JP2002104346A - ラベリング装置の印字屑除去機構及び該印字屑除去機構を備えたラベリング装置 - Google Patents

ラベリング装置の印字屑除去機構及び該印字屑除去機構を備えたラベリング装置

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JP2002104346A
JP2002104346A JP2000293639A JP2000293639A JP2002104346A JP 2002104346 A JP2002104346 A JP 2002104346A JP 2000293639 A JP2000293639 A JP 2000293639A JP 2000293639 A JP2000293639 A JP 2000293639A JP 2002104346 A JP2002104346 A JP 2002104346A
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茂 今井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 レーザー印字により生じる印字屑を自動的に
除去して、印字屑汚れによる不良の発生を可及的に防止
し得る印字屑除去機構を提供することを目的とする。 【解決手段】 レーザー光によって印字を施したラベル
cをベルト状又はローラ状の転着部材5によりラベリン
グ対象物bに貼付してラベリングを施す場合に、粘着性
を有する外周面が上記転着部材5表面に所定圧力で当接
し、該転着部材5の回転運動に従動して回転する屑取ロ
ーラ12を設け、該屑取ローラ表面12の粘着性によっ
て上記転着部材5表面に付着した印字屑を剥離除去する
印字屑除去機構を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ラベルに製造年月
日、有効期限、賞味期限、製造番号などをレーザー印字
し、このラベルをボトル状容器などに連続的に貼付する
ラベリング装置に設けられる印字屑除去機構、及び該印
字屑除去機構を備えたラベリング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、各種商品の包装工程におい
て、包装時に製造年月日、有効期限、賞味期限、製造番
号などをラベルに印字して商品の容器に貼付することが
行われており、例えば医薬品の場合、有効期限(使用期
限)、製造番号などを表示することが義務付けられてい
る。この場合、有効期限(使用期限)、製造番号などは
予めラベルに印刷しておくことができないため、商品の
包装時にラベルに印字することが行われており、この印
字手段としてラベリング装置にレーザー印字装置を付設
し、ラベリング時に有効期限(使用期限)、製造番号な
どをラベルにレーザー印字することが行われている。こ
のようなレーザー印字装置を備えたラベリング装置とし
て、図3に示した装置を例示することができる。
【0003】図3に示したラベリング装置は、ラベルに
有効期限及び製造番号をレーザー印字し、そのラベルを
点眼薬などを充填したボトルbに連続的に貼付するもの
であり、ラベリング対象物であるボトルbを整列供給す
る供給ディスク2と、ボトルbの受け渡しを行う中間デ
ィスク3と、ボトルbの外周面にラベルを貼付するため
のラベリングディスク4と、該ラベリングディスク4に
保持されて搬送されるボトルbにラベルを貼付する転着
ベルト5と、ラベルを貼付したボトルbを装置から排出
するための排出ディスク6とを具備している。
【0004】上記供給ディスク2は、周縁部が略鋸歯状
に形成され、この略鋸歯状周縁部に設けられた多数の凹
部21に上記ボトルbを保持して搬送する厚肉の円盤で
あり、図3に示されているように、図中時計回り方向に
所定速度で回転することにより、トレー22から上記ボ
トルbを外周縁部に形成された上記凹部21に保持して
搬送するようになっている。
【0005】また、上記中間ディスク3は、2枚の円板
間に、これら円板の周縁部に存して多数の保持ローラ
(図示せず)を所定間隔ずつ離間して回転自在に立設し
たものであり、図3中反時計回りに所定速度で回転する
