JP2000276415A - 画像通信装置および画像通信方法 - Google Patents

画像通信装置および画像通信方法

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JP2000276415A
JP2000276415A JP11081406A JP8140699A JP2000276415A JP 2000276415 A JP2000276415 A JP 2000276415A JP 11081406 A JP11081406 A JP 11081406A JP 8140699 A JP8140699 A JP 8140699A JP 2000276415 A JP2000276415 A JP 2000276415A
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JP11081406A
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Yasuo Nishida
康夫 西田
Yoshihiro Ida
吉宏 伊田
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Panasonic System Solutions Japan Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Graphic Communication Systems Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 送信先端末の保有能力を取得した後に、
インターネット上で画像を送信すること。 【解決手段】 回線制御部17により、送信先通信装置
のインターネットファクシミリ機能の有無、装置保有能
力情報等を取得する。取得されたこれらの情報は、受信
側情報テーブル33に保存される。ネットワーク制御部
19は、受信側情報識別部32、判定部34や受信側情
報テーブル33と協働して、受信側の装置保有能力情報
に基づいてイメージデータの送信を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像通信装置およ
び画像通信方法に関する。特に、本発明は、インターネ
ットファクシミリ装置およびインターネットまたはロー
カルエリアネットワークを利用した画像通信方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来のファクシミリ装置は、アナログ回
線網を利用してデータ通信を行うG3ファクシミリやI
SDN等のディジタル回線網を利用してデータ通信を行
うG4ファクシミリが一般的である。このようなアナロ
グ回線網やディジタル回線網(以下、合わせて「公衆回
線網(PSTN)」という)を利用するファクシミリ装置
を、以下、G3/G4FAXという。これに対して、近
年、インターネットプロトコル上でデータを送受するイ
ンターネットファクシミリ装置(以下、IFAXとい
う)が開発されている。特に、電子メール転送プロトコ
ルを利用して画像データを送受する電子メールタイプの
IFAXについて、IETF(Internet Engineering T
ask Force)およびITU(International Telecommuni
cation Union)の場において標準化が進められている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】電子メールタイプのI
FAXによるデータの送信について、メール転送プロト
コルとして、SMTP(simple mail transfer protoco
l)およびPOP(Post Office Protocol)3を使用した場
合について説明する。IFAXは、メールをSMTPサ
ーバに送信する。SMTPサーバは、受信側が属するP
OP3サーバにメールを転送する。POP3サーバは、
受信先のメールボックスにメールを保存する。
【0004】このように、IFAXによるデータ通信は
非同期により行われるため、IFAXと受信側の通信端
末の間で保有能力を交換できない。G3/G4FAX
は、ファクシミリ通信手順の中で、まず受信側から保有
能力情報を取得し、お互いが保有する最も高い能力に合
わせて画像データを送信する。しかし、IFAXは保有
能力を交換できないので、受信側が保有すると思われる
最も低い能力に一律に合わせて画像データを送信する必
要がある。さもなければ、オペレータが受信側の保有能
力を調査し、IFAXの通信条件等を手動で設定する必
要がある。
【0005】本発明は、かかる点に鑑みてなされたもの
であり、受信側の保有能力を自動的に取得して当該保有
能力に合わせて画像データを送信することができる画像
通信装置およびその方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、上記課題を解決するために、受信側の保
有能力を取得する通信を行った後に、取得した受信側の
保有能力に適合するように画像を変換し、変換した画像
をインターネット上で送信する。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の第1の態様に係る画像通
信装置は、受信側の保有能力を含むデータを受信する副
通信を行った後インターネット上で画像を送信する主通
信を行う通信手段と、前記副通信後で前記主通信前に受
信したデータから受信側の保有能力を識別する識別手段
と、前記識別手段の識別結果に基づいて前記受信側の保
有能力に適合させて画像を送信するように前記通信手段
を制御する主通信制御手段と、を具備する構成を採る。
【0008】この構成により、副通信を行って受信側の
保有能力を含むデータを受信し、受信したデータから受
信側の保有能力を識別し、識別結果に基づいて受信側の
保有能力に適合させて画像を送信する。これにより、送
信側で受信側の保有能力を調べる必要なく、受信側は、
インターネット上で画像を最適に受信することができ
る。
【0009】本発明の第2の態様は、第1の態様に係る
画像通信装置において、主通信制御手段は、受信側の保
