JP2000279572A - 遊技機用ベルト式可変表示装置 - Google Patents

遊技機用ベルト式可変表示装置

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JP2000279572A
JP2000279572A JP11085882A JP8588299A JP2000279572A JP 2000279572 A JP2000279572 A JP 2000279572A JP 11085882 A JP11085882 A JP 11085882A JP 8588299 A JP8588299 A JP 8588299A JP 2000279572 A JP2000279572 A JP 2000279572A
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JP11085882A
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Sadao Ioki
定男 井置
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Sophia Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 組立工場等での保管、搬送等の作業において
無端ベルトの表面が他の部品等に接触し難く、取り扱い
が容易な遊技機用無端ベルト式可変表示装置を提供す
る。 【解決手段】 前面が開口したハウジング部材32内に
リール33を設け、識別情報を記した無端ベルト36を
リール間に張設し、この無端ベルトを回動することによ
りハウジング部材の前面開口内に識別情報を可変表示す
る遊技機用ベルト式可変表示装置14において、前記ハ
ウジング部材の前面開口に、先端が無端ベルトの最前部
分よりも前方に突出して基端がハウジング部材に接続し
た突出部40を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ島に設置
可能な所謂球スロ式遊技機やパチンコ機、あるいは所謂
パチスロ式遊技機などに備えられ、可変表示ゲームを行
う遊技機用ベルト式可変表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】遊技球を取り込んで可変表示ゲームを行
う従来の遊技機(所謂球スロ式の遊技機)としては、例
えば特許第2774290号に記載のものがあり、パチ
ンコ機の外枠(機枠)と同じ寸法の前後開放枠に対して
前方から板状の前面枠を蝶着し、この前面枠に可変表示
装置の表示窓を設けるとともに、表示窓のすぐ下方にス
タートレバーやストップボタンなどの操作部を、従来の
スロットマシンと同様に配置してある。そして、この遊
技機には、ドラム式可変表示装置に比較して前後寸法が
小さくても収納できるように、無端ベルト式可変表示装
置が備えられている。この無端ベルト式可変表示装置
は、数字や文字等の識別情報を無端ベルトの表面に印刷
などして、このベルトを回動することにより可変表示を
行うものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
無端ベルト式可変表示装置は、識別情報を記したドラム
を単に無端ベルトに置き換えたにすぎず、前後寸法が小
さくなったことによりパチンコ島に収納できるようにな
った反面、前後寸法が小さくなったがための不都合も新
たに生じた。すなわち、ドラム式可変表示装置の場合に
は、遊技機に取り付ける姿勢そのままに立てた状態で工
場内を搬送したり、組立ラインに準備しておくことがで
きるが、前後寸法が小さくなると立てた状態では不安定
になってしまい、倒れた際に無端ベルトを損傷すること
もある。このため、無端ベルト式可変表示装置の場合に
は、仕方なく寝かせた状態で保管したり、搬送したり、
組立ラインの近くに準備しておくことになる。
【0004】ところが、無端ベルト式可変表示装置を寝
かせておくと、無端ベルトの表面に他の部品が接触して
汚したり、損傷したりするトラブルが新たに発生し、こ
のため取り扱いがドラム式と比較して面倒である。ま
