JP2004056624A - 電子メールサーバ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】送信端末装置から電子メールサーバ装置を介して受信端末装置に対して電子メールを中継転送するときに、送信端末装置側の負担を大幅に軽減できる電子メールサーバ装置を提供する。
【解決手段】電子メールサーバ装置31は、複数の中継装置に応じた宛先選択方法及び転送指示方法を含むファクシミリ転送指示テーブル107aを記憶するRAM107を備え、その主制御部1は、受信した電子メールの宛先に基づいてファクシミリ転送指示テーブル107aの宛先選択方法を参照して中継装置であるインターネットファクシミリ装置20A,20B,20Cを選択し、選択された中継装置であるインターネットファクシミリ装置に対してファクシミリ転送指示テーブル107aに基づいた転送指示方法で記述された中継指示を含む電子メールを送信する。
【選択図】 図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子メールを転送する電子メールサーバ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、電子メールを利用してインターネットを介して画像データを送受信するインターネットファクシミリ装置を用いたインターネットファクシミリ通信システムが、ITU−T勧告T.37において提案されている。このインターネットファクシミリ装置では、画像データを含む電子メールを送信側の電子メールサーバ装置(ゲートウェイ装置)及びインターネットを介して受信側の電子メールサーバ装置(ゲートウェイ装置)にSMTP方式で送信し、受信側のインターネットファクシミリ装置は、POP3方式で受信側のメールサーバ装置にアクセスして、画像データを含む電子メールを受信して、受信された画像データを画像記録部を用いて印字する。
【0003】
また、従来、電子メールを利用して、インターネットファクシミリ装置などの送信端末装置から電子メールサーバ装置などの中継装置を介してG3ファクシミリ装置に送信する場合において、送信端末装置から中継装置に対して転送指示を、受信側の中継装置に応じた転送指示方法で行う必要がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このような中継転送において、送信端末装置側で、全ての受信側の中継装置に対応した転送指示方法を管理することは、送信端末装置側の負担がきわめて大きいという問題点があった。
【0005】
本発明の目的は以上の問題点を解決し、送信端末装置から電子メールサーバ装置を介して受信端末装置に対して電子メールを中継転送するときに、送信端末装置側の負担を大幅に軽減できる電子メールサーバ装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る電子メールサーバ装置は、電子メールを転送する電子メールサーバ装置において、複数の中継装置に応じた宛先選択方法及び転送指示方法を含む転送指示テーブルを記憶する記憶手段と、受信した電子メールの宛先に基づいて上記転送指示テーブルの宛先選択方法を参照して中継装置を選択し、選択された中継装置に対して上記転送指示テーブルに基づいた転送指示方法で記述された中継指示を含む電子メールを送信する制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0007】
また、上記電子メールサーバ装置において、上記転送指示テーブルの宛先選択方法は、宛先の地域情報に応じた宛先選択方法であることを特徴とする。
【0008】
さらに、上記電子メールサーバ装置において、上記転送指示テーブルの転送指示方法は、電子メールの本文記述又は所定のコマンド記述方式と、コマンド書式とを含むことを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明に係る実施形態について説明する。
【0010】
<実施形態>
図1は、本発明に係る実施形態である、インターネットファクシミリ装置20及び電子メールサーバ装置31を備えた、会社や事務所などの事業所500とそれらに接続される各種装置を含む全体の通信システムを示すブロック図である。
