JP3942666B2 - 弾球遊技機の入賞装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、パチンコ機、アレンジボール機等の弾球遊技機の入賞装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
パチンコ機等の弾球遊技機において、遊技盤に装着する停留機能付きの入賞装置として、前壁板に形成された開口部を開閉する開閉板と、この開閉板を開閉駆動するソレノイドと、開閉板に一体に形成された停留部と、開口部内の遊技球を遊技盤の裏側に案内する案内通路と、停留部の遊技球を遊技盤の裏側に案内する特定通路と、この特定通路の遊技球を検出する検出スイッチとを備えたものがある。
【0003】
この入賞装置は、例えば大当たりが発生する等、ゲーム中に所定条件を満足した時にソレノイドが作動して開閉板が開放し、上方から落下する遊技球を開閉板により開口部内に入球させると共に、停留部で遊技球を停留させておき、開閉板が閉じた時に、停留部の遊技球の停留を解除して特定通路に案内して、この特定通路を通過する遊技球を検出スイッチが検出すれば、開放終了後に再びソレノイドが作動して開閉板が開放し、その動作を所定回数繰り返すような形態で使用している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
この種の入賞装置では、1回の開放動作に対して遊技球が1個特定通路を通過した時に、その開放動作の終了後、再度、開閉板が開放するようにしているが、1回の開放動作に対して1個の遊技球を通過させる手段として、開閉板が開放状態になった時に、開閉板と停留部との間で遊技球を物理的に一時停留させる構成を採っている。
【0005】
しかし、この従来の入賞装置では、停留部で遊技球を停留させるためには、開閉板の開放時に開閉板と停留部とがV字状になる角度で開閉板を止めなければならず、また仮に停留部上に遊技球が停留し得たとしても、上方から落下する遊技球を開閉板で受けて開口部側に案内するため、遊技球が開閉板に衝突した時の衝撃によって開閉板が上下方向に振動して、停留部に停留中の遊技球が停留部から離脱する恐れがあり、停留状態の信頼性に欠ける欠点がある。
本発明は、このような従来の課題に鑑み、開口部の内部側で遊技球を物理的に停留させることなく、特定通路への遊技球の通過を検出して電気的に処理できる弾球遊技機の入賞装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前側に開口する開口部29と、所定条件のときに前記開口部29の前側を開放して遊技球を該開口部29内に案内する開閉板30と、前記開口部29内の遊技球を遊技盤 5 裏側へと案内する案内通路32とを備えた弾球遊技機の入賞装置において、前記開口部29内に入った遊技球を前記案内通路32側に落下させる落下通路33と、該落下通路33を挟んで前記開口部29の裏側に配置され且つ遊技球を前記遊技盤 5 裏側へと案内する特定通路34と、該特定通路34内を通過する遊技球を検出する第1検出スイッチ36と、前記落下通路33の左右方向の中途部で前記開口部29と前記特定通路34の間に設けられた連絡手段35と、該連絡手段35を開閉駆動する開閉駆動手段38とを備え、前記連絡手段35は前記開口部29側からの遊技球を前記特定通路34側へと案内する閉状態と、遊技球1個分以上の間隔に開放する開状態との間で左右方向に開閉自在な連絡部材62,63 を備え、前記落下通路33は前記連絡手段35が閉状態のときにも該連絡手段35の側方から遊技球が落下可能になっている。
【0007】
請求項2に記載の本発明は、請求項1に記載の発明において、前記開閉板30の開放動作時に前記連絡手段35が閉じ、前記第1検出スイッチ36が遊技球を検出したときに前記連絡手段35が開放すべく、前記開閉駆動手段38により前記連絡手段35を駆動するように構成したものである。
