JP2009296289A - 通信システム、カメラの通信接続方法、カメラ、および画像サービスシステム - Google Patents
通信システム、カメラの通信接続方法、カメラ、および画像サービスシステム Download PDFInfo
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Abstract
【課題】 簡単にどこでも無線通信で様々な写真サービスを行うにあたってカメラの負担を軽減した通信システム、カメラの通信方法、カメラ、および画像サービスシステムを提供する。
【解決手段】 ホットスポット101〜103と通信してホットスポット101〜103と接続するための通信プロトコルを取得する携帯電話30と、携帯電話30と通信して携帯電話30が取得した通信プロトコルを取得するための赤外通信部5と、赤外通信部5を介して取得した通信プロトコルに従ってホットスポット101〜103と通信するワイヤレスLAN部7とを有してなるカメラ10を備える。
【選択図】 図1
【解決手段】 ホットスポット101〜103と通信してホットスポット101〜103と接続するための通信プロトコルを取得する携帯電話30と、携帯電話30と通信して携帯電話30が取得した通信プロトコルを取得するための赤外通信部5と、赤外通信部5を介して取得した通信プロトコルに従ってホットスポット101〜103と通信するワイヤレスLAN部7とを有してなるカメラ10を備える。
【選択図】 図1
Description
本発明は、通信システム、カメラの通信接続方法、カメラ、および画像サービスシステムに関し、詳しくは、ホットスポットやアクセスポイント等において、カメラをサーバー等の外部機器に通信接続させることができるようにした通信システム、カメラの通信接続方法、カメラ、および画像サービスシステムに関する。
近年、デジタルカメラが普及し、撮影した画像をインターネットなどのネットワークを介してサーバーに保管し、公開し、また受け渡しすることが行われており、また、インターネットを介してプリントサービスの注文等がなされるようになってきている。
インターネットなどのネットワークへの接続方法としては、カメラで撮影した画像をパーソナルコンピュータ(PC)に一旦格納してから、PCからインターネットに接続する方法以外にも、カメラから直接、無線LANを利用してインターネットに接続する方法がある。例えば、特許文献1には、ユーザーがホットスポットの位置を知らなくても無線LANを利用することができるようにした携帯端末装置が開示されている。すなわち、この携帯端末装置は、無線LANの利用者が利用希望場所又はエリアを入力すると(その場所の電話番号、市外局番、住所、または郵便番号)、この情報に基づいて、ホットスポットを検索し、検索されたホットスポットの場所を示す情報を表示する。
特開2002−342673号公報
このように、ユーザーの位置の情報から、その近くにあるホットスポットを検索する技術は知られている。しかし、この技術は、ホットスポットの位置が分かるだけで、そのホットスポットに接続するための通信プロトコルが分からないと、そこからカメラをインターネット等を通じてアクセスすることができない。また、アクセス手続をカメラの操作部を工夫して行うとしても、カメラの構成が複雑化し、また大型化してしまうという問題がある。
また、こうしたアクセスポイントは、単に入り口であり、カメラ等の情報機器のユーザーとしては、ホットスポット等のアクセスポイントから入った画像をどう処理するかといった等のサービスが重要である。例えば、コンビニエンスストアにあるアクセスポイントであれば、プリンタなどが設置されておりプリントサービスが期待できる。また、写真店にあるアクセスポイントであれば、さらにカメラ用のサービスを行う機器があることを期待することが出来る。
また、写真店などでは、ユーザーを店舗に導くために、キャンペーン情報などをユーザーの携帯電話に送信するようなサービスがあり、そのキャンペーンとの連動なども考慮することによって、より効果的な写真の楽しみ方が提案可能である。このように、各アクセスポイントに応じて、同じ無線通信でも、様々なサービスがありうるが、前述の特許文献には、単にホットスポットにアクセスするのみであって、アクセス後に、そこでのサービスを有効に活用する点については、何ら開示されていない
本発明は、このような事情を鑑みてなされたものであり、簡単にどこでも無線通信で様々な写真サービスを行うにあたってカメラの負担を軽減した通信システム、カメラの通信接続方法、カメラ、および画像サービスシステムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため第1の発明に係わる通信システムは、外部端末機器と接続するための通信プロトコルを取得する携帯電話と、上記携帯電話と通信して上記携帯電話が取得した上記通信プロトコルを取得するための第1通信部と、上記第1通信部を介して取得した上記通信プロトコルに従って上記外部端末機と通信する第2通信部と、上記外部端末機に接続された機器情報に応じて、上記カメラの操作方法を変更するために表示が変更される表示部と、を有してなるカメラと、を備える。
第2の発明に係わる通信システムは、上記第1の発明において、上記通信プロトコルはホットスポットと接続するためのものであり、上記携帯電話は自己の位置情報を検出する機能と、この検出した位置情報に基づいて上記ホットスポットを特定する機能と、この特定したホットスポットと接続するための上記通信プロトコルを取得する機能を有する。
第3の発明に係わるカメラの通信接続方法は、携帯電話と通信する第1通信部と、上記携帯電話とは異なる外部端末機器と通信する第2通信部とを有するカメラの通信接続方法であって、上記携帯電話と通信して上記外部端末機器と接続するための通信プロトコルを取得するステップと、上記取得した上記通信プロトコルに従って上記外部端末機器と通信するステップと、上記外部端末機器に接続された機器情報に応じて、上記カメラの操作方法を変更するための表示を行うステップと、を備える。
第4の発明に係わるカメラの通信接続方法は、上記第3の発明において、上記外部端末機器はホットスポットであり、上記携帯電話は上記ホットスポットと接続するための上記通信プロトコルを取得し、上記カメラは上記第1通信部を介して上記携帯電話から上記通信プロトコルを取得し、この取得した上記通信プロトコルに従って上記第2通信部を介して上記ホットスポットと接続する。
