JP2001345989A - ファクシミリ装置 - Google Patents

ファクシミリ装置

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JP2001345989A
JP2001345989A JP2000166739A JP2000166739A JP2001345989A JP 2001345989 A JP2001345989 A JP 2001345989A JP 2000166739 A JP2000166739 A JP 2000166739A JP 2000166739 A JP2000166739 A JP 2000166739A JP 2001345989 A JP2001345989 A JP 2001345989A
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tti
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JP2000166739A
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Naotaka Tomita
尚孝 冨田
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Murata Machinery Ltd
Original Assignee
Murata Machinery Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インターネットファクシミリでは読み取った
画像データを一般的には電子メールとして送信すること
が可能なTIFF−FXというデータフォーマットで取
り扱うが、ファクシミリ装置にネットワーク接続されて
いる他のコンピュータがファクシミリ装置をスキャナと
して利用する場合には他の汎用的なデータフォーマット
で画データを利用することが可能である方が便利であ
る。 【解決手段】 送信先の電話番号またはメールアドレス
である宛先情報と、画像処理上の属性としてのデータフ
ォーマットの種類を示す情報とを対応付けて記憶する宛
先テーブル12aと、送信先が指定された場合にその送
信先に対応付けて宛先テーブル12aが記憶しているデ
ータフォーマットの種類を示す情報に従ってCPU10
が画像処理し、送信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電話回線網を介し
ての通常のファクシミリ通信機能は勿論のこと、インタ
ーネット経由で接続されることにより可能になるインタ
ーネットファクシミリ通信機能を備えたファクシミリ装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】国際電気通信連合(ITU:Internatio
nal Communications Union)により定められている標準
通信規格G3(Groupe 3)のファクシミリ装置において
は、PSTN (公衆電話回線網)またはISDN(デジ
タル電話回線網)を経由してファクシミリメッセージを
送信するという一般的なファクシミリ通信を行なう際
に、送信メッセージの各ページの上端部分にTTI(発
信元表示)が自動的に付加される機能を有している。
【0003】ところで、近年ではいわゆるインターネッ
トファクシミリ通信が可能なファクシミリ装置が開発さ
れている。これは、原稿読取部(スキャナ)で読み取っ
た画データをインターネットで送受信することが可能な
フォーマット(たとえばTIFF−FX)に変換してイ
ンターネットを経由して電子メールとして送信すること
を可能としたファクシミリ装置である。
【0004】一方、上述のようなインターネットファク
シミリ通信が可能なファクシミリ装置は、ネットワーク
接続されている他のコンピュータからはスキャナとして
利用することが可能である。具体的には、ファクシミリ
装置の原稿読取部で原稿を読み取ることにより得られた
画データをネットワーク経由で他のコンピュータへ送信
することにより、そのコンピュータにとっては自身に直
接接続されたスキャナと同様に機能させることが可能に