有能力に基づいて受信側がシンプルモードよりも上位の
能力に対応していると判断した場合、前記上位の能力に
適合するように前記通信手段を制御する構成を採る。
【0010】この構成により、副通信を行って受信側の
保有能力を含むデータを受信し、受信したデータから受
信側がIFAXのシンプルモードよりも上位の能力に対
応していると判断した場合、当該上位の能力に適合させ
て画像を送信する。これにより、送信側で受信側の保有
能力を調べる必要なく、受信側は、シンプルモードより
も上位の能力を保有している場合、その能力に適合して
画像を最適に受信することができる。
【0011】本発明の第3の態様は、第1の態様に係る
画像通信装置において、識別結果を記憶する記憶手段を
さらに具備し、主通信制御手段は前記記憶手段に記憶し
た識別結果を参照する構成を採る。
【0012】この構成により、2回目以降は記憶手段に
記憶した識別結果を参照して主通信を行うので、副通信
を省略して通信時間を短縮することができる。
【0013】本発明の第4の態様に係る画像通信装置
は、受信側の保有能力を含むデータを受信する受信手段
と、受信したデータから受信側の保有能力を識別する識
別手段と、前記識別手段の識別結果に基づいて画像を変
換する変換手段と、インターネット上で前記画像を送信
する送信手段と、を具備する構成を採る。
【0014】この構成により、受信側の保有能力を含む
データを受信し、受信したデータから受信側の保有能力
を識別し、識別結果に基づいて受信側の保有能力に適合
するように画像を変換して送信する。これにより、送信
側で受信側の保有能力を調べる必要なく、受信側はイン
ターネット上で最適な画像を受信することができる。
【0015】本発明の第5の態様は、第4の態様に係る
画像通信装置において、変換手段は、受信側の保有能力
に基づいて受信側はミニマムセットだけに対応している
と判断した場合、画像をミニマムセットに適合するよう
に変換する構成を採る。
【0016】この構成により、受信側の保有能力を含む
データを受信し、受信したデータから受信側がIFAX
のミニマムセットだけに対応していると判断した場合、
画像をミニマムセットに適合するように変換して送信す
る。これにより、送信側で受信側の保有能力を調べる必
要なく、受信側はエラーを発生することなく画像を受信
することができる。
【0017】本発明の第6の態様は、第4の態様に係る
画像通信装置において、識別結果を記憶する記憶手段を
さらに具備し、変換手段は前記記憶手段に記憶した識別
結果を参照する構成を採る。
【0018】この構成により、2回目以降は記憶手段に
記憶した識別結果を参照して画像の変換を行うので、全
体としての通信時間を短縮することができる。
【0019】本発明の第7の態様に係る画像通信方法
は、受信側の保有能力を含むデータを受信する副通信を
行う副通信工程と、前記副通信工程で受信したデータか
ら受信側の保有能力を識別する識別工程と、前記識別工
程での識別結果に基づいて前記保有能力に適合するよう
にインターネット上で画像を送信する主通信を行う主通
信工程と、を具備する構成を採る。
【0020】この構成により、副通信を行って受信側の
保有能力を含むデータを受信し、受信したデータから受
信側の保有能力を識別し、識別結果に基づいて受信側の
保有能力に適合させて画像を送信する。これにより、送
信側で受信側の保有能力を調べる必要なく、受信側は、
インターネット上で画像を最適に受信することができ
る。
【0021】本発明の第8の態様は、第7の態様に係る
画像通信方法において、主通信工程において、受信側の
保有能力に基づいて受信側はシンプルモードよりも上位
の能力に対応していると判断した場合、前記上位の能力
に適合させて画像を送信する構成を採る。
【0022】この構成により、副通信を行って受信側の
保有能力を含むデータを受信し、受信したデータから受
信側がIFAXのシンプルモードよりも上位の能力に対
応していると判断した場合、当該上位の能力に適合させ
て画像を送信する。これにより、送信側で受信側の保有
能力を調べる必要なく、受信側は、シンプルモードより
も上位の能力を保有している場合、その能力に適合して
画像を最適に受信することができる。
【0023】本発明の第9の態様は、第7の態様に係る
画像通信方法において、識別工程の後に識別結果を記憶
手段に記憶する記憶工程をさらに具備し、変換工程にお
いて前記記憶手段に記憶した識別結果を参照する構成を
採る。
【0024】この構成により、2回目以降は記憶手段に
記憶した識別結果を参照して主通信を行うので、副通信
を省略して通信時間を短縮することができる。
【0025】本発明の第10の態様に係る画像通信方法
は、受信側の保有能力を含むデータを受信する受信工程
と、受信したデータから受信側の保有能力を識別する識
別工程と、前記識別工程での識別結果に基づいて画像を
変換する変換工程と、変換した前記画像をインターネッ
ト上で送信する送信工程と、を具備する構成を採る。
【0026】この構成により、受信側の保有能力を含む
データを受信し、受信したデータから受信側の保有能力
を識別し、識別結果に基づいて受信側の保有能力に適合
するように画像を変換して送信する。これにより、送信
側で受信側の保有能力を調べる必要なく、受信側はイン
ターネット上で最適な画像を受信することができる。
【0027】本発明の第11の態様は、第10の態様に
係る画像通信方法において、変換工程において保有能力
に基づいて受信側がミニマムセットだけに対応している
場合に画像をミニマムセットに適合するように変換する
構成を採る。
【0028】この構成により、受信側の保有能力を含む
データを受信し、受信したデータから受信側がIFAX
のミニマムセットだけに対応していると判断した場合、
画像をミニマムセットに適合するように変換して送信す
る。これにより、送信側で受信側の保有能力を調べる必
要なく、受信側はエラーを発生することなく画像を受信
することができる。
【0029】本発明の第12の態様は、第10の態様に
係る画像通信方法において、識別工程の後に識別結果を
記憶手段に記憶する記憶工程をさらに具備し、変換工程
において前記記憶手段に記憶した識別結果を参照する構
成を採る。
