JP2004172760A - ファクシミリ装置 - Google Patents

ファクシミリ装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2004172760A
JP2004172760A JP2002334056A JP2002334056A JP2004172760A JP 2004172760 A JP2004172760 A JP 2004172760A JP 2002334056 A JP2002334056 A JP 2002334056A JP 2002334056 A JP2002334056 A JP 2002334056A JP 2004172760 A JP2004172760 A JP 2004172760A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mail
transmission
data
image data
facsimile
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002334056A
Other languages
English (en)
Inventor
Masafumi Eguchi
政史 江口
Yoshifumi Tanimoto
好史 谷本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Machinery Ltd
Original Assignee
Murata Machinery Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Murata Machinery Ltd filed Critical Murata Machinery Ltd
Priority to JP2002334056A priority Critical patent/JP2004172760A/ja
Priority to US10/684,370 priority patent/US20040095612A1/en
Priority to CNA200310116148A priority patent/CN1501686A/zh
Publication of JP2004172760A publication Critical patent/JP2004172760A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Facsimiles In General (AREA)
  • Facsimile Transmission Control (AREA)

Abstract

【課題】原稿読み取り開始から画像データの電子メール送信終了までに必要な時間を短縮すると共に送信先との接続ができなかった場合等における操作性を向上したファクシミリ装置を提供する。
【解決手段】原稿第1頁P1、第2頁P2、第3頁P3の読み取りと略並行して、対応する画像データP1D、P2D、P3Dを作成し、さらに並行してパケット毎に変換した電子メールデータD1乃至D9を作成する。電子メールデータD1の作成が終了すれば送信メールデータMD1を送信し、以降順次各対応する電子メールデータD2乃至D9に応じて送信メールデータMD2乃至MD9を逐次送信する。送信先との接続ができなかった場合に、その旨報知して電子メール送信を継続するか又は中止するかのいずれかを選択させる報知選択手段を設けるものとする。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ファクシミリ装置に関し、より具体的にはインターネット、ローカルエリアネットワーク(LAN(Local Area Network))などの通信ネットワークを介して電子メールとして画像データを送信可能としたいわゆるインターネットファクシミリ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のインターネットファクシミリ装置(以下、ファクシミリ装置)は、送信すべき原稿を読み取って、例えばMH、MR、MMRなどの符号化方式により符号化イメージデータ(ファクシミリ通信用画データ。以下、画像データ)を作成し、画像データの作成が終了した後に電子メールにより送信するための電子メールデータ(例えば、TIFF(Tagged Image File Format )形式の画像フォーマット)に変換し、さらにその変換が終了した後に電子メール送信を行っていた。このような従来のファクシミリ装置においては、原稿読み取りから電子メール送信開始までの時間、さらには電子メール終了までの時間は、各処理時間を略加算した時間となる。なお、TIFF形式の画像データ(TIFFイメージデータ)はバイナリデータであり、このままでは、通信ネットワークに接続されているパーソナルコンピュータ、ファクシミリ装置など各種装置の中でバイナリデータを扱えない種類の装置への送信ができないことから、送信先へ確実に電子メールが届くようにするために、電子メール送信時には一旦テキストデータに変換した後に送信される。バイナリデータからテキストデータへのバイナリ/テキスト変換(エンコード)は、例えば、MIME(Multipurpose Internet Mail Extensions )のbase64を利用して行うことができる。