なる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】インターネットファク
シミリ通信が可能なファクシミリ装置では読み取った画
像データを前述のように一般的には電子メールとして送
信することが可能なTIFF−FXというデータフォー
マットで取り扱う。しかし、ファクシミリ装置にネット
ワーク接続されている他のコンピュータがファクシミリ
装置をスキャナとして利用する場合にはTIFF−FX
以外のデータフォーマット、たとえばPDF(Portable
Document Format)、JPEG等の汎用的なデータフォー
マットで画データを利用することが可能である方が便利
であることは言うまでもない。しかし、インターネット
ファクシミリ装置の側でTIFF−FX以外のデータフ
ォーマットに常時変換して出力するような設定を行なっ
た場合には、他のインターネットファクシミリ装置と交
信することが出来ないという問題が生じ、また送信の都
度切り換えを行なうことも煩瑣である。
【0006】また、上述のようなファクシミリ装置をネ
ットワーク接続された他のコンピュータによってスキャ
ナとして利用する場合には、前述した如く、送信メッセ
ージの各ページの上端部分にTTI(発信元表示)が自
動的に付加される機能を有しているため、そのようなフ
ァクシミリ装置で読み取った画データを他のコンピュー
タで利用する場合にもTTIが付加されることになる。
このような画像データを他のコンピュータで使用する場
合には、画像データのままで利用するか、またはOCR
で文字データに変換して利用するかのいずれかが一般的
であるが、いずれの場合においてもTTIは不要である
ことは勿論のこと、他のコンピュータでTTIを削除ま
たは消去する処理を行なう必要性が生じる可能性もあ
る。
【0007】ところで、一般の電話機でも同様である
が、ファクシミリ装置においても通信相手の電話番号の
全てをダイヤルする手間を省くためにワンタッチダイヤ
ルまたは短縮ダイヤルと称される機能を一般的に備えて
いる。ワンタッチダイヤルはいくつかのボタンそれぞれ
に特定の電話番号を予め登録しておくことにより、1個
のボタンを押すことのみによってそのボタンに予め登録
されている電話番号に自動的に接続する機能である。ま
た、短縮ダイヤルは2乃至3桁の番号それぞれに特定の
電話番号を予め登録しておくことにより、本来は10桁
前後の電話番号を2乃至3桁で代用する機能である。
【0008】一方、上述のようなネットワークに接続さ
れていて原稿読取部で読み取った画データをインターネ
ットで送受信することが可能なフォーマット(たとえば
TIFF−FX)に変換してネットワーク接続された他
のコンピュータへ送信し、またインターネットを経由し
てインターネットファクシミリとして送信することを可
能としたファクシミリ装置では、電話番号のみならず電
子メールとして送信する場合のメールアドレスもワンタ
ッチダイヤルまたは短縮ダイヤルに登録しておくことが
可能である。
【0009】更に、事業所等において一台のファクシミ
リ装置を複数の部署で共用しているような場合、一般的
にはその事業所名をTTI(たとえば会社名、工場名
等)として付加する場合が多いが、同一事業所内のそれ
ぞれの部署で独自のTTI(たとえば○○株式会社技術
部、○○株式会社総務部等)を付加したいという要望も
ある。また、個人事業者では1台のファクシミリ装置を
事業用としては勿論のこと、家庭用としても使用したい
という要望がある。具体的には、たとえば「○○商店」
という事業者としてのTTIと家庭用として個人名をT
TIとして付加したい場合がそれである。
【0010】本発明は斯かる事情に鑑みてなされたもの
であり、ファクシミリメッセージとしての画データを電
話回線網を介して送信する一般的なファクシミリ送信機
能に加えて、画データをインターネット等のコンピュー
タネットワークを介して送信するいわゆるインターネッ
トファクシミリ送信機能を備えたファクシミリ装置にお
いて、画データの送信先のファクシミリの電話番号及び
電子メールアドレスをワンタッチダイヤル、短縮ダイヤ
ルに登録する際に、予め登録されている複数のデータフ
ォーマットのいずれかに変換して出力するこを可能にす
ることによって、送信相手に最適なフォーマットの画デ
ータを送信することを可能にしたファクシミリ装置の提