ようになっている。この中間ディスク3は、図3に示さ
れているように、上記供給ディスク2と同期して回転す
ることにより、上記供給ディスク2からボトルbを上記
保持ローラ(図示せず)間に受け取り、これを保持して
搬送し、上記ラベリングディスク4にボトルbを受け渡
すようになっている。
【0006】次に、上記ラベリングディスク4は、比較
的大径の2枚の円板間に、これら円板の周縁部に存して
多数の保持ローラ41を所定間隔ずつ離間して回転自在
に立設したものである。このラベリングディスク4は、
図3中時計回りに所定速度で回転し、上記中間ディスク
3からボトルbを上記保持ローラ41間に受け取り、こ
れを保持して搬送するようになっている。
【0007】このラベリングディスク4の所定回転角度
位置には、該ラベリングディスク4の外周面に沿って回
転する上記転着ベルト5が配設されている。この転着ベ
ルト5は、図3に示されているように、3つのローラ5
1間に張設されていると共に、1つのローラ51に駆動
されて図中矢印方向に循環回転するようになっており、
この場合ベルト5の一部が上記ラベリングディスク4に
保持されて搬送されるボトルbの外周面に所定圧力で当
接するようになっている。
【0008】更に、上記排出ディスク6は、外周面に円
弧状の凹部61が多数連設された厚肉の円盤であり、図
3に示されているように、図中反時計回り方向に所定速
度で回転することにより、ラベルが貼付されたボトルb
を上記ラベリングディスク4から上記凹部61に受け取
り、該凹部61に吸引保持して搬送し、排出路62へと
導入するようになっている。この場合、この排出ディス
ク6によるボトル搬送範囲の途中には、ラベルの貼付不
良が生じたボトルb’を別経路へと排出する不良排出路
63が設けられている。
【0009】また更に、このラベリング装置には、帯状
の台紙上に多数のラベルが易剥離状態に貼付されたラベ
ルシートaを巻回したシートロール(図示せず)から該
ラベルシートaを繰り出し、これを搬送する複数のロー
ラ(図示せず)からなるラベル搬送部7が設けられてお
り、このラベル搬送部7により搬送されるラベルシート
aは、図3に示されているように、上記ラベリングディ
スク4外周面と上記転着ベルト5とが当接する個所に近
接して配設された折返プレート71により、その台紙の
みが鋭角に折り返されるようになっている。
【0010】このラベリング装置によるラベリング動作
は、次のようにして行われる。まず、点眼薬などが充填
されたボトルbがベルトコンベア(図示せず)などによ
り上記トレー22にランダムに供給され、これが上記供
給ディスク2外周面の凹部21に1つずつ保持されて該
供給ディスク2の回転により整列して搬送され、この供
給ディスク2から上記中間ディスク3に受け渡されて搬
送され、更にこの中間ディスク3から上記ラベリングデ
ィスク4へと受け渡され、該ラベリングディスク4の保
持ローラ41間にボトルbが1つずつ保持されて、該ラ
ベリングディスク4の回転により上記転着ベルト5の配
設位置へと整列状態で搬送される。
【0011】一方、ラベル搬送部7では、上記シートロ
ール(図示せず)からラベルシートaが間歇的に繰り出
されて搬送され、その搬送途中で有効期限(使用期限)
及び製造番号がラベルシートa上の各ラベルに印字され
る。例えば、図5に示したように、予め商品名、効能効
果、成分などが印刷されたラベルcに設けられた濃色ベ
タ印刷部分eにレーザー光を照射してインキを剥離する
ことによりラベル紙の白地を露出させ、この濃色ベタ印
刷部分に使用期限や製造番号を印字する。そして、レー
ザー印字後、このラベルcを上記ラベリングディスク4
の外周部へと搬送し、上記ラベリングディスク4の外周
部に保持されて搬送される上記ボトルbの外周面に貼付
する。
【0012】ラベルcの貼付は、図4に示したようにし
て行われる。即ち、ラベルcは、ラベリングディスク4
の外周部近傍で、上記ラベルシートaの台紙dが上記折
返プレート71により鋭角に折り返され、このときラベ
ルシートaの台紙d上に易剥離状態に貼付された上記ラ
ベルcが台紙dから剥離し、ラベリングディスク4の外
周部に保持されたボトルbと上記転着ベルト5との間に
挿入される。この場合、上記転着ベルト5は図4中矢印