【0011】
本実施形態においては、従来技術の問題点である送信端末装置側の負担を軽減するために、中継装置である電子メールサーバ装置31を設け、送信端末装置側から特定の形式の電子メールを送信することにより、電子メールサーバ装置31において受信端末装置側に応じた転送指示を行うようにすることを特徴としている。具体的には、電子メールサーバ装置31は、複数の中継装置に応じた宛先選択方法及び転送指示方法を含むファクシミリ転送指示テーブル107aを記憶するRAM107を備え、その主制御部1は、受信した電子メールの宛先に基づいてファクシミリ転送指示テーブル107aの宛先選択方法を参照して中継装置であるインターネットファクシミリ装置20A,20B,20Cを選択し、選択された中継装置であるインターネットファクシミリ装置に対してファクシミリ転送指示テーブル107aに基づいた転送指示方法で記述された中継指示を含む電子メールを送信することを特徴としている。ここで、ファクシミリ転送指示テーブル107aの宛先選択方法は、宛先の地域情報に応じた宛先選択方法であり、ファクシミリ転送指示テーブル107aの転送指示方法は、電子メールの本文記述又は所定のコマンド記述方式と、コマンド書式とを含む。
【0012】
図1において、インターネットファクシミリ装置20は、従来のG3方式等のファクシミリ通信機能を備えるとともに、インターネット40を介して電子メールを利用して画像データを送受信するインターネットファクシミリ機能を備えている。主制御部1は具体的にはCPUで構成されており、バス13を介して以下のハードウェア各部と接続されていてそれらを制御するほか、後述する種々のソフトウェアの機能を実行する。画像読取部2は、CCD等を利用したスキャナで原稿を読み取り、白黒2値に変換したドットイメージデータを出力する。画像記録部3は電子写真方式等のプリンタ装置であり、他のファクシミリ装置などからファクシミリ通信により受信したイメージデータをハードコピーとしてプリントアウトして記録する。表示部4は、液晶表示装置(LCD)又はCRTディスプレイ等の表示装置であり、当該インターネットファクシミリ装置20の動作状態を表示したり、送信すべき原稿のイメージデータ、及び受信したイメージデータの表示を行う。
【0013】
操作部5は、当該インターネットファクシミリ装置20を操作するために必要な文字キー、ダイヤル用テンキー、短縮ダイヤルキー、ワンタッチダイヤルキー、及び各種のファンクションキー等を備える。なお、上述の表示部4をタッチパネル方式とすることにより、この操作部5の各種キーの内の一部又は全部を代用するように構成してもよい。
【0014】
ROM6は、当該インターネットファクシミリ装置20の動作に必要であって主制御部1によって実行される種々のソフトウェアのプログラムを予め格納する。これらのプログラムは、例えば、フロッピーディスク、MO、DVD−RAMなどの記録媒体に記録して、必要に応じてそのドライブ装置を介してSRAM7にロードして当該プログラムを実行してもよい。SRAM7は、主制御部1のワーキングエリアとして使用されてプログラムの実行時に発生する一時的なデータを記憶する。コンパクトフラッシュ(登録商標)8は、いわゆる画像メモリと、プログラム記録媒体としてのメモリとの役割を有する。
【0015】
ファックスモデム10は、公衆電話回線L1を介して公衆電話網50に接続され、通常のファクシミリ通信用のファックスモデムの機能を有するモデムである。NCU(ネットワーク制御回路:Network Control Unit)11はアナログの公衆電話回線L1の直流ループなどの閉結及び開放の動作を行いかつ自動ダイヤル機能を有するハードウェア回路であり、必要に応じてファックスモデム10を公衆電話回線L1に接続する。ここで、NCU11は、発信電話番号通知サービスにおけるID受信端末起動信号、通常の電話呼出信号の検出を行うとともに、必要に応じて発信電話番号通知サービスにおける1次応答信号及び2次応答信号を発信することができる。なお、NCU11を所定のターミナルアダプタ及びDSU(加入者線終端装置:Digital Service Unit)を介して、ベースバンド伝送方式のデジタル回線(例えば、ISDN回線)に接続するようにしてもよい。
