JP4000409B2 - パチンコ機 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
この発明は特定領域を有する変動入賞装置が遊技盤に装着されたパチンコ機に関する。
【0002】
【従来の技術】
変動入賞装置を備えたパチンコ機において、変動入賞装置の停留機構に停留する停留球数を、特定領域への入賞球の通過によって大当りとなって変動入賞口が連続開閉する大当りラウンドのラウンド数によって変更するようにしたパチンコ機が公知となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は停留機構に停留した入賞球を釈放するタイミングを変化させることによってゲ−ムの興趣を高めることを課題とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
請求項1のパチンコ機は、始動入賞口への入賞によって開閉される変動入賞口を備え、前記変動入賞口からの入賞球が特定領域を通過する毎に、前記変動入賞口が特別な開閉態様で開閉される開閉動作を行う。又、このパチンコ機は、前記変動入賞口からの入賞球を停留させる有効状態および停留した停留球を前記特定領域に向けて釈放する無効状態に切換えられる停留機構と前記変動入賞口に入賞した入賞球が前記特定領域を通過した時点で1図柄を表示する可変表示体とを備えている。
又、前記変動入賞口に入賞した入賞球数が所定のカウント数になると、前記停留機構の停留室内に停留の1個の停留球はガイド樋の路面板 の上面を伝って前記特定領域に釈放されて、特定領域に入賞すると、前記変動入賞口を特別な開閉態様で開閉する開閉動作を行う。そして、変動入賞口からの入賞球が特定領域を通過する毎に、前記1図柄を可変表示体に停止表示して、その図柄によって前記所定のカウント数が決められる。
【0005】
又、請求項2のパチンコ機は、請求項1のパチンコ機であって、停留機構には停留室と入賞した遊技球を前記停留室に受け渡す球受渡し部材と共に昇降動作をする昇降体とを有している。
又、昇降体が上定位置であるときは、前記球受渡し部材が前記停留室の外に位置して、遊技球を停留室に導き難い無効状態である。
また、昇降体が下定位置であるときは、前記球受渡し部材が前記停留室内に位置して、遊技球を停留室に停留する有効状態である。
そして、変動入賞口を特別な開閉態様で開閉する開閉動作中は、
(a)変動入賞口に入賞した入賞球数がカウント数に達するまでの間、昇降体は有効状態である下定位置に位置する。
(b)又、変動入賞口に入賞した入賞球数がカウント数に達すると、昇降体の上昇に伴って前記球受渡し部材も上昇し、有効状態から無効状態に切り換わって、停留室に停留の停留球を特定領域に導く。
【0008】
【作用】
請求項1のパチンコ機について実施例に基づいて説明すると、可変表示体は特定領域を通過した時点で1図柄を表示し、その図柄によって前記所定のカウント数が決められる。
そして、前記変動入賞口に入賞した入賞球数が所定のカウント数になると、前記停留機構の停留室内に停留の1個の停留球はガイド樋の路面板 の上面を伝って前記特定領域に釈放されて、特定領域に入賞すると、前記変動入賞口を特別な開閉態様で開閉する開閉動作を行う。
【0009】
又、請求項2のパチンコ機について実施例に基づいて説明すると、停留機構(23)には停留室(30)と入賞した遊技球を停留室(30)に受け渡す球受渡し部材(26)と昇降動作をする昇降体(24)とを有している。そして、昇降体(24)が上定位置であるときは、球受渡し部材(26)が停留室(30)の外に位置して、遊技球を停留室(30)に導き難い無効状態を維持する。一方、昇降体(24)が下定位置であるときは、球受渡し部材(26)が停留室(30)内に位置して、遊技球を停留室(30)に停留する有効状態である。
そこで、変動入賞口(15)を特別な開閉態様で開閉する開閉動作中は、
(a)変動入賞口に入賞した入賞球数が前記カウント数に達するまでの間、昇降体(24)は有効状態である下定位置に位置して、停留球の受入れ可能な状態である。
