JP2004260286A - 撮影装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】無線を利用した撮影装置において、画像データの送信のための消費電力を少なくする。
【解決手段】撮影して得た画像データを無線で画像サーバに送信するために撮影装置が通信可能エリア内にあるか否かを検出し、撮影装置が通信可能エリア内にあることが検出されたときにのみ画像データを送信するが、撮影装置の電源の残量の減少に応じて通信可能エリアの検出周期を長くする。
【選択図】 図1
【解決手段】撮影して得た画像データを無線で画像サーバに送信するために撮影装置が通信可能エリア内にあるか否かを検出し、撮影装置が通信可能エリア内にあることが検出されたときにのみ画像データを送信するが、撮影装置の電源の残量の減少に応じて通信可能エリアの検出周期を長くする。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、無線通信機能を備えた撮影装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、撮影した画像データを転送するために通信機能を有するデジタルカメラが提案されている。一方、携帯電話においても、撮影により画像データを取得するカメラ機能付き携帯電話が普及しつつある。(例えば、特許文献1、特許文献2等)
このようなデジタルカメラやカメラ付き携帯電話においては、撮影した画像データを一旦内部メモリに記憶してカメラ付き携帯端末装置が有する液晶モニタに表示したり、電子メールに添付して友人に送信することができる。また、画像データの保管管理を行う画像サーバに画像データを送信して画像データを一旦保管した後、パソコン等から画像サーバにアクセスして画像を閲覧したり、アルバムを作成したり、画像データに画像処理を施したり、ラボ店に対して画像データのプリント注文を行うこともできる。
【0003】
一方、無線LANはデータ通信速度が既存の携帯電話通信網と比較して遙かに高速で通信料金も定額制であるため、とくに画像データのように比較的容量が大きいデータの通信を行うには好適な通信インフラとして注目されている。特に、近年増えつつあるホットスポットを利用すれば、外出先からも容易に画像データの送受信を行なうことが可能である。
【0004】
【特許文献1】
特開平6−233020号公報、
【0005】
【特許文献2】
特開2000−253290号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、このようなデジタルカメラから無線LANを利用して画像データを送信する場合、デジタルカメラの所持者(すなわち撮影者)が無線LANの接続サービスを提供するホットスポット等から通信可能エリア内に入ったことを検知した上で画像データを転送する必要がある。そのため、画像データを無線LANを利用して転送するためには、デジタルカメラに設けられた無線LAN通信装置を常時駆動させておき通信可能エリア内に入ったことを監視する方が好ましい。
【0007】
しかしながら、デジタルカメラは撮影者により携帯されるものであることから、デジタルカメラの構成部品はできるだけ消費電力を小さくするように設計されている。それからすると無線LAN駆動回路の消費電力は意外に大きく(無線LANでは数十メートルの通信距離をカバーする必要があり、例えばIEEE802.11aでは100mW必要となりため消費電力も大きい)、無線LAN通信部を常時起動させておくとバッテリーをかなり消費する。その結果撮影を行なおうとしたときには撮影に必要なバッテリーが残っていないという事態が発生するおそれがある。
【0008】
本発明は上記事情に鑑みなされたものであり、無線を利用した画像データの送信のための消費電力をできるだけ少なくした撮影装置を提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1の撮影装置は、撮影して得た画像データを記憶する記憶手段と、該記憶手段に記憶された画像データを無線により外部の画像サーバに送信する通信手段とを備えた撮影装置において、
前記撮影装置が通信可能エリア内にあるか否かを検出する検出手段と、
該検出手段により前記撮影装置が通信可能エリア内にあることが検出されているときにのみ、前記画像データが送信されるように前記通信手段を制御する制御手段とを備え、
前記検出手段が、前記撮影装置の電源の残量の減少に応じて、検出周期を長くするものであることを特徴とするものである。
【0010】
「通信手段」は、無線LANからインターネット網に接続したり、iモードやJスカイ等の携帯電話通信網等を利用して無線でデータの送受信を行うものである。
【0011】
「通信可能エリア」とは、無線通信の電波を受信してデータ通信が可能なエリアであり、「検出手段」により、所定の検出周期で通信可能エリア内に撮影装置があるか否かの検出を行う。
【0012】
また、所定の周期で通信可能エリア内にあるか否かを検出することにより、「制御手段」では、撮影装置が通信可能エリア内にあれば、記憶している画像データを随時画像サーバに送信することができる。
【0013】
また、本発明の第2の撮影装置は、撮影して得た画像データを記憶する記憶手段と、該記憶手段に記憶された画像データを無線により外部の画像サーバに送信する通信手段とを備えた撮影装置において、
前記撮影装置が、通信可能エリア内にあるか否かを検出する検出手段と、
該検出手段により前記撮影装置が通信可能エリア内にあることが検出されているときにのみ、前記画像データが送信されるように前記通信手段を制御する制御手段とを備え、
前記検出手段が、前記撮影装置の電源の残量が所定値以下になったとき通信可能エリア内にあるか否かの検出を中断するものであることを特徴とするものである。
【0014】
「検出を中断」は、通信可能エリア内にあるか否かを周期的な検出を中断する場合や、検出回路の電源を遮断する場合を含むものである。
【0015】
さらに、本発明の第3の撮影装置は、撮影して得た画像データを記憶する記憶手段と、該記憶手段に記憶された画像データを無線LANを用いて外部の画像サーバに送信する無線LAN通信手段とを備えた撮影装置において、
前記撮影装置が、該無線LAN通信手段の通信可能エリア内にあるか否かを検出する検出手段と、
該検出手段により前記撮影装置が通信可能エリア内にあることが検出されているときにのみ、前記画像データが送信されるように前記無線LAN通信手段を制御する制御手段と、
携帯電話通信網によるデータ通信を行う携帯電話通信手段とを備え、
前記検出手段が、前記無線LAN通信手段を用いて該無線LAN通信手段の通信可能エリア内にあるか否かを検出する第1の検出手段と、
前記携帯電話通信手段により前記無線LAN通信手段の通信可能エリア内にあるか否かを検出する第2の検出手段とを有し、
前記撮影装置の電源の残量が所定値より大きいとき前記第1の検出手段を作動させ、前記所定値以下のとき前記第2の検出手段を作動させるものであることを特徴とするものである。
【0016】
「携帯電話通信手段」は、近傍の基地局から携帯通信網に接続するため、接続する基地局の情報を携帯通信手段で受信するものである。これにより、「第2の検出手段」は、例えば、受信した基地局の情報からホットスポット等の無線LANの設備が近くに設置されているか否かを判定して無線LANの通信可能エリア内であるか否かを検出することが可能となる。具体的には、ホットスポット等と基地局との関係を表すデータベースを備えるようすることで判定可能である。
