JPH11187855A - 鱗茎菜類の根の切断方法およびその装置 - Google Patents

鱗茎菜類の根の切断方法およびその装置

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JPH11187855A
JPH11187855A JP35780697A JP35780697A JPH11187855A JP H11187855 A JPH11187855 A JP H11187855A JP 35780697 A JP35780697 A JP 35780697A JP 35780697 A JP35780697 A JP 35780697A JP H11187855 A JPH11187855 A JP H11187855A
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bulb
cutting
vegetables
roots
root
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JP35780697A
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Tatsuo Hamaguchi
達夫 浜口
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HAMA SEISAKUSHO KK
Original Assignee
HAMA SEISAKUSHO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 外皮を剥離しやすくするために、長葱の鱗茎
部の中心軸に対して垂直にカッターで切断するので、切
断した面の根の芯の部分が外皮の部分よりも根の芯の部
分が、切断面より竹の子状に突出して、商品価値が低下
してしまう。 【解決手段】 鱗茎菜類を載置して根切り位置に搬送す
る工程と、搬送された鱗茎菜類を根切り位置で、この鱗
茎菜類を挾持して一定の姿勢に保持する工程と、保持さ
れた鱗茎菜類に対して、鱗茎菜類鱗茎部の中心軸の頂点
に鱗茎菜類の青葉方向に左右鋭角にカッターを移動させ
て、鱗茎部の根元部分を切断して、根を分離する工程と
を備えた鱗茎菜類の根の切断方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ネギ、ラッキョ
ウなどの鱗茎菜類の根の部分を鱗茎部から切断分離する
鱗茎菜類の根の切断方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】最近、収穫された万能葱などの鱗茎菜類
を市場に出荷する先立って、根の部分および鱗茎部の最
外皮は、土から収穫仕立てであるため、泥などが表面に
付いているので、商品価値を高めるのに鱗茎菜類の根を
切除することと、根に近い部分の外皮を剥ぎ取って提供
することが、見栄えも良く衛生的で商品価値を高めるこ
とができ、好まれている。
【0003】従来、鱗茎菜類の外皮を剥離する鱗茎菜類
の根の切断方法及び装置は知られている(例えば登録実
用新案公報第3021879号明細書)。
【0004】この鱗茎菜類の根の切断方法及び装置は、
長葱をコンベアに載置して、長葱を所定の位置に搬送
し、その所定の位置に配置されている回転刃で長葱の両
側を長葱の中心軸に対して直交する方向で削ぎ落とす構
成のものである。
【0005】さらに、果菜類の余剰部切除装置は知られ
ている(例えば特開平8ー103261号公報)。
【0006】この果菜類の余剰部切除装置は、しっぽの
ある果菜類を所定の位置に搬送して、その位置で果菜類
の太さを検出して、その検出した情報に基づいて野菜の
本体部分と余剰の部分との切断位置を検知し、その検知
位置で余剰部分を切り落とす切断手段によりしっぽを切
り落とす構成のものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来、鱗茎菜類の根の
部分を鱗茎部から切断分離する鱗茎菜類の根の切断方法
及び装置では、外皮を剥離しやすくするために、図8
(I),(II)に示すように長葱の鱗茎部N1の中心軸