(b)又、変動入賞口に入賞した入賞球数が前記カウント数に達すると、昇降体(24)の上昇に伴って球受渡し部材(26)も上昇し、有効状態から無効状態に切り換わって、停留室(30)に停留の停留球は特定領域(20)に導かれる。
【0012】
【発明の効果】
請求項1の発明によれば、可変表示体が表示する図柄情報によって、特別のカウント数が予め決められ、停留機構に停留の1個の停留球は、必ず、特定領域に導かれるので、遊技者は安心して遊技ができるし、停留球を特定領域へ向けて釈放するタイミングが可変表示体による図柄情報の表示結果によって多様に変化するので不確定となる面白味がある。
又、請求項2の発明によれば、入賞球数がカウント数に達するまでの間、昇降体を停留球の受入れ可能な状態にし、カウント数に達すると昇降体と共に球受渡し部材を上昇させて、停留球を特定領域に導くので、カウント数による面白さが生ずる。
【0013】
請求項2の発明によれば、停留球を釈放するタイミングを変動入賞口への入賞球数に関して不規則に切換えることができ、停留球がどのカウント数まで停留するかが不確定となり、停留球が何時まで停留するかの予測に関する緊張感を各ラウンド毎に持続させてゲ−ムを進行させ、ゲ−ムの進行に関する意外性および特異性を高めることができる。
【0014】
請求項3の発明によれば、停留球を釈放するタイミングを大当りラウンドのラウンド数若しくは延べ回数に関連して不規則に切換えることができ、停留球がどのラウンド数若しくは延べ回数まで停留するかが不確定となり、指定されたラウンド数となるまで、若しくは指定されたラウンド毎に緊張感を与えることができる。
【0015】
請求項4の発明によれば、停留球を釈放するタイミングを停留機構に停留する停留球数に関連して切換えることができ、入賞球が何個停留するまで停留状態が継続するかが不確定となって大当りの成否に関して意外性を高めることができる。
【0016】
【実施例】
次に、本発明の第1実施例を図1〜図6にしたがって説明する。
パチンコ機の遊技盤1において、その中央部には変動入賞装置2が設置され、変動入賞装置2の両側方には左右1対の上入賞装置3が設置され、変動入賞装置2の斜め下方には左右1対の下入賞装置4が設置されている。
【0017】
遊技盤1の下端付近で変動入賞装置の下方には始動入賞口5aをそれぞれ有する3つの始動入賞装置5が配列されている。
【0018】
変動入賞装置2において、遊技盤面1aにねじ止めされたベースフレーム10の前面の上部には左右端部の下部に左右1対の仕切り壁11a が形成された上球受部材11が結合され、この上球受部材の上端部の左右方向中央部には天入賞口12が開設されている。
【0019】
ベースフレーム10の左右端部の上下方向中央部付近の前側にはベースフレーム10の後方に設置されたソレノイド13によって駆動されて相反方向へ揺動する左右1対の可動翼片14が設置されている。
【0020】
上球受部材11の両仕切り壁11a の下端縁と両可動翼片14の内側面との間には内外方向への可動翼片14の揺動動作によって閉鎖および開放される変動入賞口15がそれぞれ形成されている。変動入賞口15は遊技球が始動入賞口5aに入賞したときに0.35秒間1回開閉される。
【0021】
ベースフレーム10の上下方向中央部付近には両可動翼片14間に後下り状に傾斜して横架され、変動入賞口15に入賞した入賞球を受止めて後方へ誘導する棚板16が結合されている。
【0022】
ベースフレーム10内の下端部には前下り状に傾斜した底板17が設置され、この底板17の上面の左右方向中央部に結合されたガイド樋29には前下り状に傾斜した路面板29a と、この路面板29a の両側縁の前部に連接された左右1対の前側壁板29b と、路面板29a の両側縁の後部に連接されて1個のパチンコ球が通り抜ける間隙を隔てて設置されて円弧状に湾曲した左右1対の後側壁板29c とが形成され、この両後側壁板29c 間には入賞球を停留する有効状態、および、停留した停留球を後記特定領域20に向けて釈放する無効状態に切換えられる停留機構23の停留室30が形成されている。
【0023】
ベースフレーム10の前面の下端部付近には上方および後方開放の下球受部材18が結合されている。
【0024】
