JP2002312302A - 周辺装置 - Google Patents

周辺装置

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JP2002312302A
JP2002312302A JP2001110067A JP2001110067A JP2002312302A JP 2002312302 A JP2002312302 A JP 2002312302A JP 2001110067 A JP2001110067 A JP 2001110067A JP 2001110067 A JP2001110067 A JP 2001110067A JP 2002312302 A JP2002312302 A JP 2002312302A
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JP2001110067A
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Yosuke Suzuki
陽介 鈴木
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Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回路規模の増大を必要最小限に押さえ、且つ
簡単な制御機構で、多重発生した処理要求に効率良く対
応できる周辺装置を提供する。 【解決手段】 データレジスタ36及び制御レジスタ3
7は、各一対のレジスタ群からなり、レジスタ制御回路
22の制御により、一方のレジスタ群のみが処理ユニッ
ト41へのデータの供給元となる。シーケンス回路24
は、シーケンサを起動することで、データパス制御回路
21及び処理ユニット制御回路31を介してデータパス
部30にシーケンサの手順に従った一連の処理を実行さ
せる。実行中の処理を中断して新たな処理を優先的に実
行する際には、レジスタ制御回路22に、処理ユニット
41へのデータの供給元となるレジスタ群を切替させ、
シーケンス回路24に、実行カウンタ27のカウント値
を退避レジスタ27に退避させることにより、中断時点
の状態を再現するのに必要な情報を保持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プロセッサからの
処理要求に応じて、予め設定された一連の処理を実行す
る周辺装置、特に同時に発生する複数の処理要求を効率
よく処理できる周辺装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、プロセッサを搭載した装置で
は、プロセッサからの指示に従って、プロセッサとは独
立に一連の処理を実行する様々な周辺装置が用いられて
いる。具体的には、例えば、外部装置とのシリアル通信
を行うSCI(Serial Communication Interface)や、
メモリ間のデータ転送を行うDMA(Direct Memory Ac
cess)、FFT演算やフィルタ演算などを実行するDS
P(Digital Signal Proccessor) 等が知られている。
【0003】ここで、図9は、この種の周辺装置の内部
構成をモデル化したブロック図である。図示されている
ように、周辺装置110は、データバスDB,アドレス
バスAB,制御バスCBを介してマイコン102に接続
されている。そして周辺装置110は、デーがバスDB
を介して入出力されるデータを処理するデータパス部1
30と、マイコン102からの指示(アクセス要求や処
理要求)に従ってデータパス部130を制御する制御部
120とを備えている。
【0004】また、データパス部130は、制御部12
0からの制御信号に従って処理を実行する処理ユニット
136と、処理ユニット136で使用或いは生成される
データを格納するレジスタ部(データレジスタ,制御レ
ジスタ,ステータスレジスタ等)134と、制御部12
0からの制御信号に従って、レジスタ部134に対する
外部からのアクセスを制御するアクセス制御部132と
からなる。
【0005】このように構成された周辺装置110で
は、処理条件や処理すべきデータの設定、及び処理の実
行状況や処理結果の確認,取得等が、すべてレジスタ部
134を介して行われる。例えば、上述のSCIであれ
ば、シリアル通信により送信すべき送信データや、シリ
アル通信により受信された受信データがデータレジスタ
に格納され、通信速度やエラーチェックの方法、データ
受信時の通知方法等を指定するための制御データが制御
レジスタに格納され、処理の実行状態やエラー情報等が
ステータスレジスタに格納される。
【0006】そして、マイコン102を構成するプロセ
ッサは、周辺装置110での処理結果を必要とする場
合、処理に必要なデータを周辺装置110のレジスタ部
134に設定した後、周辺装置110に対して処理要求
を出すことにより、周辺装置110に処理を開始させ、
その後、周辺装置110のステータスレジスタを監視し
たり、処理が終了すると周辺装置110が自発的に発生
させる信号(例えば割込信号)を検出する等して、周辺
装置110での処理の終了を検出すると、周辺装置11
0のレジスタ部134から処理結果を取得するのであ
る。
【0007】ところで、複数のプロセッサが共通の周辺
装置を使用したり、プロセッサが複数の処理を並列に実
行している場合、複数のプロセッサ或いは同一プロセッ
サ上で並列実行されている複数の処理から、同じ周辺装
置に対する処理要求が同時に発生する可能性がある。
【0008】このため、ソフトウェア又は別途設けたハ
ードウェアを用い、周辺装置の外部にて、発生した処理
要求の優先度を判定し、最も高優先度の処理要求に対し
てのみ、周辺装置の使用を許可することが一般に行われ
ている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図10(a)
に示すように、既に実行中の処理Aがある場合には、周
辺装置は、新たに発生した処理Bの処理要求を受け付け
ることができないため、その優先度に関わらず、処理B
の実行は、少なくとも実行中の処理Aが終了するまで待
たされることになる。つまり、同じ周辺装置を用いて実
行する処理の中に、長い処理時間を必要とする処理Aが
存在すると、リアルタイム性を必要とする処理Bにどれ
だけ高い優先度を付与したとしても、処理Bのリアルタ
イム性を確保できないという問題があった。
【0010】これに対して、実行中の処理を強制的に中
止させることが可能なように構成した周辺装置を用い
て、図10(b)に示すように、既に実行中の処理Aが
存在する場合でも、これより高い優先度を付与された処
理Bの処理要求が発生した場合には、直ちに処理Bの処
理要求を受け付けて処理Bの実行を開始する方法が考え
られる。
【0011】しかし、この場合、処理Bのリアルタイム
性は確保されるものの、強制的に中断させられた処理A
に関する情報は、処理Bの実行によって破棄されてしま
うため、処理Bの終了後に処理Aを再開する場合、中断
した時点からではなく、最初からやり直さなければなら
ない。
【0012】つまり強制的に中断させられるまでに実行
された処理は、無駄に破棄されることになり、装置全体
として見た場合、単位時間当たりの処理量を低下させて
