JP2004057701A - パチンコ機 - Google Patents

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Hiroyuki Yasumi
八角 裕之
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Heiwa Corp
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Abstract

【課題】パチンコ機の前枠を開ける際におけるこぼれ球の発生を防止する。
【解決手段】パチンコ機の前枠1の盤面から背面側に通り抜けて落下するパチンコ球の球受け部7にシャッター装置19を設け、前枠が閉じられているときには、排出穴7aを開いた状態に保持可能とし、この前枠が開いているときには排出穴を閉鎖状態に保持可能としてある。シャッター装置19はガイド部材23に沿って進退するシャッタープレート25によって排出穴7aを開閉可能としてある。前枠を閉じると制御ロッド29がストッパー21に当たり、付勢力に抗してシャッタープレートを移動させ、排出穴を開放状態とするためパチンコ球が落下可能となる。この結果、点検等のために前枠を開けてもパチンコ球がこぼれ落ちするようなことがなくなる。
【選択図】   図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、前枠を開いたときにパチンコ球のこぼれ落ちを防止するためのシャッター装置を備えたパチンコ機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
パチンコ機の一般的構成は、パチンコ遊技場の島と呼ばれる設備の前面に並設されたパチンコ機の外枠に遊技盤面や裏パックを備えた前枠がヒンジを介して開閉自在に取り付けてある。これらのパチンコ機は循環機構を介してパチンコ球を供給され、後述の入賞球やアウト球を排出可能としてある。各パチンコ機に備え付けの発射装置によって打ち出されたパチンコ球は、ガイドレールで案内された後、前枠の盤面側で流下する過程において、入賞口へ入り、賞品球を出すように作用する入賞球と、入賞口へ入らずに盤面の最下端に設けられたアウト口から前枠の背面側へ排出されるアウト球とがある。
【0003】
図8は、パチンコ遊技場の島に並設されたパチンコ機について、前枠101の裏側の構成例についての概要を示すものである。前枠101は、一側部が外枠102にヒンジを介して開閉可能に取り付けられている。盤面の背面側に位置する裏パック103の下部に設けてある投下口105の下部には、島設備側に固定されたアウト球計数装置109が位置している。投下口105からアウト球計数装置109に排出されたパチンコ球Bは、内部の傾斜面に沿って整列しながら転がり移動し、これに付属する球磨き機構や球計数機等を通過して、末端に設けてある落下口109aから集合樋111上へ落下して回収されるようになっている。なお、パチンコ機の多くは、落下口109aにアウトジャバラ113を取り付けることにより集合樋111上に落下する際の衝撃を弱めるようにしてある。こうして、各パチンコ機から排出されたパチンコ球は、島設備内部に配置された上記の集合樋111に集められて図示されていない揚送研磨装置等に送られ、ここで研磨されたパチンコ球を再利用可能としてある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上述の通り、投下口105は、前枠の背面側に取り付けられているのに対し、アウト球計数装置109は島設備側に固定されているため、前枠101が正常な位置に納まっているときには、パチンコ球Bは投下口105からこの計数装置へ順調に移動し、この計数装置を経て集合樋111へ供給可能となっている。しかし、パチンコ機のトラブル発生や点検等のために前枠を通路側に引いて開けると、上記の投下口105が開放状態のまま、投下口とアウト球計数装置109との上下で一致する位置からずれてしまうことになる。このため、裏パック103内に入っているパチンコ球Bが投下口105から膳板115や通路上にこぼれ落ちてしまうことから、アウト球の計数に誤差を生じ、あるいはパチンコ球が通路上に散乱して遊技場の利用環境を低下させている問題がある。また、遊技中に大当たりが発生し、盤面が特賞状態に変化したときに、遊技者は特定の入賞口にパチンコ球を入賞させようとして前枠を開放しているのにもかかわらず、パチンコ球の発射を止めることができないために、パチンコ球が上記の投下口から落下してホール内に散乱してしまうという問題もある。