【0016】
インターフェース回路12は、当該インターネットファクシミリ装置20を、例えばイーサネット(登録商標)などのLAN30等に接続するために、信号やデータの信号変換やプロトコル変換を行うインターフェース回路であり、LAN30には電子メールサーバ装置31、ルータ装置32及びクライアントパーソナルコンピュータ60−1,60−2が接続される。
【0017】
さらに、ルータ装置32はインターネット40を介して相手先の電子メールサーバ装置(図示せず。)に接続される。当該インターネットファクシミリ装置20から画像データを添付ファイルとして添付してメール送信するときは、LANインターフェース12からLAN30を介して一旦電子メールサーバ装置31に送信した後、電子メールサーバ装置31が当該インターネットメールを、LAN30、ルータ装置32、インターネット40、及び相手先の電子メールサーバ装置(図示せず。)を介して送信先のインターネットファクシミリ装置20A,20B,20Cにメール送信する。一方、インターネットメールを受信するときは、上記の逆の経路で受信する。さらに、インターネットファクシミリ装置20A,20B,20Cを中継装置として用いて例えば、公衆電話網50を介してG3ファクシミリ装置80A,80Bにメール送信してもよい。一方、この場合に、インターネットメールを受信するときは、この逆の経路で受信する。ここで、電子メールサーバ装置31からインターネットネットメールを受信する方法は、POP3を用いてもよいし、SMTPにより受信してもよい。なお、インターネット40への回線接続は、専用回線などに限らず、公衆電話回線L1を用いたダイヤルアップ接続でもよい。
【0018】
図1においては、宛先端末又は中継装置のインターネットファクシミリ装置として3個のインターネットファクシミリ装置20A,20B,20Cを例示しているが、その他の複数のインターネットファクシミリ装置を備えるようにしてもよい。また、送信元の通信端末装置として、インターネットファクシミリ装置20を用いているが、画像データを含む電子メールをクライアントパーソナルコンピュータ60−1,60−2から送信するようにしてもよい。
【0019】
以上のように構成された本実施形態のインターネットファクシミリ装置20は、通常のG3方式等のファクシミリ通信機能に加えて、インターネットファクシミリ通信機能を有している。ファクシミリ通信機能において、画像読取部2により読み取られたドットイメージデータはファクシミリ通信の規格で定められているMH,MR,MMR等の符号化方式に従ってソフトウェアにより符号化された後、相手先のファクシミリ装置に送信される一方、逆に相手先のファクシミリ装置から受信した符号化データもソフトウェアによりイメージデータに復号化されて画像記録部3からハードコピーとして出力される。
【0020】
図2は、図1の電子メールサーバ装置31の構成を示すブロック図である。図2において、電子メールサーバ装置31は、インターネット40を介した電子メールの従来の転送機能に加えて、電子メールを用いたファクシミリ通信機能及び、ファクシミリ転送指示テーブル107aに基づいた電子メールの中継転送機能を備えている。主制御部101は具体的にはCPUで構成されており、バス113を介して以下のハードウェア各部と接続されていてそれらを制御するほか、後述する種々のソフトウェアの機能を実行する。表示部104は、液晶表示装置(LCD)又はCRTディスプレイ等の表示装置であり、当該電子メールサーバ装置31の動作状態を表示したり、送信すべき原稿のイメージデータ、及び受信したイメージデータの表示を行う。操作部105は、当該電子メールサーバ装置31を操作するために必要な文字キー、ダイヤル用テンキー、及び各種のファンクションキー等を備える。なお、上述の表示部104をタッチパネル方式とすることにより、この操作部105の各種キーの内の一部又は全部を代用するように構成してもよい。
【0021】
