JP2004062449A - マイクロプロセッサおよびその処理方法 - Google Patents

マイクロプロセッサおよびその処理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明の目的は、プログラムの実行性能の低下を防止するマイクロプロセッサおよびソース・レジスタの処理方法を提供することである。
【解決手段】本発明のマイクロプロセッサ10は、キャッシュ復元制御回路20によって、ソース・レジスタの復元や実行ユニット16への送信を制御するように構成する。選択回路28においてレジスタ・キャッシュ18またはレジスタ・ファイル12のソース・レジスタを選択することで、プログラムの実行性能の低下を防止する。
【選択図】  図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、レジスタ・ファイル(レジスタ群)に格納されるコンテンツ(以下、レジスタ値と呼ぶ)をキャッシュするレジスタ・キャッシュを有するマイクロプロセッサおよびレジスタ・ファイルとレジスタ・キャッシュ間のレジスタ値の退避(セーブ)と復元(リストア)に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、マイクロプロセッサにはレジスタ・ファイルが備えられている。レジスタ・ファイルは複数のレジスタ値を記憶する。レジスタ値の中で、マイクロプロセッサの実行ユニットでの演算に使用されるレジスタ値をソース・レジスタと呼ぶ。
【0003】
命令セットで使用されるソース・レジスタが増加すると、レジスタ・ファイルが大型化する。命令セットは、マイクロプロセッサにおいて使用される命令の集合である。レジスタ・ファイルは実行ユニットの性能要求から多ポート化が必要である。レジスタ・ファイルの大型化によるコストの増加やパフォーマンスの低下の問題が生じる。
【0004】
その問題を解決するための手段として、レジスタ・ファイルは少ポートにし、そのポートの一部を多ポートのレジスタ・キャッシュに復元するマイクロプロセッサが知られている。なお、ポートは、マイクロプロセッサのある手段で同時に読み書きできるソース・レジスタの数である。
【0005】
図5に示すように、マイクロプロセッサ50の構成は、複数のソース・レジスタ11を含む複数のレジスタ値が記憶されたレジスタ・ファイル12と、命令、および、その命令による演算で使用されるソース・レジスタ11および演算された結果となる宛先レジスタのアドレスを発行する命令制御・発行ユニット14と、命令を受け取って、命令を実行する実行ユニット16と、ソース・レジスタ11が復元されるレジスタ・キャッシュ18と、を含む。
【0006】
しかし、割り込みなどによるタスクの切り替えにより、レジスタ・キャッシュの退避/復元の作業が発生する。すなわち、レジスタ・キャッシュの内容(現在のタスクのコンテキスト)をレジスタ・ファイル12へ退避する作業が必要となる。一般的にこれら一連の作業はマイクロプロセッサ50のプログラム実行を停止して行われるため、プログラムの実行性能を低下させる。
【0007】
これらレジスタ・キャッシュ18でのソース・レジスタ11の退避/復元からプログラムの実行開始までの時間であるミス・ペナルティを低減する方法として、マイクロプロセッサ50の要求するソース・レジスタ11からレジスタ・キャッシュ18を復元する要求データ先送り(Requested data first/Critical datafirst)手法がある。この手法では、マイクロプロセッサ50の要求するソース・レジスタ11を最初に復元する。レジスタ・キャッシュ18に復元開始とともにマイクロプロセッサ50はプログラムを実行開始できる。
【0008】
図6に示すように、要求データ先送り手法ではマイクロプロセッサ50の要求するソース・レジスタ11から順次復元する。そのため、以下の問題が発生する。
【0009】
マイクロプロセッサ50の要求するソース・レジスタ11の順番がレジスタ・キャッシュ18への復元の順番と必ずしも一致しないため、マイクロプロセッサ50がプログラム実行開始後、再び停止する可能性がある。例えば、復元をおこないたいソース・レジスタ11が最後の方にある場合に停止する可能性があり、図6においては、命令▲2▼が必要とするソース・レジスタR0,R1の復元まで時間があり、ソース・レジスタR0,R1を復元するまで停止する。