Aに対して直角にカッターで切断して、切断した面の根
の芯の部分B(図において一点鎖線で示した部分)が鱗
茎部N1の切断面より竹の子状に突出して、商品価値が
低下してしまうという問題点がある。
【0008】本発明は、上述した従来の鱗茎菜類の外皮
剥離装置の切断作業を自動化し、省力化し商品価値を高
めた鱗茎菜類の根の切断方法およびその装置を提供する
ことを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、鱗茎
菜類を載置して根切り位置に搬送する工程と、搬送され
た鱗茎菜類を根切り位置で、この鱗茎菜類を挾持して一
定の姿勢に保持する工程と、保持された鱗茎菜類に対し
て、鱗茎菜類鱗茎部の中心軸に対して左右鋭角にカッタ
ーを移動させて、鱗茎部の根元部分を切断して、根を分
離する工程とを備えた鱗茎菜類の根の切断方法にある。
【0010】請求項2の発明は、請求項1記載の鱗茎菜
類の根の切断方法において、鱗茎菜類鱗茎部の中心軸に
対して、左右鋭角にカッターを移動させて、鱗茎部の根
元部分を切断して、根を分離する工程を、上記中心軸に
対して左側のカッターを鱗茎菜類に対して下降させる工
程と、上記中心軸に対して、右側のカッターを鱗茎菜類
に対して下降させる工程とで構成することを特徴とする
鱗茎菜類の根の切断方法にある。
【0011】請求項3の発明は、請求項1記載の鱗茎菜
類の根の切断方法において、鱗茎菜類鱗茎部の中心軸に
対して左右鋭角にカッターを移動させて、鱗茎部の根元
部分を切断して、根を分離する工程を、鱗茎菜類の鱗茎
部の上から一本のカッターを下降させて根の部分を切断
させる工程で構成することを特徴とする鱗茎菜類の根の
切断方法にある。
【0012】請求項4の発明は、鱗茎菜類を載置して外
皮剥離位置に搬送する搬送手段と、上記搬送手段により
搬送された鱗茎菜類をその根を切断する切断位置で、こ
の鱗茎菜類を保持する保持手段と、上記切断位置で搬送
された鱗茎菜類の鱗茎部の中心軸の青葉方向に左右鋭角
の角度をなして切断させる切断手段とを備えた鱗茎菜類
の根の切断装置にある。
【0013】請求項5の発明は、請求項4記載の鱗茎菜
類の根の切断装置において、 上記切断手段が鱗茎菜類
鱗茎部の中心軸の頂点に位置し、その頂部から鱗茎菜類
の青葉方向に中心軸から左右に鋭角の角度をもった左右
の刃部により構成される鱗茎菜類の根の切断装置にあ
る。
【0014】請求項6の発明は、請求項4記載の鱗茎菜
類の根の切断装置において、 上記切断手段が鱗茎菜類
鱗茎部の頂部に対して、右側に鋭角に鱗茎部を切断する
第1の刃と、鱗茎部の鱗茎部の中心軸頂点から左側に鋭
角に、鱗茎部を切断する第2の刃により構成される鱗茎
菜類の根の切断装置にある。
【0015】
【発明の実施例】以下、鱗茎菜類のうち長葱に適用した
場合を例にとって本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。
【0016】図1ないし6において、長葱の処理装置1
00は、搬送装置10、根の切断装置500、保持装置
20、剥離装置30および外皮収容装置40により構成
されている。
【0017】搬送装置10の両枠体1,2の間には、長
葱搬送方向の前後に回動自在のスプロケット軸4,5が
設けられており、スプロケット軸4,5のスプロケット
7,8には、一対の無端のチェーン11,12が巻き掛
けられている。チェーン11,12には、図6に示すよ
うに搬送方向に適宜の間隔おいて、複数の搬送基材14
が支持されており、搬送基材14には、一対のY字状の
長葱支持部材15,16が多数設けられている。長葱支
持部材15,16のうち、一方の長葱支持部材15は、
搬送基材14に軸17を中心に回転自在に支持されてい
る。長葱支持部材15の自由端部15aと搬送基材14
との間には引っ張りばね18が掛けられている。搬送装
置10は、スプロケット7,8、チェーン11,12、
搬送基材14および一対のY字状の長葱支持部材15,
16により構成されている。スプロケット7,8は、図
示しない駆動機構によって間欠的に一定の速度で搬送方
向に回転制御されており、このスプロケット7,8が回
転することにより、チェーン11,12も間欠的に一定
