JP2004059126A - ラベル貼付方法及びそれに用いられるラベル貼付機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】冷凍容器WにラベルRを貼付するラベル貼付方法であって、冷凍容器Wのラベル貼付部位に付着した霜、水分等の異物を除去する除去工程18と、除去工程18の後、ラベル貼付部位を乾燥させる乾燥工程34と、乾燥工程34の後、ラベルRをラベル貼付部位にヒートシールするヒートシール工程162とを含むことを特徴とする。
【選択図】 図3
Description
【発明の属する技術分野】
本願発明は、ラベル貼付方法及びそれに用いられるラベル貼付機に関し、特に、氷菓子等の冷凍食品、その他の冷凍品が入った冷凍容器へラベルを貼付するのに好適なラベル貼付方法及びそれに用いられるラベル貼付機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、かき氷の中にフルーツを入れて凍結させた氷菓子等の冷凍容器には、プラスチック製のものが多用され、該冷凍容器には、内容物の内訳、数量、賞味期限、製造年月日、商標等の種々の文字、図柄等が表記される。これらの表記事項は、通常、予め該表記事項を印刷した粘着ラベルがラベル貼付機により貼付されることによって表記されるのが一般的である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、冷凍容器の表面には、霜、水分が付着しているため、冷凍容器の表面に粘着ラベルを貼付すると、霜、水分により粘着ラベルの粘着力が低下して粘着ラベルに皺や浮きが発生し、粘着ラベルがカールしたり剥がれ易くなる。つまり、従来のラベル貼付方法では、冷凍容器の表面にラベルを確実に貼付することが困難なものであった。しかも、粘着ラベルが貼付されたまま放置されると、水分が粘着層に吸収され、粘着層が白濁する恐れがある。この場合、特に、プラスチック製の冷凍容器の透明部分でこの白濁が目立ち、冷凍容器の美観を悪くするという不具合が生じる。
【0004】
それゆえに、本願発明の主たる目的は、冷凍容器にラベルを効率良く確実に貼付することができる、ラベル貼付方法及びそれに用いられるラベル貼付機を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1にかかる本願発明は、冷凍容器にラベルを貼付するラベル貼付方法であって、冷凍容器のラベル貼付部位に付着した霜、水分等の異物を除去する除去工程と、除去工程の後、ラベル貼付部位を乾燥させる乾燥工程と、乾燥工程の後、ラベルをラベル貼付部位にヒートシールするヒートシール工程とを含むことを特徴とする、ラベル貼付方法である。
請求項2にかかる本願発明は、請求項1にかかる発明に従属するラベル貼付方法であって、除去工程は、アルコールを含む異物除去液をラベル貼付部位に吹付ける工程と、ラベル貼付部位に付着した異物を掻き取る工程とを含み、乾燥工程は、ラベル貼付部位に温風を吹付ける工程を含むことを特徴とする、ラベル貼付方法である。
請求項3にかかる本願発明は、容器本体および蓋部を有する冷凍容器に帯状のラベルを貼付するラベル貼付方法であって、容器本体の胴部のラベル貼付部位にアルコールを含む異物除去液を吹付けて、容器本体の胴部のラベル貼付部位に付着した霜、水分等の異物を除去する除去工程と、ラベルの長手方向の中間部を蓋部の上面に仮着するラベル仮着工程と、胴部のラベル貼付部位に温風を吹き付けて、ラベル貼付部位を乾燥させる乾燥工程と、ラベルの長手方向の一方側および他方側を容器本体の胴部側へ折り曲げるラベル折り曲げ工程と、ラベル折り曲げ工程の後、容器本体の胴部側へ折り曲げられたラベルをさらに胴部側へ押圧する押圧工程と、押圧工程の後、ラベルを胴部のラベル貼付部位にヒートシールするヒートシール工程とを含むことを特徴とする、ラベル貼付方法である。
請求項4にかかる本願発明は、冷凍容器にラベルを貼付するラベル貼付機であって、冷凍容器を所望する搬送方向に搬送する搬送手段と、搬送手段により冷凍容器が搬送される搬送経路の近傍に配置され、冷凍容器のラベル貼付部位に付着した霜、水分等の異物を除去する除去手段と、除去手段よりも下流側に配置され、ラベル貼付部位を乾燥させる乾燥手段と、乾燥手段よりも下流側に配置され、ラベルをラベル貼付部位にヒートシールするヒートシール手段とを含むことを特徴とする、ラベル貼付機である。
請求項5にかかる本願発明は、容器本体および蓋部を有する冷凍容器に帯状のラベルを貼付するラベル貼付機であって、冷凍容器を所望する搬送方向に搬送する搬送装置と、搬送装置により冷凍容器が搬送される搬送経路の近傍に配置され、容器本体の胴部のラベル貼付部位にアルコールを含む異物除去液を吹付けて、容器本体の胴部のラベル貼付部位に付着した霜、水分等の異物を除去する除去装置と、除去装置よりも下流側に配置され、ラベルの長手方向の中間部を蓋部の上面に仮着するラベル仮着装置と、胴部のラベル貼付部位に温風を吹き付けて、ラベル貼付部位を乾燥させる乾燥装置と、ラベル仮着装置よりも下流側に配置され、ラベルの長手方向の一方側および他方側を容器本体の胴部側へ折り曲げるラベル折り曲げ装置と、ラベル折り曲げ装置よりも下流側に配置され、容器本体の胴部側へ折り曲げられたラベルをさらに胴部側へ押圧する押圧装置と、押圧装置よりも下流側に配置され、ラベルを胴部のラベル貼付部位にヒートシールするヒートシール装置とを含むことを特徴とする、ラベル貼付機である。