しまうという問題があった。特に、長い処理時間を必要
とする低優先度の処理が存在する場合には、処理の再実
行が頻発し、周辺装置が有効に作動している時間が著し
く低下し、装置全体の処理効率を低下させてしまうとい
う問題があった。
【0013】また、周辺装置内に複数の処理ユニットを
設け、各処理ユニットが同時に動作できるように構成す
ることにより複数の処理を同時に受け付ける方法も考え
られるが、この場合、周辺装置の回路規模を大幅に増大
させてしまうという問題があった。
【0014】そこで本発明は、上記問題点を解決するた
めに、回路規模の増大を必要最小限に押さえ、且つ簡単
な制御機構で、多重発生した処理要求に効率良く対応で
きる周辺装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の発明である請求項1記載の周辺装置では、実行制御部
が、外部からの処理要求を受け付けると、この処理要求
に対応する手順に従って、単位処理実行部に実行させる
単位処理を順次指定する制御を行うことにより、単位処
理を組み合わせてなる一連の処理を実行する。
【0016】この時、単位処理実行部は、実行可能な複
数の単位処理の中から、指定された単位処理を実行する
際に、レジスタ部を構成する各レジスタに格納されたデ
ータを必要に応じて使用し、また、処理の結果として生
成されたデータを、レジスタ部を構成する各レジスタに
必要に応じて格納する。
【0017】つまり、単位処理にて生成される全てのデ
ータ(ステータス情報等を含んでいてもよい)は、必ず
レジスタ部を構成するレジスタを介して、他の単位処理
に引き継がれるようにされている。また、当該周辺装置
に処理を実行させるプロセッサ等の外部装置は、レジス
タ部へのアクセスを行うことで、周辺装置に対して、処
理すべきデータの提供や処理条件等の指定を行ったり、
また、周辺装置から、処理の実行状況や処理結果を獲得
できるようにされている。
【0018】そして、特に本発明の周辺装置では、先に
受け付けた処理要求に基づく一連の処理の実行中に、新
たな処理要求が発生した場合には、割込処理実行手段
が、実行制御部に実行中の制御を中断させて、新たな処
理要求を受け付けさせる。この時、中断情報保持手段
は、中断した制御に対応する手順の中断地点を表すデー
タ、及び中断した制御に関わりのある各レジスタの格納
値を少なくとも含んだ中断情報を保持する。
【0019】また、実行制御部が実行中の制御を終了し
た時に、中断情報保持手段により中断情報が保持されて
いれば、中断処理再開手段が、この中断情報保持手段に
て保持された中断情報に従って、先に割込処理実行手段
によって中断された制御を、実行制御部に再開させる。
【0020】このように、本発明の周辺装置によれば、
実行中の処理があっても、新たな処理要求が優先的に処
理されるため、リアルタイム性を必要とする処理を、実
行中の処理の終了を待つことなく、速やかに実行させる
ことができる。また、本発明の周辺装置においては、手
順に従った一連の処理を構成する単位処理間のデータの
引き継ぎをレジスタ部を介して行い、しかも、実行中の
処理が中断された時には、この引き継ぐべきデータや手
順の中断地点、即ち中断情報を、中断された処理が再開
されるまで保持するようにされている。
【0021】従って、本発明の周辺装置によれば、実行
中の処理を中断して別の処理を優先的に実行させても、
その処理の終了後に、中断されていた処理を中断された
時点から確実に再開させることができ、中断された処理
が無駄に破棄されることがないため、当該周辺装置での
処理効率や処理の応答性を向上させることができる。
【0022】ところで、中断情報を保持するため、具体
的には、例えば、請求項2記載のように、レジスタ部
を、同一構成を有する複数のレジスタ群と、これらレジ
スタ群のいずれかを選択して、単位処理実行部からのア
クセスを可能とする選択回路とにより構成してもよい。
【0023】この場合、中断情報保持手段は、実行制御
部が実行中の制御を中断すると、未使用のレジスタ群が
選択されるように選択回路の設定を切り替えることによ
り、先に選択されていたレジスタ群に中断情報を保持さ
せ、一方、中断処理再開手段は、中断されていた制御を
実行制御部に再開させる前に、中断情報を格納するレジ
スタ群が選択されるように選択回路の設定を切り替える
ことにより、中断された時の状態を再現させるようにす
ればよい。
【0024】また、例えば請求項3記載のように、レジ
スタ部を、単位処理実行部からのアクセスが可能な実行
レジスタ群と、単位処理実行部からのアクセスが不可能
な退避レジスタ群とにより構成してもよい。この場合、
中断情報保持手段は、実行制御部が実行中の制御を中断
すると、実行レジスタ群の格納値を退避レジスタ群に退
避させることにより、退避レジスタ群に中断情報を保持
させ、一方、中断処理再開手段は、中断されていた制御
を実行制御部に再開させる前に、退避レジスタ群に退避
されている中断情報を実行レジスタ群に復帰させること
により、中断された時の状態を再現させるようにすれば
よい。
【0025】また、例えば請求項4記載のように、レジ
スタ部を、当該レジスタ部とのデータ入出力のために単
位処理実行部に設けられた入出力ポートの総数以上のレ
ジスタからなるレジスタ群と、このレジスタ群を構成す
る各レジスタを、単位処理実行部の任意の入出力ポート
に接続するポート接続手段とにより構成してもよい。
【0026】この場合、実行制御部では、レジスタ管理
手段が、制御の開始時に該制御に使用するレジスタの割
当や、制御の終了時に該制御で使用されていたレジスタ
の解放を行い、それに従って、実行中及び中断中の各制
御毎に、入出力ポートと該入出力ポートに接続するレジ
スタとの対応関係を示したレジスタ管理テーブルの更新
を行う。そして、このレジスタ管理テーブルの内容に従
って、中断情報保持手段及び中断処理再開手段が、ポー
ト接続手段の設定を切り替える。
【0027】これは、実質的には、先に説明したレジス
タ群を切り替える場合(請求項2)と同様であり、これ
と同様の効果を得ることができる。但し、本発明では、
レジスタ群を構成する各レジスタと単位処理実行部の入
出力ポートとの対応関係が固定されておらず、この対応
関係を任意に設定できるため、レジスタ部を構成するレ
ジスタの総数を、請求項2や請求項3に記載された構成
を採用した場合より少なくすることができる。
【0028】即ち、請求項2,3の発明において各レジ
スタ群は、入出力ポートと同数のレジスタが用意されて
おり、中断された処理で使用されているか否かに関わら
ず、レジスタ群単位で一括して切替が行われているが、
本発明では、各レジスタと入出力ポートとの関係を個別
に設定できるため、処理に使用されているレジスタのみ
を退避の対象とすればよく、無駄に退避させられてしま
うレジスタがないため、レジスタ部を構成するレジスタ
の総数を必要最小限の数にすることができる。
【0029】請求項2,3,4では、レジスタの格納値
を保持するための具体的な構成例を示したが、手順の中
断地点を表すデータを保持する場合、例えば、請求項5
記載のように、実行制御部が、制御の手順が1段階進む
毎にカウントされる実行カウンタを備えていれば、中断
情報保持手段は、実行制御部にて制御が中断された時の
