JP2004120421A - 撮像装置およびフォトサービスシステム - Google Patents

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Takayuki Iida
飯田 孝之
Takao Uehara
上原 孝雄
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

【課題】デジタルカメラ等の撮像装置において取得した画像データを、簡易な操作により友人等のメールアドレスに送信したり、画像データから得られたプリントを友人等の住所に配送する。
【解決手段】デジタルカメラ2において取得した画像データS0について友人等のメールアドレスに送信する場合には、メールアドレスを画像データS0に付与し、無線LAN通信網を介して無線LAN通信機器13Aへ送信する。送信した画像データS0は、無線LAN通信機器13Aに設けられたメモリ18Aに一時的に保管された後、ADSLのような有線の通信回線を介して画像サーバ11Aに送信され、さらに、メールサーバ51により画像データS0に付与されたメールアドレスに送信される。
【選択図】     図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、撮影により画像データを取得し、取得された画像データを無線LAN通信機器に送信可能な撮像装置および撮像装置から送信された画像データを処理するフォトサービスシステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、撮像により取得した画像データの送受信を行う通信機能を有するデジタルカメラが提案されている。このようなデジタルカメラにおいては、撮像により取得した画像データを電子メールに添付して友人に送信することができる。また、画像データの保管管理を行う画像サーバに画像データを送信することができ、これにより、画像サーバに画像データを保管したり、後からパソコン等により画像サーバにアクセスして画像を閲覧したり、アルバムを作成したり、画像データに所望とする画像処理を施したり、画像サーバに接続されたラボ店に対して画像データのプリント注文を行ったりするフォトサービスシステムも利用することができる。
【0003】
一方、駅、バス停、役所、銀行、コンビニエンスストア、ファーストフード店、繁華街の中心地等、人が立ち寄ることが多い場所やインターネットカフェ等に無線LAN通信機器を設置することが行われている。無線LAN通信機器が設置された場所およびその通信エリア内はホットスポットと称され、ホットスポットの通信圏内に移動することにより、無線LAN通信機能を有するパソコンを用いて無線LAN通信機器とデータ通信を行い、ネットサーフィンやデータ通信を行うことが可能となっている。
【0004】
また、無線LAN通信機器と通信を行う機能を備えたデジタルカメラも提案されており、このようなデジタルカメラの所有者がホットスポットに移動することにより、デジタルカメラにより取得した画像データを、無線LAN通信機器経由で上記フォトサービスシステムの画像サーバに送信することが可能となる。
【0005】
ここで、無線LAN通信網のデータ転送速度は、11Mbps以上と非常に高速であるため、画像データのように比較的容量が大きいデータであっても短時間で送信することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述したように無線LAN通信機能を備えたデジタルカメラにおいて取得した画像データを、上記フォトサービスシステムに転送してプリントや画像データの保管を行うのみならず、画像データにより表される画像に含まれる人物のメールアドレスに画像データを送信したい場合がある。この場合、デジタルカメラの所有者であるユーザは、画像データを一旦フォトサービスシステムに転送して保管した後、パソコン等を用いてフォトサービスシステムにアクセスし、メールアドレスを指定して画像データをメールアドレスに送信するよう、フォトサービスシステムに指示を行うことにより、画像データを画像に含まれる人物のメールアドレスに送信できる。
【0007】
しかしながら、一度画像データを保管した後に送信先を設定する場合、撮影した直後とは異なり、画像に含まれている人物は画像データを表示してみなければ分からない。このため、画像データを一度再生し、再生された画像に含まれる人物を確認してからメールアドレスの指定および送信指示を行う必要があることから、その作業が非常に煩わしいものである。
【0008】
本発明は上記事情に鑑みなされたものであり、デジタルカメラにより取得した画像データを簡易に友人等のメールアドレスに送信したり、画像データから得られたプリントを友人等に簡易に配送できるようにすることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明による撮像装置は、撮像により画像データを取得する撮像手段と、
前記画像データの送信先を表す送信先アドレスを少なくとも1つ記憶するアドレス記憶手段と、
前記アドレス記憶手段を参照して、前記画像データを送信するメールアドレスおよび/または該画像データから得られるプリントの配送先住所を含む送信先アドレスを少なくとも1つ指定するアドレス指定手段と、
前記画像データを前記指定された送信先アドレスとともに記憶する画像記憶手段と、
無線LAN通信機器と無線LANによるデータ通信を行って、前記画像データを前記指定された送信先アドレスとともに、前記画像データを前記送信先アドレスに含まれるメールアドレスに送信しかつ該画像データをプリント出力するフォトサービスシステムに送信する無線LAN通信手段とを備えたことを特徴とするものである。
