JP4521416B2 - パチンコ遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、取付基板に窓開口を開設した可変式入賞装置が遊技盤面に装着され、遊技盤が配設されるパチンコ遊技機本体の前側には該遊技盤を覆う前面枠が開閉自在に軸着されるパチンコ遊技機に関するものである。
従来、遊技盤面を流下する遊技球を受け入れて内部に取り込み、更に、ゲームを進行してゆくタイプの可変式入賞装置(「センター役物」とも称される。)を遊技盤面のほぼ中央に装着してなるパチンコ遊技機がある。この可変式入賞装置は、遊技盤の前面に取り付ける取付基板に窓開口が開設され、該取付基板の後側に窓開口と連通する遊技室が成形されている。取付基板の前面には、窓開口の両側に位置して電気的に傾倒又は起立し遊技盤面を流下する遊技球を入賞し易くしたり入賞しないようにする電動羽根が装着されている。また、取付基板の後側には窓開口と連通する遊技室が形成されている。該遊技室の中央部には、後方へ緩やかに下傾する傾斜棚が配置されると共に床面の前端にV入賞口とその両側に位置して通常入賞口がそれぞれ並設されている。前記傾斜棚の両側に該傾斜棚の上面を転動する遊技球を受け入れることができる半球殻状の回転型電動部材が設けられ、後端壁面には腹部に前方へ進出可能に設けられ遊技球を受入れ可能なポケット形の進退動型電動部材を設けた人形が配置されている(例えば、特許文献1参照。)。
そして、電動羽根が傾倒・起立を繰り返している間にその中に遊技球が入賞すると、該遊技球は遊技室に導かれ傾斜棚上面を後方へ転動し、半球殻状の回転型電動部材に当たったり又はその中に入ったりし、更には傾斜棚の後端縁から人形に当たりながら床面上に落下して最終的にV入賞口又は通常入賞口のいずれかに入賞するようになっている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2006−81766号公報(第3−4頁、図1乃至図4)
しかしながら、前記特許文献1のパチンコ遊技機にあっては、遊技室内に傾斜棚が設けられると共に半球殻状の回転型電動部材や人形などが配置されている関係から、その内部が入り組んで複雑化している。そこで、遊技室内に導かれた遊技球が、例えば、傾斜棚と半球殻状の回転型電動部材との間に挟まり、そこに停止して出てこないときがある。このような状態になると、遊技者はパチンコホールの係員を呼んで前面枠を開け、ピンなど先端の尖ったものを使って可変式入賞装置内に詰まった遊技球を取り除いてもらうことになる。
この際、床面を転動する遊技球が勢い余って窓開口からその前方へ飛び出し、そのまま落下して紛失してしまうことがある。このように、本来入賞球として処理されるべき遊技球が紛失してしまうことは、遊技者にとって損失になる。また、パチンコホールにあっては、パチンコ遊技機内に打ち込まれた遊技球の数とパチンコ遊技機から排出された遊技球の数といったデータをホールコンピュータで集計しており、この差球データを比較することによって、不正遊技の発見や営業方針などに役立てることを常としている。したがって、できるかぎり正確なデータを集計することが望ましい。
そこで、本発明は前記課題に鑑みてなされたもので、可変式入賞装置に入っても詰まって出てこない遊技球を取り出す際に、誤ってその遊技球を窓開口から飛び出させ落下させて紛失してしまうといったことがないようにして、遊技者の利益を守ると共にパチンコホールの管理・営業上も好適なパチンコ遊技機を提供することを目的とするものである。
かかる目的を達成するため、本発明のパチンコ遊技機は、遊技盤が配設されるパチンコ遊技機本体の前面に該遊技盤の前面を覆う前面枠が開閉自在に軸着され、前記遊技盤面には可変式入賞装置が装着されるパチンコ遊技機であって、前記可変式入賞装置は、前記遊技盤の前面に取り付ける取付基板に窓開口が開設されると共に該取付基板の後側に該窓開口と連通し入賞した遊技球が自在に転動する遊技室が形成され、前記窓開口の下方に上下動する遮蔽板を配置し、前記遮蔽板を前記前面枠の開閉動作に伴い連動する作動機構と連結してなり、前記前面枠を開けたとき前記遮蔽板が前記作動機構を介して上動しその上部で前記窓開口の下部を覆って前記遊技室から前方へ勢いよく転がる遊技球の落下を阻止し、前記前面枠を閉じたとき前記作動機構を介し前記遮蔽板が下動して前記窓開口の下部を開放するようにしたことを特徴とする。