実行カウンタのカウント値を、手順の中断地点を表すデ
ータとして保持するようにすればよい。そして、より具
体的には、レジスタ部の場合と同様に、カウンタでのカ
ウント値を退避させるレジスタ或いはカウンタ自体を複
数設けるようにすればよい。
【0030】ところで、実行中の処理が終了する直前
に、新たな処理要求を受け付けてしまうと、そのまま処
理を終了させた時より、処理を中断させるための制御の
方が長い時間を要してしまい、新たな処理要求に基づく
処理の開始を却って遅らせてしまったり、当該周辺装置
の処理効率を低下させてしまう可能性がある。
【0031】そこで、請求項6記載のように、割込禁止
手段が、実行制御部にて実行中の制御が終了するまでに
要する残り処理時間が、所定の規定時間より短い場合に
は、割込処理実行手段の動作を禁止するようにしてもよ
い。なお、規定時間は、例えば請求項7記載のように、
実行中の制御を中断してから、新たな処理要求に基づく
制御を開始するまでに要する切替時間に基づいて設定す
ればよい。
【0032】また、請求項8記載のように、単位処理実
行部にて実行される各単位処理の処理時間が一定であれ
ば、上述の残り処理時間や規定時間を、実行制御部が実
行する手順のステップ数を用いて表すようにしてもよ
い。この場合、残り処理時間は、例えば、実行する手順
のステップ数が初期値として設定され、且つ手順が一段
階進む毎にデクリメントされるカウンタを用いて計測す
ることができる。
【0033】次に、請求項9記載の周辺装置では、実行
制御部は、前記処理要求に応じて複数種類の制御が可能
であり、優先度比較手段は、実行制御部にて実行中の制
御と、該制御の実行中に新たに発生した処理要求に基づ
く制御とで、それぞれに付与された優先度を比較し、実
行中の制御の優先度の方が高い場合に、割込処理実行手
段の動作を禁止する。
【0034】この場合、周辺装置の外部に優先度を判定
するための手段を設ける必要がないため、装置構成や周
辺装置を利用するプログラムの構成を簡易化できる。な
お、優先度は、請求項10記載のように、処理要求に基
づいて実行される制御の全処理時間に従って予め設定し
ておいてもよいし、請求項11記載のように、処理要求
と共に、その都度、外部から付与するようにしてもよ
い。
【0035】特に後者の場合には、複数の処理要求が重
なった場合に、その処理順序を任意に変更できるため、
柔軟性の高い制御を実現できる。
【0036】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施形態を図面と
共に説明する。 [第1実施形態]図1は、第1実施形態の周辺装置の内
部構成を表すブロック図である。
【0037】本実施形態の周辺装置10は、図1に示す
ように、データバスDB,アドレスバスAB,制御バス
CBを介してCPU,ROM,RAMを中心にして構成
されたマイクロコンピュータ(以下「マイコン」とい
う)2に接続され、このマイコン2からの処理要求に従
い、マイコン2によって内部のレジスタ(後述する)に
書き込まれたデータや、データバスDBを介してRAM
等から直接読み込んだデータを用いて、指定された処理
(例えば、乗算,加算等の演算や、これら演算の組合せ
で実現されるフィルタ演算等)を実行するものである。
【0038】そして、本実施形態の周辺装置10は、デ
ータバスDBを介して入出力されるデータを処理するデ
ータパス部30と、マイコン2からの指示(アクセス要
求や処理要求)に従ってデータパス部30を制御する実
行制御部としての制御部20とからなる。
【0039】このうち、データパス部30は、制御部2
0からの制御信号に従って処理を実行する単位処理実行
部としての処理ユニット41と、処理ユニット41で使
用或いは生成されるデータを格納するレジスタ部35
と、レジスタ部35に格納するデータの供給元、及びレ
ジスタ部35に格納されたデータの供給先を設定する格
納データ経路設定部31と、処理ユニット41への入力
データの供給元、及び処理ユニット41からの出力デー
タの供給先を設定する処理データ経路設定部38とを備
えている。
【0040】このうち、処理ユニット41は、処理すべ
きデータを入力するためのデータ入力ポート群DIと、
動作条件等を指定するための制御情報や動作状態等を表
すステータス情報を入力するための制御入力ポートCI
群と、処理ユニット41にて生成されたデータを出力す
るためのデータ出力ポート群DOと、エラー情報やプロ
セッサ側で制御のために用いるフラグ等を含むステータ
ス情報を出力するための制御出力ポート群COとを備え
ている。
【0041】また、処理ユニット41は、当該周辺装置
10を動作させる動作クロックの1サイクルで完結する
複数種類の単位処理(例えば、2値間の演算やデータバ
スを介したデータの入出力等)を実行可能に構成されて
いる。そして、制御部20からの制御信号に従って、複
数種類の単位処理の中からいずれか一つ、又は複数の処
理を組み合わせて一つにしたものを、制御入力ポート群
CIから入力された制御情報やステータス情報に基づく
動作条件にて、データ入力ポート群DIから入力された
データを使用して実行する。
【0042】次に、レジスタ部35は、処理ユニット4
1のデータ入力ポート群DIやデータ出力ポート群DO
を介して入出力されるデータを格納する複数のレジスタ
からなるデータレジスタ部36と、制御入力ポート群C
Iや制御出力ポート群COを介して入出力される制御情
報やステータス情報を格納する複数のレジスタからなる
制御レジスタ部37とからなる。
【0043】このうち、データレジスタ部36は、図2
に示すように、それぞれがデータ入力ポート群DIのポ
ート数(ここではm個)と同数のレジスタR1〜Rmか
らなる第1レジスタ群RG1及び第2群レジスタ群RG
2と、制御部20からのレジスタ選択信号RSに従っ
て、両レジスタ群RG1,RG2のうちいずれか一方を
選択し、その格納値を処理ユニット41に対して供給可
能とする選択回路としてのセレクタ42と、セレクタ4
2により選択されたレジスタ群に通常パスP0を、他方
のレジスタ群に補助パスP1を接続するスイッチ回路4
3とからなる。
【0044】ここでは、選択信号RSが0の時に、第1
レジスタ群RG1が、通常パスP0を介したデータの書
込と、セレクタ42を介したデータの読出が可能とな
り、第2レジスタ群RG2が、補助パスP1を介してデ
ータの書込のみが可能となる。また、選択信号RSが1
の時には、第1レジスタ群RG1と第2レジスタ群RG
2の状態が入れ替わるようにされている。
【0045】また、各レジスタR1〜Rmには、それぞ
れレジスタ番号が付与されており、このレジスタ番号を
指定することにより、個別のレジスタRi(i=1〜
m)にアクセスできるようにされている。また、制御レ
ジスタ部37は、各レジスタ群RG1,RG2を構成す
るレジスタの数が制御入力ポート群CIの数に基づいて
設定されている以外は、データレジスタ部36と全く同
様に構成されている。但し、制御レジスタ部37では、
処理ユニット41が実行する各単位処理に共通の制御情
報を格納するレジスタについては、第1及び第2レジス
タ群RG1,RG2のいずれにも属さず、いつでも格納
値の読出が可能となるように構成してもよい。
【0046】そして、格納データ経路設定部31は、デ
