JP2004060968A - レンジフード - Google Patents

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Abstract

【課題】排気ガス等の屋外への排出が確実にでき、上昇気流の不足を補い、壁表面の油汚れを抑制することができて、密閉性の高いキッチンにおいても十分な給気を行えるレンジフードを提供する。
【解決手段】油煙や水蒸気等を含む空気または排気ガスを屋外に排出するために、室内壁30に取り付けられるフード本体11と、このフード本体11の下端に開口して、排気ガスを取り込むフード12と、フード本体11内に組み込まれて屋外に開口させた排気ダクト20が排出口に接続される排気ファン13とを備えたレンジフード10であって、フード本体11内であって排気ファン13の背面側に前記油煙を含む空気または排気ガスのためのバイパス通路14を形成し、このバイパス通路14の一端側を排気ファン13の排出口13bに連通させるとともに、バイパス通路14の他端をフードの壁30側部分に開口させ、バイパス通路14の他端側に電動ファン18を設けたこと。
【選択図】図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、調理台上での煮炊きによって生じた油煙等を含む空気または排気ガスを屋外に排出するためのレンジフードに関するものである。
【0002】
なお、キッチンで使用される調理台としては、都市ガス等の燃料ガスを燃焼させて熱源を得る結果炭酸ガスが発生するものと、電磁調理を行うもののように、燃料ガスの代わりに電力を使用するため炭酸ガスは発生しないが、調理をすることから油煙や臭気を含む水蒸気は発生するものとがある。このため、以下では、燃料ガスを燃焼させる調理機器の場合には、「油煙等を含む排気ガス」といい、電磁調理機器のように、電気を使用する調理機器の場合には、「油煙等を含む空気」ということとする。
【0003】
【従来の技術】
レンジフードとしては種々なものが提案されているが、その基本構成は、フード本体内に組み込んだ排気ファンにより、煮炊きによって生じた油煙や水蒸気を含む空気または排気ガスを吸引し、これを排気ダクトを通して屋外に排出するようにしたことであり、その際に、排気ガスを、調理台の上方にて下方に向けて大きく開口させたフードによって捕捉するようにしたことである。
【0004】
ところで、近年においては電気を利用した所謂「電磁調理機器」も発達してきていて、ガスを燃焼させることにより調理に必要な熱源とする調理台とともに、よく使われるようになってきている。この電磁調理機器では、炭酸ガスを含む排気ガスは発生しないが、煮炊きによって油煙や臭気を含んだ水蒸気は生じるので、これらの油煙等は屋外に排出しなければならないことは当然である。
【0005】
また、この種の電磁調理機器では、ガスを燃焼させるのではないから、燃焼用空気は必要がない反面、ガス等を燃焼させた排気ガスのような十分な上昇気流を形成することができないものである。つまり、電磁調理機器を使用した場合には、煮炊きによって生じた油煙や水蒸気は、その全てがレンジフードまで届くということはなく、キッチン内に拡散してしまうことが多い。特に、レンジフードのための消防法の規定では、鍋やフライパンからレンジフードまでの高さは80cm以上と決められていることから、この油煙等を含む空気の室内拡散は避けられない状況にある。
【0006】
そして、上記した基本構成のレンジフードでは、当然のことながら、その排気ファンの構造が重要になる。つまり、静かで吸引力が強い排気ファンが必要になるのであるが、出願人もこの種のレンジフードにおいて使用するのに適した排気ファンを、例えば特許第260928号等の技術において、またこれに関連したフードについても、特許第2920494号、特許第2920494号あるいは特許第3277250号等の技術において種々提案してきている。
【0007】
出願人のこれらの技術によって、この種のレンジフードにおける吸気は、相当高い状態で行うことができてきたのであるが、上述した電磁調理器における上昇気流の不足状態を如何にするかの他に、まだまだキッチンでの解決しなければならない問題は多い。例えば、「清掃」の問題や、近年のように気密性が高まってきた住宅における「給気」の問題である。
【0008】
まず、「清掃」について見てみると、キッチンで発生する排気ガス中には、上述しているように「油煙」を含んでいる。この油煙は、油を使って揚げ物や炒め物を作るときに発生するが、この油煙が液化して部屋の壁やフードを汚すのである。特に、図1に示したような調理台の向こう側の室内壁は、フライパン等に近くなるため、「油汚れ」が付着し易い部分となっているのである。この「油汚れ」は、非常に頑固なもので、その清掃にはどこの家庭でも苦労しているものである。
