JP2010068493A - 情報記憶装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】複数の情報記憶装置間で大容量の情報の交換を高速かつ低消費電力で行うことを可能とする。
【解決手段】デジタルカメラC−01、C−02、C−03、C−04のいずれかで撮影が行われると、得られた画像データ(原画像データ)に対応するインデックス情報が、広域低速通信を介して他のデジタルカメラに送出される。各デジタルカメラのディスプレー208には、他のデジタルカメラで撮られた画像のインデックス画像も表示され、ユーザは所望のものを選択可能に構成される。二つのデジタルカメラが狭域高速通信を介して接続されると、ユーザが選択したインデックス画像に対応する原画像データがこの狭域高速通信を介して一方のデジタルカメラから他方のデジタルカメラに送信される。
【選択図】図1
【解決手段】デジタルカメラC−01、C−02、C−03、C−04のいずれかで撮影が行われると、得られた画像データ(原画像データ)に対応するインデックス情報が、広域低速通信を介して他のデジタルカメラに送出される。各デジタルカメラのディスプレー208には、他のデジタルカメラで撮られた画像のインデックス画像も表示され、ユーザは所望のものを選択可能に構成される。二つのデジタルカメラが狭域高速通信を介して接続されると、ユーザが選択したインデックス画像に対応する原画像データがこの狭域高速通信を介して一方のデジタルカメラから他方のデジタルカメラに送信される。
【選択図】図1
Description
本発明は、情報記憶装置に関し、特に複数の情報記憶装置間で情報ファイルを授受して情報を共有化することを可能とするものに関する。
W−LAN、携帯電話の公衆回線網などを経由して複数の装置間で画像データを共有する技術が知られている。しかし、その転送速度に制約があり、大容量の画像データを転送するためには時間を要する。また、回線速度を増そうとすると、消費電力が大きくなり、電池による稼働時間の低下を招くことがあった。
特許文献1には、ユーザの移動につれて刻々と変化する通信環境での複数のネットワークインタフェースを備えた移動端末を含むネットワークシステムにおいて、映像や音声などを授受するためにデータ通信を行う際に、アプリケーション毎に設定された優先基準もしくはユーザの嗜好にあわせて伝送路を選択することを可能とする技術が開示されている。
上記技術によれば、異なるネットワークに移動した際に、無線通信手段を切り替え、ネットワーク情報に合わせた品質のコンテンツを選択することで、通信端末の存在する場所に応じた品質のサービスを提供することが可能となる。
特開2007−281623号公報
上述した技術を用い、二つのカメラ間で画像データを共有することを考えた場合、二つのカメラは共にネットワークを介して画像データを授受することになる。従って、二つのカメラの間で画像データのスムーズな授受が行われるようにするためには、これら二つのカメラが共に高速通信を可能とする圏内にある必要がある。
例えば、山の中等、電波の届きにくい場所にこれら二つのカメラが存在する場合、これらのカメラが仮に至近距離にあったとしてもスムーズな画像データの授受は難しくなる。また、ネットワークを介しての高速通信を実現しようとするとカメラバッテリーの消費を増すことになり、稼働時間の低下を招く。
本発明は上記の問題に鑑みなされたもので、複数の情報記憶装置間で情報を伝送する際に、消費電力の増加を招くことなく、高速のデータ通信を手軽に行うことを可能とする技術を提供することを目的とする。
(1) 本発明は、情報を記憶および送受信可能な情報記憶装置に適用され、この情報記憶装置が、
原情報を記憶媒体に記憶する情報記憶部と、
前記原情報を要約、または一部を抽出して、原情報よりデータサイズの小さい要約情報を生成する要約情報生成部と、
前記原情報を特定する情報である情報IDを生成するID生成部と、
無線通信により他の装置と情報を送受信する第1通信部と、
他の装置と、前記第1の通信部で可能な通信速度よりも高速であるが、前記第1の通信部で可能な到達距離よりも近距離の範囲でのみ情報の送受信が可能な第2の通信部と、
前記第2の通信部を介して第1の外部装置と接続されたことを検出する接続検出部と、
前記要約情報と、当該の要約情報に対応する原情報を特定する情報IDと、当該情報記憶装置を特定する装置IDとを含むインデックス情報を前記第1の通信部を介して前記第1の外部装置に送信するインデックス情報送信部と、
前記接続検出部により、前記第2の通信部を介して前記第1の外部装置との接続が検出されたときに、前記第1の外部装置から送信された情報要求を受信し、その情報要求中に含まれた前記情報IDで特定される原情報を前記記憶媒体から読み出し、前記第2の通信部を介して前記第1の外部装置に送信する原情報送信部と
を有することにより上述した課題を解決する。
原情報を記憶媒体に記憶する情報記憶部と、
前記原情報を要約、または一部を抽出して、原情報よりデータサイズの小さい要約情報を生成する要約情報生成部と、
前記原情報を特定する情報である情報IDを生成するID生成部と、
無線通信により他の装置と情報を送受信する第1通信部と、
他の装置と、前記第1の通信部で可能な通信速度よりも高速であるが、前記第1の通信部で可能な到達距離よりも近距離の範囲でのみ情報の送受信が可能な第2の通信部と、
前記第2の通信部を介して第1の外部装置と接続されたことを検出する接続検出部と、
前記要約情報と、当該の要約情報に対応する原情報を特定する情報IDと、当該情報記憶装置を特定する装置IDとを含むインデックス情報を前記第1の通信部を介して前記第1の外部装置に送信するインデックス情報送信部と、
前記接続検出部により、前記第2の通信部を介して前記第1の外部装置との接続が検出されたときに、前記第1の外部装置から送信された情報要求を受信し、その情報要求中に含まれた前記情報IDで特定される原情報を前記記憶媒体から読み出し、前記第2の通信部を介して前記第1の外部装置に送信する原情報送信部と
を有することにより上述した課題を解決する。
本発明によれば、情報量の比較的少ないインデックス情報は第1の通信部を介して外部装置に送信し、第1の通信部で可能な通信速度よりも高速であるが、第1の通信部で可能な到達距離よりも近距離の範囲でのみ情報の送受信が可能な第2の通信部を介して情報記憶装置と外部装置との接続が行われたことを接続検出部が検出したときに、外部装置から送信された情報要求を受信し、その情報要求中に含まれた情報IDで特定される原情報を、第2の通信部を介して外部装置に送信する構成を有することにより、情報量の比較的大きい原情報をより短時間で送出することが可能となる。また、第2の通信部が、第1の通信部で可能な到達距離よりも近距離の範囲でのみ情報の送受信が可能であるので、情報の送受信に際して消費電力を抑制することが可能となる。
請求項5に記載の発明によれば、以下の作用効果を奏することが可能となる。すなわち、一対の情報記憶装置が、接続要求を送信する接続要求モードと、接続要求を受信するのを待つ待ち受けモードとで作動可能に構成される場合に、両者が共に待ち受けモードになってしまっては両者の間での接続を確立することができない。両者が共に接続要求モードになっても同様である。また、仮に一方が接続要求モード、他方が待ち受けモードになって、両者の間での接続が確立したとしても、両者の動作モードの関係を逆にするためにはモードを切り替える操作が必要となる。この点、請求項5に記載の発明によれば、接続要求モードと待ち受けモードとを時間経過に応じて切り換えるモード切り換え部を有することにより、両者の間での接続を容易に確立することが可能となる。また、ユーザが動作モード切替操作をすることなく、時間経過にともなって両者の動作モードが自動的に切り替えられるので、両者の間で容易に双方向での情報の授受を行うことが可能となる。
請求項6に記載の発明によれば乱数発生部を有していて、接続要求モードと待ち受けモードとを時間経過に応じて切り換える際の切替タイミングをランダムにすることが可能となる。したがって、一対の情報記憶装置の間では、一方が接続要求モード、他方が待ち受けモードとなる時間帯、そして一方が待ち受けモード、他方が接続要求モードとなる時間帯が必ず出現するので、確実に接続を確立することが可能となる。つまり、一定の時間間隔で接続要求モードと待ち受けモードとの切り替えが行われた場合に、両者の間モードの切り替えがたまたま同期してしまって、いつまでも接続を確立することができない、といった不具合を抑止することが可能となる。
− 第1の実施の形態 −
本願の実施例では、デジタルカメラ間での画像データの交換について説明しているが、ビデオカメラや、ボイスクレコーダなど、他の装置間のビデオデータや音声データ等の交換であっても良いのは、勿論である。
本願の実施例では、デジタルカメラ間での画像データの交換について説明しているが、ビデオカメラや、ボイスクレコーダなど、他の装置間のビデオデータや音声データ等の交換であっても良いのは、勿論である。
図1は、ネットワークを介して接続される複数のデジタルカメラ間で画像データの授受が行われる際の手順を説明する図である。図1(a)において、4台のデジタルカメラC−01、C−02、C−03、C−04が携帯電話の公衆回線網等を介して互いに接続可能となっている。これらのデジタルカメラは、必ずしも同じ機種である必要はなく、以下で説明する通信機能を備えていればよい。また、ネットワークを介して接続されるデジタルカメラの数は2台以上の任意の数とすることが可能である。
本発明の実施の形態において、デジタルカメラC−01、C−02、C−03、C−04は、携帯電話やワイヤレスLAN等を用いた無線ネットワークを介して接続されている。これらのネットワークでは、比較的遠距離での通信が可能ではあるが、通信速度は比較的低い。したがって、デジタルカメラC−01、C−02、C−03、C−04は、通信に要する電力消費量は比較的小さい。
使用に先立ち、デジタルカメラC−01、C−02、C−03、C−04のユーザは、これらのデジタルカメラ間で画像データの共有を可能とするグループを形成する設定をする。以後、この設定を解除するまでは以下で説明する画像データの共有が行われる。これにより、あるデジタルカメラのユーザは、他のデジタルカメラのユーザとの間で画像データを授受することが可能となる。
図1(a)において、デジタルカメラC−01、C−02、C−03、C−04の各ユーザは、自分の持っているデジタルカメラを用いて撮影をする。このとき、一のデジタルカメラから他の3台のデジタルカメラにインデックス情報が送信される。このインデックス情報には、デジタルカメラを特定可能な情報(以下、カメラIDと称する)、画像データを特定可能な情報(以下、画像IDと称する)、インデックス画像データなどを含む。デジタルカメラC−01、C−02、C−03、C−04間でインデックス情報を授受することにより、あるデジタルカメラは他のデジタルカメラで撮影して得られた画像のインデックス情報を全て持つことが可能となる。図1(a)の処理A1では、撮影による画像データ生成の処理と、グループを組む複数のデジタルカメラ間でインデックス情報を授受して共有化する処理が行われる。
あるデジタルカメラのユーザは、図1(b)に示されるように、デジタルカメラの背面等に備えられるメニューボタン102を操作してデジタルカメラを画像選択モードで動作させることが可能となる。画像選択モードに動作モードが切り替えられたデジタルカメラのディスプレー208には、サムネール画像などとも称されるインデックス画像106が表示される。ここで表示されるインデックス画像は、デジタルカメラC−01、C−02、C−03、C−04全てで撮影して得られた画像のうち、自分のカメラ以外のカメラで得られた画像のインデックス画像とすることが望ましい。
ユーザは操作ボタン104などを操作して所望の画像を選択する操作をする。なお、以下ではインデックス画像を表示するための画像データをインデックス画像データと称し、撮影して生成された、比較的大きなファイルサイズを有する画像データを原画像データと称する。ユーザが所望の画像を選択する操作は、選択された画像を撮影したデジタルカメラから原画像データを後で受け取るための、いわば「予約」をするための操作である。図1(b)の処理A2では、ユーザが上述のように所望の画像を選択する操作を受け付けるための処理が行われる。
例えば、テーマパークや観光地などでデジタルカメラC−01、C−02、C−03、C−04を所有する4人のユーザがそれぞれ撮影をすると処理A1が各デジタルカメラ内で行われる。このとき、デジタルカメラC−01のユーザがデジタルカメラC−02、C−03、C−04を所有するユーザの集合写真を撮ったとする。その写真のインデックス情報がデジタルカメラC−01からデジタルカメラC−02、C−03、C−04に送出される(処理A1)。デジタルカメラC−02、C−03、C−04のユーザは各自のカメラでインデックス画像を確認し、その原画像が欲しければ選択する操作をする。デジタルカメラC−02、C−03、C−04はそれぞれ、ユーザの操作を受け付ける処理をする(処理A2)。
このように、処理A1、処理A2が繰り返し行われる。この様子が図1の(c)に示されている。ここまでの段階では原画像データの授受はまだ行われていない。
デジタルカメラC−01、C−02、C−03、C−04は、比較的近距離、例えば数センチメートル程度以内の距離となるように二台、あるいはそれ以上の数のデジタルカメラを近づけると、また、二台のカメラをケーブル等で接続すると、高速(大容量)の通信が可能となる高速通信手段を備えている。処理A2で選択された画像に対応する原画像データが、この高速通信手段を介して授受される(処理A3)。この様子が図1の(d)に示されている。図1の(d)においては、デジタルカメラC−01とデジタルカメラC−02との間で原画像データを授受する様子が示されている。