また、ソース・レジスタ11の処理結果である宛先レジスタとしてレジスタ・キャッシュ18に書き込む場合でも、図6のソース・レジスタR5,R6のように1度復元を行うため、処理に無駄が生じている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、プログラムの実行性能の低下を防止するマイクロプロセッサおよびソース・レジスタの処理方法を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明のマイクロプロセッサの要旨は、複数のソース・レジスタを含む複数のレジスタ値が記憶されたレジスタ・ファイルと、命令を発行し、かつ、該命令で処理されるソース・レジスタのアドレスおよび処理された結果となる宛先レジスタのアドレスを発行するユニットと、前記命令を受け取って、命令を実行するユニットと、ソース・レジスタが復元されるレジスタ・キャッシュと、前記ソース・レジスタのアドレスを受け取り、ソース・レジスタの復元、および、前記実行するユニットへのソース・レジスタの読み出しを制御する回路と、を含む。制御する回路によって、ソース・レジスタの復元や実行するユニットへの送信を制御することによって、プログラムの実行性能を低下させることなく、命令による演算をおこなうことができる。
【0012】
本発明のソース・レジスタの処理方法は、ソース・レジスタを用いて演算をおこなうための命令を発行するステップと、前記命令で用いられるソース・レジスタのアドレスおよび命令で処理された結果となる宛先レジスタのアドレスを発行するステップと、前記アドレスのソース・レジスタをレジスタ・キャッシュへ復元するステップと、前記命令が実行されるユニットへソース・レジスタを転送するステップと、前記命令を実行するステップと、を含む。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明のマイクロプロセッサおよびソース・レジスタの処理方法について図面を使用して説明する。なお、本明細書および図1から図4において、符号R0,R1,R2,R3,R4,R5,R6,R7は、それぞれ符号11または宛先レジスタを示す。
【0014】
図1に示すようには、本発明のマイクロプロセッサ10は、複数のソース・レジスタ11を含むレジスタ値が記憶されたレジスタ・ファイル12と、命令を発行し、かつ、その命令による演算で使用されるソース・レジスタ11のアドレスおよび命令で処理された結果である宛先レジスタのアドレスを発行する命令制御・発行ユニット14と、命令を受け取って、命令を実行する実行ユニット16と、ソース・レジスタ11が復元されるレジスタ・キャッシュ18と、アドレスを受け取り、ソース・レジスタ11の復元、および、実行ユニット16へのソース・レジスタ11の読み出しを制御するキャッシュ復元制御回路20と、を含む。
【0015】
ソース・レジスタ11は、実行ユニット16での演算に使用されるレジスタ値である。また、レジスタ値の中に宛先レジスタも含まれる。
【0016】
レジスタ・キャッシュ18は、宛先レジスタも書き込まれる。宛先レジスタは、レジスタ・キャッシュ18に記憶後、レジスタ・キャッシュ18に復元されたソース・レジスタ11と同様に扱う。
【0017】
図2に示すように、キャッシュ復元制御回路20は、ソース・レジスタ11の復元順序を記憶するキュー22と、そのキュー22にしたがってソース・レジスタ11の復元、および実行ユニット16への読み出しを制御する手段24と、レジスタ・キャッシュ18へのソース・レジスタ11の状態を記憶するフラグ26と、を含む。なお、フラグ26が記憶するソース・レジスタ11の状態には、復元されたソース・レジスタ11と、書き込まれた後の宛先レジスタが含まれる。
【0018】
命令制御・発行ユニット14は、最大1サイクルに1命令を発行するインオーダー発行インオーダー完了のスカラープロセッサである。命令制御・発行ユニット14とキャッシュ復元制御回路20とは複数のバス21で接続されており、例えば2つのソース・レジスタ11と1つの宛先レジスタのアドレスがキャッシュ復元制御回路20に転送される。宛先レジスタは、実行ユニット16での処理結果である。
【0019】
さらに本発明は、レジスタ・キャッシュ18に復元されたソース・レジスタ11とレジスタ・ファイル12に記憶されたソース・レジスタ11とを選択する選択回路28と、レジスタ・ファイル12から選択回路28にソース・レジスタ11を送るための読み出しバス30と、読み出しバス30から途中で分岐し、レジスタ・キャッシュ18に接続された復元用バス32と、を含む。2本のバス30,32によって、選択回路28とレジスタ・キャッシュ18とに同時にソース・レジスタ11を送ることができる。
【0020】