た、遊技機に取り付けた状態では、無端ベルトの表面と
可変表示窓との間の間隔が狭いので、遊技店において、
遊技者が可変表示窓部を手で強く押したりすると無端ベ
ルトの表面に接触可能性がある。
【0005】本発明は上記した問題点に鑑み開発された
もので、その目的は、組立工場等での保管、搬送等の作
業において無端ベルトの表面が他の部品等に接触し難
く、取り扱いが容易な遊技機用無端ベルト式可変表示装
置を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために提案されたもので、請求項1に記載のもの
は、前面が開口したハウジング部材内にリールを設け、
識別情報を記した無端ベルトをリール間に張設し、この
無端ベルトを回動することによりハウジング部材の前面
開口内に識別情報を可変表示する遊技機用ベルト式可変
表示装置において、前記ハウジング部材の前面開口に、
先端が無端ベルトの最前部分よりも前方に突出して基端
がハウジング部材に接続した突出部を設けたことを特徴
とする遊技機用ベルト式可変表示装置である。
【0007】請求項2に記載のものは、前記リールは、
ハウジング部材の上下に配置されて無端ベルトの上端と
下端を掛ける端部リールと、両端部リールの間に配置さ
れて前端が端部リールの前端よりも前方に位置して無端
ベルトの途中を、端部リールに掛けた無端ベルトの上下
部分よりも前方に張り出させる中間リールとから構成さ
れ、前記突出部は、最前部分が中間リールの前端部分よ
りも前方に突出していることを特徴とする請求項1に記
載の遊技機用ベルト式可変表示装置である。
【0008】請求項3に記載のものは、前記突出部の先
端部分を弾性材からなる緩衝部材により被覆したことを
特徴とする請求項1または2に記載の遊技機用ベルト式
可変表示装置である。
【0009】請求項4に記載のものは、前記突出部は、
無端ベルトの前方に配設する表示窓部の外側に当接可能
であって、表示窓部が外部から押圧されて後退すると突
出部の先端に当接して表示窓部が無端ベルトに接触する
ことを防止するようにしたことを特徴とする請求項1か
ら3のいずれかに記載の遊技機用ベルト式可変表示装置
である。
【0010】請求項5に記載のものは、前記ハウジング
部材は、前面が開口して上面部、下面部、および側壁部
を有する縦長な箱状部材であって、端部リールは、前端
がハウジング部材の上面部および下面部の前端よりも後
方に位置する状態で配置され、中間リールは、前端がハ
ウジング部材の側壁部の前端縁よりも前方に突出した状
態で配置され、突出部は、先端が中間リールの前端より
も前方に突出する状態で設けられていることを特徴とす
る請求項1から4のいずれかに記載の遊技機用ベルト式
可変表示装置である。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は遊技機の一種であって遊技
媒体としてパチンコ球を使用する球スロ式遊技機1の正
面図、図2は球スロ式遊技機1をパチンコ島2に設置し
た状態を示す側面図、図3は表示窓装飾パネルを開いて
無端ベルト式可変表示装置(以下、可変表示装置とい
う。)が見える状態の球スロ式遊技機1の斜視図、図4
は可変表示装置の斜視図である。
【0012】球スロ式遊技機1は、図1に示すように、
左右幅と高さを、パチンコ機3の機枠(外枠)の左右幅
と高さ(例えば関東地域向けでは左右幅W518mm×高
さH810mm)に揃えてパチンコ島2に設置可能とした
前後開放の機枠(外枠)4と、この機枠4の前面開口を
前方から閉塞可能な状態で蝶番5により開閉可能に取り
付けた額縁状の前面部材6とにより本体枠を構成し、前
面部材6の表面にはその高さのほぼ中央に、可変表示領
域として縦長な第1図柄表示窓部7a、第2図柄表示窓
部7b、第3図柄表示窓部7cを左右に並べて開設する
とともにこれら図柄表示窓部7の下方に操作部を設けた
表示窓装飾パネル8を開閉可能に設け、この表示窓装飾
パネル8の上方に、装飾ランプ部9とボーナスゲーム進
行表示部10を備えた上部装飾パネル11を開閉可能に
設け、表示窓装飾パネル8の下方に、球貯留皿(受皿)
12を備えた下部装飾パネル13を開閉可能に設け、前