図2は、デジタルカメラC−01、C−02、C−03、C−04の内部構成を概略的に説明するブロック図である。図2を参照しての以下の説明ではデジタルカメラの参照符号を明示しないが、デジタルカメラC−01、C−02、C−03、C−04のうち、いずれも同様の構成を有している。
デジタルカメラは撮像部202と、画像処理部204と、表示制御部206と、ディスプレー208と、第1通信部210と、第2通信部212と、第2通信検出部214とを有する。デジタルカメラはさらに、システムコントローラ216と、プログラムメモリ218と画像管理情報記憶部220と、画像選択操作受付部224と、操作スイッチ226とを有する。上記の各構成要素はシステムバス228を介して互いに電気的に接続されている。画像記憶部222は、フラッシュメモリやハードディスクドライブ等で構成され、デジタルカメラに内蔵されていても、着脱可能なメモリーカードであってもよい。
撮像部202は、撮影レンズ、絞り制御部、シャッタユニット、CCD撮像素子またはCMOS撮像素子、アナログフロントエンド部、A/D変換部等を含み、デジタルの画像信号の画像信号を出力する。
画像処理部204は、撮像部202から出力されるデジタル画像信号を処理して原画像データおよびインデックス画像データを生成する。表示制御部206はディスプレー208に画像や文字情報等を表示するための制御をする。ディスプレー208は、例えば液晶パネルとバックライトユニットとを含み、カラー画像を表示可能に構成される。
第1通信部210は、上述した処理A1を行う際に用いられる、比較的遠距離(広域)での通信(送信・受信)が可能に構成される、無線通信部である。第1通信部210で可能な通信速度は比較的低速であり、消費電力も比較的少なくて済むものである。本実施の形態において、第1通信部210は、携帯電話の公衆回線網、あるいはテーマパークや動物園、水族館等の施設中に敷設されるワイヤレスLANを利用可能であるものとする。以下では第1通信部を介して行われる無線通信を広域低速通信と称する。
第2通信部212は、上述した処理A3を行う際に用いられる、比較的高速の通信(送信・受信)を可能とする通信部である。第2通信部212の通信形態は、有線、無線を問わない。無線通信である場合には光、電波等、任意の通信方式が利用可能である。但し、通信に係る電力消費を抑制するために、有線通信装置または短距離でのみ通信が可能な無線通信装置により構成されることが望ましい。本実施の形態においては、通信距離が数センチメートル以内、例えば3センチメートル以内である近距離無線技術を用いた超広帯域無線により相手機器(デジタルカメラ)と通信可能な構成を有するものとする。以下では第2通信部を介して行われる無線通信を狭域高速通信と称する。
第2通信検出部214は、接続先(通信先)のデジタルカメラと第2通信部を介して通信可能であるか否かを判定する動作を繰り返し行う。具体的には、所定の時間間隔、例えば1ミリ秒、5ミリ秒、10ミリ秒、50ミリ秒、100ミリ秒、200ミリ秒、500ミリ秒、1秒、2秒といった時間間隔でパイロット信号の検出を試行する動作を行う。
プログラムメモリ218は、RAMおよびフラッシュメモリを有し、フラッシュメモリ中にプログラム(ファームウェア)が記憶される。システムコントローラ216は、フラッシュメモリ中のプログラムをRAM上に読み出して解釈・実行し、デジタルカメラの動作を全体的に制御する。上記の処理A1、A2、A3もシステムコントローラ216により実行される。
画像記憶部222には、画像処理部204により生成された原画像データ、インデックス画像データや、他のデジタルカメラから受信した原画像データ、インデックス画像データが記憶される。
操作スイッチ226はユーザがメニューボタン102、操作ボタン104等を操作するのに応じてオン・オフ動作するスイッチである。画像選択操作受付部224は、操作スイッチ226のオン・オフ状態を検出して、ディスプレー208に表示されるインデックス画像106中からユーザが選択して原画像データ送出を希望する設定をする操作を受け付ける処理を行う。
画像管理情報記憶部220は、上記の処理A1、A2、A3を実行する際に更新、参照される情報を記憶するためのメモリである。画像管理情報記憶部220は、図3に示されるように、画像交換管理テーブル300、撮影画像管理テーブル302、接続情報テーブル304、未送信リスト306を有する。
撮影画像管理テーブル302には、撮像部202で撮影され、画像処理部204で生成された原画像データおよびインデックス画像データのファイル名、画像記憶部222内におけるこれらの画像データの記憶場所を特定するパス情報、撮影日時に関する情報、そして撮影条件の情報(Exif情報)などが記憶される。
接続情報テーブル304には、接続先のデジタルカメラを特定するID情報、暗号キーなどが接続先ごとに記憶される。暗号キーは、複数のデジタルカメラ間で情報を授受する際に、その情報がグループ外の情報機器に漏れることの無いようにするために用いられる情報である。デジタルカメラC−01、C−02、C−03、C−04がサーバ等を介して接続する構成を有する場合には、サーバに接続する際に必要となるアカウント名、パスワード等も接続情報テーブル304中に記憶される。
未送信リスト306には、接続先のデジタルカメラにまだ送信していないインデックス情報が記憶される。未送信リストについては後で図8を参照して詳細に説明する。
ここで図4を参照し、画像交換管理テーブル300に記憶される内容の一例を説明する。画像交換管理テーブル300は、カメラID404、画像ID406、インデックス画像保管場所のパス408、取得フラグ410といったフィールドを有してなるレコード402A、402B、…を記憶するテーブルである。
カメラID404は、インデックス情報を受け取った接続先のデジタルカメラを特定可能とする情報を含む。例えば、デジタルカメラのシリアル番号をカメラID404に含めることが可能である。
インデックス情報を受け取った接続先のデジタルカメラ(インデックス情報の送信元)内には、このインデックス情報に対応する原画像データが保管されている。画像ID406は、接続先のデジタルカメラ内で上記原画像データに付与されているファイル名を特定可能とする情報を含む。
インデックス画像保管場所のパス408(以下、単にパス408と称する)は、インデックス画像データの保管場所を特定可能とする情報を含む。例えば、図4に示される画像交換管理テーブル300を保持するデジタルカメラ(デジタルカメラC−01)内において、接続先のデジタルカメラ(デジタルカメラC−02、C−03、C−04)から受信したインデックス情報中から抽出されたインデックス画像の画像データが記憶される場所を特定可能とする情報を含む。
取得フラグ410は、上述した処理A2によってユーザによる画像選択操作を受け付けた画像(例えばデジタルカメラC−01のユーザが、他のデジタルカメラC−02、C−03、またはC−04で撮影して得られた画像の中から原画像データの転送を希望するのを受け付けた画像)を特定可能とする情報である。
図4に示されるレコード402A、402Bの例を参照し、その内容について説明する。レコード402Aには、C−02、P0000101.jpg、/image/index/S00001.jpgといった情報が含まれる。すなわち、デジタルカメラC−02で生成され、デジタルカメラC−02内でP0000101.jpgと云うファイル名で保存されている原画像データに対応するインデックス画像データが、デジタルカメラC−01の画像記憶部222内の/image/indexというディレクトリ内にS00001.jpgというファイル名で保管されており、この原画像データをデジタルカメラC−02から送出することを希望する設定操作が受け付けられていることをレコード402Aは示している。同様に、レコード402Bは、デジタルカメラC−02で生成され、このデジタルカメラC−02内でP0000102.jpgと云うファイル名で保存されている原画像データに対応するインデックス画像データが、デジタルカメラC−01の画像記憶部222内の/image/indexというディレクトリ内にS00002.jpgというファイル名で保管されており、原画像データのデジタルカメラC−02からの送出を希望する設定操作は今のところ受け付けていないことを示している。
図5、図6を参照し、デジタルカメラC−01からC−04のいずれかが処理A1を行う際の手順について説明をする。図5、図6は、システムコントローラ216によって実行される処理手順を説明する概略フローチャートである。処理A1中、撮影・インデックス情報送信の処理手順が図5に示され、インデックス情報受信の処理手順が図6に示されている。図5に示される処理が一のデジタルカメラ(インデックス情報を送信する側のデジタルカメラ)で行われるとき、他のデジタルカメラ(インデックス情報を受信する側のデジタルカメラ)では図6に示される処理が行われる。
図5、図6に示されるフローチャート中、破線は第1通信部210を介しての送信・受信が行われることを意味し、下向きの三角形で囲われたアルファベットは信号(情報)が送信されることを意味している。また、四角で囲われたダッシュ(’)付きのアルファベットは、信号(情報)が受信されることを意味している。例えば図5のS508において一のデジタルカメラから送信される接続要求Aは、図6のS600において他のデジタルカメラによって接続要求A’として受信されることを意味している。同様に、S604で他のデジタルカメラから送信される接続確認Bは、S510で一のデジタルカメラによって接続確認B’として受信されることを意味している。
S500において撮影・画像生成処理が行われる。この処理には、撮像部202からのデジタル画像信号の読み出し、デモザイク、ホワイトバランス、ノイズ低減、階調補正、JPEG圧縮等の処理をして原画像データを生成する処理が含まれる。S502において、縮小画像生成、すなわちインデックス画像データを生成する処理が行われる。そしてS504において原画像データを画像記憶部222に保存する処理が行われる。
S506において、接続先カメラに接続する際に必要となる接続情報をシステムコントローラ216は接続情報テーブル304から読み出す。例えば、図5に示す処理手順をデジタルカメラC−01のシステムコントローラ216が実行する場合、デジタルカメラC−02、C−03、C−04に接続する際に必要となる接続情報を接続情報テーブル304から読み出す。
S508で、第1通信部210から接続要求Aを送信する処理が行われる。続くS510では、接続確認B’を接続先(インデックス情報を受信する側のデジタルカメラ)から受信する処理が行われる。
システムコントローラ216は、接続を意図する相手(接続先)からの応答があったか否かをS512で判定し、この判定が肯定されるとS514に進む。S512での判定が否定された場合S524に進む。
S514でシステムコントローラ216は、インデックス情報Cを接続先に向けて送信する。S516でシステムコントローラ216は、未送信のインデックス情報中、上記接続先に送るべきものがまだあるか否かを判定し、この判定が肯定されるとS518に進む。S516での判定が否定されるとS520に進む。S516での判定は、後で詳述する未送信リストをシステムコントローラ216が参照することにより行われる。
S518においてシステムコントローラ216は、未送信のインデックス情報中、上記接続先に送るべきものを送信する。S520では接続先との接続を解除する処理がおこなわれる。
S512での判定が否定された場合の分岐先であるS524において、接続を意図する相手との接続の試行を開始してからの経過時間が、予め設定されているタイムアウト時間に達したか否かをシステムコントローラ216は判定する。この判定が否定された場合にはS510に戻り、接続確認B’を接続先から受信する処理を繰り返し行う。S524での判定が肯定された場合、すなわち、接続を意図する相手との接続の試行を開始してからの経過時間が、予め設定されているタイムアウト時間に達した場合、S526に進む。
S526においてシステムコントローラ216は、接続を意図したけれども接続できなかった接続先に関連する情報と、送信できなかったインデックス情報に関連する情報とを未送信リストに登録(追加)し、S522に進む。
S522でシステムコントローラ216は、全ての接続先(デジタルカメラC−02、C−03、C−04)との接続を試行したか否かを判定し、この判定が否定されるとS506以降の処理が繰り返し行われる。S522での判定が肯定されると撮影・インデックス情報送信の処理を終える。
ここで図8を参照して未送信リスト306について説明する。未送信リスト306は、上述したように、接続を意図したけれども接続できなかった接続先に関連する情報と、送信できなかったインデックス情報に関連する情報とが記録されるリストである。未送信リスト306には、接続できなかった接続先に関連する情報としては、送信先カメラID802が記録される。送信できなかったインデックス情報に関連する情報としては、画像ID804が記録される。画像ID804は、送信できなかったインデックス情報に対応する原画像データに付与されるファイル名とすることができる。未送信リスト306にはまた、送信試行日時に関連する情報806を記録することができる。システムコントローラ216が未送信のインデックス情報をS518で送信する際、あるいはS522で全ての接続先との接続を試行したか否かを判定する際に未送信リスト306を参照する。