【0003】
【特許文献1】
特開平10−322501号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上述したように各段階での処理がシリアルに行われる従来のファクシミリ装置においては、原稿読み取り開始から電子メール送信終了までに必要な時間は、各処理時間が略シリアルに加算されることから長くなり、迅速に送信できるという電子メールの特徴を十分に活用することができないという問題に加えて、送信先との接続ができなかった場合、又は送信エラーが検出された場合に、これらの状況への対応が円滑にできず、送信時の混乱を回避できないという問題があった。
【0005】
本発明は、斯かる問題に鑑みてなされたものであり、電子メール送信指示(電子メール送信操作)により原稿の読み取りを開始した後、原稿の読み取り処理、読み取った原稿から画像データを作成する画像データ作成処理、作成した画像データをパケット毎の電子メールデータに逐次変換する電子メールデータ作成処理、及び電子メールデータをパケット毎に逐次電子メール送信する電子メール送信処理を並行して行う(パラレル処理)ことにより、原稿読み取り開始から画像データの電子メール送信終了までに必要な時間を短縮すると共に、電子メール送信に際して送信先との接続ができなかった場合に、その旨報知して電子メール送信を継続するか又は中止するかのいずれかを選択させる報知選択手段を設けることにより接続ができなかったときの対応を円滑になしうるファクシミリ装置を提供することを目的とする。
【0006】
さらに、本発明は、電子メール送信に際して送信エラーが検出された場合に、その旨報知して電子メール送信を継続するか又は中止するかのいずれかを選択させる報知選択手段を設けることにより接続ができなかったときの対応を円滑になしうるファクシミリ装置を提供すること、送信エラーの内容が電子メール送信を継続できない状態に該当するときは、電子メール送信を継続できない旨の報知をして、電子メールの送信を中止する送信中止手段を設けることにより原稿の読み取り処理から画像データの電子メール送信処理までの並行処理(1回の電子メール送信過程)において、送信済みの電子メールデータを含めて遡及して破棄することができるファクシミリ装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
第1発明に係るファクシミリ装置は、送信すべき原稿を読み取り、ファクシミリ通信用画データを作成して通信ネットワークにより送信先へ送信するファクシミリ装置において、前記原稿の読み取りと並行してファクシミリ通信用画データをパケット毎の電子メールデータに逐次変換するデータ変換手段と、前記電子メールデータをパケット毎に逐次電子メール送信する逐次送信手段と、電子メール送信に際して送信先との接続ができなかった場合に送信先との接続ができなかった旨を報知して、電子メール送信の継続又は中止のいずれかを選択可能とする報知選択手段とを備えることを特徴とする。
【0008】
第2発明に係るファクシミリ装置は、第1発明において、前記報知選択手段は、電子メール送信に際して送信エラーを検出した場合に送信エラーの内容を報知して、電子メール送信の継続又は中止のいずれかを選択可能とすることを特徴とする。
【0009】
第3発明に係るファクシミリ装置は、第1発明又は第2発明において、前記電子メール送信に際して送信エラーを検出した場合に送信エラーの内容が電子メール送信を継続できない状態に該当するときは、電子メール送信を継続できない旨を報知して、電子メール送信を中止する送信中止手段を備えることを特徴とする。
【0010】
本発明に係るファクシミリ装置にあっては、電子メール送信に際して送信先との接続ができなかった場合に、その旨報知して電子メール送信を継続するか又は中止するかのいずれかを操作者に選択させることとしたので、電子メール送信に際して送信先との接続ができなかった場合の操作を円滑にすることができる。
【0011】
本発明に係るファクシミリ装置にあっては、電子メール送信に際して送信エラーが検出された場合に、その内容を報知して電子メール送信を継続するか又は中止するかのいずれかを操作者に選択させることとしたので、電子メール送信に際して送信エラーが検出された場合の操作を円滑にすることができる。
【0012】
本発明に係るファクシミリ装置にあっては、送信エラーの内容が電子メール送信を継続できない状態に該当するときは、電子メール送信を継続できない旨の報知をして、電子メールの送信を中止することとしたので、電子メール送信に際して送信エラーが検出された場合の操作を円滑にすることができる。また、本発明に係るファクシミリ装置にあっては、原稿の読み取り処理から電子メール送信処理までの並行処理(1回の電子メール送信過程)において、電子メール送信が中止された場合に、送信済みの電子メールデータを含めて遡及して破棄することができ、例えば誤送信のデータを送信先に知られることを防止できる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて説明する。