面部材6の裏側に設けた無端ベルト式可変表示装置14
の第1図柄表示部15aが上記第1図柄表示窓部7a内
に、第2図柄表示部15bが第2図柄表示窓部7b内
に、第3図柄表示部15cが第3図柄表示窓部7c内に
それぞれ見えるように構成されている。
【0013】前記操作部は、図1に示すように、左側か
らレバー状のスタート操作部20、第1図柄表示部15
aに対応した押し釦式の第1図柄停止操作部21a、第
2図柄表示部15bに対応した第2図柄停止操作部21
b、第3図柄表示部15cに対応した第3図柄停止操作
部21c、クレジット操作部22を横一直線上に配設さ
れ、しかも機枠4の高さの下から3分の1の高さよりも
低く配置されている。なお、前記第1,第2,第3図柄
停止操作部21a,21b,21cは可変表示された識
別情報を停止させるストップ操作部として機能する。ま
た、図1中の符号23は、クレジットの精算スイッチで
ある。そして、本実施形態では、機枠4の高さHが81
0mmなので、前記スタート操作部20、第1、第2、第
3図柄停止操作部21a,21b,21c等は、機枠4
の下端から250mmの高さに配置してある。
【0014】なお、スタート操作部20は、レバー状で
あって、押し釦式の図柄停止操作部21よりも前方に突
出させて設けてもよいが、図7に示すように、表示窓装
飾パネル8の下部前面部分に凹部24を形成し、この凹
部24内に収納して前端が各図柄停止操作部21の前端
とほぼ同じ突出位置に揃えるように構成してもよい。な
お、図面に示すように実施形態では操作部を表示窓装飾
パネル8の下部に設けたが、下部装飾パネル13の上下
寸法を拡大して、この下部装飾パネルの上部前面部分に
操作部を配設してもよい。
【0015】また、図面に示す実施形態では、操作部の
上方に位置する表示窓装飾パネル8の下部に形成した棚
状部分8′に、各操作部の状態を示す状態表示部とし
て、スタート操作部20の上方にスタート可能表示部2
5を、第1図柄停止操作部21aの上方に第1図柄停止
表示部26aを、第2図柄停止操作部21bの上方に第
2図柄停止表示部26bを、第3図柄停止操作部21c
の上方に第3図柄停止表示部26cを横一直線上に設
け、これらの右端には、組み合せ線を選択するベット操
作部27を設ける。そして、各図柄停止表示部26の奥
に、図8に示すように、賞態様が成立する識別情報の組
み合せを表示するとともに、各賞態様の価値に応じて付
与される賞球数などを表示した所謂役表示部29を記し
てもよい。なお、本実施形態では、図1に示すように、
図柄表示窓部7の右側にクレジット表示部30および賞
球表示部31を設け、クレジット表示部30にはクレジ
ット数を可視表示し、賞球表示部31には賞態様が成立
して付与される賞球数を可視表示できるように構成して
ある。
【0016】可変表示装置14は、図3からび図6に示
すように、前面が開口したハウジング部材32内の上下
に端部リールとして機能する遊転リール33を回転自在
に設けるとともに、両遊転リール33のほぼ中央に、パ
ルスモータ34により回転する駆動リール35を中間リ
ールとして設け、数字、アルファベット、図柄等の識別
情報を記したフィルム状の無端ベルト36を上下の遊転
リール33に掛け渡すとともに、駆動リール35の爪3
7を、無端ベルト36の両側縁に等間隔で開設した孔3
8内に嵌合し、駆動リール35に無端ベルト用位置検出
機構(図示せず)を設けて単位表示ユニットを構成し、
この単位表示ユニットを3つ並べて構成されている。そ
して、本実施形態における前記ハウジング部材32は、
前面が開口して、金属板製の上面部32a、下面部32
b、背面部32c、および無端ベルトの両側に位置して
それぞれの単位表示ユニットを区画する側壁部32dを
有する縦長な箱状部材であって、前面開口の上下方向の
ほぼ中央に、先端が無端ベルトの最前部分よりも前方に
突出して基端が上記側壁部32dに固定した金属板製の
突出部40を設けてある。
【0017】上記ハウジング部材32内の上部と下部に
設ける端部リール、すなわち遊転リール33は、中間リ
ールである駆動リール35よりも小径なリールであり、
最前端がハウジング部材32の上面部32a、下面部3