ータバスDB上のデータ及び処理データ経路設定部38
を介して供給されるデータ出力ポート群COからの出力
データの供給先(データレジスタ部36のパスP0,P
1)を、制御部20からの指示に従って設定するスイッ
チ回路32と、データバスDB上のデータ及び制御出力
ポート群COからの出力データの供給先を(制御レジス
タ部37のパスP0,P1)を、制御部20からの指示
に従って設定するスイッチ回路33と、データレジスタ
部36及び制御レジスタ部37の中から、制御部20に
より指定されたレジスタの格納データを、データバスD
B上に出力するセレクタ34とからなる。
【0047】また、処理データ経路設定部38は、デー
タバスDB上のデータ及びデータレジスタ部36からの
出力データを、制御部20からの指示に従って、データ
入力ポート群DI中の指定されたポートに供給するスイ
ッチ回路39と、処理ユニット41のデータ出力ポート
群DOからの出力データを、制御部20からの指示に従
って、データバスDB或いは格納データ経路設定部31
のいずれかに供給するセレクタ40とからなる。
【0048】なお、制御レジスタ部37からの出力デー
タは、処理データ経路設定部38を介することなく、制
御入力ポート群CI及び格納データ経路設定部31に直
接供給され、また、制御出力ポート群COからの出力デ
ータも、処理データ経路設定部38を介することなく、
格納データ経路設定部31に直接供給されるように構成
されている。
【0049】つまり、データパス部30では、レジスタ
部35を構成する各レジスタに、データバスDBを介し
て外部からデータを書き込むことができ、その格納値を
レジスタ部35から処理ユニット41に供給して、処理
ユニット41に処理を実行させ、その結果として処理ユ
ニット41から出力される各種データ(処理データやス
テータス/エラー情報)を、再びレジスタ部35を構成
する各レジスタに格納し、その格納値を、データバスD
Bを介して外部から読み出すことができるように構成さ
れている。
【0050】また、データパス部30では、処理ユニッ
ト41に対するデータの入出力を、レジスタ部35を介
することなく、データバスDBから直接行うことができ
るようにされており、いわゆるバスマスタとしての動作
も可能なように構成されている。
【0051】一方、制御部20は、格納データ経路設定
部31及び処理データ経路設定部38への制御信号を生
成してデータパス部30内のデータの入出力経路(パ
ス)を設定するデータパス制御回路21と、レジスタ部
35への選択信号RSを生成して処理ユニット41への
データの供給元となるレジスタ群RGj(j=1又は
2)を設定するレジスタ制御回路22と、指定された単
位処理を処理ユニット41に実行させるための各種制御
信号を生成する処理ユニット制御回路23と、予め設定
された手順に従って、データパス制御回路21及び処理
ユニット制御回路23を動作させることにより、単位処
理を組み合わせてなる一連の処理を処理ユニット41に
実行させるシーケンス回路24と、アドレスバスAB,
制御バスCBを介してマイコン2から供給される各種信
号をデコードし、そのデコード結果に従って、上述の各
回路21〜24を制御するデコード回路25とを備えて
いる。
【0052】そして、デコード回路25では、マイコン
2から入力される各種信号のデコードにより得られたレ
ジスタ番号や、データの入出力方向等の情報をデータパ
ス制御回路21に供給することにより、データパス制御
回路21に、外部からのアクセス要求(即ちレジスタ部
35を構成する各レジスタに対するリード,ライト)に
対応した制御を行わせる。また、デコード回路25で
は、特定レジスタへのアクセスを当該周辺装置10への
処理要求として扱い、処理要求が発生すると、シーケン
ス回路24やレジスタ制御回路22に起動指令,中断指
令,再開指令などを出力することにより、処理要求に応
じた処理を処理ユニット41に実行させるように構成さ
れている。また、特定レジスタは複数用意されており、
アクセスされたレジスタのレジスタ番号(アドレス)に
よって、実行すべき処理の種類を識別するようにされて
いる。
【0053】なお、レジスタ制御回路22は、デコード
回路25からの中断指令によりインクリメントされ、再
開指令によりデクリメントされる切替カウンタを備えて
おり、このカウント値を選択信号RSとして出力するよ
うに構成されている。また、シーケンス回路24は、そ
れぞれが異なった手順を実行する複数のシーケンサから
なるシーケンサ群26と、動作クロックの1サイクル毎
にインクリメントされる実行カウンタ27と、実行カウ
ンタ27のカウント値を一時的に退避させる退避レジス
タ28とを備えており、デコード回路25からの起動指
令,中断指令,再開指令に従って以下の動作を行うよう
に構成されている。
【0054】即ち、シーケンス回路24は、デコード回
路25から起動指令が入力されると、実行カウンタ27
をリセットすると共に、シーケンサ群26の中から、起
動指令にて指定されたシーケンサを起動し、1サイクル
毎に1ステップ(即ち一つの単位処理)ずつ制御を実行
する。そして、手順の最終ステップまで制御を終了する
と、シーケンサ及び実行カウンタ27を停止させ、デコ
ード回路25に対して終了通知を出力する。また、デコ
ード回路25から中断指令が入力されると、動作中のシ
ーケンサ及び実行カウンタ27を停止させると共に、実
行カウンタのカウント値を退避レジスタ28に退避させ
る。また、デコード回路25から再開指令が入力される
と、退避レジスタ28の格納値を実行カウンタに復帰さ
せ、その復帰させたカウント値に対応するステップから
シーケンサを再開させる。
【0055】ここで、デコード回路25が実行する処理
を、図3に示すフローチャートに沿って説明する。な
お、初期状態において、レジスタ制御回路22に設けら
れた切替カウンタのカウント値は0に設定され、即ち、
データレジスタ部36及び制御レジスタ部37では、第
1レジスタ群RG1の格納値が処理ユニット41に供給
されるよう設定されている。
【0056】また、マイコン2は、単一のCPUからな
り、この単一のCPU上で並列実行される複数の処理が
個別に周辺装置10に対して処理要求を行い、その際
に、必ず周辺装置10の使用状態(実行中及び中断中の
処理の有無や処理の優先度)を確認する。そして、使用
状態を確認した結果、実行中の処理が存在しないか、又
は実行中の処理が存在していても、その実行中の処理よ
り優先度が高く且つ中断中の処理が存在しない場合にの
み、周辺装置10に対して処理要求を行い、それ以外の
場合には、上述の条件が揃うまで処理要求を行わないも
のとする。
【0057】図3に示すように、本処理では、まず、当
該周辺装置10に対するマイコン2からのアクセス要求
があるか否かを判断し(S110)、アクセス要求があ
れば、そのアクセス要求が処理要求を兼ねたものである
か否かを判断する(S120)。 そして、アクセス要
求が処理要求を兼ねたものでない場合には、アドレスバ
スABや制御バスCBを介して入力される各種信号のデ
コード結果をデータパス制御回路21に送ることによ
り、レジスタ部35に対してデコード結果に従ったアク
セス(データバスDBから指定されたレジスタへのデー
タの書込、或いは指定されたレジスタからデータバスD