下球受部材18内の左右方向中央部にはガイド樋29の前側に配設されて左右1対の仕切り板19によって仕切られた特定領域20が形成され、左側の仕切り板19の左方および右側の仕切り板19の右方には底板17の左右部の前側に配設された普通入賞領域21がそれぞれ形成されている。
【0025】
ベースフレーム10内の下端部には検出部が下球受部材18内の中央部付近に突入され、特定領域20を通過する入賞球を検出する特定領域通過検出スイッチ22が設置されている。
【0026】
特定領域20を通過する入賞球が特定領域通過検出スイッチ22によって検出されると、役物連続作動装置が作動し、変動入賞口15が特別な開閉態様で開閉される大当りラウンドが出現し、変動入賞口15は23.5秒間に18回連続して開閉される。入賞球が再度特定領域20を通過すると大当りラウンドが再び出現する。
【0027】
ベースフレーム10内の左右方向中央部には棚板16の後側で昇降して変動入賞口15に入賞した入賞球が特定領域20へ誘導される難易度を切換える昇降体24が設置されている。
【0028】
昇降体24の上部にはほぼ半円盤状の本体部24a が形成され、この本体部の左右方向中央部には入賞球を受入れて斜め下方へ誘導し、下方へ転落させる球通路25が貫通状に形成されている。
【0029】
昇降体24の下部には本体部24a の後下端部に結合されて垂下された垂下部24b が形成され、この垂下部24b の下端には停留機構23の球受渡し部材26が突出形成され、この球受渡し部材26の上面には前下り状に傾斜したガイド面26a が形成されている。
【0030】
球受渡し部材26は球通路25の出口部の直下で停留室30内に配設され、昇降体24の昇降時に停留室30内で昇降する。
【0031】
昇降体24の下部の後方に設置された昇降体駆動モータ27の出力軸27a には昇降体24に連繋された偏心ピン28a を有し、偏心ピン28a の偏心回転によって昇降体24を昇降させるカム28が固定されている。
【0032】
カム28の近傍には昇降体24の昇降位置を検出する定位置検出スイッチ31が設置されている。
【0033】
昇降体24はパチンコ機の電源投入時に昇降体駆動モータ27によって起動されて上定位置と下定位置との間を反復して昇降し、変動入賞口15に入賞した入賞球が特定領域20を通過したときに下定位置まで下降してから停止する。
【0034】
また、昇降体24は18回連続開閉中(大当りラウンド中)の変動入賞口15が15回目に閉鎖された時点、または変動入賞口15に入賞した入賞球が指定個数カウントされた時点で下定位置から上昇して上定位置で停止し、変動入賞口15の18回連続開閉すなわち、1ラウンドの大当りラウンドが終了した後昇降動作を反復する。
【0035】
昇降体24が上定位置へ上昇すると、球通路25の入口部が棚板16の後端縁の上方へ変位し、この状態では変動入賞口15に入賞して棚板16上へ転落した入賞球が球通路25に導入される確率は低くなり、昇降体24ではね返された入賞球が底板17上の左右部へ転落して普通入賞領域21へ導入される確率が高くなる。
【0036】
昇降体24が下定位置へ下降すると、球通路25の入口部が棚板16の後端縁の後側へ変位し、この状態では変動入賞口15に入賞して棚板16上へ転落した入賞球が球通路24a に導入される確率は昇降体24が上定位置へ上昇した場合より高くなる。
【0037】
昇降体24が上定位置へ上昇した状態では球受渡し片26が停留室30内の上部へ変位して停留機構23が無効状態となり、球通路25から転落した入賞球が球受渡し片26ではね返されて停留室30内への入賞球の受入れが不能となる。
【0038】
昇降体25が下定位置へ下降した状態では球受渡し片26は停留室30内の下端付近へ変位して停留機構23が有効状態に切換えられ、この状態では昇降体24の球通路25から転落した入賞球は1個だけ球受渡し片26で受止められて停留室30内に停留する。
【0039】
停留室内30に停留している停留球Tは昇降体24が上昇を開始すると、球受渡し片26によって持上げられて前方へ釈放され、ガイド樋29の路面板29a の上面を伝って特定領域20へ導入される。
【0040】