図1は本発明に係るファクシミリ装置が接続された態様の通信ネットワーク構成を示す模式図である。1A、1B、1C、1Dは本発明に係るファクシミリ装置(以下、INFAX)である。なお、INFAX1A、1B、1C、1D(以下、区別が不要な場合にはINFAX1とすることもある)は公衆電話回線網(以下、PSTN)を用いた従来からのファクシミリ装置としても利用可能であることは言うまでもないので、図においてPSTNとの接続の態様は省略している。
【0014】
LANには、INFAX1A、1B、メールサーバ(以下、MS)3A、パーソナルコンピュータ(以下、PC)2Aなどが接続されており、これらの装置(INFAX1A、1B、PC2Aなど)はMS3Aを介して相互に電子メールによる通信(送信、受信)が可能なように構成されている。また、LANはルータ4を介してインターネットINに接続されており、インターネットINにはLANと同様にINFAX1C、1D、MS3B、PC2Bなどが接続されており、これらの装置(INFAX1C、1D、PC2Bなど)はMS3Bを介して相互に電子メールによる通信が可能なように構成されている。さらに、LANに接続された各装置とインターネットINに接続された各装置とはMS3A、3B、ルータ4を介して相互に電子メールによる通信が可能な構成とされている。
【0015】
図2は本発明に係るファクシミリ装置の内部構成例を示すブロック図である。本発明に係るファクシミリ装置であるINFAX1は、CPUで構成された制御部10を備えている。制御部10はバス11を介して読取部12、記録部13、操作部15、LANインターフェイス(以下、LANIF)16、表示部17、ROM18、RAM19、画像メモリ20、モデム21、回線制御部(以下、NCU)22、ハードディスク(以下、HD)23、データ変換部24と接続され、これら各部を制御し、ROM18に予め格納されているコンピュータプログラムに従って種々の機能を実行し、各部と連携して又は単独で本発明における各種の手段(画像データ作成手段、データ変換手段、逐次送信手段、識別手段、報知選択手段、送信中止手段など)として機能する。
【0016】
読取部12は、CCDなどを利用したスキャナで送信すべき原稿を読み取り、図示しないCODECなどにより、例えば白黒2値に変換して符号化された画像データを作成して出力し、バス11を介してDRAMなどにより構成されている画像メモリ20に記憶させる。この際の符号化方式として、MH、MR、MMRなどの符号化方式がファクシミリ通信の規格により定められている。なお、CODECなどの符号化部を読取部12とは別個に設けて符号化を行っても良いことは言うまでもない。記録部13は電子写真方式などのプリンタ装置であり、他のファクシミリ装置からファクシミリ通信により受信したイメージデータ、または通信ネットワークにより受信したイメージデータをハードコピーとしてプリントアウトして記録する。原稿読み取り時のスキャナ方式としてはFBS(Flat Bed Scanner )、ADF(Auto Document Feeder )があるがいずれでも良い。
【0017】
操作部15は、INFAX1を操作するために必要な文字キー、テンキー、短縮ダイヤルキー、ワンタッチダイヤルキー、各種のファンクションキーなどを備え、入力部をも兼ねる形態としておく。なお、上述の表示部14をタッチパネル方式とすることにより、この操作部15の各種キーの内の一部または全部を代用することも可能である。
【0018】
LANIF16は、INFAX1(例えばINFAX1A)がLANを介して他のINFAX1(1B)、PC(2A)、MS(3A)と通信を行うためのインターフェイスであり、またルータ(4)を介してインターネットINとも接続され、他のINFAX1(1C、1D)、PC(2B)、MS(3B)と通信を行うこともできる。
【0019】
表示部17は、液晶表示装置(LCD)などの表示装置であり、INFAX1の動作状態を表示し、さらには、送信すべき原稿のイメージデータ(画像データ)、受信したイメージデータ(画像データ)、HD23に記録蓄積された画像データなどの表示を行う。
【0020】
RAM19は、制御部10によるコンピュータプログラムの実行時に発生する一時的なデータを記憶するもので、例えばDRAM、フラッシュメモリなどにより構成される。HD23は大容量のメモリであり、画像データの蓄積、電子メールアドレス、ファクシミリ番号、送信先名称、短縮キー対応ファクシミリ番号、電話番号などの記憶を適宜行う。
【0021】