Bへのデータの読出)を行って(S130)、S110
に戻る。
【0058】但し、格納データ経路設定部31は、処理
ユニット41で実行中の処理がない場合には、データの
書込は第1レジスタ群RG1を対象とし、実行中の処理
がある場合には、データの書込は第2レジスタ群RG
2、データの読出は第1レジスタ群RG1を対象とする
ように設定される。つまり、第1レジスタ群RG1を処
理ユニット41へのデータの供給元とした処理の実行中
であっても、第2レジスタ群RG2へのデータの書込が
可能なようにされている。
【0059】一方、先のS120にてアクセス要求が処
理要求を兼ねたものであると判定された場合には、現在
実行中の処理があるか否か、即ちシーケンス回路24を
構成するシーケンサ群26の中に動作中のシーケンサが
あるか否かを判断し(S140)、実行中の処理がなけ
れば、シーケンス回路24に起動指令を出力することに
より処理要求の受付を行って(S160)、S110に
戻る。即ち、この起動指令により、実行カウンタ27の
カウント値がリセットされると共に、起動指令によって
指定されたシーケンサの動作が開始される。これによ
り、処理ユニット41では、シーケンサの手順に従った
一連の単位処理が順番に実行されることになる。
【0060】一方、S140にて実行中の処理があると
判定された場合には、シーケンス回路24及びレジスタ
制御回路22に対して中断指令を出力することにより、
実行中処理を中断させる中断制御を行う(S150)。
即ち、この中断指令により、シーケンス回路24では、
動作中のシーケンサが中断されると共に、その中断地点
(手順のステップ)を表す実行カウンタ27のカウント
値が退避レジスタ28に格納され、一方、レジスタ制御
回路22では、切替カウンタのカウント値、即ち選択信
号RSが0から1に変化し、処理ユニット41へのデー
タの供給元が第1レジスタ群RG1から第2レジスタ群
RG2に切り替わることにより、中断された処理に関す
る各種データが第1レジスタ群RG1に保持される。
【0061】そして、この中断制御の後、新たな処理要
求に対応した起動指令をシーケンス回路24に出力する
ことにより、その新たな処理要求の受付を行って(S1
60)、S110に戻る。この起動指令により、先の説
明と同様に、実行カウンタ27のカウント値がリセット
されると共に、起動指令によって指定されたシーケンサ
の動作が開始される。
【0062】なお、以下では、処理の実行中に新たに処
理要求が受け付けられることで開始された処理を「割込
処理」、この割込処理の実行のために中断された処理を
「中断処理」ともいう。次に、先のS110にて、アク
セス要求がないと判定された場合には、シーケンス回路
24からの終了通知があるか否か、即ちシーケンス回路
24で実行されていた処理の終了が検出されたか否かを
判断し(S170)、処理の終了が検出されていなけれ
ば、S110に戻る。一方、処理の終了が検出された場
合には、終了したのは割込処理であるか否か、即ち先の
S150の中断制御によって中断された処理(中断処
理)があるか否かを判断し(S180)、中断処理がな
ければ、S110に戻る。
【0063】一方、中断処理があれば、シーケンス回路
24及びレジスタ制御回路22に対して再開指令を出力
することにより、この中断処理を再開させる再開制御を
行って(S190)、S110に戻る。即ち、この再開
指令により、レジスタ制御回路22では、切替カウンタ
のカウント値、即ち選択信号RSが1から0に変化する
ことにより、処理ユニット41へのデータの供給元が第
2レジスタ群RG2から第1レジスタ群RG1に切り替
わり、また、シーケンス回路24では、退避レジスタ2
8の格納値(処理中断時のカウント値)が実行カウンタ
27に戻されることにより、中断処理が中断された時の
状態が復元され、実行カウンタ27にて特定される中断
地点から処理が再開される。
【0064】なお、本実施形態において、S140〜S
160が割込処理実行手段、S150及びレジスタ部3
5,退避レジスタ28が中断情報保持手段、S180,
S190が中断処理再開手段に相当する。以上、説明し
たように、本実施形態の周辺装置10においては、図1
0(c)に示すように、実行中の処理Aが存在しても、
新たに発生した処理要求を受け付けて、この処理要求に
基づく処理Bが優先的に実行されるため、リアルタイム
性を必要とする処理Bを、実行中の処理Aの終了を待つ
ことなく、速やかに実行させることができる。
【0065】また、本実施形態の周辺装置10において
は、シーケンサの手順に従って実行される一連の単位処
理間のデータの引き継ぎをレジスタ部35を介して行
い、しかも、実行中の処理が中断された時には、この引
き継ぐべきデータや手順の中断地点を表す実行カウンタ
27のカウント値を中断情報として、この中断情報を中
断された処理が再開されるまで保持するようにされてい
る。
【0066】従って、本実施形態の周辺装置10によれ
ば、実行中の処理Aを中断して別の処理Bを優先的に実
行させても、その処理Bの終了後に、保持されている中
断情報に基づいて、処理Aが中断された時の状態を再現
でき、処理Aを中断された時点から再開させることがで
きるため、中断前に実行した処理が無駄になることがな
く、当該周辺装置10での処理効率や処理の応答性を向
上させることができる。 [第2実施形態]次に第2実施形態について説明する。
【0067】第1実施形態では、マイコン2が単一のC
PUからなり、この単一のCPU上で並列実行される複
数の処理が個別に周辺装置10に対して処理要求を行う
ものとしたが、本実施形態では、マイコン2aが複数の
CPUを備え、各CPUがそれぞれ周辺装置10aに対
して個別に処理要求を行うものとする。
【0068】なお、本実施形態の周辺装置10aは、第
1実施形態の周辺装置10とは構成の一部が異なるだけ
であるため、同一の構成部分については、同一符号を付
して説明を省略し、構成の相異する部分を中心に説明す
る。図4に示すように、本実施形態の周辺装置10aに
おいて、デコード回路25aは、処理の実行中(シーケ
ンサのいずれかが起動中)に新たな処理要求が発生する
と、両者の残り処理時間を比較する優先度判定回路50
と、何等かの理由で新たな処理要求を受け付けることが
できない場合に、処理要求の要求元のCPUに対してホ
ールド信号を出力するホールド制御回路51とを備えて
いる。
【0069】このうち、優先度判定回路50は、図5に
示すように、レジスタ番号(即ち処理要求の種類)と処
理の重要度,緊急度に応じて各処理毎に設定された優先
度を表すデータ(以下「優先度データ」という)とを対
応づけてなる処理優先度テーブル52と、現在実行中の
処理に対応した優先度データを格納する実行中処理優先
度レジスタ53と、新たな処理要求が発生した時に、そ
の処理要求に基づいて処理優先度テーブル52から読み
出された優先度データと、実行中処理優先度レジスタ5
3の格納値とを比較する比較回路54と、レジスタ番号
と該レジスタ番号に対応するシーケンサの手順のステッ
プ数(以下「処理時間データ」とを対応づけてなる処理
時間テーブル55と、現在実行中の処理に対応した処理
時間データを格納する残り処理時間レジスタ56と、動
作クロックの1サイクル毎に残り処理時間レジスタ56