【0017】
また、「無線LAN」の通信方式にはIEEE802.11a、IEEE802.11b等の規格があるが、例えばIEEE802.11aでは通信距離は数十メートルカバーするため、消費電力は100mW必要となりモバイル機器としてはかなり大きな消費電力を必要とする。一方、携帯電話の通信は無線LAN比較して消費電力が少ない。そこで、「電源の残量が所定値より大きいとき前記第1の検出手段を作動させ、前記所定値以下のとき前記第2の検出手段を作動させる」ことにより、電源の残量が少なくなったときに消費電力を少なくすることができる。
【0018】
さらにまた、本発明の第4の撮影装置は、撮影して得た画像データを記憶する記憶手段と、該記憶手段に記憶された画像データを無線LANを用いて外部の画像サーバに送信する無線LAN通信手段とを備えた撮影装置において、
前記撮影装置が、該無線LAN通信手段の通信可能エリア内にあるか否かを検出する検出手段と、
該検出手段により前記撮影装置が通信可能エリア内にあることが検出されているときにのみ、前記画像データが送信されるように前記無線LAN通信手段を制御する制御手段と、
GPS衛星からの位置情報を受信するGPS受信手段とを備え、
前記検出手段が、前記無線LAN通信手段を用いて該無線LAN通信手段の通信可能エリア内にあるか否かを検出する第1の検出手段と、
前記GPS受信手段により受信した前記位置情報に基づいて、前記無線LAN通信手段の通信可能エリア内にあるか否かを検出する第2の検出手段とを有し、
前記撮影装置の電源の残量が所定値より大きいとき前記第1の検出手段を作動させ、前記所定値以下のとき前記第2の検出手段を作動させるものであることを特徴とするものである。
【0019】
「GPS受信手段」は、現在の位置情報を受信することが可能である。これにより、「第2の検出手段」は、受信した基地局の情報から無線LAN機器が近くに設置されているか否か判定して無線LANの通信可能エリアないであるか否かを検出することが可能となる。具体的には、無線LAN機器の設置位置を表すデータベースを備えるようすることで判定可能である。
【0020】
また、GPSによる位置情報の受信は無線LAN通信と比較して消費電力が少なく、「電源の残量が所定値より大きいとき前記第1の検出手段を作動させ、前記所定値以下のとき前記第2の検出手段を作動させる」ことにより、電源の残量が少なくなったときに消費電力を少なくすることができる。
【0021】
また、通信可能エリア内であっても、無線通信の電波の受信強度が所定値以下の場合には、画像データの送信が即座に行われずにリトライを繰り返す場合がある。そこで、前記制御手段は、該通信手段の受信強度が所定値以下であるとき、前記画像データを送信しないものが望ましい。
【0022】
【発明の効果】
本発明の撮影装置は、撮影装置が通信可能エリア内にあるか否かを検出して、撮影装置が通信可能エリア内にあるときには画像データを画像サーバに送信するが、電源の残量の減少に応じて通信可能エリアの検出周期を長くするようにしているので、これにより、電源の無駄な消費を防ぐことが可能となる。
【0023】
また、電源の残量の所定値以下になったときに通信可能エリアの検出を中断することにより、電源の無駄な消費を防ぐことが可能となる。
【0024】
また、無線LANを用いて画像データの送信を行う際、電源の残量が所定値以下になったときに、通信可能エリアの検出を無線LANを用いた検出から携帯電話網の基地局情報を用いた検出に切替えることにより無駄な消費を防ぐことが可能となる。
【0025】
また、無線LANを用いて画像データの送信を行う際、電源の残量が所定値以下になったときに、通信可能エリアの検出を無線LANを用いた検出からGPSで受信した位置情報を用いた検出に切替えることにより無駄な消費を防ぐことが可能となる。
【0026】
さらに、受信した電波の強度が十分な場合にのみ画像データを送信することにより、電源の無駄な消費を防ぐことが可能となる。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の記録媒体編集装置について、図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明の撮影装置の概要を示す図である。図1に示すように、撮影装置1は、撮影手段2で撮影して得た画像データを記憶する記憶手段3と、無線によるデータ通信を行う通信手段4と、撮影装置1が通信可能エリア内であるか否かを検出する検出手段5と、通信可能なエリア内にある場合には記憶手段3に記憶している画像データを外部の画像サーバに送信するように通信手段4を制御する制御手段6と、電源の残量を検出する残量検出手段7から概略構成される。また、撮影装置1に、送信ボタン8を設け、手動で画像データの送信を指示することが可能なように構成してもよい。
【0028】
また、図2に示すように、撮影装置1は無線通信を用いてネットワーク30に接続し画像サーバ20とデータの送受信を行う。ネットワーク30には、インターネット網、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)様々なネットワークを利用することが可能であるが、無線LAN等の無線手段を用いてネットワークに接続する。あるいは、携帯電話通信網等を利用することも可能である。
【0029】
画像サーバ20は、画像データを保管するために大容量の記憶装置を備えたものが好ましく、サービスセンターやラボ店等に設置される。あるいは、無線LAN接続サービスを提供するホットスポットに、無線LAN通信機器とやや容量が小さい画像サーバ20を設置するようにしてもよい。さらに、やや容量が小さい画像サーバ20に一旦保管した画像データを、大容量の記憶装置を備えた画像サーバ20に転送するようにしてもよい。
【0030】
また、画像サーバ20に保管されている画像データは、インターネット等のネットワークを介して提供されるネットワークプリントシステムから読み出してプリントを生成したり、読み出した画像データをCD−R、DVD−R等のメディアに記録するように構成することも可能である。
【0031】
以下、撮影装置1がデジタルカメラである場合について詳細に説明する。
通信手段4は、無線LAN、iモードやJスカイ等の携帯電話通信網等の無線通信手段を利用して画像データを画像サーバ20に送信する機能を備えたものである。本実施の形態では、デジタルカメラ1に無線LAN駆動回路を設けて、無線LANでインターネット網に接続して画像データを送信する場合について説明する。
【0032】
検出手段5では、無線LAN駆動回路から所定の周期でポーリングを行い無線通信可能エリア内であるか否かの検出を行なう。無線LAN通信機器(例えばBUFFALO製のAirstation等)が設置されるホットスポットは、駅、バス停、役所、銀行、コンビニエンスストア、ファーストフード店、繁華街の中心地、インターネットカフェ等人が立ち寄ることが多い様々な場所に設けられる。そこで、デジタルカメラ1から周期的にポーリングすることで通信可能エリアの検出を行なう。
【0033】
制御手段6は、動作プログラム等が記憶されているROMと、プログラム実行時の作業領域となるRAM等から構成され(不図示)、検出手段5でデジタルカメラ1のある場所が通信可能エリア内であると判定された場合に、通信手段4を制御して記憶手段3に記憶されている画像データを画像サーバ20に送信する。