【0006】
[作用]
請求項1にかかる本願発明では、それぞれ、除去工程により、冷凍容器のラベル貼付部位に付着した霜、水分等の異物が除去される。さらに、乾燥工程により、該ラベル貼付部位が速やかに乾燥される。それから、該ラベル貼付部位には、ヒートシール工程により、ラベルがヒートシールされる。そのため、請求項1にかかる本願発明では、従来例と比べて、ラベルに皺や浮きが発生する恐れがなく、確実にラベルを冷凍容器のラベル貼付部位に貼付することができる。
請求項2にかかる本願発明では、除去工程が、アルコールを含む異物除去液をラベル貼付部位に吹付ける工程を含むため、該異物除去液の取扱いが容易で、アルコールの沸点が低いことに起因して、水分を除去した後のラベル貼付部位の乾燥が早く、ラベルの貼付作業を迅速に行なう上で好ましいものとなる。この場合、冷凍容器のラベル貼付部位は、アルコールを含む異物除去液で洗浄・清浄されるため、ラベル貼付部位を傷つけることなく、該ラベル貼付部位に付着した微小な異物も効率良く除去することができる。また、除去工程が、ラベル貼付部位に付着した異物を掻き取る工程を含むため、冷凍容器のラベル貼付部位に付着した霜等の異物を機械的に且つ強制的に掻き取って除去することができる。さらに、請求項2にかかる本願発明では、ラベル貼付部位に温風を吹付ける工程が含まれるため、該ラベル貼付部位の乾燥がさらに早まる。しかも、温風を吹付ける工程なので、複雑な装置を用いることなく、簡単に該ラベル貼付部位を乾燥させることができる。
請求項3にかかる本願発明では、請求項1および請求項2にかかる発明と比べて、容器本体および蓋部を有する冷凍容器に帯状のラベルが貼付される。この場合、除去工程により、容器本体の胴部のラベル貼付部位にアルコールを含む異物除去液が吹付けられるため、該ラベル貼付部位に付着した霜、水分等の異物が除去される。そして、ラベル仮着工程により、ラベルの長手方向の中間部が蓋部の上面に仮着される。また、乾燥工程により、該胴部のラベル貼付部位に温風が吹き付けられて、胴部のラベル貼付部位が乾燥される。さらに、ラベル折り曲げ工程により、ラベルの長手方向の一方側および他方側が容器本体の胴部側へ折り曲げられる。そして、容器本体の胴部側へ折り曲げられたラベルは、ラベル押圧工程により、胴部側へさらに押圧される。そのため、ラベルは、容器本体の胴部のラベル貼付部に接近し、次のヒートシール工程におけるラベルのヒートシールが正確に行なえる。それから、該ラベルは、ヒートシール工程により、胴部のラベル貼付部位にヒートシールされる。
また、請求項3にかかる本願発明では、帯状のラベルの長手方向の中間部が蓋部に仮着され、長手方向の両方側が容器本体の胴部のラベル貼付部にヒートシールされるため、該帯状のラベルは、蓋部の上面および容器本体の胴部にわたって巻き付けられるように貼付される。つまり、帯状のラベルは、冷凍容器の蓋部が容器本体から不用意に外れないように、容器本体に蓋部を閉塞する機能も兼ね備えるものである。
請求項4にかかる本願発明では、搬送手段により、冷凍容器が所望する搬送方向に搬送される。搬送経路の近傍に配置された除去手段により、冷凍容器のラベル貼付部位に付着した霜、水分等の異物が除去される。除去手段よりも搬送方向の下流側に配置された乾燥手段により、ラベル貼付部位が乾燥される。乾燥手段よりも搬送方向の下流側に配置されたヒートシール手段により、ラベルがラベル貼付部位にヒートシールされる。そのため、請求項4にかかる本願発明では、搬送経路に沿って連続的に搬送される冷凍容器のラベル貼付部位に、より確実に且つより効率的にラベルを貼付することができる。
請求項5にかかる本願発明では、請求項4にかかる発明と比べて、容器本体および蓋部を有する冷凍容器に帯状のラベルが貼付される。この場合、除去装置により、容器本体の胴部のラベル貼付部位にアルコールを含む異物除去液が吹付けられるため、該ラベル貼付部位に付着した霜、水分等の異物が除去される。そして、ラベル仮着装置により、ラベルの長手方向の中間部が蓋部の上面に仮着される。また、乾燥装置により、該胴部のラベル貼付部位に温風が吹き付けられて、胴部のラベル貼付部位が乾燥される。さらに、ラベル折り曲げ装置により、ラベルの長手方向の一方側および他方側が容器本体の胴部側へ折り曲げられる。そして、容器本体の胴部側へ折り曲げられたラベルは、押圧装置により、胴部側へさらに押圧される。それから、該ラベルは、ヒートシール装置により、胴部のラベル貼付部位にヒートシールされる。
請求項5にかかる本願発明では、帯状のラベルは、蓋部の上面および容器本体の胴部にわたって巻き付けられるように貼付される。つまり、帯状のラベルは、冷凍容器の蓋部が容器本体から不用意に外れないように、容器本体に蓋部を閉塞する機能も兼ね備えるものである。
【0007】
本願発明の上述の目的,その他の目的,特徴および利点は、図面を参照して行う以下の発明の実施の形態の詳細な説明から一層明らかとなろう。
【0008】
【発明の実施の形態】
【実施例】
図1は、本願発明にかかるラベル貼付機の一例を示す概略正面図解図であり、図2は、本願発明にかかるラベル貼付機の一例を示す概略平面図解図である。また、図3は、図1,図2のラベル貼付機でワークにラベルを貼付する工程の一例を示す平面図解図であり、図4は、図1,図2のラベル貼付機でワークにラベルを貼付する工程の一例を示す正面図解図である。