実行ユニット16とレジスタ・キャッシュ18とは複数のソース・レジスタバス34a,34bで接続される。例えば2本のソース・レジスタバス34a,34bで接続されており、1本のソース・レジスタバス34bに選択回路28が介在する。選択回路28によって、レジスタ・ファイル12に記憶されたソース・レジスタ11かレジスタ・キャッシュ18に復元されたソース・レジスタ11を選択して、実行ユニット16に送ることができる。選択回路28は、キャッシュ復元制御回路20によって、上述の選択が制御される。また、複数のソース・レジスタバス34a,34bによって、レジスタ・キャッシュ18から実行ユニット16に同時に複数のソース・レジスタ11を送ることができる。
【0021】
宛先レジスタをレジスタ・キャッシュ18に書き込むために、実行ユニット16とレジスタ・キャッシュ18とを接続する宛先レジスタバス36を含む。
【0022】
宛先レジスタバス36は、分岐して、宛先レジスタバス36bによってレジスタ・ファイル12に接続されても良い。分岐することによって、レジスタ・キャッシュ18に実行ユニット16での処理結果である宛先レジスタを書き込むと同時に、レジスタ・ファイル12にも書き込むことができる。したがって、タスクの切り替え時に、レジスタ・キャッシュ18のソース・レジスタ11をレジスタ・ファイル12に退避させる作業が発生しない。
【0023】
レジスタ・ファイル12において、連続したレジスタ値のアドレスの内、最初のアドレスを指定するコンテキスト・ポインタ(CP)38を含む。このレジスタ値には、ソース・レジスタ11や宛先レジスタが含まれる。例えば、図においては、命令セットで規定されるレジスタ値はR0からR7の8個である。コンテキスト・ポインタ38が示した任意のアドレスがR0であり、このR0から連続した8個のレジスタ値が、レジスタ・キャッシュ18に復元されることになる。コンテキスト・ポインタ38が示す任意のアドレスは、タスクの切り替え時に変更される。
【0024】
次に、本発明のマイクロプロセッサ10を使用したソース・レジスタ11の処理方法について説明する。▲1▼タスクの切り替え後、コンテキスト・ポインタ38でレジスタ・ファイル12におけるアドレスを指定する。▲2▼命令制御・発行ユニット14が命令を発行、および/または、その命令で処理されるソース・レジスタ11のアドレスおよび命令で処理された結果である宛先レジスタのアドレスを発行する。▲3▼レジスタ・ファイル12のソース・レジスタ11をレジスタ・キャッシュ18へ復元する。▲4▼レジスタ・ファイル12のソース・レジスタ11を実行ユニット16へ転送する。▲5▼実行ユニット16が、転送されたソース・レジスタ11を用いて命令を実行する。▲6▼命令の演算結果を宛先レジスタとしてレジスタ・キャッシュ18に書き込む。なお、▲6▼の工程を行うときの宛先レジスタは、レジスタ・キャッシュ18に書き込み後、ソース・レジスタ11と同様に扱う。また、初めて▲1▼から▲6▼の工程を行うとき、キャッシュ復元制御回路20は▲3▼と▲4▼を同時に行うように制御する。▲2▼において、命令およびアドレスを同時に発行せず、アドレスのみを先に発行しても良い。
【0025】
▲2▼から▲6▼の工程は、任意の回数繰り返してもよい。▲2▼から▲6▼の工程を繰り返したとき、A.キャッシュ復元制御回路20は、▲3▼や▲6▼の工程によってレジスタ・キャッシュ18に実行ユニット16で使用されるソース・レジスタ11が存在する場合、レジスタ・キャッシュ18のソース・レジスタ11を実行ユニット16へ転送するように制御する。B.レジスタ・キャッシュ18に実行ユニット16で使用するソース・レジスタ11がない場合、キャッシュ復元制御回路20は、▲3▼および▲4▼の工程を同時に行うように制御する。キャッシュ復元制御回路20は、選択回路28、レジスタ・キャッシュ18、およびレジスタ・ファイル12を制御することによって、上記A,Bが可能となる。
【0026】
また、▲6▼の工程で、宛先レジスタをレジスタ・キャッシュ18に書き込むと同時に、その宛先レジスタをレジスタ・ファイル12に書き込んでも良い。
【0027】
さらに、▲2▼の工程で処理がストップした場合、レジスタ・キャッシュ18に復元されていないソース・レジスタ11またはソース・レジスタ11の処理結果として宛先レジスタとしてレジスタ・キャッシュ18に書き込まれていないレジスタ値を、レジスタ・キャッシュ18に復元する。
【0028】
以上の工程において、キャッシュ復元制御回路20の動作を図2で具体的に説明する。なお、図2の処理は、従来技術の図6で示した命令と同じ命令による処理である。タスク切り替えによってコンテキスト・ポインタ38の値CPがCP1からCP2に変更される。レジスタ・キャッシュ18の内容が無効になる。このとき、キャッシュ復元制御回路20のフラグ26の値も全て「0」(無効)にセットされる(状態1)。