【0034】
一般にデジタルカメラ1には、電源「ON」、「OFF」、「スタンバイ」等のモード選択9をすることができるが、例えば、「スタンバイ」の状態で、常に画像データの送信ができるように無線LAN駆動回路に電源を供給した状態にしておき、検出手段5で通信可能なエリア内であることが検出されると制御手段6で記憶手段3に記憶されている画像データを画像サーバ20に自動的に送信するように制御する。
【0035】
しかし、検出手段5で通信可能なエリア内にあると検出された場合であっても、受信した電波の受信強度が弱く、一旦通信の確立は行なわれたが画像データの送信が完了せずに再送を繰り返すような状態が発生する場合がある。例えば、街中等のホットスポット等が多数設置されているような場所を、撮影者がデジタルカメラを所持して移動すると、通信可能なエリア内に入ると一旦通信の確立は行われるが電波の受信強度が弱いために画像データの送信に失敗してリトライを繰返したり、ホットスポットの通信可能エリア内に入って画像データを送信しようとしたが、送信が完了しない状態で他のホットスポットの通信可能エリア内に入り、他のホットスポットと新たに接続を確立して画像データの送信をするというような状態を繰り返すことがある。このような場合には、電源に蓄えている電力(バッテリー)を消費するばかりで画像データの転送が完了しない。そこで、制御手段6では受信した電波の受信強度を検出して、受信強度が十分で画像データの送信が確保できるときにのみ画像データを転送するようにする方が好ましい。これにより、無駄なバッテリーの消費を防ぐことができる。
【0036】
あるいは、記憶手段3に画像データが記憶されていない場合には、画像データの転送は必要ないので無線LAN駆動回路の電源を遮断しておいてもよい。
【0037】
さらに、残量検出手段7で検出した電源の残量が減少するのに応じて、検出手段5でポーリング周期を長くするように設定し消費電力を少なくする。バッテリーの残量がさらに少なくなり所定の値以下になった場合には、通信可能エリアの検出を中断する。実際には、所定の値以下になった場合には無線LAN駆動回路への電源を遮断するようにしてもよい。
【0038】
ここで、図3と図4を用いて、消費電力とバッテリーの残量について説明する。図3は、無線LAN駆動回路の消費電力とそのとき駆動状態を表す一例である。図3の縦軸は消費電力を表わし横軸に時間を表わす。図3(a)に示すように、デジタルカメラ1で「スタンバイ」モードが選択され、記憶手段3に画像データが記憶されている場合には通信可能エリアの検出を行うが、この時(T1)の無線LAN駆動回路の消費電力はE1である。また、通信可能エリアを検出して画像データを転送する時(T2)の無線LAN駆動回路の消費電力はE2となる。さらに、記憶手段3の画像データの転送が完了すると無線LAN駆動回路の電源への供給を遮断する。
【0039】
また、図3(b)に示すように、画像データの転送の途中(T2)で無線LANの通信可能エリアを外れた場合には再度通信可能エリアの検出を行うが、この時(T3)の無線LAN駆動回路の消費電力はE1である。再度、画像データの転送を行う時(T4)は、無線LAN駆動回路の消費電力はE2となり、記憶手段3の画像データの転送が完了すると無線LAN駆動回路の電源を遮断する。
【0040】
次に、バッテリーの残量(縦軸)とデジタルカメラ1の動作モードとの関係を図4に示し、各動作モード中にバッテリーが減っていく様子を表すものである。t1は撮影が行われている間、t2では再生が行われている間、t3ではスタンバイの状態で通信可能エリアの検出に行う間、t4は画像データを転送する間にバッテリーが減っていく様子を表す。点線は自然放電時のバッテリーの残量を表すものである。
【0041】
また、電源メニュー9等から画像データを優先的に送信するか否かを指定できるようにし、画像データを優先的に送信するように指定されている場合には、無線LAN駆動回路の電源の供給を維持して電源の残量が少なくなっても画像データの送信を優先するように設定を変更することができるような変更手段10を設けるようにしてもよい。例えば、撮影を終えて帰宅する場合等撮影する必要がないときには、電源メニューで「画像送信優先」を選択すると、バッテリーの残量がかなり少なくなるまで送信可能な状態を維持するようにしてもよい。
【0042】
次に、本実施の形態のデジタルカメラ1で画像データを送信する場合の動作について図5のフローチャートに基づいて説明する。
【0043】
まず、通信可能エリアの検出をおこなうポーリングの初期周期(例えば、20msec)を周期カウンター100に設定する(S100)。検出手段5で周期カウンター100に設定されている周期でポーリングして通信可能エリアを検出する(S101)。通信可能エリア内にあることが検出された場合には(S102)、ホットスポット等に設置されている無線LAN通信機器から受信した電波の受信強度が十分であるか否かを判定し(S103)、電波の受信強度が十分な場合には、記憶手段3に記憶している画像データを画像サーバ20に送信するように制御手段6で通信手段4を制御する(S104)。さらに、記憶手段3に記憶されている画像データが残っている場合には(S105)、再度通信可能エリアの検出を行い画像データを送信する。画像データが残っていない場合には(S105)、送信を終了し無線LAN駆動回路の電源を処断する(S106)。
【0044】
一方、残量検出手段7で電源の残量を監視し(S200)、バッテリーの残量が、図4に示すようにX2以下(但し、X1以上)になったときには(S201、S202)、ポーリング周期を長くするように長い周期(例えば、50msec)を周期カウンター100に設定し、「残量がX2%となりましたので、ポーリング周期を周期2にしました。」等のメッセージを表示部に表示する(S203)。これにより、ポーリング(S101)が20msec毎から 50msec毎に行われるようになり、通信可能な無線LAN通信機器は見つかりにくくなるが電源の消費を減らすことができる。残量がさらに少なくなりX1以下のときには(S202)、通信可能エリアの検出を行なわないように無線LAN駆動回路の電源の供給を遮断し(S207)、ある程度の枚数を撮影するために必要なバッテリーを残すようにする。このとき、「画像送信優先」が指定されているときには(S204)、電源の遮断は行わず残量がX0まで設定されている周期で通信可能エリアの検出を行う(S205、S206)。
【0045】
また、通信可能なエリアの検出を行わない場合でも転送ボタン8を押すことにより、通信可能なホットスポットを探して画像データを転送することが可能である。
【0046】
本実施の形態で説明したように、通信可能なエリア内であるか否かの検出を電源の残量に応じて替えることにより、電源の無駄な消費を防ぐことが可能となる。さらに、受信した電波の受信強度が十分な場合にのみ画像データを送信することで、再送を少なくして電源の無駄な消費を防ぐことが可能となる。
【0047】
本実施の形態では、画像データの送信に無線LANからインターネット網を利用する場合について説明したが、携帯電話通信網を用いることも可能である。
【0048】
また、インターネット網を利用する方法として、無線LANの他にBluetoothやUWB(Ultra Wide Band、超広帯域無線)等を利用することも可能である。Bluetooth は、通信速度は1Mbpsと低速で通信距離も10m程度であるが、消費電力は1mW程度である。一方、UWBは無線を使って光ファイバ並みの速度(数十Mbps〜数百Mbps)でデータを送受信でき、しかも消費電力は0.1mWと低消費電力であり、通信距離も数十メートルにおよび屋外でも利用可能である。