本実施例では、ワークの一例としてのたとえば氷菓子が入った冷凍容器(以下、ワークWという。)に、ラベルを貼付するラベル貼付機及びラベル貼付方法について説明する。なお、本実施例に適用されるワークWとしての冷凍容器は、たとえば8角柱状の容器本体w1と、平面視8角形状の蓋部w2とを有する。容器本体w1および蓋部w2は、プラスチック材料等で形成されている。
【0009】
本実施例にかかるラベル貼付機10は、搬送手段を構成する搬送装置として、たとえばコンベヤ12を含む。コンベヤ12は、コンベヤ架台12aを含み、コンベヤ架台12aには、コンベヤプーリ12b,12cが配設される。コンベヤプーリ12b,12c間には、無端環状のコンベヤベルト12dが架け設けられる。一方のコンベヤプーリ12cは、モータ(図示せず)により回転駆動される。コンベヤ架台12aは、図1で見て、逆T字状のコンベヤスタンド12eにより支持される。コンベヤスタンド12eは、アジャスタ12fにより高さ調整が可能で、且つ、キャスタ12gにより移動可能に適宜所定の位置に設置される。ワークWは、コンベヤベルト12d上に配置され、上流側から下流側へ搬送される。
なお、本実施例では、図1,図2で見て、たとえば右側を上流側、左側を下流側とする。
【0010】
また、コンベヤ12の上方には、所定の間隔を隔てて、上押えコンベヤ14が配設される。上押えコンベヤ14は、上述したコンベヤ12との協働作用により、ワークを所定の姿勢に保持するためのものである。すなわち、上押えコンベヤ14は、ベースブロック14aを含み、ベースブロック14aには、コンベヤプーリ14b,14cが配設される。コンベヤプーリ14b,14c間には、無端環状のコンベヤベルト14dが架け設けられる。一方のコンベヤプーリ14cは、モータ(図示せず)により回転駆動される。
ワークWは、コンベヤ12のコンベヤベルト12dと上押えコンベヤ14のコンベヤベルト14dとの間に挟持・保持された状態で上流側から下流側へと所定の搬送速度で搬送される。
【0011】
さらに、コンベヤ12および上押えコンベヤ14間の搬送経路の近傍には、図3に示すように、除去手段を構成する除去装置16が配設される。除去装置16は、ワークWのラベル貼付部位に付着した霜、水分等の異物を除去するもので、異物除去液をワークWのラベル貼付部位に吹付ける装置18と、搬送方向にみて、該装置18よりも下流側に配設され、該ラベル貼付部位に付着した該異物を掻き取る掻き取り装置20とを含む。
【0012】
異物除去液をワークWのラベル貼付部位に吹付ける装置18は、コンベヤ12および上押えコンベヤ14間の搬送経路の一方側および他方側に配設される噴霧器18aおよび18bを含む。異物除去液は、図1に示すように、タンク18cに貯蔵され、適宜、チューブ等の移送手段(図示せず)を介して、噴霧器18a,18bに移送される。移送された異物除去液は、噴霧器18aおよび18bの噴霧ノズルからワークWのラベル貼付部位に向けて噴霧される。
なお、本実施例では、異物除去液の一例として、たとえばエチルアルコール67.9%、水31.7%、グリシン0.3%、リンゴ酸0.1%で構成される水溶液が用いられる。
【0013】
掻き取り装置20は、図3に示すように、搬送経路の一方側および他方側に配設される掻き取り具20a,20bを含む。掻き取り具20aおよび20bは、シリコンゴム等の弾力性を有する材料で形成され、ワークWのラベル貼付部位の面に当接する当接面を備えた構造を有するものである。さらに、掻き取り具20aおよび20bは、ワークWの搬送経路を挟んで相対する対向面22aおよび22bが対称的に傾斜して配設される。対向面22aおよび22b間の間隔は、搬送方向に進むに従って漸次狭くなるように傾斜して配設される。この場合、対向面22aおよび22b間の間隔が最も狭くなる幅は、掻き取り具20aおよび20bの対向面22aおよび22b間を通過するワークWの幅と略同じか僅かに小さくなるように設定される。
【0014】
さらに、コンベヤ12の下流側には、他のコンベヤ24が配設される。コンベヤ24は、コンベヤ24は、上述したコンベヤ12と略同様の構造および動作を有し、コンベヤ架台24a、コンベヤプーリ24b,24c、コンベヤベルト24d、コンベヤスタンド24e、アジャスタ24f、キャスタ24g、モータ24h等を含むものである。コンベヤ12およびコンベヤ24間には、乗り継ぎプレート26が配設され、乗り継ぎプレート26は、乗り継ぎブラケット(図示せず)を介してコンベヤ24のコンベヤ架台24aに取付けられる。コンベヤ12で搬送されたワークWは、引き続き、乗り継ぎプレート26を介して、コンベヤ24に乗り継ぎ、さらに下流側へと搬送される。
【0015】
一方、コンベヤ24の上流側には、コンベヤ24の搬送経路上方に、所定の間隔を隔てて、ラベル仮着装置28が配設される。ラベル仮着装置28は、ラベラースタンド30で支持され、ラベラースタンド30は、コンベヤ24のコンベヤ架台24aに取付ブラケット(図示せず)等により取付けられる。ラベル仮着装置28には、その表面に、冷凍容器に入れられる内容物の内訳、数量、賞味期限、製造年月日、商標等が印刷され、その裏面に感圧型接着剤層を有する帯状の複数のラベルRが所定の間隔を隔ててロール状に保持される。なお、各ラベルRは、その長手方向の長さがワークWの蓋部w2の幅よりも長く形成される。