の速度で回動し、チェーン11,12に支持されている
長葱支持部材15も間欠的に一定の速度で搬送方向に移
動するようになっている。
【0018】枠体2の外側部には、枠体2に並行に支持
枠3が併設されており、枠体2と支持枠3と間には、長
葱搬送方向に並列に一対のベルト支持用のローラ対2
1,21(一方は図示されず。)〔図4参照〕が回転自
在に支持されており、ローラ対21,21には、無端ベ
ルト22が掛けられている。ローラ対21,21は、図
示しない駆動機構によって間欠的に一定の速度で搬送方
向に回転制御されており、このローラ対21,21間の
掛けられているベルト22も間欠的に一定の速度で回動
する。
【0019】根の切断装置500は、図1,図2に示す
ように長葱の根部検知およびカッター装置501と移動
部材505と長葱係止機構20とにより構成されてい
る。移動部材505は、両枠体1,2の長葱搬送方向中
間部の上部に、一方の処理装置の側板200と図示しな
い他の側板との間に横架された第1のロッド532と、
この第1のロッド532に駆動自在に支持された長葱の
根部検知およびカッター装置501の移動体533とよ
り構成されている。この移動体533の基部533aに
は、長葱の根部検知およびカッター装置501が支持さ
れている。移動体533の内部には、図示にない駆動装
置が設けられていて、駆動装置の作動により、移動体5
33は、第1のロッド532に対して根の切断装置50
0を往復動させるようになっている。
【0020】長葱の根部検知およびカッター装置501
には、図3に示すように、下部が開放された筐体510
の内部の、枠体1(図1を参照)の手前側に回転自在に
支持された長葱の根部を検知するための一対のローラ体
511、512と、その奥側にカッター装置550とが
それぞれ配置されている。
【0021】一対のローラ体511、512は、軸51
1a,512aと、その軸の回りに、ゴムなどの弾性体
511b,512bが被覆されており、一対のローラ体
511、512は、その中央に長葱Nを挾持した状態
で、長葱の鱗茎部の中心軸A(図8ないし10参照)に
対して、前後・左右に、互いに円状の奇跡(図2の1点
鎖線で示す。)を描いて移動するように設けられてい
る。
【0022】カッター装置550は、長葱の鱗茎部の中
心軸Aに対して、左右に長葱Nの太さ以上に離れた状態
で筐体の天井514に下方に起立されて設けられた一対
のプランジャー551、552と、プランジャー55
1、552の内部のロッド551a,552aと、ロッ
ド551a,552aの先端部分に両側が支持されたカ
ッター555により構成されている。カッター555
は、筐体の天井514に平行で、鱗茎部の中心軸Aに対
して、直交した方向に平ベルト状をしたカッター本体5
55Aと、その本体の中心部555Bが鱗茎部N1の頂
部N1a方向に凸状に突出し、その凸状の頂部から両側
に長葱の鱗茎部の中心軸Aに対して、青葉方向に左右鋭
角に開いた角度αをもった刃部555C,555Dが形
成されている(図9,10参照)。
【0023】この鋭角の角度αは30°ないし45°に
設定されており、好ましくは、35°が最適である。
【0024】カッター装置550により長葱の鱗茎部N
1は、図9,10に示すように根から鱗茎部の頂部N1
aが鱗茎部の中心軸Aに対して、鋭角に上下方向に切断
される。それにより、鱗茎部N1は、上下に外皮が残っ
た状態で、切断され、根NRの部分が切除される。
【0025】保持装置20は、根の切断装置500と剥
離装置30とに設けられている構成については、同一で
あるので、剥離装置30と示したものを説明し、他の構
成は省略する。保持装置20は、図6に示すように枠体
2、支持枠3の上部に配置された、装置の側板200に
支持されたピストンロッド201と無端ベルト22とで
構成されている。ピストンロッド201は図示しない制
御装置により上下動し、ベルト22との間で、長葱Nを
保持するようになっている。
【0026】筒体50の端部には、図1および2に示す
ように伸縮自在のジャバラ連結体41が連結されてお
り、ジャバラ連結体41は、収納筐体42に支持されて
いる。筐体42には、筐体42内を真空にするバキュー