【0049】
第2の実施の形態では、無線通信可能エリア内であるか否かの検出を携帯電話通信網の基地局を用いて判定する場合について説明する。図6は本発明の第2の実施形態による撮影装置の構成を示す概略ブロック図である。第1の実施形態と同一の構成については同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
【0050】
第2の実施の形態においては、撮影装置(デジタルカメラ)1aは携帯電話通信網に接続するための携帯電話通信回路を備え、前述の検出手段(第1の検出手段)5に加えて、通信可能エリア内であるか否かを消費電力の少ない携帯電話通信回路を用いて検出する第2の検出手段5aを備える。
【0051】
検出手段5aは、携帯電話通信網に接続するために、携帯電話通信回路で携帯電話通信網の基地局から基地局情報B0を受信し、基地局情報B0に基づく基地局が網羅する通話圏内に無線LAN通信機器が存在するか否かに基づいて、無線LANを用いた無線通信可能エリア内であるか否かの検出を行う。
【0052】
具体的には、検出手段5aは、通話圏内に通信可能な無線LAN通信機器が存在するか否かを表す基地局情報B0のデータベース51を有しており、検出手段5aでは携帯電話通信回路で基地局情報B0を受信するとこのデータベースを参照して、デジタルカメラ1aが無線LAN通信の通信可能エリア内にあるか否かの判定を行う。なお、複数の基地局から基地局情報B0を受信する場合がある。この場合は、検出手段5aは最も電波強度が大きい基地局から送信された基地局情報B0に基づいて判定を行う。
【0053】
また、通常は検出手段5で無線通信可能エリアの検出を行うが、残量検出手段7aで電源の残量が所定値以下になったことを検出すると消費電力の少ない検出手段5aに切替える。
【0054】
さらに、所定値X3(図4参照)より電源の残量が少なくなったときには、携帯電話通信回路の電源を遮断し、「残量がX3%となりましたので、通信エリアの探索機能は無効にしました。」等のメッセージを表示部に表示してもよい。
【0055】
以上、本実施の形態で説明したように、携帯通信回路を用いて無線LANの通信可能エリア内であるかを否かを検出することにより消費電力を抑制することができる。
【0056】
第3の実施の形態は、第2の実施の形態の検出手段5aに代えてGPSを用いて通信可能エリアの検出を行う場合について説明する。図7は本発明の第3の実施形態による撮影装置の構成を示す概略ブロック図である。前述の実施形態と同一の構成については同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
【0057】
第3の実施の形態においては、撮影装置(デジタルカメラ)1bがGPS検出回路を備え、前述の検出手段5aに代えてデジタルカメラ1bが通信可能エリア内であるか否かを、消費電力の少ないGPS検出回路を用いて検出する第2の検出手段5bを備える。
【0058】
検出手段5bは、GPS衛星からの位置情報G0を受信する機能を備え、位置情報G0に基づいて、無線LAN通信機器から通信可能エリア内にあるか否かの検出を行う。
【0059】
具体的には、検出手段5bは、無線LAN通信機器から通信可能エリアを特定する緯度経度情報のデータベース52を有しており、検出手段5bから位置情報G0が入力されると、このデータベースを参照して、デジタルカメラ1が無線LAN通信の通信可能エリア内にあるか否かの判定を行う。
【0060】
この検出手段5bを用いて無線通信可能エリア内にあると判定された場合には、前述の実施の形態と同様に、制御手段6で記憶手段3に記憶されている画像データを画像サーバ20に送信する。
【0061】
また、通常は検出手段5で無線通信可能エリア内であるか否かの検出を行うが、残量検出手段7aで電源の残量が所定値以下になったことを検出すると消費電力の少ない検出手段5bに切替える。
【0062】
さらに、所定値より電源の残量が少なくなり、例えばX3以下(図4参照)ときには、GPS検出回路の電源を遮断し、「残量がX3%となりましたので、通信エリアの探索機能は無効にしました。」等のメッセージを表示部に表示してもよい。
【0063】
以上、本実施の形態で説明したように、GPS検出回路を用いて無線LANの通信可能エリア内であるかを否かを検出することにより消費電力を抑制することができる。
【0064】
前述の各実施の形態でローミング機能に対応するようにすることによりデジタルカメラのユーザが加入するプロバイダとは異なる他のプロバイダが運営するホットスポットからも画像データを送信することができ、画像データを送信可能なエリアを拡げることが可能になる。
【0065】
また、前述の各実施の形態でデジタルカメラに記憶されている画像データを全て転送するだけのバッテリーの残量が残っていない場合には全画像が転送できない旨のメッセージを表示部に表示するようにしてもよい。
【0066】
さらに、前述の各実施の形態で通信可能エリア内に入ったときにバイブレーション等の通知手段を設けて、デジタルカメラの所持者が立ち止って電波の受信強度が十分な場所で画像データを転送できるようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態による撮影装置の概略構成を示すブロック図
【図2】撮影装置と画像サーバとのデータ通信を説明する図
【図3】LAN駆動回路の動作と消費電力との関係を表す図
【図4】デジタルカメラのモードろ消費電力の関係を表す図
【図5】撮影装置の動作を説明するためのフローチャート
【図6】本発明の第2の実施形態による撮影装置の概略構成を示すブロック図
【図7】本発明の第3の実施形態による撮影装置の概略構成を示すブロック図
【符号の説明】
1、1a、1b 撮影装置(デジタルカメラ)
2 撮影手段
3 記憶手段
4 通信手段
5、5a、5b 検出手段
6 制御手段
7 残量検出手段
8 送信ボタン
9 モード選択
10 変更手段
20 画像サーバ
30 ネットワーク
【発明の属する技術分野】
本発明は、無線通信機能を備えた撮影装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、撮影した画像データを転送するために通信機能を有するデジタルカメラが提案されている。一方、携帯電話においても、撮影により画像データを取得するカメラ機能付き携帯電話が普及しつつある。(例えば、特許文献1、特許文献2等)
このようなデジタルカメラやカメラ付き携帯電話においては、撮影した画像データを一旦内部メモリに記憶してカメラ付き携帯端末装置が有する液晶モニタに表示したり、電子メールに添付して友人に送信することができる。また、画像データの保管管理を行う画像サーバに画像データを送信して画像データを一旦保管した後、パソコン等から画像サーバにアクセスして画像を閲覧したり、アルバムを作成したり、画像データに画像処理を施したり、ラボ店に対して画像データのプリント注文を行うこともできる。
【0003】
一方、無線LANはデータ通信速度が既存の携帯電話通信網と比較して遙かに高速で通信料金も定額制であるため、とくに画像データのように比較的容量が大きいデータの通信を行うには好適な通信インフラとして注目されている。特に、近年増えつつあるホットスポットを利用すれば、外出先からも容易に画像データの送受信を行なうことが可能である。