【0030】この構成により、2回目以降は記憶手段に
記憶した識別結果を参照して画像の変換を行うので、全
体としての通信時間を短縮することができる。
【0031】本発明の第13の態様に係る記憶媒体は、
受信側との間で通信を行う通信手段を有するコンピュー
タに、前記受信側の保有能力を含むデータを受信する副
通信を行わせた後インターネット上で画像を送信する主
通信を行わせる処理と、前記副通信後で前記主通信前に
受信したデータから前記受信側の保有能力を識別する処
理と、前記主通信において前記通信手段に識別結果に基
づいて前記受信側の保有能力に適合するように前記画像
を送信させる処理と、を行わせるためのプログラムを格
納した構成を採る。
【0032】この構成により、副通信を行って受信側の
保有能力を含むデータを受信し、受信したデータから受
信側の保有能力を識別し、識別結果に基づいて受信側の
保有能力に適合させて画像を送信する。これにより、送
信側で受信側の保有能力を調べる必要なく、受信側は、
インターネット上で画像を最適に受信することができ
る。
【0033】本発明の第14の態様に係る記憶媒体は、
受信側との間で通信を行う通信手段を有するコンピュー
タに、前記受信側の保有能力を含むデータを受信する副
通信を行わせた後インターネット上で画像を送信する主
通信を行うなわせる処理と、前記副通信後で前記主通信
前に受信したデータから前記受信側の保有能力を識別す
る処理と、前記主通信において前記通信手段に識別結果
に基づいて前記受信側の保有能力に適合するように前記
画像を送信させる処理と、を行わせるためのプログラム
を格納した構成を採る。
【0034】この構成により、受信側の保有能力を含む
データを受信し、受信したデータから受信側の保有能力
を識別し、識別結果に基づいて受信側の保有能力に適合
するように画像を変換して送信する。これにより、送信
側で受信側の保有能力を調べる必要なく、受信側はイン
ターネット上で最適な画像を受信することができる。
【0035】以下、本発明の一実施の形態について、図
面を参照して、さらに詳細に説明する。
【0036】図1を参照して、上記実施の形態に係るI
FAXが動作するネットワークについて説明する。図1
は、上記実施の形態に係るネットワークの概念図であ
る。IFAX1から送信された電子メールは、LAN2
を介してインターネット3上に設けたメールサーバ4が
受信する。メールサーバ4は、二次記憶装置5内のメー
ルボックス5aに電子メールを貯える。受信側端末とし
てIFAX6またはパーソナルコンピュータ(PC)7
は、メールサーバ4に問い合わせを行い、自己のメール
ボックス5aに着信メールが存在すれば受信動作を行
い、メールサーバ5から電子メールを受信する。
【0037】メールサーバ4は、例えば、POP(Post
Office Protocol)サーバで構成されている。
【0038】IFAX1、6は、ローカルエリアネット
ワーク(LAN)2を介して、または、ダイヤルアップ
接続によりインターネット3に接続されている。
【0039】IFAX1、6は、G3/G4FAX機能
を有する。IFAX1,6は、公衆回線網(PSTN)
8を介して、G3/G4FAX9との間でファクシミリ
通信を行う。
【0040】図2は、上記実施の形態に係るIFAXの
ハードウエア構成を示すブロック図である。CPU11
は、プログラムを実行し、装置全体の制御を行う。RO
M12は、CPU11が実行するプログラムを格納す
る。
【0041】RAM13は、プログラムが実行された
り、電子メール、画像ファイル等の各種データを一時的
に記憶する主記憶手段である。
【0042】スキャナ14は、原稿を読み取りイメージ
データを取得し、RAM13内の格納エリアに保存す
る。プリンタ15は、受信した画情報を印刷する。
【0043】圧縮・伸長部16は、スキャナで読み取っ
た生の画情報をMHファイル等の画像ファイルに圧縮し
たり、受信した画像ファイルを伸長する。回線制御部1
7は、データをファクシミリ通信で送受信し、PSTN
8上でデータを送受信するためのインターフェースであ
る。回線制御部17は、CCU(通信制御ユニット)、
モデム、NCU(網制御ユニット)等で構成されてい
る。
【0044】ネットワーク制御部19は、LAN2およ
びインターネット3上で電子メールを送受信するために
必要な手順を実行するインターフェースである。
【0045】パネル操作部20は、ダイヤルキーやタッ
チパネルを備え、受信側の指定、送信開始指示等のオペ
レータによる操作を受け取る。CPU11は、パネル操
作部20から入力された電気信号に基づき各部の制御を
行う。
【0046】図3は、上記実施の形態に係るIFAXの
機能を説明するための機能ブロック図である。
【0047】操作種類判別部31は、パネル操作部20
から入力された電気信号により操作種類を判別する。操
作種類判別部31は、判別結果に基づいて各部に指示を
与える。
【0048】受信側情報識別部32は、回線制御部17
またはネットワーク制御部18を介して受信側から受信
した受信側情報を識別する。
【0049】受信側情報テーブル33は、RAM13に
設けられ、保有能力識別部32での識別結果を受信側と
対応させて保持する格納エリアである。
【0050】判定部34は、受信側情報テーブル33に
より保持した受信側の受信側情報に基づいて、通信経路
および画像変換の要否等を判定する。
【0051】IFAX処理部35およびファクシミリ制
御部36は、操作種類判別部31または判定部34から
の指示に従って、RAM13に保存したイメージデータ
をそれぞれの通信方式により送信する。反対にIFAX
処理部35およびファクシミリ制御部36はイメージデ
ータの受信も行う。
【0052】画像変換処理部37は、判定部34が画像
変換が必要であると判断した場合にイメージデータの変
換を行う。このイメージデータの変換は、変倍、減色、
線密度変換、画像圧縮形式の変更等を含む。
【0053】図4は、IFAX処理部35の機能を示す
ブロック図である。送信時は、まず、スキャナ14で読
み取った生の画像を、圧縮・伸長部16で圧縮データに
圧縮する。次いで、TIFF変換部41で圧縮データを
TIFFファイルに変換する。次に、電子メール作成部