【0008】
請求項3に記載の本発明は、請求項1又は2に記載の発明において、前記開口部29を有する前壁板27と、前壁板27の後方に配置された後壁板28との間に前記落下通路33を配置し、前記後壁板28の裏側に前記特定通路34を配置し、前記後壁板28に前記特定通路34の案内口61を形成し、前記前壁板27と前記後壁板28との間に前記連絡手段35を配置したものである。
【0009】
請求項4に記載の本発明は、請求項1乃至3の何れかに記載の発明において、前記連絡手段35は前後方向に配置された左右一対の前記連絡部材62,63 を備え、一対の連絡部材62,63 を左右方向に開閉自在に配置したものである。
【0010】
請求項5に記載の本発明は、請求項3に記載の発明において、前記連絡手段35固定連絡部材62と可動連絡部材63とを備え、前記可動連絡部材63を左右方向に駆動するソレノイド38を前記後壁板28の裏側に配置したものである。
【0011】
請求項6に記載の本発明は、請求項1乃至5の何れかに記載の発明において、前記案内通路32に、案内通路32内を通過する遊技球を検出する第2検出スイッチ37を設け、前記特定通路34の遊技球を前記第2検出スイッチ37の上手側で前記案内通路32に案内するように、前記特定通路34を前記案内通路32に接続したものである。
【0012】
請求項7に記載の本発明は、請求項1乃至6の何れかに記載の発明において、前記開閉板30に、遊技球を閉状態の前記連絡手段35側に案内する案内突起77を設けたものである。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳述する。
図面は本発明の一実施形態を例示する。図1において、1 は前枠で、パチンコ機本体2 の前面側に開閉自在に枢着されている。前枠1 にはガラス扉3 及び前面板4 が装着され、これらの裏側に遊技盤5 が着脱自在に装着されている。
【0014】
前面板4 には上皿6 が装着され、この上皿6 の前縁部に球払いレバー7 が設けられている。前枠1 の下部には下皿8 と発射手段9 の操作ハンドル10とが設けられている。発射手段9 は、操作ハンドル10を操作した時に、上皿6 から遊技球が1個ずつ発射部に供給され、その遊技球を発射モータの作動により遊技盤5 側に発射するようになっている。
【0015】
遊技盤5 の前面には、図2に示すように、発射手段10から発射された遊技球を案内するガイドレール11が設けられると共に、天入賞口12付きの中央表示手段13、3個の始動口14〜16、左右の袖入賞口17,18 、大入賞手段19、左右一対のコーナーランプ20,21 等が装着されている。
【0016】
中央表示手段13は、3個の図柄表示部からなる変動図柄表示手段22を備え、この変動図柄表示手段22の上下に記憶表示灯23と10カウント表示灯24と開放回数表示灯25とが設けられている。記憶表示灯23は始動口14〜16に入球した遊技球の個数を記憶して表示するためのもので、4個設けられている。10カウント表示灯24は大入賞手段19に入球する遊技球の個数を表示するためのものであり、開放回数表示灯25は大入賞手段19の開放回数を表示するためのものである。
【0017】
始動口14〜16は、その何れかに遊技球が入球した時に変動図柄表示手段22の各図柄表示部の表示図柄を一定時間変動させるためのもので、中央表示手段13の下近傍と、左右両側とに配置されている。
大入賞手段19は、図3乃至図13に示すように構成され、変動図柄表示手段22の各図柄表示部の表示図柄が「7・7・7」等の当たり図柄を表示した時に開放するようになっている。
【0018】