供を目的とする。
【0011】また、画データの送信先のファクシミリの
電話番号及び電子メールアドレスをワンタッチダイヤ
ル、短縮ダイヤルに登録する際に、TTIを付加するか
否かをも予め登録しておくことを可能にすることによっ
て、上述のようなネットワーク接続されている他のコン
ピュータによってスキャナとして使用されるような場合
には無用なTTIが付加されないファクシミリ装置の提
供を目的とする。
【0012】更に、複数のTTIを予め登録することを
可能とし、画データの送信先のファクシミリの電話番号
及び電子メールアドレスをワンタッチダイヤル、短縮ダ
イヤルに登録する際に、予め登録されている複数のTT
Iのいずれを付加するかを登録しておくことを可能にす
ることによって、上述のような複数のTTIを使用した
い場合にそれを可能にしたファクシミリ装置の提供を目
的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】第1発明に係るファクシ
ミリ装置は、画データを電話回線網又はコンピュータネ
ットワークを介して送信する送信手段と、送信先の電話
番号またはメールアドレスである宛先情報と、画像処理
上の属性とを対応付けて記憶する宛先記憶手段と、送信
先が指定された場合にその送信先に対応付けて前記宛先
記憶手段が記憶している属性に従って画像処理する処理
手段とを備えることを特徴とする。
【0014】このような第1発明のファクシミリ装置で
は、たとえばワンタッチダイヤル、短縮ダイヤルに送信
先の電話番号またはメールアドレスである宛先情報を登
録し、更にそれぞれに画像処理上の属性を対応付けて記
憶させておくことにより、送信先が指定された場合にそ
の送信先に対応付けて記憶されている属性に従って自動
的に画像処理が行なわれる。
【0015】第2発明に係るファクシミリ装置は、第1
発明のファクシミリ装置において、前記宛先記憶手段が
記憶する画像処理上の属性はデータフォーマットの種類
を示す情報であり、前記処理手段は送信先が指定された
場合にそれに対応付けて前記宛先記憶手段が記憶してい
るデータフォーマットの種類を示す情報に従って画像処
理を行なうべくなしてあることを特徴とする。
【0016】このような第2発明のファクシミリ装置で
は、たとえばワンタッチダイヤル、短縮ダイヤルに送信
先の電話番号またはメールアドレスである宛先情報を登
録し、更にそれぞれに画像処理上の属性としてデータフ
ォーマットの種類を対応付けて記憶させておくことによ
り、送信先が指定された場合にその送信先に対応付けら
れているデータフォーマットに自動的に変換するように
画像処理が行なわれる。
【0017】第3発明に係るファクシミリ装置は、第1
発明のファクシミリ装置において、前記宛先記憶手段が
記憶する画像処理上の属性は発信元情報を付加するか否
かを示す情報であり、前記処理手段は送信先が指定され
た場合にそれに対応付けて前記宛先記憶手段が記憶して
いる発信元情報を付加するか否かを示す情報に従って画
像処理を行なうべくなしてあることを特徴とする。
【0018】このような第3発明のファクシミリ装置で
は、たとえばワンタッチダイヤル、短縮ダイヤルに送信
先の電話番号またはメールアドレスである宛先情報を登
録し、更にそれぞれに画像処理上の属性として発信元情
報(TTI)を付加するか否かを示す情報を対応付けて
記憶させておくことにより、送信先が指定された場合に
その送信先には発信元情報が不要であれば発信元情報が
付加されないように画像処理が行なわれる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明をその実施の形態を
示す図面に基づいて詳述する。図1は、本発明に係るフ
ァクシミリ装置としてのファクシミリサーバのネットワ
ークへの接続形態を示す模式図である。図1において、
1は本発明に係るファクシミリ装置としてのファクシミ
リサーバであり、コンピュータネットワークとしてのL
AN7に接続されている。
【0020】このファクシミリサーバ1のほかに、LA
N7には、メールサーバ2、ルータ3、及び他のコンピ
ュータとしてのクライアントコンピュータ4,4等が接
続されている。ルータ3は、LAN7及びコンピュータ
ネットワークとしてのインターネット5の間におけるゲ