42において、TIFFファイルを添付ファイルとして
含む電子メールを作成する。すなわち、TIFFファイ
ルをテキストコード化し、MIME(Multipurpose Int
ernet Mail Extensions)(IETF;RFC 2045,RFC2046,RFC
2047,RFC 2048,RFC 2049)のような複合構造化メール
のデータ部に入れる。この後、メール送信部43により
電子メールを、ネットワーク制御部19を介してメール
サーバ4へ送り出す。
【0054】また、パネル操作部20または判定部34
の指示により、暗号化処理部47で電子メールデータを
暗号化する。暗号化は、例えば、S/MIMEまたはP
GP/MIME等の一般の電子メールに使用される暗号
化技術を使用することができる。
【0055】一方、受信時は、メール受信部44により
メールサーバ4から電子メールを受信する。電子メール
データが暗号化されている場合、暗号解読部48により
復号する。バイナリ変換部45で受信した電子メールの
添付ファイル部分をテキストコードからTIFF(Tagg
ed Image File Format)ファイルにバイナリ変換する。
その後、TIFF展開部46でTIFFファイルを展開
する。次に、圧縮・伸長部16で圧縮データを伸長し、
プリンタ15に送り出す。プリンタ15で画像を印刷す
る。
【0056】1つのTIFFファイルには、複数のペー
ジからなる1つの原稿が格納される。この原稿の各ペー
ジが1つの画像圧縮ファイルに変換されている。IFA
Xで使用するTIFFファイルは、IETF発行のドキ
ュメントRFC2301 "Format for Internet FAX" (Mcln
tyre, et. Al; March 1998)に記載されている。図5に
TIFFファイルのフォーマットを示す。TIFFファ
イルは、ヘッダ51が先頭にあり、その後にIFD(Im
age File Directory)52と原稿1ページ分のイメージ
データ53が対でページ分だけ現れる。ヘッダ51には
このデータがどの形式のCPUで登録されたものかを示
すものと、先頭のIFDまでのオフセットが格納されて
いる。CPUの形式によってワードを表す方法が異なっ
てくる。IFD52には、用紙の幅、縦のライン数、圧
縮方法、データの左に配置されるビット(MSBかLS
B)、データのオフセット、データのバイト数等が含ま
れている。
【0057】IFAXは、最小の機能をもって通信する
ことにより通信を確実に行えるようにしている。IET
F発行のドキュメントRFC2305"A Simple Mode of Facsi
mileUsing Internet mail"(K. Toyoda et. Al; March 1
998)に記載されているように、IFAXが保有すべき最
小限の機能(capability)を「シンプルモード」と規定し
ている。具体的には、通信プロトコルはSMTPである
こと、MIMEに対応していること、および、TIFF
ファイルのミニマムセット(minimum set)に対応してい
ること等である。
【0058】ミニマムセットは、上記RFC2301の中で定
義されている。TIFFファイルには、IFAXにより
サポートされているファクシミリモード(facsimile mod
e)およびプロファイル(profile)により、S,F,J,
L,Mの5つのセットが挙げられている。これらのう
ち、最も下位のものがプロファイルSというミニマムセ
ットである。
【0059】具体的には、ミニマムセットは、白黒画像
をサポートすること、圧縮形式はMH(Modified Huffm
an coding)であること、CPUはインテル系であるこ
と、用紙の幅は1728(A4相当)であること、解像
度は200dpiであること、および、データの並びは
LSBであること等が規定されている。
【0060】ミニマムセットよりも上位のセットは、グ
レースケール画像、カラー画像をサポートしている。ま
た、MR、MMR、JBIG、JPEG等の他の圧縮形
式をサポートしている。
【0061】さらに、上記RFC2305では、シンプルモー
ドでは、S/MIMEおよびPGP/MIMEのような
暗号化を利用できることが記載されているが、必須の機
能ではない。
【0062】次に、上記受信側情報識別部32について
詳細に説明する。受信側情報識別部32は、受信側と通
信して受信側情報を交換する。この実施の形態では、受
信側情報の交換に、PSTN8上でのファクシミリ通信
を利用している。受信側のIFAXは、通常のファクシ
ミリ手順に含まれるファクシミリ情報フレーム(FI
F)に受信側情報を含めて送信する。受信側情報識別部
32は、受信側情報をファクシミリ情報フレームから識
別し、受信側情報テーブル33に登録する。
【0063】受信側情報には、IFAX機能を有する旨
の情報(以下、単に「IFAX機能」という)、装置保
有能力、および、メールアドレスが含まれる。装置保有
能力は、ファクシミリ通信に必要な、線密度、記録紙サ
イズおよび画像圧縮の符号化方式等を含む。この符号化
方式には、HM、MRおよびMMR等のG3/G4FA
Xで利用されるもの、および、JPEG、JBIG等の
IFAXで利用されるもののいずれもが含まれる。
【0064】受信側情報テーブル33について詳細に説
明する。図6に示すように、受信側情報テーブル33に
は、受信側を特定するために、FAX番号、メールアド
レスが登録されている。また、これらの受信側特定情報
に対応づけて、受信側の装置保有能力が登録されてい
る。また、受信側情報テーブル33に、IFAX機能を
示すフラグを立てても良い。
【0065】次に、上記判定部34について詳細に説明
する。第1に、判定部34は、受信側情報テーブル33
を参照して、操作種類判別部31から送られた受信側の
FAX番号に対応するメールアドレスの欄に登録がない
場合、受信側がIFAX機能を有しないと判断する。こ
の場合、判定部34は、ファクシミリ制御部36に対
し、PSTN8を介してイメージデータを送信するよう
に指示する。一方、FAX番号に対応するメールアドレ
スがある場合、受信側がIFAX機能を有すると判断す
る。この場合、IFAX処理部35に対し、インターネ