【0010】
撮像装置が有する「無線LAN通信手段」は、フォトサービスシステムが有する無線LAN通信機器と、無線LAN通信網を介してデータ通信を行うものであり、データ転送速度としては、8〜11MB以上、通信料金として定額制のものを想定している。
【0011】
「無線LAN通信手段」は、例えば、IEEE(Institute of Electrical and Electronic Engineers:米国電気電子技術者協会)において標準化された規格に準拠したものが用いられる。より具体的には、IEEE802.11a、IEEE802.11b等の規格に準拠したものを用いることが好ましい。IEEE802.11bは、2.4GHz帯を使用し、最大11Mbpsの転送速度を規格化した現在主流のものである。IEEE802.11aは、5.0GHz帯を使用し、最大54Mbpsの転送速度を規格化したものである。なお、2.4GHz帯を使用し、最大54Mbpsの転送速度を規格化したIEEE802.11gも提案されている。
【0012】
なお、フォトサービスシステムが有する無線LAN通信機器は、駅、バス停、役所、銀行、コンビニエンスストア、ファーストフード店、繁華街の中心地等、人が立ち寄ることが多い場所やインターネットカフェ等に設置されることが好ましい。また、ローミング機能により、撮像装置を移動させながら通信を行うことができるものであることが好ましい。
【0013】
なお、無線LAN通信手段は、無線LAN通信機器とデータ通信を行うために必要な認証情報を記憶してなることが好ましい。
【0014】
「認証情報」としては、ESS−IDを用いることができる。ESS−IDとは、無線LANの国際標準規格IEEE802.11が採用するIDであり、固定した相手先との接続を確立させるために必要な認証情報である。ESS−IDは、無線LAN通信手段と無線LAN通信機器とで同一のものが用いられる。このESS−IDは、大文字/小文字の識別が可能であり、半角32文字以下により構成される。具体的には、ESS−IDとしてMACアドレス(Media Access Control Address)を用いることができる。
【0015】
ここで、無線LAN通信機器とのデータ通信においては、WEP(Wired Equivalent Privacy)を設定することが好ましい。WEPは、無線パケットに暗号化キーを設定することにより、セキュリティを強化する機能である。このようにWEPを設定した場合においては、無線LAN通信手段において設定したWEPと無線LAN通信機器において設定したWEPとが一致した場合にのみ、通信が確立される。
【0016】
なお、本発明による撮像装置においては、前記送信先アドレスを記憶した外部アドレス記憶手段から該送信先アドレスを取得し、該取得された送信先アドレスを前記アドレス記憶手段に記憶する送信先アドレス取得手段をさらに備えるようにしてもよい。
【0017】
「外部アドレス記憶手段」とは、新たな送信先アドレスの登録や最新の送信先アドレスへの修正が比較的頻繁に行われる、本発明による撮像装置とは異なる手段であり、例えば携帯電話、パソコンおよびPDA等、送信先アドレスを記憶してなるものであれば、いかなる手段をも用いることができる。
【0018】
また、送信先アドレス取得手段は、外部アドレス記憶手段に有線で接続することにより取得するものであってもよく、ブルーツース等の無線通信により取得するものであってもよい。
【0019】
本発明によるフォトサービスシステムは、本発明による撮像装置と無線LANによるデータ通信を行う少なくとも1つの無線LAN通信機器と、
前記撮像装置から送信された前記画像データを前記送信先アドレスとともに保管する画像サーバと、
前記送信先アドレスにメールアドレスが含まれている場合に、前記画像データを該メールアドレスに送信するメールサーバと、
前記画像データをプリント出力するプリンタとを備えたことを特徴とするものである。
【0020】
なお、本発明によるフォトサービスシステムにおいては、前記メールサーバを、前記画像データの送信後、および/または前記画像データから得られたプリントの配送後、送信および/または配送結果を表す送信情報を本発明による撮像装置に送信する機能を有するものとしてもよい。
【0021】
「送信情報」は、画像データの送信および/またはプリントの配送に関する詳細な情報であり、具体的には、送信先アドレス、送信先名、送信先アドレスに送信および/または配送された画像データおよび/またはプリントの数、送信した画像データの総数、送信料金、通信を行った無線LAN通信機器の設置場所、受付番号、受付日、受け付けたフォトサービスシステムを提供するラボ店名、送信指示を行った者の名前等の情報を含めることができる。
【0022】
【発明の効果】
本発明によれば、撮像装置により取得された画像データおよび/または画像データから得られたプリントを例えば友人に送信および/または配送するに際し、アドレス記憶手段が参照されて画像データおよび/またはプリントの送信先アドレスが指定され、画像データが指定された送信先アドレスとともに画像記憶手段に記憶される。そして、本発明による撮像装置の所有者であるユーザが、フォトサービスシステムの無線LAN通信機器との通信可能範囲に移動すると、撮像装置の無線LAN通信手段とフォトサービスシステムの無線LAN通信機器とのデータ通信が行われ、画像記憶手段に記憶された画像データが送信先アドレスとともに無線LAN通信網を介して無線LAN通信機器に送信される。送信された画像データは無線LAN通信機器により受信され、さらに、画像データとともに送信された送信先アドレスに、画像データが送信および/または画像データから得られたプリントが配送される。