【0004】
【特許文献1】
特開平6−233020号公報、
【0005】
【特許文献2】
特開2000−253290号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、このようなデジタルカメラから無線LANを利用して画像データを送信する場合、デジタルカメラの所持者(すなわち撮影者)が無線LANの接続サービスを提供するホットスポット等から通信可能エリア内に入ったことを検知した上で画像データを転送する必要がある。そのため、画像データを無線LANを利用して転送するためには、デジタルカメラに設けられた無線LAN通信装置を常時駆動させておき通信可能エリア内に入ったことを監視する方が好ましい。
【0007】
しかしながら、デジタルカメラは撮影者により携帯されるものであることから、デジタルカメラの構成部品はできるだけ消費電力を小さくするように設計されている。それからすると無線LAN駆動回路の消費電力は意外に大きく(無線LANでは数十メートルの通信距離をカバーする必要があり、例えばIEEE802.11aでは100mW必要となりため消費電力も大きい)、無線LAN通信部を常時起動させておくとバッテリーをかなり消費する。その結果撮影を行なおうとしたときには撮影に必要なバッテリーが残っていないという事態が発生するおそれがある。
【0008】
本発明は上記事情に鑑みなされたものであり、無線を利用した画像データの送信のための消費電力をできるだけ少なくした撮影装置を提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1の撮影装置は、撮影して得た画像データを記憶する記憶手段と、該記憶手段に記憶された画像データを無線により外部の画像サーバに送信する通信手段とを備えた撮影装置において、
前記撮影装置が通信可能エリア内にあるか否かを検出する検出手段と、
該検出手段により前記撮影装置が通信可能エリア内にあることが検出されているときにのみ、前記画像データが送信されるように前記通信手段を制御する制御手段とを備え、
前記検出手段が、前記撮影装置の電源の残量の減少に応じて、検出周期を長くするものであることを特徴とするものである。
【0010】
「通信手段」は、無線LANからインターネット網に接続したり、iモードやJスカイ等の携帯電話通信網等を利用して無線でデータの送受信を行うものである。
【0011】
「通信可能エリア」とは、無線通信の電波を受信してデータ通信が可能なエリアであり、「検出手段」により、所定の検出周期で通信可能エリア内に撮影装置があるか否かの検出を行う。
【0012】
また、所定の周期で通信可能エリア内にあるか否かを検出することにより、「制御手段」では、撮影装置が通信可能エリア内にあれば、記憶している画像データを随時画像サーバに送信することができる。
【0013】
また、本発明の第2の撮影装置は、撮影して得た画像データを記憶する記憶手段と、該記憶手段に記憶された画像データを無線により外部の画像サーバに送信する通信手段とを備えた撮影装置において、
前記撮影装置が、通信可能エリア内にあるか否かを検出する検出手段と、
該検出手段により前記撮影装置が通信可能エリア内にあることが検出されているときにのみ、前記画像データが送信されるように前記通信手段を制御する制御手段とを備え、
前記検出手段が、前記撮影装置の電源の残量が所定値以下になったとき通信可能エリア内にあるか否かの検出を中断するものであることを特徴とするものである。
【0014】
「検出を中断」は、通信可能エリア内にあるか否かを周期的な検出を中断する場合や、検出回路の電源を遮断する場合を含むものである。
【0015】
さらに、本発明の第3の撮影装置は、撮影して得た画像データを記憶する記憶手段と、該記憶手段に記憶された画像データを無線LANを用いて外部の画像サーバに送信する無線LAN通信手段とを備えた撮影装置において、
前記撮影装置が、該無線LAN通信手段の通信可能エリア内にあるか否かを検出する検出手段と、
該検出手段により前記撮影装置が通信可能エリア内にあることが検出されているときにのみ、前記画像データが送信されるように前記無線LAN通信手段を制御する制御手段と、
携帯電話通信網によるデータ通信を行う携帯電話通信手段とを備え、
前記検出手段が、前記無線LAN通信手段を用いて該無線LAN通信手段の通信可能エリア内にあるか否かを検出する第1の検出手段と、
前記携帯電話通信手段により前記無線LAN通信手段の通信可能エリア内にあるか否かを検出する第2の検出手段とを有し、
前記撮影装置の電源の残量が所定値より大きいとき前記第1の検出手段を作動させ、前記所定値以下のとき前記第2の検出手段を作動させるものであることを特徴とするものである。
【0016】
「携帯電話通信手段」は、近傍の基地局から携帯通信網に接続するため、接続する基地局の情報を携帯通信手段で受信するものである。これにより、「第2の検出手段」は、例えば、受信した基地局の情報からホットスポット等の無線LANの設備が近くに設置されているか否かを判定して無線LANの通信可能エリア内であるか否かを検出することが可能となる。具体的には、ホットスポット等と基地局との関係を表すデータベースを備えるようすることで判定可能である。
【0017】
また、「無線LAN」の通信方式にはIEEE802.11a、IEEE802.11b等の規格があるが、例えばIEEE802.11aでは通信距離は数十メートルカバーするため、消費電力は100mW必要となりモバイル機器としてはかなり大きな消費電力を必要とする。一方、携帯電話の通信は無線LAN比較して消費電力が少ない。そこで、「電源の残量が所定値より大きいとき前記第1の検出手段を作動させ、前記所定値以下のとき前記第2の検出手段を作動させる」ことにより、電源の残量が少なくなったときに消費電力を少なくすることができる。
【0018】
さらにまた、本発明の第4の撮影装置は、撮影して得た画像データを記憶する記憶手段と、該記憶手段に記憶された画像データを無線LANを用いて外部の画像サーバに送信する無線LAN通信手段とを備えた撮影装置において、
前記撮影装置が、該無線LAN通信手段の通信可能エリア内にあるか否かを検出する検出手段と、
該検出手段により前記撮影装置が通信可能エリア内にあることが検出されているときにのみ、前記画像データが送信されるように前記無線LAN通信手段を制御する制御手段と、
GPS衛星からの位置情報を受信するGPS受信手段とを備え、
前記検出手段が、前記無線LAN通信手段を用いて該無線LAN通信手段の通信可能エリア内にあるか否かを検出する第1の検出手段と、
前記GPS受信手段により受信した前記位置情報に基づいて、前記無線LAN通信手段の通信可能エリア内にあるか否かを検出する第2の検出手段とを有し、
前記撮影装置の電源の残量が所定値より大きいとき前記第1の検出手段を作動させ、前記所定値以下のとき前記第2の検出手段を作動させるものであることを特徴とするものである。
【0019】
「GPS受信手段」は、現在の位置情報を受信することが可能である。これにより、「第2の検出手段」は、受信した基地局の情報から無線LAN機器が近くに設置されているか否か判定して無線LANの通信可能エリアないであるか否かを検出することが可能となる。具体的には、無線LAN機器の設置位置を表すデータベースを備えるようすることで判定可能である。
【0020】