2bおよび側壁部32dの前端縁よりも後方に位置する
状態で配置されている。一方、駆動リール35は、遊転
リール33よりも大径なリールであって軸の前後位置が
遊転リール33の軸の前後位置と変らないので、最前端
が遊転リール33よりも前方に位置し、且つハウジング
部材32の側壁部32dの前端縁よりも前方に突出した
状態で配置されている。したがって、無端ベルト36
は、駆動リール35に掛かっているほぼ中間部分が、遊
転リール33に掛けた無端ベルト36の上下部分よりも
前方に張り出される。
【0018】また、前記した突出部40は、先端がハウ
ジング部材32の前面開口縁よりも前方に突出するばか
りでなく、ハウジング部材32の前面開口よりも突出し
ている駆動リール35の前端よりもさらに前方に突出す
る十分な長さに設定されている。したがって、この無端
ベルト式可変表示装置14においては、突出部40の先
端が最も前方に突出した部分となる。そして、本実施形
態では、突出部40の先端部分をゴム等の弾性材からな
る緩衝材41により被覆してある。
【0019】したがって、本実施形態における可変表示
装置14は、組立工場で保管したり、搬送したりする際
に、ハウジング部材32の前面開口が上面または下面に
なる状態で積み重ねても、前記突出部40が支えとなっ
て無端ベルト36の表面が直接床面や積み重ねた他の可
変表示装置のハウジング部材32、あるいは他の部品と
接触することを防止でき、しかも緩衝材41が衝撃を吸
収する。このため、パルスモータ34等に振動が伝達さ
れ難く、また、無端ベルト36の表面、特に、ハウジン
グ部材32の前面開口が開放されているために汚れたり
傷付きやすい前面開口内に臨んでいる識別情報を含めた
表面部分を十分に保護することができる。即ち、この可
変表示装置14は、無端ベルト36が他の物に接触して
汚れたり損傷する虞れがなく、取り扱いが容易である。
【0020】さらに、本実施形態では、図3に示すよう
に、図柄表示窓部7の開口縁の裏側に無端ベルト36の
彎曲度合に応じて高さの上下部分が後方に延出した表示
フレーム部7′を形成し、表示窓装飾パネル8を閉じた
状態で無端ベルト36の表面の識別情報記載部分が上記
表示フレーム部7′内に近接して無端ベルト36の孔3
8が前方の遊技者側から見えることを防止し、尚且つ可
変表示装置14の突出部40の先端が上記表示フレーム
部7′の左右外側に当接乃至近接して、遊技者が表示窓
装飾パネル8の図柄表示窓部7等を手で強く押圧して表
示窓装飾パネル8が後方に撓んだとしても表示窓装飾パ
ネル8の裏面が突出部40の先端を覆っている緩衝材4
1に当接し、これ無端ベルト36の表面に表示フレーム
部7′を含んだ表示窓装飾パネル8のいずれの部位も接
触しないように構成してある。したがって、乱暴な遊技
者が表示窓装飾パネル8を手で強く押圧したとしても、
無端ベルト36の表面が擦れたり傷つくことを有効に防
止することができる。
【0021】また、本実施形態における可変表示装置1
4は、スタート操作部20等の操作部が従来の遊技機よ
りも低い位置に配置されて操作部の上方が広いので、従
来よりも上下寸法を大きく設定することができ、また、
駆動リール35が遊転リール33よりも大径なので、無
端ベルト36の高さの中央近傍部分が上下部分よりも図
柄表示窓部7側に張り出した状態で回転表示されるの
で、見やすい。図柄表示窓部7に臨んだ部分が前方に張
り出した状態で表示すると、従来のドラム式可変表示装
置と同じ様な間隔で表示することができ、違和感を感じ
させることがない。
【0022】なお、識別情報の組み合せの方向を示す
横、斜めのベットライン(賞成立ライン)が、パチンコ
機の遊技領域の高さに位置するように、可変表示装置1
4の無端ベルト36を適宜な寸法で縦長に設定すると、
パチンコ島2に設置した状態で椅子に座った遊技者から
見やすくなって望ましい。
【0023】また、前面部材6の裏側、即ち球スロ式遊
技機1の内部には、前記した可変表示装置14の他に、
図9に示すように、上部に球貯留タンク42を設け、こ
の球貯留タンク42から球を整列しながら導出する球導
出樋43、球導出樋43により導出した球を排出する球
