JP2005198098A - インターネットファクシミリ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】宛先の電子メールアドレス無しのエラーの電子メールを受信したときにそれを転送するための転送設定テーブルを自動的に生成して設定する。
【解決手段】インターネットファクシミリ装置20の主制御部1は存在しない電子メールアドレスを含むエラーの電子メールを自動的に生成してメールサーバ装置31に送信し、送信されたエラーの電子メールに対する不達通知の電子メールを待機して受信する。主制御部1は、受信された不達通知の電子メールに基づいて、当該電子メールにおける所定のキーワードを抽出して、抽出したキーワードを転送条件として含みかつ、所定の転送先の電子メールアドレスを含む転送設定テーブルを自動的に生成して転送設定テーブル領域8bに記憶した後、転送条件に一致した電子メールを受信したとき、転送設定テーブルを参照して転送先の電子メールアドレスに転送するように制御する。
【選択図】図2

Description

本発明は、電子メールを利用して画像データを送信するインターネットファクシミリ装置に関する。
インターネットメール利用型ファクシミリ送信システムを用いて、クライアント装置から画像データが添付された電子メールを中継装置に送信する場合、相手先の電子メールアドレスを操作部を用いて入力する必要がないファクシミリサーバ装置などの発信元側の通信端末装置が、例えば、特許文献1において提案されている。
具体的には、ファクシミリサーバ装置は、発信元のクライアントパーソナルコンピュータからの、画像データが添付され、相手先の宛先情報を含む電子メールを受信し、受信された電子メールから相手先の宛先情報を抽出し、抽出した相手先の宛先情報をファクシミリ通信手順信号であるIRA(Internet Routing Address)信号に格納し、ITU−T勧告のT.30に規定されたファクシミリの通信手順で、上記画像データとともに公衆電話網を介して中継装置に送信する。
特開2003−008652号公報。
上述のインターネットファクシミリ装置において、例えば、宛先の電子メールアドレス無しのエラーの電子メールを受信したときにそれを転送するためには、転送設定テーブルの内容をユーザが入力して設定する必要があった。
本発明の目的は以上の問題点を解決し、例えば、宛先の電子メールアドレス無しのエラーの電子メールを受信したときにそれを転送するための転送設定テーブルを自動的に生成して設定することができるインターネットファクシミリ装置を提供することにある。
本発明に係るインターネットファクシミリ装置は、存在しない電子メールアドレスを含むエラーの電子メールを自動的に生成して送信する送信手段と、
上記送信されたエラーの電子メールに対する不達通知の電子メールを待機して受信する受信手段と、
上記受信された不達通知の電子メールに基づいて、当該電子メールにおける所定のキーワードを抽出して、上記抽出したキーワードを転送条件として含みかつ所定の転送先の電子メールアドレスを含む転送設定テーブルを自動的に生成して記憶装置に記憶した後、上記転送条件に一致した電子メールを受信したとき、上記転送設定テーブルを参照して上記転送先の電子メールアドレスに転送するように制御する制御手段とを備えたことを特徴とする。
上記インターネットファクシミリ装置において、上記制御手段により、上記電子メールにおけるキーワードを抽出する部位を予め入力して記憶する第1の入力手段をさらに備えたことを特徴とする。
また、上記インターネットファクシミリ装置において、上記転送先の電子メールアドレスを予め入力して記憶する第2の入力手段をさらに備えたことを特徴とする。
従って、本発明に係るインターネットファクシミリ装置によれば、宛先の電子メールアドレス無しのエラーの電子メールを受信したときにそれを転送するための転送設定テーブルを自動的に生成して設定することができ、ユーザが手入力で設定する必要がない。これにより、ユーザの手間を省き、操作性を向上できる。ここで、不達通知レポートを印刷することなく、エラーの電子メールを転送する理由は、不達通知に含まれているオリジナルの画像データのページ数が多いと用紙の無駄になる場合があり、また、オリジナルの電子メールをデコードできない場合があるためである。
以下、本発明に係る実施形態について図面を参照して説明する。
<実施形態>
図1は、本発明に係る実施形態であるインターネットファクシミリ装置20の構成を示すブロック図である。また、図2は図1のインターネットファクシミリ装置20とメールサーバ装置31との間で実行される、転送設定テーブル生成処理を示すシーケンス図である。