ラベル仮着装置28から排出された帯状のラベルRは、図1,図4の(C)に示すように、該ラベル仮着装置28の剥離器28aを介して、コンベヤ24の搬送方向と同方向に繰出される。この場合、ラベルRは、図3の(C)に示すように、該ラベルRの長手方向がコンベヤ24の搬送方向と直交するように配置される。
【0016】
また、ラベル仮着装置28には、ラベル押圧具32が付設されている。ラベル押圧具32は、剥離器28aからワークWの上面に繰出されたラベルRにエアーを吹付け、該吹付け力により、該ラベルRをワークWの上面側に押付ける機能を有するものである。ラベル押圧具32は、図4に示すように、エアーシャフト32aを含み、エアーシャフト32aは、ガイドブラケット32bに保持され、ガイドブラケット32bは、ガイドバー(図示せず)により上下方向に摺動自在に案内される。ガイドバー(図示せず)は、ラベル仮着装置28のベースプレート29に支持される。エアーシャフト32aは、電磁弁(図示せず)等を介して送風機(図示せず)に接続される。
【0017】
さらに、コンベヤ24の搬送方向に見て、ラベル仮着装置28よりも下流側には、コンベヤ24の搬送経路の両側に、乾燥手段を構成する乾燥装置34が配設される。乾燥装置34は、温風送風器34a,34bを含み、温風送風器34a,34bの送風口からワークWのラベル貼付部位に向けて、適宜、温風が吹付けられる。
【0018】
さらに、コンベヤ24の搬送方向に見て、乾燥装置34よりも下流側には、コンベヤ24の上方に、ラベル折り曲げ装置36が配設される。ラベル折り曲げ装置36は、たとえば図6に示すように、可動ステーブラケット38a,38bを含む。可動ステーブラケット38a,38b間には、たとえば矩形プレート状の連結ブラケット39が架け設けられる。連結ブラケット39の長手方向の一端部および他端部は、それぞれ、止めねじ等の固着具(図示せず)により、可動ステーブラケット38aおよび38b固着される。
【0019】
可動ステーブラケット38a,38bは、クランク機構により上下方向に変位可能となる。すなわち、クランク機構は、クランクシャフト40,42を含む。一方のクランクシャフト40の軸方向の中間部には、タイミングプーリ44,46が取付けられる。また、クランクシャフト40の軸方向の一端側および他端側には、クランクアーム48a,48bが取付けられる。クランクアーム48a,48bには、それぞれ、ピン50a,50bにより、他のクランクアーム52a,52bが回動自在に接続される。さらに、クランクアーム52a,52bは、それぞれ、クランクピン54a,54bにより、回動自在に支持される。そして、クランクピン54a,54bは、ボールベアリング等の軸受部55a,55bにより、クランクバー56a,56bに支持される。
【0020】
同様に、もう一方のクランクシャフト42の軸方向の中間部には、タイミングプーリ58が取付けられる。そして、クランクシャフト42の軸方向の一端側および他端側には、クランクアーム60a,60bが取付けられる。クランクアーム60a,60bには、それぞれ、ピン62a,62bにより、他のクランクアーム64a,64bが回動自在に接続される。さらに、クランクアーム64a,64bは、それぞれ、クランクピン66a,66bにより、回動自在に支持される。そして、クランクピン66a,66bは、ボールベアリング等の軸受部55a,55bにより、クランクバー56a,56bに支持される。
【0021】
クランクシャフト40,42は、ハウジング68に支持される。この場合、クランクシャフト40,42は、それぞれ、ボールベアリング等の軸受部70,72により、ハウジング68に回動自在に支持される。また、ハウジング68の中には、上述のクランク機構を駆動させるための駆動手段としてのたとえばサーボモータ(図示せず)が配設される。サーボモータ(図示せず)の駆動軸には、タイミングプーリ74が取付けられる。そして、このタイミングプーリ74とクランクシャフト40に配設されたタイミングプーリ44との間にタイミングベルト(図示せず)が架け設けられ、さらに、該タイミングプーリ44とクランクシャフト42に配設されたタイミングプーリ58との間に他のタイミングベルト(図示せず)が架け設けられる。
一方、可動ステーブラケット38a,38bとクランクバー56a,56bとの間には、図6に示すように、スペーサとしてのたとえばカラー76が配設される。
【0022】
上述の構造を有するクランク機構の動きを簡単に説明すると、サーボモータ(図示せず)の駆動によりタイミングプーリ74が回転し、その回転力がタイミングベルト(図示せず)を介して、タイミングプーリ44に伝達される。そのため、クランクシャフト40が回転する。クランクシャフト40が回転すると、タイミングプーリ46もそれに連動して回転し、タイミングベルト(図示せず)を介して、クランクシャフト42もクランクシャフト40の回転に略同期して回転する。それによって、クランクアーム48a,48b,60a,60bが回転する。クランクアーム48a,48b,60a,60bが回転すると、それにリンクして他のクランクアーム52a,52b,64a,64bも回転する。クランクアーム52a,52b,64a,64bが回転すると、クランクピン54a,54b,66a,66bを介して、クランクバー56a,56bがその軸方向に変位する。そのため、可動ステーブラケット38は、カラー76を介して、上下動可能となる。