インデックス情報を送信しようとしたときに、接続を意図した相手(接続先)の電源がオフになっていた場合、あるいは電波の届きにくい場所に位置していた場合にはインデックス情報を接続先に送信することはできない。しかし、未送信リスト306に記録される情報に基づいてインデックス情報を再送信することを試行することが可能となるので、インデックス情報の伝達漏れを抑制することが可能となる。
なお、デジタルカメラC−01、C−02、C−03、C−04がサーバを介して接続される場合、サーバが未送信リスト306を有していて、サーバが未送信リスト306の内容を管理してもよい。この場合、接続先に送信することのできなかったインデックス情報をサーバが一時的に保管し、サーバと上記接続先との接続が確立したときにサーバからインデックス情報を送出するようにしてもよい。
図6を参照し、インデックス情報受信処理手順について説明する。S600においてシステムコントローラ216は接続要求A’の受信を試行する。システムコントローラ216は接続要求を受信することができたか否かをS602で判定し、この判定が否定されるとS600に戻り、接続要求A’の受信試行を繰り返す。
S602での判定が肯定された場合、システムコントローラ216は、接続要求A’を送信してきた相手(インデックス情報送信元)に対して接続確認Bを送信する処理をS604で行う。
S606でシステムコントローラ216は、インデックス情報送信元から送出されるインデックス情報C’を受信する処理を行う。システムコントローラ216は、受信したインデックス情報C’からインデックス画像データを抽出して画像記憶部222に記憶し、画像交換管理テーブル300中に新たなレコードを追加(登録)する処理をS608で行う。
S610でシステムコントローラ216は、インデックス情報送信元が接続解除をしようとしていることの有無を検出する。S612においてシステムコントローラ216は、インデックス情報送信元からの接続解除があったかどうかを判定し、この判定が否定されるとS606に戻り、上記インデックス情報送信元から別のインデックス情報C’を受信する。S612での判定が肯定された場合、処理はS614に進み、インデックス情報送信元との接続を解除して上述した一連のインデックス情報受信に係る処理を完了する。
図7は、処理A2、すなわちユーザによる画像選択操作を受け付ける処理の手順を説明する概略フローチャートである。処理A2もシステムコントローラ216によって実行される。S700では、画像交換管理テーブル300に登録された情報に基づき、インデックス画像106をディスプレー208に表示する処理が行われる。
S702では、ユーザによるメニューボタン102、操作ボタン104の操作を検知して、ユーザにより選択されたインデックス画像106を特定する処理が行われる。S704においてシステムコントローラ216は、画像交換管理テーブル中のレコードを更新する。つまり、ユーザにより選択されたインデックス画像に対応するレコード中の取得フラグを1にセットする処理をシステムコントローラ216は行う。
図9A、図9Bは、二つのデジタルカメラ、例えばデジタルカメラC−01とC−02とが第2通信部212を介して原画像データの授受を行う際の処理手順を説明するフローチャートである。以下の説明で明らかになるが、二つのデジタルカメラの双方において図9A、図9Bに示す処理が実行される。そして、一方のデジタルカメラ内でS900、S902、S904、…と続く処理が行われているときには、他方のデジタルカメラ内でS930、S932、S934、…と続く処理が実行される。
図9A、図9Bに示されるフローチャート中、太い実線は第2通信部212を介しての送信・受信が行われることを意味し、下向きの三角形で囲われたアルファベットは信号(情報)が送信されることを意味している。また、四角で囲われたダッシュ(’)付きのアルファベットは、信号(情報)が受信されることを意味している。例えば図9AのS912において、一方のデジタルカメラによって原画像データH’として受信される原画像データHは、図9AのS940において他方のデジタルカメラから送信されたものであることを意味している。
S900において、第2通信部を介してのパイロット信号の検出が試行される。S902において、パイロット信号が検出されたか否かの判定が行われ、この判定が肯定されると処理はS904に進む。S904においてシステムコントローラ216は、第2通信部212を介して通信したい相手先(接続先)を特定するカメラIDを含む接続要求信号Eを、第2通信部212を介して送信する。例えば、デジタルカメラC−01がデジタルカメラC−02から原画像データを取得する状況では、デジタルカメラC−01のシステムコントローラ216はS904においてデジタルカメラC−02を特定可能なカメラIDを含む接続要求信号Eを送信する。
S906においてシステムコントローラ216は接続確認F’の受信を試行する。S908でその試行結果が判定され、接続先から接続確認F’を受信して、接続先と接続したと判定される場合にはS910に進む。一方、S908の判定が否定された場合にはS960に分岐する。
S960では、接続要求信号Eを発してから所定の時間、例えば100ミリ秒、200ミリ秒、500ミリ秒、1秒、2秒といった時間が経過しているか否かが判定される。S960での判定が肯定された場合、システムコントローラ216は原画像データ交換の処理を終える。S960の判定が否定された場合にはS906に戻り、接続確認F’の受信の試行を繰り返す。
S910においてシステムコントローラ216は、画像交換管理テーブル300にアクセスし、接続先のカメラIDと一致するレコード中で取得フラグが1にセットされている画像の送出要求Gを第2通信部212から出力する。
S912において、接続先から第2通信部212を経て送出される原画像データH’を受信する処理が行われる。S914においてシステムコントローラ216は、受信した原画像データH’を画像記憶部222に記憶する。
システムコントローラ216はS916において、接続先からの原画像送出要求I’の受信を試行する。システムコントローラ916はS918において、接続先から原画像送出要求を受信したか否かを判定する。この判定が肯定されると処理はS920に進む一方、否定されるとS970に分岐する。
S970では、接続先から原画像送出要求I’の受信を試行することを開始してから所定の時間、例えば100ミリ秒、200ミリ秒、500ミリ秒、1秒、2秒といった時間が経過しているか否かが判定される。S970での判定が肯定された場合、処理はS922に進む。S970の判定が否定された場合にはS916に戻り、原画像送出要求I’の受信の試行を繰り返す。
S920においてシステムコントローラ216は、接続先から受信した原画像送出要求I’中に含まれる画像IDに対応する原画像データを画像記憶部222から読み出し、第2通信部212を介して原画像データJとして接続先に送信する。
S922においてシステムコントローラ216は接続先との第2通信部212を介しての接続を解除する処理を行い、原画像データ交換の処理を終える。
S902での判定が否定された場合の分岐先であるS930において、システムコントローラ216は第2通信部212からパイロット信号を発し、接続先からの接続要求E’を受信することを試行する処理を行う。
S932において、システムコントローラ216は、接続先からの接続要求E’を受信したか否かの判定を行い、この判定が肯定されると処理はS934に進む。S934においてシステムコントローラ216は、第2通信部212を介して接続確認Fを接続先に送信する。
S936においてシステムコントローラ216は接続先から原画像データ送出の要求G’を受信する。S938においてシステムコントローラ216は、接続先から受信した原画像送出要求G’中に含まれる画像IDに対応する原画像データを画像記憶部222から読み出し、続くS940で原画像データHとして第2通信部212から接続先に送信する。
S942においてシステムコントローラ216は、画像交換管理テーブル300にアクセスし、接続先のカメラIDと一致するレコード中で取得フラグが1にセットされている画像の送出要求Iを第2通信部212から出力する。
S944において、接続先から第2通信部212を経て送出される原画像データJ’を受信する処理が行われる。S946においてシステムコントローラ216は、受信した原画像データJ’を画像記憶部222に記憶する。
S948においてシステムコントローラ216は、接続先が接続解除をしようとしていることの有無を検出する。S950においてシステムコントローラ216は、接続先からの接続解除があったかどうかを判定し、この判定が否定されるとS948に戻り、接続先が接続解除をしようとしていることの有無を検出する処理を繰り返す。S950の判定が肯定された場合、処理はS922に進む。
S922においてシステムコントローラ216は、接続先との第2通信部212を介しての接続を解除する処理を行い、原画像データ交換の処理を完了する。
以上に説明したように、本発明の第1の実施の形態によれば、複数のデジタルカメラC−01、C−02、C−03、C−04間でグループが形成され、これらのデジタルカメラC−01、C−02、C−03、C−04は通信に際して第1通信部210、すなわち消費電力が比較的少ない広域低速通信を介して接続される。そして、それぞれのデジタルカメラC−01、C−02、C−03、C−04で撮影が行われるとインデックス情報の交換が行われる。その結果、各デジタルカメラC−01、C−02、C−03、C−04のユーザは、これらすべてのデジタルカメラC−01、C−02、C−03、C−04で撮影して得られた画像のインデックス画像を共有化して各自のデジタルカメラで閲覧することができる。インデックス画像を閲覧したユーザが他のデジタルカメラで撮影して得られた原画像データが必要な場合には各自のデジタルカメラを操作し、原画像送出要求の設定をすることができる。
この時点では原画像データの送出要求が「予約」されているだけである。例えば、デジタルカメラC−01のユーザがデジタルカメラC−02で撮影して得られた原画像を必要とし、また、デジタルカメラC−02のユーザがデジタルカメラC−01で撮影して得られた原画像を必要としているような状況を考える。上述したような原画像データの送出要求の設定をした後、両ユーザは一緒に休憩、あるいは食事をする際などに両デジタルカメラを近づける。すると、両デジタルカメラ間では、第2通信部を経た狭域高速通信が自動的に開始されて原画像データの交換が自動的に行われる。このように、ユーザは原画像データの送信に際して複雑な操作をする必要は無く、単に両デジタルカメラを近づけるだけで原画像データの交換を行うことができる。このとき、狭域高速通信の技術を利用可能であるので、通信に要する時間を大幅に短縮でき、消費電力も抑制することが可能でデジタルカメラの稼働時間(一充電あたりの動作可能時間)の低下を抑制することが可能となる。
− 第2の実施の形態 −
図10は、ネットワークを介して接続される複数のデジタルカメラ間で画像データの授受が行われる際の手順を説明する図である。図10(a)において、第1の実施の形態を示す図1(a)と異なるのは、4台のデジタルカメラC−01、C−02、C−03、C−04がホストカメラHCに接続されていて、デジタルカメラC−01、C−02、C−03、C−04の間での直接の接続がなされない点である。
図10は、ネットワークを介して接続される複数のデジタルカメラ間で画像データの授受が行われる際の手順を説明する図である。図10(a)において、第1の実施の形態を示す図1(a)と異なるのは、4台のデジタルカメラC−01、C−02、C−03、C−04がホストカメラHCに接続されていて、デジタルカメラC−01、C−02、C−03、C−04の間での直接の接続がなされない点である。
使用に先立ち、デジタルカメラC−01、C−02、C−03、C−04およびホストカメラHCのユーザは、これらのデジタルカメラ間で画像データの共有を可能とするグループを形成する設定をする。このとき、ホストカメラになりうる機能を有するデジタルカメラをホストカメラとすることができる。あるいは、いずれのデジタルカメラもホストカメラに設定することが可能で、その中から適宜選択されたデジタルカメラをホストカメラとして設定してもよい。
デジタルカメラC−01、C−02、C−03、C−04とホストカメラHCとは、第1の実施の形態で説明した広域低速通信で接続される。デジタルカメラC−01、C−02、C−03、C−04のそれぞれで撮影が行われると、各デジタルカメラC−01、C−02、C−03、C−04で撮影して得られた画像のインデックス情報がホストカメラHCに送信される。なお、ホストカメラHCのユーザもまた撮影が可能であるが、説明を単純化することを目的として、ホストカメラHCでは撮影を行わない場合を例に説明をする。
ホストカメラHCはデジタルカメラC−01、C−02、C−03、C−04のそれぞれからインデックス情報を受信し、全てのデジタルカメラC−01、C−02、C−03、C−04のインデックス情報を全て記憶する。
ホストカメラHCは、デジタルカメラC−01、C−02、C−03、C−04のいずれかと接続されてこれらのデジタルカメラC−01、C−02、C−03、C−04からインデックス情報を受信すると、現在接続されているデジタルカメラ以外のデジタルカメラのインデックス情報を、現在接続されているデジタルカメラに送信する。
その結果、図10(a)の処理B1により、撮影による画像データ生成の処理と、グループを組む複数のデジタルカメラ間でのインデックス情報の共有化が行われる。