【0009】
一方、「給気」についてみてみると、気密性の高まってきている部屋(キッチン)では、燃焼に使われる新鮮な空気を導入することは、特別な設備をしないとできないことである。勿論、気密性の高いままのキッチンで煮炊きをすれば、強力なレンジフードがあっても、燃焼のための新鮮空気はそのキッチン内から供給しなければならず、その分、調理台上にて生じた排気ガスがキッチン内に広げられてしまうということにもなる。
【0010】
特に、近年の集合住宅におけるように、気密性の非常に高いキッチンでは、給気ファンの力や自然対流のみによっての給気や排気は、高気密であるが故に、非常にむずかしいものとなってきているのである。
【0011】
そこで、本発明者は、電磁調理機器を使用する場合の上昇気流の不足を補うことができて、室内壁への油汚れの付着をできるだけ少なくでき、しかも特別な設備がなくても、煮炊きのための給気をも行えるレンジフードとするにはどうしたらよいか、について種々検討を重ねてきた結果、排気ダクトから排出される排気ガスは炭酸ガスや水蒸気だけではなく、その中には室内空気の一部も混入していることに気づき、本発明を完成したのである。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、この種のレンジフードにおける上述した実状に鑑みてなされたもので、その解決しようとする課題は、水蒸気等を含む空気または排気ガスの屋外への排出が確実にできることは勿論、上昇気流の不足を補ってフード内への導きを十分に行うことができ、室内壁表面への油汚れの付着を抑制することができて、しかも密閉性の高いキッチンにおいても十分な給気を行うことのできるレンジフードを提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
以上の課題を解決するために、本発明の採った手段は、後述する実施の形態の説明中において使用する符号を付して説明すると、
「調理台40上での煮炊きによって生ずる油煙や水蒸気等を含む空気または排気ガスを屋外に排出するために、室内壁30に取り付けられるフード本体11と、このフード本体11の下端に開口して、排気ガスを取り込むフード12と、フード本体11内に組み込まれて屋外に開口させた排気ダクト20が排出口に接続される排気ファン13とを備えたレンジフード10であって、
フード本体11内であって排気ファン13の背面側に前記油煙を含む空気または排気ガスのためのバイパス通路14を形成し、このバイパス通路14の一端側を排気ファン13の排出口13bに連通させるとともに、バイパス通路14の他端をフードの壁30側部分に開口させ、
さらに、バイパス通路14の他端側に電動ファン18を設けたことを特徴とするレンジフード10」
である。
【0014】
すなわち、このレンジフード10は、図1に示すように、そのフード本体11内にバイパス通路14を形成しておいて、このバイパス通路14の一端を排気ファン13の排出口13bに接続するとともに、他端を、図3にも示すように、吹出し口14aによって開口させ、そして、このバイパス通路14の他端側に、図1〜図5に示すように、電動ファン18を設けるようにしたものである。
【0015】
これにより、このレンジフード10を作動させた場合には、排気ファン13によって調理台40上の空気が吸引されることになるから、まず、調理台40上での煮炊きによって生じた油煙、臭気あるいは水蒸気を含む空気、または燃料(ガス)を燃焼させるタイプのものであっては炭酸ガスを含む排気ガスは、下方に向けて開口しているフード12によって捕捉されてフード本体11内に取り込まれ、排気ファン13の排気力によって室外に開口している排気ダクト20から外部に排出されることが、その基本作動となるのである。
【0016】
勿論、このレンジフード10においても、一般的なレンジフードのように、フード本体11内に油煙を捕捉するためのフィルター15が設けてあり、このフィルター15によっても、調理台40から立ち上る油煙を含む空気、あるいは排気ガス中から、油煙の大部分を除去することになるものである。
【0017】
以上のような排気ガスの流れにおいて、本発明に係るレンジフード10では、一端側が排気ファン13の排出口13bに連通するとともに、他端がフードの壁30側部分に吹出し口14aとして開口させてあるバイパス通路14が形成してあったから、排気ファン13によって吸引された油煙を含む空気あるいは排気ガスの一部がこのバイパス通路14内へと流れ、調理台40上に開口している各吹出し口14aから調理台40上へと供給されるのである。