【0023】
さらに、可動ステーブラケット38a,38bには、それぞれ、その下端部に、折り曲げ具78a,78bが回動自在に配設される。折り曲げ具78a,78bは、その長手方向の一端側がピン80a,80bにより回動自在に支持される。折り曲げ具78a,78bは、それぞれ、その長手方向の他端部が丸みを有するアール状部79a,79bに形成される。
【0024】
折り曲げ具78a,78bの他端側の下端部には、複数のたとえばV字状の溝部81a,81bが所定の間隔を隔てて配設される。これらの溝部81a,81bは、折り曲げ具78a,78bがラベルRを上から押圧したときに、ワークWの端部に当たって、その当たった部分でラベルRが折り曲げ易くなるように配設されるものである。この場合、ワークWの形状,大きさ等に応じて、溝部81a,81bの角度、大きさ、個数等が適宜変更可能に設定される。
【0025】
折り曲げ具78a,78bの長手方向の中間部には、傾斜段差部82a,82bが配設される。傾斜段差部82aは、たとえば図6で見て、折り曲げ具78aが反時計回り方向に回転していくとき、該傾斜段差部82aが可動ステーブラケット38aの内側端面に当たり、また、折り曲げ具78bが時計回り方向に回転していくときに、該傾斜段差部82bが可動ステーブラケット38bの内側端面に当たって、それぞれ、回転を停止させる機能を有する。
【0026】
さらに、折り曲げ具78a,78bの長手方向の一端部には、それぞれ、たとえば図6に示すように、ストッパ83a,83bが配設される。ストッパ83a,83bは、それぞれ、図6で見て、可動ステーブラケット38a,38bの外側面よりも外側に位置するように、折り曲げ具78a,78bに配設される。そのため、折り曲げ具78aが時計方向に回転していくとき、該ストッパ83aが可動ステーブラケット38aの外側端面に当たり、また、折り曲げ具78bが反時計方向に回転していくときに、該ストッパ83bが可動ステーブラケット38bの外側端面に当たって、それぞれ、回転を停止させる機能を有する。
【0027】
上述のクランク機構のハウジング68は、長穴84aを有するフレーム軸84に取付ブラケット(図示せず)等を介して支持される。フレーム軸84は、その内周面にねじ部(図示せず)を有する可動部86に支持される。可動部86は、支持スタンド88に上下動自在に配設される。支持スタンド88は、その軸方向の上部に、可動部86のねじ部(図示せず)と螺合されるねじ棒88aを有する。支持スタンド88に取付けられたハンドル90を回すことにより、可動部86がねじ棒88aの軸長さの範囲内で上下動自在となる。支持スタンド88の軸方向の下側には、ベースプレート92が配設され、ベースプレート92は、コンベヤ架台24aに支持される。この場合、ベースプレート92とクランププレート94との間にコンベヤ架台24aを挟持するようにして、該ベースプレート92と該クランプレート94とがボルト・ナット等の固着手段(図示せず)により固着される。
【0028】
さらに、コンベヤ24の搬送方向に見て、ラベル折り曲げ装置36の可動ステーブラケット38a,38bよりも下流側には、コンベヤ24の上方に、エアー吹付け装置96が配設される。エアー吹付け装置96は、ラベル折り曲げ装置36でワークWのラベル貼付部位側へ折り曲げられたラベルRにエアーを吹付け、該吹付け力により、該ラベルRをワークWのラベル貼付部位側にさらに折り曲げる機能を有する。それと共に、ラベル貼付部位にエアーを吹付けることにより、再度、該ラベル貼付部位の異物を除去するものである。
【0029】
エアー吹付け装置96は、図5に示すように、エアーシャフト98a,98bを含む。エアーシャフト98a,98bは、それぞれ、ガイドブラケット100a,100bに保持される。エアーシャフト98a,98bは、図7に示すように、該エアーシャフト98a,98bの吹付け口がワークWのラベル貼付部位側に折り曲げられたラベルRに向くように、ガイドブラケット100a,100bにそれぞれ保持される。ガイドブラケット100bは、図5に示すように、ブラケット102bに支持される。ブラケット102bは、ガイドバー104の軸方向に変位可能に支持される。同様に、図7に示すガイドブラケット100aは、ブラケット102aに支持される。ブラケット102aは、図5に示すガイドバー104の軸方向に変位可能に支持される。ガイドバー104は、図5に示すように、ガイドフレーム106に保持される。ガイドフレーム106は、ユニットブラケット108を介して、フレーム軸84に支持される。図7に示すエアーシャフト98a,98bは、電磁弁(図示せず)等を介して送風機(図示せず)に接続される。
【0030】
さらに、コンベヤ24の搬送方向に見て、エアー吹付け装置96よりも下流側には、コンベヤ24の搬送経路の両側に、ラベル押圧装置としてのたとえばラベル押し増し装置110が配設される。ラベル押し増し装置110は、上記エアー吹付け装置96でワークWのラベル貼付部位側(容器本体w1の胴部側)に押圧されたラベルRをさらに該ラベル貼付部位側へ押圧するためのものである。