ートウェイ装置として機能する。
【0021】ファクシミリサーバ1は、アナログの公衆
電話回線網(PSTN)6にも接続されており、LAN
7におけるインターネットファクシミリ通信機能を兼ね
備えたサーバコンピュータとして機能する。具体的には
ファクシミリサーバ1は、クライアントコンピュータ
4,4からの要求に応じてファクシミリメッセージをP
STN6へ通常のファクシミリ通信として送信する機
能、及び電子メール用のフォーマットのファクシミリメ
ッセージをメールサーバ2へ送信する機能(インターネ
ットファクシミリ送信機能)等を少なくとも備えてい
る。
【0022】なお、本発明における電話回線網として
は、一般の公衆電話回線網に限定するものではなく、例
えば専用電話回線網であってもよい。
【0023】また、インターネット5にはそれぞれ電子
メールアドレスが付与された多数のファクシミリ装置
(図1では参照符号51にて一台のみ示されている)
が、PSTN6にはそれぞれ電話番号が付与された多数
のファクシミリ装置(図1では参照符号61にて一台の
み示されている)がそれぞれ接続されていることは言う
までもない。
【0024】メールサーバ2は、ルータ3を介してイン
ターネット5に常時接続されており、ファクシミリサー
バ1からの要求に応じて電子メール形式のファクシミリ
メッセージをインターネット5へ送信する。このファク
シミリサーバ1からメールサーバ2への電子メール形式
のファクシミリメッセージの送信はSMTP(SimpleMa
il Transfer Protocol)と称される通信方法(プロトコ
ル)で実行される。
【0025】また、メールサーバ2はインターネット5
からは電子メール(電子メール形式のファクシミリメッ
セージを含む)を受信して、指定されている宛先に応じ
たクライアントコンピュータ4,4へ配信する。このメ
ールサーバ2から各クライアントコンピュータ4への電
子メール形式のファクシミリメッセージの送信はPOP
3(Post Office Protocol 3) と称される通信方法
(プロトコル)で実行される。
【0026】なお、図1には2台のクライアントコンピ
ュータ4,4が示されているが、最低限1台がLAN7
に接続されていればよい。但し、実際にはより多数のク
ライアントコンピュータがLAN7に接続されている場
合が多い。
【0027】図2は、本発明に係るファクシミリ装置と
してのファクシミリサーバ1の構成例を示すブロック図
である。図2において、ファクシミリサーバ1は、CP
U10と、このCPU10にバスを介して接続されたP
ROM11,RAM12,モデム13a,NCU13
b,操作パネル14,ディスプレイ15,スキャナ1
6,プリンタ17,LANI/F18等で構成されてい
る。
【0028】PROM11は、CPU10が実行する種
々のコンピュータプログラムを記憶しており、CPU1
0はこのPROM11に記憶されているコンピュータプ
ログラムに基づいてファクシミリサーバ1の動作に必要
な種々の処理を実行する。
【0029】RAM12は、DRAM,SRAM,フラ
ッシュメモリ等で構成されており、CPU10によるコ
ンピュータプログラムの実行時に発生する一時的なデー
タを記憶するほか、画像メモリとしても機能する。ま
た、本実施の形態においてRAM12は、ファクシミリ
メッセージの送信先(宛先)のファクシミリ番号,電子
メールアドレス等の情報をワンタッチダイヤル及び短縮
ダイヤルと対応付けて宛先テーブル12aとして、また
個々の宛先に対応して登録することが可能な複数のTT
IをTTIテーブル12bとしてそれぞれ記憶してい
る。なお、宛先テーブル12a及びTTIテーブル12
bはそれらの記憶内容が停電、装置の移動等で電源が遮
断された場合にも消去されないことが望ましいため、フ
ラッシュメモリ等の不揮発性メモリに記憶させておくこ
とが望ましい。
【0030】モデム13aは、ファクシミリ通信が可能
なファックスモデムで構成されている。また、モデム1
3aは、NCU(Network Control Unit)13bと直接
的に接続されている。NCU13bは、PSTN6との
回線の閉結及び開放の動作を行なうハードウェアであ
り、必要に応じてモデム13aをPSTN6と接続す
る。なお、ISDNインタフェースを備えることによ