ROM106は、当該電子メールサーバ装置31の動作に必要であって主制御部101によって実行される種々のソフトウェアのプログラムを予め格納する。RAM107は、SRAM、DRAM、SDRAM等で構成され、主制御部1のワーキングエリアとして使用されてプログラムの実行時に発生する一時的なデータを記憶する。ここで、RAM107は詳細後述するファクシミリ転送指示テーブル107aを格納する。なお、RAM107としてフラッシュメモリを使用した場合には、停電、装置の移動等のために電源が遮断された場合にもそのデータの内容が失われない。ハードディスクドライブ108は送信すべきイメージデータ又は受信したイメージデータを記憶する。
【0022】
ファックスモデム110は、公衆電話回線L2に接続され、通常のファクシミリ通信用のファックスモデムの機能を有するモデムである。NCU(ネットワーク制御回路:Network Control Unit)111はアナログの公衆電話回線L2の直流ループなどの閉結及び開放の動作を行いかつ自動ダイヤル機能を有するハードウェア回路であり、必要に応じてファックスモデム110を公衆電話回線L2に接続する。ここで、NCU111は、発信電話番号通知サービスにおけるID受信端末起動信号、通常の電話呼出信号の検出を行うとともに、必要に応じて発信電話番号通知サービスにおける1次応答信号及び2次応答信号を発信することができる。なお、NCU111を所定のターミナルアダプタ及びDSU(加入者線終端装置:Digital Service Unit)を介して、ベースバンド伝送方式のデジタル回線(例えば、ISDN回線)に接続するようにしてもよい。
【0023】
さらに、LANインターフェース112は、LAN30に接続され、LAN30からの信号やデータを受信する一方、LAN30に対して信号やデータを送信して信号変換やプロトコル変換などのインターフェース処理を実行する。
【0024】
以上のように構成された電子メールサーバ装置31は、インターネット40を介した電子メールの転送機能に加えて、電子メールを用いたファクシミリ通信機能及び、従来のG3方式等のファクシミリ通信機能を備えるとともに、ファクシミリ転送指示テーブル107aに基づいた中継転送機能を備えている。
【0025】
図3は、図1のクライアントパーソナルコンピュータ60−1,60−2(総称して符号60を付す。)の構成を示すブロック図である。ここで、クライアントパーソナルコンピュータ60−1,60−2は互いに同様の構成を有する。
【0026】
図3において、クライアントパーソナルコンピュータ60は、公知のパーソナルコンピュータで構成され、電子メールの送受信、画像データや文字データの生成や記録などの処理を実行する。本実施形態においては、クライアントパーソナルコンピュータ60は、一例として、ファクシミリの画像データを送信し又は受信する端末装置として用いられる。主制御部201は具体的にはCPUで構成されており、バス213を介して以下のハードウェア各部と接続されていてそれらを制御するほか、後述する種々のソフトウェアの機能を実行する。このクライアントパーソナルコンピュータ60において、画像読取部202及び画像記録部203はオプションで設けられ、画像読取部202は、CCD等を利用したスキャナで原稿を読み取り、白黒2値に変換したドットイメージデータを出力する。画像記録部203は例えば電子写真方式等のプリンタ装置であり、インターネットファクシミリ装置20,20A,20B,20Cからファクシミリ通信により受信したイメージデータをハードコピーとしてプリントアウトして記録したり、文字データを記録する。表示部204は、液晶表示装置(LCD)又はCRTディスプレイ等の表示装置であり、当該クライアントパーソナルコンピュータ131Aの動作状態を表示したり、送信すべき原稿のイメージデータ、及び受信したイメージデータの表示を行う。操作部205は、例えばキーボードやマウスであり、文字データや指示コマンドを入力するためのものである。
【0027】
ROM206は、当該クライアントパーソナルコンピュータ131Aの動作に必要であって主制御部201によって実行される種々のソフトウェアのプログラムを予め格納する。また、RAM207は、SRAM、DRAM、SDRAM等で構成され、主制御部201のワーキングエリアとして使用されてプログラムの実行時に発生する一時的なデータを記憶する。さらに、ハードディスクドライブ208は、記録媒体を内蔵する記憶装置であり、実行するアプリケーションプログラムや画像メモリを格納する。LANインターフェース212は、LAN30に接続され、LAN30からの信号やデータを受信する一方、LAN30に対して信号やデータを送信して信号変換やプロトコル変換などのインターフェース処理を実行する。