即ち、大入賞手段19は、図3乃至図13に示すように、遊技盤5 の前面に装着された前壁板27と、前壁板27の後方に間隔を置いて平行に配置された後壁板28と、前壁板27に形成された開口部29と、開口部29を前側から開閉し且つ開放時に遊技球を該開口部29内に案内する開閉板30と、開閉板30を開閉駆動する開閉駆動手段としての第1ソレノイド31と、遊技球を裏側に案内する案内通路32と、開口部29内に入った遊技球を案内通路32に落下させる落下通路33と、落下通路33を挟んで開口部29の裏側に配置され且つ遊技球を裏側に案内する特定通路34と、特定通路34内を通過する遊技球を検出する第1検出スイッチ36と、閉状態の時に開口部29に入った遊技球を特定通路34側に案内し且つ開状態の時に上側に遊技球を滞留しないように、開口部29と特定通路34の間に開閉自在に設けられた連絡手段35と、連絡手段35を開閉駆動する開閉駆動手段としての第2ソレノイド38と、案内通路32内を通過する遊技球を検出する第2検出スイッチ37とを備えている。
【0019】
前壁板27は、図3に示すように、上縁が略水平状となり、下縁が円弧状となるように略半月状に形成され、遊技盤5 の前面側に着脱自在に装着されている。前壁板27の裏面には、図4及び図5に示すように、開閉板30の上側で前壁板27の上縁に沿って左右方向に水平状に延びる補強兼用の上壁板44a と、開口部29の左右両端よりも若干外側で上壁板44a から下方に延びる一対の補強壁板44b 等が一体に形成され、これら上壁板44a 及び補強壁板44b の裏面側に後壁板28が着脱自在に装着されている。
【0020】
開口部29は、図3示すように左右方向に長い横長矩形状であって、前壁板27の左右中央部に形成されている。開閉板30は、図5、図8乃至図10に示すように、左右両端から後方に突出する一対のアーム39を備え、その各アーム39に、左右方向の外方に突出する枢軸部40が、一方のアーム39に連動ピン41が夫々一体に形成されている。開閉板30には、開放時に上方から落下する遊技球を中央側に集中させるように、左右一対の案内突起77がハの字状に設けられている。
【0021】
後壁板28の前面側には、図5、図6及び図8に示すように、開閉板30の左右両端部の内外両側に対応して配置された内側壁部42及び外側壁部43と、左右の内側壁部42の下端部間を連結する底壁部45とが設けられ、また左右の内側壁部42と底壁部45との前側に、これらを連結するように前壁部46が形成されている。
【0022】
内側壁部42と外側壁部43は、図5、図6及び図8に示すように、開閉板30の各アーム39が入るだけの間隙をおいて左右に配置されている。外側壁部43には開閉板30の各枢軸部40を保持する保持凹部47が、内側壁部42にはストッパー48が夫々設けられている。保持凹部47は前壁板27との間で枢軸部40を回動自在に保持しており、またストッパー48は、開閉板30を前上がり状に開放した時に、そのアーム39の後端部が下側から当接し、開閉板30を閉じた時にアーム39が前側から当接するようになっている。
【0023】
従って、開閉板30は、ストッパー48により規制される範囲内で枢軸部40を支点として開口部29を前側から開閉すべく回動自在であり、また開放状態では、上方から落下する遊技球を開口部29内に案内し得るようになっている。
第1ソレノイド31は、図4、図5、図7乃至図10に示すように、左右方向の一端側で後壁板28の裏面側に取り付けボス49、取り付け板50等を介して上下方向に装着されている。第1ソレノイド31は下側に突出する可動鉄心51を備え、この可動鉄心51は下端側で摺動部材52に連結され且つバネ53によって下方に付勢されている。
【0024】
摺動部材52は側面視形状が略L字状であって、図9及び図10に示すように、左右一対の案内部54間で後壁板28に沿って上下摺動自在に案内されている。摺動部材52は、図5乃至図8に示すように、後壁板28の長孔55を経て内側壁部42と外側壁部43との間に突出する係合爪56を有し、その係合爪56に、アーム39の連動ピン41が係合する係合凹部57が形成され、摺動部材52が上昇した時に開閉板30を開放し、下降した時に開閉板30を閉じるようになっている。
【0025】