本発明に係るパチンコ遊技機は、可変式入賞装置の窓開口の下方に自在に上下動する遮蔽板を配置し、遮蔽板を前面枠の開閉動作に伴い連動する作動機構と連結してなり、前面枠を開けたとき作動機構を介して遮蔽板が上動し窓開口の下部を覆って遊技室から前方へ勢いよく転動する遊技球の落下を阻止し、前面枠を閉じたとき作動機構を介して遮蔽板が下動し窓開口の下部を開放するようにしたので、床面を勢いよく転動してくる遊技球も遮蔽板に当りその外側に零れ落下することがなくなる。
よって、これにより遊技者の利益を守ることができ、また、パチンコホールの管理・営業上も好適であるという効果を有する。
以下、本発明に係るパチンコ遊技機の実施の形態を図面に基づき説明する。図1は本発明に係るパチンコ遊技機の正面図である。該パチンコ遊技機Aは、遊技盤1を配設したパチンコ遊技機本体2を備えている。パチンコ遊技機本体2は、縦長の長方形状の機枠3を有し、その前面に遊技盤取付枠(図示せず。)が装着され、該遊技盤取付枠に遊技盤1が配設される。
遊技盤1はその前面に、渦巻状のガイドレール4により囲まれるようにして遊技部1aが形成される。該遊技部1aのほぼ中央部に可変式入賞装置Bが配置され、その下方に中央に位置する始動入賞口5とその両側に位置する始動入賞口6,6とが配置されている。
これら始動入賞口5,6は、遊技球が入賞することにより可変式入賞装置Bに設けられた後記する電動羽根26を外側へ傾動させて開成させるためのものであって、例えば両側の始動入賞口6,6に遊技球が入賞すると電動羽根26が一回開成し、中央の始動入賞口5に遊技球が入賞すると電動羽根26が2回開成する。両側の始動入賞口6,6の上方にそれぞれ一般入賞口7,7が配置されている。また、ガイドレール4の内側に沿って電気的に発光するレール飾り8,8が配置され電飾効果を盛り上げるようにしている。遊技部1aの下端部に、遊技盤1面を流下するも入賞し得なかった遊技球を排出するためのアウト球口9が設けられている。
パチンコ遊技機本体2の前面に、遊技盤1の前面を覆うようにして前面枠10が配置される。該前面枠10は、その一側をパチンコ遊技機本体2に軸着して自在に開閉できるようになっている。また、前面枠10の中央部に該前面枠10を閉じたとき遊技盤1の遊技部1aと合致する円形状の透口11が開設され、該透口11に二枚の透明板を前後に平行に配置してなる透明板ユニット12が装着される。そして、該透明板ユニット12を通して遊技部1aが視認できるようになる。前面枠10の下方には、打球発射部(図示せず。)に供給される遊技球を貯留する上球受皿13が装着された前板14が同じく開閉自在に軸着される。また、その下方に上球受皿13から溢れる遊技球を貯留する下球受皿15が装着される下部前板16が同じく開閉自在に軸着される。下部前板16の前面一側に、回動することにより打球発射部から打ち出される遊技球の打球力を調節するための打球力調節ハンドル17が装着される。
そこで、打球発射部から発射された遊技球はガイドレール4に沿って飛翔し、遊技部1aに打ち込まれ始動入賞口5,6や一般の入賞口7に入賞するか、そのまま遊技盤1面を流下して下端部のアウト球口9に入る。これら始動入賞口5,6やアウト球口9に入った遊技球は、パチンコ遊技機Aの外部に排出されることになる。この際、遊技部1aに打ち込まれた遊技球とパチンコ遊技機Aから排出される遊技球はすべて電気的にカウントされ、それら個数は常に一致するようになっている。