ラベル押し増し装置110は、クランク機構を含み、該クランク機構は、たとえば図8に示すように、ベースプレート112を含む。ベースプレート112の下には、ユニットプレート114を介して、クランクベースプレート116が配設される。クランクベースプレート116には、アジャストプレート118が取付けられる。クランクベースプレート116,アジャストプレート118は、クランクプレート120との間でコンベヤ架台24aを挟持するように配設される。クランクベースプレート116,アジャストプレート118とクランクプレート120とは、それらの間にコンベヤ架台24aを挟んで、ボルト等の固着手段122により固着される。
【0031】
ベースプレート112の上には、コンベヤベルト24dの幅方向の一方側および他方側には、所定の間隔を隔てて、メインフレーム124aおよび124bが配設される。メインフレーム124aおよび124bは、図9,図10に示すように、それぞれ、ベースプレート112の長手方向に間隔を隔てて配設されたリブプーレート125a,125aおよび125b,125bによって補強される。メインフレーム124aおよび124bには、図8に示すように、それぞれ、その上下方向に間隔を隔てて、スペーサ126a,126aおよび126b,126bが配設される。一方のスペーサ126a,126aには、シャフト128aが軸受部130a,130aにより回動自在に支持される。シャフト128aの軸方向の一端側には、タイミングプーリ132aが取付けられ、シャフト128aの軸方向の他端側には、クランクアーム134aが取付けられる。
同様に、他方のスペーサ126b,126bには、シャフト128bが軸受部130b,130bにより回動自在に支持される。シャフト128bの軸方向の一端側には、タイミングプーリ132bが取付けられ、シャフト128bの軸方向の他端側には、クランクアーム134bが取付けられる。
タイミングプーリ132aおよびタイミングプーリ132b間には、張力付与手段(図示せず)により一定のテンションが付与された状態で、タイミングベルト133が架け設けられる。
【0032】
上記他方のシャフト128bは、カップリング136を介して、サーボモータ等の駆動部138の駆動軸138aに接続される。駆動部138はモータブラケット140で支持され、モータブラケット140は、モータステー142によりベースプレート112に支持される。
【0033】
一方、クランクアーム134a,134bの長手方向の一端側部には、それぞれ、クランク軸144a,144bが支持される。クランク軸144a,144bの頭部146a,146bは、カムプレート148a,148bの長穴(図示せず)内に配置される。カムプレート148aおよび148bは、それぞれ、支持ブロック150a,150aおよび150b,150bにより支持され、支持ブロック150a,150aおよび150b,150bは、それぞれ、スライドシャフト152a,152aおよび152b,152bに支持される。スライドシャフト152a,152aおよび152b,152bは、それぞれ、メインフレーム124a,124bに固着される。この場合、支持ブロック150a,150aおよび150b,150bは、それぞれ、スライドシャフト152a,152aおよび152b,152bの軸方向に位置調整可能に適宜取付けられる。
【0034】
さらに、カムプレート148a,148bの上には、それぞれ、クランプブラケット154a,154bが配設される。クランプブラケット154aおよび154bには、それぞれ、ガイドロッド156a,156aおよび156b,156bが配設される。ガイドロッド156a,156aおよび156b,156bの軸方向の一端部には、押し増しプレート158aおよび158bが固着される。さらに、押し増しプレート158aおよび158bには、それぞれ、弾性を有する押し増し体160aおよび160bが取付けられる。押し増し体160a,160bには、たとえばスポンジが用いられる。
【0035】
ラベル押し増し装置110は、上述の構造を有するクランク機構が作動することによって、コンベヤ24の搬送経路の両側から、押し増し体160aおよび160bに、それぞれ、往復直線運動を付与し、ラベルRをラベル貼付部位側に押圧させることが可能となる。
すなわち、駆動部138を駆動させることにより、駆動軸138a,カップリング136を介して、タイミングプーリ132bおよびシャフト128bが回転する。タイミングプーリ132bが回転すると、タイミングベルト133によりタイミングプーリ132aに回転力が伝達される。この場合、シャフト128a,128bは、略同期して回転する。シャフト128a,128bが回転すると、クランクアーム134a,134bが回転し、それによって、クランク軸144a,144bがカムプレート148a,148bの長穴(図示せず)に沿って変位する。そのため、カムプレート148a,148bおよびクランプブラケット154a,154bを介して、ガイドロッド156a,156bがその軸方向に変位される。それに連動して、押し増しプレート158a,158bは、ラベル押し増し体160a,160bと共に水平方向に往復直線運動する。
【0036】
さらに、コンベヤ24の搬送方向に見て、ラベル押し増し装置110よりも下流側には、コンベヤ24の搬送経路の両側に、ヒートシール手段を構成するヒートシール装置162が配設される。ヒートシール装置162は、上記ラベル押し増し装置110でワークWのラベル貼付部位側(容器本体w1の胴部側)に押圧されたラベルRを該ラベル貼付部位側にヒートシールするためのものである。