落下通路33は、図5、図6、図8、図11および図12に示すように、前壁板27と後壁板28と左右一対の内側壁部42との間に形成され且つ底壁部45によって下端側が閉鎖されている。底壁部45は、その上に落下した遊技球を第1ソレノイド31と反対の一端側に移動させるべく傾斜状に設けられている。
【0026】
案内通路32は、第1ソレノイド31と反対の他端側において後壁板28の裏側に配置され、落下通路33の底壁部45上に落下した遊技球を後方に案内するように、後壁板28に形成された連通口58を介して落下通路33の下部に接続されている。案内通路32の排出口側には、第2検出スイッチ37が後方から着脱自在に装着されてきる。
【0027】
特定通路34は、図5乃至図8、及び図12に示す如く、後壁板28に沿って遊技球を下方に案内する縦通路部59と、この縦通路部59の下端から後壁板28に沿って案内通路32側に横方向に案内する横通路部60とから構成され、縦通路部59が落下通路33の左右略中央部に位置するように後壁板28の裏側に配置されている。そして、特定通路34は、その横通路部60内の遊技球を第2検出スイッチ37の上手側で案内通路32に案内するように、横通路部60の他端側が案内通路32に接続されている。
【0028】
特定通路34の縦通路部59は、後壁板28の左右中央部に形成された案内口61を介して落下通路33に接続されている。案内口61はその下縁側が開口部29の下縁側と略同一高さであって、開口部29及び落下通路33の左右中央部に配置されている。特定通路34の縦通路部59の下側には、案内口61の下縁よりも若干下側に第1検出スイッチ36が設けられている。第1検出スイッチ36は、特定通路34に対して第1ソレノイド31と反対側から着脱するように、後壁板28に沿って左右方向に配置されている。
【0029】
連絡手段35は、図5、図6及び図11に示すように、左右平行に前後方向に配置された一対の固定連絡部材62と可動連絡部材63とを備え、案内口61の下縁よりも若干高い位置に配置されている。各連絡部材62,63 は前後方向に長い棒状であって、1個のみではその上側に遊技球が乗り得ないような形状になっており、その固定連絡部材62は前端が前壁板27に固定され、可動連絡部材63は落下通路33内で左右方向に移動自在に配置されている。
【0030】
可動連絡部材63は、図6に示すように、第1検出スイッチ36の上側近傍で後壁板28に左右方向に形成された案内孔64に裏側から摺動自在に挿通され、後壁板28の裏側に左右摺動自在に配置された連結体65を介して第2ソレノイド38に連動連結されている。連結体65は、可動連絡部材63から案内孔64を介して後壁板28の裏側に突出する突出部66と、突出部66の後端側から後壁板28と平行に特定通路34と反対側に延びる連結杆部67と、連結杆部67の先端に形成された連結部68とを一体に備え、その連結部68に、後壁板28の裏面に沿って左右摺動自在に案内される摺動部69が設けられている。
【0031】
第2ソレノイド38は、図4乃至図8、図13に示すように、第1ソレノイド31と反対側で後壁板28の裏面に取り付けボス70、取り付け板71等を介して左右方向に装着されている。第2ソレノイド38は左右方向の可動鉄心74を備え、この可動鉄心74は先端が連結部68に連結されると共に、連絡手段35の可動連絡部材63が固定連絡部材62から離間するように、バネ75により左右方向の外方側に付勢されている。そして、第2ソレノイド38には、第1ソレノイド31と同時に励磁信号が入るようになっている。
【0032】
第1検出スイッチ36は所謂Vゾーン用であって、この第1検出スイッチ36が遊技球を検出すれば、その時の大入賞手段19の開放終了後に、再度、大入賞手段19を開放動作させるようになっている。なお、この大入賞手段19の開放回数は最大16回までである。
【0033】