次に、可変式入賞装置Bについて説明する。図2は可変式入賞装置Bの斜視図、図3は同正面図、図4は同一部切欠き側面図、図5は同背面図、図6は図3のX−X線断面図である。可変式入賞装置Bは、遊技盤1の前面に取り付けられる取付基板18を有し、該取付基板18の中央部に前方へ突出する枠体20により周囲を囲われる方形状の窓開口19が開設されている。また、取付基板18の裏側に窓開口19を囲うようにして箱体21が固着され、該箱体21の内部に窓開口19と連通する遊技室22が形成される。取付基板18の前面であって枠体20の上方には枠体20の上辺20aより球流入用の間隔を離して突出板部23が形成され、該突出板部23の前面にドットマトリックス表示器24および7セグメント表示器25が設けられている。そして、枠体20の上辺20aの両側に、下端部で軸支した電動羽根26,26によって開閉する入球口27,27がそれぞれ形成され、各電動羽根26の内側には受け入れられた遊技球をカウントするカウントスイッチ28が配置される。
各電動羽根26は、回転自在に軸支された水平な回動軸29の前端に設けられ、該回動軸29の後端部にクランク30及び作動部材31を介して第一ソレノイド32が連結される。そして、該第一ソレノイド32が動作することで電動羽根26が図3の実線・仮想線で示したように起立状と傾動状(開状態)とに変動し、傾動状であるときに遊技盤1面を流下する遊技球が受け止められ入球口27にそれぞれ入球し得る。いずれかの入球口27から入賞した遊技球は、カウントスイッチ28を通過してカウントされ遊技室22に導かれる。
遊技室22には、カウントスイッチ28の下方に位置して傾斜棚34が張設される。この傾斜棚34は透明なプラスチック板により成形され、遊技室22の中間高さ位置に横断状にしかも後側へ緩やかに下傾するようにして設けられる。該傾斜棚34の後端縁は、その後側正面壁35から遊技球が落下し得る間隔を離して設けられ、その後側正面壁35に前方へ突出するようにして人形36が配置される。また、遊技室22の床面37は前側へ緩やかに下傾するように設けられ、その前縁中央にV入賞口38a(継続入賞口)が設けられ、その両側にやや広めの通常入賞口38b,38bが設けられる。この内、V入賞口38aのみその内部に継続スイッチ39が配置されている。V入賞口38a、通常入賞口38bの上面が床面37の下端縁とほぼ同じ高さになっている。
人形36の腹部に前方へ進出可能に設けられたポケット形の進退動型電動部材40が設けられ、その後側の第二ソレノイド41により作動するようになっている。人形36の後側に相当する後側正面壁35の後側には遊技球が通過し得る通路42が形成され、該通路42は人形36の股下部に開設された放出口43に連通している。通路42の下方すなわち床面37の下方に、第三ソレノイド44の作動により枢支部45を支点として前側を上下に傾動する押上げレバー46が支持され、該押上げレバー46の先端が放出口43と対応するようにして床面37の下流側に設けられた球留め孔47から自在に出没する。また、放出口43から床面37に放出された遊技球は、球留め孔47にその一部が嵌まり込んで停留するようになっており、押上げレバー46により下から押し上げられ、球止め孔47から抜け出た遊技球はそのまま前方へ回転してV入賞口38aに入賞することになる。
人形36の両側で傾斜棚34の両サイドに半球殻状の回転型電動部材48,48が配置される。各回転型電動部材48,48は傾斜棚34の後部下方に横断状に配置される支持軸49の両端部に設けられ、互いの凸面が向き合うようになっている。そして、図7に示すように支持軸49の一端に従動ギヤ50が取着され、該従動ギヤ50に中継ギヤ51を介して減速器付モータ53のモータ軸に取着された駆動ギヤ52が噛合している。そして、減速器付モータ53の駆動によって両回転型電動部材48,48が図7の矢印方向へ低速回転する。各回転型電動部材48には、等間隔に複数の透孔54が開設され、傾斜棚34上面に落下した遊技球が該透孔54からその内側に入り得るようになっている。各回転型電動部材48に入った遊技球は、他の透孔54から下方へ落下する。