排出ユニット44などを設け、球排出ユニット44から
下方に延設した球流下樋45の下端出口45′を前記球
貯留皿12に連通し、また、前記下部装飾パネル13の
裏面に、球貯留皿12から導入した球を所定数宛取り込
む球取込ユニット46を設けてある。
【0024】球取込ユニット46は、所定数(例えば5
個)の球を取り込む機能を備えていればどのような構成
でもよい。図10に示す球取込ユニット46の実施形態
は、球貯留皿12に連通する球流路50をハウジング部
材51内に形成し、この球流路50の出口52の少し上
流側に球停止部材53を出没可能に設け、この球停止部
材53の球1個分上流側に第1球検出器54を、第1球
検出器54の上流側に第2球検出器55を配置し、上記
球停止部材53には電磁ソレノイド56を接続する。第
2球検出器55は、取り込みの1単位を満たす数、すな
わち本実施形態では5個以上の球があるか否かを監視す
るものであり、本実施形態では5個目の球の有無を監視
している。そして、電磁ソレノイド56が消磁状態では
球停止部材53の先端に形成した球係止部57がスプリ
ング58の付勢力により球流路50内に突入した状態で
停止するので、球貯留皿12からの球は停止したままで
ある。しかし、制御装置からの信号により電磁ソレノイ
ド56が励磁すると、球停止部材53が軸59を中心に
して回動することにより球係止部57を球流路50から
後退させるので、球流路50内の球が流下する。そし
て、電磁ソレノイド56は5個目の球が通過して球停止
部材53の球係止部57が6個目の球の流下を阻止する
タイミングに合わせて消磁する。したがって、この球取
込ユニット46は、制御装置からの信号に基づいて電磁
ソレノイド56が作動して、5個の球を取り込むことが
でき、取り込まれた球は、球出口52から排出され、後
述するパチンコ島2内の球回収樋に流下する。本実施形
態では、前記球貯留皿に賞球が排出され、この球貯留皿
内のパチンコ球を球取込ユニット46が所定数宛取り込
み、所定数に満たないことを第2球検出器55が検出し
た場合には、球取込ユニット46の球停止部材53の下
流側に設けた流路切換弁(図示せず)が流路を遊技者側
に切り換えるとともに、球取込ユニット46の電磁ソレ
ノイド56が作動して、所定数以下のパチンコ球を遊技
機前面の球返却部に返却する。
【0025】この様な構成からなる球スロ式遊技機1を
パチンコ島2に設置する場合について説明する。図2に
示すパチンコ島2は、遊技機を背中合わせに設置可能な
所謂両面島であり、床面に設置した基台部60上に膳板
61を遊技者側突出した状態で設け、この膳板61上に
下横材62を長手方向に架設するとともに、下横材62
から所定の上下間隔をあけて上横材63を長手方向に架
設することにより遊技機や球貸機を設置する設置空部を
形成し、上横材63の上方に幕板64を起立した状態で
設け、両側の幕板64間(パチンコ島2の上部)に、球
補給樋65を島長手方向に沿って支持材(図示せず)で
支持した状態で延設し、基台部60間(パチンコ島2の
下部)に球回収樋66を島長手方向に延設し、この球回
収樋66の傾斜下端出口を球揚送装置(図示せず)の球
入口に連通させ、球揚送装置の出口に設けた上部タンク
(図示せず)の球出口に上記球補給樋65の傾斜上端を
連通してある。そして、設置空間の遊技機設置位置の前
方には椅子67がパチンコ機3で遊技を行う時の姿勢を
基準にして、すなわち遊技者が座ってパチンコ機3の打
球発射操作部を操作したり、上皿70に遊技球を投入す
る際に腕を不自然な程上げることなく操作できる高さに
座面を合わせた状態でパチンコ島2の両側に設ける。
【0026】この様な構成からなるパチンコ島2にパチ
ンコ機3を設置するには、例えば図2中右側に示すよう
に、パチンコ機3の上皿70、下皿71、打球発射操作
部を遊技者側、即ち椅子67側に向けた状態でパチンコ
機3を設置空部内に押し入れ、機枠の上部を上横材63
に、下部を下横材62にそれぞれ固定し、パチンコ機3
の球貯留タンク72に、球補給樋65の枝樋73の下端
球出口を臨ませる。パチンコ機3で遊技を行って打球が
入賞すると、球貯留タンク72内のパチンコ球が賞球と
して上皿70に排出され、球貯留タンク72内の球が不