あるデジタルカメラのユーザは、図10(b)に示されるように、デジタルカメラの背面等に備えられるメニューボタン102を操作してデジタルカメラを画像選択モードで動作させることが可能となる。第1の実施の形態で図1(b)を参照して説明した処理A2と同様の処理が図10(b)の処理B2で行われる。
第1の実施の形態で示した例を用いて第2の実施の形態の説明をすると、テーマパークや観光地などでデジタルカメラC−01、C−02、C−03、C−04を所有する4人のユーザがそれぞれ撮影をすると各デジタルカメラC−01、C−02、C−03、C−04およびホストカメラHCの間でインデックス情報の交換が行われる。このとき、デジタルカメラC−01のユーザがデジタルカメラC−02、C−03、C−04を所有するユーザの集合写真を撮ったとする。その写真のインデックス情報がデジタルカメラC−01からホストカメラHCに送出される、そしてホストカメラHC内の画像交換管理テーブル300A内に新たなレコードが追加される。ホストカメラHCとデジタルカメラC−02、C−03、C−04とが接続される都度、上記のレコードに基づくインデックス情報が送出される(処理B1)。デジタルカメラC−02、C−03、C−04のユーザは各自のカメラでインデックス画像を確認し、その原画像が欲しければ選択する操作をする。デジタルカメラC−02、C−03、C−04はそれぞれ、ユーザの操作を受け付ける処理をする(処理B2)。
このように、処理B1、処理B2が繰り返し行われる。この様子が図10の(c)に示されている。ここまでの段階では原画像データの授受はまだ行われていない。
デジタルカメラC−01、C−02、C−03、C−04は、比較的近距離、例えば数センチメートル程度以内の距離となるように二台、あるいはそれ以上の数のデジタルカメラを近づけると、また、二台のカメラをケーブル等で接続すると、高速(大容量)の通信が可能となる高速通信手段を備えている。処理B2で選択された画像に対応する原画像データが、この高速通信手段を介して授受される(処理B3)。この様子が図10の(d)に示されている。図10の(d)においては、デジタルカメラC−01とデジタルカメラC−02との間で原画像データを授受する場合の様子が示されている。
デジタルカメラC−01、C−02、C−03、C−04およびホストカメラHCの内部構成は第1の実施の形態で図2を参照して説明したものと同様であるのでその説明を省略する。
図11の(a)は、デジタルカメラC−01、C−02、C−03、C−04の画像管理情報記憶部220に記憶される画像管理情報を示す。図11(b)に示す画像管理情報に含まれるテーブルおよびリスト中、第1の実施の形態で図3を参照して説明したものと同様のものには同じ符号を付してその説明を省略する。図12は、画像交換管理テーブル300内に記録される内容の例を示す。図12に示される画像交換管理テーブル300は、第1の実施の形態で図4を参照して説明したものと同様であるのでその説明を省略する。
図14の(a)は、未送信リスト306A内に記録される内容の例を示す。図14(a)に示される未送信リスト306Aにおいて、第1の実施の形態で図8を参照して説明したものと同様のものについては同じ符号を付してその説明を省略する。未送信リスト306と306Aとの違いは、送信先のフィールド1404に「ホスト」と記録される点である。すなわち、デジタルカメラC−01、C−02、C−03、C−04はホストカメラHCとだけ通信を行うように構成されているので、送信先フィールド1404はすべて「ホスト」となる。図14(a)中に示されるレコード1402内の情報を参照して説明すると、このレコード1402はホスト、C−04、P0000032.jpg、2008年09月21日13時32分11秒という情報が記録される。これは、2008年09月21日13時32分11秒にホストカメラHC宛に、デジタルカメラC−04に記録されるP0000032.jpgという原画像データの転送を要求する情報の送信を試みたが失敗したことを意味する。
図11の(b)は、ホストカメラHCの画像管理情報記憶部220に記憶される画像管理情報を示す。図11(b)に示す画像管理情報に含まれるテーブルおよびリスト中、第1の実施の形態で図3を参照して説明したものと同様のものには同じ符号を付してその説明を省略する。
画像交換管理テーブル300Aの内容例を図13に示す。デジタルカメラC−01、C−02、C−03、C−04のいずれかで撮影が行われ、これらのデジタルカメラからインデックス情報がホストカメラHCに送出されるのに応じてレコード1302A、1302B、…が追加される。各レコード1302A、1302B、…は、カメラID404、画像ID406、インデックス画像保管場所のパス408のフィールドを有する。これらのフィールドに関しては、第1の実施の形態で図4を参照して説明したものと同様であるのでその説明を省略する。
画像交換管理テーブル300Aは、デジタルカメラC−01、C−02、C−03、C−04の全てから送出されるインデックス情報に基づくレコードが追加される点で図4に示されるデジタルカメラC−01の画像交換管理テーブル300と異なる(画像交換管理テーブル300にはデジタルカメラC−01のインデックス情報に基づくレコードは記録されない)。また、画像交換管理テーブル300Aには取得フラグのフィールドが無い。カメラID404、画像ID406の双方が画像交換管理テーブル300Aには記録される。したがって、仮に異なるデジタルカメラ間で同じファイル名(画像ID)の画像データが生成されても識別が可能となる。
ホストカメラHCは、デジタルカメラC−01、C−02、C−03、C−04のいずれかと上記広域低速通信によって接続されたときに、そのデジタルカメラからインデックス情報を受信する。このインデックス情報を受信した後、ホストカメラHCは画像交換管理テーブル300A中に記録されるレコード1302A、1302B、…に対応するインデックス情報を、接続されているデジタルカメラに送出する。
このとき、例えばホストカメラHCがデジタルカメラC−01に接続されている場合、画像交換管理テーブル300A中の、デジタルカメラC−01から送出されたインデックス情報に基づいて追加されたレコードのインデックス情報は送信対象情報から除かれる。理由は、デジタルカメラC−01が元々有しているインデックス情報をデジタルカメラC−01に送っても無駄だからである。
図14の(b)は、更新情報未送信リスト306B内に記録される内容の例を示す。図14(b)中に示されるレコード1412A内の情報を参照して説明すると、このレコード1412はC−01、C−04、P0000109.jpg、画像登録、2008年09月21日13時34分12秒という情報が記録される。これは、2008年09月21日13時34分12秒にデジタルカメラC−01宛に、デジタルカメラC−04で生成されたP0000109.jpgのインデックス情報の送信を試みたが失敗したことを意味する。同様に、レコード1412B内の情報を参照して説明すると、2008年09月21日14時00分10秒にデジタルカメラC−02宛に、デジタルカメラC−02で生成されたP0000101.jpgの原画像を送出することをデジタルカメラC−01が要求していることを示す情報の送信を試みたが失敗したことを意味する。
図15、図16を参照し、上記の処理B1を行う際にデジタルカメラC−01、C−02、C−03、C−04、ホストカメラHC内で実行される処理ステップについて説明する。図15は、デジタルカメラC−01、C−02、C−03、C−04内のシステムコントローラ216によって実行される処理手順を説明する概略フローチャートである。図16は、ホストカメラHC内のシステムコントローラ216によって実行される処理手順を説明する概略フローチャートである。
図15に示される処理がデジタルカメラC−01、C−02、C−03、C−04で行われるとき、ホストカメラHCでは図16に示される処理が行われる。
図15、図16に示されるフローチャート中、破線は第1通信部210を介しての送信・受信が行われることを意味し、下向きの三角形で囲われたアルファベットは信号(情報)が送信されることを意味している。また、四角で囲われたダッシュ(’)付きのアルファベットは、信号(情報)が受信されることを意味している。
図15、図16において、図5、図6を参照して説明した処理手順と同様の処理手順には同じ符号を付して適宜説明を簡略化する。
まず、図15を参照してデジタルカメラC−01、C−02、C−03、C−04で実行されるインデックス情報交換の処理手順について説明する。S500において撮影・画像生成処理が行われる。S502において、インデックス画像データを生成する処理が行われる。S504において原画像データを画像記憶部222に保存する処理が行われる。
S506において、接続先カメラ(ホストカメラ)に接続する際に必要となる接続情報をシステムコントローラ216は接続情報テーブル304から読み出す。S508で、第1通信部210から接続要求Mを送信する処理が行われる。続くS510では、接続確認N’を接続先(ホストカメラHC)から受信する処理が行われる。
システムコントローラ216は、ホストカメラHCからの応答があったか否かをS512で判定し、この判定が肯定されるとS514に進む。S512での判定が否定された場合S524に進む。
S514でシステムコントローラ216は、インデックス情報OをホストカメラHCに向けて送信する。S516でシステムコントローラ216は、未送信のインデックス情報中、ホストカメラHCに送るべきものがまだあるか否かを判定し、この判定が肯定されるとS518に進む。S516での判定が否定されるとS1500に進む。S516での判定は、未送信リスト306Aをシステムコントローラ216が参照することにより行われる。
S512での判定が否定された場合の分岐先であるS524において、接続を意図する相手との接続の試行を開始してからの経過時間が、予め設定されているタイムアウト時間に達したか否かをシステムコントローラ216は判定する。この判定が否定された場合にはS510に戻り、接続確認N’を接続先から受信する処理を繰り返し行う。S524での判定が肯定された場合、すなわち、接続を意図する相手との接続の試行を開始してからの経過時間が、予め設定されているタイムアウト時間に達した場合、S526に進む。
S526においてシステムコントローラ216は、接続を意図したけれども接続できなかった接続先に関連する情報と、送信できなかったインデックス情報に関連する情報とを未送信リストに登録(追加)し、S1500に進む。
S1500においてシステムコントローラ216は、他カメラ(自分以外のカメラ)のインデックス情報の送付を要求する信号PをホストカメラHCに出力する。S1502においてシステムコントローラ216は、ホストカメラHCから最新のインデックス情報Q’を受信する。
S1504においてシステムコントローラ216は、S1502で受信したインデックス情報に基づいて画像交換管理テーブル(図12)を更新する。システムコントローラ216はS1506で、ホストカメラHCとの第1通信部210を介しての接続を解除し、インデックス情報交換の処理を終える。
図16を参照し、ホストカメラHCの側で行われるインデックス情報交換処理手順について説明する。S600においてホストカメラHC内のシステムコントローラ216は接続要求M’の受信を試行する。システムコントローラ216は接続要求を受信することができたか否かをS602で判定し、この判定が否定されるとS600に戻り、接続要求A’の受信試行を繰り返す。
S602での判定が肯定された場合、システムコントローラ216は、接続要求M’を送信してきた相手(インデックス情報送信元)に対して接続確認Nを送信する処理をS604で行う。
S606でシステムコントローラ216は、インデックス情報送信元から送出されるインデックス情報O’を受信する処理を行う。システムコントローラ216は、受信したインデックス情報O’からインデックス画像データを抽出して画像記憶部222に記憶し、画像交換管理テーブル300A中に新たなレコードを追加(登録)する処理をS608で行う。
S1600でシステムコントローラ216は、接続先から送信されてくる「他のカメラのインデックス情報送信要求」P’を受信する。S1602においてシステムコントローラ216は、画像交換管理テーブル300Aを参照する。そして、画像交換管理テーブル300Aのリスト中で現在通信中のデジタルカメラ(インデックス情報送信要求をしているカメラ)以外のデジタルカメラのインデックス情報を抽出し、現在通信中のデジタルカメラに第1通信部210から送信する。
S1604でシステムコントローラ216は、接続先のデジタルカメラが接続解除をしようとしていることの有無を検出する。S1606においてシステムコントローラ216は、接続先のデジタルカメラからの接続解除があったかどうかを判定し、この判定が否定されるとS1604に戻る。S1606での判定が肯定された場合、処理はS1608に進み、接続先のデジタルカメラとの接続を解除して上述した一連のインデックス情報交換に係る処理を完了する。
処理B2の、ユーザによる画像選択操作を受け付ける処理については、第1の実施の形態で図7を参照して説明した処理A2と同様であるので説明を省略する。
以上、図15および図16のフローチャートを参照して説明した処理B1と、図10(b)に概念的に示す処理B2とが図10(c)に示されるように繰り返し行われる。
その後、2台のデジタルカメラを近づけると、処理B3がこれら2台のデジタルカメラの間で行われて第2通信部を介した狭域高速通信によって原画像データ交換の処理が行われる。処理B3の原画像データ交換の処理については、台1の実施の形態で図9A、図9Bを参照して説明した処理A3と同様であるので説明を省略する。