【0005】
そこで本発明の目的は、前枠を開けてもパチンコ球がこぼれ落ちしないようにしたパチンコ機を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明は以下の手段を採用することにより以下の作用効果を生じるようにしたところに特徴がある。
【0007】
(請求項1に記載した発明の構成)
請求項1に記載した発明は、外枠にヒンジを介して開閉可能に前枠が取り付けてあり、この前枠には背面に少なくとも入賞球処理装置及び賞球排出装置を備えているとともに、少なくとも入賞口及びアウト口を設けた遊技盤を着脱可能に備えたパチンコ機に以下の構成を採用したものである。上記の遊技盤には上記の入賞口又はアウト口へ入球し、この遊技盤の背面側に誘導されたパチンコ球を受ける球受け部と、この球受け部の底部に設けた排出穴の開閉動作を規制するシャッター装置とを備えている。そして、このシャッター装置は、上記の前枠が閉じているときには上記の排出穴を開いた状態に保持可能とし、この前枠が開いているときには排出穴を閉じた状態に保持可能としてあるところに特徴がある。
【0008】
(請求項1に記載した発明の作用効果)
上記の構成を採用したことにより、パチンコ機の前枠が閉じているときには、上記の排出穴が開いているため、パチンコ球が落下可能となってこれらのパチンコ球を正常に回収可能となっている。これに対し、この前枠を開けると、シャッター装置が働いて排出穴が塞がれるようになっているため、パチンコ球が通路や膳板上にこぼれ落ちるようなことがなくなる。したがって、計数誤差の発生を防止可能となるとともに、通路等における散乱球の減少化によりパチンコ遊技場の環境を向上可能となる。また、大当たりが発生して前枠を開放している間であってもパチンコ球の発射を続けているような場合にもホール内へのパチンコ球の散乱を防止可能となる。
【0009】
(請求項2に記載した発明の特徴)
請求項2に記載した発明は、上記のシャッター装置について以下のように特定したものである。すなわち、このシャッター装置は、上記の球受け部の下面にガイド部材を介して進退可能に設けてあるシャッタープレートと、上記の排出穴が塞がる方向にシャッタープレートを付勢する付勢手段と、外枠又はこの外枠を支持している島設備に設けてあり、前枠が閉じているときにシャッタープレートに直接又は間接に当接してこのシャッタープレートを排出穴が開放状態となる位置に停止可能とするストッパーとを備えているところに特徴がある。このシャッタープレートは、球受け部の下部に進退可能に設けてあるとともに、付勢手段によって排出穴を塞ぐ方向へ付勢されている。
【0010】
上記の構成において、前枠が閉じているときには、シャッタープレートが直接、又はシャッタープレートに設けてある制御ロッドを介して外枠又は島設備に設けてあるストッパーに弾接状態になる。また、このときには、シャッタープレートのシャッター穴が開放状態となるようにしてあるため、球受け部内のパチンコ球をアウト球計数装置等へ落下可能な状態に保持される。次に前枠を開けると、付勢力により上記のシャッタープレートがストッパーから離れ、制御ロッドとともに移動して排出穴が塞がれるためパチンコ球のこぼれ落ちを防止可能となる。
【0011】
(請求項3に記載した発明の特徴)
請求項3に記載した発明は、請求項2に記載した発明に係るシャッタープレートについて以下のように限定したものである。すなわち、このシャッタープレートは、上記の球受け部の下部に取り付けてあるガイド部材に支持されたスライド部と、このスライド部の後端部に垂設してなる支持部と、この支持部から後方に向けて突設してある制御ロッドとからなる。このシャッタープレートは、上記の前枠を閉じたときに、制御ロッドが上記のストッパーに弾接することにより排出穴を開いた状態に保持可能としてあるところに特徴がある。
