押下されて第2の通信手段42と通信可能な無線LAN通信機器が探索され、リスト表示されたサービス会社名から、無線LAN通信機器13A〜13Cを設置した会社名が選択され、さらに無線LAN探索ボタン24Aが押下されると、第2の通信手段42と無線LAN通信機器13A〜13Cとの通信が開始され、制御手段22により認証情報記憶手段43から認証情報Nが読み出されて第2の通信手段42を介して無線LAN通信機器13A〜13Cに送信される。無線LAN通信機器13A〜13Cにおいて認証がなされると、制御手段22により、データメモリ28に記憶された選択画像データS1が注文情報Cさらにはデジタルカメラ2の固有情報とともに、第2の通信手段42を介して無線LAN通信機器13A〜13Cに送信される。
【0071】
なお、デジタルカメラ2のユーザが、ブロードバンドタウン1A、ブロードバンドホットスポット1Bおよびブロードバンドサテライト1Cのいずれの無線LAN通信機器13A〜13Cの通信可能エリア内になく、通信スポット1Dとのみ通信可能な場所にいる場合において、選択画像データS1の送信を所望する場合がある。このような場合は、ユーザは第1の通信手段41を用いて選択画像データS1の送信を試みることができる。
【0072】
通信スポット1Dの通信部16においては、上述したように携帯電話通信網の通信負荷が判定され、携帯電話通信網の通信負荷が所定のしきい値よりも低い場合にのみデジタルカメラ2に対して通信が許可される。デジタルカメラ2においては、制御手段22によりデータメモリ28から選択画像データS1および注文情報Cが読み出されて、第1の通信手段41を介して通信スポット1Dに送信される。なお、通信負荷が高く不許可の旨を表す情報が受信された場合には、制御手段22により第1の通信手段41と通信スポット1Dとの通信が切断される。
【0073】
次いで、第1の実施形態の動作について説明する。まず、デジタルカメラ2において選択画像データS1の送信時に行われる処理について説明する。図7は、選択画像データS1の送信時に行われる処理を示すフローチャートである。なお、ここでは、デジタルカメラ2のユーザはネットワークプリントサービスシステム1を運営するサービス会社が設置した無線LAN通信機器13A〜13Cに選択画像データS1を送信するものとして説明する。また、選択画像データS1の送信時においては、ブロードバンドタウン1A、ブロードバンドホットスポット1B、およびブロードバンドサテライト1Cのいずれにおいても行われる処理は同一であるため、ここではデジタルカメラ2からブロードバンドタウン1Aに選択画像データS1を送信する場合の処理についてのみ説明する。
【0074】
また、以降の説明においては、デジタルカメラ2においては、無線LAN通信機器13Aと通信を行うために必要な認証情報Nが既に取得されて認証情報記憶手段43に記憶されてなり、撮像により複数の選択画像データS1が取得されてデータメモリ28に記憶され、さらに、複数の選択画像データS1についての注文情報Cも生成されてデータメモリ28に記憶されて、選択画像データS1の転送準備が完了しているものとする。
【0075】
まず、制御手段22によりデータメモリ28に選択画像データS1が記憶されているか否かが監視されており(ステップS1)、ステップS1が肯定されると、携帯電話位置情報取得ボタン24Bが押下されたか否かの監視が開始される(ステップS2)。ステップS2が肯定されると、第1の通信手段41により、携帯電話通信網を介しての基地局の探索が開始され(ステップS3)、第1の通信手段41がデータ通信可能な基地局から送信された基地局情報B0が受信される(ステップS4)。続いて、第2の通信手段42が一時的に駆動されるとともに(ステップS5)、基地局情報B0が探索手段46に入力され、ここでデータベースが参照されて、第2の通信手段42が通信可能な無線LAN通信機器を設置したサービス会社名が表示手段26に探索結果としてリスト表示される(ステップS6)。なお、リスト表示後は第2の通信手段42の駆動が停止されるが、駆動させた状態を維持してもよい。