り、デジタルの公衆電話回線網(ISDN)に接続する
ように構成してもよいことは言うまでもない。
【0031】操作パネル14は、ユーザがファクシミリ
サーバ1を操作するために、また本発明の特徴たる種々
の画像処理上の属性に関する情報を入力するために必要
な文字キー,テンキー,短縮ダイヤルキー,及びワンタ
ッチダイヤルキー等の各種キーを備えている。この操作
パネル14に備えられているテンキーの操作によりファ
クシミリ送信の相手の電話番号を直接ダイヤルすること
も、また文字キー及びテンキーの操作によりインターネ
ットファクシミリ通信の相手の電子メールアドレスを直
接入力することも可能であるが、短縮ダイヤルキー及び
ワンタッチダイヤルキーに頻繁に使用される電話番号及
び電子メールアドレスを文字キー及びテンキーを操作し
て登録しておくことも可能である。
【0032】ディスプレイ15は、本実施の形態では液
晶表示装置(LCD)で構成されており、操作パネル1
4からの入力結果及びCPU10の動作状態等を表示す
る。なお、ディスプレイ15としては、CRTディスプ
レイ等であってもよく、また、タッチパネル方式の表示
装置で構成することにより、前述した操作パネル14の
一部又は全部と共用にすることも可能である。
【0033】スキャナ16は、カラーCCD等を利用し
て原稿の内容を画像として読み取り、白黒2値又はカラ
ーに変換したドットイメージデータ(画データ)を出力
する。このスキャナ16から出力された画データは一旦
RAM12に記憶された後、その時点で指定されている
データフォーマットにCPU10によって変換され、モ
デム13aを介してPSTN6へ、またはLANI/F
18を介してLAN7へ出力される。
【0034】プリンタ17は、本実施の形態では電子写
真方式等のプリンタ装置で構成されており、スキャナ1
6からの読み取り内容、ファクシミリ受信したイメージ
データ(画データ)、及びCPU10が出力する各種の
メッセージ等を印字出力する。
【0035】LANI/F18は、ファクシミリサーバ
1をLAN7と接続するためのインタフェースである。
【0036】図3は、RAM12に記憶されている宛先
テーブル12aの記憶内容の一例を示す模式図である。
本実施の形態における宛先テーブル12aには、ワンタ
ッチダイヤル(図示例ではA,B,Cの3個)及び短縮
ダイヤル(図示例では001,002,003の3種
類)が既にユーザによって登録されており、それぞれに
対応してユーザが登録した宛先番号と、各宛先名と、画
像処理上の属性を示すいくつかの情報が登録されてい
る。具体的には、画像処理上の属性としては、TTIを
付加するかしないか、付加する場合にはTTIテーブル
12bに登録されているいずれのTTIを付加するかを
示すTTI情報と、原稿読み取り時の解像度と、送信の
際のデータフォーマットの種類とが登録されている。但
し、他の何らかの属性を示す情報の登録を可能にしてお
いてもよいことは言うまでもない。
【0037】宛先番号は、各ワンタッチダイヤル及び短
縮ダイヤルに対応してユーザが登録したファクシミリ装
置の電話番号または電子メールアドレスであり、通信方
式、たとえばSMTP,G3,Salutation等
も記憶されている。宛先名は宛先番号に対応する個人名
または会社,団体名などである。なお、通信方式のSM
TPはメールサーバ2との間で電子メール形式の通信を
行なうための通信方式(プロトコル)であり、G3はフ
ァクシミリ通信の一般的な通信方式であり、Salut
ationはLAN7に接続されているクライアントコ
ンピュータとの間でメールサーバ2を介さずに通信する
通信方式である。
【0038】図4はTTIテーブル12bの記憶内容、
具体的にはTTIテーブル12bに記憶されているTT
I情報の一例を示す模式図である。図示例では2個のT
TI、即ち第1のTTI(No.1)として「○○機械
(株)」が、第2のTTI(No.2)として「Maruma
ru Machinery, Ltd.」がそれぞれ登録されている。な
お、通常TTIには発信時刻(及び年月日)も含まれる
ため、本実施の形態では図4に示されているように、日
本語表記である第1のTTI(No.1)の「○○機械
(株)」には元号(H:平成)を使用した年月日が、英