モデム21は、ファクシミリ通信が可能なファクシミリモデムにより構成されている。モデム21にはNCU22が直接的に接続されており、NCU22は、PSTNに対する接続、又は切断を行い、必要に応じてモデム21をPSTNに接続し、INFAX1と外部のファクシミリ装置(電子メールによらない従来型のファクシミリ装置)との間のファクシミリ通信の制御を行う。
【0022】
データ変換部24は、上述したファクシミリ通信規格に従って符号化された原稿の画像データ(Fax画像データ)を、例えば、TIFF形式、PDF形式の画像フォーマットに変換して電子メールでの送信が可能なデータ構造とする。送信に際して、TIFF形式の画像フォーマットは、例えば、MIME(Multipurpose Internet Mail Extensions )のbase64を利用してバイナリデータからテキストデータへバイナリ/テキスト変換(エンコード)される。なお、受信時には、データ変換部24は、送信時とは逆の変換を行う構成とできることは言うまでもない。
【0023】
データ変換部24にはさらに電子メール送信に際して必須の電子メールヘッダを作成する機能を持たせても良い。電子メールヘッダは電子メール発信日時、電子メール発信元、電子メール送信先、電子メールの付加的情報(例えば題名)などの情報が含まれる。なお、付加的情報にはインターネットINを利用したファクシミリ通信であることを示すコード(IFAX)などを適宜含めておく。
【0024】
図3は本発明に係るファクシミリ装置の動作タイミングの状況を説明する説明図である。横軸は時間の経過を示し、同図(a)は電子メール送信における動作期間を、(b)は読取部12における原稿読み取り状況を、(c)は例えば読取部12における画像データ作成状況を、(d)は例えばデータ変換部24における電子メールデータ作成状況を、(e)はLANIF16を介しての電子メール送信状況をそれぞれ示す。
【0025】
同図(a)は、電子メール送信の動作期間における電子メール送信指示(指示受付)、送信先受信能力識別(識別動作)、切断指示の時間的関係の一例を示す。先ず事前に、送信すべき原稿のセット、読取部12の読取条件の設定、電子メール送信に必要な事項(送信先メールアドレスなどのメールヘッダ作成に必要な事項など)の入力などが操作部15からなされる。なお、送信先のメールアドレスなど変更のない事項については、事前にHD23に登録しておき、適宜呼び出して選択できる構成としても良い。電子メール送信に必要な事項が入力などされた後、電子メール送信指示が操作部15から入力(電子メール送信操作)されると、制御部10は予めROM18に組み込まれたコンピュータプログラムに基づいて各部の動作制御を開始しINFAX1は動作を開始する。動作開始後、送信先(メールアドレス)に対応させてHD23に既存データとして登録されている送信先の受信能力を識別する。なお、送信先の受信能力は事前に取得してHD23に登録しておくことが望ましいが、新規に電子メール送信する場合には適宜な識別手段などにより、電子メールデータ送信前に送信先から情報を取得する構成としても良い。電子メールの送信が終了した段階(動作期間の最終時点)で制御部10から切断指示が出力されINFAX1としての電子メール送信動作を終了する。
【0026】
同図(b)は、読取部12のスキャナによる例えば3枚の原稿の読み取り(原稿読み取り処理)状況を示す。原稿第1頁P1、原稿第2頁P2、原稿第3頁P3の読み取り状況を示す。つまり、図示したように原稿の読み取りは、通常、頁単位(1枚毎)で行われる。電子メール送信開始指示により制御部10は読取部12の動作を制御し、読取部12はスキャナにより原稿を1枚ずつ読み取る。
【0027】
同図(c)は、読み取った3枚の原稿についての画像データ作成(画像データ作成処理)状況を示す。P1Dは原稿第1頁P1の画像データ(作成状況)を、P2Dは原稿第2頁P2の画像データ(作成状況)を、P3Dは原稿第3頁P3の画像データ(作成状況)を示す。読取部12は、原稿の読み取りと略並行して、読み取った原稿を例えば白黒2値に符号化した画像データを作成する。読取部12は制御部10と共に画像データ作成処理を行う画像データ作成手段として動作し、作成した画像データを画像メモリ20に記憶する。なお、画像データ(ファクシミリ通信用画データ)のデータ構造は上述したとおりであり、例えば、MH、MR、MMRなどの符号化方式により白黒2値に変換された符号化データである。さらに、前記原稿を読み取る前に送信先の受信能力を識別する場合においては、画像データ作成手段は、識別した送信先の受信能力(受信能力情報)に応じて画像データを作成するように構成できるから、画像データのより適切な作成とより円滑な送信が可能となる。なお、送信先の受信能力には例えば解像度、用紙サイズなどがある。
【0028】