の格納値を1減少させるデクリメンタ57と、新たな処
理要求が発生した時に、予め設定された切替処理時間デ
ータと残り処理時間レジスタ56の格納値とを比較し、
残り処理時間レジスタ56の格納値の方が小さい場合
に、処理優先度テーブル52から読み出された優先度デ
ータに関わらず、実行中処理優先度レジスタ53の格納
値(即ち実行中の処理)の方が高優先度であるとした判
定結果を比較回路54に出力させ、割込処理の実行を禁
止させる禁止回路58とを備えている。
【0070】なお、切替処理時間データとは、実行中処
理を中断して新たな処理要求に基づく割込処理を開始さ
せるまでに要する時間を表すものである。また、実行中
処理優先度レジスタ53の格納値は、シーケンス回路2
4の実行カウンタ27と同様に、中断指令の出力時に、
図示しない退避レジスタに退避され、再開指令の出力時
に、退避レジスタから戻されるようにされている。
【0071】このように構成された優先度判定回路50
では、デコード回路25が処理要求を受け付けた場合、
その処理要求に基づいて処理優先度テーブル52から読
み出した優先度データを実行中処理優先度レジスタ53
に格納すると共に、同様に処理時間テーブル55から読
み出した処理時間データを、残り処理時間レジスタ56
に格納する。以後、残り処理時間レジスタ56の格納値
は、デクリメンタ57により、1サイクル毎、即ちシー
ケンサの手順が1ステップ進行する毎に減少する。
【0072】そして、比較回路54は、実行中処理より
新たな処理要求の方が優先度が高くても、その処理要求
が発生した時点で実行中処理の残り処理時間が、切替処
理時間より短い場合には、実行中処理の方が高優先度で
あるものとした判定結果を出力する。
【0073】ここで、デコード回路25aが実行する処
理を、図6に示すフローチャートに沿って説明する。但
し、第1実施形態にて説明した図3のフローチャートに
一部処理を追加しただけであるため、同じ処理に付いて
は同一符号を付して説明を省略し、追加した処理を中心
に説明する。
【0074】なお、本実施形態において、マイコン2a
を構成する各CPUは、第1実施形態の場合とは異な
り、周辺装置10aの使用状況を確認することなく周辺
装置10aに対して処理要求を行うものとする。図6に
示すように、本実施形態では、S140にて実行中の処
理があると判定された場合には、優先度判定回路50で
の判定結果から、新たに発生した処理要求が、実行中の
処理より高優先度であるか否かを判断し(S142)、
処理要求の方が高優先度であれば、実行中の処理は割込
処理であるか否か、即ち中断処理が既に存在しているか
否かを判断する(S144)。
【0075】そして、中断処理が存在していなければ、
シーケンス回路24及びレジスタ制御回路22に対して
中断指令を出力することにより、実行中処理を中断させ
る中断制御を実行した後(S150)、シーケンス回路
24に起動指令を出力することにより、処理要求の受付
を行う(S160)。
【0076】一方、新たに発生した処理要求が、実行中
の処理より優先度が低いか、或いは実行中の処理より優
先度が高くても既に中断処理が存在している場合には、
処理要求の受付を行うことができないため、処理要求不
受理制御を行って(S146)、S110に戻る。な
お、処理要求不受理制御では、新たな処理要求の要求元
CPUに対するホールド信号をホールド制御回路51に
出力させることにより、要求元CPUの動作を停止させ
る。
【0077】次に、S190にて中断処理を再開させる
再開制御を実行した後に、先のS146により、不受理
とされた処理要求が存在するか否かを判断し(S19
2)、存在しなければS110に戻る。一方、不受理と
された処理要求がある場合、即ちホールド制御回路51
からのホールド信号によって動作を停止しているCPU
がある場合には、ホールド信号を解除してS140に戻
る。これにより、動作を再開したCPUからの処理要求
に対して、S140以降の処理が再度行われることにな
る。
【0078】なお、本実施形態において、処理優先度テ
ーブル52,実行中処理優先度レジスタ53,比較回路
54及びS142が優先度比較手段に相当し、処理時間
テーブル55,残り処理時間レジスタ56,デクリメン
タ57,禁止回路58及びS142が割込処理禁止手段
に相当する。
【0079】以上説明したように、本実施形態の周辺装
置10aでは、第1実施形態と同様に、中断処理に関す
る中断情報を保持して、割込処理によって中断された地
点から処理を再開できるようにされているので、中断前
に実行した処理が無駄になることがなく、当該周辺装置
10aでの処理効率や処理の応答性を向上させることが
できる。
【0080】また、本実施形態の周辺装置10aによれ
ば、実行中の処理と新たに要求された処理とで優先度デ
ータを比較し、優先度の高いものを優先的に実行するよ
うにされているので、優先度の高い処理のリアルタイム
性を確保できる。しかも、本実施形態では、新たな処理
要求の方が実行中の処理より優先度が高くても、実行中
の処理の残り処理時間が、実行中の処理を中断して割込
処理を開始させるのに必要な切替処理時間より短い場合
には、実行中の処理の方を優先度が高いものとして、先
に処理を終了させるようにされているので、割込処理を
行うことによって、却って新たな処理要求の処理開始時
間が遅れてしまうことを確実に防止できると共に、割込
処理の実行回数が減るため、処理効率を向上させること
ができる。
【0081】更に、本実施形態の周辺装置10aでは、
装置内部にて各処理要求の優先度の判定を行っており、
処理要求の要求元側で周辺装置10aの動作状態や処理
の優先度を確認する必要がないため、周辺装置10aを
利用するCPUでの負荷を軽減できる。
【0082】なお、本実施形態では、処理要求を受け付
けることができない場合に行う処理要求不受理制御とし
て、ホールド信号によって要求元のCPUの動作を停止
させているが、ホールド信号の代わりに、処理要求の不
受理を示すステータス信号を出力したり、制御レジスタ
部37に格納されるステータス情報として、処理要求の
不受理を表すフラグを設けたりしてもよい。更に、制御
レジスタ部37には、受け付けることのできなかった処
理の種類を識別する情報(例えば、デコード回路25a
でのデコード結果)や、処理するはずだったデータ等、
デバッグ等に利用できる各種情報を格納するようにして
もよい。
【0083】また、本実施形態では、優先度データと処
理時間データとにより、優先度の判定を行っているが、
処理時間データを優先度データとして用いるようにして
もよい。この場合、優先度判定回路50aは、図7
(a)に示すように、処理時間テーブル55,残り処理
時間レジスタ56,禁止回路58を省略し、デクリメン
タ57は、実行中処理優先度レジスタ53の格納値を操
作するように構成すればよい。
【0084】また、処理時間データ以外の優先度データ
を用い、且つ処理時間データによる比較を行わない場合
には、図7(b)に示す優先度判定回路50bのよう
に、優先度判定回路50aから、更にデクリメンタ57
を省略した構成とすればよい。また更に、図7(c)に
示す優先度判定回路50cのように、優先度判定回路5
0bから処理優先度テーブル52も省略し、優先度は、
処理要求と共に、要求元のCPUが設定するように構成