語表記である第2のTTI(No.2)の「Marumaru M
achinery, Ltd.」には西暦表記の年月日がそれぞれ設定
されている。
【0039】解像度はファクシミリ方式で通信する相手
にはファクシミリとしての解像度、たとえば「norm
al」,「fine」等が、電子メール方式で通信する
相手には画素単位による解像度、たとえば「600dp
i」,「400dpi」などがそれぞれ登録されてい
る。また、フォーマットはファクシミリ方式で通信する
相手にはファクシミリ通信のフォーマット、たとえば
「tiff」等が、電子メール方式で通信する相手には
相手側が予め要求したフォーマット、たとえば「PD
F」,「GIF」,「JPEG」 等がそれぞれ登録され
ている。
【0040】図3及び図4に示されている例についてよ
り具体的に説明すると以下のようになる。ワンタッチダ
イヤルAに対応する宛先としては電子メールアドレス
「james@abc.co.jp(SMTP)」が、
宛先名としては「james」が、TTI情報としては
No.1(日本語表記)の付加が、解像度としては「n
ormal」が、フォーマットとしては「tiff(M
H)」がそれぞれ予め登録されている。従って、このワ
ンタッチダイヤルAは、宛先番号にSMTPが登録され
ていることからも判るようにLAN7に接続されている
メールサーバ2へ電子メール形式でファクシミリのフォ
ーマットで送信され、しかもTTIが付加される。換言
すれば、このワンタッチダイヤルAによる送信はLAN
7外へのインターネットファクシミリである。
【0041】ワンタッチダイヤルBに対応する宛先とし
ては電子メールアドレス「henry@xyz.com
(SMTP)」が、宛先名としては「henry」が、
TTI情報は付加されないことが、解像度としては「6
00dpi」が、フォーマットとしては「PDF」がそ
れぞれ予め登録されている。従って、このワンタッチダ
イヤルBは、宛先番号にSMTPが登録されていること
からも判るようにLAN7に接続されているメールサー
バ2へ電子メール形式でPDFフォーマットで送信さ
れ、TTIは付加されない。換言すれば、このワンタッ
チダイヤルBによる送信はLAN7外への電子メールで
ある。
【0042】ワンタッチダイヤルCに対応する宛先とし
ては電子メールアドレス「edward(Saluta
tion)」が、宛先名としては「edward」が、
TTI情報は付加されないことが、解像度としては「4
00dpi」が、フォーマットとしては「GIF」がそ
れぞれ予め登録されている。従って、このワンタッチダ
イヤルBは、宛先番号にSalutationが登録さ
れていることからも判るようにLAN7に接続されてい
るクライアントコンピュータ4へ電子メール形式でGI
Fフォーマットで送信され、TTIは付加されない。換
言すれば、このワンタッチダイヤルCによる送信はLA
N7内でのスキャナとしての利用である。
【0043】以下、短縮ダイヤル「001」による送信
はワンタッチダイヤルAと同様にLAN7外へのインタ
ーネットファクシミリであり、同「003」による送信
はLAN7内でのスキャナとしての利用である。なお、
短縮ダイヤル「002」による送信は宛先に電話番号と
G3が登録されていることからPSTN5を経由する通
常のファクシミリ通信であることが判る。
【0044】本発明に係るファクシミリ装置として構成
されたファクシミリサーバ1は基本的には以上の如きハ
ードウェア構成を有しており、通常のファクシミリサー
バとしての機能は勿論のこと、スキャナ16からの読み
取り結果としての画データをクライアントコンピュータ
4,4へ電子メールとして送信する機能を有している。
但し、この処理はファクシミリサーバ1のCPU10に
よって実行されるため、以下にその処理を図5のフロー
チャートに従って具体的に説明する。
【0045】図5は、本発明に係るファクシミリ装置と
してのファクシミリサーバ1が原稿ORをスキャナ16
で読み込んで送信する際のCPU10の処理内容を示す
フローチャートである。まず、CPU10は、スキャナ
16に原稿ORがセットされた後に操作パネル14から
のファクシミリ送信要求に際してワンタッチダイヤルが
操作されたか否か (ステップS11)、短縮ダイヤルが
操作されたか否か (ステップS12)をそれぞれ判断