第2検出スイッチ37は、大入賞手段19に入賞した遊技球の個数を計数するためのもので、この第2検出スイッチ37が10個の遊技球を検出した時に、大入賞手段19の開放動作が停止するようになっている。なお、大入賞手段19は、一定時間が経過した時にも、その開放動作を停止するようになっている。
なお、検出スイッチ36,37 には、遊技球の通過孔を備えた近接スイッチが用いられている。大入賞手段19には開口部29の左右両側に入賞口72,73 が2個づつ設けられている。
【0034】
次に上記パチンコ機における動作を説明する。ゲームに際して、発射手段9 の操作ハンドル10を操作すると、発射手段9 の発射動作に連動して発射レールの発射位置に遊技球を1個ずつ供給し、その遊技球をガイドレール11に沿って順次遊技盤5 の上部側に発射させる。そして、この遊技盤5 の上部側に発射された遊技球は、障害釘等に衝突しながら遊技盤5 の盤面に沿って下方に落下する。
【0035】
この時、遊技球が3個の始動口14〜16の何れかに入賞すると、変動図柄表示手段22の各図柄表示部の表示図柄が一定時間変動し、例えば各図柄表示部の変動図柄が左から順番に停止して行く。そして、変動図柄表示手段22の停止図柄が「7・7・7」等の当たり図柄の組み合わせとなれば、大入賞手段19の第1ソレノイド31及び第2ソレノイド38に同時に励磁信号が入り、その開閉板30が前方に回動して開口部29の前面側を開放すると共に、連絡手段35の可動連絡部材63が固定連絡部材62側に移動して連絡手段35が閉状態になる。
【0036】
大入賞手段19は、通常、閉状態にあり、また連絡手段35が開状態にある。即ち、第1ソレノイド31が消磁状態の時には、その可動鉄心51が自重とバネ53の付勢力によって下降し、摺動部材52が下降位置にあるため、開閉板30が枢軸部40から上方に起立して開口部29を前側から閉じている。
【0037】
一方、この時には、第2ソレノイド38も消磁状態にあり、その可動鉄心74がバネ75によって付勢されているので、連絡手段35の可動連絡部材63が固定連絡部材62から離間して、固定連絡部材62と可動連絡部材63との間が遊技球1個分以上の間隔まで開放している。
【0038】
そこで、大当たりの発生によって第1ソレノイド31が励磁すると、可動鉄心51が吸引力によって上昇し、後壁板28に沿って摺動部材52を引き上げる。すると摺動部材52の係合爪56に開閉板30のアーム39の連動ピン41が係合しているので、摺動部材52と一体に係合爪56が上昇するに伴って、その連動ピン41、アーム39を介して開閉板30が枢軸部40回りにa矢示方向に回動する。つまり、開閉板30が前方に回動して開口部29の前側を開放して行く。そして、開閉板30が、若干前上がり状態まで開放すると、アーム39がストッパー48に下側から当接する。
【0039】
一方、第2ソレノイド38が励磁すると、可動鉄心74、連結体65がb矢示方向に移動するので、連結体65に一体の可動連絡部材63がb矢示方向に摺動して固定連絡部材62に接近して、連絡手段35が図6に示すように閉状態になる。この連絡手段35が閉状態になった時には、固定連絡部材62と可動連絡部材63との間隔が遊技球1個分以下の間隔となる。従って、開閉板30が前側に回動して開口部29を開放すると同時に、落下通路33の左右中央部にある連絡手段35が閉状態になって、開閉板30を経て開口部29内に入る遊技球を特定通路34側に案内可能に連絡する。
【0040】
開閉板30が前側に回動して開口部29を開放すると、この開閉板30が遊技盤5 に沿って落下する遊技球を開口部29内へと案内するので、多数の遊技球が開口部29から大入賞手段19内に入って行く。この時、開閉板30の中央部分に落下した遊技球は、ハの字状の一対の案内突起77によって中央側へと集められながら開口部29内に入るので、遊技球の多くは中央部分に集中し、遊技球が連絡手段35の一対の連絡部材62,63 上に乗り易くなる。
【0041】