同図(d)は、3枚の原稿について作成された画像データを電子メールデータに変換する電子メールデータ作成(電子メールデータ作成処理)状況を示す。D1乃至D3は、画像データP1Dをパケット毎に変換した電子メールデータ(作成状況)を、D4乃至D6は、画像データP2Dをパケット毎に変換した電子メールデータ(作成状況)を、D7乃至D9は、画像データP3Dをパケット毎に変換した電子メールデータ(作成状況)を示す。つまりここでは画像データはそれぞれ3個のパケットに分割されて電子メールデータを作成されている。データ変換部24は制御部10と共に電子メールデータ作成処理を行う電子メールデータ作成手段(データ変換手段)として動作する。つまり、送信先の受信能力に応じて作成され、画像メモリ20に記憶された画像データ(P1D乃至P3D)は、適宜のパケット(所定容量)毎に逐次読み出され、原稿読み取りと略並行して電子メールデータ(D1乃至D9)に変換される。なお、電子メールデータ(D1乃至D9)の作成に先立ち、公知の方法により電子メールヘッダHを作成しておくことは言うまでもない。なお、この際の変換フォーマットは上述したとおりであり、例えば、白黒2値に符号化された画像データをTIFF形式、PDF形式の画像フォーマットに変換して電子メールでの送信が可能な電子メールデータとする。
【0029】
同図(e)は、LANIF16を介しての電子メール送信(電子メール送信処理)状況を示し、作成された電子メールデータ(D1乃至D9)が作成された都度、逐次電子メール送信されることを示す。MH、MD1乃至MD9は送信状態の電子メールヘッダ、電子メールデータ(送信メールヘッダMH、送信メールデータMD1乃至MD9)を示し、それぞれ送信前の電子メールヘッダH、電子メールデータD1乃至D9に対応する。なお、送信メールヘッダMH、送信メールデータMD1乃至MD9の全体が一つの電子メールとして扱われ、この期間においては同図(a)にも示したとおり接続が維持される。
【0030】
上述の電子メール送信に際しては、汎用的な通信規約であるSMTPを用いて所定のデータ変換を行う。なお、送信メールヘッダの送信に先立ち、送信先との接続、つまり通信開始を行う通信開始コマンド(例えば、SMTPのHELOコマンド)を送信し、送信先との接続を行う。その後送信メールヘッダMH、送信メールデータMD1乃至MD9を送信する。送信メールデータMD9の送信が終了した時点でSMTPに基づく接続の終了(切断動作)を行う。送信メールヘッダMH、送信メールデータMD1乃至MD9は対応する電子メールヘッダH、電子メールデータD1乃至D9がそれぞれ作成された都度、逐次送信を行うように制御部10に予め並行処理のコンピュータプログラムを組み込んでおく。即ち、電子メールヘッダHの作成が終了すれば送信メールヘッダMHを送信し、電子メールデータD1の作成が終了すれば送信メールデータMD1を送信し、以降順次各対応する電子メールデータの作成に応じて送信メールデータを送信する構成とする。LANIF16は制御部10と共に、電子メール送信処理を行う電子メール送信手段(逐次送信手段)として動作する。つまり、LANIF16は制御部10と共に、電子メールデータをパケット毎に逐次電子メール送信して電子メール送信処理を行う。このような構成により、原稿の読み取り、画像データの作成、電子メールデータの作成と並行して電子メールデータの送信を行うことができる。
【0031】
図4は本発明に係るファクシミリ装置の基本動作フローの概要を示すフローチャートである。なお、動作フローは一例でありこれに限るものではない。また、このような動作フローは、ROM18へコンピュータプログラムを予め組み込んでおくことにより行うことができる。先ず、電子メール送信をする送信先の電子メールアドレスの入力を操作部15において受け付ける(S2)。送信先の電子メールアドレスが既にHD23に登録されている場合には、登録リストを呼び出してその中から適宜選択する形態とすることが可能である。次に、電子メール送信の指示(電子メール送信操作)を操作部15において受け付ける(S4)。
【0032】
電子メール送信の指示を受け付けた操作部15からの信号により、制御部10は送信原稿の読み取りを読取部12に指示し、読取部12において原稿の読み取り、つまり原稿読み取り処理がなされる(S6)。この原稿読み取り処理は、通常は上述したとおり頁単位で行われる。原稿読み取り処理と並行してFax画像データ(画像データつまりファクシミリ通信用画データ)の作成(画像データ作成処理)が画像データ作成手段により行われ、画像データは画像メモリ20に記憶される(S8)。この際の画像データのデータ変換方式は上述したとおりである。
【0033】
原稿読み取り処理と並行して、送信先の受信能力に応じて作成された画像データは、パケット毎に画像メモリ20から読み出される。読み出された画像データは、電子メールデータ作成手段(データ変換手段)によりパケット毎に逐次電子メールデータの作成(電子メールデータへの逐次データ変換)、つまり電子メールデータ作成処理がなされる(S10)。したがって、画像データは、原稿読み取り処理と並行して、電子メールデータに逐次変換される。
【0034】
電子メール送信に先立ちLANIF16を介してインターネットIN(又はLAN)への接続を行い、通信を開始する通信開始コマンド(例えば、SMTPのHELOコマンド)を送信先へ送信する。インターネットINとの接続後、逐次変換された電子メールデータは、電子メール送信手段(逐次送信手段)によりパケット毎に逐次電子メール送信、つまり電子メール送信処理がなされる(S12)。したがって、電子メールデータは、原稿読み取り処理と並行して、逐次電子メール送信される。