本実施形態に係るインターネットファクシミリ装置20の主制御部1は、図2に示すように、例えば、インターネットファクシミリ装置20の管理者又はユーザが操作部5を用いて予め入力し、もしくは、メールサーバ装置31にアクセスして検索することにより得られた存在しない電子メールアドレスを含むエラーの電子メール(表2参照)を自動的に生成してメールサーバ装置31に送信し、上記送信されたエラーの電子メールに対する不達通知の電子メール(表3参照)を待機して受信する。次いで、主制御部1は、上記受信された不達通知の電子メールに基づいて、当該電子メールにおける所定のキーワード(例えば、メールヘッダのFromやSubjectなど)を抽出して、上記抽出したキーワードを転送条件として含みかつ、例えば、インターネットファクシミリ装置20の管理者又はユーザが操作部5を用いて予め入力された、所定の転送先の電子メールアドレスを含む転送設定テーブルを自動的に生成してコンパクトフラッシュ(登録商標)8内の転送設定テーブル領域8bに記憶した後、上記転送条件に一致した電子メールを受信したとき、上記転送設定テーブルを参照して上記転送先の電子メールアドレスに転送するように制御することを特徴としている。なお、主制御部1により、上記電子メールにおけるキーワードを抽出する部位を操作部1を用いて予め入力してSRAM7の一時メモリ領域に記憶しておく。
図1において、インターネットファクシミリ装置20は、従来のG3方式等のファクシミリ通信機能を備えるとともに、図2の通信手順を備えたインターネットファクシミリ機能を備えている。主制御部1は具体的にはCPUで構成されており、バス13を介して以下のハードウェア各部と接続されていてそれらを制御するほか、後述する種々のソフトウェアの機能を実行する。画像読取部2は、CCD等を利用したスキャナで原稿を読み取り、白黒2値に変換したドットイメージデータを出力する。画像記録部3は電子写真方式等のプリンタ装置であり、他のファクシミリ装置からファクシミリ通信により受信したイメージデータをハードコピーとしてプリントアウトして記録する。表示部4は、液晶表示装置(LCD)又はCRTディスプレイ等の表示装置であり、当該インターネットファクシミリ装置20の動作状態を表示したり、送信すべき原稿のイメージデータ、及び受信したイメージデータの表示を行う。
操作部5は、当該インターネットファクシミリ装置20を操作するために必要な文字キー、ダイヤル用テンキー、短縮ダイヤルキー、ワンタッチダイヤルキー、及び各種のファンクションキー等を備える。なお、上述の表示部4をタッチパネル方式とすることにより、この操作部5の各種キーの内の一部又は全部を代用するように構成してもよい。
ROM6は、当該インターネットファクシミリ装置20の動作に必要であって主制御部1によって実行される種々のソフトウェアのプログラムを予め格納する。これらのプログラムは、少なくとも図2に図示された処理を含むインターネットファクシミリ送信処理のプログラムを含み、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、MO、DVD−RAMなどの記録媒体に記録して、必要に応じてそのドライブ装置を介してSRAM7にロードして当該プログラムを実行してもよい。SRAM7は、主制御部1のワーキングエリアとして使用されてプログラムの実行時に発生する一時的なデータを記憶する。また、コンパクトフラッシュ(登録商標)8は、画像データを格納する画像データメモリ領域8aと、転送設定テーブルのメモリ領域である転送設定テーブル領域8bとを含む。
ファックスモデム10は、公衆電話回線Lを介して公衆電話網50に接続され、通常のファクシミリ通信用のファックスモデムの機能を有するモデムである。NCU(ネットワーク制御回路:Network Control Unit)11はアナログの公衆電話回線Lの直流ループなどの閉結及び開放の動作を行いかつ自動ダイヤル機能を有するハードウェア回路であり、必要に応じてファックスモデム10を公衆電話回線Lに接続する。ここで、NCU11は、発信電話番号通知サービスにおけるID受信端末起動信号、通常の電話呼出信号の検出を行うとともに、必要に応じて発信電話番号通知サービスにおける1次応答信号及び2次応答信号を発信することができる。なお、NCU11を所定のターミナルアダプタ及びDSU(加入者線終端装置:Digital Service Unit)を介して、ベースバンド伝送方式のデジタル回線(例えば、ISDN回線)に接続するようにしてもよい。
インターフェース回路12は、当該インターネットファクシミリ装置20を、例えばイーサネット(登録商標)などのLAN30等に接続するために、信号やデータの信号変換やプロトコル変換を行うLANインターフェース回路であり、LAN30にはメールサーバ装置31とルータ装置32が接続される。さらに、ルータ装置32はインターネット40を介して相手先のメールサーバ装置(図示せず。)に接続される。当該インターネットファクシミリ装置20から画像データを電子メール本文に挿入して、他のインターネットファクシミリ装置に対してメール送信するときは、インターフェース回路12からLAN30を介して一旦メールサーバ装置31に送信した後、メールサーバ装置31が当該インターネットメールを、LAN30、ルータ装置32、インターネット40、及び相手先のメールサーバ装置(図示せず。)を介して送信先のインターネットファクシミリ装置にメール送信する。一方、電子メールを受信するときは、上記の逆の経路で受信する。なお、インターネット40への回線接続は、専用回線などに限らず、公衆電話回線Lを用いたダイヤルアップ接続でもよい。