してもよい。この場合、周辺装置10aに実行させる処
理の順序を、外部から任意に変更することが可能とな
り、様々な制御方法に柔軟に対応できる装置を構成でき
る。
【0085】また、本実施形態では、マイコン2を構成
する各CPUは、周辺装置10aの使用状況を確認する
ことなく周辺装置10aに対する処理要求を行うように
されているが、第1実施形態と同様に、使用状況を確認
してから処理要求を行うようにしてもよい。
【0086】この場合、優先度判定回路50は、図5に
示したものから、処理優先度テーブル52,実行中処理
優先度レジスタ53,比較回路54を省略した構成と
し、禁止回路58には、新たな処理要求が発生しても、
残り処理時間が切替処理時間以下であれば、実行中の処
理を優先的に処理させればよい。 [第3実施形態]次に、第3実施形態について説明す
る。
【0087】本実施形態では、レジスタ部35及びレジ
スタ制御回路22の構成が、上記第1及び第2実施形態
と異なるだけであるため、これらの部分を中心に説明す
る。図8に示すように、本実施形態において、レジスタ
部35を構成するデータレジスタ部36は、データ入力
ポート群DIのポート数より多くのレジスタからなるレ
ジスタ群60と、データレジスタ部36のパスP0,P
1を、レジスタ制御回路22からの制御信号に従って、
レジスタ群60を構成する各レジスタに接続するポート
接続手段としてのスイッチ回路61と、レジスタ制御回
路22からの制御信号に従って、レジスタ群60の中か
ら、処理ユニット41へのデータの供給元となるレジス
タを選択して、その格納値を出力するスイッチ回路62
とを備えている。
【0088】一方、レジスタ制御回路22は、第1実施
形態にて説明した切替カウンタ63に加えて、通常処理
及び割込処理毎に、デコード回路25でのデコードによ
り得られるレジスタ番号(以下「指定レジスタ番号」と
いう)と、実際に使用するレジスタのレジスタ番号(以
下「格納レジスタ番号」という)との対応関係を表すレ
ジスタ管理テーブル64を備えている。
【0089】そして、レジスタ管理手段としてのレジス
タ制御回路22では、マイコン2からのアクセス要求に
対してデコード回路25が指定レジスタ番号を出力する
と、この指定レジスタ番号に基づいてレジスタ管理テー
ブル64を参照する。そして、指定レジスタ番号に対応
する格納レジスタ番号が登録されていなければ、空き
(未使用)レジスタを探して、そのレジスタ番号を格納
レジスタ番号として、先の指定レジスタ番号との対応関
係をレジスタ管理テーブル64に登録する。また、割込
処理の終了時には、レジスタ管理テーブル64からポー
トP1側の登録をクリアし、また、通常の処理が終了し
た際には、レジスタ管理テーブル64からポートP0側
の登録をクリアする。
【0090】このように、レジスタ管理テーブル64の
登録内容が変化した時には、その都度、登録内容に従っ
た対応関係が実現されるように制御信号を出力してスイ
ッチ回路61,62の再設定を行う。また、特に、スイ
ッチ回路62では、切替カウンタ63のカウント値が0
の時にパスP0側に登録されたレジスタ、切替カウンタ
63のカウント値が1の時にパスP1側に登録されたレ
ジスタが、それぞれ処理ユニット41へのデータの供給
元となるように設定を行う。
【0091】なお、制御レジスタ部37は、レジスタの
数が異なるだけで、データレジスタ部36と同様に構成
されている。以上説明したように、本実施形態によれ
ば、指定レジスタ番号と格納レジスタ番号との対応関
係、ひいてはレジスタ群60を構成する各レジスタと処
理ユニット41の入出力ポート群を構成する各ポートと
の対応関係が固定されておらず、この対応関係を任意に
設定できるため、レジスタ群60を構成するレジスタの
総数を、第1及第2実施形態の場合より少なくすること
ができる。
【0092】以上、本発明のいくつかの実施形態につい
て説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるもの
ではなく、様々な態様にて実施することが可能である。
例えば、上記実施形態では、特定のレジスタへのアクセ
スを処理要求とし、そのレジスタ番号により処理の種別
を特定するようにされているが、制御バス内に演算の開
始を指示する信号を設け、その信号をアクティブにする
ことにより、開始させてもよい。この場合、処理内容の
判別には、制御バス内の特定信号、又はデコード回路等
に設けたレジスタに格納されている処理内容を指定する
ためのデータを参照するようにすればよい。
【0093】また、上記実施形態では、特定レジスタへ
のアクセス要求を周辺装置10への処理要求として扱う
ようにしているが、制御バスCB内の特定の制御信号を
処理要求として扱うように構成してもよい。この場合、
実行すべき処理の種類は、処理要求を行う前に、別途設
けた手順指定用レジスタへの書き込みを行い、その書き
込み内容に基づいて特定すればよい。
【0094】更に、上記実施形態では、処理データ経路
設定部38により処理ユニット41がデータバスDB上
のデータを、レジスタ部35を介することなく入出力で
きるようにされているが、バスマスタとしての動作を行
わない場合には、この処理データ経路設定部38を省略
して構成すればよい。
【0095】また更に、上記実施形態では、レジスタ部
35がデータレジスタ部36と制御レジスタ部37とに
より構成されているが、制御情報やステータス情報を必
要としない場合、制御レジスタ部37を省略して、レジ
スタ部35をデータレジスタ部36のみにより構成して
もよい。
【0096】また、上記実施形態では、実行中の処理を
一つしか中断させることができないが、レジスタ群RG
iや退避レジスタ28を複数設けることにより、複数の
処理を中断させることができるように構成してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施形態の周辺装置の全体構成を表すブ
ロック図である。
【図2】 データレジスタ部の構成を表すブロック図で
ある。
【図3】 デコード回路が実行する処理の内容を表すフ
ローチャートである。
【図4】 第2実施形態の周辺装置の全体構成を表すブ
ロック図である。
【図5】 デコード回路に設けられた優先度判定回路の
構成を表すブロック図である。
【図6】 第2実施形態においてデコード回路が実行す
る処理の内容を表すフローチャートである。
【図7】 優先度判定回路の他の構成例を表すブロック
図である。
【図8】 第3実施形態におけるデータレジスタ部の構
成を表すブロック図である。
【図9】 従来装置の概略構成を表すブロック図であ
る。
【図10】 従来装置の問題点、及び本発明の効果を表
す説明図である。
【符号の説明】
2…マイコン、10,10a…周辺装置、20,20a
…制御部、21…データパス制御回路、22…レジスタ
制御回路、23…処理ユニット制御回路、24…シーケ
ンス回路、25,25a…デコード回路、26…シーケ
ンサ群、27…実行カウンタ、28…退避レジスタ、3
0…データパス部、31…格納データ経路設定部、3
2,33,39,43,61,62…スイッチ回路、3
4,40,42…セレクタ、35…レジスタ部、36…
データレジスタ部、37…制御レジスタ部、38…処理
データ経路設定部、41…処理ユニット、50,50a