ヒートシール装置162は、図11に示すように、支持ロッド164aおよび164bを含む。支持ロッド164aおよび164bは、それぞれ、その軸方向の一端部が支持ブロック166aおよび166bに固定され、その軸方向の他端部がカバーベース168aおよび168bに取付けられる。支持ブロック166a,166bは、ベース架台170に支持される。カバーベース168a,168bには、それぞれ、ヒートカバー172aおよび172bが配設される。
【0037】
支持ロッド164aおよび164bには、それぞれ、その軸方向に変位可能なスライドブラケット174aおよび174bが配設される。スライドブラケット174a,174bは、その上下方向の一方部がピン176a,176bにより支持される。さらに、スライドブラケット174a,174bの上下方向の他方部には、ブラケット軸部178a,178bにより、ヒーターブラケット180a,180bが所定の角度をもって支持される。ヒーターブラケット180a,180bには、ヒーターガイド182a,182bが配設される。さらに、ヒーターガイド182a,182bには、ヒータープレート184a,184bを有するヒートシール部186a,186bが取付けられる。
【0038】
また、ヒートシール装置162が配置されるコンベヤ24の上方には、所定の間隔を隔てて、他の上押えコンベヤ190が配設される。該上押えコンベヤ190は、既に説明した上押えコンベヤ14と同様の構造を有するもので、コンベヤ24との協働作用により、ワークWを所定の姿勢に保持するためのものである。すなわち、上押えコンベヤ190は、図1に示すように、ベースブロック190aを含み、ベースブロック190aには、コンベヤプーリ190b,190cが配設される。コンベヤプーリ190b,190c間には、無端環状のコンベヤベルト190dが架け設けられる。一方のコンベヤプーリ190cは、モータ190e(図11参照)により回転駆動される。
【0039】
次に、上述したラベル貼付機10を用いて、ワークW(冷凍容器)のラベル貼付部位に帯状のラベルRを貼付するラベル貼付方法の一例について説明する。
コンベヤ12の上流側から下流側に搬送されるワークWは、先ず、除去装置16の異物除去液を吹付ける装置18によって、ワークWの容器本体w1胴部のラベル貼付部位にアルコールを含む異物除去液が吹付けられ、霜等が溶かされる。この場合、アルコールは揮発しやすいので、ラベル貼付部位に付着した霜,水分等をアルコールと共に蒸発・除去しやすくなる。さらに、掻き取り装置20によって、該ラベル貼付部位に付着した水分等が掻き取られて除去される。
【0040】
それから、ワークWは、コンベヤ12の搬送経路から、下流側のコンベヤ24の搬送経路へと搬送される。コンベヤ24の搬送経路では、ラベル仮着装置28およびラベル押圧具32によって、ワークWの蓋部w2の上面に、ラベルRの長手方向の中間部が仮着される。さらに、コンベヤ24の搬送経路の下流側では、乾燥装置34によって、ワークWの容器本体w1胴部のラベル貼付部位に温風が吹付けられ、該ラベル貼付部位が乾燥される。
【0041】
さらに、コンベヤ24の搬送経路の下流側では、ラベル折り曲げ装置36によって、ラベルRの長手方向の一方側および他方側がワークWの容器本体w1胴部のラベル貼付部位側へ折り曲げられる。この場合、たとえば45°〜60°程度に折り曲げられる。さらに、コンベヤ24の搬送経路の下流側では、エアー吹付け装置96によって、ラベル折り曲げ装置36で折り曲げられたラベルRの長手方向の一方側および他方側がワークWの容器本体w1胴部のラベル貼付部位側へさらに押圧されながら乾燥される。
【0042】
さらに、コンベヤ24の搬送経路の下流側では、ラベル押し増し装置110によって、エアー吹付け装置96でラベル貼付部位側へさらに押圧されながら乾燥されたラベルRがさらに該ラベル貼付部位側へ押圧される。
その後、コンベヤ24の搬送経路の下流側では、ヒートシール装置162によって、ラベルRの長手方向の一方側および他方側がワークWの容器本体w1胴部のラベル貼付部位にヒートシールされる。
【0043】
本実施例にかかるラベル貼付方法では、ワークW(冷凍容器)のラベル貼付部位に付着した霜、水分等の異物が除去され、該ラベル貼付部位が速やかに乾燥された後、該ラベル貼付部位に、ラベルRがヒートシールされる。そのため、本実施例にかかるラベル貼付方法では、ラベルRに皺や浮きが発生する恐れがなく、確実にラベルRを冷凍容器のラベル貼付部位に貼付することができる。しかも、異物除去液がアルコールを含むため、該異物除去液の取扱いが容易で、水分を除去した後のラベル貼付部位の乾燥が早くなる。そのため、ラベルRの貼付作業を迅速に行なうことができる。その上、ワークW(冷凍容器)のラベル貼付部位は、アルコールを含む異物除去液で洗浄・清浄されるため、ラベル貼付部位を傷つけることなく、該ラベル貼付部位に付着した微小な異物も効率良く除去することができる。
【0044】