【0023】
このため、撮像装置の所有者であるユーザは、画像データを取得した直後に送信先アドレスを指定しさえすれば、フォトサービスシステムの無線LAN通信機器との通信可能範囲に移動するのみで、撮像により取得した画像データおよび/または画像データから得たプリントを指定した送信先アドレスに送信および/または配送することができる。したがって、画像データを再生して確認する等の煩わしい作業を行うことなく、簡易に所望とする送信先アドレスに画像データおよび/またはプリントを送信および/または配送することが可能となる。
【0024】
請求項2の発明によれば、送信先アドレスを記憶した外部アドレス記憶手段から送信先アドレスが取得され、取得された送信先アドレスがアドレス記憶手段に記憶される。このため、アドレス記憶手段には比較的新しい送信先アドレスを記憶することができ、これにより、比較的新しい送信先アドレスに画像データを送信および/またはプリントを配送することが可能となる。
【0025】
請求項4の発明によれば、画像データの送信後および/または画像データから得られたプリントの配送後、送信および/または配送結果を表す送信情報が本発明による撮像装置に送信される。このため、本発明の撮像装置の所有者は、画像データの送信および/またはプリントの配送についての詳細な情報を容易に知ることができる。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下図面を参照して本発明の実施形態について説明する。図1は本発明の実施形態に用いられるデジタルカメラの構成を示す概略ブロック図、図2はこのデジタルカメラの背面側斜視図である。図1および図2に示すように、デジタルカメラ2は、撮像により被写体の画像を表す画像データS0を取得する撮像手段21と、デジタルカメラ2全体の制御を行うとともに画像データS0の記録制御、通信制御、表示制御等を行う制御手段22と、表示のために画像データS0を記憶するフレームメモリ23と、レリーズボタンや通信ボタン、送信ボタン、十字キー、電話番号を入力するための数字キー等を有する入力手段24と、画像データをJPEGに代表される手法で圧縮したり、圧縮したデータを解凍する処理を行う圧縮解凍手段25と、画像データS0等種々の情報を表示する液晶モニタ等からなる表示手段26と、画像データS0を友人等のメールアドレスに送信するおよび/または画像データS0から得られたプリントを友人等に配送する際に、後述するようにメールアドレスおよび/または住所の選択等の作業を確定させるための確定ボタン27と、画像データS0を記憶するデータメモリ28と、後述するように画像データS0送信する際に無線LAN通信機器と通信を行うための通信チップ4を接続するための通信インターフェース29と、画像データS0の送信先であるメールアドレスを記憶するアドレスメモリ31とを備える。
【0027】
通信チップ4は、後述するフォトサービスシステムにおける無線LAN通信機器と無線LANによるデータ通信を行う無線LAN通信手段41と、無線LAN通信機器との通信時に必要な認証情報Nを記憶した認証情報記憶手段42と、画像データS0の送信先のURLを記憶した送信先記憶手段43とを備える。
【0028】
撮像手段21は、撮影レンズ、ズーム機構、シャッタ、CCD等を有し、シャッタの駆動により被写体を撮影して被写体の画像を表す画像データS0を得る。
【0029】
制御手段22には、動作プログラム等が記憶されているROMと、プログラム実行時の作業領域となる記憶手段であるRAMにより構成されているメモリ22Aおよび後述するように画像データS0の送信先であるメールアドレスを記憶するアドレスメモリ31が接続されている。
【0030】
確定ボタン27は、撮像時において画像データS0を表示手段26に表示した際に、撮影者であるデジタルカメラ2のユーザが、表示された画像データS0をその画像データS0により表される画像に含まれる友人のメールアドレスに送信する旨を確定する場合および画像データS0から得られたプリントを友人に送信する旨を確定する場合に、デジタルカメラ2のユーザにより押下される。
【0031】
ここで、画像データS0をメールアドレスに送信および/または画像データS0から得られたプリントを配送先の住所に送信させるための作業は以下のようにして行われる。まず、撮影時において画像データS0を表示手段26に表示し、撮影者であるデジタルカメラ2のユーザが、表示された画像データS0をその画像データS0により表される画像に含まれる友人のメールアドレスに送信および/または画像データS0から得られたプリントを友人に配送したい場合には、その旨を入力手段24を用いて入力する。これにより、アドレスメモリ31に記憶されたメールアドレスおよび/または住所が読み出されて表示手段26に表示され、表示されたメールアドレスおよび/または住所から画像データS0を送信するメールアドレスおよび/またはプリントを配送する住所が入力手段24を用いてユーザにより選択される。なお、メールアドレスおよび/または住所は複数選択してもよいものである。ユーザがメールアドレスおよび/または住所の選択後に確定ボタン27を押下すると、撮影直後にフレームメモリ23に記録された画像データS0には送信先のメールアドレスおよび/または住所が付与され、メールアドレスおよび/または住所が付与された画像データS0がデータメモリ28に記憶される。
【0032】