【0012】
このシャッタープレートは、前枠が閉じているときには上記の制御ロッドがストッパーに弾接しており、付勢手段の付勢力に抗して上記のスライド部が排出穴の開放状態を保持するため、球受け部内のパチンコ球を落下可能となる。次に、前枠を開けると、シャッタープレートが付勢力によりストッパーから遠ざかるように移動し、上記のスライド部が排出穴を閉塞状態に保持するため、球受け部内のパチンコ球は落下不能となる。
【0013】
(請求項4に記載した発明の特徴)
請求項4に記載した発明は、請求項1に係るシャッター装置の別の構成について限定したものである。すなわち、上記のシャッター装置は、上記の球受け部の下部に取り付けてあるガイド部材に沿って進退可能に設けてあるシャッタープレートと、このシャッタープレートを上記の排出穴を塞ぐ方向に付勢するように設けてある付勢手段と、外枠又はこの外枠を支持している島設備に設けてあり、前枠が閉じているときにシャッタープレートに当接してこのシャッタープレートを排出穴が開いた状態となる位置に停止可能とするストッパーとを備えていることについては請求項3と共通性を有する。シャッタープレートは、ガイド部材を介して球受け部の底部に摺動可能に支持されたスライド部と、このスライド部の一端部から垂設してなる制御片とからなり、前枠を閉じたときにこの制御片がストッパーに当接することにより排出穴を開いた状態に維持可能に構成してあるところに特徴がある。このシャッター装置は、シャッタープレートの制御片を直接ストッパーに弾接するようにしてあるため構成が簡単になるため、製造コストの低減に寄与する。排出穴の開閉動作は請求項3に係るシャッター装置と同様である。
【0014】
(請求項5に記載した発明の特徴)
請求項5に記載した発明に係るパチンコ機は、上記のシャッター装置を、上記の球受け部の下面に設けてあるガイド部材に沿って進退可能に設けてあるシャッタープレートと、このシャッタープレートを駆動する駆動手段とにより構成してあるところに特徴がある。上記の駆動手段は前枠の開閉状態を検知してその動作信号を出力可能な開閉検知センサーと接続可能に構成してある。開閉検知センサーは、通常は外枠又は島設備に設けてあるが、前枠を外枠に取り付ける際にコネクター等により両者が接続されるようにするとよい。この発明のシャッター装置は、外枠等にストッパーを設置しにくい構成のパチンコ機に採用すれば、パチンコ球のこぼれ落ち防止に有効である他、請求項1ないし請求項4に記載の発明のようなストッパー及び付勢手段を設ける必要がなくなるため、パチンコ機の構成を簡単なものとすることができる。
【0015】
(請求項6に記載した発明の特徴)
請求項6に記載した発明は、請求項5に記載した発明における駆動手段について、ソレノイドを含む構成としてあるところに特徴がある。シャッタープレートの駆動手段としては、小型モーターや電磁式力を利用した吸引・離反作用を利用したものなどがあるが、ここではソレノイドを含む駆動手段に限定したものである。ソレノイドは、前枠を開ける際に作動スイッチをオンにするために、上記の開閉検知センサーとこのセンサーから出力される検知信号を処理する駆動回路とにより動作可能に構成すれば、シャッター装置の開閉動作が確実となる。また、ソレノイドは安価で動作が確実なので、これを採用することによりパチンコ機からのパチンコ球のこぼれ落ちを確実に防止可能になるとともに、パチンコ機の製造コストの引き下げに寄与する。
【0016】
【発明の実施の形態】
(本発明の基本的構成)
図1に示すように、パチンコ機の概略の構成は、前枠1が外枠2にヒンジ(図示略)を介して開閉可能に取り付けられており、この前枠の上部寄りの中央部には円形の装着穴1aが設けてある。この装着穴1aには円盤状の遊技盤3が着脱可能に嵌め込むようになっている。この遊技盤3の前面には、多数の釘4,…の他、図示されていないが種々のデザインによる装飾が施してあり、盤面のほぼ中央部には少なくとも1個の入賞口3aやアウト口3bが設けてある。
【0017】