第5の発明に係わるカメラの通信接続方法は、上記第4の発明において、上記携帯電話は自己の位置情報を検出する機能と、この検出した位置情報に基づいて上記ホットスポットを特定する機能と、この特定したホットスポットと接続するための上記通信プロトコルを取得する機能を有する。
第5の発明に係わるカメラの通信接続方法は、上記第4の発明において、上記携帯電話は自己の位置情報を検出する機能と、この検出した位置情報に基づいて上記ホットスポットを特定する機能と、この特定したホットスポットと接続するための上記通信プロトコルを取得する機能を有する。
第6の発明に係わるカメラは、携帯電話と通信する第1通信部と、上記携帯電話と異なる外部端末機器と通信する第2通信部とを有するカメラであって、上記携帯電話と通信して上記外部端末機器と接続するための通信プロトコルを取得する上記第1通信部と、上記第1通信部で取得した上記通信プロトコルに従って上記外部端末機器と通信する上記第2通信部と、上記外部端末機器の聞き情報に応じて、上記カメラの操作方法を変更するための表示を行う表示部と、を備える。
第7の発明に係わるカメラは、上記第6の発明において、上記外部端末機器はホットスポットであり、上記携帯電話は上記ホットスポットと接続するための上記通信プロトコルを取得し、上記カメラは上記第1通信部を介して上記携帯電話から上記通信プロトコルを取得し、この取得した上記通信プロトコルに従って上記第2通信部を介して上記ホットスポットを接続する。
第8の発明に係わるカメラは、上記第6の発明において、上記携帯電話は自己の位置情報を検出する機能と、この検出した位置情報に基づいて上記ホットスポットを特定する機能と、この特定した上記ホットスポットと接続するための上記通信プロトコルを取得する機能を有する。
第9の発明に係わる情報装置は、移動通信装置と通信して外部端末機器と接続するための通信プロトコルを取得する第1通信部と、上記第1通信部で取得した上記通信プロトコルに従って上記外部端末機器と通信する第2通信部と、上記外部端末機器の機器情報に応じて、上記情報機器の操作方法を変更するための表示を行う表示部と、を備える。
第10の発明に係わる移動通信装置は、外部端末機器と通信するための第3の通信部と、情報機器が上記外部端末機器と接続するための通信プロトコルと、上記外部端末機器の所在地で受けられるサービスを記憶する記憶部と、上記記憶部に記憶された上記通信プロトコルおよび上記サービスを上記情報機器に送信するための第4の通信部と、を備える。
第11の発明に係わる移動通信装置は、上記第10の発明において、上記外部端末機器を通じてサーバーに接続可能であり、上記サーバーに蓄積されている外部端末機器の位置情報を取得する。
第12の発明に係わる移動通信装置は、上記第11の発明において、上記取得した位置情報を表示する表示部を有する。
第13の発明に係わる移動通信装置は、上記第11の発明において、上記外部端末機器の位置情報と共に、地図情報を取得する。
第14の発明に係わる移動通信装置は、上記第13の発明において、上記取得した地図情報を表示する表示部を有する。
第15の発明に係わる移動通信装置は、上記第11の発明において、現在位置を検出するための位置検出部を有し、上記サーバーに上記位置検出部によって検出された位置情報を送信する。
第12の発明に係わる移動通信装置は、上記第11の発明において、上記取得した位置情報を表示する表示部を有する。
第13の発明に係わる移動通信装置は、上記第11の発明において、上記外部端末機器の位置情報と共に、地図情報を取得する。
第14の発明に係わる移動通信装置は、上記第13の発明において、上記取得した地図情報を表示する表示部を有する。
第15の発明に係わる移動通信装置は、上記第11の発明において、現在位置を検出するための位置検出部を有し、上記サーバーに上記位置検出部によって検出された位置情報を送信する。
第16の発明に係わるカメラは、第1の機器との通信を行う第1の通信部と、上記第1の通信部で取得した情報に従って、上記第1の機器とは異なる第2の機器との通信を行う第2の通信部と、上記第2の通信部によって、上記第2の機器に撮影画像を送信して、上記第2の機器の行う画像サービスを指定するために、上記第2の機器の仕様に従って、表示部の表示を切り替える表示制御部と、を備える。
第17の発明に係わる画像サービスシステムは、携帯電話回線によって外部機器の写真サービス情報を取得する携帯端末と、上記外部機器の写真サービス情報を上記携帯電話回線とは異なる通信によって取得するカメラと、からなる画像サービスシステムにおいて、上記外部機器と上記カメラとが、上記写真サービス情報に含まれる信号に基づいて、通信を確立し、上記画像サービスに従って、上記カメラの表示部における表示を切り替える。
本発明によれば、簡単にどこでも無線通信で様々な写真サービスを行うにあたってカメラの負担を軽減した通信システム、カメラの通信接続方法、カメラ、および画像サービスシステムを提供することができる。
以下、図面に従って本発明を適用したカメラ10、サーバー110、および携帯電話30からなる通信システムを用いて好ましい一実施形態について説明する。
図1は本発明の一実施形態に係わるカメラ10、サーバー110、および携帯電話30からなるシステムの構成を示すブロック図である。カメラ10は被写体を撮影し、画像を取得するデジタルカメラである。サーバー110は、画像を保管し、転送、画像処理、印刷など様々な画像サービスを提供する。
また、サーバー110はインターネット網や携帯電話網と接続可能であり、カメラ10とはホットスポット101〜103を介して無線LANにより接続可能である。なお、ホットスポットとは、無線LANを利用したインターネット等の通信網に接続を行うことのできる場所を指し、公衆無線LAN、アクセスポイント、あるいは無線LANスポット、フリースポットと呼ばれる場合もある。
携帯電話30は携帯電話の運営会社の通信網を経由してサーバー110にアクセス可能であり、サーバー110よりホットスポット101〜103に関して、ホットスポットの位置や通信プロトコル等の情報を取得する。また、カメラ10とは赤外通信によって通信可能であり、取得した情報をカメラ10に送信する。
カメラ10は、制御部1、撮影部2、画像記録部3、画像選択部4、赤外通信部5、アクセス設定部6、ワイヤレスLAN部7を有している。撮影部2は、被写体像を結像するための光学系、被写体像を光電変換する撮像素子、撮像素子から出力される信号を処理する画像処理部等を含み、画像データを出力する。画像記録部3は、撮影部2から出力される静止画の画像データを記録する。