そこで、両電動羽根26,26が傾動動作したとき、いずれかの入球口27に入球した遊技球は、カウントスイッチ28を通過してカウントされると共に傾斜棚34上面に落下し、傾斜棚34上面を後方へ転動する。このうち、回転型電動部材48の透孔54中に落下した遊技球は、そのまま床面37の左右いずれかの側端部に落下して床面上を前方へ転動する。この遊技球はいずれかの通常入賞口38bに入賞する公算が非常に高い。一方、傾斜棚34上面を後方へ転動し回転型電動部材48に接触することもなく傾斜棚34の中央に来た遊技球は、V入賞口38aに入賞する可能性が高いが、その確率は少ない。また、傾斜棚34の上面中央に落下し傾斜棚34をそのまま後方へ転動して間隔から人形36の直前に落下する遊技球は、このときタイミング良く第二ソレノイド41が作動して進退動型電動部材40が図6鎖線に示すように進出していると、回転型電動部材48によって受けられる。受けられた遊技球は、第二ソレノイド41の作動で回転型電動部材48が後退したときに通路42を通って放出口43に至り、前方へ転動すると共に球留め孔47に嵌入して一時的に停留する。その後に、第三ソレノイド44の作動により押上げレバー46が回動してその前端を上動させることにより、球留め孔47内の遊技球が押し出され、前方へ回転してV入賞口38aに入賞する。V入賞口38aに入賞した遊技球は、落下して継続スイッチ39により検出されると共にその下方へ排出される。
本発明にあっては、可変式入賞装置Bにおける枠体20の前面に自在に上下動する遮蔽板55が配置される。該遮蔽板55は透明板が好ましく、その上端位置では窓開口19の下部を所定高さまでを覆い、また、下端位置では、窓開口19の下端縁まで開くようになっている。上端位置での高さは、床面37上面を前方へ勢いよく転動する遊技球が窓開口19から無用に飛び出して落下しないようにその飛び出しを阻止するに十分な高さに設定される。遮蔽板55の上下動作は、次に説明する作動機構56により行なわれる。すなわち、該作動機構56は、取付基板18の一側前面に前後端面が開放するようにして突設した筒状支持部57に挿通される作動ピン58と、取付基板18の後面に配設され作動ピン58と連繋されるリンク部材59と、同じく取付基板18の後面に配設されリンク部材59と連繋されかつ遮蔽板55とも連繋される一対の揺動部材60,60とから構成される。
筒状支持部57は、前端面に通孔57aが開設され、該通孔57aに作動ピン58の前端部が挿通される。該作動ピン58は、前後方向に往復動してその前端部が通孔57aから自在に出没できるようになっている。筒状支持部57には作動ピン58の前側のフランジ58aと取付基板18の裏面に固着される塞板57bとの間に圧縮コイルバネ61が内装され、該圧縮コイルバネ61により作動ピン58の前端部が常に通孔57aから前方へ突出するように付勢される。筒状支持部57の前端は枠体20の前端よりも僅かに後方へ下がって位置している。そして、筒状支持部57から突出する作動ピン58は、パチンコ遊技機本体2の前面を前面枠10により閉めたとき、その透明板ユニット12の透明板12aが当接して後方へ押され、前面枠10を開放したときは、圧縮コイルバネ61の付勢により前方へ所定寸法突出して停止する。
リンク部材59は、取付基板18の後面に突設する支持杆62の後端に取付基板18と直交する鉛直面内で前後に自在に揺動するリンク63を軸着して構成され、上下両端部の内側にそれぞれ内側を向く水平な上下係合ピン64a,64bが設けられる。その内、上部係合ピン64aは作動ピン58の後端部に設けられた上固定部65aの下向きの上二股部66aに係合している。取付基板18の後面で窓開口19の下方に沿って軸支される水平な軸杆67の一側端に下固定部65bが固着され、該下固定部65bに設けられた上向きの下二股部66bに下部係合ピン64bが係合している。また、軸杆67の両側に揺動部材60がそれぞれ1個ずつ固着され、両揺動部材60,60の前端部が取付基板18に開設された挿通孔18aから前方へ突出している。そして、各揺動部材60の先端部に長孔68が設けられている。一方、遮蔽板55の後面に各揺動部材60に対応位置して保持板69が突設されると共に、該保持板69の後端部に揺動部材60の長孔68に遊嵌する連結ピン70が突設されている。そこで、リンク63が作動してその下端部を後方へ引くと、下固定部65bが後方へ回動すると共に軸杆67が後方へ回動する。これに伴い、両揺動部材60,60が取付基板18に対して直交する鉛直面内で前端部を上方へ回動させ、遮蔽板55を所定寸法引き上げる。