なお、画像データS0をプリント出力する場合には、プリント枚数、プリントサイズ等の注文内容が入力手段24から入力されて、注文内容を表す注文情報が生成され、これが画像データS0とともにデータメモリ28に記憶される。
【0033】
アドレスメモリ31には、デジタルカメラ2の友人のメールアドレスおよび住所が記憶される。メールアドレスおよび住所は、入力手段24を用いて入力することによりアドレスメモリ31に記憶される。なお、今後ホームサーバが普及すると、画像データS0をホームサーバに保管することが多くなると考えられる。
このため、アドレスメモリ31にはホームサーバのIPアドレスを記憶しておくことが好ましい。
【0034】
通信チップ4の無線LAN通信手段41は、後述するフォトサービスシステムにおける無線LAN通信機器と無線LANによるデータ通信を行うためのものであり、その通信速度は8〜11Mbps以上のものが用いられる。通信規格は後述する無線LAN通信機器と同様にIEEE802.11bの規格に準拠している。
【0035】
認証情報記憶手段42には、無線LAN通信手段41が無線LAN通信機器との通信を行う際に必要な認証情報Nが記憶されている。
【0036】
認証情報Nとしては、無線LAN通信機器のMACアドレスに対応するESS−IDが用いられる。ESS−IDとは、無線LANの国際標準規格IEEE802.11が採用するIDであり、固定した相手先との接続を確立させるために必要な認証情報である。ESS−IDは、無線LAN通信手段41と無線LAN通信機器とで同一のものが用いられる。このESS−IDは、大文字/小文字の識別が可能であり、半角32文字以下により構成される。また、暗号化のためのWEPが設定されてなる。また、このWEPは無線LAN通信機器と同一のものが用いられる。
【0037】
送信先記憶手段43には、画像データS0の送信先のURLが記憶される。具体的にはフォトサービスシステムに設置された写真店のURLが記憶される。そして、画像データS0の送信時には、送信先記憶手段43に記憶されたURLが参照されて、画像データS0が送信先である写真店に送信される。
【0038】
なお、複数の送信先のURLを送信先記憶手段43に記憶し、画像データS0の送信先をユーザに選択させるようにしてもよい。
【0039】
図3は本実施形態によるフォトサービスシステムの構成を示す概略ブロック図である。図3に示すように、フォトサービスシステム1は、デジタルカメラ2において撮像により取得され、デジタルカメラ2のユーザが指定したメールアドレスに送信する旨が指定された画像データS0を、そのメールアドレスに送信したり、画像データS0から得られたプリントをユーザが指定した住所に配送するサービスを提供するものである。
【0040】
図3に示すようにフォトサービスシステム1は、ブロードバンドタウン1Aおよび複数のブロードバンドホットスポット1Bを備える。
【0041】
ブロードバンドタウン1Aは、画像データS0を保管する大容量の画像サーバ11Aと、画像データS0に基づいてプリントPを生成したり、画像データS0に対して画像処理を施すミニラボ12Aと、指定されたメールアドレスに画像データS0を送信するためのメールサーバ51とが有線LANによりネットワーク接続され、さらに画像サーバ11Aおよびミニラボ12Aと複数の無線LAN通信機器13AとがADSLのような通信回線を介して接続されてなり、写真店14がサービスを提供可能な地域に設置されるものである。
【0042】
なお、画像サーバ11Aおよびミニラボ12Aは、フォトサービスシステム1を運営する写真店14に設置されてなるものである。
【0043】
ミニラボ12Aは、例えば画像データS0についてのプリント注文があった場合に、プリント注文時にデジタルカメラ2から送信された注文情報に記述された注文内容に基づいて、画像サーバ11Aに保管された画像データS0を読み出してプリントPを生成したり、読み出した画像データS0をCD−R、DVD−R等のメディアに記録する。このため、ミニラボ12Aには、画像データS0に対して画像処理を施す画像処理手段、プリンタ、メディアドライブ等が設置されてなる。
【0044】
なお、画像データS0をメールアドレスに送信する指示がなされている場合には、画像データS0にはミニラボ12Aの画像処理手段により画像処理が施される。
【0045】
メールサーバ51は、画像サーバ11Aに保管された画像データS0にメールアドレスが付与されている場合に、公衆回線等のネットワーク60を介して、画像データS0をそれに付与されたメールアドレスに送信する。これにより、そのメールアドレスの所有者は、パソコンや携帯電話等の端末装置61を用いて、送信された画像データS0を再生して楽しむことができる。
【0046】
また、メールサーバ51は、画像データS0の送信後および/またはプリントPの配送後、送信および/または配送結果を表す送信情報を生成する。図4は送信情報の例を示す図である。図4に示すように、送信情報には、送信先名、プリントPの配送先住所、送信先のメールアドレスおよび送信枚数がテーブルとして含まれており、さらに、送信料金、注文受付番号、受付日、受け付けた写真店名(受付店名)、注文者名および画像データS0を受信したスポット名が含まれる。
【0047】
無線LAN通信機器13Aは、フォトサービスシステム1を運営する写真店14がサービスを提供可能な地域内の各所に設置される。例えば、駅、バス停、役所、銀行、コンビニエンスストア、ファーストフード店、繁華街の中心地等、人が立ち寄ることが多い場所やインターネットカフェ等に設置される。なお、無線LAN通信機器13Aには、デジタルカメラ2から送信された画像データS0を画像サーバ11Aに送信する前に一時的に保管するメモリ18Aが接続されている。