【0029】
命令▲1▼が発行される前に、命令▲1▼のソース・レジスタR3のアドレス“3”と宛先レジスタR4のアドレス“4”が命令制御・発行ユニット14よりキャッシュ復元制御回路20に転送される(状態2)。キャッシュ復元制御回路20では、ソース・レジスタR3のアドレス“3”がキュー22に送られ、宛先レジスタR4のアドレス“4”に対応するフラグ26が「1」(有効)にセットされる。
【0030】
命令▲1▼に関して上記の操作が終了すると、命令▲1▼の発行いかんにかかわらず、命令▲2▼に対して同様の操作が行われる。図2においては、ソース・レジスタR0,R1のアドレス“0”、“1”をキュー22に送り、宛先レジスタR5のアドレス“5”に対応するフラグ26を「1」にセットする(状態3)。図2において、命令▲3▼以降も同様の操作が繰り返される(状態4以降)。
【0031】
キュー22は命令制御・発行ユニット14より転送されるソース・レジスタ11のアドレスを格納していくが、その際、対応するフラグ26を参照し、フラグ26が「1」にセットされていれば、キュー22に格納しない。
【0032】
復元を制御する手段24は、キュー22の順序に従い該当ソース・レジスタ11の復元を制御するが、該当ソース・レジスタ11が実行ユニット16の要求するものであれば、同時に実行ユニット16に転送するように制御する。
【0033】
復元が終了すれば、そのソース・レジスタ11のアドレスに対応するフラグ26を「1」にセットする。
【0034】
キュー22が空の場合、レジスタ値R0よりフラグ26を参照し、フラグ26が「0」のレジスタ値を復元し、フラグ26を「1」にセットする。
【0035】
以上の操作によって全てのフラグ26が「1」にセットされれば、レジスタ・キャッシュ26への復元操作は終了する。
【0036】
上記の実施形態によれば、例えば、図3に示すように命令▲2▼、▲3▼またはそれ以降の命令の発行、完了は、図6に示す要求データ先送り手法と比較して、不要な復元がないため、早くできる。なお、図3は図2や図6で示す命令と同じ命令による処理である。ソース・レジスタ11の復元と実行ユニット16のソース・レジスタ11の読み出しを同じサイクルにすることができ、また、宛先レジスタに対応するレジスタ値の復元を省略することが可能であるため、ソース・レジスタ11の復元を短時間で行うことができる。
【0037】
図4に本発明の他の構成を示す。このマイクロプロセッサ40は、レジスタ・キャッシュ18が複数にしている。各レジスタ・キャッシュ18をバンクとして扱うと、マイクロプロセッサ40はバンク方式で動作する。タスク切り替え時にバンクを切り替えることによって、すぐに復元作業を始めることができる。すなわち、あるレジスタ・キャッシュ18に復元されたソース・レジスタ11を退避せずに、他のレジスタ・キャッシュ18にソース・レジスタ11の復元を行う。また、復元を行っているときに過去に使用されたレジスタ・キャッシュ18に復元されたソース・レジスタ11を退避することができる。したがって、図1の構成と同様に、プログラムの実行性能を落とすことなくソース・レジスタ11の処理を行うことができる。
【0038】
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されることはない。その他、本発明は、主旨を逸脱しない範囲で当業者の知識に基づき種々の改良、修正、変更を加えた態様で実施できるものである。
【0039】
【発明の効果】
本発明によれば、タスク切り替え後、レジスタ・キャッシュの復元完了を待つことなくプログラムの実行を開始できる。また、マイクロプロセッサの要求するソース・レジスタの順番に依存することなく、プログラムの連続実行が可能である。レジスタ・キャッシュ全体の復元サイクルも短縮できるため、プログラムの実行性能の向上が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明のマイクロプロセッサの回路構成を示す図である。
【図2】キャッシュ復元制御回路におけるソース・レジスタの制御を示す図である。
【図3】キャッシュ・レジスタにおけるソース・レジスタの復元状態を示す図である。
【図4】マイクロプロセッサの他の実施形態を示す図であり、レジスタ・キャッシュを複数にした図である。
【図5】従来技術のマイクロプロセッサの回路構成を示す図である。
【図6】図5のマイクロプロセッサにおけるソース・レジスタの復元状態を示す図である。
【符号の説明】
10,40,50:マイクロプロセッサ