ベースフレーム10の上部の後側には停留機構23が有効状態から無効状態に切換えられる切換え時期すなわち、停留機構23に停留した停留球Tを釈放する釈放時期を指定する指定因子となる図柄情報を可変表示する可変表示体32が垂立状態で設置され、本例では停留機構23を切換える切換え時期と、変動入賞口15に入賞した入賞球のカウント数との相関関係が可変表示体32が特定表示する特定図柄に基いて指定される。
【0041】
可変表示体32は、「イ」,「ロ」,「ハ」,「ニ」,「ホ」,「A」,「B」,「C」,「D」,「E」,「15」,「大」,「当」,「F」,「U」の15図柄を順に可変表示し、この15図柄のうちの1図柄を特定表示する。
【0042】
可変表示体32はパチンコ機の電源投入時に上記15図柄の可変表示を開始し、変動入賞口15に入賞した入賞球が特定領域20を通過した時点で可変表示を停止して1図柄を特定表示する。
【0043】
可変表示体32が可変表示停止時に特定表示した特定図柄が「イ」,「ロ」,「ハ」,「ニ」,「ホ」となった場合には、停留機構23の切換え時期すなわち停留球Tの釈放時期は変動入賞口15に入賞した入賞球のカウント数が2個となった時期と指定され、停留機構23は入賞球のカウント数が2個となるまでは昇降体25が下定位置で停止して停留球Tが停留室30内に停留したままの有効状態で保持され、入賞球のカウント数が2個となった時点で昇降体24が下定位置から上昇を開始して停留機構23が無効状態に切換えられ、、停留室30内の停留球Tが球受渡し片26によって持ち上げられて停留室30内から特定領域20へ向けて釈放され、特定領域20への入賞が再び成立して大当りラウンドが継続する。
【0044】
また、可変表示体32が特定表示した特定図柄が「A」,「B」,「C」,「D」,「E」となった場合には停留機構23の切換え時期は変動入賞口15に入賞した入賞球のカウント数が3個となった時期と指定され、停留機構23は入賞球のカウント数が3個となるまでは停留球Tが停留室30内に停留したままの有効状態で保持され、入賞球のカウント数が3個となった時点で停留機構23が無効状態に切換えられて停留室30内の停留球Tが特定領域20へ向けて釈放され、特定領域20への入賞が再び成立する。
【0045】
さらに、可変表示体32が特定表示した特定図柄が「15」,「大」,「当」,「F」,「U」となった場合には停留機構23の切換え時期は変動入賞口15に入賞した入賞数のカウント数が6個となった時期と指定され、停留機構23は入賞球のカウント数が6個となるまでは停留球Tが停留室30内に停留したままの有効状態で保持され、入賞球のカウント数が6個となった時点で停留機構23が無効状態に切換えられて停留室30内の停留球Tが特定領域20へ向けて釈放され、特定領域20への入賞が再び成立する。
【0046】
昇降体24は変動入賞口15が15回目に閉鎖された時点、若しくは、変動入賞口15への入賞球のカウント数が指定されたカウント数となった後、上定位置で停止し、大当りラウンド終了後昇降動作を反復する。
【0047】
続いて、上記した構成を有する実施例の作用と効果を説明する。
本例では、停留機構23を有効状態から無効状態に切換えて停留機構23に停留した停留球Tを釈放する釈放時期と、変動入賞口15に入賞した入賞球のカウント数との相関関係を可変表示体32が特定表示した特定図柄に基いて指定するように構成してある。
【0048】
このため、停留球Tを特定領域20へ向けて釈放するタイミングが可変表示体32による図柄情報の表示結果によって多様に変化し、大当りの成立条件が不確定となり、大当りの継続に関する意外性を増進させて大当りの再現の成否に関する緊張感を高めることができる。
【0049】
また、停留球を釈放するタイミングを変動入賞口15への入賞球数に関して不規則に切換えることができ、停留球Tがどのカウント数まで停留するかが不確定となり、停留球Tが何時まで停留するかの予測に関する緊張感を各ラウンド毎に持続させてゲ−ムを進行させ、ゲ−ムの進行に関する意外性および特異性を高めることができる。
【0050】
なお、変動入賞口15が開放されてから経過した時間と、停留球Tの釈放時期との相関関係を可変表示体32の特定図柄に基いて指定するようにしてもよい。
【0051】