以上のように構成された本実施形態のインターネットファクシミリ装置20は、通常のG3方式及びインターネット等のファクシミリ通信機能に加えて、インターネットファクシミリ機能を有している。ファクシミリ通信機能において、画像読取部2により読み取られたドットイメージデータはファクシミリ通信の規格で定められているMH,MR,MMR等の符号化方式に従ってソフトウェアにより符号化された後、相手先のファクシミリ装置に送信される一方、逆に相手先のファクシミリ装置から受信した符号化データもソフトウェアによりイメージデータに復号化されて画像記録部3からハードコピーとして出力される。
以下に示す表1は、コンパクトフラッシュ(登録商標)8内の転送設定テーブル領域8bに格納される転送設定テーブルの一例である。ここで、転送条件のうち、例えばメールヘッダにおいてキーワードを抽出するための部位(From及びSubject)及び転送先の電子メールアドレスについては、インターネットファクシミリ装置20の管理者又はユーザが予め入力して記憶しておく。一方、各転送条件における情報(表1の例では、MAILER-DAEMON@mailserver及びfailure notice)を図2に示す処理により自動的に得て転送設定テーブルを自動的に生成することができる。これにより、すべての情報を入力する場合に比較して操作性を向上できる。
[表1]
転送設定テーブルの一例
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
転送条件:Fromに含まれる送信元のアドレス:MAILER-DAEMON@mailserver
Subjectに含まれる文字列:failure notice
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
転送先 admin@sample
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
次いで、図2を参照して、エラーの電子メール生成及び転送設定テーブル生成処理について以下に説明する。
インターネットファクシミリ装置20の主制御部1は、図2に示すように、ステップS1において、例えば、インターネットファクシミリ装置20の管理者又はユーザが操作部5を用いて予め入力し、もしくは、メールサーバ装置31にアクセスして検索することにより得られた存在しない電子メールアドレスを含むエラーの電子メール(表2参照)を自動的に生成してメールサーバ装置31に送信した後、上記送信されたエラーの電子メールに対する不達通知の電子メールを待機する。これに応答して、メールサーバ装置31は、エラーの電子メールを受信すると、DNSサーバへのアクセスにより送信先の電子メールアドレスがないことを知り、これに基づいて、所定の不達通知の電子メールをインターネットファクシミリ装置20に返信する。これに対して、インターネットファクシミリ装置20の主制御部1は、ステップS3において、送信されたエラーの電子メールに対する不達通知の電子メール(表3参照)受信し、当該不達通知の電子メールに基づいて、当該電子メールにおける所定のキーワード(例えば、メールヘッダのFromやSubjectなど)を抽出して、上記抽出したキーワードを転送条件として含みかつ、例えば、インターネットファクシミリ装置20の管理者又はユーザが操作部5を用いて予め入力された、所定の転送先の電子メールアドレスを含む転送設定テーブルを自動的に生成してコンパクトフラッシュ(登録商標)8内の転送設定テーブル領域8bに記憶した後、これ以降、上記転送条件に一致した電子メールを受信したとき、上記転送設定テーブルを参照して上記転送先の電子メールアドレスに転送するように制御する。
[表2]
インターネットファクシミリ装置20から送信したエラーの電子メールの一例
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
Date: Tue, 11 Nov 2003 18:48:55 +0900
From: faxserver@sample
To: XXXXX@mailserver
Subject: TEST ERROR MAIL
Message-id: <20031111184814_A66D@sample>
MIME-Version: 1.0
Content-Type: text/plain; charset="US-ASCIJ"
Content-Transfer-Encoding: 7bit
ERROR MAIL SAMPLE
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
[表3]
メールサーバ装置31から返信された不達通知の電子メールの一例
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
Date: 11 Nov 2003 18:48:21 +0900
From: MAILER-DAEMON@mailserver
Subject: failure notice
Hi. This is the mail program at mailserver.