足すると、球補給樋65から枝樋73を介して球が補給
される。なお、いずれの入賞口にも入賞しなかったアウ
ト球や入賞具に入賞したセーフ球は、パチンコ機3の後
方下部に設けてあるボックス74を介して球回収樋66
内に流下し、球揚送装置に回収される。
【0027】一方、パチンコ機3を設置した同じパチン
コ島2に球スロ式遊技機1を設置するには、パチンコ機
3と同様に設置することができる。例えば図2中左側に
示すように、球スロ式遊技機1の球貯留皿12や図柄停
止操作部21等を遊技者側、即ち椅子67側に向けた状
態で球スロ式遊技機1を設置空部内に押し入れ、機枠4
の上部を上横材63に、下部を下横材62にそれぞれ固
定し、裏側上部の球貯留タンク42に、球補給樋65の
枝樋73の下端球出口を臨ませる。なお、この様にして
球スロ式遊技機1を設置すると、遊技機1の前面に設け
た球貯留皿12の最先端が、膳板61の先端よりも奥に
位置する。したがって、球貯留皿12が邪魔になること
はなく、また、遊技を終了して球貯留皿12内の球を取
り出す際に、パチンコ機3の場合と同様に、膳板61上
に載せた球箱(図示せず)内に球貯留皿12内の球を抜
き落とすことができる。
【0028】この様に、本実施形態の球スロ式遊技機1
は、可変表示装置14が前後寸法が小さく、しかも機枠
4の外形寸法がパチンコ機と同じなので、パチンコ機3
を設置するパチンコ島2にパチンコ機3と同様に設置す
ることができる。したがって、設置されていたパチンコ
機3の稼働率が低下した場合にはそのパチンコ機3を取
り外して、代わりに球スロ式遊技機1をそのまま、即ち
パチンコ島2を改造することなく設置することができ、
この逆もできる。そして、球スロ式遊技機1における遊
技で付与される賞は、パチンコ機3の場合と同様に、球
貯留タンク42内のパチンコ球を賞球として球貯留皿1
2に排出すればよい。また、球貯留タンク42内のパチ
ンコ球が不足した場合には、パチンコ機3への球補給と
同様に、球補給樋65から枝樋73を介して球貯留タン
ク42に補給できる。さらに、球スロ式遊技機1で使用
されたパチンコ球、すなわち球取込ユニット46の作動
により球貯留皿12から取り込んだパチンコ球は、球取
込ユニット46の球排出材75からパチンコ島2下部の
球回収樋66に流下し、パチンコ機3から排出されたパ
チンコ球と共に回収される。したがって、パチンコ島2
にパチンコ機3を設置して稼働する場合と同じ設備で球
スロ式遊技機1を稼働することができ、設備変更に要す
る時間、労力、費用を大幅に節約できる。
【0029】そして、パチンコ島2に設置した球スロ式
遊技機1で遊技する場合に、スタート操作部20などの
操作部が遊技機1の高さの下から3分の1の高さよりも
低く配置されているので、椅子67に座った遊技者はパ
チンコ機3で遊技を行っている姿勢と同様の姿勢でスタ
ート操作部20や図柄停止操作部21を操作することが
でき、しかもスタート操作部20や図柄停止操作部21
などの操作部が同一列上に配置されているので、遊技者
は手を一直線に移動して操作することができる。したが
って、腕の動きが人間工学上からも自然且つ容易であ
り、長時間に亘って遊技を行っても疲労の度合は、従来
の同種遊技機に比べて少ない。
【0030】スタート操作部20などの操作部が遊技機
1の高さの下から3分の1を越えた高さにすると、毎回
の操作のたびに腕を高く上げなければならないので、疲
労し易い。因に、遊技機1の高さの下から3分の1とい
う高さは、一般的なパチンコ機3の上皿70に球を投入
する際の手の高さである。したがって、パチンコ機3で
遊技する際の姿勢に違和感を覚えない一般的な遊技者の
場合、球スロ式遊技機1の操作部が、遊技機1の高さの
下から3分の1の高さよりも低い場合には自然な姿勢で
遊技の操作を行うことができ、このために疲労が少ない
と推測される。逆に3分の1の高さよりも高いと、腕の
動きに違和感を感じてしまい、長時間にわたる繰り返し
操作を行うと疲労が激しくなる。
【0031】なお、前記実施形態では球スロ式遊技機1
を例に挙げて説明したが、本発明に係る遊技機用ベルト
式可変表示装置はこれに限定されるものではなく、所謂