また、GPSによる位置情報の受信は無線LAN通信と比較して消費電力が少なく、「電源の残量が所定値より大きいとき前記第1の検出手段を作動させ、前記所定値以下のとき前記第2の検出手段を作動させる」ことにより、電源の残量が少なくなったときに消費電力を少なくすることができる。
【0021】
また、通信可能エリア内であっても、無線通信の電波の受信強度が所定値以下の場合には、画像データの送信が即座に行われずにリトライを繰り返す場合がある。そこで、前記制御手段は、該通信手段の受信強度が所定値以下であるとき、前記画像データを送信しないものが望ましい。
【0022】
【発明の効果】
本発明の撮影装置は、撮影装置が通信可能エリア内にあるか否かを検出して、撮影装置が通信可能エリア内にあるときには画像データを画像サーバに送信するが、電源の残量の減少に応じて通信可能エリアの検出周期を長くするようにしているので、これにより、電源の無駄な消費を防ぐことが可能となる。
【0023】
また、電源の残量の所定値以下になったときに通信可能エリアの検出を中断することにより、電源の無駄な消費を防ぐことが可能となる。
【0024】
また、無線LANを用いて画像データの送信を行う際、電源の残量が所定値以下になったときに、通信可能エリアの検出を無線LANを用いた検出から携帯電話網の基地局情報を用いた検出に切替えることにより無駄な消費を防ぐことが可能となる。
【0025】
また、無線LANを用いて画像データの送信を行う際、電源の残量が所定値以下になったときに、通信可能エリアの検出を無線LANを用いた検出からGPSで受信した位置情報を用いた検出に切替えることにより無駄な消費を防ぐことが可能となる。
【0026】
さらに、受信した電波の強度が十分な場合にのみ画像データを送信することにより、電源の無駄な消費を防ぐことが可能となる。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の記録媒体編集装置について、図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明の撮影装置の概要を示す図である。図1に示すように、撮影装置1は、撮影手段2で撮影して得た画像データを記憶する記憶手段3と、無線によるデータ通信を行う通信手段4と、撮影装置1が通信可能エリア内であるか否かを検出する検出手段5と、通信可能なエリア内にある場合には記憶手段3に記憶している画像データを外部の画像サーバに送信するように通信手段4を制御する制御手段6と、電源の残量を検出する残量検出手段7から概略構成される。また、撮影装置1に、送信ボタン8を設け、手動で画像データの送信を指示することが可能なように構成してもよい。
【0028】
また、図2に示すように、撮影装置1は無線通信を用いてネットワーク30に接続し画像サーバ20とデータの送受信を行う。ネットワーク30には、インターネット網、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)様々なネットワークを利用することが可能であるが、無線LAN等の無線手段を用いてネットワークに接続する。あるいは、携帯電話通信網等を利用することも可能である。
【0029】
画像サーバ20は、画像データを保管するために大容量の記憶装置を備えたものが好ましく、サービスセンターやラボ店等に設置される。あるいは、無線LAN接続サービスを提供するホットスポットに、無線LAN通信機器とやや容量が小さい画像サーバ20を設置するようにしてもよい。さらに、やや容量が小さい画像サーバ20に一旦保管した画像データを、大容量の記憶装置を備えた画像サーバ20に転送するようにしてもよい。
【0030】
また、画像サーバ20に保管されている画像データは、インターネット等のネットワークを介して提供されるネットワークプリントシステムから読み出してプリントを生成したり、読み出した画像データをCD−R、DVD−R等のメディアに記録するように構成することも可能である。
【0031】
以下、撮影装置1がデジタルカメラである場合について詳細に説明する。
通信手段4は、無線LAN、iモードやJスカイ等の携帯電話通信網等の無線通信手段を利用して画像データを画像サーバ20に送信する機能を備えたものである。本実施の形態では、デジタルカメラ1に無線LAN駆動回路を設けて、無線LANでインターネット網に接続して画像データを送信する場合について説明する。
【0032】
検出手段5では、無線LAN駆動回路から所定の周期でポーリングを行い無線通信可能エリア内であるか否かの検出を行なう。無線LAN通信機器(例えばBUFFALO製のAirstation等)が設置されるホットスポットは、駅、バス停、役所、銀行、コンビニエンスストア、ファーストフード店、繁華街の中心地、インターネットカフェ等人が立ち寄ることが多い様々な場所に設けられる。そこで、デジタルカメラ1から周期的にポーリングすることで通信可能エリアの検出を行なう。
【0033】
制御手段6は、動作プログラム等が記憶されているROMと、プログラム実行時の作業領域となるRAM等から構成され(不図示)、検出手段5でデジタルカメラ1のある場所が通信可能エリア内であると判定された場合に、通信手段4を制御して記憶手段3に記憶されている画像データを画像サーバ20に送信する。
【0034】
一般にデジタルカメラ1には、電源「ON」、「OFF」、「スタンバイ」等のモード選択9をすることができるが、例えば、「スタンバイ」の状態で、常に画像データの送信ができるように無線LAN駆動回路に電源を供給した状態にしておき、検出手段5で通信可能なエリア内であることが検出されると制御手段6で記憶手段3に記憶されている画像データを画像サーバ20に自動的に送信するように制御する。
【0035】
しかし、検出手段5で通信可能なエリア内にあると検出された場合であっても、受信した電波の受信強度が弱く、一旦通信の確立は行なわれたが画像データの送信が完了せずに再送を繰り返すような状態が発生する場合がある。例えば、街中等のホットスポット等が多数設置されているような場所を、撮影者がデジタルカメラを所持して移動すると、通信可能なエリア内に入ると一旦通信の確立は行われるが電波の受信強度が弱いために画像データの送信に失敗してリトライを繰返したり、ホットスポットの通信可能エリア内に入って画像データを送信しようとしたが、送信が完了しない状態で他のホットスポットの通信可能エリア内に入り、他のホットスポットと新たに接続を確立して画像データの送信をするというような状態を繰り返すことがある。このような場合には、電源に蓄えている電力(バッテリー)を消費するばかりで画像データの転送が完了しない。そこで、制御手段6では受信した電波の受信強度を検出して、受信強度が十分で画像データの送信が確保できるときにのみ画像データを転送するようにする方が好ましい。これにより、無駄なバッテリーの消費を防ぐことができる。
【0036】
あるいは、記憶手段3に画像データが記憶されていない場合には、画像データの転送は必要ないので無線LAN駆動回路の電源を遮断しておいてもよい。
【0037】
さらに、残量検出手段7で検出した電源の残量が減少するのに応じて、検出手段5でポーリング周期を長くするように設定し消費電力を少なくする。バッテリーの残量がさらに少なくなり所定の値以下になった場合には、通信可能エリアの検出を中断する。実際には、所定の値以下になった場合には無線LAN駆動回路への電源を遮断するようにしてもよい。
【0038】