I'm afraid I wasn't able to deliver your message to the following addresses.
This is a permanent error. I've given up. Sorry it didn't work out.
<XXXXX@mailserver>:
Sorry, no mailbox here by that name. (#5.1.1)
---Below this line is a copy of the message.
Return-Path: <faxserver@sample>
Received: (mail 5119 invoked from network); 11 Nov 2003 18:48:20 +0900
Received: from unknown
by 0 with SMTP; 11 Nov 2003 18:48:55 +0900
From: <faxserver@sample>
To: XXXXX@mailserver
Subject: TEST ERROR MAIL
Message-Id: <20031111184814_A66D>
MIME-Version: 1.0
Content-Type: Text/plain; charset="US-ASCIJ"
Content-Transfer-Encoding: 7bit
ERROR MAIL SAMPLE
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
以上説明したように、本実施形態によれば、インターネットファクシミリ装置20の主制御部1は存在しない電子メールアドレスを含むエラーの電子メールを自動的に生成してメールサーバ装置31に送信し、送信されたエラーの電子メールに対する不達通知の電子メールを待機して受信する。主制御部1は、受信された不達通知の電子メールに基づいて、当該電子メールにおける所定のキーワードを抽出して、抽出したキーワードを転送条件として含みかつ、所定の転送先の電子メールアドレスを含む転送設定テーブルを自動的に生成して転送設定テーブル領域8bに記憶した後、転送条件に一致した電子メールを受信したとき、転送設定テーブルを参照して転送先の電子メールアドレスに転送するように制御する。従って、宛先の電子メールアドレス無しのエラーの電子メールを受信したときにそれを転送するための転送設定テーブルを自動的に生成して設定することができ、これにより、ユーザの手間を省き、操作性を向上できる。ここで、不達通知レポートを印刷することなく、エラーの電子メールを転送する理由は、不達通知に含まれているオリジナルの画像データのページ数が多いと用紙の無駄になる場合があり、また、オリジナルの電子メールをデコードできない場合があるためである。
<変形例>
以上の実施形態においては、インターネットファクシミリ装置20の例について述べているが、本発明はこれに限らず、公衆電話網又は公衆デジタル回線網などの公衆網に接続された、例えば電話機、データ通信装置などを含む通信端末装置に適用することができる。
なお、エラーの電子メールを送信するメールサーバ装置31については、インターネットファクシミリ装置20における設定において変更可能に構成可能である。また、転送設定テーブルについて、上記の自動生成後は、管理者又はユーザにより操作部5を用いて編集することができるように構成してもよい。
本発明に係る実施形態であるインターネットファクシミリ装置20の構成を示すブロック図である。 図1のインターネットファクシミリ装置20とメールサーバ装置31との間で実行される、転送設定テーブル生成処理を示すシーケンス図である。
符号の説明
1…主制御部、
2…画像読取部、
3…画像記録部、
4…表示部、
5…操作部、
6…ROM、
7…SRAM、
8…コンパクトフラッシュ(登録商標)、
8a…画像データメモリ領域、
8b…転送設定テーブル領域、
10…ファックスモデム、
11…NCU、
12…インターフェース回路、
13…バス、
20…インターネットファクシミリ装置、
30…LAN、
31…メールサーバ装置、
32…ルータ装置、
40…インターネット、
50…公衆電話網、
L…公衆電話回線。

Claims (3)

  1. 存在しない電子メールアドレスを含むエラーの電子メールを自動的に生成して送信する送信手段と、
    上記送信されたエラーの電子メールに対する不達通知の電子メールを待機して受信する受信手段と、
    上記受信された不達通知の電子メールに基づいて、当該電子メールにおける所定のキーワードを抽出して、上記抽出したキーワードを転送条件として含みかつ所定の転送先の電子メールアドレスを含む転送設定テーブルを自動的に生成して記憶装置に記憶した後、上記転送条件に一致した電子メールを受信したとき、上記転送設定テーブルを参照して上記転送先の電子メールアドレスに転送するように制御する制御手段とを備えたことを特徴とするインターネットファクシミリ装置。
  2. 上記制御手段により、上記電子メールにおけるキーワードを抽出する部位を予め入力して記憶する第1の入力手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1記載のインターネットファクシミリ装置。
  3. 上記転送先の電子メールアドレスを予め入力して記憶する第2の入力手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1又は2記載のインターネットファクシミリ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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