〜50c…優先度判定回路、51…ホールド制御回路、
52…処理優先度テーブル、53…実行中処理優先度レ
ジスタ、54…比較回路、55…処理時間テーブル、5
6…残り処理時間レジスタ、57…デクリメンタ、58
…禁止回路、60…レジスタ群、63…切替カウンタ、
64…レジスタ管理テーブル、DB…データバス、AB
…アドレスバス、CB…制御バス、CI…制御入力ポー
ト群、CO…制御出力ポート群、DI…データ入力ポー
ト群、DO…データ出力ポート群、P0…通常パス、P
1…補助パス、RG1…第1レジスタ群、RG2…第2
レジスタ群
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B014 EB03 FA04 FB02 FB03 GC06 GD05 GD07 GD12 GD13 GD22 GD23 GD35 HA04 HA07 HC03 5B077 AA16 AA28 BA02 BA03 BA04 BA07 DD05 DD22 NN02 5B098 AA05 BA12 BB06 BB08 DD03

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 実行可能な複数の単位処理の中から指定
    された単位処理を実行する単位処理実行部と、 外部からアクセス可能に構成され、前記単位処理実行部
    で使用或いは生成されるデータを格納する複数のレジス
    タを備えたレジスタ部と、 外部からの処理要求を受け付けると、該処理要求に対応
    する手順に従って、前記単位処理実行部に実行させる単
    位処理を順次指定する制御を行う実行制御部と、 を備え、前記単位処理を組み合わせてなる一連の処理を
    実行する周辺装置であって、 先に受け付けた処理要求に基づく一連の処理の実行中
    に、新たな処理要求が発生した場合、前記実行制御部
    に、実行中の制御を中断させて新たな処理要求を受け付
    けさせる割込処理実行手段と、 該割込処理実行手段により前記実行制御部の制御が中断
    した時に、該制御に対応する手順の中断地点を表すデー
    タ、及び該制御に関わりのある各レジスタの格納値を少
    なくとも含んだ中断情報を保持する中断情報保持手段
    と、 前記実行制御部が実行中の制御を終了した時に、前記中
    断情報保持手段により中断情報が保持されていれば、該
    中断情報に従って、前記割込処理実行手段によって中断
    された制御を前記実行制御部に再開させる中断処理再開
    手段と、 を設けたことを特徴とする周辺装置。
  2. 【請求項2】 前記レジスタ部は、 同一構成を有する複数のレジスタ群と、 該レジスタ群のいずれかを選択して、前記単位処理実行
    部からのアクセスを可能とする選択回路と、 からなり、 前記中断情報保持手段は、前記実行制御部が実行中の制
    御を中断すると、未使用のレジスタ群が選択されるよう
    に前記選択回路の設定を切り替えることにより、先に選
    択されていたレジスタ群に前記中断情報を保持させ、 前記中断処理再開手段は、中断されていた制御を前記実
    行制御部に再開させる前に、前記中断情報を保持するレ
    ジスタ群が選択されるように前記選択回路の設定を切り
    替えることを特徴とする請求項1記載の周辺装置。
  3. 【請求項3】 前記レジスタ部は、 前記単位処理実行部からのアクセスが可能な実行レジス
    タ群と、 前記単位処理実行部からのアクセスが不可能な退避レジ
    スタ群と、 からなり、 前記中断情報保持手段は、前記実行制御部が実行中の制
    御を中断すると、前記実行レジスタ群の格納値を前記退
    避レジスタ群に退避させることにより、前記退避レジス
    タ群に前記中断情報を保持させ、 前記中断処理再開手段は、中断されていた制御を前記実
    行制御部に再開させる前に、前記退避レジスタ群に退避
    されている前記中断情報を前記実行レジスタ群に復帰さ
    せることを特徴とする請求項1記載の周辺装置。
  4. 【請求項4】 前記レジスタ部は、 当該レジスタ部とのデータ入出力のために前記単位処理
    実行部に設けられた入出力ポートの総数より多くのレジ
    スタからなるレジスタ群と、 該レジスタ群を構成する各レジスタを、前記単位処理実
    行部の任意の入出力ポートに接続するポート接続手段
    と、 からなり、 前記実行制御部は、 実行中及び中断中の各制御毎に、前記入出力ポートと該
    入出力ポートに接続するレジスタとの対応関係を示すレ
    ジスタ管理テーブルと、 前記制御の開始時に該制御に使用するレジスタの割当、
    及び前記制御の終了時に該制御で使用されていたレジス
    タの解放を行い、前記レジスタ管理テーブルを更新する
    レジスタ管理手段と、 を備え、 前記中断情報保持手段及び中断処理再開手段は、前記レ
    ジスタ管理テーブルに従って、前記ポート接続手段の設
    定を切り替えることを特徴とする請求項1記載の周辺装
    置。
  5. 【請求項5】 前記実行制御部は、前記制御の手順が1
    段階進む毎にカウントされる実行カウンタを備えてお
    り、 前記中断情報保持手段は、前記実行制御部にて制御が中
    断された時の前記実行カウンタのカウント値を、前記手
    順の中断地点を表すデータとして保持することを特徴と
    する請求項1ないし請求項4いずれか記載の周辺装置。
  6. 【請求項6】 前記実行制御部にて実行中の制御が終了
    するまでに要する残り処理時間が、所定の規定時間より
    短い場合に、前記割込処理実行手段の動作を禁止する割
    込処理禁止手段を設けたことを特徴とする請求項1ない
    し請求項5いずれか記載の周辺装置。
  7. 【請求項7】 前記規定時間は、実行中の制御を中断し
    てから、新たな処理要求に基づく制御を開始するまでに
    要する切替時間に基づいて設定されていることを特徴と
    する請求項6記載の周辺装置。
  8. 【請求項8】 前記単位処理実行部にて実行される各単
    位処理の処理時間が一定であり、 前記残り処理時間及び前記規定時間を、前記実行制御部
    が実行する手順のステップ数を用いて表すことを特徴と
    する請求項6又は請求項7記載の周辺装置。
  9. 【請求項9】 前記実行制御部にて実行中の制御と、該
    制御の実行中に新たに発生した処理要求に基づく制御と
    で、それぞれに付与された優先度を比較し、実行中の制
    御の優先度の方が高い場合に、前記割込処理実行手段の
    動作を禁止する優先度比較手段を設けたことを特徴とす
    る請求項1ないし請求項8いずれか記載の周辺装置。
  10. 【請求項10】 前記優先度は、前記処理要求に基づい
    て実行される制御の全処理時間に従って設定されている
    ことを特徴とする請求項9記載の周辺装置。
  11. 【請求項11】 前記優先度は、前記処理要求と共に外
    部から付与されることを特徴とする請求項9記載の周辺
    装置。
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