【0076】
なお、選択画像データS1がデータメモリ28に記憶された場合には、入力手段24からユーザがデータ確認の指示を行うことにより、LED45は消灯状態から橙色が点灯した状態となる。このため、ユーザは選択画像データS1のデータメモリ28への記憶を視覚的に認識することができる。
【0077】
続いて、表示手段26に表示されたリストからユーザが所望とする無線LAN通信機器のサービス会社名が選択されたか否かの監視が開始される(ステップS7)。ステップS7が肯定されると、第1の通信手段41による基地局の探索が停止され(ステップS8)、さらに無線LAN探索ボタン24Aが押下されたか否かの監視が開始される(ステップS9)。ステップS9が肯定されると、第2の通信手段42が駆動され、第2の通信手段42とユーザが選択した会社が設置した無線LAN通信機器(ここでは無線LAN通信機器13A)との無線LANによる通信が確立される(ステップS10)。
【0078】
なお、基地局の探索の停止により第1の通信手段41の駆動が停止される。また、この際、無線LAN探索ボタン24Aを押下することにより、LED45が青色に点灯され、通信状態が不安定な場合には青色が点滅するため、ユーザは無線LAN通信機器13Aとの通信状態を視覚的に認識することができる。また、スピーカ47から通信状態を表すビープ音等の音声を出力するようにしてもよい。
【0079】
この状態において、デジタルカメラ2から無線LAN通信機器13Aへの選択画像データS1の送信が行われる(ステップS11)。具体的には、制御手段22により認証情報記憶手段43に記憶された認証情報Nが読み出されて、第2の通信手段42を介して無線LAN通信機器13Aに認証情報Nが送信され、認証がなされると、データメモリ28に記憶された選択画像データS1および注文情報Cが無線LAN通信機器13Aに送信される。選択画像データS1および注文情報Cは、写真店14の画像サーバ11Aに送信されここで注文情報Cおよび選択画像データS1が保管され、注文情報Cに基づいてプリントPが生成される。
【0080】
そして、全ての選択画像データS1が送信されたか否かが判定され(ステップS12)、ステップS12が否定されると、デジタルカメラ2のユーザが移動している可能性を考慮して、第2の通信手段42が無線LAN通信機器13Aの通信可能エリア内にあるか否かが判定される(ステップS13)。ステップS13が肯定されるとステップS11に戻り、さらに選択画像データS1の送信が続けられる。ステップS13が否定されると、第2の通信手段42の駆動が停止され(ステップS14)、ステップS2に戻り、携帯電話位置情報取得ボタン24Bが押下されたか否かが判定される。
【0081】
なお、ステップS12が肯定されると、第2の通信手段42と無線LAN通信機器13Aとの無線LANによる通信が切断され(ステップS15)、さらに第2の通信手段42が停止され(ステップS16)、ステップS1に戻る。
【0082】
次いで、ネットワークプリントシステム1において選択画像データS1の受信後に行われる処理について説明する。図8は、ブロードバンドタウン1Aにおいて選択画像データS1の受信後に行われる処理を示すフローチャートである。なお、本実施形態においてはデジタルカメラ2のユーザが選択画像データS1のプリント出力を注文内容として注文情報Cに記述したものとする。なお、ブロードバンドホットスポット1Bに選択画像データS1を送信した場合には、ブロードバンドホットスポット1Bの画像サーバ11Bに選択画像データS1が一時的に保管された後、送信先のURLに基づいてブロードバンドタウン1Aの画像サーバ11Aに選択画像データS1が送信される。
【0083】
画像サーバ11Aはミニラボ12Aにより定期的にアクセスされ、ミニラボ12Aにより新たな選択画像データS1が画像サーバ11Aに保管されたか否かが判定される(ステップS31)。新たな選択画像データS1が保管されている場合にはステップS31が肯定され、その新たな選択画像データS1とともに送信された注文情報Cがミニラボ12Aに読み出される(ステップS32)。