赤外通信部5は、前述したように携帯電話30と赤外通信により情報の送受信を行う送受信部である。ワイヤレスLAN部7は、ホットスポットにおいて、サーバー110と通信を行うための無線通信による送受信部である。アクセス設定部6は、携帯電話30より取得したホットスポットとの通信プロトコルに基づいて、サーバー110との通信を行うための設定部である。通信プロトコルとしては、送信元IPアドレス、宛先IPアドレス等である。その他、アクセス設定部6は、送信元のID(identification)やパスワードも設定する。
画像選択部4は、画像記録部3に記録されている画像の選択を行う。画像記録部3に記録された画像は、図示しない表示部に表示され、ユーザーは、この表示部で撮影画像を見ながら選択する。また、選択された画像は、ワイヤレスLAN部7を通じて、サーバー110に送信される。制御部1は、上述の撮影部2、画像記録部3、赤外通信部5に接続され、これらの各部から情報を取得すると共に、制御を行う。
また、これらの回路部に電源を供給するための電源用の電源充電部8を具備する。この電源は、カメラ10等の携帯用機器にとっては非常に重要であって、電源供給が出来なくなってしまうと全ての機能が使えなくなってしまう。特に、本実施形態のように、無線を利用する機器では、無線通信の条件によっては、急速にエネルギーを消耗してしまうおそれがある。
携帯電話30は携帯電話のネットワークやインターネットと連携したサービスを提供する。携帯電話30は、赤外通信部32、画像記録部33、表示制御部34、操作部35、アクセス取得部36、通信及び制御部37、GPS部38を有する。
表示部31は、携帯電話30としての通常表示以外に、サーバー110から送信されてくるホットスポット101〜103に関する情報や、これらのホットスポット101〜103と接続するために必要なIDやパスワード等を表示する。赤外通信部32は、カメラ10等の赤外通信部5と通信を行い、サーバー110から取得したホットスポット101〜103との通信プロトコルや、ID・パスワード等をカメラ10に送信する。なお、後述するホットスポット103等は、独自のサーバーを有し、携帯電話30にキャンペーン情報等のメールを送信可能となっている。ID・パスワード等の送信の際に、キャンペーン情報を添付するようにしてもよい。
画像記録部33は画像を記録するが、その他、サーバー110から送信されてくるホットスポット101〜103に関する通信プロトコルに関する情報や、地図等の画像や、ホットスポットで提供されるサービス等を記憶する。また、画像記録部33は、ユーザーがホットスポットを使用するにあたって必要とするIDやパスワードを記憶する。表示制御部34は、画像記録部33に記録された画像や、ホットスポットに関連する情報を表示部31に表示する際の表示制御を行う。
操作部35は、通常の携帯電話30としての操作部を兼用しており、後述するGPS部38等の各種部材の操作を行う。通信及び制御部37は、携帯電話30の通信網を利用してサーバー110と通信を行い、サーバー110から送信されてくる通信プロトコルや地図等の画像データ、各種データを受信する。
アクセス取得部36は、カメラ10がホットスポット101〜103において、サーバー110にアクセスするために必要な通信プロトコル等を取得するための制御部である。GPS部38は、携帯電話30の位置を検出するための位置測定である。位置を検出できるものであれば、GPSに限らず、例えば、携帯電話の電波の発信位置から割り出す等の方式を利用するようにしても良い。
サーバー110は、写真画像の保管、転送、画像処理、印刷など様々な画像サービスを提供する。このサーバー110は、携帯電話網やインターネット100を通じてアクセス可能である。ホットスポット101〜103において、インターネット網と接続しており、カメラ10は、ホットスポット101〜103において、インターネット網に接続することができる。
また、通信会社が運営するようなサーバー110とは別に、各ホットスポット101〜103が設置されている店舗などは、独自のネットワークにこのホットスポット103が加入し、様々なサービスを行うことがある。ホットスポット103は、例えば、カメラ店であり、プリンタ103aや、カメラの電源充電部8にエネルギーを供給するための充電用電源機器103bが置かれている。また、ホットスポット102は、例えば、プリンタ102aが配置されたコンビニである。
つまり、ホットスポット102、103で接続すれば、その場でプリントを受け取るようなサービスを期待できる。また、カメラ店であれば、プリント代のディスカウントセールのようなキャンペーンによって顧客を呼び寄せるサービスと連携することが可能である。
このように本実施形態のカメラ10等からなる通信システムは構成されている。カメラ10で撮影された画像は、画像記録部3に記録され、画像選択部4において選択された画像がワイヤレスLAN部7、ホットスポット101〜103を介してサーバー110に送信可能である。
カメラ10単独で、このホットスポット101〜103がどこにあるかを検索し、ホットスポットとの通信を確立することは困難である。そこで、本実施形態においては、携帯電話30がこのような機能を担う。すなわち、携帯電話30内に位置検出機能としてGPS部38を設け、また、携帯電話30の携帯電話網を介して、サーバー110にアクセスし、携帯電話30を操作した場所近傍におけるホットスポットに関する情報を取得する。
携帯電話30の操作部35によって、GPS部38の位置検出アプリケーションを起動させ、取得した位置情報をサーバー110に送信する。サーバー110内には、場所とホットスポットの関連付けDBが設けられており、携帯電話30から送信されてきた位置情報に基づいて、携帯電話30が、現在、存在する位置の近傍にあるホットスポットの情報を携帯電話30に送信する。携帯電話30は、サーバー110から取得した情報を画像記録部33に仮記憶し、その結果を図2(a)に示すように、表示部31に表示する。もちろん、個々のホットスポットが、独自に携帯電話と携帯電話回線網などで接続できるサーバーを持っていてもよい。
さらに、ホットスポット等のアクセスポイントで接続した際に、アクセスポイントで取得できるサービスを受信し、これを携帯電話30等の情報機器に表示させ、サービスを選択することも可能である。