【0018】
このとき、各吹出し口14aの内側となるバイパス通路14内には、図1等に示すように、電動ファン18が設けてあり、この電動ファン18は、バイパス通路14内にて作動して、排気ファン13によって吸引された油煙を含む空気あるいは排気ガスの一部を各吹出し口14aに向けて送り出すのである。
【0019】
そして、各吹出し口14aは、図3にも示すように、室内壁30の前面(室内側面)にも開口させてあるから、図1及び図4中の右側点々矢印にて示すように、各吹出し口14aから調理台40上に向けて供給することになる。この供給は、上述した電動ファン18の作動によって助長されて、排気ファン13だけの力によるものではないから、例えば横からの室内空気の流れによっては、この右側点々矢印で示した気流は乱れることなく、確実に調理台40に向かうことになるのである。
【0020】
各吹出し口14aから調理台40上に向けて供給された空気あるいは排気ガスは、未だ潜熱を有する状態にあるから、図1または図4中の黒抜き矢印にて示すように、一種の上昇気流を形成する。従って、調理台40が電磁調理器であって、排気ガスによる十分な強さの上昇気流を発生しないものであっても、各吹出し口14aから供給されてきた空気あるいは排気ガスは、フード12内に完全に導かれることになるのである。
【0021】
また、各吹出し口14aから調理台40上に向けて供給された空気あるいは排気ガスは、室内壁30の前面に一種のエアカーテンを作りながら流れ下ることにもなる。この結果、調理台40上のフライパン等から生じた油煙は、このエアカーテンに阻止されて室内壁30表面に直接接触することがなく、室内壁30表面に付着することがないのである。このため、このレンジフード10を作動させれば、少なくとも室内壁30の表面に油による汚れが付着することがなく、室内壁30の清掃をある程度まで省略することができることになるのである。
【0022】
以上のことは、調理台40として、近年増加してきている「電磁調理機器」が採用された場合には非常に重要である。電磁調理機器では、燃焼のための空気が必要ではないが、電磁調理によって油煙が発生することは当然である。この油煙が室内壁30に直接接触しないようにできることは、キッチンを清潔に保ち、かつ清掃を省略できることに繋がるため、重要な作用となる。
【0023】
また、各吹出し口14aからは、空気を含む排気ガスの一部が調理台40側へと供給されることにもなるのであるから、調理台40が燃料ガスを燃焼させるタイプのものでは、この調理台40で必要な酸素の一部が供給されるということになる。換言すれば、当該レンジフード10を設置したキッチンに特別な空気取り入れ口や装置を設置しなくても、調理台40で必要な燃焼用空気の供給を当該キッチンの密閉性を保ちながら十分行うことができるのである。
【0024】
従って、本発明に係るレンジフード10は、油煙等を含む排気ガスの屋外への排出ができることは勿論、室内壁30表面への油汚れの付着を抑制することができて、しかも密閉性の高いキッチンにおいても十分な給気を行えるものとなっているのである。
【0025】
なお、このレンジフード10については、その排気ファン14の排出口13b内に、バイパス通路14内への空気または排気ガスの送り込みを調整するシャッター16を設けることもなされる。
【0026】
すなわち、このシャッター16を設けたレンジフード10では、シャッター16による空気または排気ガスのバイパス通路14内への送り込み量の調整が行えるようにしたものであるが、このシャッター16の開度(排気ダクト20側への空気または排気ガス導出の度合い)は、例えば、フード本体11の前面下方かフード12の下面に設けた調整ダイアルによって調整できるようにしたものである。勿論、このシャッター16は、排気ファン14の排出口13b内に設けるのが、最も簡単であり、また当該レンジフード10を完成された商品として一つ梱包物に纏めることができて有利である。
【0027】
このようなシャッター16があれば、そのキッチンの気密性に応じてその開度を調整することにより、油煙を内出する流れを形成する空気、または調理台40で必要な燃焼用空気の供給を十分に行える。例えば、冬季のように、冷たい外気の導入を極力抑えたいときには、このシャッター16の開度を最大限にすればよく、また台風等の強風時には、このシャッター16の開度を最小限にすればよいのであり、その他の場合は適宜調整するればよいのである。