パチスロ式遊技機、パチンコ機などでもよい。また、リ
ールは、無端ベルトが掛かる車状部材であればどのよう
な構成でもよい。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、以
下の効果を奏する。請求項1の発明によれば、前面が開
口したハウジング部材内にリールを設け、識別情報を記
した無端ベルトをリール間に張設し、この無端ベルトを
回動することによりハウジング部材の前面開口内に識別
情報を可変表示する遊技機用ベルト式可変表示装置にお
いて、前記ハウジング部材の前面開口に、先端が無端ベ
ルトの最前部分よりも前方に突出して基端がハウジング
部材に接続した突出部を設けたので、組立工場で保管し
たり、搬送したりする際に、ハウジング部材の前面開口
が上面または下面になる状態で積み重ねても、前記突出
部が支えとなって無端ベルトの表面が直接床面や積み重
ねた他の可変表示装置のハウジング部材、あるいは他の
部品と接触することを防止できる。したがって、無端ベ
ルトの表面、特に、ハウジング部材の前面開口内に臨ん
でいる識別情報を含めた表面部分を十分に保護すること
ができる。このため、本発明に係るベルト式可変表示装
置は、無端ベルトが他の物に接触して汚れたり損傷する
虞れがなく、取り扱いが容易である。
【0033】請求項2の発明によれば、リールが、ハウ
ジング部材の上下に配置されて無端ベルトの上端と下端
を掛ける端部リールと、両端部リールの間に配置されて
前端が端部リールの前端よりも前方に位置して無端ベル
トの途中を、端部リールに掛けた無端ベルトの上下部分
よりも前方に張り出させる中間リールとから構成され、
突出部は、最前部分が中間リールの前端部分よりも前方
に突出しているので、遊技者が注視する無端ベルトの中
央部分を前方に膨出させて見やすくすることができる。
【0034】請求項3の発明によれば、前記突出部の先
端部分を弾性材からなる緩衝部材により被覆したので、
可変表示装置を寝かせた状態で搬送する等しても、その
際の振動や衝撃を緩衝部材により吸収することができ
る。
【0035】請求項4の発明によれば、突出部が、無端
ベルトの前方に配設する表示窓部の外側に当接可能なの
で、表示窓部が外部から押圧されて後退しても突出部の
先端に当接する。したがって、表示窓部が無端ベルトに
接触することを防止することができ、無端ベルトが傷つ
いたり損傷することを未然に防止することができる。こ
のため、無端ベルトの識別情報を長期間に亘って見やす
い状態を維持することができる。
【0036】請求項5の発明によれば、ハウジング部材
が、前面が開口して上面部、下面部、および側壁部を有
する縦長な箱状部材であって、端部リールは、前端がハ
ウジング部材の上面部および下面部の前端よりも後方に
位置する状態で配置され、中間リールは、前端がハウジ
ング部材の側壁部の前端縁よりも前方に突出した状態で
配置され、突出部は、先端が中間リールの前端よりも前
方に突出する状態で設けられているので、識別情報を遊
技者側から見やすくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】球スロ式遊技機の正面図である。
【図2】一方の面に球スロ式遊技機を、他方の面にパチ
ンコ機を設置したパチンコ島の構成を示す側面図であ
る。
【図3】表示窓装飾パネルを開いた状態における球スロ
式遊技機の斜視図である。
【図4】ベルト式可変表示装置の斜視図である。
【図5】可変表示装置の内部構造を示す側面図である。
【図6】(a)は可変表示装置の前方に突設した突出部
の平面図、(b)は突出部の拡大断面図である。
【図7】スタート操作部を凹部内に収納した実施形態の
要部を示す平面図である。
【図8】役表示部を設けた実施形態の要部を示す平面図
である。
【図9】球スロ式遊技機の背面図である。
【図10】球取込ユニットの内部を示す正面図である。
【符号の説明】