以上に説明したように、本発明の第2の実施の形態では複数のデジタルカメラC−01、C−02、C−03、C−04およびホストカメラHCによってグループが形成され、これらのデジタルカメラC−01、C−02、C−03、C−04、ホストカメラHCは第1通信部210、すなわち通信に際して消費する電力が比較的少ない広域低速通信を介して接続される。そして、それぞれのデジタルカメラC−01、C−02、C−03、C−04で撮影が行われると、インデックス情報の交換がホストカメラHCとの間で行われる。その結果、ホストカメラHCにはデジタルカメラC−01、C−02、C−03、C−04すべてのインデックス情報が集約される。
デジタルカメラC−01、C−02、C−03、C−04のうち、あるデジタルカメラがホストカメラHCと通信を行ってインデックス情報をホストカメラHCに送信すると、このインデックス情報を受信したホストカメラHCは、現在通信中のデジタルカメラ以外のデジタルカメラのインデックス情報を接続先のデジタルカメラに送信する。このようにして、各デジタルカメラC−01、C−02、C−03、C−04がホストカメラHCと第1通信部210を介しての通信を行う都度、デジタルカメラからホストカメラHCにインデックス情報が送信され、逆にホストカメラHCからデジタルカメラには、当該のデジタルカメラ以外のデジタルカメラからホストカメラHCに送信されて集約されたインデックス情報が送信される。このようにして、ホストカメラHCを介して、それぞれのデジタルカメラC−01、C−02、C−03、C−04はインデックス情報を共有化することが可能となる(処理B1)。
その結果、各デジタルカメラC−01、C−02、C−03、C−04のユーザは、これらすべてのデジタルカメラC−01、C−02、C−03、C−04で撮影して得られた画像のインデックス画像を各自のデジタルカメラで閲覧することができる。インデックス画像を閲覧したユーザが他のデジタルカメラで撮影して得られた原画像データを必要とする場合には、各自のデジタルカメラを操作し、原画像送出要求の設定をすることができる(処理B2)。
この時点では原画像データの送出要求が「予約」されているだけである。例えば、デジタルカメラC−01のユーザがデジタルカメラC−02で撮影して得られた原画像を必要とし、また、デジタルカメラC−02のユーザがデジタルカメラC−01で撮影して得られた原画像を必要としているような状況を考える。上述したような原画像データの送出要求の設定をした後、両ユーザは一緒に休憩、あるいは食事をする際などに両デジタルカメラを近づける。すると、両デジタルカメラ間では、第2通信部を経た狭域高速通信が自動的に開始されて原画像データの交換が自動的に行われる。このように、ユーザは原画像データの送信に際して複雑な操作をする必要は無く、単に両デジタルカメラを近づけるだけで原画像データの交換を行うことができる。このとき、狭域高速通信の技術を利用可能であるので、通信に要する時間を大幅に短縮でき、消費電力も抑制することが可能でデジタルカメラの稼働時間(一充電あたりの動作可能時間)の低下を抑制することが可能となる。
また、ホストカメラHCに一度集められたインデックス情報が、ホストカメラHCと接続されるデジタルカメラに一括して送出されるので、複数のデジタルカメラ間で総当たり的にインデックス情報を授受する場合と比べて通信に係るトラフィックを低減することが可能となる。
− 第3の実施の形態 −
図17は、ネットワークを介して接続される複数のデジタルカメラ間で画像データの授受が行われる際の手順を説明する図である。図17(a)において、4台のデジタルカメラC−01、C−02、C−03、C−04がホストカメラHCに接続されていて、デジタルカメラC−01、C−02、C−03、C−04の間での直接の接続がなされない点は第2の実施の形態と同様である。
図17は、ネットワークを介して接続される複数のデジタルカメラ間で画像データの授受が行われる際の手順を説明する図である。図17(a)において、4台のデジタルカメラC−01、C−02、C−03、C−04がホストカメラHCに接続されていて、デジタルカメラC−01、C−02、C−03、C−04の間での直接の接続がなされない点は第2の実施の形態と同様である。
使用に先立ち、デジタルカメラC−01、C−02、C−03、C−04およびホストカメラHCのユーザは、これらのデジタルカメラ間で画像データの共有を可能とするグループを形成する設定をする。このとき、ホストカメラになりうる機能を有するデジタルカメラをホストカメラとすることができる。あるいは、いずれのデジタルカメラもホストカメラに設定することが可能で、その中から適宜選択されたデジタルカメラをホストカメラとして設定してもよい。
図17(a)に示す処理C1において、デジタルカメラC−01、C−02、C−03、C−04とホストカメラHCとは、第1の実施の形態で説明した広域低速通信で接続される。デジタルカメラC−01、C−02、C−03、C−04のそれぞれで撮影が行われると、各デジタルカメラC−01、C−02、C−03、C−04で撮影して得られた画像のインデックス情報がホストカメラHCに送信される。
また、後で図18の(c)を参照して説明する原画像データの交換が行われた後も処理C1が行われ、原画像データを受信したデジタルカメラC−01、C−02、C−03、またはC−04からホストカメラHCに、受信した原画像データのインデックス情報が送出される。この点は第2の実施の形態と異なる。
なお、ホストカメラHCのユーザもまた撮影が可能であるが、説明を単純化することを目的として、ホストカメラHCでは撮影を行わない場合を例に説明をする。
ホストカメラHCはデジタルカメラC−01、C−02、C−03、C−04のそれぞれからインデックス情報を受信し、全てのデジタルカメラC−01、C−02、C−03、C−04のインデックス情報を全て記憶する。
図17(b)に示す処理C2において、ホストカメラHCは、デジタルカメラC−01、C−02、C−03、C−04のいずれかと接続することを順次繰り返し、その際に現在接続されているデジタルカメラ以外のデジタルカメラのインデックス情報を、現在接続されているデジタルカメラに送信する。その結果、グループを組む複数のデジタルカメラ間でのインデックス情報の共有化とが行われる。
デジタルカメラC−01、C−02、C−03、C−04の各ユーザは、各自のデジタルカメラの背面等に備えられるメニューボタン102を操作してデジタルカメラを画像選択モードで動作させる。第1の実施の形態で図1(b)を参照して説明した処理A2と同様の処理を行うと、ユーザがインデックス情報をもとに選択した画像の情報(画像選択情報)がデジタルカメラC−01、C−02、C−03、C−04からホストカメラHCに送信される。これが図18(a)に示される処理C3である。
第1の実施の形態で示した例を用いて第3の実施の形態の説明をすると、テーマパークや観光地などでデジタルカメラC−01、C−02、C−03、C−04を所有する4人のユーザがそれぞれ撮影をすると各デジタルカメラC−01、C−02、C−03、C−04およびホストカメラHCの間でインデックス情報の交換が行われる(処理C1)。このとき、デジタルカメラC−01のユーザがデジタルカメラC−02、C−03、C−04を所有するユーザの集合写真を撮ったとする。その写真のインデックス情報がデジタルカメラC−01からホストカメラHCに送出される。そしてホストカメラHC内の画像交換管理テーブル2000内に新たなレコードが追加される。この画像交換管理テーブル2000については、後で図20を参照して説明する。
ホストカメラHCは、デジタルカメラC−01、C−02、C−03、C−04と順次接続して、画像交換管理テーブル2000内に集約されたインデックス情報を送出する(処理C2)。デジタルカメラC−02、C−03、C−04のユーザは、各自のカメラでインデックス画像を確認し、その原画像が欲しければ選択する操作をする。デジタルカメラC−02、C−03、C−04はそれぞれ、ユーザの操作を受け付ける処理をする。そして、ユーザの選択操作に基づく画像選択情報をホストカメラHCに送信する(処理C3)。
このように、処理C1、処理C2、処理C3が繰り返し行われる。この様子が図18の(b)に示されている。ここまでの段階では原画像データの授受はまだ行われていない。
デジタルカメラC−01、C−02、C−03、C−04は、比較的近距離、例えば数センチメートル程度以内の距離となるように二台、あるいはそれ以上の数のデジタルカメラを近づけると、また、二台のカメラをケーブル等で接続すると、高速(大容量)の通信が可能となる高速通信手段を備えている。処理C3で選択された画像に対応する原画像データが、この高速通信手段を介して授受される(処理C4)。この様子が図18の(c)に示されている。図18の(c)においては、デジタルカメラC−01とデジタルカメラC−02との間で原画像データを授受する場合の様子が示されている。
図30を参照し、デジタルカメラC−01、C−02、C−03、C−04およびホストカメラHCの内部構成を説明する。図30において、図2に示されるデジタルカメラC−01、C−02、C−03、C−04およびホストカメラHC(以下、単にデジタルカメラと称する)の有する構成要素と同様の構成要素には図2に示される構成要素に付される符号と同じ符号を付してその説明を省略する。そして図2に示されるものとの差異を中心に説明をする。
図2のデジタルカメラが有していた第2通信検出部214を図30に示すデジタルカメラは有しておらず、代わりに接続制御部3000と乱数発生部3002とを有する。第2通信部212Aは、接続先のデジタルカメラの第2通信部212Aとの交信を開始するにあたり、二つの動作モードを交互に切り替えながら動作するように接続制御部3000によって制御される。
二つの動作モードは、接続要求モードと接続要求待ち受けモードである。接続要求モードとは、第2通信部212Aがイニシエータとして作動するモードであり、第2通信部212Aから接続要求信号を発して、その接続要求信号に対する接続応答を待つモードである。すなわち、接続要求モードとは、近くに存在するかもしれない他の装置に対して接続を呼びかけるための動作モードである。接続要求待ち受けモードとは、第2通信部がレスポンダとして作動するモードであり、他の装置から発せられた接続要求信号を検出して、接続応答するモードである。
乱数発生部3002は、第2通信部212Aが接続要求モードおよび接続要求待ち受けモードで作動する際の作動打ち切り時間を決定するための値を生成する。第2通信部212Aは、いずれかの動作モードで動作を開始してから、乱数発生部3002で生成された打ち切り時間に達するまでの間、他のデジタルカメラからの応答や呼びかけを検出する。そして、上記応答や呼びかけが検出されずに打ち切り時間に達した場合、接続制御部3000は第2通信部212Aの動作モードを切り替え、乱数発生部3002で生成された値をもとに新たな打ち切り時間を設定する。
図31は、2台のデジタルカメラそれぞれが有する第2通信部212Aの動作モードが接続要求モード、接続要求待ち受けモードとの間で交互に切り替えられる様子を概念的に示す図である。二台のデジタルカメラそれぞれが有する第2通信部212Aのうち、一方の第2通信部212Aでは、打ち切り時間t1、t2、t3、…が設定されて動作モードが切り替えられる。他方の第2通信部212Aでは、打ち切り時間t1’、t2’、t3’、…が設定されて動作モードが切り替えられる。上記打ち切り時間t1、t2、t3、…およびt1’、t2’、t3’、…は、乱数発生部3002で生成された値に基づいて決定される。結果として、一方の第2通信部212Aが接続要求モードで動作し、他方の第2通信部212Aが接続要求待ち受けモードで動作、あるいはこの逆の組み合わせで動作する時間帯が必ず存在することになる。このようにして、2台のデジタルカメラをそれぞれの第2通信部212Aの通信範囲内に入るように近づけることにより、第2通信部212Aを介しての通信を開始させることが可能となる。
ここで、デジタルカメラが他のデジタルカメラの原画像の要求をしておらず、かつ、他のデジタルカメラの要求する原画像を所有していない場合には、上記切替動作を行わず、常にレスポンダとして動作するモードでいるようにしてもよい。
このような端末同士は近接しても第2通信部による通信を行う必要がないからである。
図19は、デジタルカメラC−01、C−02、C−03、C−04内の画像交換管理テーブル1900に記録される情報の例を示す。デジタルカメラC−01、C−02、C−03、C−04で撮影が行われて新たな画像が生成されると、処理C1が行われてインデックス情報が各デジタルカメラC−01、C−02、C−03、C−04からホストカメラHCに送出される。それに対応してホストカメラHCは画像交換管理テーブル1900内にレコード1902A、1902B、…を追加してゆく。
各レコード1902A、1902B、…は、フィールド404、406、408、410、1904、1906を有する。このうち、カメラIDフィールド404、画像IDフィールド406、インデックス画像の保管場所のパスフィールド408、取得フラグフィールド410については、第1の実施の形態で図4を参照して説明したものと同様であるので、図4に示されるものと同じ符号を付し、その説明を省略する。「画像送出を要求しているカメラ」のフィールド1904には、当該のレコード中のカメラIDおよび画像IDで特定される原画像データの送出を要求しているデジタルカメラを特定可能な情報が記録される。「画像を取得したカメラ」のフィールド1906には、当該のレコード中のカメラIDおよび画像IDで特定される原画像データを取得した(受け取った)カメラを特定可能な情報が記録される。