【0084】
そして注文情報Cに記述された注文内容に基づいて、画像サーバ11Aから選択画像データS1が読み出され、必要な画像処理が施された後プリント出力される(ステップS33)。具体的には、注文内容に示されたサイズ、枚数、プリント種類に応じて選択画像データS1のプリント出力が行われる。そしてプリント出力が完了すると、写真店14における受け付け番号とともに、プリントが完了した旨を表す電子メールがデジタルカメラ2のユーザに送信され(ステップS34)、処理を終了する。
【0085】
デジタルカメラ2のユーザは、電子メールにより、送信した選択画像データS1についてのプリントが完了した旨を知り、写真店14にプリントPを取りに出かけることができる。この際、電子メールとともに送信された受け付け番号によりユーザの認証が行われて、プリントPがユーザに渡される。なお、デジタルカメラ2のユーザと写真店14との契約により、プリントPをユーザに配送することになっている場合には、予め登録された配送先(例えばユーザの住所)にプリントPが配送される。
【0086】
なお、プリント料金の決済は、ユーザと写真店14との間で行ってもよいが、デジタルカメラ2のユーザは無線LANによる通信を行うための通信料金をプロバイダに支払っている。したがって、ユーザとプロバイダとの間で写真店14への決済を行うようにしてもよい。この場合、プロバイダは独自の割引サービスをユーザに提供しているが、写真店14への利用状況にも応じてさらに通信料金を割り引く等の写真店14を介したさらなる割引サービスをユーザに提供することも可能となる。
【0087】
図9は、ブロードバンドサテライト1Cにおいて選択画像データS1の受信後に行われる処理を示すフローチャートである。なお、ここでもデジタルカメラ2のユーザが選択画像データS1のプリント出力を注文内容として注文情報Cに記述したものとする。
【0088】
デジタルカメラ2のユーザが、ブロードバンドサテライト1Cに選択画像データS1を送信する場合とは、ユーザがブロードバンドサテライト1Cが設置された出先にいる場合である。このため、ユーザは出先に出かける際に、送信先記憶手段44に、ブロードバンドサテライト1Cの画像サーバ11CのURLを記憶しておき、選択画像データS1の送信先としてブロードバンドサテライト1Cの画像サーバ11Cを選択することにより、選択画像データS1がブロードバンドサテライト1Cの画像サーバ11Cに送信され、ここで保管されることとなる。なお、送信先の選択は、表示手段26に送信先を表示し、入力手段24により送信先を選択することにより行われる。
【0089】
画像サーバ11Cはミニラボ12Cにより定期的にアクセスされ、ミニラボ12Cにより新たな選択画像データS1が画像サーバ11Cに保管されたか否かが判定される(ステップS41)。新たな選択画像データS1が保管されている場合にはステップS41が肯定され、その新たな選択画像データS1とともに送信された注文情報Cがミニラボ12Cに読み出される(ステップS42)。
【0090】
そして、転送部15により注文情報Cに記述された注文内容がミニラボ12Cにおいて処理可能なものであるか否かが判定され(ステップS43)、ステップS43が肯定されると、画像サーバ11Cから選択画像データS1が読み出され、必要な画像処理が施された後、注文情報Cに記述された注文内容に基づいて選択画像データS1がプリント出力される(ステップS44)。具体的には、注文内容に示されたサイズ、枚数、プリント種類に応じて選択画像データS1のプリント出力が行われる。そしてプリント出力が完了すると、ブロードバンドサテライト1Cにおける受け付け番号とともに、プリントが完了した旨を表す電子メールがデジタルカメラ2のユーザに送信され(ステップS45)、処理を終了する。
【0091】