図1は、前枠1を外枠2に対して開いた状態を示している。もちろんパチンコ機の前枠は、通常は閉じられているが、点検、球詰まり、その他の理由により開くことがかなりある。前枠1の背面側には、入賞球処理装置及び賞球排出装置等(いずれも図示略)を備えており、上記の入賞口3aを通ったパチンコ球は背面側でこれらの装置内へ回収可能となっている。前枠1の背面側下部にはアウト球受け部(以下「球受け部」という)7が設けてあり、上記の投下口及びアウト口3bから投下されるパチンコ球を収納可能となっている。球受け部7へ落下したパチンコ球は、この中で整列し、順次後述の排出穴7aから落下し、その下方に設けてあるアウト球計数装置(図示略、なお、図8参照)へ落下可能となっている。
【0018】
球受け部7の底部末端部には、上記の排出穴7aが設けてあるが、アウト球計数装置は島設備側に設けてあるため、前枠1が外枠2に対して開いているときには、この排出穴は上記の装置の上方からずれた位置になる。したがって、仮にこの排出穴7aが開放状態になっているとすれば、球受け部7内のパチンコ球はここから膳板や通路上にこぼれ落ちてしまうことになる。しかし、本発明に係るパチンコ機の球受け部7には、シャッター装置19を備えているためパチンコ球のこぼれ落ちは生じないようになっている。すなわち、前枠1が閉じているときには、シャッター装置19により排出穴7aを開放状態に保持可能としてあり、前枠が開いているときには、この排出穴を閉塞状態に保持可能としてある。シャッター装置としては、種々の原理の装置を採用可能であるが、ここでは、シャッタープレートを進退させることにより排出穴を開閉するいわゆるスライド式を採用してある。
【0019】
(第1実施の形態例)
第1実施の形態例(以下「第1例」という)は、スライド式のシャッター装置における排出穴の開閉動作を、球受け部の底部に進退可能に設けられたシャッタープレートに設けてあるシャッター穴と上記の排出穴との一致又は不一致により排出穴の開閉動作を規制するようにしたものである。図1〜図3は、第1例に係るスライド式のシャッター装置を示している。シャッター装置19は、球受け部7の底面7bに保持部を有するガイド部材23と、これらのガイド部材に沿って前後方向に進退可能に設けられたシャッタープレート25と、このシャッタープレートに対する付勢手段としての1対の引っ張りばね27,27と、シャッタープレートに対する位置規制手段としての制御ロッド29とを備えている。
【0020】
シャッタープレート25は、スライド部25bと、その一端部に垂設してある支持部25cと、他端部に垂設してあるばね支持具25dとからなる。スライド部25bには、球受け部7の排出穴7aとほぼ同じ大きさのシャッター穴25aが設けてあり、このシャッタープレート25の移動により制御ロッド29が外枠に取り付けてあるストッパー21に弾接し、ガイド部材23に対して相対移動可能としてある。このようにシャッタープレート25が相対移動することにより、排出穴7aとシャッター穴25aとを一致、あるいは不一致状態とすることが可能となっている。図2及び図3(a)に示す状態においては、上記の両穴7a,25aが一致しているため、球受け部7内に入っているパチンコ球Bはここを通って落下可能となっている。
【0021】
上記のガイド部材23は、シャッタープレート25を進退可能に支持し、かつガイドする役割を果たすものであるが、その外端部(図面右方)には、図3に示すように、球受け部7の底面から垂下するように形成してなるガイド片23aが設けてある。そして、シャッタープレート25の両側部に設けられた突起状のばね支持具25d,25dと、上記の各ガイド片23aの両端部に設けられたばね支持具23bとには、上記の1対の引っ張りばね27,27が張設してある。なお、付勢手段27の取り付け位置は任意でよく、付勢手段も圧縮ばねその他の手段を採用可能である。また、シャッタープレート25の外端部(図面右方)に垂直に形成してなる支持部25cには、上記の制御ロッド29の基端部が固着してある。この制御ロッド29は、上述したように、上記のガイド片23aを貫通して先端部が外枠2に設けてある上記のストッパー21に弾接可能となっている。なお、ストッパー21は図示されていない島設備に設けるようにしてもよい。
【0022】