ット3を通じて送信するように指示する。
【0066】第2に、判定部34は、受信側情報テーブ
ル33を参照して、受信側の装置保有能力に適合したイ
メージデータを送信するようにIFAX処理部35、フ
ァクシミリ制御部36および画像変換処理部37を制御
する。具体的には、送信側が高解像度をサポートしてい
るが、受信側がより低い解像度しかサポートしていない
場合、判定部34は、画像変換処理部37に画像の線密
度変換を行わせる。また、送信側が受信側よりも大きい
記録紙サイズをサポートしている場合、判定部34は、
画像変換処理部37に画像を縮小させる。この後、IF
AX処理部36は、画像変換後のイメージデータを電子
メールに変換し、インターネット3を介して送信する。
言い換えれば、送信側はミニマムセットの上位のセット
をサポートしているが受信側はミニマムセットだけをサ
ポートしている場合に、自らがサポートできる画像より
も低いレベルの画像に落として、この画像を送信する。
【0067】次に、上記実施の形態におけるIFAXの
通信手順について説明する。図7は、上記実施の形態に
係る送信側のIFAXの送信動作の各工程を示すフロー
図である。図8は、送信側および受信側の間で通信手順
を示すシーケンス図である。
【0068】ここで、IFAX1が送信側であり、受信
側のIFAX6は、IFAX1と同様にIFAX機能お
よびG3/G4FAX機能の双方を有すると仮定する。
また、送信側1は、受信側6の情報を未だ認識していな
いと仮定する。また、回線制御部17は、G3ファクシ
ミリの通信手順を用いてデータの送受信を行うと仮定す
る。
【0069】オペレータが、パネル操作部20から受信
側のFAX番号を入力して送信を指示する。工程(以
下、STという)701で送信指示が検知された場合、
ST702において、スキャナ14は原稿をスキャンし
て電気信号に変換し、イメージデータを得る。このイメ
ージデータをRAM13に保存する。
【0070】次に、ST703において、判定部34
は、受信側情報テーブル33に入力されたFAX番号に
対応するメールアドレスがあるか否かをチェックする。
この例の場合、送信側1は、受信側6の情報を未だ取得
していないので、受信側情報テーブル33に受信側6は
未登録であり、当然FAX番号に対応するメールアドレ
スはない。従って、判定部34は、まず、ファクシミリ
制御部5に対し、G3ファクシミリの通信手順に従って
通信を実行する指示命令を出す。
【0071】ST704において、この指示命令に応じ
て、ファクシミリ制御部36は回線制御部17を制御
し、受信側に対して発呼を行う(図8中F801)。
【0072】この後、受信側6において、着信が検出さ
れ、自動着信であれば、受信側6から送信側1に対し
て、CED(Called Station Identification)が送信
される(図8中F802)。なお、CEDは、オプショ
ン信号であり必ず送信されるとは限られない。
【0073】ST705において、送信側1は受信側6
と情報の交換を行う。まず、受信側6から送信側1に対
し、非標準機能を表すNSF(Non‐Standard Faciliti
es)、および、標準機能を表すDIS(Digital Identi
fication Signal)を夫々含む制御信号(以下、「NS
F信号」および「DIS信号」と夫々言う)が送信され
る(図8中F803、F804)。
【0074】図9は、上記実施の形態に係る受信側から
送信されるNSF信号のフレーム構成図である。図9に
示すように、NSF信号は、フラグシーケンス(F)
と、アドレスフィールド(A)と、制御フィールド
(C)と、NSFを用いたファクシミリ制御フィールド
(FCF)と、ファクシミリ情報フィールド(FIF)
と、フレームチェックシーケンス(FCS)と、フラグ
シーケンス(F)とから構成される。
【0075】FIFの中に、ITU規格で規定されている
ような既存のファクシミリ機能に加え、IFAX機能、
メールアドレスおよび装置保有能力が含まれている。こ
こで、装置保有能力とは、ファクシミリ通信に必要な、
記録紙サイズ、線密度、符号化方式などである。
【0076】次に、送信側1の受信側情報識別部32
は、NSF信号のFIFから受信側情報を識別する。
【0077】次に、反対に送信側1から受信側6へ送信
側情報を送信する(図8中F805)。このため、NS
F信号に対する送信命令であるNSS(Non‐Standard
Set‐up)を含む制御信号(以下、「NSS信号」とい
う)が送信される(図8中F805)。NSS信号のフ
レーム構成は、NSF信号と同様であり、FIF内に自
局のIFAX機能、自己のメールアドレスおよび自己の
装置保有能力が含まれている。
【0078】受信側6にてNSS信号が正常に受信され
ると、送信側1に対して受信準備確認信号CFR(Conf
irmation to Receive)が返送される(図8中F80
6)。
【0079】なお、図8に示すF804以降、通信が途
中でエラーとなった場合、メッセージデータをインター
ネットファクシミリ通信で再送信できる。
【0080】ST706において、受信側情報識別部3
2は、識別した受信側情報を受信側情報テーブル33に
書き込む。
【0081】次に、ST707において、判定部34
は、受信側6がIFAX機能を有するか否かを判定す
る。具体的には、判定部34は、受信側情報テーブル3
3を参照して送信側6のメールアドレスが登録されてい
るか否かをチェックする。そして、判定部34は、メー
ルアドレスがある場合に受信側6はIFAX機能を有す
ると判定し、反対にメールアドレスがない場合にはIF
AX機能を有していないと判定する。
【0082】この例では、受信側6はIFAX機能を有
しているので、ST708において、判定部34は、フ
ァクシミリ制御部36に回線の切断を指示する。
【0083】ST709において、判定部34は、受信
側情報テーブル33を参照して画像変換が必要か否かを
判定する。変換が必要である場合、ST710におい
て、画像変換部37はイメージデータを判定部34によ
る判定結果に合わせて変換する。ST709で判定部3
4が画像変換は不要であると判定した場合、ST710
はスキップされる。