【0035】
原稿読み取り処理と並行して、画像データ作成処理、電子メールデータ作成処理、電子メール送信処理を行うと共に、送信原稿について次頁の有り無しを判断し原稿読み取り状況を確認する(S14)。次頁が有る場合には、ステップS6へ戻り各処理動作を継続する。次頁が無い場合には、未送信の電子メールデータの有り無しを確認する(S16)。未送信の電子メールデータが有る場合には、ステップS12へ戻り電子メール送信を継続する。未送信の電子メールデータが無い場合には、インターネットINとの接続を解除、つまり切断を行う(S18)。インターネットINとの接続を解除するに際しては、通信を終了する終了コマンド(例えば、SMTPのQUITコマンド)を送信先へ送信する。上述した基本動作以外の機能をさらに組み込ませることも可能であり、その場合には当該機能に応じたサブルーチンをコンピュータプログラムとしてROM18へ予め組み込んでおくことにより行うことができる。
【0036】
図5は本発明に係るファクシミリ装置の機能動作フローの概要を示すフローチャートである。なお、動作フローは一例でありこれに限るものではない。また、このような動作フローは上述したとおり、ROM18へコンピュータプログラムを予め組み込んでおくことにより行うことができる。電子メール送信に先立ちLANIF16を介してインターネットIN(又はLAN)への接続を行い、上述したように通信を開始する通信開始コマンド(例えば、SMTPのHELOコマンド)を送信先へ送信することにより、電子メール送信を開始する(S20)。次に、送信先との接続ができたか否かを例えばSMTPの適宜のコマンドを用いて確認する(S22)。送信先との接続ができている場合(S22:YES)には、電子メール送信を継続する(S24)。
【0037】
送信継続中においては、適宜の周期で、あるいは適宜のコマンドを用いて送信エラーを検出する(S26)。送信エラーが無い場合(S26:NO)には、未送信電子メールデータの有無を確認する(S28)。未送信電子メールデータが有る場合(S28:YES)には、ステップS24へ戻り、電子メール送信を継続する。未送信電子メールデータが無い場合(S28:NO)には、電子メール送信を終了する(S30)。送信エラーが有る場合(S26:YES)には、その送信エラーの内容が(電子メール)送信の継続不可能な送信エラーに該当するか否かを確認する(S32)。
【0038】
送信継続が可能な送信エラーの場合(S32:NO)には、報知選択手段により、送信エラーの内容を報知し(S34)、電子メール送信の継続又は中止のいずれかの選択ができるようにする(S36)。なお、送信継続が可能な送信エラーの場合としては、例えばタイムアウトなどが含まれる。電子メール送信の継続が選択された場合(S36:継続)にはステップS24へ戻り、電子メール送信を継続する。電子メール送信の中止が選択された場合(S36:中止)には、電子メール送信を中止(すなわち切断)する(S38)。なお、電子メール送信の中止時においては、接続中止コマンド(SMTPのRSETコマンド、QUITコマンドなど)が適宜用いられる。
【0039】
送信継続が不可能な送信エラーの場合(S32:YES)には、送信中止手段により、電子メール送信を継続できない旨を報知して、強制的に電子メール送信を中止(すなわち切断)する(S38)。なお、送信継続が不可能な送信エラーの場合としては、例えば送信先のメールドレスの入力ミス、各種設定事項の入力ミス、各種設定事項の未入力などが含まれる。原稿の読み取り処理から画像データの電子メール送信処理までの並行処理の過程、つまり電子メールデータの送信中(1回の電子メール送信過程)において、送信中止の指示を受け付けた場合(S38)、又は強制的に中止した場合(S38)には、送信先の電子メールの通信システム仕様をそのまま利用して送信済みの電子メールデータを含めて遡及して電子メールデータを破棄することができる。なお、この送信中止の動作(S38)はいずれも送信中止手段により実行させることができる。
【0040】
ステップS26→S32→S34→S36の一連のフローはROM18に予め組み込まれたコンピュータプログラムにより適宜構成された報知選択手段により実行される。また、ステップS26→S32→S38の一連のフローはROM18に予め組み込まれたコンピュータプログラムにより適宜構成された送信中止手段により実行される。
【0041】
送信先との接続ができなかった場合(S22:NO)には、報知選択手段により、送信先との接続ができなかった旨を報知し(S40)、電子メール送信の継続又は中止のいずれかの選択ができるようにする(S42)。電子メール送信の継続が選択された場合(S42:継続)にはステップS20へ戻り、電子メール送信を開始(再開)する。電子メール送信の中止が選択された場合(S42:中止)には、電子メール送信を中止(すなわち切断)する(S38)。送信先との接続ができなかった場合としては、例えばメールサーバ(MS3A、3B)が不明なときなどが含まれる。