【0028】
以上のように構成されたクライアントパーソナルコンピュータ60は、電子メールサーバ装置31及びインターネットファクシミリ装置20A,20B又は20Cを中継装置として用いて、例えばG3ファクシミリ装置80A又は80Bに対してメール送信してもよい。
【0029】
図1において、各インターネットファクシミリ装置20A,20B,20Cはさらに、公衆電話網50に接続され、この公衆電話網50に、それぞれG3ファクシミリ機能のみを備えた2つのG3ファクシミリ装置80A,80Bが接続されている。
【0030】
図4は、図2のファクシミリ転送指示テーブル107aの一例を示す図である。図4のファクシミリ転送指示テーブル107aにおいては、中継装置の電子メールアドレス毎に、転送指示方法である転送指示方式及びコマンド書式と、宛先選択方法を示す転送の適用とを含む。ここで、宛先選択方法では、電話番号の地域情報に応じて、
(a)市内転送用、
(b)市外(06)転送用、
(c)市外(03)転送用、
(d)その他の一般市外転送用、
(e)海外転送用、
(f)ファクシミリ網転送用、
(g)緊急転送用、及び
(h)その他の一般転送用
に分類して中継装置の電子メールアドレスを選択するようにしている。また、転送指示方法の転送指示方式では、電子メール本文に転送指示を記述する「本文記述」と、SMTPコマンド記述でコマンド「RCPT」を用いて記述する記述方法などとを含む。さらに、転送指示方法のコマンド書式では、図4に示すように、電話番号又は電話番号を含む電子メールアドレスを用いて宛先端末を指示する方法などを含む。
【0031】
図5は、図1の通信システムの動作の実施例を示すタイミングチャートである。図5において、第1の実施例301では、クライアントパーソナルコンピュータ60−1は、例えば表1に示すような中継転送指示の電子メールをLAN30を介して電子メールサーバ装置31に送信する。
【0032】
【表1】
Figure 2004056624
Figure 2004056624
【0033】
この表1の電子メールの一例において、その10行目から13行目までに転送先である宛先の電話番号が記述され、その最後部に添付された画像データがある。この電子メールを受信したとき、電子メールサーバ装置31は、例えば、この電子メールの10行目にある米国宛の電話番号について処理をするとき、ファクシミリ転送指示テーブル107aを参照して、海外転送用である電子メールアドレス「ifax06@sample.co.jp」を有するインターネットファクシミリ装置20Aを選択し、当該ファクシミリ転送指示テーブル107aにおいて指示された転送指示方法を用いて電子メール(その一例を表2に示す)を作成しかつ上記画像データを添付してインターネットファクシミリ装置20Aに送信する。
【0034】
【表2】
Figure 2004056624
【0035】
この表2の電子メールに応答して、インターネットファクシミリ装置20Aは、受信した電子メールに基づいて、当該電子メールの画像データを所定のファクシミリ符号化方式で符号化した後、指定されたG3ファクシミリ装置80Aに対してファクシミリ送信する。なお、この第1の実施例において、電子メールサーバ装置31は他の宛先の電話番号についても同様に処理して中継転送する。
【0036】
また、図5の第2の実施例302においても、クライアントパーソナルコンピュータ60−1から電子メールサーバ装置31に、画像データが添付された中継転送指示の電子メールを送信し、これに応答して、ファクシミリ転送指示テーブル107aを参照して、所定のインターネットファクシミリ装置20Bを選択し、当該ファクシミリ転送指示テーブル107aにおいて指示された転送指示方法を用いて電子メールを作成しかつ上記画像データを添付して選択されたインターネットファクシミリ装置20Bに送信する。これに応答して、インターネットファクシミリ装置20Bは、受信した電子メールに基づいて、当該電子メールの画像データを所定のファクシミリ符号化方式で符号化した後、指定されたG3ファクシミリ装置80Bに対してファクシミリ送信する。