【0084】次に、ST711において、IFAX処理
部35は、既に説明したようにイメージデータを電子メ
ールに変換する。ST712において、IFAX処理部
35は、電子メール3をインターネット3上でメールサ
ーバ4に送信する。
【0085】一方、受信側が未登録のG3/G4FAX
9である場合、ST707において、判定部34は、受
信側はIFAX機能を有していないと判定する。この場
合、判定部34は、回線を切断せずに、G3ファクシミ
リ手順に従ってイメージデータを送信する。すなわち、
ST713において、画像変換が必要か否かの判定が行
われる。変換が必要である場合、ST714において、
画像変換部37はイメージデータを判定結果に合わせて
変換する。ST713で画像変換は不要であると判定さ
れた場合、ST714はスキップされる。
【0086】次に、ST715において、ファクシミリ
制御部36は、イメージデータをG3ファクシミリ手順
に従ってG3/G4FAX9に送信する。
【0087】以上、送信側が送信側情報テーブル33に
登録されていない場合について説明した。次に、送信側
が送信側情報テーブル33に登録されている場合につい
て説明する。送信側がIFAX機能を有している場合、
ST703で送信側情報テーブル33に送信側のFAX
番号に対応するメールアドレスがある。このため、ST
709に進み、インターネット3上でイメージデータを
送信する。
【0088】一方、送信側がIFAX機能を有していな
い場合、ST704以降の工程に進み、G3ファクシミ
リ手順に従ってPSTN8上でイメージデータを送信側
に送信する。
【0089】以上説明したように、上記実施の形態に係
るIFAX1によれば、ファクシミリ制御部36は、P
STN8上で受信側から受信側情報を含む信号を受信す
る。そして、受信側情報識別部32は、受信信号から受
信側のIFAX機能の有無を識別する。次いで、判定部
34は、受信側がIFAX機能を有する場合、インター
ネット3上でイメージデータを送信することを決定す
る。一方、受信側がIFAX機能を有していない場合、
PSTN8上でイメージデータを送信することを決定す
る。これにより、IFAX1は、予めオペレータが受信
側のIFAX機能の有無を調べることなく、自動的に適
切な通信経路を選択することができる。また、オペレー
タが通信経路をパネル操作部20を使って指定する必要
がない。この結果、通信料金が高いPSTN8の使用時
間を、IFAX機能の有無を交換する前手順のみに抑え
ることができるので、通信料金を削減できる。
【0090】また、受信側情報識別部32は、識別結果
を受信側情報テーブル33に登録するので、次回以降は
受信側のIFAX機能の有無を識別するためのPSTN
8上での通信を行う必要がないので、通信料金をさらに
削減できる。
【0091】また、上記実施の形態に係るIFAX1に
よれば、ファクシミリ制御部36は、PSTN8上で受
信側から受信側情報を含む信号を受信する。そして、受
信側情報識別部32は、受信信号から受信側の装置保有
能力を識別する。判定部34は、受信側の装置保有能力
に適合したイメージデータを含む電子メールを送信する
ようIFAX処理部35に指示する。これにより、送信
側および受信側の間で装置保有能力を交換することがで
きるので、従来のように受信側がサポートする最も高い
レベルに合わせてイメージデータを送信することができ
る。また、オペレータが受信側の装置保有能力を調べる
必要がないので、送信操作が簡単になる。
【0092】IFAXでは、送信側が受信側の装置保有
能力を認識していない場合、受信側に正常にイメージデ
ータを受信させるためには、上記RFC2305で規定するシ
ンプルモードに従って送信しなければならない。TIF
Fファイル形式について説明すると、送信側はTIFF
ファイルセットの中で最も下位のミニマムセットで一律
に送信しなければならない。
【0093】これに対して、上記実施の形態に係るIF
AXは、受信側がサポートするミニマムセットよりも上
位のセットのTIFFファイルを送信することができ
る。しかも、オペレータが特別な操作を行う必要がな
く、受信側の装置保有能力を意識することなく送信を行
うことができる。この結果、受信側はより高品質の画像
データを、エラーを発生することなく受信することがで
きる。
【0094】言い換えれば、送信側および受信側がシン
プルモードよりも上位の機能をサポートしている場合、
送信側はそのままイメージデータを送信する。受信側が
シンプルモードだけをサポートしている場合、送信側は
シンプルモードでイメージデータを受信側に送信する。
具体的には、例えば、シンプルモードに適合するように
画像を変換する。これにより、送信側で自己の保有能力
がシンプルモードよりも上位である場合にも常にシンプ
ルモードでイメージデータを送信しなればならないとい
う不都合を解消することができる。
【0095】また、上記実施の形態に係るIFAXによ
れば、受信側情報識別部32は、識別結果を受信側情報
テーブル33に登録する。判定部34は、受信側情報テ
ーブル33を参照して受信側の装置保有能力に適合する
電子メールを受信側に送信するようにIFAX処理部3
5に指示する。これにより、次回以降の送信では装置保
有能力の交換を行う必要がないので、通信の所要時間を
短縮することができる。
【0096】上記実施の形態では、判定部34は、受信
側の装置保有能力に適合するようにイメージデータに画
像変換処理を施す。この他にも、受信側が暗号化に対応
している場合、電子メールデータを暗号化しても良い。
すなわち、本発明の範囲には、インターネット上での画
像通信を、受信側の保有能力に適合させるすべての処理
が包含される。
【0097】また、上記実施の形態では、IFAX1が
受信側の装置保有能力を保持していない場合に装置保有
能力の取得を行っている。しかし、本発明はこれに限定
されるものではなく、装置保有能力の更新に対応するた
めに、毎回、定期的または指定時に受信側から装置保有
能力を取得しても良い。
【0098】また、上記実施の形態に係るIFAX1に
よれば、ファクシミリ制御部36は、PSTN8上で受
信側から受信側情報を含む信号を受信する。そして、受