図2及び図3(a)は、前枠1が閉じられており、シャッタープレート25の保持部25cが制御ロッド29を介して引っ張りばね27,27の付勢力に抗してガイド片23aから所定の距離だけ離れた位置に保持されている状態を示している。この状態の下では、排出穴7aとシャッター穴25aとが一致しており、球受け部7内のパチンコ球は、上記の通り一致した両穴を通って落下可能となっている。次に、前枠1を開けると、図3(b)に示すように、球受け部7は、外枠2から離れて遠ざかるため、制御ロッド29もストッパー21から離れて遠ざかる。この結果、シャッタープレート25が引っ張りばね27,27の付勢力により外方(図面右方)へ移動するため、両穴7a,25aの位置が互いにずれを生じ、やがて排出穴7aがシャッタープレート25の板面により塞がれた状態となる。なお、シャッタープレート25は、所定の位置まで移動すると、図示していないストッパー手段により停止するようになっている。
【0023】
(第2実施の形態例)
第2実施の形態例(以下「第2例」という)は、図4に示すように、シャッター装置の構成を、第1例と同様にスライド式のシャッタープレート及び付勢手段を採用したものである点において第1例と共通するものである。シャッタープレート35はL字形断面に形成されたものからなり、球受け部7の底部に設けられたガイド部材33で進退可能に支持してあり、付勢手段37により後方(図面右方)へ付勢可能としてある。シャッタープレート35の前端部に位置するL字の短辺に相当する制御片35bが、第1例における制御ロッドの役割を果たすようになっている。前枠1が閉じられた状態においては、この制御片35bがストッパー41に当接することにより、シャッタープレート35が球受け部7の排出穴7aを開放状態に保持可能としてある。
【0024】
次に、同図(b)に示すように、前枠1を左方に引いてこれを開けると、シャッタープレート35は付勢力により後方(図面右方)へ移動するため、L字の長辺に相当するスライド部35cによって排出穴7aを塞いだ状態となる。したがって、前枠1を開けると、これまで開いていた排出穴7aがシャッター装置31によって閉じられるため、球受け部7内に入っているアウト球Bの落下を防止可能となる。もちろん、この排出穴は前枠1を閉めれば、再び同図(a)の状態に復帰するのでパチンコ球の落下が可能となる。
【0025】
(第3実施の形態例)
上記第1,2例においては、シャッター装置の動作を、前枠の開閉動作に委ねるようにしてあったが、この第3実施の形態例(以下「第3例」という)においては、これを電力又は電磁力などの駆動手段によって開閉動作するようにしたものである。図5は、第3例の全体の構成を示すものであるが、前枠1の背面側に設けてある球受け部7の下部に、シャッター装置49が設けてある点については、第1例、第2例と共通性を有している。
【0026】
シャッター装置49としては、図5〜図7に示すように、第1例の構成と同様のガイド部材53、シャッタープレート55の他、シャッタープレート55を進退動作させるためのシャッター駆動手段57を備えたものを採用してある。シャッタープレート55のスライド部55bには、シャッター穴55aが設けてあり、これを球受け部7の排出穴7aと一致させることによりパチンコ球を落下可能としてあり、不一致とすることにより排出穴を塞ぐようにしてあることについても上記第1例と同様である。
【0027】
シャッタープレート55のシャッター駆動手段としては、ここではソレノイド57を含む駆動回路を採用してある。駆動回路としては、ソレノイド57と、これに接続可能に設けてある後述の開閉検知センサー59と、このセンサーによる検知信号を処理してソレノイドに開閉動作の信号を出力する制御回路(図示略)を備えたものを採用してある。すなわち、前枠1が閉じているときには、この開閉検知センサー59からの検知信号を受けてソレノイド57を動作させることにより排出穴7aを開放状態に保持し、この前枠が開いているときには、この排出穴を閉塞状態に保持可能としてある。
【0028】
具体的には、前枠1が閉じているときには、ソレノイド57の駆動ロッド57aが延出すると、排出穴7aとシャッター穴55aとが一致することによりパチンコ球を落下可能としてある。また、前枠1が開けられることにより上記の駆動ロッド57aが後退すると、図6に2点鎖線で示してあるように、シャッタープレート55が支持部材53aに向かって移動するため、排出穴7aがこのシャッタープレートのスライド部55bにより塞がれるようになっている。