【0037】
従来、インターネットファクシミリ装置の中には受信した電子メール中に指定された特定文字列あるいはSMTP受信型の装置においてはSMTPコマンド上で指定されたアドレス情報などを解析し、電子メールをファクシミリに転送できる機能を有するものが存在する。しかしながら、これらの装置において、メールをファクシミリに転送させるための指示方法が装置ごとに異なる場合もあり、さらには同じ装置でもPOP受信の場合とSMTP受信の場合で指定の仕方が違うものもあった。そこで、指示方法が異なる端末装置に対して、同じ指定方法でファクシミリ転送を指示することを実現するために、転送中継装置である電子メールサーバ装置31を提供する。この電子メールサーバ装置31は電子メールを送受信する手段と各インターネットファクシミリ固有の諸情報すなわち転送指示方法や電子メールの送受信方法などを登録する手段とを有した通信装置である。転送指示方法は例えば、電子メールのデータ中に転送指示を記述するタイプであれば、転送指示情報を記述する場所(本文中、メールヘッダ)、書式を登録しておく。一方、SMTPコマンドにて転送指示を行う場合にはSMTPコマンド名とパラメータの書式等を登録しておく。電子メールサーバ装置31に対しては、一定の書式にて転送指示を与えられるようにしておき、さらに転送させるインターネットファクシミリ装置の電子メールアドレスを指定できるようにしてもよいし、電子メールサーバ装置31において転送中継装置に自動的に割り振らせてもよい。さらには各インターネットファクシミリ装置において転送件数の最大数などが異なる場合には、それらの情報も転送中継装置に登録しておきユーザーが指定した転送件数によって最適なインターネットファクシミリ装置に転送指示を与えるようにすることもできる。あるいは、各インターネットファクシミリ装置に対して市外局番などを割り振り、ユーザーから指定された転送指示を市外局番毎に対応したインターネットファクシミリ装置に割り当ててもよい。あるいは、転送処理を単に並列処理する為にユーザーから指定された転送指示を複数のインターネットファクシミリ装置に割り当ててもよい。さらに、転送処理の結果を電子メールサーバ装置31において集中管理すれば通信管理の効率化も図ることが出来る。こうすることで、ユーザーは各インターネットファクシミリ装置の差異を考慮することなく転送指示を行うことができ、ネットワークとしても最適な転送システムを構築することができる。
【0038】
以上説明したように、本実施形態によれば、電子メールサーバ装置31は、複数の中継装置に応じた宛先選択方法及び転送指示方法を含むファクシミリ転送指示テーブル107aを記憶するRAM107を備え、その主制御部1は、受信した電子メールの宛先に基づいてファクシミリ転送指示テーブル107aの宛先選択方法を参照して中継装置であるインターネットファクシミリ装置20A,20B,20Cを選択し、選択された中継装置であるインターネットファクシミリ装置に対してファクシミリ転送指示テーブル107aに基づいた転送指示方法で記述された中継指示を含む電子メールを送信する。従って、当該電子メールサーバ装置31を設けることにより、ファクシミリ転送指示テーブル107aに基づいて適切な中継装置を選択しかつ当該中継装置に対して適切な転送指示方法で転送指示することができる。これにより、送信端末装置側は受信側の転送機能を意識する必要がなくなり、中継指示の電子メール作成が容易になる。
【0039】
<変形例>
以上の実施形態においては、インターネットファクシミリ装置20の例について述べているが、本発明はこれに限らず、公衆電話網又は公衆デジタル回線網などの公衆網に接続された、例えば電話機、データ通信装置などを含む通信端末装置に適用することができる。
【0040】
以上の実施形態においては、回線交換網として公衆電話網を用いているが、これに限らず、公衆デジタル回線網や携帯電話網などを用いてもよい。また、パケット交換網として、インターネット40を用いているが、これに限らず、電気通信事業者独自のIP交換網などを用いてもよい。