方向に循環回転しており、またボトルbもこの転着ベル
ト5に従動して図4中矢印方向に回転しているため、上
記ラベルcはボトルbの外周面に巻き付くようにして転
着し、更に転着ベルト5により押圧された状態で回転し
ながら搬送されることにより、ラベルcがボトルb外周
面に定着して、ラベルcがボトルbに貼付される。
【0013】このようにしてラベルcが貼付されたボト
ルbは、図3に示されているように、ラベリングディス
ク4の回転により更に搬送され、上記排出ディスク6の
外周面に形成された凹部61へと受け渡され、この凹部
61に吸引保持されて排出ディスク6の回転により搬送
され、排出路62から装置外へと排出される。
【0014】なお、特に図示していないが、このラベリ
ング装置には、ボトルb内に充容された点眼薬等の液量
を検査する液量センサ、レーザー印字を検査する印字検
査カメラ、ラベルの貼付状態を検査する貼付不良検出カ
メラなどを備えており、図3に示されているように、不
良が検出されたボトルb’を上記排出ディスク6による
搬送途中で不良品排出路63へと排出して除去するよう
になっている。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このラ
ベリング装置では、上記レーザー印字時に生じる印字屑
によりラベルcが汚れることがある。即ち、このラベリ
ング装置では、レーザー光によりラベルcの濃色ベタ印
刷部分eにレーザー光を照射してインキを剥離すること
により印字を施すようになっているため、印字に伴って
レーザー光により削り取られた印字屑が発生し、この印
字屑が上記転着ベルト5に付着してこの印字屑が後続ラ
ベルの白地部分(非印字部分)を汚すこととなり、不良
品の発生率が増加してしまうという問題がある。
【0016】この印字屑について、更に詳述すると、ラ
ベルはその大多数が紙製のものであるが、この紙製のラ
ベルにレーザーで印字するとは即ち、レーザー光で紙表
面のインキやコート層を剥離することにより文字等を表
現することである。ところがこの場合、インキ皮膜や紙
の繊維素(印字屑)は比較的長いので、この繊維素が剥
離された画線の周囲に毛羽立つように残ってしまい、こ
の繊維素(印字屑)は空気圧等では飛散しないが、ラベ
ルを容器に貼り付ける際に容器にラベルを圧着するベル
トやローラには、その強い圧力により容易に転移して表
面に付着蓄積することとなる。そして、ベルトやローラ
に付着蓄積した繊維素(印字屑)が飽和点に達すると、
後続するラベル表面や容器に再転移して帯状の汚れとし
て付着するという二次汚染を生じることとなる。
【0017】このように、従来のレーザー印字を用いた
ラベリング装置では、印字屑によりラベルに汚れが生じ
るという問題があり、このため上記印字屑を除去するた
めに装置を停止して作業員が上記転着ベルト5の清掃を
行わなければならず、これが作業効率を低下させる原因
となる。また、いくら頻繁に清掃を行っても印字屑汚れ
の発生をほぼ完全に無くすことは実質的に不可能であ
る。
【0018】なお、ここでは、台紙上に多数のラベルが
貼付されたラベルシート(一般には「タックラベル」と
呼ばれる)を用いた装置について示したが、ラベルに予
め糊はついておらず、ラベルを貼付する直前工程で接着
剤を塗布する、一般に「グルーラベル」と呼ばれるラベ
ルや、加熱により溶融して接着力を発現するホットメル
ト接着剤を予め塗布しておき貼付時に加熱するヒートシ
ールタイプのラベルを用いた場合も、レーザー光により
印字を行ってベルト状又はローラ状の転着部材により貼
付を行う限り、上記と同様の問題を生じることとなる。
【0019】本発明は、上記事情に鑑みなされたもの
で、ラベルに製造年月日、有効期限、賞味期限、製造番
号などをレーザー印字し、このラベルをボトル状容器な
どに連続的に貼付するラベリング装置に設けられ、レー
ザー印字により生じる印字屑を自動的に除去して、印字
屑汚れによる不良の発生を可及的に防止し得る印字屑除
去機構、及び該印字屑除去機構を備えたラベリング装置
を提供することを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、整列状態で搬送されるラベリング対象物と