【0029】
ソレノイド57は、ガイド部材53の外端部(図6右方)に垂設してある上記の支持部材53aにビスなどを用いて固定してあり、駆動ロッド57aは、この支持部に設けられた透孔を貫通して、先端部がシャッタープレート55の外端部に垂設してある保持部55cに固着してある。ソレノイド57に後述の駆動信号が出力されると、駆動ロッド57aが後退してシャッタープレートを移動させることにより排出穴7aを閉じ、駆動信号の出力が消えると、ソレノイドに内蔵するスプリングにより駆動ロッドは原状に復帰し、排出穴7aを閉塞可能となっている。
【0030】
上記のソレノイド57の動作は、検知センサー59を含む駆動回路により制御可能となっている。ソレノイド57と開閉検知センサー59とは、接続コネクター等(図示略)を介して接続可能としてあり、前枠1を外枠2に取り付ける際に接続するようにしてある。図5及び図7は、上記の開閉検知センサー59を外枠2の内周部に設けた例を示している。検知センサー59としては、マイクロスイッチや近接スイッチ等を挙げることができるが、応答速度の速いものであることが望ましい。ここでは、安価なマイクロスイッチを採用してある。この駆動回路の動作例としては、図7(a)に示すように、パチンコ機が通常の状態、すなわち前枠1が閉じているときには、この前枠の一部がマイクロスイッチ59の接触子59aに接触しているため、プラス(+)の信号を出力し、ソレノイド57を現状に保持させている。次に、前枠1を開けると、同図(b)に示すように、この前枠とマイクロスイッチの接触子59aとの接触状態が解除されるため、マイナス(−)の出号を出力し、ソレノイド57に電流を流して、駆動ロッド57aを後退させる。なお接触子59aの進退動作は上記の逆、すなわち、前枠を開いたときに接触子を延出するようにしてもよい。
【0031】
シャッタープレートの駆動手段としては、この他モーターとねじ機構を組み合わせたものや、電磁石と鉄片との組み合わせなどを採用することも可能である。なお、シャッター装置についても上記のスライド式の他、回転板により開閉する回転式シャッターなどを採用することも可能である。
【0032】
【発明の効果】
本発明によれば、パチンコ機の前枠が閉じているときは排出穴からパチンコ玉を落下可能とし、開いているときにはシャッター装置が働いて、球受け部の排出穴を塞ぐようになっているためパチンコ球が通路や膳板上へこぼれ落ちすることがなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施の形態例に係るパチンコ機の前枠を開いた状態を示す斜視図である。
【図2】第1実施の形態例に係るシャッター装置の構成を示す底面図である。
【図3】第1実施の形態例に係るシャッター装置の構成を示すものであり、(a)は前枠が閉じているときの状態を示す断面図、(b)は前枠が開いているときの状態を示す断面図である。
【図4】第2実施の形態例に係るシャッター装置の構成を示すものであり、(a)は前枠が閉じているときの状態を示す断面図、(b)は前枠が開いているときの状態を示す断面図である。
【図5】第3実施の形態例に係るパチンコ機の前枠を開いた状態を示す斜視図である。
【図6】第3実施の形態例に係るシャッター装置の構成を示す斜視図である。
【図7】第3実施の形態例に係るシャッター装置の構成を示すものであり、(a)は前枠が閉じている状態を示す底面図、(b)は前枠が開いている状態を示す底面図である。
【図8】従来例に係るパチンコ機の背面側の状態を示す背面図である。
【符号の説明】
1            前枠
1a           装着穴
2            外枠
3            遊技盤
3a           入賞口
3b           アウト口
7            球受け部
7a           排出穴
19,31,49     シャッター装置
21,41        ストッパー
23,33,53     ガイド部材