ここで、図3と図4を用いて、消費電力とバッテリーの残量について説明する。図3は、無線LAN駆動回路の消費電力とそのとき駆動状態を表す一例である。図3の縦軸は消費電力を表わし横軸に時間を表わす。図3(a)に示すように、デジタルカメラ1で「スタンバイ」モードが選択され、記憶手段3に画像データが記憶されている場合には通信可能エリアの検出を行うが、この時(T1)の無線LAN駆動回路の消費電力はE1である。また、通信可能エリアを検出して画像データを転送する時(T2)の無線LAN駆動回路の消費電力はE2となる。さらに、記憶手段3の画像データの転送が完了すると無線LAN駆動回路の電源への供給を遮断する。
【0039】
また、図3(b)に示すように、画像データの転送の途中(T2)で無線LANの通信可能エリアを外れた場合には再度通信可能エリアの検出を行うが、この時(T3)の無線LAN駆動回路の消費電力はE1である。再度、画像データの転送を行う時(T4)は、無線LAN駆動回路の消費電力はE2となり、記憶手段3の画像データの転送が完了すると無線LAN駆動回路の電源を遮断する。
【0040】
次に、バッテリーの残量(縦軸)とデジタルカメラ1の動作モードとの関係を図4に示し、各動作モード中にバッテリーが減っていく様子を表すものである。t1は撮影が行われている間、t2では再生が行われている間、t3ではスタンバイの状態で通信可能エリアの検出に行う間、t4は画像データを転送する間にバッテリーが減っていく様子を表す。点線は自然放電時のバッテリーの残量を表すものである。
【0041】
また、電源メニュー9等から画像データを優先的に送信するか否かを指定できるようにし、画像データを優先的に送信するように指定されている場合には、無線LAN駆動回路の電源の供給を維持して電源の残量が少なくなっても画像データの送信を優先するように設定を変更することができるような変更手段10を設けるようにしてもよい。例えば、撮影を終えて帰宅する場合等撮影する必要がないときには、電源メニューで「画像送信優先」を選択すると、バッテリーの残量がかなり少なくなるまで送信可能な状態を維持するようにしてもよい。
【0042】
次に、本実施の形態のデジタルカメラ1で画像データを送信する場合の動作について図5のフローチャートに基づいて説明する。
【0043】
まず、通信可能エリアの検出をおこなうポーリングの初期周期(例えば、20msec)を周期カウンター100に設定する(S100)。検出手段5で周期カウンター100に設定されている周期でポーリングして通信可能エリアを検出する(S101)。通信可能エリア内にあることが検出された場合には(S102)、ホットスポット等に設置されている無線LAN通信機器から受信した電波の受信強度が十分であるか否かを判定し(S103)、電波の受信強度が十分な場合には、記憶手段3に記憶している画像データを画像サーバ20に送信するように制御手段6で通信手段4を制御する(S104)。さらに、記憶手段3に記憶されている画像データが残っている場合には(S105)、再度通信可能エリアの検出を行い画像データを送信する。画像データが残っていない場合には(S105)、送信を終了し無線LAN駆動回路の電源を処断する(S106)。
【0044】
一方、残量検出手段7で電源の残量を監視し(S200)、バッテリーの残量が、図4に示すようにX2以下(但し、X1以上)になったときには(S201、S202)、ポーリング周期を長くするように長い周期(例えば、50msec)を周期カウンター100に設定し、「残量がX2%となりましたので、ポーリング周期を周期2にしました。」等のメッセージを表示部に表示する(S203)。これにより、ポーリング(S101)が20msec毎から 50msec毎に行われるようになり、通信可能な無線LAN通信機器は見つかりにくくなるが電源の消費を減らすことができる。残量がさらに少なくなりX1以下のときには(S202)、通信可能エリアの検出を行なわないように無線LAN駆動回路の電源の供給を遮断し(S207)、ある程度の枚数を撮影するために必要なバッテリーを残すようにする。このとき、「画像送信優先」が指定されているときには(S204)、電源の遮断は行わず残量がX0まで設定されている周期で通信可能エリアの検出を行う(S205、S206)。
【0045】
また、通信可能なエリアの検出を行わない場合でも転送ボタン8を押すことにより、通信可能なホットスポットを探して画像データを転送することが可能である。
【0046】
本実施の形態で説明したように、通信可能なエリア内であるか否かの検出を電源の残量に応じて替えることにより、電源の無駄な消費を防ぐことが可能となる。さらに、受信した電波の受信強度が十分な場合にのみ画像データを送信することで、再送を少なくして電源の無駄な消費を防ぐことが可能となる。
【0047】
本実施の形態では、画像データの送信に無線LANからインターネット網を利用する場合について説明したが、携帯電話通信網を用いることも可能である。
【0048】
また、インターネット網を利用する方法として、無線LANの他にBluetoothやUWB(Ultra Wide Band、超広帯域無線)等を利用することも可能である。Bluetooth は、通信速度は1Mbpsと低速で通信距離も10m程度であるが、消費電力は1mW程度である。一方、UWBは無線を使って光ファイバ並みの速度(数十Mbps〜数百Mbps)でデータを送受信でき、しかも消費電力は0.1mWと低消費電力であり、通信距離も数十メートルにおよび屋外でも利用可能である。
【0049】
第2の実施の形態では、無線通信可能エリア内であるか否かの検出を携帯電話通信網の基地局を用いて判定する場合について説明する。図6は本発明の第2の実施形態による撮影装置の構成を示す概略ブロック図である。第1の実施形態と同一の構成については同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
【0050】
第2の実施の形態においては、撮影装置(デジタルカメラ)1aは携帯電話通信網に接続するための携帯電話通信回路を備え、前述の検出手段(第1の検出手段)5に加えて、通信可能エリア内であるか否かを消費電力の少ない携帯電話通信回路を用いて検出する第2の検出手段5aを備える。
【0051】
検出手段5aは、携帯電話通信網に接続するために、携帯電話通信回路で携帯電話通信網の基地局から基地局情報B0を受信し、基地局情報B0に基づく基地局が網羅する通話圏内に無線LAN通信機器が存在するか否かに基づいて、無線LANを用いた無線通信可能エリア内であるか否かの検出を行う。
【0052】
具体的には、検出手段5aは、通話圏内に通信可能な無線LAN通信機器が存在するか否かを表す基地局情報B0のデータベース51を有しており、検出手段5aでは携帯電話通信回路で基地局情報B0を受信するとこのデータベースを参照して、デジタルカメラ1aが無線LAN通信の通信可能エリア内にあるか否かの判定を行う。なお、複数の基地局から基地局情報B0を受信する場合がある。この場合は、検出手段5aは最も電波強度が大きい基地局から送信された基地局情報B0に基づいて判定を行う。
【0053】
また、通常は検出手段5で無線通信可能エリアの検出を行うが、残量検出手段7aで電源の残量が所定値以下になったことを検出すると消費電力の少ない検出手段5aに切替える。
【0054】
さらに、所定値X3(図4参照)より電源の残量が少なくなったときには、携帯電話通信回路の電源を遮断し、「残量がX3%となりましたので、通信エリアの探索機能は無効にしました。」等のメッセージを表示部に表示してもよい。