デジタルカメラ2のユーザは、電子メールにより、送信した選択画像データS1についてのプリントが完了した旨を知り、ブロードバンドサテライト1CにプリントPを取りに出かけることができる。この際、電子メールとともに送信された受け付け番号によりユーザの認証が行われて、プリントPがユーザに渡される。なお、デジタルカメラ2のユーザと写真店14との契約により、プリントPをユーザに配送することになっている場合には、予め登録された配送先(例えばユーザの住所)にプリントPが配送される。
【0092】
ここで、ブロードバンドサテライト1Cは、テーマパーク等のデジタルカメラ2のユーザの出先に設置されているため、ユーザは撮像により取得した選択画像データS1のプリントPを、出先において直ちに受け取ることができることとなる。
【0093】
一方、ステップS43が否定された場合には、注文内容がミニラボ12Cにおいて処理できないことから、転送部15において、注文情報Cおよび選択画像データS1が写真店14の画像サーバ11Aに送信される(ステップS46)。そして、デジタルカメラ2のユーザが送信した選択画像データS1のプリントが写真店14で行われることになった旨を表す電子メールがユーザに送信され(ステップS47)、処理を終了する。
【0094】
電子メールを受け取ったユーザは、送信した選択画像データS1が写真店14で行われることになった旨を知ることができる。
【0095】
このように、第1の実施形態においては、携帯電話位置情報取得ボタン24Bが押下されると、第1の通信手段41により携帯電話通信網の基地局から基地局情報B0を受信し、基地局情報B0に基づいて第2の通信手段42と通信可能な無線LAN通信機器を探索し、これを表示手段26にリスト表示するようにしたものである。このため、第2の通信手段42を常時駆動することによる電力の消費量を少なくすることができ、これにより、比較的少ない消費電力により、第2の通信手段42と通信可能な無線LAN通信機器を探索することができる。
【0096】
また、無線LAN探索ボタン24Aが押下されてから選択画像データS1を送信するようにしたため、デジタルカメラ2のユーザが無線LAN探索ボタン24Aを押下しない限り、選択画像データS1は送信されないこととなる。したがって、ユーザが意図する場合にのみ第2の通信手段42による選択画像データS1の送信がなされるため、第2の通信手段42を常時駆動させておく必要がなくなり、これにより、第2の通信手段42による電力の消費量を低減することができる。
【0097】
なお、上記第1の実施形態においては、図10に示すようにデジタルカメラ2の位置を3つの基地局60A,60B,60Cからの距離に基づいて正確に検出するようにしてもよい。以下、デジタルカメラ2の位置検出について説明する。各基地局60A,60B,60Cはデジタルカメラ2に位置測定のための位置測定信号を送信し、位置測定信号が返ってくるまでの時間すなわち往復時間を測定する。ここで、基地局60Aはメインとなる基地局であり、デジタルカメラ2の位置を検出する位置検出サーバ61と、種々の無線LAN通信機器がカバーするエリアについての情報を登録したデータベースを記憶した記憶手段62とを備える。
【0098】
なお、携帯電話位置情報取得手段24Bが押下された場合にのみ、位置測定信号を基地局60A,60B,60Cに返信するよう第1の通信手段41が制御手段22により制御される。
【0099】
各基地局60A,60B,60Cは、各基地局60A,60B,60Cとデジタルカメラ2との間における位置測定信号の往復時間を測定し、基地局60B,60Cは検出された往復時間を基地局60Aに送信する。
【0100】
位置検出サーバ61は各基地局60A,60B,60Cが測定した往復時間に基づいて各基地局60A,60B,60Cとデジタルカメラ2との距離を算出し、算出された距離に基づいてデジタルカメラ2の位置を検出する。そして検出結果に基づいて記憶手段62に記憶されたデータベースを参照して、現在のデジタルカメラ2の位置においてデジタルカメラ2の第2の通信手段42と通信可能な無線LAN通信機器についての情報を得、これをデジタルカメラ2に送信する。デジタルカメラ2においては受信した無線LAN通信機器についての情報に基づいて、現在第2の通信手段42と通信可能な無線LAN通信機器の探索結果が表示手段26にリスト表示される。その後、上記実施形態同様に所望とする無線LAN通信機器がリストから選択され、選択画像データS1が選択された無線LAN通信機器に送信される。