例えば、レコード1902Aの例を参照して説明すると、デジタルカメラC−02にP0000101.jpgというファイル名で記録される原画像データの送出要求の設定がデジタルカメラC−01でなされており(取得フラグ=1)、さらに、デジタルカメラC−03、C−04においても上記原画像データの送出要求の設定がなされていて、そのうちデジタルカメラC−03はP0000101.jpgの原画像データを取得していることを意味している。つまり、デジタルカメラC−01、C−02、C−03、C−04のそれぞれは、他のデジタルカメラ内で、どの原画像データに対する送出要求の設定がなされているかを、画像交換管理テーブル1900を参照することにより知ることができるように構成されている。
処理C3が行われると、画像交換管理テーブル1900内に記録されるレコード1902A、1902B、…は必要に応じて更新される。また、処理C4が行われた後には処理C1が行われ、そのときにも画像交換管理テーブル1900内に記録されるレコード1902A、1902B、…は必要に応じて更新される。
図20は、ホストカメラHC内の画像交換管理テーブル2000に記録される情報の例を示す。デジタルカメラC−01、C−02、C−03、C−04のいずれかで撮影が行われ、これらのデジタルカメラからインデックス情報がホストカメラHCに送出されるのに応じてレコード2002A、2002B、…が追加される。各レコード2002A、2002B、…は、カメラID404、画像ID406、インデックス画像保管場所のパス408、画像送出を要求しているカメラ2004、画像を取得したカメラ2006の各フィールドを有する。これらのフィールド中、フィールド404、406、408に関しては、第1の実施の形態で図4を参照して説明したものと同様であるので、図4に示されるものと同じ符号を付し、その説明を省略する。「画像送出を要求しているカメラ」のフィールド2004には、当該のレコード中のカメラIDおよび画像IDで特定される原画像データの送出を要求しているデジタルカメラを特定可能な情報が記録される。「画像を取得したカメラ」のフィールド2006には、当該のレコード中のカメラIDおよび画像IDで特定される原画像データを取得した(受け取った)カメラを特定可能な情報が記録される。
例えば、レコード1902Bの例を参照して説明すると、デジタルカメラC−02にP0000101.jpgというファイル名で記録される原画像データの送出要求の設定が、デジタルカメラC−01、C−03、C−04においてなされており、そのうちデジタルカメラC−03はP0000101.jpgの原画像データを既に取得していることを意味している。
画像交換管理テーブル2000には、デジタルカメラC−01、C−02、C−03、C−04で処理C1の撮影・インデックス情報送信処理が行われるのに応じてレコード2002A、2002B、…が追加記録されてゆく。
また、デジタルカメラC−01、C−02、C−03、C−04のそれぞれで処理C3の画像選択受付・画像選択情報送信処理が行われる度に、各レコード2002A、2002B、…内のフィールド2004の情報が必要に応じて更新される。さらに、処理C4が行われた後には処理C1が行われ、そのときにも画像交換管理テーブル1900内に記録されるレコード1902A、1902B、…は必要に応じて更新される。
ホストカメラHCは、画像交換管理テーブル2000内に記録される情報に基づき、適宜のタイミングでデジタルカメラC−01、C−02、C−03、C−04と順次接続する。そして、各デジタルカメラC−01、C−02、C−03、C−04に対して更新されたインデックス情報を送出する(処理C2)。
図21、図22を参照し、上記の処理C1を行う際にデジタルカメラC−01、C−02、C−03、C−04、ホストカメラHC内で実行される処理ステップについて説明する。図21は、デジタルカメラC−01、C−02、C−03、C−04内のシステムコントローラ216によって実行される処理手順を説明する概略フローチャートである。図22は、ホストカメラHC内のシステムコントローラ216によって実行される処理手順を説明する概略フローチャートである。
図21に示される処理がデジタルカメラC−01、C−02、C−03、C−04で行われるとき、ホストカメラHCでは図22に示される処理が行われる。
図21、図22に示されるフローチャート中、破線は第1通信部210を介しての送信・受信が行われることを意味し、下向きの三角形で囲われたアルファベットは信号(情報)が送信されることを意味している。また、四角で囲われたダッシュ(’)付きのアルファベットは、信号(情報)が受信されることを意味している。
図21、図22において、図5、図6を参照して説明した処理手順と同様の処理手順には同じ符号を付して適宜説明を簡略化する。
まず、図21を参照してデジタルカメラC−01、C−02、C−03、C−04で実行されるインデックス情報交換の処理手順について説明する。S2100においてシステムコントローラ216は、画像記憶処理を行う。S2100での画像記憶処理においては、撮影して得られた画像から原画像データとインデックス画像データとを生成し、これらの画像データを画像記憶部222に記憶する処理が行われる場合と、処理C4を経て他のデジタルカメラから受け取った原画像データを画像記憶部222に記憶する処理が行われる場合とがある。図21の処理を実行するプログラムが、ユーザによる撮影操作に伴って呼び出された場合には前者の処理が行われ、処理C4が行われた後に呼び出された場合には後者の処理が行われる。
S506において、接続先カメラ(ホストカメラ)に接続する際に必要となる接続情報をシステムコントローラ216は接続情報テーブル304から読み出す。S508で、第1通信部210から接続要求Mを送信する処理が行われる。続くS510では、接続確認N’を接続先(ホストカメラHC)から受信する処理が行われる。
システムコントローラ216は、ホストカメラHCからの応答があったか否かをS512で判定し、この判定が肯定されるとS514に進む。S512での判定が否定された場合S524に進む。
S2102でシステムコントローラ216は、インデックス情報OをホストカメラHCに向けて送信する。このインデックス情報Oの内容は、S2100で記憶処理された画像データの種類によって異なったものとなる。すなわち、当該のデジタルカメラで撮影して得られた画像データを画像記憶部222に記憶する処理がS2100で行われた場合には、当該のデジタルカメラのカメラID、画像ID、インデックス画像を含むインデックス情報Oが送信される。一方、他のデジタルカメラから受け取った原画像データを画像記憶部222に記憶する処理がS2100で行われた場合は、当該のデジタルカメラのカメラID、原画像データを受け取った先のデジタルカメラのカメラID、画像IDを含むインデックス情報Oが送信される。
S516でシステムコントローラ216は、未送信のインデックス情報中、ホストカメラHCに送るべきものがまだあるか否かを判定し、この判定が肯定されるとS518に進む。S516での判定が否定されるとS2104に進む。S516での判定は、未送信リストをシステムコントローラ216が参照することにより行われる。未送信リストについては、第2の実施の形態で図14(a)を参照して説明したものをデジタルカメラC−01、C−02、C−03、C−04のそれぞれが有するものとする。
S512での判定が否定された場合の分岐先であるS524において、接続を意図する相手との接続の試行を開始してからの経過時間が、予め設定されているタイムアウト時間に達したか否かをシステムコントローラ216は判定する。この判定が否定された場合にはS510に戻り、接続確認N’を接続先から受信する処理を繰り返し行う。S524での判定が肯定された場合、すなわち、接続を意図する相手との接続の試行を開始してからの経過時間が、予め設定されているタイムアウト時間に達した場合、S526に進む。
S526においてシステムコントローラ216は、接続を意図したけれども接続できなかった接続先に関連する情報と、送信できなかったインデックス情報に関連する情報とを未送信リストに登録(追加)し、S2104に進む。
システムコントローラ216はS2104で、ホストカメラHCとの第1通信部210を介しての接続を解除し、インデックス情報交換の処理を終える。
図22を参照し、ホストカメラHCの側で行われるインデックス情報交換処理手順について説明する。S600においてホストカメラHC内のシステムコントローラ216は接続要求M’の受信を試行する。システムコントローラ216は接続要求を受信することができたか否かをS602で判定し、この判定が否定されるとS600に戻り、接続要求A’の受信試行を繰り返す。
S602での判定が肯定された場合、システムコントローラ216は、接続要求M’を送信してきた相手(インデックス情報送信元)に対して接続確認Nを送信する処理をS604で行う。
S606でシステムコントローラ216は、インデックス情報送信元から送出されるインデックス情報O’を受信する処理を行う。S2200でシステムコントローラ216は、S606で受信したインデックス情報O’中にインデックス画像が含まれるか否かを判定する。この判定が肯定されるとS608に進み、受信したインデックス情報O’からインデックス画像データを抽出して画像記憶部222に記憶し、画像交換管理テーブル300A中に新たなレコードを追加(登録)する処理をシステムコントローラ216は行う。
S2200での判定が否定された場合、S2202に分岐して、受信したインデックス情報に基づき、画像交換管理テーブル2000中の「画像を取得したカメラ」のフィールド2206の情報を更新する処理を行い、S2204に進む。
S2204でシステムコントローラ216は、接続先のデジタルカメラが接続解除をしようとしていることの有無を検出する。S2206においてシステムコントローラ216は、接続先のデジタルカメラからの接続解除があったかどうかを判定し、この判定が否定されるとS2204に戻る。S2206での判定が肯定された場合、処理はS2208に進み、接続先のデジタルカメラとの接続を解除して上述した一連のインデックス情報交換に係る処理を完了する。
図23、図24を参照し、上記の処理C2を行う際にデジタルカメラC−01、C−02、C−03、C−04、ホストカメラHC内で実行される処理ステップについて説明する。図23は、ホストカメラHC内のシステムコントローラ216によって実行される処理手順を説明する概略フローチャートである。図24は、デジタルカメラC−01、C−02、C−03、C−04内のシステムコントローラ216によって実行される処理手順を説明する概略フローチャートである。
図23に示される処理がホストカメラHCで行われるとき、デジタルカメラC−01、C−02、C−03、C−04では図24に示される処理が行われる。
図23、図24に示されるフローチャート中、破線、下向きの三角形で囲われたアルファベット、および四角で囲われたダッシュ(’)付きのアルファベットについては先に説明したとおりである。
図23を参照してホストカメラHCのシステムコントローラ216によって実行されるインデックス情報の更新処理手順について説明する。S2300において、デジタルカメラC−01、C−02、C−03、C−04のいずれかから受信したインデックス情報をもとに画像交換管理テーブル2000にレコードが追加される。
S2302において、接続情報テーブル304から接続先カメラ(この場合、デジタルカメラC−01、C−02、C−03、C−04のいずれか)の接続情報が読み出される。システムコントローラ216は、接続要求Rを第1通信部210から送信し、続くS2306で接続先から接続確認S’を受信する。
S2308においてシステムコントローラ216は、接続先との接続が成功したか否かを判定し、この判定が肯定されるとS2310に処理を進める一方、否定されるとS2316に分岐する。S2310においてシステムコントローラ216は、画像交換管理テーブル2000の記録更新内容に基づいて、更新されたインデックス情報Tを接続先のデジタルカメラに送信する。
S2308での判定が否定された場合の分岐先であるS2316において、接続要求Rを送信してから所定の時間、例えば100ミリ秒、200ミリ秒、500ミリ秒、1秒、2秒といった時間が経過しているか否かが判定される。S2316での判定が肯定された場合、処理はS2318に進む。S2316の判定が否定された場合にはS2306に戻り、接続確認S’受信の試行を繰り返す。
S2318においてシステムコントローラ216は、接続を意図したけれども接続できなかった接続先に関連する情報と、送信できなかったインデックス情報に関連する情報とを未送信リストに登録(追加)し、S2312に進む。
S2312においてシステムコントローラ216は、現在の接続先との接続を解除する処理を行う。S2314においてシステムコントローラ216は、全ての接続先(デジタルカメラC−01、C−02、C−03、C−04)との接続を試行したか否かを判定し、この判定が否定されるとS2302に戻って次の接続先との接続を試みる。S2314での判定が肯定されると、一連のインデックス情報更新の処理を終える。
図24を参照してデジタルカメラC−01、C−02、C−03、C−04のシステムコントローラ216によって実行されるインデックス情報の更新処理について説明する。図24のフローチャートにおいて、図6を参照して説明した処理手順と道央の処理手順には同じ符号を付して適宜説明を簡略化する。