次に、本発明の第2実施例について説明すると、本例では停留機構23の前記切換え時期、すなわち、停留機構23に停留された停留球Tの釈放時期と、変動入賞口15が18回連続開閉される大当りラウンドのラウンド数との相関関係が可変表示体32が特定表示した特定図柄によって指定されるように設定されている外は第1実施例と同様に構成されている。
【0052】
可変表示体32が特定表示した特定図柄が前記15図柄のうち、「イ」,「ロ」,「ハ」,「ニ」,「ホ」となった場合に停留機構23の切換え時期は大当りラウンドのラウンド数が2ラウンドとなった時期と指定され、大当りラウンドのラウンド数が2ラウンドとなるまでは停留機構23が有効状態で保持されて停留球Tが停留室30内に停留し、大当りラウンドのラウンド数が3ラウンドとなったときに、停留機構23が無効状態に切換えられ、停留室30内の停留球Tが球受渡し片26によって特定領域20へ向けて釈放されて特定領域20に入賞し、大当りラウンドが継続する。
【0053】
可変表示体32が特定表示した特定図柄が「A」,「B」,「C」,「D」,「E」となった場合には停留機構23の切換え時期は大当りラウンドのラウンド数が3ラウンドとなった時期と指定され、大当りラウンドのラウンド数が3ラウンドとなるまでは停留機構23が有効状態で保持されて停留球Tが停留室30内に停留し、大当りラウンドのラウンド数が3ラウンドとなったときに停留機構23が無効状態に切換えられ、停留球Tが停留室30内から特定領域20へ向けて釈放される。
【0054】
可変表示体32が特定表示した特定図柄が「15」,「大」,「当」,「F」,「U」となった場合には停留機構23の切換え時期は大当りラウンドのラウンド数が16ラウンドとなった時期と指定され、大当りラウンドのラウンド数が16ラウンドとなるまで停留球Tが停留室30内に停留する。
【0055】
第2実施例によれば、停留球を釈放するタイミングを大当りラウンドのラウンド数に関連して不規則に切換えることができ、停留球がどのラウンド数まで停留するかが不確定となるので、停留球が何時まで停留するかを指定する指定態様を特異化してゲ−ムの興趣を高めることができる。
【0056】
次に、本発明の第3実施例について説明すると、本例では停留機構23を有効状態から無効状態に切換える切換え時期と、停留機構23を無効状態に切換える大当りラウンドの延べ回数との相関関係が可変表示体32が特定表示した特定図柄に基いて指定されるように設定されている。
【0057】
可変表示体32が特定表示した特定図柄が「イ」,「ロ」,「ハ」,「ニ」,「ホ」となった場合には停留機構23が有効状態から無効状態に切換えられる切換え時期は大当りラウンドの延べ回数が2回となるまでの各回のラウンド中の特定時期、例えばカウント数が6個となった時期と指定され、停留機構23は大当りラウンドの延べ回数が2回となるまでは1回目のラウンド中および2回目のラウンド中カウント数が6個となった時点で無効状態に切換えられ、延べ回数が3回となった以後の各ラウンドでは停留機構23は常にカウント数が例えば1個となった時点で無効状態に切換えられる。
【0058】
従って、この場合には、大当りラウンドの延べ回数が2回となるまでは停留機構23に停留した停留球Tが特定領域20に入賞して大当りラウンドが再現する確率が高くなるが、大当りラウンドの延べ回数が3回となった以後は大当りラウンドが再現する確率が僅かとなる。
【0059】
また、可変表示体32が特定表示した特定図柄が「A」,「B」,「C」,「D」,「E」となった場合には停留機構23の切換え時期は大当りラウンドの延べ回数が3回となるまでの各回のラウンド中の特定時期、例えばカウント数が6個となった時期と指定され、大当りラウンドの延べ回数が3回となるまでは停留機構23は1回目,2回目,3回目の各ラウンド中カウント数が6個となった時点で無効状態に切換えられ、延べ回数が4回となった以後の各ラウンドでは停留機構23はカウント数が例えば1個となった時点で無効状態に切換えられる。
【0060】
従って、この場合には大当りラウンドの延べ回数が3回となるまでは停留機構23に停留した停留球Tが特定領域20に入賞して、大当りラウンドが再現する確率が高くなるが、大当りラウンドの延べ回数が4回となった以後は大当りラウンドが再現する確率が僅かとなる。
【0061】