【0042】
ステップS36、S42における継続又は中止のいずれかを選択する操作は操作部15への操作入力により適宜実行させることができる。また、ステップS34、S40における報知は例えば表示部17により表示することにより適宜実行できる。報知は表示と共に又は表示に代えて、音声などを用いて行う構成とすることも可能である。なお、操作部15が操作者からの送信中止の指示を受け付けたときに送信先との接続を中止する接続中止コマンドを送信先へ送信して接続を切断する構成とすることができる。
【0043】
【発明の効果】
以上に詳述した如く、本発明のファクシミリ装置によれば、電子メール送信に際して送信先との接続ができなかった場合に、その旨を報知して電子メール送信を継続するか又は中止するかのいずれかを操作者に選択させることができので、電子メール送信に際して送信先との接続ができなかった場合の操作の円滑化(操作性の向上)を図ることができる。
【0044】
本発明のファクシミリ装置によれば、電子メール送信に際して送信エラーが検出された場合に、その内容を報知して電子メール送信を継続するか又は中止するかのいずれかを操作者に選択させることができるので、電子メール送信に際して送信エラーが検出された場合の操作の円滑化(操作性の向上)を図ることができる。また、本発明のファクシミリ装置によれば、送信エラーの内容が電子メール送信を継続できない状態に該当するときは、電子メール送信を継続できない旨の報知をして、電子メールの送信を中止することができるので、操作の円滑化(操作性の向上)を図ることができる。また、電子メール送信を中止(接続を切断)した場合には、原稿の読み取り処理から画像データの電子メール送信処理までの並行処理において、例えば誤送信した電子メールデータは送信先において遡及して破棄されることからその内容を送信先に知られることを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るファクシミリ装置が接続された態様の通信ネットワーク構成を示す模式図である。
【図2】本発明に係るファクシミリ装置の内部構成例を示すブロック図である。
【図3】本発明に係るファクシミリ装置の動作タイミングの状況を説明する説明図である。
【図4】本発明に係るファクシミリ装置の基本動作フローの概要を示すフローチャートである。
【図5】本発明に係るファクシミリ装置の機能動作フローの概要を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1、1A、1B、1C、1D ファクシミリ装置(INFAX)
2A、2B パーソナルコンピュータ(PC)
3A、3B メールサーバ(MS)
4 ルータ
10 制御部
11 バス
12 読取部
13 記録部
15 操作部
16 LANインターフェイス(LANIF)
17 表示部
18 ROM
19 RAM
20 画像メモリ
21 モデム
22 回線制御部(NCU)
23 ハードディスク(HD)
24 データ変換部
IN インターネット
LAN ローカルエリアネットワーク
PSTN 公衆電話回線網

Claims (3)

  1. 送信すべき原稿を読み取り、ファクシミリ通信用画データを作成して通信ネットワークにより送信先へ送信するファクシミリ装置において、
    前記原稿の読み取りと並行してファクシミリ通信用画データをパケット毎の電子メールデータに逐次変換するデータ変換手段と、前記電子メールデータをパケット毎に逐次電子メール送信する逐次送信手段と、電子メール送信に際して送信先との接続ができなかった場合に送信先との接続ができなかった旨を報知して、電子メール送信の継続又は中止のいずれかを選択可能とする報知選択手段と
    を備えることを特徴とするファクシミリ装置。
  2. 前記報知選択手段は、電子メール送信に際して送信エラーを検出した場合に送信エラーの内容を報知して、電子メール送信の継続又は中止のいずれかを選択可能とすることを特徴とする請求項1記載のファクシミリ装置。
  3. 前記電子メール送信に際して送信エラーを検出した場合に送信エラーの内容が電子メール送信を継続できない状態に該当するときは、電子メール送信を継続できない旨を報知して、電子メール送信を中止する送信中止手段を備えることを特徴とする請求項1又は2記載のファクシミリ装置。
JP2002334056A 2002-11-18 2002-11-18 ファクシミリ装置 Pending JP2004172760A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002334056A JP2004172760A (ja) 2002-11-18 2002-11-18 ファクシミリ装置
US10/684,370 US20040095612A1 (en) 2002-11-18 2003-10-15 Facsimile machine and facsimile transmission method