し、いずれも操作されていない場合、または他の操作が
行なわれた場合にはそれぞれに対応する他の処理を実行
する (ステップS13)。
【0046】ワンタッチダイヤルが操作された場合 (ス
テップS11で”YES”)、または短縮ダイヤルが操
作された場合 (ステップS12”YES”)、CPU1
0は操作されたダイヤルに対応する情報を宛先テーブル
12aから読み出し (ステップS14)、その内のTT
I情報を調べてTTIの付加が登録されているか否かを
判断する (ステップS15)。TTIの付加が登録され
ている場合 (ステップS15で”YES”)、CPU1
0は対応するTTIをTTIテーブル12bから読み出
し (ステップS16)、そのTTIをスキャナ16によ
り読み取ってあるドットイメージの画データに付加(合
成)した上で宛先テーブル12aで指定されているフォ
ーマットに変換する (ステップS17)。
【0047】TTIを付加しない場合は (ステップS1
5で”NO”)、CPU10はTTIの読み出しは行な
わずに、スキャナ16により読み取ってあるドットイメ
ージの画データのみを宛先テーブル12aで指定されて
いるフォーマットに変換する(ステップS18)。
【0048】そして、CPU10は、宛先テーブル12
aで指定されているフォーマットにステップS17また
はS18のいずれかで変換された画データを先にステッ
プS14で読み出した宛先テーブル12aの内容に従っ
て指定されているプロトコルで送信する (ステップS1
9)。
【0049】この図5のフローチャートに示されている
ような処理をCPU10が実行することにより、たとえ
ばステップS11においてワンタッチダイヤルAが操作
されていた場合には、対応する宛先としては電子メール
アドレス「james@abc.co.jp(SMT
P)」が、宛先名としては「james」が、TTI情
報としてはNo.1(日本語表記)の付加が、解像度と
しては「normal」が、フォーマットとしては「t
iff(MH)」がそれぞれ予め登録されているため、
CPU10はスキャナ16で読み取った画データに日本
語表記のNo.1のTTIを付加した上でLAN7に接
続されているメールサーバ2へ電子メール形式でファク
シミリのフォーマットで送信する。
【0050】またたとえばステップS11においてワン
タッチダイヤルBが操作されていた場合には、対応する
する宛先としては電子メールアドレス「henry@x
yz.com(SMTP)」が、宛先名としては「he
nry」が、TTI情報は付加されないことが、解像度
としては「600dpi」が、フォーマットとしては
「PDF」がそれぞれ予め登録されているため、CPU
10はスキャナ16で読み取った画データにTTIを付
加しないまま、LAN7に接続されているメールサーバ
2へ電子メール形式でPDFフォーマットで送信する。
【0051】更にたとえばステップS11においてワン
タッチダイヤルCが操作されていた場合には、対応する
宛先としては電子メールアドレス「edward(Sa
lutation)」が、宛先名としては「edwar
d」が、TTI情報は付加されないことが、解像度とし
ては「400dpi」が、フォーマットとしては「GI
F」がそれぞれ予め登録されているため、CPU10は
スキャナ16で読み取った画データにTTIを付加しな
いまま、LAN7に接続されているクライアントコンピ
ュータ4へ電子メール形式でGIFフォーマットで送信
する。
【0052】以下、ステップS11において短縮ダイヤ
ル「001」が操作されていた場合には、ワンタッチダ
イヤルAが操作されていた場合と同様にTTI(但しこ
の場合はNo.の英語表記)が付加されてメールサーバ
2へ送信され、最終的にはLAN7外へインターネット
ファクシミリとして送出される。また、同「003」が
操作されていた場合には、ワンタッチダイヤルCが操作
されていた場合と同様にTTIの付加を行なわずにLA
N7内でのスキャナとしての利用として送信を行なう。
なお、短縮ダイヤル「002」が操作されていた場合に
は、宛先に電話番号とG3が登録されているため、CP
U10はPSTN5を経由する通常のファクシミリ送信
を行なう
【0053】
【発明の効果】以上に詳述した如く本発明に係るファク