該ラベリング対象物に所定圧力で当接して回転するベル
ト状又はローラ状の転着部材との間にレーザー光によっ
て印字を施したラベルを挿入して、ラベリング対象物に
ラベルを貼付するラベリング装置に設けられ、上記転着
部材の表面に付着した印字屑を除去する印字屑除去機構
であって、粘着性を有する外周面が上記転着部材表面に
所定圧力で当接し、該転着部材の回転運動に従動して回
転する屑取ローラを具備し、該屑取ローラ外周面の粘着
性によって上記転着部材表面に付着した印字屑を剥離除
去することを特徴とするラベリング装置の印字屑除去機
構を提供する。
【0021】また、本発明は上記印字屑除去機構を備え
たラベリング装置として、多数のラベリング対象物を整
列させて連続的に搬送する対象物搬送部と、該対象物搬
送部により搬送されるラベリング対象物に所定圧力で当
接して回転するベルト状又はローラ状の転着部材と、レ
ーザー光により印字を施したラベルを搬送して上記ラベ
リング対象物と上記転着部材との間に挿入するラベル搬
送部とを具備したラベリング装置において、外周面が粘
着性を有する屑取ローラを上記転着部材表面に所定圧力
で当接させた状態で回転自在に配設し、該屑取ローラを
上記転着部材部材の回転運動に従動回転させることによ
り、該屑取ローラ外周面の粘着性により上記転着部材表
面に付着した印字屑を剥離除去するように構成したこと
を特徴とするラベリング装置を提供する。
【0022】即ち、本発明の印字屑除去機構及びラベリ
ング装置は、整列して搬送されるボトルなどのラベリン
グ対象物にラベルを転着させる転着ベルトや転着ローラ
などの転着部材に、外周面が粘着性を有する屑取ローラ
を所定圧力で回転可能に当接させ、この屑取ローラを転
着ベルトや転着ローラなどの転着部材の回転と共に従動
回転させることにより、該屑取ローラ外周面の粘着性に
よって上記転着部材表面に付着した印字屑を除去するよ
うにしたものである。
【0023】従って、本発明の印字屑除去機構及びラベ
リング装置によれば、上記屑取ローラによって転着ベル
トや転着ローラなどの転着部材に付着した印字屑を付着
後直ちに除去することができ、しかも印字屑の除去清掃
が連続的に行われるため、印字屑汚れによる不良品の発
生を可及的に防止して歩留まりを大幅に向上させること
ができる。
【0024】また、メンテナンスに関しては、単に粘着
力(清掃力)が低下したローラを取り替えるだけの非常
に簡便な作業により、上記転着部材表面を常にクリーン
な状態に保つことができるため、汚れがひどくなる毎に
転着部材の清掃を行う場合に比べて、装置を停止する時
間も短く効率的にラベリングを行うことができる。更
に、例えば、後述する実施例のように、複数の屑取ロー
ラをターンテーブルの周縁部に沿って回転自在に並設
し、その屑取ローラの1つを上記転着部材に当接させる
ようにして、上記ターンテーブルを随時又は所定時間ご
とに所定角度回転させることにより、転着部材表面に当
接する屑取ローラを交換するようにすることもできる。
これによりローラ交換のために装置を停止させる必要な
く、また粘着力(清掃力)が低下した屑取ローラを、屑
取を行うローラが他のローラに入れ替わった後にターン
テーブルから取り外して新たなローラに交換しておく
か、又はローラ表面をリフレッシュしておくことによ
り、まったく装置を停止することなく長時間連続運転す
ることができる。
【0025】
【発明の実施の形態及び実施例】以下、実施例を示し、
本発明をより具体的に説明する。図1,2は、本発明の
一実施例にかかる印字屑除去機構を示すものであり、こ
の印字屑除去機構は図3,4に示した上述のラベリング
装置に設けたものである。
【0026】この印字屑除去機構は、図1,2に示され
ているように、円盤状のターンテーブル11上に、複数
(図では8個)の屑取ローラ12を周縁部に沿って均等
に立設した印字屑除去装置1により構成されている。
【0027】上記ターンテーブル11は予め設定した任
意のインターバルで所定角度ずつ回転するようになって
いる。また、上記屑取ローラ12は、上記ターンテーブ
ル11上に回転自在に立設されており、その外周面が粘
着性を有し、ターンテーブル11上に立設された8個の
屑取ローラ12の内の1つが転着ベルト(転着部材)5