【0055】
以上、本実施の形態で説明したように、携帯通信回路を用いて無線LANの通信可能エリア内であるかを否かを検出することにより消費電力を抑制することができる。
【0056】
第3の実施の形態は、第2の実施の形態の検出手段5aに代えてGPSを用いて通信可能エリアの検出を行う場合について説明する。図7は本発明の第3の実施形態による撮影装置の構成を示す概略ブロック図である。前述の実施形態と同一の構成については同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
【0057】
第3の実施の形態においては、撮影装置(デジタルカメラ)1bがGPS検出回路を備え、前述の検出手段5aに代えてデジタルカメラ1bが通信可能エリア内であるか否かを、消費電力の少ないGPS検出回路を用いて検出する第2の検出手段5bを備える。
【0058】
検出手段5bは、GPS衛星からの位置情報G0を受信する機能を備え、位置情報G0に基づいて、無線LAN通信機器から通信可能エリア内にあるか否かの検出を行う。
【0059】
具体的には、検出手段5bは、無線LAN通信機器から通信可能エリアを特定する緯度経度情報のデータベース52を有しており、検出手段5bから位置情報G0が入力されると、このデータベースを参照して、デジタルカメラ1が無線LAN通信の通信可能エリア内にあるか否かの判定を行う。
【0060】
この検出手段5bを用いて無線通信可能エリア内にあると判定された場合には、前述の実施の形態と同様に、制御手段6で記憶手段3に記憶されている画像データを画像サーバ20に送信する。
【0061】
また、通常は検出手段5で無線通信可能エリア内であるか否かの検出を行うが、残量検出手段7aで電源の残量が所定値以下になったことを検出すると消費電力の少ない検出手段5bに切替える。
【0062】
さらに、所定値より電源の残量が少なくなり、例えばX3以下(図4参照)ときには、GPS検出回路の電源を遮断し、「残量がX3%となりましたので、通信エリアの探索機能は無効にしました。」等のメッセージを表示部に表示してもよい。
【0063】
以上、本実施の形態で説明したように、GPS検出回路を用いて無線LANの通信可能エリア内であるかを否かを検出することにより消費電力を抑制することができる。
【0064】
前述の各実施の形態でローミング機能に対応するようにすることによりデジタルカメラのユーザが加入するプロバイダとは異なる他のプロバイダが運営するホットスポットからも画像データを送信することができ、画像データを送信可能なエリアを拡げることが可能になる。
【0065】
また、前述の各実施の形態でデジタルカメラに記憶されている画像データを全て転送するだけのバッテリーの残量が残っていない場合には全画像が転送できない旨のメッセージを表示部に表示するようにしてもよい。
【0066】
さらに、前述の各実施の形態で通信可能エリア内に入ったときにバイブレーション等の通知手段を設けて、デジタルカメラの所持者が立ち止って電波の受信強度が十分な場所で画像データを転送できるようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態による撮影装置の概略構成を示すブロック図
【図2】撮影装置と画像サーバとのデータ通信を説明する図
【図3】LAN駆動回路の動作と消費電力との関係を表す図
【図4】デジタルカメラのモードろ消費電力の関係を表す図
【図5】撮影装置の動作を説明するためのフローチャート
【図6】本発明の第2の実施形態による撮影装置の概略構成を示すブロック図
【図7】本発明の第3の実施形態による撮影装置の概略構成を示すブロック図
【符号の説明】
1、1a、1b 撮影装置(デジタルカメラ)
2 撮影手段
3 記憶手段
4 通信手段
5、5a、5b 検出手段
6 制御手段
7 残量検出手段
8 送信ボタン
9 モード選択
10 変更手段
20 画像サーバ
30 ネットワーク
Claims (5)
- 撮影して得た画像データを記憶する記憶手段と、該記憶手段に記憶された画像データを無線により外部の画像サーバに送信する通信手段とを備えた撮影装置において、
前記撮影装置が通信可能エリア内にあるか否かを検出する検出手段と、
該検出手段により前記撮影装置が通信可能エリア内にあることが検出されているときにのみ、前記画像データが送信されるように前記通信手段を制御する制御手段とを備え、
前記検出手段が、前記撮影装置の電源の残量の減少に応じて、検出周期を長くするものであることを特徴とする撮影装置。 - 撮影して得た画像データを記憶する記憶手段と、該記憶手段に記憶された画像データを無線により外部の画像サーバに送信する通信手段とを備えた撮影装置において、
前記撮影装置が、通信可能エリア内にあるか否かを検出する検出手段と、
該検出手段により前記撮影装置が通信可能エリア内にあることが検出されているときにのみ、前記画像データが送信されるように前記通信手段を制御する制御手段とを備え、
前記検出手段が、前記撮影装置の電源の残量が所定値以下になったとき通信可能エリア内にあるか否かの検出を中断するものであることを特徴とする撮影装置。 - 撮影して得た画像データを記憶する記憶手段と、該記憶手段に記憶された画像データを無線LANを用いて外部の画像サーバに送信する無線LAN通信手段とを備えた撮影装置において、
前記撮影装置が、該無線LAN通信手段の通信可能エリア内にあるか否かを検出する検出手段と、
該検出手段により前記撮影装置が通信可能エリア内にあることが検出されているときにのみ、前記画像データが送信されるように前記無線LAN通信手段を制御する制御手段と、
携帯電話通信網によるデータ通信を行う携帯電話通信手段とを備え、
前記検出手段が、前記無線LAN通信手段を用いて該無線LAN通信手段の通信可能エリア内にあるか否かを検出する第1の検出手段と、
前記携帯電話通信手段により前記無線LAN通信手段の通信可能エリア内にあるか否かを検出する第2の検出手段とを有し、
前記撮影装置の電源の残量が所定値より大きいとき前記第1の検出手段を作動させ、前記所定値以下のとき前記第2の検出手段を作動させるものであることを特徴とする撮影装置。 - 撮影して得た画像データを記憶する記憶手段と、該記憶手段に記憶された画像データを無線LANを用いて外部の画像サーバに送信する無線LAN通信手段とを備えた撮影装置において、
前記撮影装置が、該無線LAN通信手段の通信可能エリア内にあるか否かを検出する検出手段と、
該検出手段により前記撮影装置が通信可能エリア内にあることが検出されているときにのみ、前記画像データが送信されるように前記無線LAN通信手段を制御する制御手段と、
GPS衛星からの位置情報を受信するGPS受信手段とを備え、
前記検出手段が、前記無線LAN通信手段を用いて該無線LAN通信手段の通信可能エリア内にあるか否かを検出する第1の検出手段と、
前記GPS受信手段により受信した前記位置情報に基づいて、前記無線LAN通信手段の通信可能エリア内にあるか否かを検出する第2の検出手段とを有し、
前記撮影装置の電源の残量が所定値より大きいとき前記第1の検出手段を作動させ、前記所定値以下のとき前記第2の検出手段を作動させるものであることを特徴とする撮影装置。 - 前記制御手段が、該通信手段の受信強度が所定値以下であるとき、前記画像データを送信しないものであることを特徴とする請求項1から4いずれか記載の撮影装置。
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