図2(a)において、表示部31には、ユーザー(携帯電話30の保持者)の現在位置近傍の地図が表示されている。この地図上で、×印は現在位置を示しており、また、A〜Cは現在位置付近にあるホットスポットの位置を示している。ホットスポットA、Cにはプリンタマークが表示されており、プリンタの利用が可能であることを示している。また、ホットスポットAには電源マークが表示されており、カメラの充電が出来るサービスがあることが示されている。つまり、プリントをしたいユーザーはホットスポットA、Cに行き、そこでカメラ10を接続し、また、カメラの電源が消耗している場合は、ホットスポットAに行けばよい。
ユーザーは携帯電話30の操作部35を操作し、ホットスポットA〜Cの中から接続したいホットスポットを選択すると、その接続先に接続するときのID、パスワード、ホットスポットで得られるサービス(例えば、プリンタや電源)が表示される(図2(b)の例では、接続先はホットスポットA)。なお、このときのIDやパスワードは画像記録部33に記録されているものを表示するが、始めて利用する場合には、携帯電話30を通じて行い、この場合には、サーバー110よりIDやパスワードが送信されてくる。
接続先を選択して、携帯電話の通信網を介してサーバー110に接続すると、接続先(図2(b)の例ではホットスポットA)に接続するための通信プロトコル情報が携帯電話30にダウンロードされる。通信プロトコルがダウンロードされると、図2(b)に示すように通信プロトコル取得OKの表示がなされる。ここで、利用できるサービスを「プリンタ有」、「電源有」などと表示可能にしてもよい。
携帯電話30が取得した通信プロトコル情報等を、通信及び制御部37からカメラ10に送信し、カメラ10の赤外通信部5はこれを受信し、アクセス設定部6は無線LAN部7にホットスポットAと通信するためのアクセス設定を行う。画像選択部4における選択に基づいて画像記録部3から読み出された撮影画像が、無線LAN部7からホットスポットAを経由してサーバー110に送信される。これらの制御は、制御部1がユーザーの操作を検出しながら行う。
次に、本実施形態における携帯電話30における携帯制御の動作を、図3に示すフローチャートを用いて説明する。この携帯制御のフローに入ると、まず、位置検出を行うかの判定を行う(S101)。このステップでは、ユーザーによって操作部35によって位置検出の操作がなされたか否かを判定する。
ステップS101における判定の結果、位置検出であった場合には、現在位置の判定を行う(S121)。このステップでは、GPS部38によって位置検出を行う。なお、前述したようにGPSを使用する以外にも、携帯電話の基地局情報によって位置検出を行うようにしてもよい。
続いて、ステップS121に取得した現在位置の情報に基づいて、データベース(DB)検索を行う(S122)。このステップでは、現在位置の近傍にあるホットスポットの位置を検索する。ホットスポットの位置は、携帯電話30の通信網を利用してサーバー110にアクセスし、ここからこれらの情報を取得する。
DB検索が終わると、地図とそこで受けられるサービスの表示を行う(S123)。このステップでは、図2(a)に示すように、地図上に、検索されたホットスポット位置とユーザーの位置を表示部31に表示する。また、そのホットスポットで、受けられるサービスも表示される。表示を行うと、ステップS102に進む。
ステップS101における判定の結果、位置検出でなかった場合には、ホットスポット(HS)の選択か否かの判定を行う(S102)。このステップでは、ステップS123において行った地図表示を見ながら、ユーザーが操作部35を操作して、いずれかのホットスポットを選択したか否かの判定である。
ステップS102における判定の結果、ホットスポットの選択でなかった場合には、ステップS111にジャンプする。一方、判定の結果、いずれかのホットスポットを選択していた場合には、選択されたホットスポットを運営するサービス会社、またはこれと提携しているサーバー110と通信し、通信手続を行う(S103、S104)。これらのステップでは、携帯電話30の通信網(回線)からネットを介してサーバー110と通信し、通信手続をとる。
通信手続をとると、次に、通信プロトコルの取得を行う(S105)。このステップでは、ステップS102で選択されたホットスポットと、カメラ10が無線LANを通じてアクセスするために必要な通信プロトコルを取得する。このプロトコルの取得は、後述するステップS115において、携帯電話特有の通話や、ネット検索や、メール機能によって、取得できるようにしてもよい。
ステップS105における通信プロトコルの取得が終わると、次に、カメラ通信を行うか否かの判定を行う(S111)。この判定の結果、カメラ通信でなかった場合には、メール、通話、ネットを行う(S115)。次に、メール等によってプロトコル情報が有るか否かの判定を行う(S116)。この判定の結果、通信プロトコル情報が有った場合には、通信プロトコルを取得し(S117)、取得後、またはステップS116においてプロトコル情報が無かった場合には、リターンし、ステップS101から再び実行する。
ステップS111における判定の結果、カメラ通信の場合には、通信プロトコルで指定された信号をカメラ10に赤外通信で送信する。信号送信が終わると、リターンし、ステップS101から再び実行する。なお、リターン後、ステップS111においてカメラ通信が可能となった場合に、その時点で、ステップS117で取得した通信プロトコルが見送信であれば、この通信プロトコルをカメラ10に送信する。
つまり、ユーザーは、カメラ10で携帯電話30との通信モードを選んでおき(図4(a)参照)、携帯電話30を操作して、ホットスポットにアクセスするための通信プロトコル取得のための処理を行い(図4(b)参照)、取得した通信情報をカメラに送信する(図4(c)参照)。これによって、カメラ10とホットスポットの間での無線通信が開始される。この時、図4(a)の際に、送信したい画像を選べば、この選択画像が送信される。
次に、ホットスポットとの通信で必要な情報について、図5を用いて説明する。なお、この図では、例として、カメラ店にあるホットスポットA101を選択し、これと通信する場合を示している。ユーザーは、カメラから大量の画像をプリントしたい場合には、ホットスポットA101に行き、そこでネット接続して、プリンタ103aからのプリントを受け取る。例えば旅行帰りのように、大量の画像をプリントアウトする場合には、通信途中にカメラがエネルギーを消耗し、電源が消耗する可能性が高い。そこで、本実施形態においては、ホットスポットA101における電源103bから、例えば、電磁誘導式の充電を行い、カメラの電池のエネルギーを補充する。旅行帰りなどで、撮影だけで電池が消費されつくしているケースでは、このようなサービスを提供可能な店舗が好ましい。