さらに、本実施例にかかるラベル貼付方法では、帯状のラベルRの長手方向の中間部がワークW(冷凍容器)の蓋部w2に仮着され、長手方向の両方側がワークW(冷凍容器)の容器本体w1胴部のラベル貼付部にヒートシールされるため、該帯状のラベルRは、蓋部w2の上面および容器本体w1の胴部にわたって巻き付けられるように貼付される。この場合、帯状のラベルRは、ワークW(冷凍容器)の蓋部w2が容器本体w1から外れないように、容器本体w1に蓋部w2を閉塞することができる。
【0045】
【発明の効果】本願発明によれば、冷凍容器にラベルを効率良く確実に貼付することができる、ラベル貼付方法及びそれに用いられるラベル貼付機が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明にかかるラベル貼付機の一例を示す概略正面図解図である。
【図2】本願発明にかかるラベル貼付機の一例を示す概略平面図解図である。
【図3】図1,図2のラベル貼付機でワークにラベルを貼付する工程の一例を示す平面図解図である。
【図4】図1,図2のラベル貼付機でワークにラベルを貼付する工程の一例を示す正面図解図である。
【図5】図1,図2のラベル貼付機に適用されるラベル折り曲げユニットの一例を示す正面図解図である。
【図6】図1,図2のラベル貼付機に適用されるラベル折り曲げユニットの一例を示す側面図解図である。
【図7】図1,図2のラベル貼付機に適用されるラベル折り曲げユニットの一例を示す他の側面図解図である。
【図8】図1,図2のラベル貼付機に適用されるラベル押し増しユニットの一例を示す側面図解図である。
【図9】図1,図2のラベル貼付機に適用されるラベル押し増しユニットの一例を示す正面図解図である。
【図10】図1,図2のラベル貼付機に適用されるラベル押し増しユニットの一例を示す背面図解図である。
【図11】図1,図2のラベル貼付機に適用されるヒートシールユニットの一例を示す側面図解図である。
【符号の説明】
10 ラベル貼付機
12 コンベヤ
14 上押えコンベヤ
16 除去装置
18 異物除去液を吹付ける装置
20 掻き取り装置
24 コンベヤ
28 ラベル仮着装置
34 乾燥装置
36 ラベル折り曲げ装置
96 エアー吹付け装置
110 ラベル押し増し装置
162 ヒートシール装置
R ラベル
W ワーク(冷凍容器)
Claims (5)
- 冷凍容器にラベルを貼付するラベル貼付方法であって、
前記冷凍容器のラベル貼付部位に付着した霜、水分等の異物を除去する除去工程、
前記除去工程の後、前記ラベル貼付部位を乾燥させる乾燥工程、および
前記乾燥工程の後、前記ラベルを前記ラベル貼付部位にヒートシールするヒートシール工程を含むことを特徴とする、ラベル貼付方法。 - 前記除去工程は、アルコールを含む異物除去液を前記ラベル貼付部位に吹付ける工程、および、前記ラベル貼付部位に付着した異物を掻き取る工程を含み、
前記乾燥工程は、前記ラベル貼付部位に温風を吹付ける工程を含むことを特徴とする、請求項1に記載のラベル貼付方法。 - 容器本体および蓋部を有する冷凍容器に帯状のラベルを貼付するラベル貼付方法であって、
前記容器本体の胴部のラベル貼付部位にアルコールを含む異物除去液を吹付けて、前記ラベル貼付部位に付着した霜、水分等の異物を除去する除去工程、
前記ラベルの長手方向の中間部を前記蓋部の上面に仮着するラベル仮着工程、前記胴部のラベル貼付部位に温風を吹き付けて、前記ラベル貼付部位を乾燥させる乾燥工程、
前記ラベルの長手方向の一方側および他方側を前記容器本体の胴部側へ折り曲げるラベル折り曲げ工程、
前記ラベル折り曲げ工程の後、前記容器本体の胴部側へ折り曲げられたラベルをさらに前記胴部側へ押圧する押圧工程、および
前記押圧工程の後、前記ラベルを前記胴部の前記ラベル貼付部位にヒートシールするヒートシール工程を含むことを特徴とする、ラベル貼付方法。 - 冷凍容器にラベルを貼付するラベル貼付機であって、
前記冷凍容器を所望する搬送方向に搬送する搬送手段、
前記搬送手段により前記冷凍容器が搬送される搬送経路の近傍に配置され、前記冷凍容器のラベル貼付部位に付着した霜、水分等の異物を除去する除去手段、前記除去手段よりも下流側に配置され、前記ラベル貼付部位を乾燥させる乾燥手段、および
前記乾燥手段よりも下流側に配置され、前記ラベルを前記ラベル貼付部位にヒートシールするヒートシール手段を含むことを特徴とする、ラベル貼付機。 - 容器本体および蓋部を有する冷凍容器に帯状のラベルを貼付するラベル貼付機であって、
前記冷凍容器を所望する搬送方向に搬送する搬送装置、
前記搬送装置により前記冷凍容器が搬送される搬送経路の近傍に配置され、前記容器本体の胴部のラベル貼付部位にアルコールを含む異物除去液を吹付けて、前記異物を除去する除去装置、
前記除去装置よりも下流側に配置され、前記ラベルの長手方向の中間部を前記蓋部の上面に仮着するラベル仮着装置、
前記胴部のラベル貼付部位に温風を吹き付けて、前記ラベル貼付部位を乾燥させる乾燥装置、
前記ラベル仮着装置よりも下流側に配置され、前記ラベルの長手方向の一方側および他方側を前記容器本体の胴部側へ折り曲げるラベル折り曲げ装置、
前記ラベル折り曲げ装置よりも下流側に配置され、前記容器本体の胴部側へ折り曲げられたラベルをさらに前記胴部側へ押圧する押圧装置、および
前記押圧装置よりも下流側に配置され、前記ラベルを前記胴部の前記ラベル貼付部位にヒートシールするヒートシール装置を含むことを特徴とする、ラベル貼付機。
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