ムファン機構43が設けられている。外皮収容装置40
は、ジャバラ連結体41、収納筐体42およびバキュー
ムファン機構43により構成されている。搬送装置10
の長葱搬送方向の終端位置には、筒体50、移動部材5
05および保持装置20が設けられている。
【0027】剥離装置30は、図5に示すように筒体5
0と移動部材33と筒体回動機構36とにより構成され
ている。移動部材33は、両枠体1,2の長葱搬送方向
終端部の上部に、一方の装置の側板200と図示しない
他の側板との間に横架された第2のロッド32と、この
第2のロッド32に駆動自在に支持された筒体支持用の
移動体33とより構成されており、この移動体33の基
部33aには、筒体50が回動自在に支持されている。
【0028】筒体50は、先端空洞部51が内方に彎曲
しており、円筒内周面51aには筒体の空洞部に向いた
圧縮空気噴出ノズル53が適宜の間隔を置いて、複数設
けられている。
【0029】圧縮空気噴出ノズル53には、図示しない
圧縮空気供給装置に接続された空気供給用のフレキシブ
ルなチューブ54が接続されている。筒体50の円筒外
周部には、部分歯車61が設けられており、移動体33
には、部分歯車61に噛み合う駆動歯車62が設けられ
ている。駆動歯車62は図示しない駆動機構により駆動
されるようになっており、部分歯車61と駆動歯車62
と駆動機構とが筒体回動機構36を構成している。筒体
50は、駆動歯車62と部分歯車61との駆動により、
移動体33に支持された状態で筒体の円周方向に往復回
動される。
【0030】カッター装置550の別例として、図7に
示すように筐体510の中に、長葱の鱗茎部N1の中心
軸Aに対して右側に鋭角の角度をなして、円盤状の第1
のカッター刃151が配置されている。さらに、鱗茎部
N1の中心線に対して左側に鋭角の角度をなして、円盤
状の第2のカッター刃152が設られている。第1のカ
ッター刃151は、カッター装置550が鱗茎部N1が
位置に至ったときに、鱗茎部N1に対して回転しながら
下降するようになっている。第2のカッター刃152
は、第1のカッター刃151の移動した後に、鱗茎部N
1に対して回転しながら下降するようになっている。
【0031】長葱の処理工程を説明する。
【0032】長葱の処理装置100は、長葱Nが搬送装
置10により、図1の長葱の処理装置100の手前から
奥側の長葱搬送方向に搬送されて、根の切断装置500
の摺動する位置に至ると、搬送装置10の鱗茎部N1に
対して、移動体533が摺動する。そして、筐体510
の内部に長葱の鱗茎部N1が侵入し、一対のローラ体5
11、512の間に、鱗茎部N1が位置すると、一対の
ローラ体511、512が、互いに鱗茎部N1の外径に
添って自転しながら移動する。一対のローラ体511、
512の移動が電気的に制御装置(図示されず)に入力
され、その制御装置からの出力信号が移動体533の駆
動装置に入力され、筐体510を鱗茎部N1の外形が検
知することができる位置に移動する。筐体510を所定
の位置に移動されると、この位置で筐体510内のカッ
ター装置550がつぎのように駆動される。まず、その
位置でロッド551a,552aが、下方に移動し、そ
の先端に位置しているカッター555により鱗茎部N1
が図11の工程IIに示すように、鱗茎部N1の頂部を上
方より断面V字状、すなわち、長葱の鱗茎部の中心軸A
に対して、青葉方向に左右鋭角に鱗茎部N1を切断する
(その切断状況は、図11(I)、(II)に示す。)。
つぎに、筐体510を鱗茎部N1より退避させる。筐体
510が鱗茎部N1より退避したところで、搬送装置1
0を作動させて、鱗茎部N1を剥離装置30の位置に移
動させる。鱗茎部N1が剥離装置30の位置に移動する
と、筒体50が搬送装置10の搬送通路内に移動する。
筒体50が搬送装置10の搬送通路に移動するときに、
長葱支持部材15が軸17を中心に筒体50が侵入する
方向に倒れ、筒体50が搬送通路に侵入させられる。
【0033】筒体50が搬送通路内に移動するときに、
図示しない駆動機構が働いて、駆動歯車62が回転し、
これに噛合している部分歯車61が駆動され、筒体50
が筒体の円周方向に往復回動する。そして、そのとき圧