信側情報識別部32は、受信信号から受信側のメールア
ドレスを識別する。次いで、受信側情報識別部32は、
メールアドレスを受信側情報テーブル33に登録する。
これにより、送信側のオペレータは、送信側のメールア
ドレスを調べる必要がなく、FAX番号だけ知っていれ
ば済む。また、メールアドレスは、受信側情報テーブル
33に登録されているので、次回以降もメールアドレス
を調べる必要がない。また、次回以降の通信において図
示しない表示部に受信側のメールアドレスを表示させれ
ば、オペレータは受信側のメールアドレスを調べる必要
がないことを容易にすることができる。
【0099】なお、メールアドレスが更新されている場
合には受信側情報テーブル33に当該メールアドレスが
登録されていても、オペレータがパネル操作部20から
FAX番号を入力し、さらにメールアドレスの更新を指
示することにより、IFAX1に図8に示すST704
〜ST706の動作を実行せしめ、メールアドレスを取
得させるようにしても良い。
【0100】また、IFAX1は、通信終了後に受信側
のIFAX機能、メールアドレスおよび装置保有能力
を、図示しない表示部に表示させたり、プリンタ15に
ジャーナル出力を行わせることもできる。これにより、
オペレータは、受信側がIFAX機能を保有するか否
か、または、どのような機能を保持しているかを容易に
認識することができる。
【0101】本発明は、上記実施の形態に限定されるも
のではない。例えば、上記実施の形態では、現在の規約
に則り、NSF信号およびNSS信号に、受信者側情報
および送信者側情報をそれぞれ含めている。しかし、今
後規約が変更された場合には、他の信号にのせて送信す
ることも可能である。
【0102】また、上記実施の形態では、G3ファクシ
ミリ通信を例にとり説明したが、G4ファクシミリ通信
等、他のプロトコルによってファクシミリ通信を行う場
合も同様の効果を得ることができる。
【0103】上記実施の形態では、ファクシミリ手順に
よる通信で装置保有能力を取得している場合について説
明している。しかしながら、本発明の一つの見地は、イ
ンターネット上でのイメージデータの送信を行う主通信
に先立って、受信側から装置保有能力を取得するための
副通信を行うことにより、受信者側の装置保有能力に適
合した主通信を行うことを可能にすることである。従っ
て、副通信へのファクシミリ通信の利用は本発明の一つ
の形態に過ぎない。利用可能な通信方式はすべて本発明
の範囲に含まれる。
【0104】例えば、副通信に公衆回線網を使用したフ
ァクシミリ通信プロトコル以外の通信プロトコルを利用
することができる。さらに、副通信は、LANまたはイ
ンターネットを利用することもできる。インターネット
プロトコルは、例えば、SMTP、POP、IMAP
(Internet Messages Access Protocol)のような電子
メール転送プロトコル、HTTP(Hypertext transfer
protocol)、FTP(file transfer protocol)のよう
なファイル転送プロトコル、および、VoIP(ボイスオバ
ーIP)のようなインターネットで使用される他のプロト
コルを利用して、受信側情報を取得し送信側情報を送信
することができる。
【0105】また、上記実施の形態では、受信側と直接
通信を行って受信側情報を取得している。しかし、WW
Wサーバ、メールサーバのような他の通信装置に受信側
情報を登録しておき、この通信装置と通信を行って受信
側情報を取得しても良い。
【0106】なお、本発明には他の見地も含まれること
はいうまでもない。
【0107】さらに、上記実施の形態では、ファクシミ
リ装置を例に挙げて説明した。しかし、本発明の範囲に
は、他の画像通信装置も含まれる。例えば、本発明は、
インターネットに接続するために、LANカードまたは
モデムを接続したPCを包含する。当該PCにスキャナ
またはプリンタを外部I/Fを介して接続することがで
きる。また、本発明は、ネットワーク通信インターフェ
ースを備えたネットワークスキャナ、ネットワークコピ
ー機も包含する。さらに、本発明は、スキャナ、プリン
タ、コピー、FAX等の機能を備えた画像複合機も包含
する。
【0108】また、本発明は、FAXサーバも包含す
る。FAXサーバは、クライアントPCまたはIFAX
から送信したデータをG3/G4FAXに転送すると共
に、G3/G4FAXからファクシミリデータをクライ
アントPCに転送する。
【0109】また、本発明は、G3/G4FAXおよび
IFAXの間を中継するゲートウエイ装置を包含する。
【0110】さらに、本発明は、上記実施の形態に係る
IFAXと同様の処理を行うプログラムを格納した記憶
媒体も包含する。
【0111】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、受信側の保有能力を通信で取得し、この保有
能力に合わせて画像データを送信するので、インターネ
ット上で画像を受信側で最適に受信することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るネットワークの概念
【図2】上記実施の形態に係るIFAXのハードウエア
構成を示すブロック図
【図3】上記実施の形態に係るIFAXの機能を示すブ
ロック図
【図4】上記実施の形態に係るIFAXにおけるIFA
X処理部の機能を示すブロック図
【図5】TIFFファイルのフォーマットを示す図
【図6】上記実施の形態に係るIFAXにおける受信側
情報テーブルの一例を示す図
【図7】上記実施の形態に係る送信側のIFAXの送信
動作の各工程を示すフロー図
【図8】上記実施の形態における送信側および受信側の
間で通信手順を示すシーケンス図
【図9】上記実施の形態に係る受信側から送信されるN
SF信号のフレーム構成図
【符号の説明】