の表面に所定の圧力で当接するようになっている。
【0028】上記各屑取ローラ12は、上記ターンテー
ブル11上に立設された軸芯13に回転可能に取り付け
られた筒状基体の外周面に粘着テープを多重巻回したも
のであり、表面層を剥離することにより新たな粘着面が
表面に露出するようになっている。また、表面粘着性を
有する樹脂やゴムにより形成されたローラを上記屑取ロ
ーラ12として用いることができ、更に適宜なローラの
外周面に単に両面テープを巻き付けたものを用いてもよ
い。
【0029】上記印字屑除去装置1を備えた本例のラベ
リング装置は、上記屑取ローラ12により転着ベルト5
に付着した印字屑を除去するようにしたものである。そ
の動作を以下に説明する。
【0030】本例のラベリング装置は、図3,4を参照
して説明した上述の動作により、点眼薬等が充填された
ボトルbの外周面にラベルcを貼付するものであり、こ
の場合、図1に示されているように、上記屑取ローラ1
2の1つが、転着ベルト5の外周面に所定圧力で当接
し、転着ベルト5の循環回転に従動して回転し、転着ベ
ルト5の表面に付着した印字屑を屑取ローラ12表面の
粘着力により転着ベルト5表面から剥離除去する。
【0031】即ち、上述したレーザー印字により生じた
印字屑はラベルcの表面に付着したまま搬送され、この
印字屑の付着したラベルが、図1に示されているよう
に、上記転着ベルト5とボトルbとの間に挿入され、印
字屑がラベルcから転着ベルト5へと転移し、転着ベル
ト5がボトルbへのラベル貼付部分(ベルト5がボトル
b表面に圧接する領域)を過ぎると、この印字屑は直ち
に上記屑取ローラ12により転着ベルト5の表面から剥
離除去され、再びラベル貼付部分でラベルcの表面を汚
すことはない。
【0032】ここで、特に制限されるものではないが、
上記転着ベルト5として表面に適度な粘着性を有するベ
ルトを用い、積極的にラベル表面から印字屑を転着ベル
ト5へと移行させて、この印字屑を上記屑取ローラ12
により除去するようにしてもよく、これによりラベル貼
付後に、ラベル表面に残留した印字屑が、他のボトルb
に貼付されたラベルやボトルb自体、更にはラベリング
装置を汚すことを確実に防止することができる。
【0033】このようにして、印字屑の除去を行いなが
らラベリング操作を続けると、上記屑取ローラ12の表
面に印字屑が積もり、屑取ローラ12の粘着力が低下し
てしまうが、この場合上記ターンテーブル11を所定時
間ごとに又は随時に所定角度回転させて、上記転着ベル
ト5の表面に当接して屑取を行う屑取ローラ12を入れ
替え、常に良好な粘着力により転着ベルト5表面の印字
屑を除去する。そして、粘着力の低下した屑取ローラ1
2は表面の粘着テープを1巻分剥離して新たな粘着面を
露出させておくか、又は良好な粘着性を有する新たな屑
取ローラ12と取り替えておき、上記ターンテーブルの
回転により再びこの屑取ローラ12が転着ベルト5の表
面に当接して良好に印字屑の除去を行うものである。な
お、上記ターンテーブル11の回転は、所定時間ごとに
自動的に回転するようすることができ、また場合によっ
ては随時手動により行ってもよい。
【0034】このように、本実施例の印字屑除去機構及
び該除去機構を備えたラベリング装置では、上記屑取ロ
ーラ12によって転着ベルト(転着部材)5に付着した
印字屑を付着後直ちに除去することができ、しかも印字
屑の除去清掃が常に連続的に行われるため、印字屑汚れ
による不良品の発生を可及的に防止して歩留まりを大幅
に向上させることができる。
【0035】また、メンテナンスに関しては、自動的又
は手動により上記ターンテーブル11を回転させて、粘
着力(清掃力)が低下した屑取ローラ12を取り替える
だけで、上記転着ベルト5の表面を常にクリーンな状態
に保つことができるため、転着ベルト清掃のために装置
を停止する必要もなく、汚れがひどくなる毎に清掃を行
う場合に比べて、極めて効率的にラベリングを行うこと
ができる。また、粘着力(清掃力)が低下した屑取ロー
ラ12を、ターンテーブル11の回転後に交換又はリフ
レッシュしておくことにより、まったく装置を停止する
ことなく長時間連続運転することができるものである。