シミリ装置によれば、たとえばワンタッチダイヤル、短
縮ダイヤルに送信先の電話番号またはメールアドレスで
ある宛先情報を登録し、更にそれぞれに画像処理上の属
性を対応付けて記憶させておくことにより、送信先が指
定された場合にその送信先に対応付けて記憶されている
属性に従って自動的に画像処理が行なわれる。このた
め、送信の都度、種々の設定を行なう必要がなくなり、
操作が容易になる。
【0054】また第2発明のファクシミリ装置によれ
ば、たとえばワンタッチダイヤル、短縮ダイヤルに送信
先の電話番号またはメールアドレスである宛先情報を登
録し、更にそれぞれに画像処理上の属性としてデータフ
ォーマットの種類を対応付けて記憶させておくことによ
り、送信先が指定された場合にその送信先に対応付けら
れているデータフォーマットに自動的に変換するように
画像処理が行なわれる。このため、ファクシミリ装置を
ネットワーク接続されている他のコンピュータのスキャ
ナとして機能させるような場合には、他のコンピュータ
側で予め指定したデータフォーマットで画データを入手
することが出来るので、爾後の処理が容易になる。
【0055】更に第3発明のファクシミリ装置によれ
ば、たとえばワンタッチダイヤル、短縮ダイヤルに送信
先の電話番号またはメールアドレスである宛先情報を登
録し、更にそれぞれに画像処理上の属性として発信元情
報(TTI)を付加するか否かを示す情報を対応付けて
記憶させておくことにより、送信先が指定された場合に
その送信先には発信元情報が不要であれば発信元情報が
付加されないように画像処理が行なわれる。このため、
ファクシミリ装置をネットワーク接続されている他のコ
ンピュータのスキャナとして機能させるような場合に
は、TTIを付加しないように登録しておくことによ
り、他のコンピュータ側でTTIを削除したり消去した
りする処理が不要になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るファクシミリ装置のネットワーク
への接続形態を示す模式図である。
【図2】本発明に係るファクシミリ装置の構成を示すブ
ロック図である。
【図3】本発明に係るファクシミリ装置のRAMに記憶
されている宛先テーブルの記憶内容の一例を示す模式図
である。
【図4】本発明に係るファクシミリ装置のRAMに記憶
されているTTIテーブルの記憶内容の一例を示す模式
図である。
【図5】本発明に係るファクシミリ装置の画データの送
信の際のCPUの処理内容を示すフローチャートであ
る。
【符号の説明】
1 ファクシミリサーバ 5 インターネット 6 公衆電話回線網(PSTN) 7 LAN 10 CPU 11 PROM 12 RAM 12a 宛先テーブル 12b TTIテーブル

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画データを電話回線網又はコンピュータ
    ネットワークを介して送信する送信手段と、送信先の電
    話番号またはメールアドレスである宛先情報と、画像処
    理上の属性とを対応付けて記憶する宛先記憶手段と、送
    信先が指定された場合にその送信先に対応付けて前記宛
    先記憶手段が記憶している属性に従って画像処理する処
    理手段とを備えることを特徴とするファクシミリ装置。
  2. 【請求項2】 前記宛先記憶手段が記憶する画像処理上
    の属性はデータフォーマットの種類を示す情報であり、
    前記処理手段は送信先が指定された場合にそれに対応付
    けて前記宛先記憶手段が記憶しているデータフォーマッ
    トの種類を示す情報に従って画像処理を行なうべくなし
    てあることを特徴とする請求項1に記載のファクシミリ
    装置。
  3. 【請求項3】 前記宛先記憶手段が記憶する画像処理上
    の属性は発信元情報を付加するか否かを示す情報であ
    り、前記処理手段は送信先が指定された場合にそれに対
    応付けて前記宛先記憶手段が記憶している発信元情報を
    付加するか否かを示す情報に従って画像処理を行なうべ
    くなしてあることを特徴とする請求項1に記載のファク
    シミリ装置。
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