【0101】
次いで、本発明の第2の実施形態について説明する。図11は本発明の第2の実施形態による撮像装置を適用したデジタルカメラの構成を示す概略ブロック図である。なお、第2の実施形態において第1の実施形態と同一の構成については同一の参照番号を付し、詳細な説明は省略する。第2の実施形態においては、第1の通信手段41、探索手段46および携帯電話位置情報取得手段24Bに代えて、GPS衛星からのGPS情報G0を受信するGPS手段51と、GPS情報G0に基づいて、デジタルカメラ2が無線LAN通信機器の通信可能エリア内にあるか否かを判定する探索手段52と、GPS手段51を駆動させるためのGPSボタン24Cを備えた点が第1の実施形態と異なる。なお、第2の実施形態においては、第2の通信手段42、認証情報記憶手段43および送信先記憶手段44がチップ4に搭載される。
【0102】
GPS手段51は、GPSボタン24Cが押下されると、GPS衛星からのGPS情報G0の取得を開始する。
【0103】
探索手段52は、GPS手段51から入力されたGPS情報G0に基づいて、デジタルカメラ2の現在位置において通信可能な無線LAN通信機器を探索する。具体的には、探索手段52は、無線LAN通信機器の通信可能エリアを特定する緯度経度情報をデータベースとして有しており、GPS手段51からGPS情報G0が入力されると、このデータベースを参照することにより、第2の通信手段42が通信可能な無線LAN通信機器を探索する。また、第2の通信手段42が通信可能な無線LAN通信機器が存在する場合には、上記第1の実施形態と同様に第2の通信手段42により第2の通信手段42と無線LAN通信機器との電界強度が測定され、その測定結果に基づいて探索結果が表示手段26にリスト表示される。
【0104】
そして、ユーザにより所望とする無線LAN通信機器が選択され、さらに無線LAN探索ボタン24Aが押下されると、その旨を表す情報が制御手段22に入力され、第2の通信手段42と無線LAN通信機器13Aとのデータ通信が開始され、データメモリ28に記憶された選択画像データS1が無線LAN通信機器13Aに送信される。なお、データ通信開始後、データメモリ28に記憶された全ての選択画像データS1が送信されると、制御手段22により第2の通信手段42の駆動が停止される。
【0105】
次いで、第2の実施形態の動作について説明する。なお、ここでは、デジタルカメラ2からの選択画像データS1の送信時において行われる処理についてのみ説明する。図12は、第2の実施形態において選択画像データS1の送信時において行われる処理を示すフローチャートである。
【0106】
まず、制御手段22によりデータメモリ28に選択画像データS1が記憶されているか否かが監視されており(ステップS51)、ステップS51が肯定されると、GPSボタン24Cが押下されたか否かの監視が開始される(ステップS52)。ステップS52が肯定されると、GPS手段51が駆動され(ステップS53)、GPS衛星からのGPS情報G0が受信される(ステップS54)。続いて、第2の通信手段42が一時的に駆動されるとともに(ステップS55)、GPS情報G0が探索手段52に入力され、ここでデータベースが参照されて、第2の通信手段42が通信可能な無線LAN通信機器を設置したプロバイダの会社名が表示手段26に探索結果としてリスト表示される(ステップS56)。なお、リスト表示後は第2の通信手段42の駆動が停止されるが、駆動させた状態を維持してもよい。
【0107】