プリントのみならず、画像を大量にサーバー保管する場合も、電波の利用具合や、設定に戸惑ったりすると、電池消耗によって、通信不能となることがあるので、このような充電サービスはユーザーにとってメリットがある。もちろん、この送信画像の中から、誰かに見せたい画像がある場合、それをプリントではなく送信するようにしてもよい。また、カメラの充電は電磁誘導式の充電器に限らなくともよい。
また、携帯電話30は、サーバー110(図1参照)と通信を行い、ホットスポットA用のローカルIPアドレスを取得し、この情報(HS−A)をカメラ10に送信する。これによって、カメラ10は通信プロトコルを取得し、ホットスポット101と、パケット111(図5(b)参照)で、通信を開始する。なお、ローカルIPアドレスの取得にあたっては、携帯電話30に無線LAN機能を持たせるようにし、これによって取得してもよい。
パケット111は、TCP/IP形式での通信規格に従っており、送信元と宛先のIPアドレスや全データ長からなるIPヘッダ部111aと、送信元と宛先のポート情報およびデータのやりとりの決まりの情報からなるTCPヘッダ部111bと、データ111cが、情報として含まれている。また、ホットスポットA101に接続後、どこのサーバーに送信するかの設定なども、この方法で、携帯電話30で決定し、カメラ10は、その情報に即しての送信を行う。
次に、図6に示すフローチャートを用いて、カメラ10の動作について説明する。カメラ制御のフローに入ると、まず、カメラ10が再生モードに設定されているか否かの判定を行う(S1)。このカメラ10は、撮影モードや再生モードをユーザーによって設定可能である。ステップS1における判定の結果、再生モードが選択されていなかった場合には、撮影モードが設定されているか否かの判定を行う(S2)。
ステップS2における判定の結果、撮影モードが設定されていた場合には、撮像と表示を行う(S3)。すなわち、このステップでは、撮影部2によって取得する被写体像の画像データを逐次更新し、この画像データを用いて表示部(不図示)にライブビュー表示を行う。
続いて、レリーズスイッチが操作され、撮影者によって撮影指示がなされたか否かの判定を行う(S4)。判定の結果、撮影指示がなされていなかった場合には、ステップS1に戻る。一方、撮影指示がなされていた場合には、撮影および記録を行う(S5)。撮影動作は、撮影部2において、被写体像の静止画の画像データを取得し、この画像データを画像記録部3に記録する。撮影動作が終わると、リターンし、ステップS1から再び実行する。
ステップS2における判定の結果、撮影モードでなかった場合には、通信設定の取得を行う(S11)。このステップでは、カメラ10の操作部材の操作によって通信設定取得が指示されたか否かの判定を行う。ステップS11における判定の結果、通信設定取得でなかった場合には、リターンし、ステップS1から再び実行する。
ステップS11における判定の結果、通信設定取得であった場合には、設定信号の記録を行う(S12)。このステップでは、前述したように、携帯電話30によって取得した通信プロトコルを赤外通信部5を介して取得し、アクセス設定部6は、これに基づいて通信設定を行う。設定信号の記録を終えると、リターンし、ステップS1から再び実行する。
ステップS1における判定の結果、再生モードであった場合には、再生表示を行う(S21)。このステップではカメラ10の操作部材によって選択されている撮影画像を表示部(不図示)に表示する。なお、この表示部は、カメラ10の背面等に配置されている液晶モニタ等の表示装置である。続いて、ネット送信するか否かの判定を行う(S22)。このステップでは、カメラ10の操作部材の操作状態に基づいて判定する。この判定の結果、ネット送信でなかった場合には、ステップS1に戻る。一方、判定の結果、ネット送信であった場合には、表示の切り替えを行う(S22)。すなわち、このとき、ステップS12で取得した通信プロトコル(または手続き)に対応したアクセスポイント(ホットスポット)がどれかが分かるので、そのアクセスポイントに従ってカメラ10の表示切替を行う。
つまり、アクセスしたホットスポットが、プリンタを有しカメラに電源供給可能なカメラ店内に設置されている場合には、図9(a)に示すように多くの画像を一覧表示して、個別にプリント枚数を設定できるような表示とする。この表示を見て、ユーザーは、画像を十字キーやタッチパネルで選び、プリント枚数も選んで、比較的時間をかけてプリント可能としている。しかし、ホットスポットがコンビニ等で、プリンタはあっても、カメラ充電まで出来ない場所用の通信プロトコルでは、図9(b)に示すように、所定の画像をプリントするかどうかだけの表示とする。プリント枚数の指定ぐらいは出来るようにしてもよいが、大量画像に関しては、選択や設定の間に電源が消耗してしまい、結局、何も送信できないような事態となるのを防止する。
また、ホットスポットが例えば喫茶店や駅など、プリント設備がない場合には、カメラ表示は、図9(c)に示すように、所定のサーバーに記録するための画像転送を行うか行わないかの選択が出来るような画面表示となるようになっている。すなわち、所定の画像を送信するか否かのみを設定可能とし、大量の画像の画像を扱うこともなく、またプリントも行うことはない。本実施形態において、各ホットスポットの特徴と、それに相応しい画像の選択の仕方、プリントサービスが行われるか否かの関係を図8に示す。
ステップS22における判定の結果、ネット送信でなかった場合には、ステップS1に戻る。一方、判定の結果、ネット送信であった場合には、前述のようなカメラでの画像表示を行い、ステップS22aにおいて表示切替を行うと、次に、送信画像の選択を行う(S22b)。これは、前述した図9(a)〜(c)に示す表示画面での選択となる。続いて、選択された画像の数が所定数よりも多いか否かの判定を行う(S22c)。選択する数が多いと送信時間や消費エネルギーの問題を生じるので、このような問題が生ずる可能性がある場合には、選択数が多いと判定される。この判定の結果、多くなかった場合には、ステップS23に進み、一方、判定の結果、多かった場合には、警告を行う(S22d)。