遊技球が連絡手段35の一対の連絡部材62,63 上に乗れば、その遊技球は連絡部材62,63 に沿って案内口61側へと案内され、案内口61から特定通路34に入り、この特定通路34の縦通路部59内を落下した後、横通路部60を経て案内通路32側へと移動して行く。そして、遊技球が縦通路部59内を落下する時に、第1検出スイッチ36が遊技球を検出して、第2ソレノイド38への励磁信号を遮断する。
【0042】
このため、第2検出スイッチ37が遊技球を検出すると同時に、第2ソレノイド38が消磁して、その可動鉄心74がバネ等によって移動するので、連結体65を介して連絡手段35の可動連絡部材63が反b矢示方向に移動して、固定連絡部材62と可動連絡部材63との間の間隔が大になり、連絡手段35が開放する。従って、後続の遊技球は、案内突起77によって中央側へと案内されながらも、連絡手段35の一対の連絡部材62,63 上に乗り得ないので、開閉板30の後端縁を経て開口部29内に入った後、落下通路33内に不規則に落下する。
【0043】
落下通路33内に落下した遊技球は、その底壁部45に沿って左側に集められた後、連通口58から案内通路32内に入り、この案内通路32から裏側へと案内されて行く。そして特定通路34を経由した遊技球と落下通路33を経由した遊技球とが案内通路32内で合流し、この案内通路32内を裏側へと通過する時に、第2検出スイッチ37がその遊技球を順次検出する。
【0044】
第2検出スイッチ37が10個の遊技球を検出するか、又は開閉板30の開放時点から一定の時間が経過すると、第1ソレノイド31が消磁して、その可動鉄心51が下降する。このため、摺動部材52が後壁板28に沿って下方に下降し、開閉板30が枢軸部40廻りに起立方向に回動して開口部29を閉じる。
しかし、第1検出スイッチ36が既に特定通路34の遊技球の通過を検出した後であるため、大入賞手段19は開放動作の終了後に再び開放し、最大16回まで繰り返す。
【0045】
この実施形態では、開閉板30により開口部29内に入賞する遊技球を、連絡手段35の一対の連絡部材62,63 で特定通路34の案内口61側に案内する一方、この特定通路34内を通過する遊技球を第1検出スイッチ36で検出して、第2ソレノイド38により連絡手段35の一対の連絡部材62,63 間の間隔を広げ、後続の遊技球を落下通路33内に落下させた後、案内通路32を経て裏側に送って行くので、大入賞手段の1回の開放動作毎に、最大1個の遊技球を特定通路34へと案内し、それを第1検出スイッチ36で検出できる。
【0046】
従って、大入賞手段19内に遊技球を物理的に停留させる必要がなく、開閉板30に停留部を設ける場合に比較して、開閉板30の開放角度を任意に設定できると共に、上方から開閉板30上に落下する遊技球による影響を受けることなく確実な動作を保証できる。
【0047】
なお、実施形態では、パチンコ機の大入賞手段19を例示したが、本発明は、パチンコ機用の大入賞手段19に限定されるものではなく、アレンジボール機等における各種の入賞手段においても同様に実施できることは言うまでもない。
また連絡手段35は、左右一対の連絡部材62,63 を開閉自在に備えていれば十分であり、両連絡部材62,63 を共に逆方向に直線的に移動させるか、又は枢軸廻りに回動させるようにしても良い。或いは、一方の連絡部材62,63 を、中途部に切り欠きを有する樋状に構成し、その切り欠きを他方の連絡部材62,63 で開閉するように構成することも可能である。
【0048】
【発明の効果】
請求項1に記載の本発明によれば、次のような顕著な効果を奏する。
【0049】
▲1▼ 開閉駆動手段38により連絡手段35を閉状態にした時に、開口部29から入る遊技球を特定通路34に案内でき、その特定通路34内を通過する遊技球を第1検出スイッチ36で検出でき、また連絡手段35を開状態にした時には、落下通路33から落下させて案内通路32から裏側へと案内できる。このため、開閉駆動手段38による連絡手段35の開閉により、開口部29の内部側で遊技球を物理的に停留させることなく、従来の停留機能付きと同様な形態で使用することもできる。