【0036】なお、本発明の印字屑除去機構及びラベリ
ング装置は、上記実施例に限定されるものではない。例
えば、上記実施例では、ターンテーブル11に複数の屑
取ローラ12を設け、このターンテーブル11を所定角
度ずつ回転させることにより、清掃力の低下した屑取ロ
ーラ12を交換するようにしたが、屑取ローラ12を交
換する機構はターンテーブル11を用いたものに限定さ
れるものではなく、複数の屑取ローラ12が順次入れ替
わるような機構であればよく、またこのような屑取ロー
ラ入れ替えのための機構を特に設けることなく、単に1
つの屑取ローラ12を転着ベルト5に当接するように設
け、清掃力低下後にこの屑取ローラを手作業で交換する
ようにしてもよい。更に、上記実施例ではラベルcをボ
トルbに貼付するための転着部材として転着ベルト5を
用いたが、転着部材はベルト状のものに限定されるもの
ではなく、ローラ状のものであってもよい。また更に、
上記実施例では、帯状の台紙dに多数のラベルcを貼付
した所謂タックラベルを用いたが、ラベルに予め糊は付
いておらず、ラベルを貼付する直前工程で接着剤を塗布
する、一般に「グルーラベル」と呼ばれるラベルや、加
熱により溶融して接着力を発現するホットメルト接着剤
を予め塗布しておき貼付時に加熱するヒートシールタイ
プのラベルを用いることもでき、ラベルcの搬送方法、
台紙dからのラベル剥離方法、ラベリング対象物である
ボトルbの搬送方法などは、用いるラベルの種類や装置
の構成などに応じて適宜変更することができる。更にま
た、その他の構成についても本発明の要旨を逸脱しない
限り適宜変更して差し支えない。また、上記実施例では
点眼薬等を充填したボトルbにラベルを貼付する装置を
例示したが、その用途もこれに限定されるものではな
く、本発明の印字屑除去機構及びラベリング装置は、紙
箱、袋状容器などのボトル以外の容器にラベリングを施
す場合にも好適に使用し得る。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の印字屑除
去機構及び該機構を備えたラベリング装置によれば、レ
ーザー印字により生じる印字屑を自動的かつ連続的に除
去して、印字屑汚れによる不良の発生を可及的に防止し
得、煩雑な清掃作業を要することなく、効率よくラベリ
ングを施すことができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例にかかる印字屑除去機構を示
す部分拡大平面図である。
【図2】同印字屑除去機構を構成する屑取ローラ及びタ
ーンテーブルを示す一部を断面とした正面図である。
【図3】ラベリング装置の一例を示す概略図である。
【図4】同ラベリング装置の従来のラベル貼付部を示す
部分拡大平面図である。
【図5】ラベル及び該ラベルを台紙に貼付したラベルシ
ートを示す拡大平面図である。
【符号の説明】
1 印字屑除去装置 11 ターンテーブル 12 屑取ローラ 2 供給ディスク 3 中間ディスク 4 ラベリングディスク 5 転着ベルト(転着部材) 6 排出ディスク 7 ラベル搬送部 a ラベルシート b ボトル(ラベリング対象物) c ラベル d 台紙
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 今井 茂 兵庫県尼崎市杭瀬寺島2丁目1番3号 塩 野義製薬株式会社内 (72)発明者 古田 章司 愛知県一宮市萩原町富田方字流25−3 (72)発明者 石原 勝昌 愛知県一宮市三ツ井7丁目10番3号 Fターム(参考) 3E095 AA07 BA03 CA01 DA22 DA42 DA48 DA83 DA90 FA25

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 整列状態で搬送されるラベリング対象物
    と該ラベリング対象物に所定圧力で当接して回転するベ
    ルト状又はローラ状の転着部材との間にレーザー光によ
    って印字を施したラベルを挿入して、ラベリング対象物
    にラベルを貼付するラベリング装置に設けられ、上記転
    着部材の表面に付着した印字屑を除去する印字屑除去機
    構であって、粘着性を有する外周面が上記転着部材表面