続いて、ステップS12における設定に沿って送信プロトコルの作成を行う(S23)。なお、送信プロトコルの作成にあたっては、カメラ機種信号も送信できるように作成する。送信プロトコルが作成されると、カメラ10の電池が消耗しているか否かを判定する(S24)。判定の結果、電池が消耗しておらず、問題がなければ、選択された画像をホットスポット経由でサーバー110に送信する(S25)。この送信制御は、電源状態が送信するのに問題ないかどうかをモニタしながら、選択画像がすべて送信終了したり、ユーザーが中断したりするまで続けられる。続いて、選択画像の送信が終了か否かを判定する(S26)。この判定の結果、終了でなければ、ステップS24〜S26を繰り返す。この間、電圧の低下など、電源に問題を生じた場合は、ステップS24において、電源がOKではなくなるので、警告を行って、送信を中断する(S27)。このように、本実施形態においては、通信中の電源変動を監視しているが、図5に示すように、ホットスポットにおける電源103bによって電力供給されている環境なら、問題なくスムーズに送信が行われる。
次に、図7に示すフローチャートを用いて、サーバー110の動作について説明する。
ここでは、図1の110として示したサーバーが、ホットスポット103の設置場所に設置されていて、プリンタ103aや電源103bを制御することを想定して説明する。サーバー制御のフローに入ると、まず、カメラ10から画像取得を行ったか否かの判定を行う(S51)。すなわち、カメラ10から撮影画像の送信がなされてきているかの判定である。
ここでは、図1の110として示したサーバーが、ホットスポット103の設置場所に設置されていて、プリンタ103aや電源103bを制御することを想定して説明する。サーバー制御のフローに入ると、まず、カメラ10から画像取得を行ったか否かの判定を行う(S51)。すなわち、カメラ10から撮影画像の送信がなされてきているかの判定である。
ステップS51における判定の結果、画像取得であった場合には、接続してきたカメラ10が所定のホットスポット(HS)からかを判定する(S51a)。この判定の結果、所定のHS(ここではホットスポットA103)であれば、そこに設置してある電源から、カメラにエネルギーを供給しながら画像取得を始める(S51b)。一方、判定の結果、所定のHSからの画像送信でない場合は、電源供給等の処理は行わない。
次に、送信されてきた撮影画像にサーバー110内の展示場における展示場所の指定がなされているか否かの判定を行う(S52)。このステップでは、撮影画像に展示場所の指示が有る場合には、ステップS23(図6)において送信プロトコル作成時にデータが添付されているので、このデータに基づいて判定する。単にプリントの場合には、プリンタにデータを送るための仮記憶となる場所を指定する。
ステップS52における判定の結果、指定場所が有った場合には、その指定された展示場所に配置し(S54)、指定されていなかった場合には、空いている展示場所に配置する(S53)。撮影画像の配置を決めると、続いて、画像の記録を行う(S55)。このステップでは、送信されてきた撮影画像と展示場所を関連付けし、画像保存部に保存する。
画像の記録が終わったら、電源供給を行っていたか否かの判定を行う(S56)。すなわち、ステップS51bにおいて電源供給を開始していたか否かの判定である。この判定の結果、電源供給を行っていた場合には、電源供給を終了する(S57)。電源供給を終了すると、または、ステップS56における判定の結果、電源供給していなかった場合には、リターンし、ステップS51から実行する。なお、画像の展示場所については、その結果を携帯電話30に指示してもよい。
ステップS51における判定の結果、画像取得でなかった場合には、次に、携帯電話30からのアクセスか否かの判定を行う(S60)。このステップは、前述したようにステップS103において、携帯電話30からサーバー110にアクセスしてくるので、このアクセスがなされているか否かの判定である。
ステップS60における判定の結果、携帯アクセスでなかった場合には、その他の送信処理を行う(S81)。このステップでは、例えば、サーバー110がカメラ店にある場合などは、ユーザーにキャンペーンなどの案内メールを送るなどの処理を行う。これは、プリント割引サービスのようなものを行えば、カメラ店にユーザーが来店し商品販売の機会が増える。このメールなどに、ホットスポットとカメラが通信するためのプロトコルなどの手続き情報を添付するようにしてもよい。ステップS81における処理を行うとステップS51に戻る。
ステップS60における判定の結果、携帯アクセスであった場合、携帯電話30から画像表示の要求か否かの判定を行う(S61)。この判定の結果、画像表示の要求でなかった場合には、ホットスポット接続のための情報取得であることから、位置情報が送信されてきたか否かの判定を行う(S71)。このステップは、携帯電話30のGPS部38によって検出された位置情報が送信されてきたか否かの判定である。この判定の結果、位置情報が送信されてきていない場合には、ステップS51に戻る。
ステップS71における判定の結果、位置情報が送信されてきた場合には、データベース(DB)検索および検索結果の送信を行う(S72)。すなわち、このステップでは、携帯電話30の付近にあるホットスポット等の情報や、その付近の地図データを、データベースから検索し、この検索結果を携帯電話30に送信する。携帯電話30は、これらの情報を受信すると、図2(a)に示すように、表示部31に表示する。
続いて、ホットスポット(HS)が選択されているか否かの判定を行う(S73)。このステップでは、例えば、ユーザーが図2(a)に示される複数のホットスポットの中から(一つしかない場合には、そのホットスポット)、ホットスポットを選択し、この情報が送信されてきているか否かを判定する(図3のS102〜S104参照)。ステップS73の判定の結果、ホットスポットの選択がなかった場合には、ステップS51に戻る。
ステップS73における判定の結果、ホットスポットが選択されていた場合には、設定方法を送信する(S74)。このステップでは、設定の手続は画像の記録場所などの設定を行い、その通信のために必要となる通信プロトコル(通信設定方式)等を携帯電話30に送信する。また、どのホットスポット(HS)で、どんなサービスが受けられるかといった、サービスの内容を示す情報も送信する。この情報に応じて、カメラは、図9(a)〜(c)に示すように、送信設定時の画面を切り替えるようにしてもよい。もちろん、この画面切替は、カメラ10との通信開始時の通信に応答して、表示を切り替えるようにしてもよい。携帯電話30は通信設定方式等を受信すると、図2(b)に示すように、表示部31に表示を行う。設定方法の送信を終えると、ステップS51に戻る。