【0050】
▲2▼ 連絡手段35は開閉自在であって、開状態の時にはその上に遊技球が乗り得ないようになっているので、連絡手段35上での遊技球の不必要な滞留、停滞等を防止でき、開口部29から入る遊技球を落下通路33から案内通路32へと速やかに案内できる。
【0051】
▲3▼ 落下通路33の左右方向の中途部に連絡手段35があり、この連絡手段35により落下通路33の裏側の特定通路34に遊技球を案内するようにしているので、遊技者が特定通路34に案内される遊技球を開口部29側から容易に確認できる。
【0052】
▲4▼ 特定通路34を通過する遊技球を第1検出スイッチ36で検出するため、遊技球が特定通路34を通過すれば、その検出信号を第1検出スイッチ36で外部に取り出すことができる。
【0053】
請求項2に記載の本発明によれば、次のような顕著な効果を奏する。
【0054】
▲1▼ 開閉板30の開放動作時に、連絡手段35が閉じるように駆動するので、開閉板30が開放した時には、特定通路34に遊技球を通過可能な状態できる。
▲2▼ 第1検出スイッチ36の検出時に連絡手段35が開放するように駆動するので、特定通路34を通過する遊技球の個数を制限できる。
【0055】
請求項3に記載の本発明によれば、次のような顕著な効果を奏する。
【0056】
▲1▼ 開口部29を有する前壁板27と、この前壁板27の後方に配置された後壁板28との間に落下通路33を配置し、後壁板28の裏側に特定通路34を配置、後壁板 28に特定通路34の案内口61を形成しているため、後壁板28によって落下通路 33と特定通路34とを分離でき、しかも前後方向の寸法を小さくできる。
▲2▼ 後壁板28に特定通路34の案内口61を形成し、前壁板27と後壁板28との間に連絡手段35を配置しているため、全体の構造が簡単になると共に、連絡手段 35を経由せずに特定通路34に入る遊技球を確実に阻止できる。
【0057】
請求項4に記載の本発明によれば、連絡手段35の構造が簡単であり、またその開閉状態を遊技者が開口部29側から容易に確認できるという顕著な効果を奏する。
【0058】
請求項5に記載の本発明によれば、次のような顕著な効果を奏する。
【0059】
▲1▼ 固定連絡部材62と可動連絡部材63とを備えているので、一対の連絡部材を可動式にする場合に比較して構造を簡単にできる。
▲2▼ 可動連絡部材63を左右方向に駆動するソレノイド38を後壁板28の裏側に配置しているので、ソレノイド38が落下通路33の制約となることがない。
【0060】
請求項6に記載の本発明によれば、次のような顕著な効果を奏する。
【0061】
▲1▼ 落下通路33を通過した遊技球と特定通路34を通過する遊技球とを合わせて第2検出スイッチ37で検出できる。従って、開口部29内に入った遊技球の個数を全て計数することが可能である。
【0062】
請求項7に記載の本発明によれば、開閉板30上に落下した遊技球を連絡手段35側に集中し易くなり、連絡手段35を経て特定通路34に遊技球を案内し易くできるという顕著な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示すパチンコ機の斜視図である。
【図2】本発明の第1の実施形態を示す遊技盤の正面図である。
【図3】本発明の第1の実施形態を示す大入賞手段の正面図である。
【図4】本発明の第1の実施形態を示す大入賞手段の平面図である。
【図5】本発明の第1の実施形態を示す大入賞手段の一部破断平面図である。
【図6】図5のA−A線矢視図である。
【図7】本発明の第1の実施形態を示す大入賞手段の一部破断背面図である。
【図8】本発明の第1の実施形態を示す大入賞手段の一部破断平面図である。
【図9】本発明の第1の実施形態を示す大入賞手段の断面側面図である。
【図10】図5のB−B線矢視図である。