S600においてシステムコントローラ216は接続要求R’の受信を試行する。システムコントローラ216は接続要求R’を受信することができたか否かをS602で判定し、この判定が否定されるとS600に戻り、接続要求R’の受信試行を繰り返す。
S602での判定が肯定された場合、システムコントローラ216は、接続要求R’を送信してきた相手(ホストカメラHC)に対して接続確認Sを送信する処理をS604で行う。
S2400でシステムコントローラ216は、インデックス情報送信元(ホストカメラHC)から送出される更新されたインデックス情報T’を受信する処理を行う。システムコントローラ216は、受信したインデックス情報T’をもとに、画像交換管理テーブル1900中の記録情報を更新する処理をS2402で行う。
S610でシステムコントローラ216は、インデックス情報送信元(ホストカメラHC)が接続解除をしようとしていることの有無を検出する。S612においてシステムコントローラ216は、インデックス情報送信元(ホストカメラHC)からの接続解除があったかどうかを判定し、この判定が否定された場合にはS610に戻る一方、肯定された場合にはS614に進む。S614においてシステムコントローラ216は、インデックス情報送信元(ホストカメラHC)との接続を解除して上述した一連のインデックス情報更新に係る処理を完了する。
図25、図26を参照し、上記の処理C3を行う際にデジタルカメラC−01、C−02、C−03、C−04、ホストカメラHC内で実行される処理ステップについて説明する。図25は、デジタルカメラC−01、C−02、C−03、C−04内のシステムコントローラ216によって実行される処理手順を説明する概略フローチャートである。図26は、ホストカメラHC内のシステムコントローラ216によって実行される処理手順を説明する概略フローチャートである。
図25に示される処理がデジタルカメラC−01、C−02、C−03、C−04で行われるとき、ホストカメラHCでは図26に示される処理が行われる。
図25、図26に示されるフローチャート中、破線、下向きの三角形で囲われたアルファベット、および四角で囲われたダッシュ(’)付きのアルファベットについては先に説明したとおりである。
まず、図25を参照してデジタルカメラC−01、C−02、C−03、C−04内で実行される画像選択受付・画像選択情報送信の処理手順について説明する。
S2500では、画像交換管理テーブル1900に登録された情報に基づき、インデックス画像106をディスプレー208に表示する処理が行われる。
S2502では、ユーザによるメニューボタン102、操作ボタン104の操作を検知して、ユーザにより選択されたインデックス画像106を特定する処理が行われる。S2504においてシステムコントローラ216は、画像交換管理テーブル1900中のレコードを更新する。つまり、ユーザにより選択されたインデックス画像に対応するレコード中の取得フラグ410のフィールドの情報を”1”にセットする。
S2506においてシステムコントローラ216は、接続情報テーブル304から接続先カメラ(本例ではホストカメラHC)の接続情報を読み出す。システムコントローラ216はS2508において、接続要求Uを第1通信部210から送信する。S2510においてシステムコントローラ216は、接続確認V’を接続先から受信することを試行し、続くS2512で接続確認V’が受信できて接続先との接続ができたか否かを判定する。S2512の判定が肯定されると処理は2514に進む一方、否定されると処理はS2518に分岐する。
S2514においてシステムコントローラ216は、S2504で更新された画像交換管理テーブル1900の内容に基づき、画像選択情報Wを送信する。
S2512での判定が否定された場合の分岐先であるS2518においてシステムコントローラ216は、接続要求Uを送信してから所定の時間、例えば100ミリ秒、200ミリ秒、500ミリ秒、1秒、2秒といった時間が経過しているか否かを判定する。S2518での判定が肯定された場合、処理はS2516に進む。S2518の判定が否定された場合にはS2510に戻り、接続確認V’受信の試行を繰り返す。
なお、図25のフローチャート中では図示していないが、S2518での判定が肯定された場合、接続を意図したけれども接続できなかった接続先(この場合、ホストカメラHC)に関連する情報と、送信できなかった画像選択情報に関連する情報とを未送信リストに登録(追加)することが可能である。
図26を参照してホストカメラHC内で実行される画像選択情報受信の処理手順について説明する。S2600においてシステムコントローラ216は、接続要求U’の受信を試行する。システムコントローラ216は接続要求を受信することができたか否かをS2602で判定し、この判定が否定されるとS2600に戻り、接続要求U’の受信試行を繰り返す。
S2602での判定が肯定された場合、システムコントローラ216は、接続要求U’を送信してきた相手(デジタルカメラC−01、C−02、C−03、C−04のいずれか)に対して接続確認Vを送信する処理をS2604で行う。
S2606でシステムコントローラ216は、接続先から画像選択情報W’を受信する。S2608においてシステムコントローラ216は、受信した上記画像選択情報W’に基づいて画像交換管理テーブル2000の記録内容を更新する処理を行う。具体的には、受信した画像選択情報W’で指定された画像に対応するインデックス情報のレコード中、”画像送出を要求しているカメラ”のフィールドを更新して原画像データの送出を要求しているカメラの情報を追記する。図20を参照して説明すると、デジタルカメラC−01からホストカメラHCに送信された画像選択情報W’が、デジタルカメラC−02に記録されるP0000102.jpgの原画像データ送出を要求するものであったとする。この場合、ホストカメラHCは画像交換管理テーブル2000中、レコード2002Bの”画像送出を要求しているカメラ”のフィールド2004を更新して、原画像データの送出を要求しているカメラ(この場合、デジタルカメラC−01)を特定可能な情報を追記する。
S2610でシステムコントローラ216は、画像選択情報送信元が接続解除をしようとしていることの有無を検出する。S2612においてシステムコントローラ216は、画像選択情報送信元からの接続解除があったかどうかを判定し、この判定が否定された場合にはS2610に戻る一方、肯定された場合にはS2614に進む。S2614においてシステムコントローラ216は、画像選択情報送信元(デジタルカメラC−01、C−02、C−03、C−04のいずれか)との接続を解除して上述した一連の画像選択情報の受信に係る処理を完了する。
図27A、図27Bは、二つのデジタルカメラ、例えばデジタルカメラC−01とC−02とが第2通信部212を介して原画像データの授受を行う際の処理手順(図18(c)における処理C4)を説明するフローチャートである。図27A、図27Bのフローチャートにおいて、図9A、図9Bに示されるフローチャート中の処理手順と同様の処理手順には図9A、図9Bのフローチャート中の処理手順に付される符号と同じ符号を付して適宜説明を簡略化する。
二つのデジタルカメラの双方において図27A、図27Bに示す処理が実行され、一方のデジタルカメラ内でS900、S902、S904、…と続く処理が行われているときには、他方のデジタルカメラ内でS930、S932、S934、…と続く処理が実行されるのは第1の実施の形態と同様である。
図27A、図27Bに示されるフローチャート中、太い実線は第2通信部212を介しての送信・受信が行われることを意味し、下向きの三角形で囲われたアルファベットは信号(情報)が送信されることを意味している。また、四角で囲われたダッシュ(’)付きのアルファベットは、信号(情報)が受信されることを意味している。この点についても第1の実施の形態で説明したものと同様である。
S2700において、第2通信部212Aを介してのデジタルカメラ間接続処理が行われる。S2700における処理については後で図29を参照して説明する。S2702においてシステムコントローラ216は、当該のデジタルカメラが接続要求モードで接続先のデジタルカメラと接続したか否かを判定する。
S2702の判定が肯定された場合、すなわち当該のデジタルカメラが接続要求モードのときに接続先のデジタルカメラと接続された場合の分岐先であるS2704においてシステムコントローラ216は、接続先に原画像データ送出の要求Zを送信する。S2704内の処理内容については後で図28のフローチャートを参照して説明する。
S912において、接続先から第2通信部212を経て送出される原画像データAA’を受信する処理が行われる。S914においてシステムコントローラ216は、受信した原画像データAA’を画像記憶部222に記憶する。
システムコントローラ216はS916において、接続先からの原画像送出要求AB’の受信を試行する。システムコントローラ916はS918において、接続先から原画像送出要求AB’を受信したか否かを判定する。この判定が肯定されると処理はS920に進む一方、否定されるとS970に分岐する。
S970では、接続先から原画像送出要求AB’の受信を試行することを開始してから所定の時間、例えば100ミリ秒、200ミリ秒、500ミリ秒、1秒、2秒といった時間が経過しているか否かが判定される。S970での判定が肯定された場合、処理はS922に進む。S970の判定が否定された場合にはS916に戻り、原画像送出要求AB’の受信の試行を繰り返す。
S920においてシステムコントローラ216は、接続先から受信した原画像送出要求AB’中に含まれる画像IDに対応する原画像データを画像記憶部222から読み出し、第2通信部212を介して原画像データACとして接続先に送信する。
S922においてシステムコントローラ216は、接続先との第2通信部212を介しての接続を解除する処理を行い、原画像データ交換の処理を終える。
S2702での判定が否定された場合、すなわち当該のデジタルカメラが待ち受けモードのときに接続先のデジタルカメラと接続された場合の分岐先であるS936においてシステムコントローラ216は接続先から原画像データ送出の要求Z’を受信する。S938においてシステムコントローラ216は、接続先から受信した原画像送出要求Z’中に含まれる画像IDに対応する原画像データを画像記憶部222から読み出し、続くS940で原画像データAAとして第2通信部212から接続先に送信する。
S2706においてシステムコントローラ216は、接続先に原画像データ送出の要求ABを送信する。S2706内の処理内容については後で図28のフローチャートを参照して説明する。
S944において、接続先から第2通信部212を経て送出される原画像データAC’を受信する処理が行われる。S946においてシステムコントローラ216は、受信した原画像データAC’を画像記憶部222に記憶する。
S948においてシステムコントローラ216は、接続先が接続解除をしようとしていることの有無を検出する。S950においてシステムコントローラ216は、接続先からの接続解除があったかどうかを判定し、この判定が否定されるとS948に戻り、接続先が接続解除をしようとしていることの有無を検出する処理を繰り返す。S950の判定が肯定された場合、処理はS922に進む。
S922においてシステムコントローラ216は、接続先との第2通信部212を介しての接続を解除する処理を行い、原画像データ交換の処理を完了する。
図28を参照し、図27AのS2704、図27BのS2706でシステムコントローラ216により実行される処理手順について説明する。
S2800においてシステムコントローラ216は、カメラIDが接続先のカメラのカメラIDであって、”取得フラグ”がセットされている画像の画像IDを画像送出要求リストに登録する。この画像送出要求リストには、接続先に対して送出を要求する原画像データを特定可能な情報が含まれる。
S2802においてシステムコントローラ216は、カメラIDは接続先のカメラIDでは無いが、”取得フラグ”がセットされた画像であって、”画像を取得したカメラ”の情報内に接続先のカメラのカメラIDが登録されている画像の画像IDを画像送出要求リストに登録する。
上記S2800、S2802での処理の具体例について図19に示される画像交換管理テーブル1900を参照して説明する。ここでは、デジタルカメラC−01の接続先がデジタルカメラC−02であるものとする。すなわち、デジタルカメラC−01がデジタルカメラC−02に接続し、デジタルカメラC−02から原画像データを受け取ろうとしているものとする。
まず、S2800における処理である、「カメラIDが接続先のカメラのカメラIDであって、”取得フラグ”がセットされている画像の画像IDを画像送出要求リストに登録」について説明する。カメラIDが接続先のカメラ(デジタルカメラC−02)のカメラID(C−02)であって、”取得フラグ”がセットされているのは、画像交換管理テーブル1900中のレコード1902Aである。システムコントローラ216は、このレコード1902A中に記録される画像ID(P0000101.jpg)を画像送出要求リストに登録する。
S2802における、「カメラIDは接続先のカメラIDでは無いが、”取得フラグ”がセットされた画像であって、”画像を取得したカメラ”の情報内に接続先のカメラのカメラIDが登録されている画像の画像IDを画像送出要求リストに登録」について説明する。カメラIDは接続先のカメラIDでは無い、ということは、対象のカメラIDはC−03またはC−04ということになる。このうち、取得フラグがセットされ、”画像を取得したカメラ”のフィールド1906内に接続先のカメラのカメラID(本例ではC−02)が登録されているのは、画像交換管理テーブルレコード1902Cである。システムコントローラ216は、このレコード1902Cの中に記録されている画像ID(P0000109.jpg)を画像送出要求リストに登録する。