縮空気噴出ノズル53から圧縮空気が噴出される。その
とき、搬送ベルト22上のピストンロッド201が下降
し、ベルト22とピストンロッド201との間で長葱N
が保持される。
【0034】筒体50の空洞部51の内部には、長葱支
持部材15,16上の長葱Nが収容される。このとき筒
体50が移動部材33により、搬送装置の搬送通路内に
侵入・退避すると同時に筒体50が円周方向に往復回動
するので、ノズル53が長葱Nの周りを移動しながらノ
ズル53により空気が噴出され、長葱の青葉方向から白
根(白葱)の方向に圧縮空気を吹き付けてられる。ノズ
ル53により空気が、長葱の青葉方向から白根(白葱)
の方向に吹き付けられることにより、長葱の青葉と白根
(白葱)との間の外皮の境目に空気が侵入させられ、外
皮が剥離される。(鱗茎部N1は図11のIII工程から
V工程の状況になる。)筒体50は、搬送装置10の上
部を図4の2点鎖線で示した位置まで往復移動する。筒
体50に、ジャバラ連結体41、収納筐体42およびバ
キュームファン機構43からなる外皮収容装置40が連
結されていることにより、ノズル53から噴出された圧
縮空気により剥離させられた外皮は、筒体50、ジャバ
ラ連結体41および収納筐体42に収納される(鱗茎部
N1は図11のVI工程の状況になり、外皮が分離され
る。)。
【0035】筒体50が搬送装置10の搬送路に侵入・
退避して、ノズル53を長葱Nの青葉部から白根(白
葱)の方向に移動させ、圧縮空気を長葱Nの青葉部と白
根(白葱)の境目の白根(白葱)の最外皮の端部分に吹
き付けて、長葱Nの外皮を剥離させ、その外皮をバキュ
ームファン43で筐体42方向に吸引し収納する。この
とき、長葱Nは、その青葉部を保持装置20で保持され
るので、長葱Nの外皮のみが剥離され収納部に収容され
る。(長葱の処理工程を図11のIないしVI程により示
す。)切断装置500の別例により切断するときは、長
葱Nが搬送装置10により、長葱搬送方向に搬送され
て、根の切断装置500の摺動する位置に至ると、搬送
装置10の鱗茎部N1に対して、移動体533が所定の
位置に摺動して、筐体510の内部に鱗茎部N1が侵入
し、一対のローラ体511、512により、長葱の鱗茎
部の外径が検知されると、つぎの第1の刃151が鱗茎
部N1の中心軸Aに対して、青葉方向に右に鋭角に下降
し、右半分を切断し、つぎに第2の刃152が鱗茎部N
1の中心軸Aに対して、青葉方向に左に鋭角に下降し、
左半分を切断するという2工程で切断が行われる。
【0036】以上の処理工程において、長葱の切断工程
では、長葱の鱗茎部を鱗茎菜類鱗茎部N1の中心軸Aの
頂点に対して、鱗茎菜類の青葉方向に左右鋭角にカッタ
ーを移動させて、鱗茎部の根を分離させるので、鱗茎部
N1は、鱗茎部N1に一部外皮を残した状態で、外皮が
剥離分離させられ、鱗茎部の根の芯の部分が全部露出し
ないので、根の芯の部分の増殖が抑えられるとともに、
剥離も部分的外皮の分離ですむので、剥離処理が確実に
行われ、商品価値を損なうことがなくなる。
【0037】
【発明の効果】請求項1ないし3の発明では、長葱の鱗
茎部を鱗茎菜類鱗茎部の中心軸の頂点に対して、鱗茎菜
類の青葉方向に左右鋭角にカッターを移動させて、長葱
Nの鱗茎部N1に部分的に外皮を残した状態で、鱗茎部
の根を切断するので、根の芯の部分の増殖が防止され、
商品価値を下げるこなく、外皮および根の切断を行うこ
とができる。
【0038】請求項4および5の発明では、長葱の鱗茎
部を鱗茎菜類鱗茎部の中心軸の頂点に対して、鱗茎菜類
の青葉方向に左右鋭角にカッターを移動させて、鱗茎部
の根を分離させるので、長葱Nは、鱗茎部N1に一部外
皮を残した状態で、外皮が剥離分離させられ、鱗茎部の
根の芯の部分が全部露出しないので切断することがで
き、根の芯の部分の増殖が抑えられることにより商品価
値をさげることなく商品を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の鱗茎菜類の根の切断方法及び装置を適
用した鱗茎菜類処理装置の1実施例を示す斜視図であ
る。
【図2】同上装置の平面図である。
【図3】根の切断装置の斜視図である。