1、6 IFAX 2 LAN 3 インターネット 4 メールサーバ 9 G3/G4FAX 31 操作種類判別部 32 受信側情報識別部 33 受信側情報テーブル 34 判定部 35 IFAX処理部 36 ファクシミリ制御部 37 画像変換処理部 41 TIFF変換部 42 電子メール作成部 43 メール送信部 44 メール受信部 45 バイナリ変換部 46 TIFF展開部 47 暗号化処理部 48 暗号解読部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B089 GA26 GB03 HA10 JA05 JB03 KA04 KC41 KC47 KH21 5C062 AA29 AB38 AC35 AC41 AC58 AE14 AF00 BA00 5C075 AB90 BA90 CD21 CD25 CE12 5K030 HA08 HB02 LB15 LB16 LE17 9A001 CC02 HH23 JJ14 JJ25

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信側の保有能力を含むデータを受信す
    る副通信を行った後インターネット上で画像を送信する
    主通信を行う通信手段と、前記副通信後で前記主通信前
    に受信したデータから受信側の保有能力を識別する識別
    手段と、前記識別手段の識別結果に基づいて前記受信側
    の保有能力に適合させて画像を送信するように前記通信
    手段を制御する主通信制御手段と、を具備することを特
    徴とする画像通信装置。
  2. 【請求項2】 主通信制御手段は、受信側の保有能力に
    基づいて受信側がシンプルモードよりも上位の能力に対
    応していると判断した場合、前記上位の能力に適合する
    ように前記通信手段を制御することを特徴とする請求項
    1記載の画像通信装置。
  3. 【請求項3】 識別結果を記憶する記憶手段をさらに具
    備し、主通信制御手段は前記記憶手段に記憶した識別結
    果を参照することを特徴とする請求項1記載の画像通信
    装置。
  4. 【請求項4】 受信側の保有能力を含むデータを受信す
    る受信手段と、受信したデータから受信側の保有能力を
    識別する識別手段と、前記識別手段の識別結果に基づい
    て画像を変換する変換手段と、インターネット上で前記
    画像を送信する送信手段と、を具備することを特徴とす
    る画像通信装置。
  5. 【請求項5】 変換手段は、受信側の保有能力に基づい
    て受信側はミニマムセットだけに対応していると判断し
    た場合、画像をミニマムセットに適合するように変換す
    ることを特徴とする請求項4記載の画像通信装置。
  6. 【請求項6】 識別結果を記憶する記憶手段をさらに具
    備し、変換手段は前記記憶手段に記憶した識別結果を参
    照することを特徴とする請求項4記載の画像通信装置。
  7. 【請求項7】 受信側の保有能力を含むデータを受信す
    る副通信を行う副通信工程と、前記副通信工程で受信し
    たデータから受信側の保有能力を識別する識別工程と、
    前記識別工程での識別結果に基づいて前記保有能力に適
    合するようにインターネット上で画像を送信する主通信
    を行う主通信工程と、を具備することを特徴とする画像
    通信方法。
  8. 【請求項8】 主通信工程において、受信側の保有能力
    に基づいて受信側はシンプルモードよりも上位の能力に
    対応していると判断した場合、前記上位の能力に適合さ
    せて画像を送信することを特徴とする請求項7記載の画
    像通信方法。
  9. 【請求項9】 識別工程の後に識別結果を記憶手段に記
    憶する記憶工程をさらに具備し、変換工程において前記
    記憶手段に記憶した識別結果を参照することを特徴とす
    る請求項7記載の画像通信方法。
  10. 【請求項10】 受信側の保有能力を含むデータを受信
    する受信工程と、受信したデータから受信側の保有能力
    を識別する識別工程と、前記識別工程での識別結果に基
    づいて画像を変換する変換工程と、変換した前記画像を
    インターネット上で送信する送信工程と、を具備するこ
    とを特徴とする画像通信方法。
  11. 【請求項11】 変換工程において保有能力に基づいて
    受信側がミニマムセットだけに対応している場合に画像
    をミニマムセットに適合するように変換することを特徴
    とする請求項10記載の画像通信方法。
  12. 【請求項12】 識別工程の後に識別結果を記憶手段に
    記憶する記憶工程をさらに具備し、変換工程において前
    記記憶手段に記憶した識別結果を参照することを特徴と
    する請求項10記載の画像通信方法。
  13. 【請求項13】 受信側との間で通信を行う通信手段を
    有するコンピュータに、前記受信側の保有能力を含むデ
    ータを受信する副通信を行わせた後インターネット上で
    画像を送信する主通信を行わせる処理と、前記副通信後
    で前記主通信前に受信したデータから前記受信側の保有
    能力を識別する処理と、前記主通信において前記通信手
    段に識別結果に基づいて前記受信側の保有能力に適合す
    るように前記画像を送信させる処理と、を行わせるため
    のプログラムを格納したことを特徴とする記録媒体。
  14. 【請求項14】 受信側との間で通信を行う通信手段を
    有するコンピュータに、前記受信側の保有能力を含むデ
    ータを受信する副通信を行わせた後インターネット上で
    画像を送信する主通信を行うなわせる処理と、前記副通
    信後で前記主通信前に受信したデータから前記受信側の
    保有能力を識別する処理と、前記主通信において前記通
    信手段に識別結果に基づいて前記受信側の保有能力に適
    合するように前記画像を送信させる処理と、を行わせる
    ためのプログラムを格納したことを特徴とする記録媒
    体。
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DE69927454T DE69927454T2 (de) 1998-04-06 1999-03-31 Bildkommunikationsvorrichtung und verfahren
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