【0048】
ここで、無線LAN通信機器13Aとしては、例えばBUFFALO製のAirstation WLA−L11Gを用いることができる。この無線LAN通信機器13Aは、無線LAN通信網を介しての通信が可能であり、IEEE802.11bの規格に準拠しており、無線上で11Mbpsの通信が可能なものである。また、Wi−Fi(the standard for Wireless Fidelity)認定済みであるため、Wi−Fiに対応する種々の製品との通信が可能となっている。また、障害物の少ないオフィスでは50m、障害物の多いオフィスでは25m、屋外では160m(見通し)の範囲での無線LANによる通信が可能となっている。さらに、ローミング機能に対応しているため、デジタルカメラ2のユーザが移動していても通信を行うことができる。さらに、ネットワーク負荷を軽減する多チャンネル(14ch)機能を搭載しており、さらにMACアドレス登録機能、WEPによるセキュリティ機能を有する。
【0049】
MACアドレスは、ネットワーク機器毎の固有の物理アドレスであり、先頭3バイトはベンダーコードであって、IEEEが管理および割り当てを行っている。残り3バイトはユーザコードであり、ネットワーク機器の製造メーカが独自の番号で管理および割り当てを行っている。また、MACアドレスには重複はなく、6バイトのデータにより、ユニークな物理アドレスが割り当てられている。また、MACアドレスは6バイトで表されるため、理論上は170万個までのネットワーク機器をWi−Fi規格により識別可能となっている。
【0050】
無線LANのインフラは、例えば東京電力が提供する「スピードネット」を用いることができる。この「スピードネット」は、東京電力のファイバー網と電柱に設置された無線アンテナにより、定額にてADSLと略同等のデータ転送速度のサービスを提供するものである。なお、無線アンテナから50〜300mの範囲において無線LANによる通信を行うことが可能である。この場合、無線アンテナを設置する場所に無線LAN通信機器13Aを設置することにより、「スピードネット」のインフラを用いてフォトサービスシステム1を構築することができる。
【0051】
なお、モバイルインターネットサービス株式会社(MIS)が提供する無線LANによる通信サービスを本実施形態における無線LANのインフラとして用いるようにしてもよい。
【0052】
また、無線LAN通信機器13Aの設置場所の近傍、すなわち無線LAN通信機器13Aの通信可能エリア内に、デジタルカメラ2の充電を行うとともに、デジタルカメラ2からデータを読み出して無線LAN通信機器13Aに送信する通信機能を有するクレイドル17を設置してもよい。クレイドル17は、デジタルカメラ2に充電を行うとともに、データメモリ28から画像データS0を読み出す端子17Aと、無線LAN通信機器13Aとの通信を行う通信手段17Bとを備える。ここで、通信手段17Bには、認証情報記憶手段および送信先記憶手段が設けられる。なお、クレイドル17はデジタルカメラ2を充電するために100V電源に接続されてなる。
【0053】
このようなクレイドル17を設けることにより、通信チップ4を有さないデジタルカメラ2からも画像データS0を無線LAN通信機器13Aに送信できることとなる。とくに、クレイドル17がデジタルカメラ2のユーザの自宅にあり、かつユーザの自宅が無線LAN通信機器13Aの通信可能エリア内にある場合には、必ず行うデジタルカメラ2の充電中に画像データS0を無線LAN通信機器13Aに送信することができる。ここで、デジタルカメラ2の充電は必須のものであるため、充電中に画像データS0を送信するようにすれば、デジタルカメラ2のユーザは日々必ず行う作業の中で、とくに画像データS0を送信するための操作を行わなくても画像データS0を送信することができる。したがって、画像データS0の送信のためのユーザの負担を軽減することができる。
【0054】
ブロードバンドホットスポット1Bは、画像データS0を一時的に保管する、画像サーバ11Aよりも容量が小さい画像サーバ11Bと、無線LAN通信機器13Aと同様の機能を有する無線LAN通信機器13Bとが有線LANによりネットワーク接続されてなるものである。また、ブロードバンドホットスポット1Bはブロードバンドタウン1AとADSLのような通信回線によりネットワーク接続されている。このブロードバンドホットスポット1Bは、フォトサービスシステム1を運営する写真店14がサービスを提供する地域から離れた遠隔地に設置されるものであり、例えば、写真店14が小田原に存在する場合、東京ディズニーランドやユニバーサルスタジオジャパン等の小田原から遠隔地にあるテーマパーク、全国各地の観光地、隣町の繁華街、空港、全国各地の主要駅、ファーストフード店、高速道路のサービスエリア等に設置される。
【0055】
なお、無線LAN通信機器13Bを複数設けてもよく、さらに、ブロードバンドタウン1Aと同様に、無線LAN通信機器13Bの近傍にクレイドル17を設置してもよい。
【0056】
そして、無線LAN通信機器13A,13Bの通信可能エリア内にデジタルカメラ2のユーザが移動し、無線LAN通信手段41が無線LAN通信機器13A,13Bと通信可能となると、制御手段22により通信チップ4の認証情報記憶手段42から認証情報Nが読み出されて、無線LAN通信機器13A,13Bに送信される。無線LAN通信機器13A,13Bにおいては、認証情報Nを送信したデジタルカメラ2が、写真店14が運営するフォトサービスシステム1に登録されたものであるか否かの判定がなされる。そして、この判定が肯定されることにより認証がなされると、制御手段22により、データメモリ28に記憶された画像データS0がそれに付与されたメールアドレスとともに、無線LAN通信手段41を介して無線LAN通信機器13A,13Bに送信される。