【0028】
従って、このシャッター16を設けたレンジフード10は、シャッター16によってバイパス通路14内への油煙を含む空気または排気ガスの送り込みを調整し得るものとなっているのである。
【0029】
さらに、このレンジフード10については、そのバイパス通路14内に、空気または排気ガス中の臭気や炭酸ガスを吸収するバイパスフィルター17を設けることもなされる。
【0030】
すなわち、このバイパスフィルター17を設けたレンジフード10では、バイパス通路14内のバイパスフィルター17によって排気ガス中の臭気や炭酸ガスを吸収するようにしたものであり、これによって、調理台40側に戻ってくる空気中の臭気や炭酸ガスをできるだけ吸収させておくものである。従って、このレンジフード10は、バイパスフィルター17によってキッチン内への臭気や炭酸ガス等の戻りを極力防止し得るものとなっているのである。
【0031】
【発明の実施の形態】
次に、上記のように構成した各請求項に係る発明を、図面に示した実施の形態であるレンジフード10について説明するが、この実施形態のレンジフード10では、燃料ガスを燃焼させる調理機器の場合には、「油煙等を含む排気ガス」が発生し、電磁調理機器のように、電気を使用する調理機器の場合には、「油煙等を含む空気」が流れるのであるが、いずれの場合も、排気ファン13によって吸引されるものを「排気ガス」ということとする。
【0032】
まず、図1または図4には、キッチンの室内壁30前面側に設置した調理台40と、その上方であって室内壁30の前面側に取り付けた本発明に係るレンジフード10の断面図が示してある。このレンジフード10は、調理台40上での煮炊きによって生ずる水蒸気等を含む空気または排気ガスを屋外に排出するためのもので、室内壁30に取り付けられるフード本体11と、このフード本体11の下端に開口して、排気ガスを取り込むフード12と、フード本体11内に組み込まれて屋外に開口させた排気ダクト20が排出口に接続される排気ファン13とを備えている。
【0033】
なお、このレンジフード10は、そのフード12内に油煙の捕捉を行うフィルター15を有したものであり、これによって油煙の内の大部分を液化して除去するものである。実施形態のレンジフード10では、捕捉した油煙を液化した後はドレン中に導き、ある程度溜めておくようしてある。
【0034】
そして、このレンジフード10においては、図1または図4に示したように、フード本体11内であって排気ファン13の背面側にバイパス通路14が形成してあり、このバイパス通路14は、その一端側を排気ファン13の排出口13bに連通させるとともに、その他端をフードの壁30側部分に形成した吹出し口14aに連通させてある。このバイパス通路14は、調理台40で煮炊きをすることによって生じた油煙を含む空気または排気ガスを排気ファン13によって吸引した後に、その一部を再び調理台40上側に戻すものである。このバイパス通路14の調理台40側端部には、図3に示したように、複数の吹出し口14aが形成してあって、これら各吹出し口14aはできるだけ室内壁30の室内側面に近接するようにしてある。
【0035】
また、このレンジフード10では、バイパス通路14の前流側であって排気ファン13の後流側になる排出口13b内にシャッター16が設けてあり、このシャッター16は、バイパス通路14内への油煙を含む空気または排気ガスの送り込みを調整するものである。このシャッター16としては、種々なものが適用できるが、排気ファン13の作動と同時に、その調整された開度となるようなものであるとよい。
【0036】
さらに、各吹出し口14aの内側となるバイパス通路14内には、図1、図2、図4及び図5に示すように、電動ファン18が設けてあり、この電動ファン18は、バイパス通路14内にて作動して、排気ファン13によって吸引された空気あるいは排気ガスの一部を各吹出し口14aに向けて送り出すものである。
【0037】
この電動ファン18及びこれが装着されるバイパス通路14は、図2に示したようにユニット化されるものであり、排気ファン13のためのカバーの役目も果たすものとされるのである。この場合、各吹出し口14aの内側となる部分には、結露捕集装置19が設けられるのであり、この結露捕集装置19によって各吹出し口14aから吹き出されるべき排気ガス内の水分が捕集されるのである。
【0038】
そして、このレンジフード10では、図1中の点線にて示したように、そのバイパス通路14内に、空気または排気ガス中の臭気や炭酸ガスを吸収するバイパスフィルター17を設けることもなされる。このバイパスフィルター17は、活性炭等の多孔質物質を採用して、排気ガス中に含まれる炭酸ガスや臭気を吸収するものである。