S2804においてシステムコントローラ216は、画像送出要求リストを第2送信部から接続先のデジタルカメラに送信し、リターンする。
図29のフローチャートを参照し、システムコントローラ216により実行される第2通信部での接続処理手順について説明する。S2900においてシステムコントローラ216は、図31を参照して説明した、接続要求モード、待ち受けモードを交互に切り替える処理を行う。
最初に接続要求モードに切り替えられた場合の処理について説明すると、S2902においてシステムコントローラ2902は、タイマ用乱数値生成処理を行う。S2902で生成された値(T_rand)に基づき、システムコントローラ216はS2904でタイマ値を設定し、このタイマをスタートさせる。S2906でシステムコントローラ216は、第2通信部212Aから接続要求信号を出力する。
S2908において接続先からの応答の有無が判定され、肯定されるとS2922に進む一方、否定されるとS2910に進む。S2910ではタイムアウトしたか否かが判定され、肯定されるとS2900に戻り、否定されるとS2906に戻る。
待ち受けモードに切り替えられた場合の処理について説明すると、S2912においてシステムコントローラ2902は、タイマ用乱数値生成処理を行う。S2912で生成された値(T_rand)に基づき、システムコントローラ216はS2914でタイマ値を設定し、このタイマをスタートさせる。S2916でシステムコントローラ216は、第2通信部212Aを介して接続要求信号の検出処理を行う。
S2918において接続先からの応答の有無が判定され、肯定されるとS2922に進む一方、否定されるとS2920に進む。S2920ではタイムアウトしたか否かが判定され、肯定されるとS2900に戻り、否定されるとS2916に戻る。
S2908、S2918での判定が肯定された場合の分岐先であるS2922において、2台のデジタルカメラ間での接続処理が行われ、リターンする。S2922では、カメラIDが2台のデジタルカメラ間で交換され、第2通信部212Aを介しての接続が確立した互いのデジタルカメラが原画像データ交換をする接続先であることの確認が行われる。接続を意図していないデジタルカメラであることが確認された場合には、警告音を発しても良いし、ディスプレー208にその旨表示しても良い。
以上に説明したように、本発明の第3の実施の形態では複数のデジタルカメラC−01、C−02、C−03、C−04およびホストカメラHCによってグループが形成され、これらのデジタルカメラC−01、C−02、C−03、C−04、ホストカメラHCは第1通信部210、すなわち通信に際して消費する電力が比較的少ない広域低速通信を介して接続される。そして、それぞれのデジタルカメラC−01、C−02、C−03、C−04で撮影が行われると、インデックス情報の交換がホストカメラHCとの間で行われる。その結果、ホストカメラHCにはデジタルカメラC−01、C−02、C−03、C−04すべてのインデックス情報が集約される(処理C1)。
デジタルカメラC−01、C−02、C−03、C−04のうち、あるデジタルカメラがホストカメラHCと通信を行ってインデックス情報をホストカメラHCに送信すると、このインデックス情報を受信したホストカメラHCは、現在通信中のデジタルカメラ以外のデジタルカメラのインデックス情報を接続先のデジタルカメラに送信する。このようにして、各デジタルカメラC−01、C−02、C−03、C−04がホストカメラHCと第1通信部210を介しての通信を行う都度、デジタルカメラからホストカメラHCにインデックス情報が送信され、逆にホストカメラHCからデジタルカメラには、当該のデジタルカメラ以外のデジタルカメラからホストカメラHCに送信されて集約されたインデックス情報が送信される。このようにして、ホストカメラHCを介して、それぞれのデジタルカメラC−01、C−02、C−03、C−04はインデックス情報を共有化することが可能となる(処理C2)。
その結果、各デジタルカメラC−01、C−02、C−03、C−04のユーザは、これらすべてのデジタルカメラC−01、C−02、C−03、C−04で撮影して得られた画像のインデックス画像を各自のデジタルカメラで閲覧することができる。インデックス画像を閲覧したユーザが他のデジタルカメラで撮影して得られた原画像データを必要とする場合には、各自のデジタルカメラを操作し、原画像送出要求の設定をすることができる(処理C3)。
また、第3の実施の形態では、画像交換管理テーブル1900、2000中に、あるカメラIDのデジタルカメラに記憶されているある画像IDの原画像データの送出をどのデジタルカメラが要求しているか、この原画像を取得したデジタルカメラはどれかを特定可能な情報が含まれる。
したがって、必要とする原画像データを生成したデジタルカメラと接続しなくても目的とする原画像データを取得することが可能となる。例えば、各デジタルカメラC−01、C−02、C−03、C−04およびホストカメラHCのユーザがテーマパークのような場所内で離散して行動していて、テーマパークから去る前に集合した場合を考える。第3の実施の形態によれば、各デジタルカメラC−01、C−02、C−03、C−04を、第2通信部212Aを介して接続することを総当たり的に行うことなく、必要とする原画像データの取得を完了する可能性が高くなり、原画像交換に要する時間やユーザの手間を減らすことが可能となる。
また、ホストカメラHCに一度集められたインデックス情報が、ホストカメラHCと接続されるデジタルカメラに一括して送出されるので、複数のデジタルカメラ間で総当たり的にインデックス情報を授受する場合と比べて通信に係るトラフィックを低減することが可能となるのは第2の実施の形態と同様である。
以上に説明した本発明の第1、第2、第3の実施の形態では、複数のデジタルカメラ間で、インデックス情報や原画像データの交換が行われる例について説明した。そして、比較的少ないデータ容量を有するインデックス情報を送る際には第1通信部210を介した、無線方式の広域低速通信手段を用い、比較的多いデータ容量を有する原画像データを送る際には第2通信部212(212A)を介した、狭域高速通信手段を用いる例について説明した。
しかし、本発明は上記の例に限られるものではない。本発明は、通信機能を有して情報を交換可能な通信端末装置等に適用可能である。交換される情報も原画像データ、インデックス情報等に限られるものではなく、動画像データ、音声データ、アプリケーションソフトで生成されたデータ等、様々の情報を交換可能である。比較的大きなデータ容量を有する、これらの原情報に対応して生成するインデックス情報は、原情報を要約した(間引いた)もの、原情報の一部を抽出したもの、文字情報で原情報の特徴を表したものとすることが可能である。
本発明は、電子式のスチルカメラ、ムービーカメラ、ボイスレコーダ、データロガ、携帯電話、PDA、ノートPC等、画像データ、音声データ、測定データ、アプリケーションデータなどの様々なデータを生成または記録可能で、そのデータを送受信可能に構成される様々な機器に適用することが可能である。
C−01、C−02、C−03、C−04 … デジタルカメラ
HC … ホストカメラ
102 … メニューボタン
104 … 操作ボタン
106 … インデックス画像
210 … 第1通信部
212、212A … 第2通信部
214 … 第2通信検出部
216 … システムコントローラ
220 … 画像管理情報記憶部
222 … 画像記憶部
224 … 画像選択操作受付部
226 … 操作スイッチ
300 … 画像交換管理テーブル
302 … 撮影画像管理テーブル
304 … 接続情報テーブル
306、800 … 未送信リスト
1900、2000 … 画像交換管理テーブル
HC … ホストカメラ
102 … メニューボタン
104 … 操作ボタン
106 … インデックス画像
210 … 第1通信部
212、212A … 第2通信部
214 … 第2通信検出部
216 … システムコントローラ
220 … 画像管理情報記憶部
222 … 画像記憶部
224 … 画像選択操作受付部
226 … 操作スイッチ
300 … 画像交換管理テーブル
302 … 撮影画像管理テーブル
304 … 接続情報テーブル
306、800 … 未送信リスト
1900、2000 … 画像交換管理テーブル
Claims (7)
- 情報を記憶および送受信可能な情報記憶装置であって、
原情報を記憶媒体に記憶する情報記憶部と、
前記原情報を要約、または一部を抽出して、原情報よりデータサイズの小さい要約情報を生成する要約情報生成部と、
前記原情報を特定する情報である情報IDを生成するID生成部と、
無線通信により他の装置と情報を送受信する第1通信部と、
他の装置と、前記第1の通信部で可能な通信速度よりも高速であるが、前記第1の通信部で可能な到達距離よりも近距離の範囲でのみ情報の送受信が可能な第2の通信部と、
前記第2の通信部を介して他の装置と接続されたことを検出する接続検出部と、
前記要約情報と、当該の要約情報に対応する原情報を特定する情報IDと、当該情報記憶装置を特定する装置IDとを含むインデックス情報を前記第1の通信部を介して接続先の相手情報記憶装置に送信するインデックス情報送信部と、
前記接続検出部により、前記第2の通信部を介して前記相手情報記憶装置との接続が検出されたときに、前記相手情報記憶装置から送信された情報要求を受信し、その情報要求中に含まれた前記情報IDで特定される原情報を前記記憶媒体から読み出し、前記第2の通信部を介して前記相手情報記憶に送信する原情報送信部と
を有することを特徴とする情報記憶装置。 - 前記相手情報記憶装置もまた前記インデックス情報送信部と、前記原情報送信部とを有し、
前記情報記憶装置はさらに、
前記第1の通信部を介して、前記装置ID、前記情報ID、そして前記情報IDで特定される原情報の要約情報を含むインデックス情報を前記相手情報記憶装置から受信するインデックス情報受信部と、
前記インデックス情報受信部で受信した前記インデックス情報が登録される情報交換管理データベースと
前記情報交換管理データベースに登録されたインデックス情報をユーザが選択する操作をするのを受け付けるインデックス情報選択操作受付部と、
前記第2の通信部を介して前記相手情報記憶装置との接続が行われたことを前記接続検出部が検出したときに、前記相手情報記憶装置の装置ID含み、かつ前記インデックス情報選択操作受付部により選択されたインデックス情報を前記情報交換管理データベースから検索し、得られたインデックス情報から情報IDを読み出し、読み出した情報IDを含む情報要求を前記第2の通信部を介して前記相手情報記憶装置に送信する情報要求送信部と、
前記相手情報記憶装置から送信された、前記情報IDで特定される原情報を前記第2の通信部を介して受信する原情報受信部とを有し、
前記原情報受信部が受信した原情報を前記記憶媒体に記憶するように構成される、請求項1の情報記憶装置。 - 前記情報記憶装置はさらに、ホストモードで作動可能に構成され、
ホストモードで動作している場合には、
前記情報交換管理データベースに登録されているインデックス情報を前記第1の通信部を介して前記相手情報記憶装置に送信する、請求項2の情報記憶装置。 - 前記第2の通信部は、無線により前記相手情報記憶装置と情報の送受信をするように構成された請求項2または3の情報記憶装置。
- 前記第2の通信部は、接続要求を送信する接続要求モードと、接続要求を受信するのを待つ待ち受けモードとで作動可能に構成され、
前記接続要求モードと前記待ち受けモードとを、時間経過に応じて切り換えるモード切り換え部を更に有する請求項4の情報記憶装置。 - 乱数を発生する乱数発生部を更に有し、
前記モード切り換え部は、上記乱数発生部で発生した乱数をもとに、前記接続要求モードと待ち受けモードとを切り換えるタイミングを決定する、請求項5の情報記憶装置。 - 前記情報は画像データであり、前記要約情報は、前記画像データから生成されるインデックス画像データであり、前記原情報は前記インデックス画像データの原画像データであり、前記情報IDは前記原画像データを特定する画像IDであり、前記情報要求は画像送信要求である、請求項4から6のいずれか一つに記載の情報記憶装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015076816A (ja) * | 2013-10-10 | 2015-04-20 | キヤノン株式会社 | 送信装置、受信装置、制御方法、プログラム、及び送受信システム |
JP2015088789A (ja) * | 2013-10-28 | 2015-05-07 | キヤノン株式会社 | 撮像装置、撮像装置の制御方法、プログラム |
JP2016009986A (ja) * | 2014-06-24 | 2016-01-18 | キヤノン株式会社 | 撮像装置、情報処理方法及びプログラム |
JP2016052006A (ja) * | 2014-08-29 | 2016-04-11 | シャープ株式会社 | ネットワーク端末、コントロール端末、ネットワーク形成システム、端末接続プログラム、ホスト接続情報提供プログラム及びネットワーク形成方法 |
-
2008
- 2008-09-12 JP JP2008235743A patent/JP2010068493A/ja active Pending
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