23a          ガイド片
25,35,55     シャッタープレート
25a,55a      シャッター穴
25b,35c,55b  スライド部
25c          支持部
25d          支持具
27,37        付勢手段(引張りばね)
29           制御ロッド
35b          制御片
53a          支持部材
55c          保持部
57           駆動手段(ソレノイド)
57a          駆動ロッド
59           開閉検知センサー(マイクロスイッチ)

Claims (6)

  1. 外枠にヒンジを介して開閉可能に前枠が取り付けてあり、上記前枠には背面に少なくとも入賞球処理装置及び賞球排出装置を備えているとともに、少なくとも入賞口及びアウト口を設けた遊技盤を着脱可能に備えたパチンコ機において、
    上記遊技盤には上記入賞口又はアウト口へ入球し、当該遊技盤の背面側に誘導されたパチンコ球を受ける球受け部と、この球受け部の底部に設けた排出穴の開閉動作を規制するシャッター装置とを備えており、
    上記シャッター装置は、上記前枠が閉鎖しているときには上記排出穴を開いた状態に保持可能とし、上記前枠が開放しているときには上記排出穴を閉じた状態に保持可能としてあることを特徴とするパチンコ機。
  2. 請求項1において、上記シャッター装置は、上記球受け部の下面にガイド部材を介して進退可能に設けてあるシャッタープレートと、上記排出穴が塞がる方向に上記シャッタープレートを付勢する付勢手段と、上記外枠又はこの外枠を支持している島設備に設けてあり、上記前枠が閉じているときに上記シャッタープレートに当接してこのシャッタープレートを上記排出穴が開いた状態となる位置に停止可能とするストッパーとを備えていることを特徴とするパチンコ機。
  3. 請求項2において、上記シャッタープレートは、上記球受け部の下部に取り付けてあるガイド部材に支持されたスライド部と、このスライド部の後端部に垂設してなる支持部と、この支持部から後方に向けて突設してある制御ロッドとからなり、上記前枠を閉じたときにこの制御ロッドが上記ストッパーに弾接することにより上記排出穴を開いた状態に保持可能としてあることを特徴とするパチンコ機。
  4. 請求項1において、上記シャッター装置は、上記球受け部の下部に取り付けてあるガイド部材に沿って進退可能に設けてあるシャッタープレートと、上記排出穴が塞がれる方向に上記シャッタープレートを付勢するように設けてある付勢手段と、上記外枠又はこの外枠を支持している島設備に設けてあり、上記前枠が閉じているときに上記シャッタープレートに当接してこのシャッタープレートを上記排出穴が開いた状態となる位置に停止可能とするストッパーとからなり、上記シャッタープレートは、上記ガイド部材を介して上記球受け部の底部に摺動可能に支持されたスライド部と、このスライド部の一端部から垂設してなる制御片とからなり、上記前枠を閉じたときにこの制御片が上記ストッパーに当接することにより上記排出穴を開いた状態に保持可能としてあることを特徴とするパチンコ機。
  5. 請求項1において、上記シャッター装置は、上記球受け部の下面に設けてあるガイド部材に沿って進退可能に設けてあるシャッタープレートと、このシャッタープレートを駆動する駆動手段とを備えており、上記駆動手段は上記前枠の開閉状態を検知し、検知した動作信号を出力可能な開閉検知センサーと接続可能に構成してあることを特徴とするパチンコ機。
  6. 請求項5において、上記駆動手段はソレノイドを含むものであることを特徴とするパチンコ機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009077855A (ja) * 2007-09-26 2009-04-16 Heiwa Corp 遊技機の球払出装置
JP2020000367A (ja) * 2018-06-26 2020-01-09 株式会社サンセイアールアンドディ 遊技機

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