【0039】
本実施形態のレンジフード10では、図1、図4及び図5に示したように、フード本体11の前面側に第2バイパス通路50が形成してあり、この第2バイパス通路50内に、バイパス通路14内の電動ファン18と同様な電動ファン51が設けてある。そして、この第2バイパス通路50は、図1等に示すように、上端を排気ファン13の排出口側に開口させ、下端をフード12の上面に開口させたものである。
【0040】
この第2バイパス通路50からは、排気ファン13によって吸引されて排出される空気または排気ガスの一部が、図1及び図4中の左側点々矢印にて示したように流れることになるのである。これにより、調理台40がガスを燃焼させるものである場合の燃焼用空気あるいは排気ガスの供給により、「エアカーテン効果」が発揮されることになるのである。この場合、第2バイパス通路50内の電動ファン51によってこのエアカーテン効果はより一層確実なものとされるのである。
【0041】
なお、図4に示した第2バイパス通路50では、その上端部側にスリット52が形成してあって、このスリット52からレンジフード10外の空気も吸い込めるようにしてある。つまり、このスリット52は、第2バイパス通路50内での燃焼用空気あるいは排気ガスの流れによって外気を吸い込み得るようにするものであり、エアーカーテン効果をより一層確実にするのである。
【0042】
【発明の効果】
以上、詳述した通り、本発明においては、上記実施形態にて例示した如く、
「調理台40上での煮炊きによって生ずる油煙や水蒸気等を含む空気または排気ガスを屋外に排出するために、室内壁30に取り付けられるフード本体11と、このフード本体11の下端に開口して、排気ガスを取り込むフード12と、フード本体11内に組み込まれて屋外に開口させた排気ダクト20が排出口に接続される排気ファン13とを備えたレンジフード10であって、
フード本体11内であって排気ファン13の背面側に前記空気または排気ガスのためのバイパス通路14を形成し、このバイパス通路14の一端側を排気ファン13の排出口13bに連通させるとともに、バイパス通路14の他端をフードの壁30側部分に開口させ、
さらに、バイパス通路14の他端側に電動ファン18を設けたこと」
にその主たる構成上の特徴があり、これにより、水蒸気等を含む空気または排気ガスの屋外への排出ができることは勿論、上昇気流の不足を補ってフード12内への導きを十分に行うことができ、室内壁30表面への油汚れの付着を抑制することができて、しかも密閉性の高いキッチンにおいても十分な給気を行うことのできるレンジフード10を提供することができるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るレンジフードの断面図である。
【図2】同レンジフードを構成している電動ファン部分をユニット化した状態を示す部分断面図である。
【図3】同レンジフードの底面図である。
【図4】本発明の他の例に係るレンジフードの断面図である。
【図5】同レンジフードの部分拡大断面図である。
【符号の説明】
10  レンジフード
11  フード本体
12  フード
13  排気ファン
13a 吸引口
13b 排出口
14  バイパス通路
14a 吹出し口
15  フィルター
16  シャッター
17  バイパスフィルター
18  電動ファン
19  結露捕集装置
20  排気ダクト
30  室内壁
40  調理台
50  第2バイパス通路
51  電動ファン
52  スリット

Claims (1)

  1. 調理台上での煮炊きによって生ずる油煙や水蒸気等を含む空気または排気ガスを屋外に排出するために、室内壁に取り付けられるフード本体と、このフード本体の下端に開口して、前記空気または排気ガスを取り込むフードと、前記フード本体内に組み込まれて屋外に開口させた排気ダクトが排出口に接続される排気ファンとを備えたレンジフードであって、
    前記フード本体内であって前記排気ファンの背面側に前記油煙を含む空気または排気ガスのためのバイパス通路を形成し、このバイパス通路の一端側を前記排気ファンの排出口に連通させるとともに、前記バイパス通路の他端を前記フードの壁側部分に開口させ、
    さらに、前記バイパス通路の他端側に電動ファンを設けたことを特徴とするレンジフード。
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