続いて、リストからユーザが所望とする無線LAN通信機器の会社名が選択されたか否かの監視が開始される(ステップS57)。ステップS7が肯定されると、GPS手段51によるGPS情報G0の取得が停止され(ステップS58)、さらに無線LAN探索ボタン24Aが押下されたか否かの監視が開始される(ステップS59)。ステップS59が肯定されると、第2の通信手段42が駆動され、第2の通信手段42とユーザが選択した会社が設置した無線LAN通信機器(ここでは第1の実施形態と同様に無線LAN通信機器13Aとする)との無線LANによる通信が確立される(ステップS60)。
【0108】
この状態において、デジタルカメラ2から無線LAN通信機器13Aへの選択画像データS1の送信が行われる(ステップS61)。
【0109】
そして、全ての選択画像データS1が送信されたか否かが判定され(ステップS62)、ステップS62が否定されると、デジタルカメラ2のユーザが移動している可能性を考慮して、第2の通信手段42が無線LAN通信機器13Aの通信可能エリア内にあるか否かが判定される(ステップS63)。ステップS63が肯定されるとステップS61に戻り、さらに選択画像データS1の送信が続けられる。ステップS63が否定されると、第2の通信手段42が停止され(ステップS64)、ステップS52に戻り、GPSボタン24Cが押下されたか否かが判定される。
【0110】
一方、ステップS62が肯定されると、第2の通信手段42と無線LAN通信機器13Aとの無線LANによる通信が切断され(ステップS65)、さらに第2の通信手段42が停止され(ステップS66)、ステップS51に戻る。
【0111】
なお、上記第1および第2の実施形態においては、携帯電話位置情報取得手段24BまたはGPSボタン24Cを押下することにより、第2の通信手段42と通信可能な無線LAN通信機器を探索しているが、デジタルカメラ2が明らかにユーザが契約したサービス会社が設置した無線LAN通信機器の通信可能エリア内にいることをユーザが分かっている場合がある。このような場合には、無線LAN探索ボタン24Aを押下するのみで、第2の通信手段42とユーザが契約したサービス会社が設置した無線LAN通信機器との通信が行われ、データメモリ28に記憶された選択画像データS1がこの無線LAN通信機器に送信されることとなる。
【0112】
また、上記第1および第2の実施形態においては、本発明による無線LAN通信装置をデジタルカメラ2に適用しているが、通信機能を有するデジタルビデオカメラ、カメラ付き携帯電話、PDA等の端末装置にも本発明による無線LAN通信装置を適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態による撮像装置を適用したデジタルカメラの構成を示す概略ブロック図
【図2】第1の実施形態によるデジタルカメラの背面側斜視図
【図3】探索結果のリスト表示を示す図(その1)
【図4】探索結果のリスト表示を示す図(その2)
【図5】探索結果のリスト表示を示す図(その3)
【図6】ネットワークプリントシステムの構成を示す概略ブロック図
【図7】第1の実施形態において選択画像データの送信時に行われる処理を示すフローチャート
【図8】ブロードバンドタウンにおいて選択画像データの受信後に行われる処理を示すフローチャート
【図9】ブロードバンドサテライトにおいて選択画像データの受信後に行われる処理を示すフローチャート
【図10】携帯電話通信網を用いたデジタルカメラの位置検出を説明するための図
【図11】本発明の第2の実施形態による撮像装置を適用したデジタルカメラの構成を示す概略ブロック図
【図12】第2の実施形態において選択画像データの送信時に行われる処理を示すフローチャート
【符号の説明】
1 ネットワークプリントシステム
1A ブロードバンドタウン
1B ブロードバンドホットスポット
1C ブロードバンドサテライト
1D 通信スポット
2 デジタルカメラ
4 チップ
11A〜11D 画像サーバ
12A,12C ミニラボ
13A〜13C 無線LAN通信機器
14 写真店
15 転送部
21 撮像手段
22 制御手段