ステップS61において、画像表示の要求であった場合には、そのアクセスされた画像を送信する(S62)。サーバー110には、アクセスのあったユーザー以外の画像が展示されており、これらの画像を閲覧することができる。このステップでは、これらの展示画像の中から閲覧希望の画像の画像データを携帯電話30に送信する。
続いて、アクセスされた画像について、プリントするか否かの判定を行う(S63)。このステップでは、ユーザーがプリントアウトを希望する場合には、携帯電話30の操作部35でその旨を操作し、送信してくるので、これを判定する。このステップS63の判定の結果、プリントアウトを希望していた場合には、プリントサービスを行う(S65)。プリントサービスは、プリントアウトしたものを郵送またはユーザーが店舗にて受け取るサービスである。
ステップS63における判定の結果、プリントアウトでなかった場合には、次に、送信か否かの判定を行う(S64)。判定の結果、送信であった場合には、画像送信を行う(S66)。また、判定の結果送信でなかった場合には、その他の画像処理等を行う(S67)。本実施形態において、サーバー110が行う画像サービスで携帯電話30から受けられる様々のサービスを例示したが、これ以外に、画像にBGMをつけるサービスや、画像合成のサービス等を追加してもよい。
ステップS65、S66、S67における処理が終わると、次に、終了か否かの判定を行う(S68)。このステップでは、携帯電話30から終了の指示が送信されているか否かを判定する。この判定の結果、終了でなかった場合には、ステップS63に戻り、前述の処理を実行する。一方、判定の結果、終了であった場合には、リターンし、ステップS51から再び実行する。
以上、説明したように本発明の実施形態に係わる通信システムによれば、携帯電話等の移動通信装置によってホットスポット等の外部端末機器と接続するための通信プロトコルを取得し、この通信プロトコルを用いて外部端末機器と通信を行うことができる。このため、簡単にどこでも無線通信で様々な写真サービスを行うにあたってカメラの負担を軽減することができる。また、好きな場所から好きな場所に、簡単に撮影画像の送信を行うことができる。
また、本実施形態に係わる通信システムよれば、携帯電話等の移動通信装置に位置情報を検出する位置検出部を設け、この位置検出部によって検出された位置情報に基づいて、ホットスポット等の外部端末機器の位置を検索するようにしている。このため、ユーザーは外部端末機器に関する情報を取得するにあたって、特別な情報を入力する必要がない。前述の特許文献1においては、その場所の電話番号、市外局番、住所、または郵便番号等を入手する必要があり、簡便な装置となっていなかった。
さらに、本実施形態によれば、通信プロトコルはサーバー110から取得しているので、最新のデータを取得することができる。すなわち、携帯電話30に記憶している場合に比較し、サーバー110はセンター機能を果たすことから日々更新されるためである。
さらに、本実施形態によれば、カメラ10等の情報機器の表示部は、外部端末機に接続された機器情報に応じて、カメラの操作方法を変更するために表示が変更される。例えば、本実施形態に示すように、プリンタや電源供給源の有無に応じて、図9に示すような種々の表示に切り換えている。このため、本実施形態においては、ホットスポット等にアクセスした場合に、そこでのサービスを有効に活用することができる。
なお、本実施形態においては、ホットスポット等の外部端末機器の情報を取得するにあたって、携帯電話30を用いていたが、これに限らず、どこでも通信網を通じて情報を取得できるような移動通信装置、例えば、モバイル情報機器を利用しても良い。
また、本実施形態においては、情報機器としてカメラに適用した例を説明したが、カメラ以外の無線LANを搭載した情報機器にも本発明を適用できる。また、携帯電話30等の移動端末装置とカメラ等の情報機器の間は、赤外線通信で情報のやり取りを行っていたが、ブルートゥースのような近距離用無線通信等を利用するようにしても良い。
さらに、本実施形態においては、図2(b)に示す接続先のID、パスワードを、最初のみサーバー110に接続し、これらを取得し、携帯電話30に記憶していたが、これに限らず、例えば、毎回、サーバー110より取得するようにしてもよい。また、カメラ10内に記憶し、接続先の情報に応じてアクセス設定部6で読み出して設定するようにしても良い。さらに、別の方法として、IDとパスワードは、接続する際に、カメラ10または携帯電話30に手動で入力するようにしても良い。
さらに、本実施形態においては、撮影のための機器として、デジタルカメラを用いて説明したが、カメラとしては、デジタル一眼レフカメラでもコンパクトデジタルカメラでもよく、また、携帯電話や携帯情報端末(PDA:Personal Digital Assist)等に内蔵されるカメラでも勿論構わない。
本発明は、上記実施形態にそのまま限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素の幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
1・・・制御部、2・・・撮影部、3・・・画像記録部、4・・・画像選択部、5・・・赤外通信部、6・・・アクセス設定部、7・・・ワイヤレスLAN部、8・・・電源充電部、10・・・カメラ、30・・・携帯電話、31・・・表示部、32・・・赤外通信部、33・・・画像記録部、34・・・表示制御部、35・・・操作部、36・・・アクセス取得部、37・・・通信及び制御部、38・・・GPS部、100・・・インターネット、110・・・サーバー、101・・・ホットスポットA、102・・・ホットスポットB、102a・・・プリンタ、103・・・ホットスポットC、103a・・・プリンタ、103b・・・電源、111・・・パケット、111a・・・IPヘッダ部、111b・・・TCPヘッダ部、111c・・・データ
Claims (17)
- 外部端末機器と接続するための通信プロトコルを取得する携帯電話と、
上記携帯電話と通信して上記携帯電話が取得した上記通信プロトコルを取得するための第1通信部と、
上記第1通信部を介して取得した上記通信プロトコルに従って上記外部端末機と通信する第2通信部と、
上記外部端末機に接続された機器情報に応じて、上記カメラの操作方法を変更するために表示が変更される表示部と、
を有してなるカメラと、