さらに、可変表示体32が特定表示した特定図柄が「15」,「大」,「当」,「F」,「U」となった場合には大当りラウンドの延べ回数が16回となるまでの各回のラウンド中の特定時期例えばカウント数が6個となった時期と指定され、停留機構23は大当りラウンド延べ回数が16回となるまでの全ての回のラウンド中カウント数が6個となった時点で無効状態に切換えられる。
【0062】
従って、この場合には16回の全ての大当りラウンドにおいて停留球Tが特定領域20に入賞して大当りラウンドが再現する確率が高くなり、大当りラウンドが16回まで継続する確率が高くなる。
【0063】
次に、本発明の第4実施例について説明すると、本例では停留機構はこの停留機構に複数個の停留球が停留するように形成され、可変表示体が停留機構に停留した停留球の個数に関する図柄情報を可変表示するように構成され、停留球の個数を表示する可変表示体の図柄情報が停留球の釈放時期と、停留球の個数との相関関係を指定する指定因子となるように設定されている。
【0064】
例えば、可変表示体の図柄情報が「3」となった場合は3個目の停留球が停留機構に停留してから3個の停留球が停留機構から一斉に釈放される。
【0065】
第3実施例によれば、停留球を釈放するタイミングを停留機構に停留する停留球数に関連して切換えることができ、入賞球が何個停留するまで停留状態が継続するかが不確定となって大当りの成否に関して意外性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す遊技盤の要部の正面図である。
【図2】変動入賞装置の正面図である。
【図3】変動入賞装置の側断面図である。
【図4】変動入賞装置の一部破断斜視図である。
【図5】昇降体の昇降動作を説明する斜視図である。
【図6】停留機構付近の縦断面図である。
【符号の説明】
1 遊技盤
2 変動入賞装置
5a 始動入賞口
15 変動入賞口
20 特定領域
23 停留機構
30 停留室
32 可変表示体
T 停留球
Claims (2)
- 始動入賞口への入賞によって開閉される変動入賞口を備え、前記変動入賞口からの入賞球が特定領域を通過する毎に、前記変動入賞口が特別な開閉態様で開閉される開閉動作を行い、
前記変動入賞口からの入賞球を停留させる有効状態および停留した停留球を前記特定領域に向けて釈放する無効状態に切換えられる停留機構と前記変動入賞口に入賞した入賞球が前記特定領域を通過した時点で1図柄を表示する可変表示体とを備えたパチンコ機であって、
前記変動入賞口に入賞した入賞球数が所定のカウント数になると、前記停留機構の停留室内に停留の1個の停留球はガイド樋の路面板 の上面を伝って前記特定領域に釈放されて特定領域に入賞すると、前記変動入賞口を特別な開閉態様で開閉する開閉動作を行い、
前記変動入賞口からの入賞球が特定領域を通過する毎に、前記1図柄を可変表示体に停止表示して、その図柄によって前記所定のカウント数が決められることを特徴とするパチンコ機。 - 前記停留機構には停留室と入賞した遊技球を前記停留室に受け渡す球受渡し部材と昇降動作をする昇降体とを有し、
前記昇降体が上定位置であるときは、前記球受渡し部材が前記停留室の外に位置して、遊技球を停留室に導き難い無効状態であり、
前記昇降体が下定位置であるときは、前記球受渡し部材が前記停留室内に位置して、遊技球を停留室で停留可能にする有効状態であり、
前記変動入賞口を特別な開閉態様で開閉する開閉動作中は、
(a)前記変動入賞口に入賞した入賞球数が前記カウント数に達するまでの間、前記昇降体は有効状態である下定位置にあり、
(b)前記変動入賞口に入賞した入賞球数が前記カウント数に達すると、前記昇降体の上昇に伴って前記球受渡し部材も上昇し、有効状態から無効状態に切り換わって、前記停留室に停留の停留球を前記特定領域に導くことを特徴とする請求項1のパチンコ機。
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JP02972295A JP4000409B2 (ja) | 1995-02-17 | 1995-02-17 | パチンコ機 |
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