22A メモリ
23 フレームメモリ
24 入力手段
24A 無線LAN探索ボタン
24B 携帯電話位置情報取得ボタン
24C GPSボタン
25 圧縮解凍手段
26 表示手段
27 転送確定ボタン
28 データメモリ
31 記録媒体インターフェース
32 記録媒体
41 第1の通信手段
42 第2の通信手段
43 認識情報記憶手段
44 送信先記憶手段
45 LED
46,52 探索手段
51 GPS手段
Claims (6)
- 撮像により画像データを取得する撮像手段と、
無線LAN通信機器と無線LANによるデータ通信を行う無線LAN通信手段と、
前記無線LAN通信機器と前記無線LANによるデータ通信を行う際に必要な認証情報を記憶する認証情報記憶手段と、
前記撮像手段により取得された前記画像データを記憶する画像記憶手段と、
該画像記憶手段に記憶された前記画像データの転送指示を受け付ける指示手段と、
前記画像記憶手段に前記画像データが記憶されている状態において、前記指示手段により前記転送指示が受け付けられると、前記無線LAN通信手段と前記無線LAN通信機器とのデータ通信を行って前記認証情報記憶手段に記憶された前記認証情報を前記無線LAN通信機器に送信し、該無線LAN通信機器において前記認証情報による認証がなされると、前記画像記憶手段に記憶された前記画像データを前記無線LAN通信機器に送信するよう、前記無線LAN通信手段を制御する制御手段とを備えたことを特徴とする撮像装置。 - 前記無線LAN通信手段と通信可能な無線LAN通信機器を外部からの指示入力に基づいて探索する探索手段と、
該探索手段により探索された無線LAN通信機器を探索結果としてリスト表示する表示手段と、
該探索結果から所望とされる無線LAN通信機器の選択を受け付ける選択手段とをさらに備え、
前記制御手段は、前記画像記憶手段に前記画像データが記憶されている状態において、前記探索結果から所望とされる無線LAN通信機器が選択され、かつ前記指示手段により前記転送指示が受け付けられると、前記無線LAN通信手段と前記選択された無線LAN通信機器とのデータ通信を行って前記認証情報記憶手段に記憶された前記認証情報を前記選択された無線LAN通信機器に送信し、該選択された無線LAN通信機器において前記認証情報による認証がなされると、前記画像記憶手段に記憶された前記画像データを前記選択された無線LAN通信機器に送信するよう、前記無線LAN通信手段を制御する手段であることを特徴とする請求項1記載の撮像装置。 - 前記探索手段は、前記無線LAN通信手段が、前記認証情報により認証される無線LAN通信機器に加えて、該認証される無線LAN通信機器とローミングを行う無線LAN通信機器を含む他の無線LAN通信機器を探索する手段であり、
前記表示手段は、前記無線LAN通信手段が、前記認証される無線LAN通信機器および/または前記他の無線LAN通信機器を含む複数の無線LAN通信機器と通信可能である場合に、該複数の無線LAN通信機器の種別を表示する手段であることを特徴とする請求項2記載の撮像装置。 - 前記表示手段は、前記他の無線LAN通信機器の通信料金を表示する手段であることを特徴とする請求項3記載の撮像装置。
- 前記探索手段は、携帯電話通信網によるデータ通信を行う携帯電話通信手段を備え、
前記携帯電話通信手段により、該携帯電話通信手段と前記データ通信を行う前記携帯電話通信網の基地局を表す基地局情報を受信し、該基地局情報に基づいて前記無線LAN通信手段と通信可能な無線LAN通信機器の探索を行う手段であることを特徴とする請求項2から4のいずれか1項記載の無線LAN通信装置。 - 前記探索手段は、GPS衛星からのGPS情報を受信するGPS受信手段を備え、
前記GPS情報に基づいて、前記無線LAN通信手段と通信可能な無線LAN通信機器の探索を行う手段であることを特徴とする請求項2から4のいずれか1項記載の無線LAN通信装置。
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