を備えたことを特徴とする通信システム。 - 上記通信プロトコルはホットスポットと接続するためのものであり、上記携帯電話は自己の位置情報を検出する機能と、この検出した位置情報に基づいて上記ホットスポットを特定する機能と、この特定したホットスポットと接続するための上記通信プロトコルを取得する機能を有してなることを特徴とする請求項1に記載の通信システム。
- 携帯電話と通信する第1通信部と、上記携帯電話とは異なる外部端末機器と通信する第2通信部とを有するカメラの通信接続方法であって、
上記携帯電話と通信して上記外部端末機器と接続するための通信プロトコルを取得するステップと、
上記取得した上記通信プロトコルに従って上記外部端末機器と通信するステップと、
上記外部端末機器に接続された機器情報に応じて、上記カメラの操作方法を変更するための表示を行うステップと、
を備えたことを特徴とするカメラの通信接続方法。 - 上記外部端末機器はホットスポットであり、上記携帯電話は上記ホットスポットと接続するための上記通信プロトコルを取得し、上記カメラは上記第1通信部を介して上記携帯電話から上記通信プロトコルを取得し、この取得した上記通信プロトコルに従って上記第2通信部を介して上記ホットスポットと接続することを特徴とする請求項3に記載のカメラの通信接続方法。
- 上記携帯電話は自己の位置情報を検出する機能と、この検出した位置情報に基づいて上記ホットスポットを特定する機能と、この特定したホットスポットと接続するための上記通信プロトコルを取得する機能を有してなることを特徴とする請求項4に記載のカメラの通信接続方法。
- 携帯電話と通信する第1通信部と、上記携帯電話と異なる外部端末機器と通信する第2通信部とを有するカメラであって、
上記携帯電話と通信して上記外部端末機器と接続するための通信プロトコルを取得する上記第1通信部と、
上記第1通信部で取得した上記通信プロトコルに従って上記外部端末機器と通信する上記第2通信部と、
上記外部端末機器の聞き情報に応じて、上記カメラの操作方法を変更するための表示を行う表示部と、
を備えたことを特徴とするカメラ。 - 上記外部端末機器はホットスポットであり、上記携帯電話は上記ホットスポットと接続するための上記通信プロトコルを取得し、上記カメラは上記第1通信部を介して上記携帯電話から上記通信プロトコルを取得し、この取得した上記通信プロトコルに従って上記第2通信部を介して上記ホットスポットを接続することを特徴とする請求項6に記載のカメラ。
- 上記携帯電話は自己の位置情報を検出する機能と、この検出した位置情報に基づいて上記ホットスポットを特定する機能と、この特定した上記ホットスポットと接続するための上記通信プロトコルを取得する機能を有してなることを特徴とする請求項7に記載のカメラ。
- 移動通信装置と通信して外部端末機器と接続するための通信プロトコルを取得する第1通信部と、
上記第1通信部で取得した上記通信プロトコルに従って上記外部端末機器と通信する第2通信部と、
上記外部端末機器の機器情報に応じて、上記情報機器の操作方法を変更するための表示を行う表示部と、
を備えたことを特徴とする情報装置。 - 外部端末機器と通信するための第3の通信部と、
情報機器が上記外部端末機器と接続するための通信プロトコルと、上記外部端末機器の所在地で受けられるサービスを記憶する記憶部と、
上記記憶部に記憶された上記通信プロトコルおよび上記サービスを上記情報機器に送信するための第4の通信部と、
を備えたことを特徴とする移動通信装置。 - 上記外部端末機器を通じてサーバーに接続可能であり、上記サーバーに蓄積されている外部端末機器の位置情報を取得することを特徴とする請求項10に記載の移動通信装置。
- 上記取得した位置情報を表示する表示部を有することを特徴とする請求項11に記載の移動通信装置。
- 上記外部端末機器の位置情報と共に、地図情報を取得することを特徴とする請求項11に記載の移動通信装置。
- 上記取得した地図情報を表示する表示部を有することを特徴とする請求項13に記載の移動通信装置。
- 現在位置を検出するための位置検出部を有し、上記サーバーに上記位置検出部によって検出された位置情報を送信することを特徴とする請求項11に記載の移動通信装置。
- 第1の機器との通信を行う第1の通信部と、
上記第1の通信部で取得した情報に従って、上記第1の機器とは異なる第2の機器との通信を行う第2の通信部と、
上記第2の通信部によって、上記第2の機器に撮影画像を送信して、上記第2の機器の行う画像サービスを指定するために、上記第2の機器の仕様に従って、表示部の表示を切り替える表示制御部と、
を備えたことを特徴とするカメラ。 - 携帯電話回線によって、外部機器の写真サービス情報を取得する携帯端末と、
上記外部機器の写真サービス情報を、上記携帯電話回線とは異なる通信によって、
取得するカメラと、
からなる画像サービスシステムにおいて、
上記外部機器と上記カメラとが、上記写真サービス情報に含まれる信号に基づいて、通信を確立し、上記画像サービスに従って、上記カメラの表示部における表示を切り替えることを特徴とする画像サービスシステム。
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JP2008147687A JP2009296289A (ja) | 2008-06-05 | 2008-06-05 | 通信システム、カメラの通信接続方法、カメラ、および画像サービスシステム |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2013024955A1 (ko) * | 2011-08-12 | 2013-02-21 | 아반티스(주) | 무선정보기기 및 이의 무선라우터에 대한 접속방법 |
JP2014534663A (ja) * | 2011-09-29 | 2014-12-18 | アルカテル−ルーセント | WiFiホットスポットを介してローカル・サービスを発見しアクセスするための端末およびマネージャ |
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KR101555678B1 (ko) | 2014-05-30 | 2015-09-30 | 린나이코리아 주식회사 | 스마트폰을 이용한 보일러 온도조절기의 무선 억세스 포인트 등록방법 |
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2008
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