【0057】
次いで、本実施形態の動作について説明する。まず、デジタルカメラ2において撮影時に行われる処理について説明する。なお、本実施形態においては、画像データS0に送信先のメールアドレスが付与されて、付与されたメールアドレスに画像データS0を送信する場合の処理について主に説明する。図5は、デジタルカメラ2において撮影時に行われる処理を示すフローチャートである。まず、撮像手段21において被写体の撮影が行われて画像データS0が取得されフレームメモリ23に記憶されるとともに(ステップS1)、表示手段26に表示される(ステップS2)。
【0058】
次いで、表示中の画像データS0について、ユーザにより入力手段24からメールアドレスに送信する旨の入力があったか否かが判定され(ステップS3)、ステップS3が肯定されると、その画像データS0をメールアドレスに送信するものとして、アドレスメモリ31からメールアドレスが読み出されて表示手段26に表示される(ステップS4)。
【0059】
続いて、表示されたメールアドレスから画像データS0の送信を所望するメールアドレスがユーザにより選択されて確定ボタン27が押下されたか否かの監視が開始され(ステップS5)、ステップS5が肯定されると、選択されたメールアドレスが付与された画像データS0がデータメモリ28に記憶され(ステップS6)、処理を終了する。
【0060】
一方、ステップS3が否定されると、ユーザにより入力手段24から画像データS0をデジタルカメラ2に保存する旨の入力がなされたか否かが判定される(ステップS7)。ステップS7が肯定されると、ユーザが撮影した画像データS0がデータメモリ28に記憶され(ステップS8)、処理を終了する。なお、ステップS7が否定されると、画像データS0はデータメモリ28には記憶されることなくフレームメモリ23から消去されて(ステップS9)、処理を終了する。
【0061】
なお、画像データS0から得られたプリントPを友人等の住所に配送する旨の入力があった場合には、アドレスメモリ31から住所が読み出されて表示手段26に表示される。配送先の住所が選択されると、画像データS0に選択された住所が付与されてデータメモリ28に記憶される。また、注文内容が入力手段24から入力され、注文内容を表す注文情報が生成されて、画像データS0とともにデータメモリ28に記憶される。
【0062】
次いで、デジタルカメラ2からの画像データS0の送信時に行われる処理について説明する。図6は画像データS0の送信時に行われる処理を示すフローチャートである。なお、デジタルカメラ2の画像データS0の送信時においては、ブロードバンドタウン1Aおよびブロードバンドホットスポット1Bのいずれにおいても行われる処理は同一であるため、ここではデジタルカメラ2からブロードバンドタウン1Aに画像データS0を送信する場合の処理についてのみ説明する。
【0063】
また、以降の説明において、デジタルカメラ2においては、無線LAN通信機器13Aと通信を行うために必要な認証情報Nが既に取得されて認証情報記憶手段42に記憶されてなり、撮像により複数の画像データS0が取得され、各画像データS0に送信先であるメールアドレスが付与されてデータメモリ28に記憶されて、画像データS0の転送準備が完了しているものとする。
【0064】
まず、デジタルカメラ2においては、制御手段22により通信チップ4の無線LAN通信手段41がブロードバンドタウン1Aにおける無線LAN通信機器13Aと通信可能なエリア内にあるか否かが監視されており(ステップS11)、ステップS11が肯定されると、制御手段22により認証情報記憶手段42に記憶された認証情報Nが読み出されて、無線LAN通信手段41を介して無線LAN通信機器13Aに認証情報Nが送信される(ステップS12)。
【0065】
なお、クレイドル17にデジタルカメラ2をセットして画像データS0の送信を行う場合には、デジタルカメラ2のユーザがクレイドル17にデジタルカメラ2をセットすると、通信手段17Bの認証情報記憶手段に記憶された認証情報Nが読み出されて、クレイドル17に対応する無線LAN通信機器13Aに認証情報Nが送信される。
【0066】
認証情報Nは無線LAN通信機器13Aにより受信される(ステップS13)。無線LAN通信機器13Aにおいては、認証情報Nに基づいて認証情報Nを送信したデジタルカメラ2が、写真店14が運営するフォトサービスシステム1に登録されたものであるか否かの判定、すなわち認証OKであるか否かの判定がなされる(ステップS14)。ステップS14が否定されると、通信が不成立として処理を終了する。一方、認証がなされると、その旨を表す情報がデジタルカメラ2に送信される(ステップS15)。
【0067】
デジタルカメラ2においては情報が受信され(ステップS16)、制御手段22により、画像データS0がデータメモリ28から読み出され、さらに送信先記憶手段43に記憶された送信先のURLへ画像データS0を送信するよう、画像データS0が無線LAN通信機器13Aに送信される(ステップS17)。なお、画像データS0は例えば撮影日時が古いものから順に無線LAN通信機器13Aに送信される。
【0068】
無線LAN通信機器13Aにおいては、画像データS0が受信され(ステップS18)、メモリ18Aに一時的に保管される(ステップS19)。そして、メモリ18Aに一時的に保管された画像データS0が、さらに送信先のURLに基づいて画像サーバ11Aに送信され(ステップS20)、ここで画像データS0が保管される(ステップS21)。