CNA200310116148A CN1501686A (zh) 2002-11-18 2003-11-17 传真机以及传真传输方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002334056A JP2004172760A (ja) 2002-11-18 2002-11-18 ファクシミリ装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2004172760A true JP2004172760A (ja) 2004-06-17

Family

ID=32698604

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002334056A Pending JP2004172760A (ja) 2002-11-18 2002-11-18 ファクシミリ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2004172760A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007150567A (ja) * 2005-11-25 2007-06-14 Fuji Xerox Co Ltd 画像読取装置およびその制御方法
JP2008236106A (ja) * 2007-03-19 2008-10-02 Oki Data Corp 画像転送装置、画像受信装置、及びこれらを備える画像転送システム

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007150567A (ja) * 2005-11-25 2007-06-14 Fuji Xerox Co Ltd 画像読取装置およびその制御方法
US8300241B2 (en) 2005-11-25 2012-10-30 Fuji Xerox Co., Ltd. Image reading device and control method thereof
JP2008236106A (ja) * 2007-03-19 2008-10-02 Oki Data Corp 画像転送装置、画像受信装置、及びこれらを備える画像転送システム
JP4762180B2 (ja) * 2007-03-19 2011-08-31 株式会社沖データ 画像転送装置、画像受信装置、及びこれらを備える画像転送システム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2004172760A (ja) ファクシミリ装置
JP3885722B2 (ja) ファクシミリ装置
JP2017046131A (ja) 画像送信装置、画像送信システム、及び画像送信方法
JP3586979B2 (ja) 通信端末装置
JP3873879B2 (ja) ファクシミリ装置
JP2003259104A (ja) ファクシミリ通信での転送先送付方法およびファクシミリ装置
JP2004172761A (ja) ファクシミリ装置
JP3885723B2 (ja) ファクシミリ装置
JP3657144B2 (ja) ネットワークファクシミリ装置およびネットワークファクシミリ装置のプログラム
JP2000261578A (ja) ファクシミリ装置
JP3871638B2 (ja) 通信装置
JP3561625B2 (ja) 情報通信装置
JP2006295750A (ja) インターネットファクシミリ装置
JP2009188786A (ja) 通信端末装置
JP4053386B2 (ja) ネットワーク端末装置
JP3529250B2 (ja) ネットワークファクシミリ装置
JP3906787B2 (ja) 情報処理装置のプログラム及び通信端末装置
JPH1117874A (ja) 電子メール機能付き通信端末装置
JP2007281958A (ja) 通信端末装置
JP2007088982A (ja) 通信端末装置
JP2009207010A (ja) ファクシミリ装置
JP2002158823A (ja) Faxサーバ及び通信システム
JP2002218104A (ja) ファクシミリ装置
JP2004048254A (ja) インターネットファクシミリ装置
JP2004134838A (ja) ネットワークシステムの通信制御方法およびネットワーク端末装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040507

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050701

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050712

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20051206