【0041】
以上の実施形態においては、電子メール本文に転送指示を記述しているが、HTML言語で記述するようにしてもよい。また、指示内容が記述されたファイルを電子メールに添付してもよい。
【0042】
【発明の効果】
以上詳述したように本発明に係る電子メールサーバ装置によれば、電子メールを転送する電子メールサーバ装置において、複数の中継装置に応じた宛先選択方法及び転送指示方法を含む転送指示テーブルを記憶する記憶手段と、受信した電子メールの宛先に基づいて上記転送指示テーブルの宛先選択方法を参照して中継装置を選択し、選択された中継装置に対して上記転送指示テーブルに基づいた転送指示方法で記述された中継指示を含む電子メールを送信する制御手段とを備える。ここで、上記転送指示テーブルの宛先選択方法は、好ましくは、宛先の地域情報に応じた宛先選択方法であり、上記転送指示テーブルの転送指示方法は、好ましくは、電子メールの本文記述又は所定のコマンド記述方式と、コマンド書式とを含む。従って、当該電子メールサーバ装置を設けることにより、上記転送指示テーブルに基づいて適切な中継装置を選択しかつ当該中継装置に対して適切な転送指示方法で転送指示することができる。これにより、送信端末装置側は受信側の転送機能を意識する必要がなくなり、中継指示の電子メール作成が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る実施形態である、インターネットファクシミリ装置20及び電子メールサーバ装置31を備えた事業所500とそれらに接続される各種装置を含む全体の通信システムを示すブロック図である。
【図2】図1の電子メールサーバ装置31の構成を示すブロック図である。
【図3】図1のクライアントパーソナルコンピュータ60の構成を示すブロック図である。
【図4】図2のファクシミリ転送指示テーブル107aの一例を示す図である。
【図5】図1の通信システムの動作の実施例を示すタイミングチャートである。
【符号の説明】
1…主制御部、
2…画像読取部、
3…画像記録部、
4…表示部、
5…操作部、
6…ROM、
7…RAM、
8…コンパクトフラッシュ(登録商標)、
10…ファックスモデム、
11…NCU、
12…インターフェース回路、
13…バス、
20,20A,20B,20C…インターネットファクシミリ装置、
30…LAN、
31…電子メールサーバ装置、
32…ルータ装置、
33…プリンタ装置、
40…インターネット、
50…公衆電話網、
60−1,60−2…クライアントパーソナルコンピュータ、
80A、80B…G3ファクシミリ装置、
101…主制御部、
104…表示部、
105…操作部、
106…ROM、
107…RAM、
107a…ファクシミリ転送指示テーブル、
108…ハードディスクドライブ、
110…ファックスモデム、
111…NCU、
112…インターフェース回路、
113…バス、
201…主制御部、
202…画像読取部、
203…画像記録部、
204…表示部、
205…操作部、
206…ROM、
207…RAM、
208…ハードディスクドライブ、
212…インターフェース回路、
213…バス、
500…事業所、
L1,L2…公衆電話回線。

Claims (3)

  1. 電子メールを転送する電子メールサーバ装置において、複数の中継装置に応じた宛先選択方法及び転送指示方法を含む転送指示テーブルを記憶する記憶手段と、受信した電子メールの宛先に基づいて上記転送指示テーブルの宛先選択方法を参照して中継装置を選択し、選択された中継装置に対して上記転送指示テーブルに基づいた転送指示方法で記述された中継指示を含む電子メールを送信する制御手段とを備えたことを特徴とする電子メールサーバ装置。
  2. 上記転送指示テーブルの宛先選択方法は、宛先の地域情報に応じた宛先選択方法であることを特徴とする請求項1記載の電子メールサーバ装置。
  3. 上記転送指示テーブルの転送指示方法は、電子メールの本文記述又は所定のコマンド記述方式と、コマンド書式とを含むことを特徴とする請求項1又は2記載の電子メールサーバ装置。
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