【図4】鱗茎菜類処理装置の剥離装置の断面正面図であ
る。
【図5】剥離装置の部分縦断面図である。
【図6】搬送装置の斜視図である。
【図7】根の切断装置の他の例を示す斜視図である。
【図8】従来の鱗茎菜類の根の切断状況を説明する説明
図である。
【図9】本発明の鱗茎菜類の根の切断方法及び装置にお
ける鱗茎菜類の根の切断状況を説明する説明図である。
【図10】本発明の鱗茎菜類の根の切断方法及び装置に
おける鱗茎菜類の根の切断状況を説明する説明図であ
る。
【図11】鱗茎菜類処理装置における鱗茎菜類処理工程
を示す工程図である。
【符号の説明】
10 搬送装置 20 保持装置 33 移動体 550 カッター装置 555 カッター本体 555C,555D 刃部 151 第1の刃 152 第2の刃

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】鱗茎菜類を載置して根切り位置に搬送する
    工程と、 搬送された鱗茎菜類を根切り位置で、この鱗茎菜類を挾
    持して一定の姿勢に保持する工程と、 保持された鱗茎菜類に対して、鱗茎菜類鱗茎部の中心軸
    に対して左右鋭角にカッターを移動させて、鱗茎部の根
    元部分を切断して、根を分離する工程とを備えた鱗茎菜
    類の根の切断方法。
  2. 【請求項2】請求項1記載の鱗茎菜類の根の切断方法に
    おいて、 鱗茎菜類鱗茎部の中心軸に対して、左右鋭角にカッター
    を移動させて、鱗茎部の根元部分を切断して、根を分離
    する工程を、上記中心軸に対して左側のカッターを鱗茎
    菜類に対して下降させる工程と、上記中心軸に対して、
    右側のカッターを鱗茎菜類に対して下降させる工程とで
    構成することを特徴とする鱗茎菜類の根の切断方法。
  3. 【請求項3】請求項1記載の鱗茎菜類の根の切断方法に
    おいて、 鱗茎菜類鱗茎部の中心軸に対して左右鋭角にカッターを
    移動させて、鱗茎部の根元部分を切断して、根を分離す
    る工程を、鱗茎菜類の鱗茎部の上から一本のカッターを
    上記鱗茎部に対して下降させて根の部分を切断させる工
    程で構成することを特徴とする鱗茎菜類の根の切断方
    法。
  4. 【請求項4】鱗茎菜類を載置して外皮剥離位置に搬送す
    る搬送手段と、 上記搬送手段により搬送された鱗茎菜類をその根を切断
    する切断位置で、この鱗茎菜類を保持する保持手段と、 上記切断位置で搬送された鱗茎菜類の鱗茎部の中心軸の
    青葉方向に左右鋭角の角度をなして切断させる切断手段
    とを備えた鱗茎菜類の根の切断装置。
  5. 【請求項5】請求項4記載の鱗茎菜類の根の切断装置に
    おいて、 上記切断手段が鱗茎菜類鱗茎部の中心軸の頂点に位置
    し、その頂部から鱗茎菜類の青葉方向に中心軸から左右
    に鋭角の角度をもった左右の刃部により構成される鱗茎
    菜類の根の切断装置。
  6. 【請求項6】請求項4記載の鱗茎菜類の根の切断装置に
    おいて、 上記切断手段が鱗茎菜類鱗茎部の頂部に対して、右側に
    鋭角に鱗茎部を切断する第1の刃と、鱗茎部の鱗茎部の
    中心軸頂点から左側に鋭角に、鱗茎部を切断する第2の
    刃により構成される鱗茎菜類の根の切断装置。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108669599A (zh) * 2018-05-28 2018-10-19 刘梦蕾 一种绿色蔬菜加工自动化摘叶处理设备
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CN108783529A (zh) * 2018-05-28 2018-11-13 刘梦蕾 一种蔬菜自动化加工叶片摘除设备
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CN108813677A (zh) * 2018-05-28 2018-11-16 刘梦蕾 一种绿色蔬菜加工摘叶处理设备

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