本発明に係るパチンコ遊技機Aは上記構成からなり、図8(イ)に示すように遊技中であって前面枠10が閉められている状態では、前面枠10に装着された透明板ユニット12の透明板12aにより作動ピン58が圧縮コイルバネ61の付勢に抗して後退している。これにより、リンク63の上部が後方へ移動すると共に下部が前方へ移動し、両揺動部材60,60の前端部が下方へ回動される。また、図8(ロ)に示すように遮蔽板55が下方へ引き下げられて可変式入賞装置Bの窓開口19全体が開放する。
一方、遊技中に可変式入賞装置B内に入賞した遊技球が遊技室22内の一箇所で詰まってしまうトラブルが発生したときは、遊技者はパチンコホールの従業員を呼び前面枠10を開けてそのトラブルを解消してもらうことになる。この際、図9(イ)に示すように前面枠10を開けると、作動ピン58が圧縮コイルバネ61の付勢により前方へ突出する。これに伴い、リンク63の上端部が前方へ移動すると共に下端部が後方へ移動し、両揺動部材60,60の前端部が上方へ回動される。さらに、遮蔽板55が上方へ所定寸法引き上げられて窓開口19の下部前面を覆うことになる。これにより、たとえ詰まっていた遊技球を取り除いたとき、該遊技球が勢い余って床面37を跳ねるようにして転動してきても、図9(ロ)に示すように遮蔽板55に当ってその後側のV入賞口38aまたは通常入賞口38bに入賞することになり、可動式入賞装置Bの外側へ零れるようなことがなくなる。
よって、遊技者は損失を蒙ることがなくなり、サービスの向上が図られ、パチンコホールにとっては、パチンコ遊技機Aに打ち込まれる遊技球数と排出される遊技球数とを常に一致させることができ、管理・営業上好適である。前記遮蔽板55の上方への所定寸法は、窓開口19の下縁すなわち遊技室22内における床面37の前端縁の高さ位置から少なくとも遊技球の半径以上あれば良い。例えば、遊技球の半径以上であって直径以下の範囲内で選ばれる。また、遮蔽板55が上下動して窓開口19を開閉できることを条件に、前面枠10が開いたとき、窓開口19全部を遮蔽板55で覆うようにしても良い。
前面枠10の開閉動作に伴い遮蔽板55を上下動させるに、次に説明する機構を用いても良い。例えば、作動ピン58を前面枠の開放検知スイッチとし、図10のブロック図に示すように前面枠10を閉じている状態では該開放検知スイッチが透明板ユニット12の透明板12aに押されてOFF状態になっており、前面枠10が開いたとき開放検知スイッチが開放されてON状態となるようにする。これにより、扉開放信号がホールコンピュータに出力され、パチンコ遊技機Aの前面またはその上方であって該パチンコ遊技機が設置される所謂島台前面の適所に設けられた扉開放報知ランプを点灯させる。そして、駆動機構としての揺動部材ソレノイドが駆動して揺動部材60を作動させ遮蔽板55を遮蔽位置まで引き上げる。
または、例えば、前面枠10の開閉動作をセンサにより感知し、駆動機構としてのソレノイドにより両揺動部材60,60を揺動させて遮蔽板55を上下動させるようにしても良い。
図11は、他の種類の可変式入賞装置の背面図を示す。この可変式入賞装置B1は、その中での遊技球の球詰まりを判別できるようにしたものである。更に詳しくは、従来のこの種の可変式入賞装置にあっては、例えば入球口における電動羽根の傾動動作により可変式入賞装置内に入賞した遊技球が球詰まりによってその中に取り残されている場合でも、再度、始動入賞口に遊技球が入賞すると電動羽根が傾動して入球口を開放するようになっている。このため、電動羽根の新たな傾動動作により可変式入賞装置内に遊技球が入賞した場合、残っていた遊技球と新たに入賞した遊技球とが相互に影響しあうことにより、予め設定した入賞確率とは異なる入賞確率になるおそれがあった。そこで、予め設定した入賞確率により遊技を行なうことができるようにしている。
この可変式入賞装置B1は、本発明に係る可変式入賞装置Bと全体的にほぼ同一の構成からなり、ただ、一個所のみV入賞口38a又は通常入賞口38bに入賞した遊技球を共に集めて検出する特別排出スイッチ71が設けられている点で異なる。よって、本発明に係る可変式入賞装置Bと同一部位は同一番号を付すことにより詳しい説明は省略する。V入賞口38aと通常入賞口38bとの下方にこれら入賞口から落下する遊技球を一箇所に集める球寄せ樋72が設けられ、該球寄せ樋72の流下端に特別排出スイッチ71が配設される。これにより、球寄せ樋72により寄せ集められた遊技球はすべて特別排出スイッチ71により検出されてから、パチンコ遊技機Aの外側へ排出されるようになっている。