【図11】図5のC−C線矢視図である。
【図12】図5のD−D線矢視図である。
【図13】図5のE−E線矢視図である。
【符号の説明】
27 前壁板
28 後壁板
29 開口部
30 開閉板
32 案内通路
33 落下通路
34 特定通路
35 連絡手段
36 第1検出スイッチ
37 第2検出スイッチ
38 ソレノイド(開閉駆動手段)
61 案内口
62 固定連絡部材
63 可動連絡部材
77 案内突起

Claims (7)

  1. 前側に開口する開口部(29)と、所定条件のときに前記開口部(29)の前側を開放して遊技球を該開口部(29)内に案内する開閉板(30)と、前記開口部(29)内の遊技球を遊技盤 (5) 裏側へと案内する案内通路(32)とを備えた弾球遊技機の入賞装置において、前記開口部(29)内に入った遊技球を前記案内通路(32)側に落下させる落下通路(33)と、該落下通路(33)を挟んで前記開口部(29)の裏側に配置され且つ遊技球を前記遊技盤 (5) 裏側へと案内する特定通路(34)と、該特定通路(34)内を通過する遊技球を検出する第1検出スイッチ(36)と、前記落下通路(33)の左右方向の中途部で前記開口部(29)と前記特定通路(34)の間に設けられた連絡手段(35)と、該連絡手段(35)を開閉駆動する開閉駆動手段(38)とを備え、前記連絡手段(35)は前記開口部(29)側からの遊技球を前記特定通路(34)側へと案内する閉状態と、遊技球1個分以上の間隔に開放する開状態との間で左右方向に開閉自在な連絡部材(62)(63)を備え、前記落下通路(33)は前記連絡手段(35)が閉状態のときにも該連絡手段(35)の側方から遊技球が落下可能であることを特徴とする弾球遊技機の入賞装置。
  2. 前記開閉板(30)の開放動作時に前記連絡手段(35)が閉じ、前記第1検出スイッチ(36)が遊技球を検出したときに前記連絡手段(35)が開放すべく、前記開閉駆動手段(38)により前記連絡手段(35)を駆動するように構成したことを特徴とする請求項1に記載の弾球遊技機の入賞装置。
  3. 前記開口部(29)を有する前壁板(27)と、該前壁板(27)の後方に配置された後壁板(28)との間に前記落下通路(33)を配置し、前記後壁板(28)の裏側に前記特定通路(34)を配置し、前記後壁板(28)に前記特定通路(34)の案内口(61)を形成し、前記前壁板(27)と前記後壁板(28)との間に前記連絡手段(35)を配置したことを特徴とする請求項1又は2に記載の弾球遊技機の入賞装置。
  4. 前記連絡手段(35)は前後方向に配置された左右一対の前記連絡部材(62)(63)を備え、該一対の連絡部材(62)(63)を左右方向に開閉自在に配置したことを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の弾球遊技機の入賞装置。
  5. 前記連絡手段(35)は固定連絡部材(62)と可動連絡部材(63)とを備え、前記可動連絡部材(63)を左右方向に駆動するソレノイド(38)を前記後壁板(28)の裏側に配置したことを特徴とする請求項3に記載の弾球遊技機の入賞装置。
  6. 前記案内通路(32)に、該案内通路(32)内を通過する遊技球を検出する第2検出スイッチ(37)を設け、前記特定通路(34)の遊技球を前記第2検出スイッチ(37)の上手側で前記案内通路(32)に案内するように、前記特定通路(34)を前記案内通路(32)に接続したことを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載の弾球遊技機の入賞装置。
  7. 前記開閉板(30)に、遊技球を閉状態の前記連絡手段(35)側に案内する案内突起(77)を設けたことを特徴とする請求項1乃至6の何れかに記載の弾球遊技機の入賞装置。
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