    に所定圧力で当接し、該転着部材の回転運動に従動して
    回転する屑取ローラを具備し、該屑取ローラ外周面の粘
    着性によって上記転着部材表面に付着した印字屑を剥離
    除去することを特徴とするラベリング装置の印字屑除去
    機構。
  2. 【請求項2】 回転可能に配設されたターンテーブルの
    周縁部に沿って複数の屑取ローラを回転自在に並設し、
    該屑取ローラの1つを上記転着部材表面に所定圧力で当
    接させると共に、上記ターンテーブルを随時又は所定時
    間ごとに所定角度回転させて、転着部材表面に当接する
    屑取ローラを随時又は所定時間ごとに交換するように構
    成した請求項1記載の印字屑除去機構。
  3. 【請求項3】 帯状の台紙上に多数のラベルが易剥離状
    態に貼付されたラベルシートを所定速度で搬送し、搬送
    途中で上記各ラベルにレーザー光によって印字を施した
    後、上記台紙から上記ラベルを剥離させ、整列状態で搬
    送されるラベリング対象物と該ラベリング対象物に所定
    圧力で当接して回転するベルト状又はローラ状の転着部
    材との間に剥離した上記ラベルを挿入して、ラベリング
    対象物にラベルを貼付するラベリング装置に設けられ、
    上記転着部材の表面に付着した印字屑を除去する印字屑
    除去機構である請求項1又は2記載の印字屑除去機構。
  4. 【請求項4】 多数のラベリング対象物を整列させて連
    続的に搬送する対象物搬送部と、該対象物搬送部により
    搬送されるラベリング対象物に所定圧力で当接して回転
    するベルト状又はローラ状の転着部材と、レーザー光に
    より印字を施したラベルを搬送して上記ラベリング対象
    物と上記転着部材との間に挿入するラベル搬送部とを具
    備したラベリング装置において、外周面が粘着性を有す
    る屑取ローラを上記転着部材表面に所定圧力で当接させ
    た状態で回転自在に配設し、該屑取ローラを上記転着部
    材の回転運動に従動回転させることにより、該屑取ロー
    ラ外周面の粘着性により上記転着部材表面に付着した印
    字屑を剥離除去するように構成したことを特徴とするラ
    ベリング装置。
  5. 【請求項5】 上記ラベル搬送部が、帯状の台紙上に多
    数のラベルが易剥離状態に貼付されたラベルシートを所
    定速度で搬送すると共に、所定個所で上記ラベルを上記
    台紙から剥離させて上記ラベリング対象物と上記転着部
    材との間に挿入するラベル搬送部であり、かつ該ラベル
    搬送部により搬送される上記ラベル表面にレーザー光を
    照射して、該ラベルに印字を施すレーザー印字部とを具
    備した請求項4記載のラベリング装置。
  6. 【請求項6】 回転可能に配設されたターンテーブルの
    周縁部に沿って複数の上記屑取ローラを回転自在に並設
    すると共に、該屑取ローラの1つを上記転着部材表面に
    所定圧力で当接させ、上記ターンテーブルを随時又は所
    定時間ごとに所定角度回転させて、転着部材表面に当接
    する屑取ローラを随時又は所定時間ごとに交換するよう
    に構成した請求項4又は5記載のラベリング装置。
  7. 【請求項7】 上記ラベル搬送部が、上記ラベルシート
    を巻回したシートロールから複数の搬送ローラにより該
    ラベルシートを繰り出して搬送し、所定個所で搬送され
    るラベルシートの台紙を鋭角に折り返すことにより、ラ
    ベルシートの台紙からラベルを剥離して上記ラベリング
    対象物と上記転着部材との間に挿入するように構成され
    た請求項4〜6のいずれか1項に記載のラベリング装
    置。
  8. 【請求項8】 上記ラベリング対象物がボトル状容器で
    あり、該ボトル状容器が上記転着部材の回転に従動して
    回転することにより、該容器の外周面に上記ラベルが巻
    き付いて貼付されるように構成された請求項4〜7のい
    ずれか1項に記載のラベリング装置。
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