なお、始動入賞口5,6への遊技球の入賞による電動羽根26の傾動によって可変式入賞装置B1内に遊技球が入賞した場合、入球口27内のカウントスイッチ28によって遊技球の検出がされてから、それらすべての遊技球が特別排出スイッチ71により検出されるまでの期間は、始動入賞口5,6に遊技球が入賞しても、電動羽根26が傾動動作しないようにしている。これにより、可変式入賞装置B1内に遊技球が残っている状態で、新たな遊技球が入賞することがないため、予め設定した入賞確率とは異なる入賞確率により遊技が行なわれるのを防止できる。よって、このような可変式入賞装置B1に、その前面に位置させて窓開口19から遊技球が飛び出るのを防ぐ遮蔽板55を配置するのは極めて好適である。
本発明で説明した前面枠10は、前記のように遊技盤1のみの前面をほぼ覆う大きさのもの以外に、上球受皿13が装着された前板14を含む大きさのもの、更には、パチンコ遊技機本体2の前面全体を覆う大きさのものも含む概念であり、これらいずれの前面枠にも本発明が適用できることは勿論である。
本発明に係るパチンコ遊技機の正面図。 可変式入賞装置の斜視図。 同正面図。 同一部切欠き側面図。 同背面図。 図3のX−X線断面図。 回転型電動部材の駆動状態を説明する斜視図。 (イ)(ロ)は作用を説明する透明板ユニットと要部の側面断面図。 (イ)(ロ)は作用を説明する透明板ユニットと要部の側面断面図。 開放検知スイッチによる遮蔽板の動作を説明するブロック図。 他の種類の可変式入賞装置の背面図。
符号の説明
1 遊技盤
2 パチンコ遊技機本体
5 始動入賞口
6 始動入賞口
10 前面枠
18 取付基板
19 窓開口
20 枠体
22 遊技室
26 電動羽根
27 入球口
28 カウントスイッチ
37 床面
38a V入賞口
38b 通常入賞口
55 遮蔽板
56 作動機構
71 特別排出スイッチ
72 球寄せ樋
A パチンコ遊技機
B 可変式入賞装置
B1 可変式入賞装置

Claims (1)

  1. 遊技盤が配設されるパチンコ遊技機本体の前面に該遊技盤の前面を覆う前面枠が開閉自在に軸着され、前記遊技盤面には可変式入賞装置や始動入賞口が装着されるパチンコ遊技機であって、
    前記可変式入賞装置は、前記遊技盤の前面に取り付ける取付基板に前方へ突出する枠体により周囲を囲われる窓開口が開設されると共に該取付基板の後側に該窓開口と連通し入賞した遊技球が自在に転動する遊技室が形成され、前記枠体の上辺の両側に下端部で軸支される電動羽根によって開閉する入球口が形成され、前記電動羽根は前記始動入賞口に遊技球が入賞することにより傾動し、前記電動羽根の内側に受け入れられた遊技球をカウントするカウントスイッチが配置され、前記遊技室の床面は前側へ緩やかに下傾すると共にその前縁に中央に位置するV入賞口とその両側に位置する通常入賞口とが配置され、
    前記窓開口の下方に上下動する遮蔽板を配置し、前記遮蔽板を前記前面枠の開閉動作に伴い連動する作動機構と連結してなり、前記前面枠を開けたとき前記遮蔽板が前記作動機構を介して上動しその上部で前記窓開口の下部を覆って前記遊技室から前方へ勢いよく転がる遊技球の落下を阻止し、前記前面枠を閉じたとき前記作動機構を介し前記遮蔽板が下動して前記窓開口の下部を開放するようにし
    前記V入賞口と通常入賞口との下方にこれら入賞口から落下する遊技球を一箇所に集める球寄せ樋を設け、前記球寄せ樋の流下端に該球寄せ樋により寄せ集められた遊技球をすべて検出する特別排出スイッチを配設し、前記電動羽根の傾動によって前記可変式入賞装置内に遊技球が入賞した場合、前記入球口内のカウントスイッチによって遊技球の検出がされてから、それらすべての遊技球が前記特別排出スイッチにより検出されるまでの間は、前記始動入賞口に遊技球が入賞しても、電動羽根が傾動動作しないようにしたことを特徴とするパチンコ遊技機。
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