【0069】
その一方で、デジタルカメラ2においては、データメモリ28に記憶された全ての画像データS0の送信が完了したか否かが判定され(ステップS22)、ステップS22が肯定されると処理を終了する。なお、送信された画像データS0は送信された順にデータメモリ28から削除される。ステップS22が否定されると、デジタルカメラ2のユーザが移動している可能性を考慮して、無線LAN通信手段41が無線LAN通信機器13Aの通信可能エリア内にあるか否かが判定される(ステップS23)。ステップS23が肯定されるとステップS17に戻り、さらに画像データS0の送信が続けられる。ステップS23が否定されると、未送信の画像データS0がデータメモリ28に残っている旨を表す未送信情報が生成され、これがデータメモリ28に記録され(ステップS24)、ステップS11に戻る。なお、未送信情報を生成する際には、ビープ音等の音声により未送信の画像データS0がデータメモリ28に残っている旨をユーザに知らせるようにしてもよい。
【0070】
ここで、デジタルカメラ2のユーザは、データメモリ28に未送信情報が記録されているか否かを確認し、未送信情報が記録されている場合には、全ての画像データS0が送信されていないことを知ることができる。この場合、デジタルカメラ2のユーザは、無線LAN通信機器13Aと通信可能なエリアに移動して、未送信の画像データS0の送信を行えばよい。
【0071】
一方、無線LAN通信機器13Aにおいては、データメモリ28に記憶された全ての画像データS0が受信されたか否かが判定され(ステップS25)、ステップS25が肯定されると、画像データS0の受信が完了した旨の電子メールがデジタルカメラ2に送信され(ステップS26)、処理を終了する。なお、ステップS25が否定された場合にはステップS18に戻り、画像データS0の受信が引き続き行われる。
【0072】
デジタルカメラ2のユーザは、この電子メールにより、画像データS0のブロードバンドタウン1A経由での画像サーバ11Aへの送信が確実に行われたことを知ることができる。
【0073】
次いで、フォトサービスシステム1において画像データS0の受信後に行われる処理について説明する。図7は、フォトサービスシステム1のブロードバンドタウン1Aにおいて画像データS0の受信後に行われる処理を示すフローチャートである。なお、ブロードバンドホットスポット1Bに画像データS0を送信した場合には、ブロードバンドホットスポット1Bの画像サーバ11Bに画像データS0が一時的に保管された後、送信先のURLに基づいてブロードバンドタウン1Aの画像サーバ11Aに画像データS0が送信される。
【0074】
画像サーバ11Aはミニラボ12Aにより定期的にアクセスされ、ミニラボ12Aにより新たな画像データS0が画像サーバ11Aに保管されたか否かが判定される(ステップS31)。新たな画像データS0が保管されている場合にはステップS31が肯定され、その新たな画像データS0がミニラボ12Aに読み出される(ステップS32)。
【0075】
そして必要な画像処理が画像データS0に対して施され(ステップS33)、画像処理が施された画像データS0のうち、メールアドレスが付与された画像データS0がメールサーバ51に入力される(ステップS34)。なお、メールアドレスが付与されていない画像データS0は、画像サーバ11Aに保管される。
そして、メールサーバ51により画像データS0に付与されたメールアドレスに画像データS0が送信される(ステップS35)。次いで、メールサーバ51により、画像データS0の送信結果を表す送信情報が生成され(ステップS36)、生成された送信情報がデジタルカメラ2のユーザに送信され(ステップS37)、処理を終了する。
【0076】
デジタルカメラ2のユーザは、送信情報により画像データS0の送信が完了した旨およびその送信料金等を知ることができる。
【0077】
なお、画像データS0の送信についての料金の決済は、ユーザと写真店14との間で行ってもよいが、デジタルカメラ2のユーザは無線LANによる通信を行うための通信料金をプロバイダに支払っている。したがって、ユーザとプロバイダとの間で写真店14への決済を行うようにしてもよい。この場合、プロバイダは独自の割引サービスをユーザに提供しているが、写真店14への利用状況にも応じてさらに通信料金を割り引く等の写真店14を介したさらなる割引サービスをユーザに提供することも可能となる。
【0078】
一方、画像データS0をプリント出力する場合には、画像データS0がミニラボ12Aに読み出されて、必要な画像処理が施された後、注文情報が参照されて画像データS0がプリント出力されてプリントPが得られる。プリントPは画像データS0に付与された住所に配送される。配送後、送信情報が生成されて、生成された送信情報がデジタルカメラ2のユーザに送信される。
【0079】
このように、本実施形態においては、デジタルカメラ2による画像データS0の取得時に、送信先のメールアドレスおよび/またはプリントPの配送先住所を画像データS0に付与して無線LAN通信網経由で、メールサーバ51を有する写真店14に送信するようにしたため、デジタルカメラ2のユーザは、画像データS0を取得した直後にメールアドレスおよび/または住所を指定しさえすれば、フォトサービスシステム1の無線LAN通信機器13A,13Bとの通信可能範囲に移動するのみで、撮像により取得した画像データS0を指定したメールアドレスに送信したり、画像データS0から得られたプリントPを指定した住所に配送することができる。したがって、画像データS0を再生して確認する等の煩わしい作業を行うことなく、簡易に所望とするメールアドレスに画像データS0を送信したり、プリントPを指定した住所に配送することが可能となる。