11:ソース・レジスタ
12:レジスタ・ファイル
14:命令制御・発行ユニット
16:実行ユニット
18:レジスタ・キャッシュ
20:キャッシュ復元制御回路
21:アドレスを送るバス
22:キュー
24:制御する手段
26:フラグ
28:選択回路
30:読み出しバス
32:復元用バス
34,34a,34b:ソース・レジスタバス
36,36b:宛先レジスタバス
38:コンテキスト・ポインタ

Claims (14)

  1. 複数のソース・レジスタを含む複数のレジスタ値が記憶されたレジスタ・ファイルと、
    命令を発行し、かつ、該命令で処理されるソース・レジスタのアドレスおよび処理された結果となる宛先レジスタのアドレスを発行するユニットと、
    前記命令を受け取って、命令を実行するユニットと、
    ソース・レジスタが復元されるレジスタ・キャッシュと、
    前記ソース・レジスタのアドレスを受け取り、ソース・レジスタの復元、および、前記実行するユニットへのソース・レジスタの読み出しを制御する回路と
    を含むマイクロプロセッサ。
  2. 前記制御する回路が、
    前記ソース・レジスタの復元の順序を記憶するキューと、
    前記キューにしたがってレジスタ・ファイルのソース・レジスタの復元および実行するユニットへの読み出しを制御する手段と、
    前記レジスタ・キャッシュのソース・レジスタの状態を記憶するフラグと、
    を含む請求項1に記載のマイクロプロセッサ。
  3. 前記レジスタ・キャッシュのソース・レジスタとレジスタ・ファイルのソース・レジスタとを選択する回路と、
    前記レジスタ・ファイルから選択する回路にソース・レジスタを送るための読み出しバスと、
    前記読み出しバスから分岐し、レジスタ・キャッシュに接続される復元用バスとを含む請求項1または2に記載のマイクロプロセッサ。
  4. 前記実行するユニットとレジスタ・キャッシュとが複数のソース・レジスタバスで接続されており、該ソース・レジスタバスの1本に前記選択する回路が介在する請求項3に記載のマイクロプロセッサ。
  5. 前記実行するユニットで処理されたソース・レジスタの結果である宛先レジスタをレジスタ・キャッシュに書き込むために、該実行するユニットとソース・レジスタとを接続する宛先レジスタバスを含む請求項1乃至4に記載のマイクロプロセッサ。
  6. 前記宛先レジスタバスが、レジスタ・キャッシュとレジスタ・ファイルに接続されるように分岐している請求項5に記載のマイクロプロセッサ。
  7. 前記レジスタ・ファイルにおいて、連続したソース・レジスタのアドレスの内、最初のアドレスを指定するポインタを含む請求項1乃至6に記載のマイクロプロセッサ。
  8. 前記レジスタ・キャッシュが複数である請求項1乃至7に記載のマイクロプロセッサ。
  9. レジスタ・ファイルに記憶された複数のソース・レジスタを処理する方法であって、
    前記ソース・レジスタを処理するための命令を発行するステップと、
    前記命令で処理されるソース・レジスタのアドレスおよび処理された結果となる宛先レジスタのアドレスを発行するステップと、
    ソース・レジスタをレジスタ・キャッシュへ復元するステップと、
    命令が実行されるユニットへソース・レジスタを転送するステップと、
    前記命令を実行するステップと
    を含む処理方法。
  10. 前記復元するステップと転送するステップは同時に実行される請求項9に記載の処理方法。
  11. 前記復元するステップによって復元されたソース・レジスタを前記命令が実行されるユニットへ転送するステップを含む請求項9または10に記載の処理方法。
  12. 前記実行するステップによって処理された結果をレジスタ・キャッシュに書き込むステップを含む請求項9乃至11に記載の処理方法。
  13. 前記書き込むステップと同時に、前記結果をレジスタ・ファイルに書き込む請求項12に記載の処理方法。
  14. 前記レジスタ・ファイルにおいて、連続したソース・レジスタのアドレスの内、最初のアドレスを指定するステップを含む請求項9乃至13に記載の処理方法。
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JP2010113470A (ja) * 2008-11-05 2010-05-20 Semiconductor Technology Academic Research Center 半導体集積回路
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