1 球スロ式遊技機 2 パチンコ島 3 パチンコ機 4 球スロ式遊技機の機枠 5 蝶番 6 前面部材 7 図柄表示部 7′ 表示フレーム部 8 表示窓装飾パネル 8′ 棚状部分 9 装飾ランプ部 10 ボーナスゲーム進行表示部 11 上部装飾パネル 12 球貯留皿 13 下部装飾パネル 14 無端ベルト式可変表示装置 15 図柄表示窓部 20 スタート操作部 21 図柄停止操作部 22 クレジット操作部 23 精算スイッチ 24 凹部 25 スタート可能表示部 26 図柄停止表示部 27 ベット操作部 29 役表示部 30 クレジット表示部 31 賞球表示部 32 ハウジング部材 32a 上面部 32b 下面部 32c 背面部 32d 側壁部 33 端部リールとしての遊転リール 34 パルスモータ 35 中間リールとしての駆動リール 36 無端ベルト 37 駆動リールの爪 38 無端ベルトの孔 40 突出部 41 緩衝材 42 球貯留タンク 43 球導出樋 44 球排出ユニット 45 球流下樋 46 球取込ユニット 50 球流路 51 ハウジング部材 52 球出口 53 球停止部材 54 第1球検出器 55 第2球検出器 56 電磁ソレノイド 57 球係止部 58 スプリング 59 軸 60 基台部 61 膳板 62 下横材 63 上横材 64 幕板 65 球補給樋 66 球回収樋 67 椅子 70 パチンコ機の上皿 71 パチンコ機の下皿 72 パチンコ機の球貯留タンク 73 枝樋 74 ボックス 75 球排出材

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前面が開口したハウジング部材内にリー
    ルを設け、識別情報を記した無端ベルトをリール間に張
    設し、この無端ベルトを回動することによりハウジング
    部材の前面開口内に識別情報を可変表示する遊技機用ベ
    ルト式可変表示装置において、 前記ハウジング部材の前面開口に、先端が無端ベルトの
    最前部分よりも前方に突出して基端がハウジング部材に
    接続した突出部を設けたことを特徴とする遊技機用ベル
    ト式可変表示装置。
  2. 【請求項2】 前記リールは、ハウジング部材の上下に
    配置されて無端ベルトの上端と下端を掛ける端部リール
    と、両端部リールの間に配置されて前端が端部リールの
    前端よりも前方に位置して無端ベルトの途中を上下部分
    よりも前方に張り出させる中間リールとから構成され、 前記突出部は、最前部分が中間リールの前端部分よりも
    前方に突出していることを特徴とする請求項1に記載の
    遊技機用ベルト式可変表示装置。
  3. 【請求項3】 前記突出部の先端部分を弾性材からなる
    緩衝部材により被覆したことを特徴とする請求項1また
    は2に記載の遊技機用ベルト式可変表示装置。
  4. 【請求項4】 前記突出部は、無端ベルトの前方に配設
    する表示窓部の外側に当接可能であって、表示窓部が外
    部から押圧されて後退すると突出部の先端に当接して表
    示窓部が無端ベルトに接触することを防止するようにし
    たことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の
    遊技機用ベルト式可変表示装置。
  5. 【請求項5】 前記ハウジング部材は、前面が開口して
    上面部、下面部、および側壁部を有する縦長な箱状部材
    であって、 端部リールは、前端がハウジング部材の上面部および下
    面部の前端よりも後方に位置する状態で配置され、 中間リールは、前端がハウジング部材の側壁部の前端縁
    よりも前方に突出した状態で配置され、 突出部は、先端が中間リールの前端よりも前方に突出す
    る状態で設けられていることを特徴とする請求項1から
    4のいずれかに記載の遊技機用ベルト式可変表示装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008200230A (ja) * 2007-02-20 2008-09-04 Yamasa Kk スロットマシン
JP2011139932A (ja) * 2011-04-19 2011-07-21 Sophia Co Ltd スロットマシン

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