【0080】
また、デジタルカメラ2のユーザには、画像データS0のメールアドレスへの送信後および/またはプリントPの配送後、送信結果を表す送信情報が送信されるため、デジタルカメラ2のユーザは、画像データS0を誰に送信したか、プリントPを誰に配送したか、送信料金はいくらか等の送信についての詳細な情報を容易に知ることができる。
【0081】
なお、上記実施形態においては、デジタルカメラ2の入力手段24からメールアドレスおよび住所を入力することにより、アドレスメモリ31にメールアドレスおよび住所を記憶しているが、図8に示すように、アドレスメモリ10と接続された、ブルーツース等により通信を行う通信手段32をデジタルカメラ2に設け、携帯電話やPDA等に記憶されているメールアドレスおよび住所を通信手段32を用いて受信して、アドレスメモリ10に記憶するようにしてもよい。
【0082】
ここで、携帯電話やPDAは、比較的新しいメールアドレスおよび住所が記憶されている。このため、携帯電話やPDA等からメールアドレスおよび住所を取得することにより、比較的新しいメールアドレスおよび/または住所に画像データS0を送信および/またはプリントPを配送することが可能となる。
【0083】
なお、通信手段32に代えて、有線により携帯電話やPDA等と接続するインターフェースを設け、このインターフェースを介して携帯電話やPDA等からメールアドレスおよび住所を取得してもよい。
【0084】
なお、上記実施形態においてはデジタルカメラ2の通信チップ4に、無線LAN通信手段41、認証情報記憶手段42および送信先記憶手段43を設けているが、無線LAN通信手段41のみを通信チップ4に設け、認証情報記憶手段42および送信先記憶手段43をデジタルカメラ2に設けてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に用いられるデジタルカメラの構成を示す概略ブロック図
【図2】本発明の実施形態に用いられるデジタルカメラの背面側斜視図
【図3】本実施形態によるフォトサービスシステムの構成を示す概略ブロック図
【図4】送信情報の例を示す図
【図5】本実施形態に用いられるデジタルカメラの撮影時に行われる処理を示すフローチャート
【図6】画像データの送信時において行われる処理を示すフローチャート
【図7】ブロードバンドタウンにおいて画像データの受信後に行われる処理を示すフローチャート
【図8】本発明の他の実施形態に用いられるデジタルカメラの構成を示す概略ブロック図
【符号の説明】
1  フォトサービスシステム
1A  ブロードバンドタウン
1B  ブロードバンドホットスポット
2  デジタルカメラ
4  通信チップ
11A  画像サーバ
12A  ミニラボ
13A,13B  無線LAN通信機器
14  写真店
17  クレイドル
18A  メモリ
21  撮像手段
22  制御手段
22A  メモリ
23  フレームメモリ
24  入力手段
25  圧縮解凍手段
26  表示手段
27  確定ボタン
28  データメモリ
29  通信インターフェース
31  アドレスメモリ
32  通信手段
41  無線LAN通信手段
42  認証情報記憶手段
43  送信先記憶手段
51  メールサーバ

Claims (4)

  1. 撮像により画像データを取得する撮像手段と、
    前記画像データの送信先を表す送信先アドレスを少なくとも1つ記憶するアドレス記憶手段と、
    前記アドレス記憶手段を参照して、前記画像データを送信するメールアドレスおよび/または該画像データから得られるプリントの配送先住所を含む送信先アドレスを少なくとも1つ指定するアドレス指定手段と、
    前記画像データを前記指定された送信先アドレスとともに記憶する画像記憶手段と、
    無線LAN通信機器と無線LANによるデータ通信を行って、前記画像データを前記指定された送信先アドレスとともに、前記画像データを前記送信先アドレスに含まれるメールアドレスに送信しかつ該画像データをプリント出力するフォトサービスシステムに送信する無線LAN通信手段とを備えたことを特徴とする撮像装置。
  2. 前記送信先アドレスを記憶した外部アドレス記憶手段から該送信先アドレスを取得し、該取得された送信先アドレスを前記アドレス記憶手段に記憶する送信先アドレス取得手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  3. 請求項1または2記載の撮像装置と無線LANによるデータ通信を行う少なくとも1つの無線LAN通信機器と、
    前記撮像装置から送信された前記画像データを前記送信先アドレスとともに保管する画像サーバと、
    前記送信先アドレスにメールアドレスが含まれている場合に、前記画像データを該メールアドレスに送信するメールサーバと、
    前記画像データをプリント出力するプリンタとを備えたことを特徴とするフォトサービスシステム。
  4. 前記メールサーバは、前記画像データの送信後および/または前記画像データから得られたプリントの配送後、送信および/または配送結果を表す送信情報を請求項1または2記載の撮像装置に送信する機能を有することを特徴とする請求項3記載のフォトサービスシステム。
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